JPH05279613A - 水無し平版印刷用インキ組成物 - Google Patents
水無し平版印刷用インキ組成物Info
- Publication number
- JPH05279613A JPH05279613A JP4105889A JP10588992A JPH05279613A JP H05279613 A JPH05279613 A JP H05279613A JP 4105889 A JP4105889 A JP 4105889A JP 10588992 A JP10588992 A JP 10588992A JP H05279613 A JPH05279613 A JP H05279613A
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- JP
- Japan
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- rosin
- phenol resin
- ink composition
- resin
- anhydride
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- Pending
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、耐地汚れ性および印刷適性に優れた
水無し印刷用インキ組成物に関する。 【構成】ロジン類、高級脂肪族多塩基酸またはその無水
物、フェノール樹脂またはその原料成分および多価アル
コールを加熱反応させて得られるロジン変性フェノール
樹脂(A)とロジン類、フタール酸またはその誘導体あ
るいはその無水物、フェノール樹脂またはその原料およ
び多価アルコールを加熱反応させてえられるロジン変性
フェノール樹脂(B)とを含む水無し平版印刷用インキ
組成物である。
水無し印刷用インキ組成物に関する。 【構成】ロジン類、高級脂肪族多塩基酸またはその無水
物、フェノール樹脂またはその原料成分および多価アル
コールを加熱反応させて得られるロジン変性フェノール
樹脂(A)とロジン類、フタール酸またはその誘導体あ
るいはその無水物、フェノール樹脂またはその原料およ
び多価アルコールを加熱反応させてえられるロジン変性
フェノール樹脂(B)とを含む水無し平版印刷用インキ
組成物である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐地汚れ性および印刷
適性に優れた水無し印刷用インキ組成物に関する。
適性に優れた水無し印刷用インキ組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】現在の印刷の主流をなす平版印刷は非画
線部に湿し水を供給し、これによるインキ反発性を利用
し画像を形成する。近年この湿し水に関わる問題を解決
する方法として、水無し平版印刷法が提案され、特に湿
し水に代わってインキ反発性を示すことを目的として非
画線部にシリコーンゴムを設けて印刷する方法が実用化
されている。このような水無し平版印刷において従来の
油性インキを用いて印刷すると非画線部での十分なイン
キ反発性が得られず、地汚れが発生して好ましくないこ
とが知られている。この水無し印刷における地汚れとい
う現象は、印刷中に印刷機の駆動部やローラーの摩擦に
起因する温度上昇と湿し水を用いないことから水の蒸発
による版面の冷却効果が無くなることによる版面温度の
上昇によりインキ自体の凝集力が低下してしまい、本来
インキを反発すべき非画線部にインキが付着するもので
ある。この水無し印刷特有の問題を解決するために、バ
インダー樹脂成分を高分子量化して凝集力を上げる、シ
リコーンオイルを添加する、シリコーン変性樹脂を使用
する、増粘剤を用い凝集力を上げる等の手法がとられて
きた。しかしながら上記手法では、耐地汚れ性の改善と
ともに、印刷時のインキ付着性、インキのローラー転移
性、印刷機上での安定性等いわゆる印刷適性が劣化し良
好な印刷物を得ることは難しい。
線部に湿し水を供給し、これによるインキ反発性を利用
し画像を形成する。近年この湿し水に関わる問題を解決
する方法として、水無し平版印刷法が提案され、特に湿
し水に代わってインキ反発性を示すことを目的として非
画線部にシリコーンゴムを設けて印刷する方法が実用化
されている。このような水無し平版印刷において従来の
油性インキを用いて印刷すると非画線部での十分なイン
キ反発性が得られず、地汚れが発生して好ましくないこ
とが知られている。この水無し印刷における地汚れとい
う現象は、印刷中に印刷機の駆動部やローラーの摩擦に
起因する温度上昇と湿し水を用いないことから水の蒸発
による版面の冷却効果が無くなることによる版面温度の
上昇によりインキ自体の凝集力が低下してしまい、本来
インキを反発すべき非画線部にインキが付着するもので
ある。この水無し印刷特有の問題を解決するために、バ
インダー樹脂成分を高分子量化して凝集力を上げる、シ
リコーンオイルを添加する、シリコーン変性樹脂を使用
する、増粘剤を用い凝集力を上げる等の手法がとられて
きた。しかしながら上記手法では、耐地汚れ性の改善と
ともに、印刷時のインキ付着性、インキのローラー転移
性、印刷機上での安定性等いわゆる印刷適性が劣化し良
好な印刷物を得ることは難しい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、鋭意検
討の結果、インキ組成成分中のバインダー樹脂にロジン
変性フェノール樹脂を用い、その使用原料により水無し
印刷における耐地汚れ性と印刷適性が大きく左右される
ことを見出し本発明に至ったもので、本発明は前記従来
の種々の欠点を改良し、耐地汚れ性に優れ、印刷適性を
も満足する水無し平版印刷用インキを提供するるもので
ある。
討の結果、インキ組成成分中のバインダー樹脂にロジン
変性フェノール樹脂を用い、その使用原料により水無し
印刷における耐地汚れ性と印刷適性が大きく左右される
ことを見出し本発明に至ったもので、本発明は前記従来
の種々の欠点を改良し、耐地汚れ性に優れ、印刷適性を
も満足する水無し平版印刷用インキを提供するるもので
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロジン類、高
級脂肪族多塩基酸またはその無水物、フェノール樹脂ま
たはその原料成分および多価アルコールを加熱反応させ
て得られるロジン変性フェノール樹脂(A)、ロジン
類、フタール酸またはその誘導体あるいはその無水物、
フェノール樹脂またはその原料成分および多価アルコー
ルを加熱反応させて得られるロジン変性フェノール樹脂
(B)とを含む水無し平版印刷用インキ組成物であっ
て、(A)の重量平均分子量が10万〜25万、好まし
くは15万〜20万の範囲が良い。(A)の重量平均分
子量が10万未満では凝集力が不足し十分な耐地汚れ性
を満足できず、25万を超えると印刷インキとしての流
動性を満足できず本発明の目的を達成出来ない。(A)
成分中の各成分の比率はロジン類100重部に対して、
高級脂肪族多塩基酸1〜15重量部フェノール樹脂また
はその原料成分30〜100重量部であり、多価アルコ
ールの水酸基がロジン類と高級脂肪族多塩基酸のカルボ
キシル基の0.6〜1.2倍当量である。
級脂肪族多塩基酸またはその無水物、フェノール樹脂ま
たはその原料成分および多価アルコールを加熱反応させ
て得られるロジン変性フェノール樹脂(A)、ロジン
類、フタール酸またはその誘導体あるいはその無水物、
フェノール樹脂またはその原料成分および多価アルコー
ルを加熱反応させて得られるロジン変性フェノール樹脂
(B)とを含む水無し平版印刷用インキ組成物であっ
て、(A)の重量平均分子量が10万〜25万、好まし
くは15万〜20万の範囲が良い。(A)の重量平均分
子量が10万未満では凝集力が不足し十分な耐地汚れ性
を満足できず、25万を超えると印刷インキとしての流
動性を満足できず本発明の目的を達成出来ない。(A)
成分中の各成分の比率はロジン類100重部に対して、
高級脂肪族多塩基酸1〜15重量部フェノール樹脂また
はその原料成分30〜100重量部であり、多価アルコ
ールの水酸基がロジン類と高級脂肪族多塩基酸のカルボ
キシル基の0.6〜1.2倍当量である。
【0005】ロジン類としては、ガムロジン、ウッドロ
ジン、トール油ロジン、これらの変性物およびこれらの
混合物や変性したものでもよい。高級脂肪酸多塩基酸は
炭素数10〜50の実質的に直鎖状の多塩基酸または無
水物であり、具体的には、桐油、アマニ油、サフラワ
油、大豆油、脱水ヒマシ油、綿実油などの半乾性油ない
し乾性油の脂肪酸またはトール油脂肪酸を重合してえら
れる多塩基酸であり、30〜40個の炭素原子を有する
二量体を主成分としその一部に三量体を含むものであ
る。また、アルキル−もしくはアルケニル−コハク酸は
10〜40個の炭素原子を有し、市販品としては13、
16、22または28個の炭素原子を有するものを入手
することができる。そのほか、重合脂肪酸にα、β−不
飽和脂肪酸を付加したものあるいはα、ω−ジカルボン
酸などがある。フェノール樹脂またはその原料成分とし
ては、たとえばフェノール、クレゾール、tert−または
sec−ブチルフェノール、アミルフェノール、シクロヘ
キシルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノ
ール、フェニルフェノール、クミルフェノール、ビスフ
ェノールなどがあり、なかでもtert−または sec−ブチ
ルフェノール、オクチルフェノールなどのアルキルフェ
ノールが好ましい。またアルデヒド成分としては、たと
えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、パラホルム
アルデヒドなどがあげられる。アルデヒドのフェノール
に対する使用割合は、フェノール成分1モルに対して1
〜4モルの範囲がよい。フェノール樹脂は公知のもので
あり、アルカリ触媒によるレゾール型と酸触媒によるノ
ボラック型のいずれもが本発明では使用できる。これら
は、室温で液状ないし半固体状のいわゆる初期縮合物を
使用するのが好ましいが。レゾール型の初期縮合物は前
記のフェノール成分およびアルデヒド成分を前期の割合
で使用し、アルカリ触媒の存在下40〜100℃の温度
で2〜5時間程度反応させることによって得られる。ノ
ボラック型のものを得る場合も触媒が異なるだけでレゾ
ール型のものの場合とほぼ同様である。
ジン、トール油ロジン、これらの変性物およびこれらの
混合物や変性したものでもよい。高級脂肪酸多塩基酸は
炭素数10〜50の実質的に直鎖状の多塩基酸または無
水物であり、具体的には、桐油、アマニ油、サフラワ
油、大豆油、脱水ヒマシ油、綿実油などの半乾性油ない
し乾性油の脂肪酸またはトール油脂肪酸を重合してえら
れる多塩基酸であり、30〜40個の炭素原子を有する
二量体を主成分としその一部に三量体を含むものであ
る。また、アルキル−もしくはアルケニル−コハク酸は
10〜40個の炭素原子を有し、市販品としては13、
16、22または28個の炭素原子を有するものを入手
することができる。そのほか、重合脂肪酸にα、β−不
飽和脂肪酸を付加したものあるいはα、ω−ジカルボン
酸などがある。フェノール樹脂またはその原料成分とし
ては、たとえばフェノール、クレゾール、tert−または
sec−ブチルフェノール、アミルフェノール、シクロヘ
キシルフェノール、オクチルフェノール、ノニルフェノ
ール、フェニルフェノール、クミルフェノール、ビスフ
ェノールなどがあり、なかでもtert−または sec−ブチ
ルフェノール、オクチルフェノールなどのアルキルフェ
ノールが好ましい。またアルデヒド成分としては、たと
えばホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、パラホルム
アルデヒドなどがあげられる。アルデヒドのフェノール
に対する使用割合は、フェノール成分1モルに対して1
〜4モルの範囲がよい。フェノール樹脂は公知のもので
あり、アルカリ触媒によるレゾール型と酸触媒によるノ
ボラック型のいずれもが本発明では使用できる。これら
は、室温で液状ないし半固体状のいわゆる初期縮合物を
使用するのが好ましいが。レゾール型の初期縮合物は前
記のフェノール成分およびアルデヒド成分を前期の割合
で使用し、アルカリ触媒の存在下40〜100℃の温度
で2〜5時間程度反応させることによって得られる。ノ
ボラック型のものを得る場合も触媒が異なるだけでレゾ
ール型のものの場合とほぼ同様である。
【0006】多価アルコールとしては、たとえばエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジグリセロール、ソルビトール、ジペンタ
エリスリトールまたはこれらの混合物を使用することが
でき、とくに3〜4価のアルコールが好ましい。
ングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ネオペンチルグリコール、グリセリン、トリメ
チロールエタン、トリメチロールプロパン、ペンタエリ
スリトール、ジグリセロール、ソルビトール、ジペンタ
エリスリトールまたはこれらの混合物を使用することが
でき、とくに3〜4価のアルコールが好ましい。
【0007】(B)成分については(A)成分中の高級
脂肪族多塩基酸またはその無水物に代えてフタール酸ま
たはその誘導体の無水物を用いる以外は(A)と同様の
原料が使用できる。フタール酸またはその誘導体の無水
物としては、無水フタール酸、イソフタール酸、テフタ
ール酸、テトラヒドロ無水フタール酸、ヘキサヒドロ無
水フタール酸およびこれらのアルキル基置換物などがあ
る。本発明に使用するロジン変性フェノール樹脂の製造
方法は、以下のような方法があるが製造の容易さやコス
トから選定すればよい。 (1)ロジン類および多塩基酸と多価アルコールとを反
応させ、ついでフェノール樹脂を反応させる。 (2)ロジン類と多価アルコールとをまず反応させ、つ
いで多塩基酸を反応させたのち、フェノール樹脂を反応
させる。 (3)ロジン類と多価アルコールとを反応させ、ついで
多塩基酸を反応させたのち、フェノール樹脂を反応させ
る。 (4)ロジン類とフェノール樹脂またはその原料成分と
を反応させ、ついで多価アルコールを反応させたのち、
多塩基酸を反応させる。 (5)ロジン類、多塩基酸およびフェノール樹脂または
その原料成分を反応させついで多価アルコールを反応さ
せる。 このようにして得られる本発明のロジン変性フェノール
樹脂(A)は、以下のような樹脂スペックを有する。3
3%アマニ油粘度(ガードナー気泡粘度計)Y〜Z5 、
軟化点(環球法)は130℃以上、好ましくは150〜
190℃である。33%アマニ油粘度がYより低いと印
刷後のセットが遅くなり、またZ5 より高いときはイン
キの流動性を損なうため、着肉性、光沢などが低下す
る。また軟化点は高いほどよく、低い場合には印刷物の
ブロッキングが生じ好ましくない。
脂肪族多塩基酸またはその無水物に代えてフタール酸ま
たはその誘導体の無水物を用いる以外は(A)と同様の
原料が使用できる。フタール酸またはその誘導体の無水
物としては、無水フタール酸、イソフタール酸、テフタ
ール酸、テトラヒドロ無水フタール酸、ヘキサヒドロ無
水フタール酸およびこれらのアルキル基置換物などがあ
る。本発明に使用するロジン変性フェノール樹脂の製造
方法は、以下のような方法があるが製造の容易さやコス
トから選定すればよい。 (1)ロジン類および多塩基酸と多価アルコールとを反
応させ、ついでフェノール樹脂を反応させる。 (2)ロジン類と多価アルコールとをまず反応させ、つ
いで多塩基酸を反応させたのち、フェノール樹脂を反応
させる。 (3)ロジン類と多価アルコールとを反応させ、ついで
多塩基酸を反応させたのち、フェノール樹脂を反応させ
る。 (4)ロジン類とフェノール樹脂またはその原料成分と
を反応させ、ついで多価アルコールを反応させたのち、
多塩基酸を反応させる。 (5)ロジン類、多塩基酸およびフェノール樹脂または
その原料成分を反応させついで多価アルコールを反応さ
せる。 このようにして得られる本発明のロジン変性フェノール
樹脂(A)は、以下のような樹脂スペックを有する。3
3%アマニ油粘度(ガードナー気泡粘度計)Y〜Z5 、
軟化点(環球法)は130℃以上、好ましくは150〜
190℃である。33%アマニ油粘度がYより低いと印
刷後のセットが遅くなり、またZ5 より高いときはイン
キの流動性を損なうため、着肉性、光沢などが低下す
る。また軟化点は高いほどよく、低い場合には印刷物の
ブロッキングが生じ好ましくない。
【0008】また(B)は以下のような樹脂スペックを
有する。33%アマニ油粘度(ガードナー気泡粘度計)
Y〜Z5 。軟化点(環球法)は130℃以上、好ましく
は150〜190℃、33%アマニ油粘度がYより低い
と印刷後のセットが遅くなり、またZ5 より高いときは
インキの流動性を損なうため、着肉性、光沢などが低下
する。また軟化点は高いほどよく、低い場合には印刷物
のブロッキングが生じ好ましくない。
有する。33%アマニ油粘度(ガードナー気泡粘度計)
Y〜Z5 。軟化点(環球法)は130℃以上、好ましく
は150〜190℃、33%アマニ油粘度がYより低い
と印刷後のセットが遅くなり、またZ5 より高いときは
インキの流動性を損なうため、着肉性、光沢などが低下
する。また軟化点は高いほどよく、低い場合には印刷物
のブロッキングが生じ好ましくない。
【0009】つぎに実施例、比較例により本発明を説明
する。
する。
【実施例】攪拌機、温度計、滴下ロートおよび分水管つ
き還流冷却器をつけた3リットルの4つ口フラスコに、
1000gのロジン(酸価 170)、 500gのp-オクチルフェ
ノール、 300gのp-tertブチルフェノール、 300gのパ
ラホルムアルデヒド(含水率15%)、2gの水酸化マグ
ネシウムおよび50gのドデセニルコハク酸無水物を仕込
み、加熱して110℃で4時間反応させた。ついで1時
間で260℃に昇温し2時間反応させ、 100gのグリセ
リンを添加し、さらに3時間反応させたのち内容物をと
りだした。得られた樹脂は、重量平均分子量18万、酸
価20、軟化点160℃、Z3の33%アマニ油粘度を
有しており樹脂A1とする。またドデセニルコハク酸無
水物に代えて重合脂肪酸に代えたほかは樹脂No. 1と同
様にして、重量平均分子量16万、酸価22、軟化点1
58℃、Z4の33%アマニ油粘度を有する樹脂A2を
えた。一方、1000gのロジン(酸価 170)、 550gのp-
オクチルフェノール、 250gのp-tertブチルフェノー
ル、 300gのパラホルムアルデヒド(含水率15%)、2
gの水酸化マグネシウムおよび50gのイソフタール酸を
仕込み、加熱して110℃で4時間反応させた。ついで
1時間で260℃に昇温し2時間反応させ、 100gのグ
リセリンをさらに3時間反応させたのち内容物をとりだ
した。得られた樹脂は重量平均分子量16万、酸価2
0、軟化点160℃、Z3の33%アマニ油粘度を有し
ており樹脂B1とする。またB1のイソフタール酸をテ
レフタール酸にかえた以外はそのままにして反応させ、
内容物をとりだした。得られた樹脂は重量平均分子量1
0万、酸価20、軟化点160℃、Z3の33%アマニ
油粘度を有しており樹脂B2とする。
き還流冷却器をつけた3リットルの4つ口フラスコに、
1000gのロジン(酸価 170)、 500gのp-オクチルフェ
ノール、 300gのp-tertブチルフェノール、 300gのパ
ラホルムアルデヒド(含水率15%)、2gの水酸化マグ
ネシウムおよび50gのドデセニルコハク酸無水物を仕込
み、加熱して110℃で4時間反応させた。ついで1時
間で260℃に昇温し2時間反応させ、 100gのグリセ
リンを添加し、さらに3時間反応させたのち内容物をと
りだした。得られた樹脂は、重量平均分子量18万、酸
価20、軟化点160℃、Z3の33%アマニ油粘度を
有しており樹脂A1とする。またドデセニルコハク酸無
水物に代えて重合脂肪酸に代えたほかは樹脂No. 1と同
様にして、重量平均分子量16万、酸価22、軟化点1
58℃、Z4の33%アマニ油粘度を有する樹脂A2を
えた。一方、1000gのロジン(酸価 170)、 550gのp-
オクチルフェノール、 250gのp-tertブチルフェノー
ル、 300gのパラホルムアルデヒド(含水率15%)、2
gの水酸化マグネシウムおよび50gのイソフタール酸を
仕込み、加熱して110℃で4時間反応させた。ついで
1時間で260℃に昇温し2時間反応させ、 100gのグ
リセリンをさらに3時間反応させたのち内容物をとりだ
した。得られた樹脂は重量平均分子量16万、酸価2
0、軟化点160℃、Z3の33%アマニ油粘度を有し
ており樹脂B1とする。またB1のイソフタール酸をテ
レフタール酸にかえた以外はそのままにして反応させ、
内容物をとりだした。得られた樹脂は重量平均分子量1
0万、酸価20、軟化点160℃、Z3の33%アマニ
油粘度を有しており樹脂B2とする。
【0010】比較例用樹脂については1000gのロジン
(酸価 170)、 100gのグリセリンおよび2gの水酸化
マグネシウムを仕込み、加熱昇温し250℃にて3時間
反応させた。ついで260℃に昇温し2時間反応させ、
滴下ロートにより600gのP-オクチルフェノールホル
ムアルデヒド初期縮合物を4時間かけて滴下し、2時間
保温し内容物をえた。得られた樹脂は酸価21軟化点1
65℃、Z4の33%アマニ油粘度を有し、これを樹脂
Sとする。 (ワニス製造方法)樹脂A1〜B2およびSを45%用
い乾性油、溶剤を攪拌機、コンデンサー、温度計付4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを吹き込みながら加熱
し、180℃にて30分間攪拌したのち、一時間攪拌後
インキ化に使用するワニスを得た。ワニス処方について
は表1に示すとおりである。
(酸価 170)、 100gのグリセリンおよび2gの水酸化
マグネシウムを仕込み、加熱昇温し250℃にて3時間
反応させた。ついで260℃に昇温し2時間反応させ、
滴下ロートにより600gのP-オクチルフェノールホル
ムアルデヒド初期縮合物を4時間かけて滴下し、2時間
保温し内容物をえた。得られた樹脂は酸価21軟化点1
65℃、Z4の33%アマニ油粘度を有し、これを樹脂
Sとする。 (ワニス製造方法)樹脂A1〜B2およびSを45%用
い乾性油、溶剤を攪拌機、コンデンサー、温度計付4つ
口フラスコに仕込み、窒素ガスを吹き込みながら加熱
し、180℃にて30分間攪拌したのち、一時間攪拌後
インキ化に使用するワニスを得た。ワニス処方について
は表1に示すとおりである。
【0011】
【表1】
【0012】(インキ製造)ワニス60部、6号ソルベ
ント5部カーミン6BA(東洋インキ製造(株)製紅顔
料)18部を三本ロールを用いて分散しドライヤー1部
を添加後、6号ソルベントおよびワニスを添加し、総量
が100部でタック9.0〜10.0、フロー18.0
〜19.0となるよう調製した。ここでタックはインコ
メーター400rpm、1分間、30℃において測定
し、フローはスプレッドメーターを用い、25℃にて1
分後の半径値により求めた。このようにしてえたインキ
を小森コーポレーション製菊半裁LITHRONE26
印刷機にて、東レ(株)製TAP版を用い、水無し印刷
を10000 rphで行い、地汚れ温度、着肉性、機上安
定性、セット時間を評価した結果を表2に示す。表中地
汚れ温度とは、版面温度の赤外線温度計において、印刷
物の非画線部への汚れが認められたときの温度であり、
この温度が高い程、耐地汚れ性が優れていると判断され
る。着肉性は、印刷物のベタ部の素抜け状態を観察した
ものである。機上安定性は、インコメーターを1000rpm
にて回転させ、ローラーハゲをおこすまでの時間が8分
以上を優、4〜8分を良、4分未満を劣とした。セット
は印刷物ベタ部表面のタックがなくなるまでの時間で示
し、短いほど良評価とすることができる。
ント5部カーミン6BA(東洋インキ製造(株)製紅顔
料)18部を三本ロールを用いて分散しドライヤー1部
を添加後、6号ソルベントおよびワニスを添加し、総量
が100部でタック9.0〜10.0、フロー18.0
〜19.0となるよう調製した。ここでタックはインコ
メーター400rpm、1分間、30℃において測定
し、フローはスプレッドメーターを用い、25℃にて1
分後の半径値により求めた。このようにしてえたインキ
を小森コーポレーション製菊半裁LITHRONE26
印刷機にて、東レ(株)製TAP版を用い、水無し印刷
を10000 rphで行い、地汚れ温度、着肉性、機上安
定性、セット時間を評価した結果を表2に示す。表中地
汚れ温度とは、版面温度の赤外線温度計において、印刷
物の非画線部への汚れが認められたときの温度であり、
この温度が高い程、耐地汚れ性が優れていると判断され
る。着肉性は、印刷物のベタ部の素抜け状態を観察した
ものである。機上安定性は、インコメーターを1000rpm
にて回転させ、ローラーハゲをおこすまでの時間が8分
以上を優、4〜8分を良、4分未満を劣とした。セット
は印刷物ベタ部表面のタックがなくなるまでの時間で示
し、短いほど良評価とすることができる。
【0013】
【表2】
【0014】
【発明の効果】本発明により次のような効果が確認され
た。水無し平版印刷における最大の課題である、耐地汚
れ性を向上し、同時に優れた印刷適性、良好な印刷物を
得るという平版印刷用インキとしての性能も満足できる
ようになった。
た。水無し平版印刷における最大の課題である、耐地汚
れ性を向上し、同時に優れた印刷適性、良好な印刷物を
得るという平版印刷用インキとしての性能も満足できる
ようになった。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】(B)成分については(A)成分中の高級
脂肪族多塩基酸またはその無水物に代えてフタール酸ま
たはその誘導体の無水物を用いる以外は(A)と同様の
原料が使用できる。フタール酸またはその誘導体の無水
物としては、無水フタール酸、イソフタール酸、テフタ
ール酸、テトラヒドロ無水フタール酸、ヘキサヒドロ無
水フタール酸およびこれらのアルキル基置換物などがあ
る。本発明に使用するロジン変性フェノール樹脂の製造
方法は、以下のような方法があるが製造の容易さやコス
トから選定すればよい。 (1)ロジン類および多塩基酸と多価アルコールとを反
応させ、ついでフェノール樹脂を反応させる。 (2)ロジン類と多価アルコールとをまず反応させ、つ
いでフェノール樹脂を反応させて水酸基過剰のロジン変
性フェノール樹脂を得、これに多塩基酸を反応させる。 (3)ロジン類と多価アルコールとを反応させ、ついで
多塩基酸を反応させたのち、フェノール樹脂を反応させ
る。 (4)ロジン類とフェノール樹脂またはその原料成分と
を反応させ、ついで多価アルコールを反応させたのち、
多塩基酸を反応させる。 (5)ロジン類、多塩基酸およびフェノール樹脂または
その原料成分を反応させついで多価アルコールを反応さ
せる。 このようにして得られる本発明のロジン変性フェノール
樹脂(A)は、以下のような樹脂スペックを有する。3
3%アマニ油粘度(ガードナー気泡粘度計)Y〜Z5、
軟化点(環球法)は130℃以上、好ましくは150〜
190℃である。33%アマニ油粘度がYより低いと印
刷後のセットが遅くなり、またZ5より高いときはイン
キの流動性を損なうため、着肉性、光沢などが低下す
る。また軟化点は高いほどよく、低い場合には印刷物の
ブロッキングが生じ好ましくない。
脂肪族多塩基酸またはその無水物に代えてフタール酸ま
たはその誘導体の無水物を用いる以外は(A)と同様の
原料が使用できる。フタール酸またはその誘導体の無水
物としては、無水フタール酸、イソフタール酸、テフタ
ール酸、テトラヒドロ無水フタール酸、ヘキサヒドロ無
水フタール酸およびこれらのアルキル基置換物などがあ
る。本発明に使用するロジン変性フェノール樹脂の製造
方法は、以下のような方法があるが製造の容易さやコス
トから選定すればよい。 (1)ロジン類および多塩基酸と多価アルコールとを反
応させ、ついでフェノール樹脂を反応させる。 (2)ロジン類と多価アルコールとをまず反応させ、つ
いでフェノール樹脂を反応させて水酸基過剰のロジン変
性フェノール樹脂を得、これに多塩基酸を反応させる。 (3)ロジン類と多価アルコールとを反応させ、ついで
多塩基酸を反応させたのち、フェノール樹脂を反応させ
る。 (4)ロジン類とフェノール樹脂またはその原料成分と
を反応させ、ついで多価アルコールを反応させたのち、
多塩基酸を反応させる。 (5)ロジン類、多塩基酸およびフェノール樹脂または
その原料成分を反応させついで多価アルコールを反応さ
せる。 このようにして得られる本発明のロジン変性フェノール
樹脂(A)は、以下のような樹脂スペックを有する。3
3%アマニ油粘度(ガードナー気泡粘度計)Y〜Z5、
軟化点(環球法)は130℃以上、好ましくは150〜
190℃である。33%アマニ油粘度がYより低いと印
刷後のセットが遅くなり、またZ5より高いときはイン
キの流動性を損なうため、着肉性、光沢などが低下す
る。また軟化点は高いほどよく、低い場合には印刷物の
ブロッキングが生じ好ましくない。
Claims (3)
- 【請求項1】 ロジン類、高級脂肪族多塩基酸またはそ
の無水物、フェノール樹脂またはその原料成分および多
価アルコールを加熱反応させて得られるロジン変性フェ
ノール樹脂(A)とロジン類、フタール酸またはその誘
導体あるいはその無水物、フェノール樹脂またはその原
料成分および多価アルコールを加熱反応させてえられる
ロジン変性フェノール樹脂(B)とを含むことを特徴と
する水無し平版印刷用インキ組成物。 - 【請求項2】 (A)の重量平均分子量が10万〜25
万である請求項1記載の水無し平版印刷用インキ組成
物。 - 【請求項3】 (B)の重量平均分子量が7万〜20万
である請求項1記載の水無し平版印刷用インキ組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4105889A JPH05279613A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 水無し平版印刷用インキ組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4105889A JPH05279613A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 水無し平版印刷用インキ組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05279613A true JPH05279613A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=14419492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4105889A Pending JPH05279613A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 水無し平版印刷用インキ組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05279613A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0748854A3 (de) * | 1995-06-03 | 1997-01-02 | Vianova Resins GmbH | Modifizierte Naturharzsäureester, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Bindemittelharze in Druckfarben |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4105889A patent/JPH05279613A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0748854A3 (de) * | 1995-06-03 | 1997-01-02 | Vianova Resins GmbH | Modifizierte Naturharzsäureester, Verfahren zu ihrer Herstellung und ihre Verwendung als Bindemittelharze in Druckfarben |
| US5698668A (en) * | 1995-06-03 | 1997-12-16 | Vianova Resins Gmbh | Modified natural-resin acid esters, processes for their preparation, and their use as binder resins in printing inks |
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Legal Events
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