JPH05283340A - 液体原料気化供給装置 - Google Patents
液体原料気化供給装置Info
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- JPH05283340A JPH05283340A JP4074866A JP7486692A JPH05283340A JP H05283340 A JPH05283340 A JP H05283340A JP 4074866 A JP4074866 A JP 4074866A JP 7486692 A JP7486692 A JP 7486692A JP H05283340 A JPH05283340 A JP H05283340A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 定量精度が高く、かつ大量生産用として必要
な量の原料ガスを安定供給できる液体原料気化供給装置
を提供する。 【構成】 容器内に収容した液体原料を加熱気化し、気
化した原料ガスをバルブ,マスフローコントローラおよ
びこれらを接続する配管を介して気相反応装置へ供給す
る液体原料気化供給装置において、容器,マスフローコ
ントローラ,バルブおよびこれらを接続する配管に夫々
温度制御可能な加熱手段を設けると共に、前記容器を軸
方向内法長さLと内径Dとの比がL/D≧2.0なる直
立中空円筒状に形成し、かつ前記容器内の気相部の内容
積をVT (ml)消費ガス量をVU (ml/秒)とした
ときにVT ≧60V U とする。
な量の原料ガスを安定供給できる液体原料気化供給装置
を提供する。 【構成】 容器内に収容した液体原料を加熱気化し、気
化した原料ガスをバルブ,マスフローコントローラおよ
びこれらを接続する配管を介して気相反応装置へ供給す
る液体原料気化供給装置において、容器,マスフローコ
ントローラ,バルブおよびこれらを接続する配管に夫々
温度制御可能な加熱手段を設けると共に、前記容器を軸
方向内法長さLと内径Dとの比がL/D≧2.0なる直
立中空円筒状に形成し、かつ前記容器内の気相部の内容
積をVT (ml)消費ガス量をVU (ml/秒)とした
ときにVT ≧60V U とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子、光ファイ
バー、コーティング工具等の製造において、液体原料
(TEOS,SiCl4 ,TiCl4 ,高純度水等)を
使用して薄膜回路を形成する際に、この液体原料を気化
し、かつ精密に制御された状態で成膜装置に大量に安定
供給し得る液体原料気化供給装置に関する。
バー、コーティング工具等の製造において、液体原料
(TEOS,SiCl4 ,TiCl4 ,高純度水等)を
使用して薄膜回路を形成する際に、この液体原料を気化
し、かつ精密に制御された状態で成膜装置に大量に安定
供給し得る液体原料気化供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から例えば半導体の技術分野におい
て薄膜を形成する手段として化学的気相成長法(CV
D: Chemical Vapour Deposition)が一般に使用されて
いる。このCVDによって薄膜を形成するには、加熱し
た基板上で反応ガスを化学反応させることによって行な
われるが、従来から使用されてきた反応ガスのモノシラ
ン(SiH4 )は、段差被覆性において劣るため、近年
においては、モノシランに代えて段差被覆性が優れてい
るTEOS(テトラエトキシシラン)が使用されるよう
になってきている。
て薄膜を形成する手段として化学的気相成長法(CV
D: Chemical Vapour Deposition)が一般に使用されて
いる。このCVDによって薄膜を形成するには、加熱し
た基板上で反応ガスを化学反応させることによって行な
われるが、従来から使用されてきた反応ガスのモノシラ
ン(SiH4 )は、段差被覆性において劣るため、近年
においては、モノシランに代えて段差被覆性が優れてい
るTEOS(テトラエトキシシラン)が使用されるよう
になってきている。
【0003】しかしながら上記TEOSは常温において
は液状であるため、CVDに適用するためには気化した
状態で供給する必要がある。この液状のTEOSを気化
させる手段として、従来はバブリングによるものが使用
されてきた。バブリング法においては、例えば恒温槽内
に設けたバブラー中に液体原料を収容し、液体原料中に
開口する導入パイプを介してキャリアガスを吹込み、バ
ブリングによって液体原料を気化させるものである。
は液状であるため、CVDに適用するためには気化した
状態で供給する必要がある。この液状のTEOSを気化
させる手段として、従来はバブリングによるものが使用
されてきた。バブリング法においては、例えば恒温槽内
に設けたバブラー中に液体原料を収容し、液体原料中に
開口する導入パイプを介してキャリアガスを吹込み、バ
ブリングによって液体原料を気化させるものである。
【0004】上記のようなバブリング法においては、液
体原料の蒸発量が小であるため大量の流量を得ることが
できないのみならず、流量が不安定であり、かつ圧力変
動も大であるため、成膜特性が不安定であるという欠点
がある。このような欠点を解消するために、液体原料を
マスフローコントローラ(質量流量計、以下MFCと記
す)を介して液状で流量制御した後、加熱手段を備えた
気化室において気化させるもの(例えば特開平3−12
6872号公報参照)、または液体原料を収容する容
器、MFC、各種バルブおよびこれらを接続する配管を
恒温槽に収納し、常温より高い温度で気化させた原料を
流量制御するもの(例えば実開平1−83432号、特
開平2−253612号公報参照)が提案されている。
体原料の蒸発量が小であるため大量の流量を得ることが
できないのみならず、流量が不安定であり、かつ圧力変
動も大であるため、成膜特性が不安定であるという欠点
がある。このような欠点を解消するために、液体原料を
マスフローコントローラ(質量流量計、以下MFCと記
す)を介して液状で流量制御した後、加熱手段を備えた
気化室において気化させるもの(例えば特開平3−12
6872号公報参照)、または液体原料を収容する容
器、MFC、各種バルブおよびこれらを接続する配管を
恒温槽に収納し、常温より高い温度で気化させた原料を
流量制御するもの(例えば実開平1−83432号、特
開平2−253612号公報参照)が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者の液
状で流量制御する手段では、気体状におけるものと比較
して定量精度が低く、一定濃度の反応ガスを得ることが
難しく、成膜特性が不安定となるという問題点がある。
状で流量制御する手段では、気体状におけるものと比較
して定量精度が低く、一定濃度の反応ガスを得ることが
難しく、成膜特性が不安定となるという問題点がある。
【0006】一方後者のように装置全体を恒温槽内に収
納する手段においては、装置全体が大型化するのみなら
ず、恒温槽内を強制対流させる手段を併用したとして
も、恒温槽内の温度を一定に保持することが困難であ
り、厳密な温度制御を必要とするMFCの温度管理が困
難となり、定量精度にも悪影響を及ぼすという問題点が
ある。またこのような恒温槽を使用する場合には、装置
全体が所定の温度に到達するまでの時間がかかると共
に、万一気化した反応ガスが容器若しくは配管系から漏
洩した場合には、高温雰囲気による爆発を起す可能性が
あり、またはガス中毒を惹起するおそれもあり、安全上
の問題点がある。
納する手段においては、装置全体が大型化するのみなら
ず、恒温槽内を強制対流させる手段を併用したとして
も、恒温槽内の温度を一定に保持することが困難であ
り、厳密な温度制御を必要とするMFCの温度管理が困
難となり、定量精度にも悪影響を及ぼすという問題点が
ある。またこのような恒温槽を使用する場合には、装置
全体が所定の温度に到達するまでの時間がかかると共
に、万一気化した反応ガスが容器若しくは配管系から漏
洩した場合には、高温雰囲気による爆発を起す可能性が
あり、またはガス中毒を惹起するおそれもあり、安全上
の問題点がある。
【0007】なお上記何れの手段においても、液体原料
を気化させる能力が低く、例えば半導体素子用としてT
EOSを使用する場合において、500ml/分以下で
あり、大量生産用の液体原料気化供給装置としては能力
が不足するという問題点も併存する。
を気化させる能力が低く、例えば半導体素子用としてT
EOSを使用する場合において、500ml/分以下で
あり、大量生産用の液体原料気化供給装置としては能力
が不足するという問題点も併存する。
【0008】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
を解決し、定量精度が高く、かつ大量生産用として必要
な量の原料ガスを安定供給できる液体原料気化供給装置
を提供することを目的とする。
を解決し、定量精度が高く、かつ大量生産用として必要
な量の原料ガスを安定供給できる液体原料気化供給装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明においては、容器内に収容した液体原料を加
熱気化し、気化した原料ガスをバルブ、マスフローコン
トローラおよびこれらを接続する配管を介して気相反応
装置へ供給する液体原料気化供給装置において、容器、
マスフローコントローラ、バルブおよびこれらを接続す
る配管に夫々温度制御可能な加熱手段を設けると共に、
前記容器を軸方向内法長さLと内径Dとの比がL/D≧
2.0なる直立中空円筒状に形成し、かつ前記容器内の
気相部の内容積をVT (ml)消費ガス量をVU (ml
/秒)としたときにVT ≧60V U とする、という技術
的手段を採用した。
に、本発明においては、容器内に収容した液体原料を加
熱気化し、気化した原料ガスをバルブ、マスフローコン
トローラおよびこれらを接続する配管を介して気相反応
装置へ供給する液体原料気化供給装置において、容器、
マスフローコントローラ、バルブおよびこれらを接続す
る配管に夫々温度制御可能な加熱手段を設けると共に、
前記容器を軸方向内法長さLと内径Dとの比がL/D≧
2.0なる直立中空円筒状に形成し、かつ前記容器内の
気相部の内容積をVT (ml)消費ガス量をVU (ml
/秒)としたときにVT ≧60V U とする、という技術
的手段を採用した。
【0010】本発明において、L/Dが2.0未満であ
ると、液体原料の表面すなわち蒸発面における直径方向
の温度分布が不均一となり、蒸発に寄与する有効蒸発面
が減少し、気化能力が低減するため不都合である。
ると、液体原料の表面すなわち蒸発面における直径方向
の温度分布が不均一となり、蒸発に寄与する有効蒸発面
が減少し、気化能力が低減するため不都合である。
【0011】またVT が60VU 未満であると、気相部
の内容積が不足し、原料ガスの圧力変動が大になるのみ
ならず、気相反応装置における運転継続時間が短くな
り、原料ガスの安定供給ができなくなるため不都合であ
る。
の内容積が不足し、原料ガスの圧力変動が大になるのみ
ならず、気相反応装置における運転継続時間が短くな
り、原料ガスの安定供給ができなくなるため不都合であ
る。
【0012】
【作用】上記の構成により、液体原料を収容する容器内
における蒸発面の直径方向の温度分布が均一となり、有
効蒸発面が充分に確保され、気化能力を充分に確保し得
る。また容器内の気相部の内容積が消費ガス量に対して
充分に大であるため、気相反応装置へ供給する原料ガス
の圧力変動を抑制することができる。
における蒸発面の直径方向の温度分布が均一となり、有
効蒸発面が充分に確保され、気化能力を充分に確保し得
る。また容器内の気相部の内容積が消費ガス量に対して
充分に大であるため、気相反応装置へ供給する原料ガス
の圧力変動を抑制することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の実施例を示す構成説明図であ
る。図1において、1は液体原料2を収容する容器であ
り、例えばSUS316,SUS316Lのようなステ
ンレス鋼により、直立密閉中空円筒状に形成する。3は
加熱手段であり、容器1の周囲に設け、温度指示調節計
4を介して温度指示および温度調節可能に構成する。5
はレベル調節手段、6は圧力指示調節手段であり、各々
容器1に介装し、容器1内の液体原料2の液面調節可能
および容器1内の圧力を指示調節可能に構成する。
る。図1において、1は液体原料2を収容する容器であ
り、例えばSUS316,SUS316Lのようなステ
ンレス鋼により、直立密閉中空円筒状に形成する。3は
加熱手段であり、容器1の周囲に設け、温度指示調節計
4を介して温度指示および温度調節可能に構成する。5
はレベル調節手段、6は圧力指示調節手段であり、各々
容器1に介装し、容器1内の液体原料2の液面調節可能
および容器1内の圧力を指示調節可能に構成する。
【0014】次に7は補給管であり、二方バルブ8を介
装すると共に、液体原料2の補給源(図示せず)と容器
1との間に配設する。なお補給管7の容器1内の開口部
は、容器1の底部近傍に設けるのが好ましい。9は供給
管であり、容器1の上部と気相反応装置(図示せず)と
の間に配設され、容器1から下流側に向って、三方バル
ブ10,MFC11および二方バルブ12を順に介装
し、原料ガスを容器1から気相反応装置へ供給可能に構
成する。なお供給管9には加熱手段13を設けて、例え
ばMFC11近傍に設けた温度指示調節計14を介して
温度指示およひ温度調節可能に構成する。
装すると共に、液体原料2の補給源(図示せず)と容器
1との間に配設する。なお補給管7の容器1内の開口部
は、容器1の底部近傍に設けるのが好ましい。9は供給
管であり、容器1の上部と気相反応装置(図示せず)と
の間に配設され、容器1から下流側に向って、三方バル
ブ10,MFC11および二方バルブ12を順に介装
し、原料ガスを容器1から気相反応装置へ供給可能に構
成する。なお供給管9には加熱手段13を設けて、例え
ばMFC11近傍に設けた温度指示調節計14を介して
温度指示およひ温度調節可能に構成する。
【0015】15はパージ用ガスの供給管であり、例え
ばN2 ガスのような不活性ガスの供給源(図示せず)と
補給管7および供給管9との間に配設され、チェックバ
ルブ16,三方バルブ17および二方バルブ18を介装
させ、パージ用ガスを補給管7,供給管9および容器1
に選択的に供給可能に構成する。次に19は排出管であ
り、MFC11および二方バルブ12の中間部の供給管
9から分岐して設け、二方バルブ20を介装してある。
なお供給管15および排出管19の一部には、前記供給
管9に設けたものと同様な加熱手段22を設けることが
できる。
ばN2 ガスのような不活性ガスの供給源(図示せず)と
補給管7および供給管9との間に配設され、チェックバ
ルブ16,三方バルブ17および二方バルブ18を介装
させ、パージ用ガスを補給管7,供給管9および容器1
に選択的に供給可能に構成する。次に19は排出管であ
り、MFC11および二方バルブ12の中間部の供給管
9から分岐して設け、二方バルブ20を介装してある。
なお供給管15および排出管19の一部には、前記供給
管9に設けたものと同様な加熱手段22を設けることが
できる。
【0016】上記の構成により、次に作用について説明
する。まず装置の始動前に、各構成部材内の空気をパー
ジする必要がある。この場合には二方バルブ8,12を
閉とし、二方バルブ20を開として、パージ用ガスを供
給管15から導入し、排出管19に排出する。これによ
り各構成部材内の空気は装置外にパージされ、不活性ガ
スによって置換される。パージ作業終了後、二方バルブ
18,20を閉とする。
する。まず装置の始動前に、各構成部材内の空気をパー
ジする必要がある。この場合には二方バルブ8,12を
閉とし、二方バルブ20を開として、パージ用ガスを供
給管15から導入し、排出管19に排出する。これによ
り各構成部材内の空気は装置外にパージされ、不活性ガ
スによって置換される。パージ作業終了後、二方バルブ
18,20を閉とする。
【0017】次に二方バルブ8,12を開として液体原
料2を補給管7から容器1内に所定量導入し、加熱手段
3によって加熱気化させる。容器1内に形成される気相
部21は、その内容積が容器1全体の内容積の略50%
に形成されるのが好ましい。容器1内において気化した
原料ガスは、供給管9を経てMFC11によって所定の
流量に制御された状態で二方バルブ12から気相反応装
置(図示せず)に供給れる。
料2を補給管7から容器1内に所定量導入し、加熱手段
3によって加熱気化させる。容器1内に形成される気相
部21は、その内容積が容器1全体の内容積の略50%
に形成されるのが好ましい。容器1内において気化した
原料ガスは、供給管9を経てMFC11によって所定の
流量に制御された状態で二方バルブ12から気相反応装
置(図示せず)に供給れる。
【0018】なお上記原料ガスの温度,圧力は、圧力指
示調節手段6および温度指示調節計4,14によって所
定の値に制御される。また容器1内の液体原料2の量
は、レベル調節手段5によって制御され、所定のレベル
範囲を維持し得るように適時に補給管から補給される。
更に上記原料ガスの供給に際しては、常圧若しくはそれ
以上の圧力下において実行してもよいが、液体原料2の
特性若しくは性状と対応させて、常圧以下の減圧状態で
実行することも可能である。
示調節手段6および温度指示調節計4,14によって所
定の値に制御される。また容器1内の液体原料2の量
は、レベル調節手段5によって制御され、所定のレベル
範囲を維持し得るように適時に補給管から補給される。
更に上記原料ガスの供給に際しては、常圧若しくはそれ
以上の圧力下において実行してもよいが、液体原料2の
特性若しくは性状と対応させて、常圧以下の減圧状態で
実行することも可能である。
【0019】次に上記構成の装置により、容器1の内径
Dと軸方向長さ(内法寸法)Lとの比を変えた場合の結
果について記述する。この場合においてD=100mm
とし、液体原料2としてはTEOSを使用すると共に、
容器1内の液体原料2の温度を110℃、蒸気圧を14
5Torr,補給管7から補給される液体原料2の温度
を20℃とした。また容器1内に形成される気相部21
の内容積は、容器1の全内容積の略30%となるように
した。
Dと軸方向長さ(内法寸法)Lとの比を変えた場合の結
果について記述する。この場合においてD=100mm
とし、液体原料2としてはTEOSを使用すると共に、
容器1内の液体原料2の温度を110℃、蒸気圧を14
5Torr,補給管7から補給される液体原料2の温度
を20℃とした。また容器1内に形成される気相部21
の内容積は、容器1の全内容積の略30%となるように
した。
【0020】表1は容器1の軸方向長さLを変えた場合
の気相部21の内容積、液体原料補給時の温度低下およ
び圧力低下の状態を示す。なお原料ガス発生量の値(m
l/分)は容器1内の気相部21の内容積の値(ml)
と略対応している。
の気相部21の内容積、液体原料補給時の温度低下およ
び圧力低下の状態を示す。なお原料ガス発生量の値(m
l/分)は容器1内の気相部21の内容積の値(ml)
と略対応している。
【0021】
【表1】
【0022】表1から明らかなように、軸方向長さLが
大になるに伴なって、当然のことながら気相部21の内
容積および原料ガス発生量が増大する。すなわち図1に
示す容器1の内容積が大となり、かつ液体原料2に伝達
される熱量が増大することによる。そして一般に半導体
素子の分野における大量生産用としては、原料ガス発生
量として500ml/分以上のものが要求される。従っ
て表1におけるNo.1以外のものであれば、この要求
を満足することができる。
大になるに伴なって、当然のことながら気相部21の内
容積および原料ガス発生量が増大する。すなわち図1に
示す容器1の内容積が大となり、かつ液体原料2に伝達
される熱量が増大することによる。そして一般に半導体
素子の分野における大量生産用としては、原料ガス発生
量として500ml/分以上のものが要求される。従っ
て表1におけるNo.1以外のものであれば、この要求
を満足することができる。
【0023】しかしながらNo.2においては、液体原
料2を補給した時の温度低下が9℃もあり、容器1内の
液体原料2の温度低下が大きいため、原料ガスの圧力低
下もまた大きい。従って気相反応装置における成膜作業
に影響を及ぼすこととなる。このような観点からNo.
2は原料ガスの安定供給用としては不適であり、No.
3〜6が好ましい。すなわちL/D≧2.0以上のもの
が好ましい。
料2を補給した時の温度低下が9℃もあり、容器1内の
液体原料2の温度低下が大きいため、原料ガスの圧力低
下もまた大きい。従って気相反応装置における成膜作業
に影響を及ぼすこととなる。このような観点からNo.
2は原料ガスの安定供給用としては不適であり、No.
3〜6が好ましい。すなわちL/D≧2.0以上のもの
が好ましい。
【0024】なお気相部21の内容積は消費ガス量(m
l/秒)の60倍以上に設定しないと、気相反応装置に
おける安定した作業が遂行できないということが経験上
明らかである。そして近年においては、消費ガス量とし
て8ml/秒のものが要求されるようになっており、こ
のような用途に対応させるためには、気相部21の内容
積として480ml以上が必要である。従って表1にお
けるNo.1およびNo.2のものでは対応できない。
l/秒)の60倍以上に設定しないと、気相反応装置に
おける安定した作業が遂行できないということが経験上
明らかである。そして近年においては、消費ガス量とし
て8ml/秒のものが要求されるようになっており、こ
のような用途に対応させるためには、気相部21の内容
積として480ml以上が必要である。従って表1にお
けるNo.1およびNo.2のものでは対応できない。
【0025】上記の実施例において、TEOSの蒸気圧
は常温では極めて低いため、容器1内を減圧して蒸発量
を増大させることが有効であるが、減圧度があまりに大
になると、気相反応装置を含めた全体の配管系における
原料ガスおよびキャリアガスの導入量が減少し、所定の
成膜作用が得られないため、減圧度は可能な限り小さい
方が好ましい。一方温度が上昇すればTEOSの蒸気圧
が大となるから、高温雰囲気における気化が好ましい。
従って原料ガスの供給管9に介装させる三方バルブ1
0,MFC11および二方バルブ12は、使用可能温度
の高いもの、例えば150℃若しくはそれ以上のものを
選定することが好ましい。
は常温では極めて低いため、容器1内を減圧して蒸発量
を増大させることが有効であるが、減圧度があまりに大
になると、気相反応装置を含めた全体の配管系における
原料ガスおよびキャリアガスの導入量が減少し、所定の
成膜作用が得られないため、減圧度は可能な限り小さい
方が好ましい。一方温度が上昇すればTEOSの蒸気圧
が大となるから、高温雰囲気における気化が好ましい。
従って原料ガスの供給管9に介装させる三方バルブ1
0,MFC11および二方バルブ12は、使用可能温度
の高いもの、例えば150℃若しくはそれ以上のものを
選定することが好ましい。
【0026】本実施例においては、液体原料として半導
体素子用のTEOSを使用した例について記述したが、
対象となる液体原料としてはこれ以外に、高純度水およ
び常温において液相を示す他の有機金属化合物、金属化
合物についても適用することができ、例えば次のような
ものがある。すなわちTEAL(トリエチルアルミニウ
ム),TEI(トリエチルインディンジウム),TMA
L(トリメチルアルミニウム),TiCl4 (四塩化チ
タン),WF6 (六フッ化タングステン),Ta(OC
2 H5 )5 (タンタルアルキシンド),CCl4 (四塩
化炭素),SiCl4 (テトラクロルシラン),SiH
Cl3 (トリクロルシラン),TMPO(トリメトキシ
リン酸)等である。
体素子用のTEOSを使用した例について記述したが、
対象となる液体原料としてはこれ以外に、高純度水およ
び常温において液相を示す他の有機金属化合物、金属化
合物についても適用することができ、例えば次のような
ものがある。すなわちTEAL(トリエチルアルミニウ
ム),TEI(トリエチルインディンジウム),TMA
L(トリメチルアルミニウム),TiCl4 (四塩化チ
タン),WF6 (六フッ化タングステン),Ta(OC
2 H5 )5 (タンタルアルキシンド),CCl4 (四塩
化炭素),SiCl4 (テトラクロルシラン),SiH
Cl3 (トリクロルシラン),TMPO(トリメトキシ
リン酸)等である。
【0027】
【発明の効果】本発明は、以上記述のような構成および
作用であるから、下記の効果を奏し得る。
作用であるから、下記の効果を奏し得る。
【0028】(1) 液体原料の気化供給量を500ml/
分以上とすることができ、大型基板をはじめとする部材
等に対する成膜時間が短縮できると共に、大量生産用の
要求を満足することができ、生産性を大幅に向上させる
ことができる。
分以上とすることができ、大型基板をはじめとする部材
等に対する成膜時間が短縮できると共に、大量生産用の
要求を満足することができ、生産性を大幅に向上させる
ことができる。
【0029】(2) 液体原料を気化した状態でMFCを介
して定量するため、キャリアガスとの混合比を任意の濃
度に設定できると共に、圧力変動を極めて小範囲に抑制
でき、均一かつ一定膜厚の薄膜を生成することができ
る。
して定量するため、キャリアガスとの混合比を任意の濃
度に設定できると共に、圧力変動を極めて小範囲に抑制
でき、均一かつ一定膜厚の薄膜を生成することができ
る。
【0030】(3) 装置全体を恒温槽内に収納する必要が
ないため、使用開始までの立上り時間が短く、万一ガス
が漏洩したとしても常温雰囲気中において液化するた
め、安全性が高い。
ないため、使用開始までの立上り時間が短く、万一ガス
が漏洩したとしても常温雰囲気中において液化するた
め、安全性が高い。
【図1】本発明の実施例を示す構成説明図である。
1 容器 3,13 加熱手段 11 MFC(マスフローコントローラ)
Claims (1)
- 【請求項1】 容器内に収容した液体原料を加熱気化
し、気化した原料ガスをバルブ、マスフローコントロー
ラおよびこれらを接続する配管を介して気相反応装置へ
供給する液体原料気化供給装置において、 容器、マスフローコントローラ、バルブおよびこれらを
接続する配管に夫々温度制御可能な加熱手段を設けると
共に、前記容器を軸方向内法長さLと内径Dとの比がL
/D≧2.0なる直立中空円筒状に形成し、かつ前記容
器内の気相部の内容積をVT (ml)、消費ガス量をV
U (ml/秒)としたときにVT ≧60VU としたこと
を特徴とする液体原料気化供給装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4074866A JPH05283340A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 液体原料気化供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4074866A JPH05283340A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 液体原料気化供給装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05283340A true JPH05283340A (ja) | 1993-10-29 |
Family
ID=13559685
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4074866A Pending JPH05283340A (ja) | 1992-03-31 | 1992-03-31 | 液体原料気化供給装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05283340A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10277380A (ja) * | 1996-11-25 | 1998-10-20 | L'air Liquide | 液化ガスの制御配給システム及び方法 |
| JP2008053456A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Fujitsu Ltd | 処理ガス供給方法、基板処理方法、半導体装置の製造方法、処理ガス供給装置、基板処理装置、および記録媒体 |
-
1992
- 1992-03-31 JP JP4074866A patent/JPH05283340A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10277380A (ja) * | 1996-11-25 | 1998-10-20 | L'air Liquide | 液化ガスの制御配給システム及び方法 |
| JP2008053456A (ja) * | 2006-08-24 | 2008-03-06 | Fujitsu Ltd | 処理ガス供給方法、基板処理方法、半導体装置の製造方法、処理ガス供給装置、基板処理装置、および記録媒体 |
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