JPH06316765A - 液体原料用気化器 - Google Patents
液体原料用気化器Info
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Abstract
送ガスと接触する面積を常時ほぼ一定に保つ事ができる
と同時に液体原料の供給量に合わせて気化量を自動的に
コントロールすることが出来る液体原料用気化器を提供
するにある。 【構成】 搬送ガス(H)を気化器本体(1)内
に導入するための流入口(2)と、気化器本体(1)内にて気
化した気化原料ガス(R)と共に搬送ガス(H)が流出する流
出口(3)と、気化器本体(1)の底部(5)に液体原料(L)を供
給する液体原料供給口(4)とを有する液体原料用気化器
(A)において、液体原料(L)を貯留する気化器本体(1)の
底部(5)の形状を上広がりの錘状に形成した事を特徴と
する。
Description
における液体原料の高精度供給、特にTEOS (Tetra
Ethyl Ortho Silicate)を始めとする薄膜形成用液体原
料の高精度流量制御や、化学工業分野における液体
(例えば、アルコール類、有機酸類)の高精度移送、特
に次工程が減圧状態にある反応炉などの場合の高精度移
送に最適な液体原料用気化器に関する。
にとって説明する。半導体ウェハーの層間絶縁膜材料と
して、最近、TEOSが特に注目されつつある。その理
由として、従来の減圧CVDを使用した(SiH4)の堆積
メカニズムと異なり、表面反応律速であり、そのために
ステップカバレッジが良好である事、SiH4は極めて反
応性が高く、爆発事故を発生する可能性が高いが、これ
に対してTEOSは安全性が高く、保存も容易である
事、将来、原料として低コスト化が期待出来るためで
ある。
D法、常圧CVD法並びにプラズマCVD法などがあ
る。常圧CVDは、特にステップカバレッジ性が良好で
あり、真空排気系を必要としないなどの利点があり、広
く普及している。
も流量を多く流す。そのためには温度を高くすることが
考えられるが、沸点以上に温度を上げると突沸を生じ、
安定した流量が得られない。又、突沸すれば、膜生成が
不均一となり、良品は得られない。又、高温ではTEO
S等の有機材料の熱分解や多量体を生じ、良好な膜質を
得る事ができない。
で液体原料を気化供給することが要求されたので、必要
な気化流量を確保するために蒸発面積を大きくする事と
し、図6に示すような底部が浅い皿状の気化器(B')を提
案した。しかしながら、この気化器(B')では正確な量の
気化原料(L')の気化供給が行えなかった。
沸点以下の温度で加熱しながら底部(5')から気化器(B')
内に供給した液体原料(L')を蒸発させた処、底部(5')に
均等に液体原料(L')が流れ広がらず、底部(5')上を不定
形に流れ広がって行くことが確認された。そして、気化
後の気化原料(R')の量を計測用質量流量計(図示せず)で
刻々と測定してみると、液体原料(L')の不定形な接触面
積の拡大又は蒸発による接触面積の縮小に起因する気化
量の変動が認められた。
がった液体原料(L')に搬送ガス(H')を接触させて気化す
るのであるから、液体原料(L')の流れ広がり方によって
搬送ガス(H')と液体原料(L')との接触面積が変動し、こ
れによって気化量が左右されるものと考えられる。例え
ば、液体原料(L')の流れ広がり方によっては急に蒸発速
度が増して液体原料(L')が底部(5')に形成された液体原
料供給口(4')近辺まで後退する現象や、逆に、蒸発速度
が遅く、その結果、液面が上昇して底部(5')の全面を満
たすような現象が観察された。
気化器(B')の底部(5')を完全に水平に保ことができず、
液体原料(L')が液体原料供給口(4')を中心にして同心円
状に広がらないことや、液体原料(L')の表面張力のため
に平坦な底部(5')上を液体原料(L')が移動しやすいこと
による。
ス(H')による液体原料(L')の気化量と、液体原料(L')の
供給量がうまくマッチングしていない場合もあり、この
場合は、例えば、液体原料(L')が気化量よりも多い場合
には気化器本体(1')内の液体原料(L')の量が次第に増
え、浅い皿状の底部(5')に不定形に流れ広がって行く。
そしてこの次第に流れ広がって流出面積の増加している
液体原料(L')に搬送ガス(H')を接触させて気化させて行
くと、液体原料(L')の流れ広がり面積の増加に従って気
化量が増加して行くことになる。逆に、液体原料(L')の
供給量が気化量に比べて寡少であった場合には液体原料
(L')が皿状の底部(5')に流れ広がらず、気化量が増加し
ない事になる。
接触する面積を常時ほぼ一定に保つ事ができると同時に
液体原料の供給量に合わせて気化量を自動的にコントロ
ールすることが出来る液体原料用気化器の提案が望まれ
ていた。
めに、本発明に掛かる液体原料用気化器は、 搬送ガス(H)を気化器本体(1)内に導入するための流
入口(2)と、 気化器本体(1)内にて気化した気化原料ガス(R)と共
に搬送ガス(H)が流出する流出口(3)と、 気化器本体(1)の底部(5)に液体原料(L)を供給する
液体原料供給口(4)とを有する液体原料用気化器(A)にお
いて、 液体原料(L)を貯留する気化器本体(1)の底部(5)の
形状を上広がりの錘状に形成した事を特徴とするもので
ある。 これにより、液体原料(L)が搬送ガス(H)と接触する面積
を常時ほぼ一定に保つ事ができて気化量を常に一定に保
つ事が出来ると同時に液体原料(L)の供給量に合わせて
気化量を自動的にコントロールすることが出来た。
る。図1は本発明にかかる気化器(A)を使用した場合の
フローチャートである。
た液体原料(L)のフローに付いて説明する。図1から分
かるように本プロセスは、原料タンク(T)、タンク用加
圧ガスの調圧器(TC)、搬送ガス用調圧器(HC)、液体原料
用質量流量計(LMFC)、搬送ガス用質量流量計(HMFC)、気
化器(A)、気化原料測定用質量流量計(RMFC)とで構成さ
れている。
量計(HMFC)の入口に接続されており、一定圧に調圧され
た搬送ガス(H)を搬送ガス用質量流量計(HMFC)に供給す
る。搬送ガス用質量流量計(HMFC)は公知の構造のもの
で、一定質量の搬送ガス(H)を気化器(A)に送り出すよう
になっている。原料タンク(T)には液体原料(L)が貯留さ
れており、調圧器(TC)によってタンク(T)内に一定圧の
ガス圧が加えられており、タンク(T)から液体原料(L)が
液体原料用質量流量計(LMFC)に供給されるようになって
いる。液体原料用質量流量計(LMFC)も公知の構造のもの
で、一定量の液体原料(L)が気化器(A)に供給されるよう
になっている。気化器(A)では搬送ガス(H)と接触し、又
は補助的な使用されたヒータ(6)によって加熱されて蒸
発した気化原料(R)が搬送ガス(H)と共に流出し、気化原
料測定用質量流量計(RMFC)によって定量された後、例え
ば、CVDなどの半導体製造装置(C)やその他製造炉に
供給される事になる。
ら図5に従って説明する。図2は本発明にかかる気化器
(A)の一実施例の断面図で、気化器本体(1)は中空体で、
液体原料(L)を貯留する気化器本体(1)の底部(5)の形状
を上広がりの錘状に形成されており、底部(5)の中央に
液体原料(L)を供給する液体原料供給口(4)が形成されて
おり、液体原料用質量流量計(LMFC)に繋がっている。更
に、搬送ガス(H)を気化器本体(1)内に導入するための流
入口と、気化器本体(1)内にて気化した気化原料ガス(R)
と共に搬送ガス(H)が流出する流出口とが設けられてお
り、前述のように流入口には搬送ガス用質量流量計が接
続されており、流出口には例えばCVDなどの半導体製
造装置などが接続されている。(6)は底部に設けられた
ヒータで、液体原料(L)を加熱するためのものである。
ように上広がりの錘状に形成されている。一般的には、
図3のように平面形状が円であって全体がロート状(上
広がりの円錐状)になるが、勿論これに限られず、三角
錐、四角錐などあってもよい。垂直線に対する底部(5)
のテーパ角度(θ)の範囲は80〜88°程度で、通常は85°
前後が選ばれる。角度(θ)が急であれば底部(5)に溜ま
った液体原料(L)の増減が液体原料(L)の表面の面積の増
減に著しく影響し、逆に、角度(θ)が大き過ぎれば底部
(5)が平坦面の場合と差がなくなるからである。
料(L)の供給を受けると、気化器(A)の底部(5)に液体原
料(L)が溜まるが、底部(5)が前述のようにロート状とな
っているために安定して液体原料供給口(4)を中心とし
て同心円状に液体原料(L)が溜まって行く。この液体原
料(L)は必要に応じて沸点以下の低温度にヒータ(6)によ
って加熱されて表面から蒸発し、液体原料(L)の上を接
触しながら通過して行く搬送ガス(H)と共に流出して行
く。
度との関係を図4に従って詳述する。 今、Ql=液体原料の供給量 (g/min) G =液体原料の単位面積当たりの蒸発速度 (g/mim・cm
2) S =液面の表面積 (cm2) Qv=気化原料の流量、即ち蒸発量 (g/min) H =流入口 (0点)から液面までの高さ、とすると、 Qv=G・S となる。…………第1式
料(L)の供給量(Ql)は気化原料(R)の流量(Qv)より大き
いため (Ql>Qv)、図4のO−A曲線を辿って次第に
液体原料(L)が底部(5)に溜まって行く。
と気化原料(R)の流量(Qv)とが等しくなると (Ql=Q
v)、図4のA−B曲線を辿って水平状態が保たれる。
ここで、液体原料(L)の供給量(Ql)と気化原料(R)の流
量(Qv)とのバランスが何らかの原因で崩れ、例えば、
液体原料(L)の供給量(Ql)が気化原料(R)の流量(Qv)を
上回ると液面が上昇して液面の表面積が増加し、液体原
料(L)の蒸発量が増え、その結果液面が下がる。逆に、
液体原料(L)の供給量(Ql)が気化原料平(R)流量(Qv)を
下回ると液面が下降して液面の表面積が減少し、液体原
料(L)の蒸発量が少なくなり、その結果液面が上がる。
このようにして、液体原料(L)の供給量(Ql)と気化原料
(R)の流量(Qv)とのバランスが何らかの原因で崩れたと
しても、自動的に両者の関係を調整してほぼ水平な気化
原料(R)の蒸発量を保つ。
と、底部(5)の残留分が蒸発し、図4の下降曲線B−C
を辿って時間(t3)で0になる。
示すプロセスを用い、内径65mm、底部のテーパ角度(θ)
が85°の気化器(A)を使用して行った実測グラフであ
る。横軸が時間、縦軸が流量である。使用の液体原料
(L)はTEOSで流量は0.59g/min、気化器(A)の温度は1
35℃、搬送ガス(H)は窒素ガスで、その流量は1,1000SCC
M(SCCM=0℃1気圧の標準状態で1分間に流れる流体の体
積「=cc」)である。図5のグラフの下側の矩形曲線は、
気化器(A)の底部の液体原料供給口(4)に供給される液体
原料(L)の供給曲線であり、上側の曲線は液体原料(L)で
あるTEOSの蒸発による流量増減曲線で、基準線から
低いほうの水平線までが窒素ガスの流量である(N2で示
す。)。TEOS供給曲線の水平部分は定常状態を保っ
て推移していることが分かる。図中、横軸1目盛りは10
分である。
のように非常に簡単であるから非常に低コストで製作す
ることができる。また、ヒータ(6)によって液体原料(L)
を加熱する場合でも沸点以下の温度であるから突沸を生
じるようなことがなく、急激な流量変動を発生しないも
のである。更に、液体原料(L)の沸点や蒸気圧のデータ
から気化条件を容易に選定することができ、各種液体原
料(L)への適用範囲が広い。尚、図1に示すようなフロ
ーにおいて、液体原料用質量流量計(LMFC)との組合わせ
により例えば常圧CVDへの液体原料(L)の供給が極め
て容易になった。
する気化器本体の底部の形状を上広がりの錘状に形成し
てあるので、液体原料が流入口を中心とする底部に溜ま
り、搬送ガスと接触する面積を常時ほぼ一定に保つ事が
できて気化量を常に一定に保つ事が出来、且つ、液体原
料の供給量に合わせて気化量を自動的にコントロールす
ることが出来るという利点がある。
料蒸発量の関係グラフ
体原料蒸発量の関係グラフ
用した液体原料(L)のフローに付いて説明する。図1
から分かるように本プロセスは、原料タンク(T)、タ
ンク用加圧ガスの調圧器(TC)、搬送ガス用調圧器
(HC)、液体原料供給器(LMFC)、搬送ガス供給
器(HMFC)、気化器(A)、気化原料測定用質量流
量計(MFM)とで構成されている。
給器(HMFC)の入口に接続されており、一定圧に調
圧された搬送ガス(H)を搬送ガス供給器(HMFC)
に供給する。搬送ガス供給器(HMFC)は公知の構造
のもので、一定質量の搬送ガス(H)を気化器(A)に
送り出すようになっている。原料タンク(T)には液体
原料(L)が貯留されており、調圧器(TC)によって
タンク(T)内に一定圧のガス圧が加えられており、タ
ンク(T)から液体原料(L)が液体原料供給器(LM
FC)に供給されるようになっている。液体原料供給器
(LMFC)も公知の構造のもので、一定量の液体原料
(L)が気化器(A)に供給されるようになっている。
気化器(A)では搬送ガス(H)と接触し、又は補助的
な使用されたヒータ(6)によって加熱されて蒸発した
気化原料(R)が搬送ガス(H)と共に流出し、気化原
料測定用質量流量計(MFM)によって定量された後、
例えば、CVDなどの半導体製造装置(C)やその他製
造炉に供給される事になる。
2から図5に従って説明する。図2は本発明にかかる気
化器(A)の一実施例の断面図で、気化器本体(1)は
中空体で、液体原料(L)を貯留する気化器本体(1)
の底部(5)の形状を上広がりの錘状に形成されてお
り、底部(5)の中央に液体原料(L)を供給する液体
原料供給口(4)が形成されており、液体原料供給器
(LMFC)に繋がっている。更に、搬送ガス(H)を
気化器本体(1)内に導入するための流入口と、気化器
本体(1)内にて気化した気化原料ガス(R)と共に搬
送ガス(H)が流出する流出口とが設けられており、前
述のように流入口には搬送ガス供給器(HMFC)が接
続されており、流出口には例えばCVDなどの半導体製
造装置などが接続されている。(6)は底部に設けられ
たヒータで、液体原料(L)を加熱するためのものであ
る。
原料(L)の供給を受けると、気化器(A)の底部
(5)に液体原料(L)が溜まるが、底部(5)が前述
のようにロート状となっているために安定して液体原料
供給口(4)を中心として同心円状に液体原料(L)が
溜って行く。この液体原料(L)は必要に応じて沸点以
下の低温度にヒータ(6)によって加熱されて表面から
蒸発し、液体原料(L)の上を接触しながら通過して行
く搬送ガス(H)と共に流出して行く。
に示すプロセスを用い、内径65mm、底部のテーパ角
度(θ)が85°の気化器(A)を使用して行った実測
グラフである。横軸が時間、縦軸が流量である。使用の
液体原料(L)はTEOSで流量は0.59g/mi
n、気化器(A)の温度は135℃、搬送ガス(H)は
窒素ガスで、その流量は1,100SCCM(SCCM
=0℃1気圧の標準状態で1分間に流れる流体の体積
「=cc」)である。図5のグラフの下側の矩形曲線
は、気化器(A)の底部の液体原料供給口(4)に供給
される液体原料(L)の供給曲線であり、上側の曲線は
液体原料(L)であるTEOSの蒸発による流量増減曲
線で、基準線から低いほうの水平線までが窒素ガスの流
量である(N2で示す。)。TEOS供給曲線の水平部
分は定常状態を保って推移していることが分かる。図
中、横軸1目盛りは10分である。
上記のように非常に簡単であるから非常に低コストで製
作することができる。また、ヒータ(6)によって液体
原料(L)を加熱する場合でも沸点以下の温度であるか
ら突沸を生じるようなことがなく、急激な流量変動を発
生しないものである。更に、液体原料(L)の沸点や蒸
気圧のデータから気化条件を容易に選定することがで
き、各種液体原料(L)への適用範囲が広い。尚、図1
に示すようなフローにおいて、液体原料供給器(LMF
C)との組合わせにより例えば常圧CVDへの液体原料
(L)の供給が極めて容易になった。
料蒸発量の関係グラフ
体原料蒸発量の関係グラフ
給口 (5)…底部 (6)…ヒータ
Claims (1)
- 【請求項1】 搬送ガスを気化器本体内に導入す
るための流入口と、気化器本体内にて気化した気化原料
ガスと共に搬送ガスが流出する流出口と、気化器本体の
底部に液体原料を供給する液体原料供給口とを有する液
体原料用気化器において、 液体原料を貯留する気化器本体の底部の形状を上広がり
の錘状に形成してなる事を特徴とする液体原料用気化
器。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP03235413A JP3112721B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 液体原料用気化器 |
Applications Claiming Priority (1)
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|---|---|---|---|
| JP03235413A JP3112721B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 液体原料用気化器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06316765A true JPH06316765A (ja) | 1994-11-15 |
| JP3112721B2 JP3112721B2 (ja) | 2000-11-27 |
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ID=16985731
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03235413A Expired - Lifetime JP3112721B2 (ja) | 1991-08-21 | 1991-08-21 | 液体原料用気化器 |
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| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3112721B2 (ja) |
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