JPH05280417A - 内燃機関のピストン構造 - Google Patents
内燃機関のピストン構造Info
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- JPH05280417A JPH05280417A JP7782792A JP7782792A JPH05280417A JP H05280417 A JPH05280417 A JP H05280417A JP 7782792 A JP7782792 A JP 7782792A JP 7782792 A JP7782792 A JP 7782792A JP H05280417 A JPH05280417 A JP H05280417A
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- ring groove
- oil
- piston
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オイルリングによる良好な油掻き性能を得るた
めに、オイルリングの姿勢を適正に保持しながらも、セ
カンドランド部とシリンダ壁面との間で形成される容積
を大きく確保できるピストン構造を提供する。 【構成】セカンドランド部7に、ピストン径方向へ陥没
する複数の切欠き部15をセカンドランド部7の周方向
へ間隔を持って形成し、該切欠き部15は圧縮リング溝
3及びオイルリング溝4の双方に臨んで形成される。
めに、オイルリングの姿勢を適正に保持しながらも、セ
カンドランド部とシリンダ壁面との間で形成される容積
を大きく確保できるピストン構造を提供する。 【構成】セカンドランド部7に、ピストン径方向へ陥没
する複数の切欠き部15をセカンドランド部7の周方向
へ間隔を持って形成し、該切欠き部15は圧縮リング溝
3及びオイルリング溝4の双方に臨んで形成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、内燃機関のピストン
構造に関する。
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オイルリングによる良好な油掻き
性能を保持することを目的とし、図8に示す如く、セカ
ンドランド部71のオイルリング溝72に面する部位全
周にわたって環状の切欠き部73を形成したものが知ら
れている(実開昭61−128357号公報等参照)。
性能を保持することを目的とし、図8に示す如く、セカ
ンドランド部71のオイルリング溝72に面する部位全
周にわたって環状の切欠き部73を形成したものが知ら
れている(実開昭61−128357号公報等参照)。
【0003】これは、図9を参照して、圧縮上死点付近
から膨張行程にかけて、圧縮リング78にてシールしき
れなかった燃焼圧がシリンダ壁面76とセカンドランド
部71との間に形成される空間部77に対して加わるた
め、空間部77の容積を大きく確保することによって、
空間部77における圧力の上昇を緩和し、燃焼圧による
オイルリング74自体の変形を抑制しようとするもので
ある。
から膨張行程にかけて、圧縮リング78にてシールしき
れなかった燃焼圧がシリンダ壁面76とセカンドランド
部71との間に形成される空間部77に対して加わるた
め、空間部77の容積を大きく確保することによって、
空間部77における圧力の上昇を緩和し、燃焼圧による
オイルリング74自体の変形を抑制しようとするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来のピストン構造にあっては、オイルリング溝72に
臨む部位全周にわたって環状の切欠き部73が形成され
ているために、図9に示す如く、ピストン下降時におい
て、オイルリング74の上レール75の姿勢はシリンダ
壁面76に対して大きく傾いてしまい、上記の如く燃焼
圧によるオイルリング74自体の変形を抑制できるよう
にしたにも拘らず、オイルリング74による良好な油掻
き作用が得られなくなる可能性があり、改善の余地が残
っていた。
従来のピストン構造にあっては、オイルリング溝72に
臨む部位全周にわたって環状の切欠き部73が形成され
ているために、図9に示す如く、ピストン下降時におい
て、オイルリング74の上レール75の姿勢はシリンダ
壁面76に対して大きく傾いてしまい、上記の如く燃焼
圧によるオイルリング74自体の変形を抑制できるよう
にしたにも拘らず、オイルリング74による良好な油掻
き作用が得られなくなる可能性があり、改善の余地が残
っていた。
【0005】この発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであり、オイルリングの姿勢を適正
に保持しながらも、セカンドランド部とシリンダ壁面と
の間で形成される容積を十分に確保できる内燃機関のピ
ストン構造を提供しようとするものである。
目してなされたものであり、オイルリングの姿勢を適正
に保持しながらも、セカンドランド部とシリンダ壁面と
の間で形成される容積を十分に確保できる内燃機関のピ
ストン構造を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1の発明は、シリンダ内を往復するピストンの外
周面に圧縮リング溝とオイルリング溝とを形成し、圧縮
リング溝に圧縮リングを収装し、オイルリング溝にオイ
ルリングを収装する内燃機関のピストン構造において、
圧縮リング溝とオイルリング溝との間に形成される環状
のセカンドランド部に、ピストン径方向へ陥没し且つ圧
縮リング溝及びオイルリング溝の双方に臨む複数の切欠
き部をセカンドランド部の周方向へ間隔を持って形成し
た、ことを特徴とする。
に、第1の発明は、シリンダ内を往復するピストンの外
周面に圧縮リング溝とオイルリング溝とを形成し、圧縮
リング溝に圧縮リングを収装し、オイルリング溝にオイ
ルリングを収装する内燃機関のピストン構造において、
圧縮リング溝とオイルリング溝との間に形成される環状
のセカンドランド部に、ピストン径方向へ陥没し且つ圧
縮リング溝及びオイルリング溝の双方に臨む複数の切欠
き部をセカンドランド部の周方向へ間隔を持って形成し
た、ことを特徴とする。
【0007】また、第2の発明は、シリンダ内を往復す
るピストンの外周面に圧縮リング溝とオイルリング溝と
を形成し、圧縮リング溝に圧縮リングを収装し、オイル
リング溝にオイルリングを収装する内燃機関のピストン
構造において、圧縮リング溝とオイルリング溝との間に
形成される環状のセカンドランド部に、オイルリング溝
に臨み、ピストン径方向へ陥没し、セカンドランド部の
周方向へ間隔を持って形成される複数の切欠き部を、セ
カンドランド部の圧縮リング溝に臨む部位を環状に残し
て形成した、ことを特徴とする。
るピストンの外周面に圧縮リング溝とオイルリング溝と
を形成し、圧縮リング溝に圧縮リングを収装し、オイル
リング溝にオイルリングを収装する内燃機関のピストン
構造において、圧縮リング溝とオイルリング溝との間に
形成される環状のセカンドランド部に、オイルリング溝
に臨み、ピストン径方向へ陥没し、セカンドランド部の
周方向へ間隔を持って形成される複数の切欠き部を、セ
カンドランド部の圧縮リング溝に臨む部位を環状に残し
て形成した、ことを特徴とする。
【0008】
【作用】上記構成に基づき、第1の発明では、切欠き部
は圧縮リング溝及びオイルリング溝双方に臨んで形成さ
れるので、オイルリングの姿勢を正すための部位をセカ
ンドランド部に大きく残しながらも、セカンドランド部
とシリンダ壁面との間に形成される環状の空間部に必要
な容積を確保できる。従って、圧縮リングにてシールし
きれなかった燃焼圧がこの空間部に対して加わったとし
ても、空間部内における圧力上昇は十分に緩和され、燃
焼圧によるオイルリング自体の変形を防止できる。
は圧縮リング溝及びオイルリング溝双方に臨んで形成さ
れるので、オイルリングの姿勢を正すための部位をセカ
ンドランド部に大きく残しながらも、セカンドランド部
とシリンダ壁面との間に形成される環状の空間部に必要
な容積を確保できる。従って、圧縮リングにてシールし
きれなかった燃焼圧がこの空間部に対して加わったとし
ても、空間部内における圧力上昇は十分に緩和され、燃
焼圧によるオイルリング自体の変形を防止できる。
【0009】つまり、オイルリングの姿勢を適正に保持
しながらも燃焼圧によるオイルリング自体の変形を防止
でき、オイルリングによる油掻き性能が相乗的に改善さ
れるのである。
しながらも燃焼圧によるオイルリング自体の変形を防止
でき、オイルリングによる油掻き性能が相乗的に改善さ
れるのである。
【0010】一方、第2の発明では、第1の発明同様に
燃焼圧によるオイルリング自体の変形を防止しながら
も、オイルリングの姿勢を正すことが可能であることは
無論であるが、圧縮リングの合い口間隙からセカンドラ
ンド部とシリンダ壁面との間に形成される環状の空間部
へ流入する燃焼ガスの大半は圧縮リング溝に臨んで環状
に残されたセカンドランド部に常時衝突しするので、燃
焼ガスが直接にオイルリング上面へ吹き抜けることを緩
和でき、オイルリング自体の局所的な変形を併せて防止
できる。しかも、切欠き部と切欠き部との間に残された
オイルリングの姿勢を正すための部位は、圧縮リング溝
に臨んで環状に残された部位に対して言わばリブとして
作用し、その強度向上を補完できる。
燃焼圧によるオイルリング自体の変形を防止しながら
も、オイルリングの姿勢を正すことが可能であることは
無論であるが、圧縮リングの合い口間隙からセカンドラ
ンド部とシリンダ壁面との間に形成される環状の空間部
へ流入する燃焼ガスの大半は圧縮リング溝に臨んで環状
に残されたセカンドランド部に常時衝突しするので、燃
焼ガスが直接にオイルリング上面へ吹き抜けることを緩
和でき、オイルリング自体の局所的な変形を併せて防止
できる。しかも、切欠き部と切欠き部との間に残された
オイルリングの姿勢を正すための部位は、圧縮リング溝
に臨んで環状に残された部位に対して言わばリブとして
作用し、その強度向上を補完できる。
【0011】
【実施例】以下、第1の発明に係る第1実施例を図1〜
図3に基づいて説明する。
図3に基づいて説明する。
【0012】まず、図1を参照して、ピストン1の外周
面2には圧縮リング溝3及びオイルリング溝4が夫々1
つ形成されている。これらは夫々が間隔を持って刻設さ
れ、ピストン頂面5と圧縮リング溝3との間にトップラ
ンド部6が、圧縮リング溝3とオイルリング溝4との間
にセカンドランド部7が夫々形成される。
面2には圧縮リング溝3及びオイルリング溝4が夫々1
つ形成されている。これらは夫々が間隔を持って刻設さ
れ、ピストン頂面5と圧縮リング溝3との間にトップラ
ンド部6が、圧縮リング溝3とオイルリング溝4との間
にセカンドランド部7が夫々形成される。
【0013】図2、図3を参照して、図1に示したピス
トン1はボア径φD1 のシリンダ8内を往復可能に収納
され、圧縮リング溝3に圧縮リング9がオイルリング溝
4にオイルリング10が夫々収装される。
トン1はボア径φD1 のシリンダ8内を往復可能に収納
され、圧縮リング溝3に圧縮リング9がオイルリング溝
4にオイルリング10が夫々収装される。
【0014】オイルリング10はエキスパンダ11及び
上下レール12、13の3ピースから構成され、上下レ
ール12、13はエキスパンダ11の上下面に位置して
シリンダ8壁面に付着した潤滑油を掻き落とす。
上下レール12、13の3ピースから構成され、上下レ
ール12、13はエキスパンダ11の上下面に位置して
シリンダ8壁面に付着した潤滑油を掻き落とす。
【0015】オイルリング溝4の背面には、オイルリン
グ10が掻き出した潤滑油をピストン裏面へ逃がす複数
の油逃がし孔14がシリンダ軸線に対して略直角に穿設
されている。
グ10が掻き出した潤滑油をピストン裏面へ逃がす複数
の油逃がし孔14がシリンダ軸線に対して略直角に穿設
されている。
【0016】基準径φD2 で形成されるセカンドランド
部7の外周面7aには、ピストン1の径方向へ陥没する
複数の切欠き部15がその周方向へ間隔を持って形成さ
れ、各切欠き部15の両端部16は圧縮リング溝3及び
オイルリング溝4の双方に臨む。
部7の外周面7aには、ピストン1の径方向へ陥没する
複数の切欠き部15がその周方向へ間隔を持って形成さ
れ、各切欠き部15の両端部16は圧縮リング溝3及び
オイルリング溝4の双方に臨む。
【0017】切欠き部15の断面形状(A−A断面)
は、図3の如く、曲率R・切り込み量Cで円筒状に、8
個が等間隔に形成され、ピストン成形時に鋳型により一
時期に形成されるか、ピストン1の外周面を加工する
際、機械加工により形成される。
は、図3の如く、曲率R・切り込み量Cで円筒状に、8
個が等間隔に形成され、ピストン成形時に鋳型により一
時期に形成されるか、ピストン1の外周面を加工する
際、機械加工により形成される。
【0018】しかして、シリンダ8壁面とセカンドラン
ド部7との間に形成される環状の空間部17に必要とす
る容積Vを確保できると共に、互いに隣合う切欠き部1
5の間にはオイルリング10の姿勢をシリンダ8壁面に
対し直角に保持し得る支持部18が残されるのである。
ド部7との間に形成される環状の空間部17に必要とす
る容積Vを確保できると共に、互いに隣合う切欠き部1
5の間にはオイルリング10の姿勢をシリンダ8壁面に
対し直角に保持し得る支持部18が残されるのである。
【0019】なお、切欠き部15の個数、切欠き量C、
曲率Rの設定は、燃焼圧によるオイルリング10自体の
変形を抑制できるに十分な容積Vを確保すること、オイ
ルリング10の姿勢を適正に保持するための支持部18
を十分確保すること、双方の条件を満足できるように適
宜に決められる。
曲率Rの設定は、燃焼圧によるオイルリング10自体の
変形を抑制できるに十分な容積Vを確保すること、オイ
ルリング10の姿勢を適正に保持するための支持部18
を十分確保すること、双方の条件を満足できるように適
宜に決められる。
【0020】このような構成に基づき、次に作用を説明
する。
する。
【0021】セカンドランド部7に切欠き部15を形成
することにより環状の空間部17に必要な容積Vを確保
でき、しかも、セカンドランド部7にはオイルリング4
の姿勢をシリンダ8壁面に対して直角に保持し得る支持
部18が確保される。つまり、切欠き部15は圧縮リン
グ溝3及びオイルリング溝4双方に臨んで形成されるの
で、オイルリング10の姿勢を正すための支持部18を
大きく残しながらも、セカンドランド部7とシリンダ8
壁面との間に形成される空間部17の容積Vを十分に確
保できるのである。
することにより環状の空間部17に必要な容積Vを確保
でき、しかも、セカンドランド部7にはオイルリング4
の姿勢をシリンダ8壁面に対して直角に保持し得る支持
部18が確保される。つまり、切欠き部15は圧縮リン
グ溝3及びオイルリング溝4双方に臨んで形成されるの
で、オイルリング10の姿勢を正すための支持部18を
大きく残しながらも、セカンドランド部7とシリンダ8
壁面との間に形成される空間部17の容積Vを十分に確
保できるのである。
【0022】従って、圧縮上死点から膨張行程にかけ
て、圧縮リング3にてシールしきれなかった燃焼圧が空
間部17に加わっても、空間部17内における圧力上昇
は十分に緩和され、オイルリング10の姿勢をシリンダ
8壁面に対して直角に保持しながらも、燃焼圧によるオ
イルリング10自体の変形を防止できる。これにより、
オイルリング10による良好なる油掻き性能が得られ、
潤滑油消費量の低減が可能となるのである。
て、圧縮リング3にてシールしきれなかった燃焼圧が空
間部17に加わっても、空間部17内における圧力上昇
は十分に緩和され、オイルリング10の姿勢をシリンダ
8壁面に対して直角に保持しながらも、燃焼圧によるオ
イルリング10自体の変形を防止できる。これにより、
オイルリング10による良好なる油掻き性能が得られ、
潤滑油消費量の低減が可能となるのである。
【0023】特に、本実施例の如く、圧縮リング9を1
本しか持たない2本リングピストンにあっては、圧縮リ
ング9が1本足りない分だけ空間部17に対して大きな
燃焼圧が加わるために、空間部17の容積を必要なだけ
十分に確保することが重要である。
本しか持たない2本リングピストンにあっては、圧縮リ
ング9が1本足りない分だけ空間部17に対して大きな
燃焼圧が加わるために、空間部17の容積を必要なだけ
十分に確保することが重要である。
【0024】ここで、圧縮上死点から膨張行程にかけて
空間部17内に加わる圧力状態を説明するため、図4に
はセカンドランド部7に作用する圧力分布を代表して示
したが、切欠き部15を形成した部位における圧力は容
積を拡大したことによって十分低くなっており、空間部
17における平均圧力は一点鎖線で示すようになる。つ
まり、空間部17全体としての圧力は、空間部17の容
積増大にともなって低く抑えられ、燃焼圧によるオイル
リング10自体の変形を十分に緩和できることが理解で
きる。
空間部17内に加わる圧力状態を説明するため、図4に
はセカンドランド部7に作用する圧力分布を代表して示
したが、切欠き部15を形成した部位における圧力は容
積を拡大したことによって十分低くなっており、空間部
17における平均圧力は一点鎖線で示すようになる。つ
まり、空間部17全体としての圧力は、空間部17の容
積増大にともなって低く抑えられ、燃焼圧によるオイル
リング10自体の変形を十分に緩和できることが理解で
きる。
【0025】なお、本実施例においては、エキスパンダ
11及び上下レール12、13の3ピースから構成され
るオイルリング10を有するピストン構造について説明
したが、これに限定されるものではなく、いわゆる薄型
単片オイルリングを有するピストン構造に適用すること
も可能である。
11及び上下レール12、13の3ピースから構成され
るオイルリング10を有するピストン構造について説明
したが、これに限定されるものではなく、いわゆる薄型
単片オイルリングを有するピストン構造に適用すること
も可能である。
【0026】次に、第1の発明に係る第2実施例を図5
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【0027】図5は図1のA−A断面図に相当する図で
あるが、本実施例における切欠き部31は、その底面3
2をセカンドランド部33を形成する基準径φD2 と同
一中心に持つ径φD3 で形成し、その両端部34をφD
3 の半径方向へ切り立って形成したものである。
あるが、本実施例における切欠き部31は、その底面3
2をセカンドランド部33を形成する基準径φD2 と同
一中心に持つ径φD3 で形成し、その両端部34をφD
3 の半径方向へ切り立って形成したものである。
【0028】しかして、シリンダ35壁面とセカンドラ
ンド部33との間に形成される環状の空間部36に必要
とする容積Vを確保できると共に、互いに隣合う切欠き
部31の間にはオイルリングの姿勢をシリンダ35壁面
に対して直角に保持し得る支持部37が残される。他の
構成は第1実施例に準じ、その説明を省略する。
ンド部33との間に形成される環状の空間部36に必要
とする容積Vを確保できると共に、互いに隣合う切欠き
部31の間にはオイルリングの姿勢をシリンダ35壁面
に対して直角に保持し得る支持部37が残される。他の
構成は第1実施例に準じ、その説明を省略する。
【0029】このような構成に基づき、オイルリングの
姿勢をシリンダ35壁面に対して直角に保持し得る支持
部37部位をセカンドランド部33に十分確保しながら
も、シリンダ35壁面とセカンドランド部33との間に
形成される環状の空間部36に、より大きな容積Vを確
保できる。
姿勢をシリンダ35壁面に対して直角に保持し得る支持
部37部位をセカンドランド部33に十分確保しながら
も、シリンダ35壁面とセカンドランド部33との間に
形成される環状の空間部36に、より大きな容積Vを確
保できる。
【0030】しかして、オイルリングの姿勢を適正に保
つことはもちろん、燃焼圧によるオイルリング自体の変
形を効果的に抑制でき、オイルリングによる油掻き性能
を十分に引き出すことが可能となるのである。
つことはもちろん、燃焼圧によるオイルリング自体の変
形を効果的に抑制でき、オイルリングによる油掻き性能
を十分に引き出すことが可能となるのである。
【0031】次に、第2の発明に係る第3実施例を説明
する。
する。
【0032】本実施例は、セカンドランド部の外周面
に、圧縮リング溝に面する部位を環状に残しながら、オ
イルリング溝に面する部位に複数の切欠き部をその周方
向へ間隔を持って形成したものである。
に、圧縮リング溝に面する部位を環状に残しながら、オ
イルリング溝に面する部位に複数の切欠き部をその周方
向へ間隔を持って形成したものである。
【0033】すなわち、図6、図7を参照して、ボア径
φD1 のシリンダ58内を移動可能に収納されるピスト
ン51の外周面52には、圧縮リング溝53及びオイル
リング溝54が夫々1つ形成されている。これらは夫々
が間隔を持って刻設され、ピストン頂面55と圧縮リン
グ溝53との間にトップランド部56が、圧縮リング溝
53とオイルリング溝54との間にセカンドランド部5
7が夫々形成されている。
φD1 のシリンダ58内を移動可能に収納されるピスト
ン51の外周面52には、圧縮リング溝53及びオイル
リング溝54が夫々1つ形成されている。これらは夫々
が間隔を持って刻設され、ピストン頂面55と圧縮リン
グ溝53との間にトップランド部56が、圧縮リング溝
53とオイルリング溝54との間にセカンドランド部5
7が夫々形成されている。
【0034】圧縮リング溝53には圧縮リング59が収
装され、オイルリング溝54にはオイルリング60が収
装される。オイルリング60はエキスパンダ61及び上
下レール62、63の3ピースから構成され、上下レー
ル62、63はエキスパンダ61の上下面に位置してシ
リンダ58壁面に付着した潤滑油を掻き落とす。
装され、オイルリング溝54にはオイルリング60が収
装される。オイルリング60はエキスパンダ61及び上
下レール62、63の3ピースから構成され、上下レー
ル62、63はエキスパンダ61の上下面に位置してシ
リンダ58壁面に付着した潤滑油を掻き落とす。
【0035】オイルリング溝54の背面には、オイルリ
ング60が掻き出した潤滑油をピストン裏面へ逃がす複
数の油逃がし孔64がシリンダ軸線に対して略直角に穿
設されている。
ング60が掻き出した潤滑油をピストン裏面へ逃がす複
数の油逃がし孔64がシリンダ軸線に対して略直角に穿
設されている。
【0036】基準径φD2 で形成されるセカンドランド
部57の外周面57aには、圧縮リング溝53に臨む部
位65を環状に残しながら、オイルリング溝54に臨み
且つピストン51の径方向へ陥没する複数の切欠き部6
6がその周方向へ間隔を持って形成される。
部57の外周面57aには、圧縮リング溝53に臨む部
位65を環状に残しながら、オイルリング溝54に臨み
且つピストン51の径方向へ陥没する複数の切欠き部6
6がその周方向へ間隔を持って形成される。
【0037】つまり、オイルリング溝54のみに臨む切
欠き部66が切欠き高さTで形成され、その断面形状
(A−A断面)は、第1実施例と同様で、図2に示す如
く、曲率R、切り込み量Cで円筒状に形成されると共
に、8個が等間隔に形成され、こうした切欠き部66は
ピストン成形時に鋳型により一時期に形成されるか、ピ
ストン51の外周面を加工する際、機械加工により形成
される。
欠き部66が切欠き高さTで形成され、その断面形状
(A−A断面)は、第1実施例と同様で、図2に示す如
く、曲率R、切り込み量Cで円筒状に形成されると共
に、8個が等間隔に形成され、こうした切欠き部66は
ピストン成形時に鋳型により一時期に形成されるか、ピ
ストン51の外周面を加工する際、機械加工により形成
される。
【0038】しかして、シリンダ58壁面とセカンドラ
ンド部57との間に形成される環状の空間部67に必要
とする容積Vを確保できると共に、互いに隣合う切欠き
部66の間にはオイルリング60の姿勢をシリンダ58
壁面に対し直角に保持し得る支持部68が大きく残され
るのである。
ンド部57との間に形成される環状の空間部67に必要
とする容積Vを確保できると共に、互いに隣合う切欠き
部66の間にはオイルリング60の姿勢をシリンダ58
壁面に対し直角に保持し得る支持部68が大きく残され
るのである。
【0039】なお、切欠き部66の個数、切欠き量C、
曲率R、切欠き高さTの設定は、燃焼圧によるオイルリ
ング60自体の変形を抑制できるに十分な容積Vを確保
すること、オイルリング60の姿勢を正すための部位を
セカンドランド部57に十分確保すること、環状に残さ
れた部位65の強度を十分に確保すること、などの条件
を満足できるように適宜に決められる。
曲率R、切欠き高さTの設定は、燃焼圧によるオイルリ
ング60自体の変形を抑制できるに十分な容積Vを確保
すること、オイルリング60の姿勢を正すための部位を
セカンドランド部57に十分確保すること、環状に残さ
れた部位65の強度を十分に確保すること、などの条件
を満足できるように適宜に決められる。
【0040】このような構成に基づき、上記実施例同
様、燃焼圧によるオイルリング60自体の変形を防止し
ながらも、オイルリング60の姿勢を正すことが可能と
なることは無論であるが、切欠き部65は圧縮リング溝
59に臨む部位65を環状に残して形成されるので、圧
縮リング59の合い口間隙から空間部67に吹き抜ける
燃焼ガスの大半は、切り欠かれることなく残されたセカ
ンドランド部57(部位65)に常時衝突することにな
り、空間部67に流入する燃焼ガスの総量も規制され
る。従って、圧縮リング59の合い口間隙から空間部6
7へ流入する燃焼ガスがオイルリング60上面へ直接に
吹き抜けることは緩和され、オイルリング60自体の局
所的な変形を併せて防止でき、オイルリング60による
良好なる油掻き性能が確実に得られる。
様、燃焼圧によるオイルリング60自体の変形を防止し
ながらも、オイルリング60の姿勢を正すことが可能と
なることは無論であるが、切欠き部65は圧縮リング溝
59に臨む部位65を環状に残して形成されるので、圧
縮リング59の合い口間隙から空間部67に吹き抜ける
燃焼ガスの大半は、切り欠かれることなく残されたセカ
ンドランド部57(部位65)に常時衝突することにな
り、空間部67に流入する燃焼ガスの総量も規制され
る。従って、圧縮リング59の合い口間隙から空間部6
7へ流入する燃焼ガスがオイルリング60上面へ直接に
吹き抜けることは緩和され、オイルリング60自体の局
所的な変形を併せて防止でき、オイルリング60による
良好なる油掻き性能が確実に得られる。
【0041】しかも、切欠き部66と切欠き部66との
間に残された支持部68は、圧縮リング溝59に臨んで
環状に残された部位65に対して言わばリブとして作用
し得るので部位65のに強度向上を補完し、また、シリ
ンダ58壁面とセカンドランド部57との間に形成され
る環状の空間部67に必要とする容積Vを確保しながら
も部位65の肉厚を比較的大きくすることができ、併せ
て強度上の信頼性が向上する。
間に残された支持部68は、圧縮リング溝59に臨んで
環状に残された部位65に対して言わばリブとして作用
し得るので部位65のに強度向上を補完し、また、シリ
ンダ58壁面とセカンドランド部57との間に形成され
る環状の空間部67に必要とする容積Vを確保しながら
も部位65の肉厚を比較的大きくすることができ、併せ
て強度上の信頼性が向上する。
【0042】なお、切欠き部66の断面形状を、図5に
示す如く第2実施例に準じて形成することも可能であ
り、この場合、シリンダ58壁面とセカンドランド部5
7との間に形成される環状の空間部に、より大きな容積
Vを確保することが可能となるので、オイルリング60
の姿勢を適正に保つことはもちろん、燃焼圧によるオイ
ルリング60自体の変形をより効果的に抑制でき、オイ
ルリング60による油掻き性能を十分に引き出すことが
できる。
示す如く第2実施例に準じて形成することも可能であ
り、この場合、シリンダ58壁面とセカンドランド部5
7との間に形成される環状の空間部に、より大きな容積
Vを確保することが可能となるので、オイルリング60
の姿勢を適正に保つことはもちろん、燃焼圧によるオイ
ルリング60自体の変形をより効果的に抑制でき、オイ
ルリング60による油掻き性能を十分に引き出すことが
できる。
【0043】また、形成される切欠き部66はどれも同
一の切欠き高さTとしたが、これに限定するものではな
く、切欠き部夫々に応じて切欠き高さが不均一であって
もよい。
一の切欠き高さTとしたが、これに限定するものではな
く、切欠き部夫々に応じて切欠き高さが不均一であって
もよい。
【0044】
【発明の効果】以上説明してきたように、第1の発明に
よれば、オイルリングの姿勢を適正に保持する部位をセ
カンドランド部に大きく残しながらも、セカンドランド
部とシリンダ壁面との間に形成される空間部の容積を大
きく確保できるので、燃焼圧によるオイルリング自体の
変形を防止しながらも、オイルリングの姿勢を適正に保
持することが可能となり、オイルリングによる油掻き性
能が相乗的に改善されて、潤滑油消費量を低減すること
ができる。
よれば、オイルリングの姿勢を適正に保持する部位をセ
カンドランド部に大きく残しながらも、セカンドランド
部とシリンダ壁面との間に形成される空間部の容積を大
きく確保できるので、燃焼圧によるオイルリング自体の
変形を防止しながらも、オイルリングの姿勢を適正に保
持することが可能となり、オイルリングによる油掻き性
能が相乗的に改善されて、潤滑油消費量を低減すること
ができる。
【0045】一方、第2の発明によれば、第1の発明同
様に、燃焼圧によるオイルリング自体の変形を防止しな
がらも、オイルリングの姿勢を適正に保つことが可能と
なることは無論であるが、本発明による切欠き部は圧縮
リング溝に臨む部位を環状に残して形成されるために、
圧縮リングの合い口間隙から前記空間部へ流入する燃焼
ガスが直接にオイルリング上面へ吹き抜けることを緩和
でき、オイルリング自体の局所的な変形を併せて防止で
きる。従って、オイルリングによる良好なる油掻き性能
が確実に得られ、潤滑油消費量の低減が実現する。
様に、燃焼圧によるオイルリング自体の変形を防止しな
がらも、オイルリングの姿勢を適正に保つことが可能と
なることは無論であるが、本発明による切欠き部は圧縮
リング溝に臨む部位を環状に残して形成されるために、
圧縮リングの合い口間隙から前記空間部へ流入する燃焼
ガスが直接にオイルリング上面へ吹き抜けることを緩和
でき、オイルリング自体の局所的な変形を併せて防止で
きる。従って、オイルリングによる良好なる油掻き性能
が確実に得られ、潤滑油消費量の低減が実現する。
【図1】第1の発明に係る第1実施例を示す図
【図2】図1の部分拡大断面図(B−B断面)
【図3】図1のA−A断面図
【図4】空間部における圧力分布を示す図
【図5】第1の発明に係る第2実施例を示す図
【図6】第2の発明に係る第3実施例を示す図
【図7】図6の部分拡大断面図(B−B断面)
【図8】従来のピストン構造を示す図
【図9】従来のピストン構造におけるオイルリングの挙
動を示す図
動を示す図
1 ピストン 3 圧縮リング溝 4 オイルリング溝 7 セカンドランド部 8 シリンダ 9 圧縮リング 10 オイルリング 15 切欠き部 51 ピストン 53 圧縮リング溝 54 オイルリング溝 57 セカンドランド部 58 シリンダ 59 圧縮リング 60 オイルリング 66 切欠き部
Claims (2)
- 【請求項1】シリンダ内を往復するピストンの外周面に
圧縮リング溝とオイルリング溝とを形成し、圧縮リング
溝に圧縮リングを収装し、オイルリング溝にオイルリン
グを収装する内燃機関のピストン構造において、 圧縮リング溝とオイルリング溝との間に形成される環状
のセカンドランド部に、ピストン径方向へ陥没し且つ圧
縮リング溝及びオイルリング溝の双方に臨む複数の切欠
き部をセカンドランド部の周方向へ間隔を持って形成し
た、ことを特徴とする内燃機関のピストン構造。 - 【請求項2】シリンダ内を往復するピストンの外周面に
圧縮リング溝とオイルリング溝とを形成し、圧縮リング
溝に圧縮リングを収装し、オイルリング溝にオイルリン
グを収装する内燃機関のピストン構造において、 圧縮リング溝とオイルリング溝との間に形成される環状
のセカンドランド部に、オイルリング溝に臨み、ピスト
ン径方向へ陥没し、セカンドランド部の周方向へ間隔を
持って形成される複数の切欠き部を、セカンドランド部
の圧縮リング溝に臨む部位を環状に残して形成した、こ
とを特徴とする内燃機関のピストン構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7782792A JPH05280417A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 内燃機関のピストン構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7782792A JPH05280417A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 内燃機関のピストン構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05280417A true JPH05280417A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13644877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7782792A Pending JPH05280417A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 内燃機関のピストン構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05280417A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2017506A2 (en) | 2007-07-19 | 2009-01-21 | Teikoku Piston Ring Co., Ltd. | Combination of a piston and a piston ring |
| KR20190049202A (ko) * | 2017-11-01 | 2019-05-09 | 현대자동차주식회사 | 피스톤 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP7782792A patent/JPH05280417A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2017506A2 (en) | 2007-07-19 | 2009-01-21 | Teikoku Piston Ring Co., Ltd. | Combination of a piston and a piston ring |
| JP2009024574A (ja) * | 2007-07-19 | 2009-02-05 | Teikoku Piston Ring Co Ltd | ピストンとピストンリングの組合せ |
| US7963212B2 (en) | 2007-07-19 | 2011-06-21 | Teikoku Piston Ring Co., Ltd. | Combination of a piston and a piston ring |
| KR20190049202A (ko) * | 2017-11-01 | 2019-05-09 | 현대자동차주식회사 | 피스톤 |
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