JPH0528683B2 - - Google Patents

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JPH0528683B2
JPH0528683B2 JP60010926A JP1092685A JPH0528683B2 JP H0528683 B2 JPH0528683 B2 JP H0528683B2 JP 60010926 A JP60010926 A JP 60010926A JP 1092685 A JP1092685 A JP 1092685A JP H0528683 B2 JPH0528683 B2 JP H0528683B2
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JP
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composite restorative
filler
paste
weight
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Namihiro Okabayashi
Shigeki Yuasa
Koji Kusumoto
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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  • Dental Preparations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明は、特定した少なくとも3種類の混合粒
子を充填材として用いることを特徴とする複合修
復材に関する。複合修復材は、例えば歯科分野全
般に亘つて使用され、口腔内で治療しようとする
歯牙に充填あるいは塗布後、重合させるもの、あ
るいは口腔外で適当な形態を付与し、重合させた
後、歯牙に接着または合着させるものなどがあ
る。 〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕 歯科用に使用する複合修復材は、その使用上の
特殊性から通常の複合材料と異なり、液状の重合
性単量体と無機材料を主成分とする充填材とのペ
ースト状混合物の形でユーザーに渡り、口腔内あ
るいは口腔外での医師による諸操作の過程で重合
硬化した後、通常の硬い複合材料となるものであ
る。従つて、このような複合修復材料に要求され
る性能は、ペースト状混合物に要求される性能と
重合硬化後の硬い材料に要求される性能に区別さ
れている。すなわち、前者はペーストを練り合わ
せたり充填したり歯の形に形成したりする操作性
能にかかわる性質であり、後者は通常の材料に要
求される圧縮強度、引張強度などの機械的、物理
的諸性質である。 このような複合修復材料に要求される諸性能を
高めるために、これまでに重合性単量体の化学構
造、あるいは充填材の材質、粒径、形状等の点で
多くの工夫、改善がなされてきた。例えば、重合
性単量体では、アクリレート化合物やメタクリレ
ート化合物、充填材の材質としては、無機酸化
物、樹脂や複合樹脂、粒径については大小の充填
材を組み合わせる方法等がある。また、形状につ
いても繊維状、球状、棒状、不定形などが検討さ
れ、従来の重合性単量体単独の材料に比べてより
優れた諸性能の材料が得られるようになつてい
る。しかしながら、一方では、歯科用に使用され
る複合修復材料は従来のような単なるう食窩洞の
充填修復というような単純な使われ方から、最近
では、例えば抜髄後の歯根部の空隙を埋めると同
時に、失われた歯冠部の形態を回復するために用
いられる等、従来、金属材料が用いられていたよ
うな部位の修復に応用する試みがなされていた。 このような特殊な用途に応用される場合には、
従来の複合修復材料に要求された性能に加えて更
に新たな性能が要求される。例えば上記した抜髄
後の支台築造用に用いる場合には、次のような点
で特に優れた性能の複合修復材料が望まれてい
る。 まず、硬化前のペースト状複合修復材の段階で
は、第1に修復材を抜髄後の歯髄腔に充填する際
に腔内に容易に填入できることは勿論のこと、さ
らに歯髄腔壁に無数に存在する微細な象牙細管の
内部にまですみやかにゆきわたる流動性を有する
ことが重要である。第2に、失われた歯冠部の形
態を回復する機能を果すために、形態付与を容易
にする適度なペーストの硬さが流動性に加えて要
求される。 次に、このような充填と形成を終えたペースト
は重合硬化反応によつて口腔内の諸々の力に耐え
る硬い複合修復材となるわけであるが、この際に
最も重要なことは重合硬化に伴う体積の収縮であ
る。すなわち、硬化時における収縮の程度(以
下、重合収縮率と呼ぶ)が小さいもの程、歯質と
複合修復材料の界面におけるひずみや間隙が小さ
く、密着性、密封性に優れた修復材料と言える。 さらに、重合硬化した複合修復材はまわりを象
牙組織や金属材料に覆われた状態で、口腔挫の苛
酷な条件下にさらされることになるが、この際最
も重要な性質は複合修復材の熱的性質である。す
なわち、修復材料の熱膨張係数がまわりの象牙組
織や金属材料のそれらに近い程、界面の局所的応
力が少なく、優れた修復材料と言える。 また例えば口腔内で硬化した樹脂の状態を観察
するためしばしばX線写真が利用されるが、かゝ
る目的のためにはX線不透過性の充填材であるこ
とが望まれる。 以上のような複合修復材の硬化に伴う体積の収
縮率や硬化後の熱膨張係数は、複合修復材の構成
成分の一つである重合性単量体の種類にも関係す
るが、その程度は小さく、大部分は他の一つの構
成成分である無機充填材の含有率に大きく依存す
る。すなわち、無機充填材の含有率が高い程、重
合収縮率は小さく熱膨張係数も小さくなる。 以上のように、できるだけ無機充填材の含有率
が高く、しかもその状態で歯髄腔内はもとより腔
内壁にある象牙細管の内部までゆきわたる流動性
と形態付与を容易にする適度な硬さを同時に有す
るペースト状の複合修復材を得るために、特に充
填材の大きさ、粒径分布、形状などについて従来
より種々検討されてきたが、未だ解決されるに至
つていない。例えば、特公昭44−19388号では、
1〜100μmの大きさの無機小球を充填材に用いる
ことが提案されているが、このような1μm以上の
比較的大きな粒径の充填材のみを用いる方法では
充填材の含有率を高めることはできるが、同時
に、流動性が低下し、細部へのすみやかな充填が
不十分となる。またドイツ特許公開公報第
2403211号では0.7μm以下の充填材を使用するこ
とが提案されているが、この場合には、流動性は
改善されるが形態の付与が困難である。さらに、
特開昭57−120506号公報では、0.5μmよりも小さ
く好ましくは0.1μm以下の充填材を10〜55%と0.5
〜0.8μmの充填材とを混合して用いることが提案
されている。しかしながら、本公報に具体的に使
用されているおよそ0.02μm程度の超微粒子を使
用した場合には、歯髄腔内全体では高い充填材含
有率が達成されるが、象牙細管のような微細な局
所空隙内においては混合充填材中大きな粒径の充
填材は歯髄腔内に残り、超微粒子部分と重合性単
量体からなる無機充填材含量の低い複合修復材の
みが進入する。 象牙細管のような局所空隙内における複合修復
材中の充填材含有率(以下、細部充填材含有率と
称す)は、歯質組織と硬化複合修復材との界面の
密封性、密着性に関係する重要な因子となる。す
なわち、細部充填材含有率が低下すると局所空隙
内における複合修復材の重合硬化に伴う体積の収
縮が増大し、その結果歯質との間にひずみや空隙
が生じ、界面の密封性、密着性が低下する。 このような理由から、上記公報に提案された方
法では界面における密封性、密着性が十分とは言
えず、さらに、細部充填材含有率を高める方法が
望まれている。 〔問題点を解決するための手段〕 以上述べたような歯科用複合修復材に望まれる
問題を解決するために、本発明者らは複合修復材
の構成成分の一つである充填材に特に注目し、そ
の形状や粒径分布について鋭意研究した結果、充
填材として特定した少なくとも3種類の平均粒径
を有する混合粒子を用いることにより、充填材の
含有率が高くしかも歯髄腔壁の細管内部にも十分
ゆきわたる流動性を持ち、細管内部に進入した部
分の細部充填材含有率が高く、歯質密着性や密封
性の優れた、しかも歯冠部の形態を形成するに十
分な硬さをも同時に有するペースト状の複合修復
材を完成し、ここに提案するに至つた。 即ち、本発明は重合性単量体、充填材、及び重
合開始剤を含む複合修復材において、充填材とし
て、 (a) 平均粒径が1.0〜100μmである非球形状粒子
(A)10〜90重量%と (b) 平均粒径が1.0〜100μmである球形状粒子(B)
45〜5重量%と (c) 平均粒径が0.1〜1.0μmである球形状粒子(C)45
〜5重量% とを含有する充填材を用いることを特徴とする歯
科用複合修復材である。 本発明で用いる重合性単量体は特に限定され
ず、例えば歯科用複合修復材として使用される公
知のものが使用できる。一般に好適に使用される
重合性単量体を例示すれば、種々のアクリル酸化
合物、メタクリル酸化合物、アクリル酸エステル
化合物、メタクリル酸エステル化合物、ウレタン
系化合物、スチレン系化合物等歯科用として使用
可能な重合性化合物が限定されずに用いることが
できる。更に具体的に、上記化合物を例示する
と、2,2−ビス〔4(2−ヒドロキシ−3−メ
タクリルオキシプロポキシ)フエニル〕プロパ
ン、メチルメタクリレート、ビスメタクリロエト
キシフエニルプロパン、トリエチレングリコール
ジメタクリレート、ジエチレングリコールジメタ
クリレート、テトラメチロールメタントリアクリ
レート、テトラメチロールメタンテトラアクリレ
ート、テトラメチロールメタントリメタクリレー
ト、トリメチロールエタントリメタクリレート、
及び下記構造式で示されるウレタン系化合物等が
ある。 ただし、上記式中、R1、R2、R3及びR4は同種
または異種のHまたはCH3で、(−A)−は(−CH2)−
6
【式】または
〔発明の効果〕
本発明によつて得られる複合修復材は、歯科分
野に使用したとき充填材含有率を80重量%以上ま
で高めることができるので、重合硬化時の体積収
縮率が少なく、また硬化後における熱膨張係数も
著しく小さく、さらに機械的強度にも優れた性能
を有し、且つX線造影性をも具備できる。特にこ
のように80重量%以上にも達する高い充填材含有
率にもかかわらず、本発明による修復材は、歯髄
腔内の細部にまでゆきわたる流動性を失うことが
なく、また、細部に充填された修復材中の充填材
含有率も高く、歯質との密着性に優れ、さらに、
歯冠部の形態付与をする際の操作性も保持される
という、従来の歯科用複合材料にみられない優れ
た性能を有するものであり、その効果は顕著であ
る。 〔実施例〕 以下、実施例によりさらに詳しく本発明の内容
を説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。なお、本文中並びに実施例中
に示した材料の性状に関する諸量の定義及びそれ
らの測定方法については次のとおりである。 (1) 粒子径及び粒子径分布の標準偏差値 粉体の走査型あるいは透過型電子顕微鏡写真を
撮り、その写真の単位視野内に観察される粒子の
数(n)、及粒子径(直径Xi)を求め、次式により
算出される。 標準偏差値=X+σn−1/X ただし、 (2) 粒子の平均均斉度値 粉体の走査型電子顕微鏡写真を撮り、その写真
の単位視野内に観察される、粒子の数(n)、粒子の
最大幅を長径(L)、この長径に直交する方向での最
大幅を短径(B)として、n、L、Bを求め、次式に
より算出される。 (3) 比表面積 柴田化学器機工業株式会社、迅速表面積測定装
置SA−1000を用いた。測定原理はBET法であ
る。 (4) 圧縮強度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修
復材を37℃で30分間重合させるか、又は市販の可
視光照射器「オプテイラツクス」(デメトロン社
製)を用い、1分間光照射して重合させた後、37
℃、水中24時間浸漬したものを試験片とした。そ
の大きさ、形状は直径4mm、高さ10mmの円柱状の
ものである。この試験片を試験機(東洋ボードウ
イン製、UTM−5T)に装着し、クロスヘツドス
ピード10mm/mmで圧縮強度を測定した。 (5) 引張強度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修
復材を37℃で30分間重合させるか、又は市販の可
視光照射器「オプテイラツクス」(デメトロン社
製)を用い、1分間光照射して重合させた後、37
℃、水中24時間浸漬したものを試験片とした。そ
の大きさ、形状は直径6mm、高さ6mmの円柱状の
ものである。この試験片を試験機(東洋ボードウ
イン製、UTM−5T)に装着し、クロスヘツドス
ピード10mm/mmで引張強度を測定した。 (6) 曲げ強度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修
復材を37℃で30分間重合させるか、又は市販の可
視光照射器「オプテイラツクス」(デメトロン社
製)を用い、1分間光照射して重合させた後、37
℃の水中に24時間浸漬したものを試験片とした。
その大きさ、形状は、2×2×25mmの角柱状のも
のである。曲げ試験は、支点間距離20mmの曲げ試
験装置を東洋ボードウイン製、UTM−5Tに装着
して行い、クロスヘツドスピード0.5mm/mmとし
た。 (7) 表面硬度 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修
復材を37℃で30分間重合させるか、又は市販の可
視光照射器「オプテイラツクス」(デメトロン社
製)を用い、1分間光照射して重合させた後、37
℃、水中24時間浸漬したものを試験片とした。そ
の大きさ、形状は2.5×10×10mmの板状のもので
ある。測定はミクロブリネル硬さ試験を用いた。 (8) 熱膨張係数 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修
復材を37℃で24時間重合させるか、又は前記の可
視光照射器を用いて、1分間照射して重合させた
ものを試験片とした。その大きさ、形状は、圧縮
試験に用いたものと同じである。測定は、理学電
機社製のThermoflexを用い、20℃〜50℃の間の
線膨張率によつて求めた。 (9) 吸水率 重合開始剤の種類に応じて、ペースト状複合修
復材を37℃で30分間重合させるか、又は前記の可
視光照射器を用いて1分間光照射して重合させた
後、研磨紙(日本研紙、1000番)で表面を研磨し
た後、37℃の無水硫酸マグネシウムデシケータ中
に恆量になるまで保存した。その後、37℃の水中
に浸漬し、24時間後の重量を測定した。増加重量
(mg)を浸漬前の試験片の表面積(cm2)で除し値
を吸水率とする。この試験片の大きさ、形状は、
1.0×10×10mmの板状である。 (10) ペースト流動量 内径5mm、長さ20mmで、出口径が1mmのプラス
チツクシリンジに約0.2mlのペースト状複合修復
材を填入し、ピストンをシリンダーに約3mm押し
込み、ストツパーでピストンを固定したから、ピ
ストンに700gの荷重をかけ、ダイヤルゲージを
取り付けた。ここで用いたピストンは、外径5
mm、長さ70mmのプラスチツク製、ただし、複合材
に接する部分はゴム製であつた。ストツパーを外
してから10秒後のピストンの移動距離をダイヤル
ゲージで測定し、その長さをペースト流動量とし
て表わした。移動量距離が大きい程、流れ易く粘
度の低い複合修復材であることを示す。 (11) 圧接充填率 内径4mm、長さ12mm、出口径1mmのプラスチツ
ク製シリンダーと、外径4mm、長さ70mmのプラス
チツク製ピストンを用いた。ただし、ピストンに
は半径1mmで中心角40゜の楕円状の溝を縦に4本
つけ、ピストンの横断面が十字形になるようにし
た。23℃の室内で、シリンダーにペースト状複合
修復材を気泡が入らないように満杯まで充填し
た。その後、ピストンを毎秒1mmの速度で押し、
シリンダーの出口より流出したペースト状複合修
復材の長さを測定した。この操作を5回繰り返
し、その流出長さの平均値をLmmとし、圧接充填
率を次式により算出した。 圧接充填率=L/12×100(%) 築盛や形態の付与が困難で圧接しにくい複合修
復材は、ピストンの溝より流出し易く、シリンダ
ーの出口に流出してくる複合修復材の量が少なく
なり、圧接充填率が低くなる。 (12) 細部充填材含有率 新鮮牛歯の歯根側から約5mmのところを切断し
歯髄を抜いた。その歯髄腔を35%のオルトリン酸
水溶液で30分間エツチングしてから水洗し、超音
波洗浄器で10分間水洗した。さらに、メタノール
で洗つた後エアブローで乾燥した。このように処
理した5本の牛歯に、歯根側からペースト状複合
修復材を歯科修復材充填用シリンジで充填し、さ
らに3mmの厚さに盛り上げた後、ポリプロピレン
フイルム(厚さ50μm)でカバーした。このカバ
ーの上から5Kgの荷重を1分間かけた後重合開始
剤の種類に応じて、可視光照射器を用いて1分間
光照射して重合するか、又は37℃で12時間重合さ
せた。これを12N塩酸水溶液中に25℃で7日間放
置して、歯質部分を完全に溶解除去することによ
り硬化複合修復材のみを回収し、水洗後、さらに
象牙細管に相当する細い繊維状の部分と歯髄腔に
相当する部分とに選別した。この中、細い繊維状
の部分にさらにメタノールで洗浄し、風乾後、減
圧下に12時間乾燥した。このようにして得られた
繊維状の硬化体を熱天秤(島津社製、DT−30)
を用いて、700℃における重量減少率から硬化体
中に含まれる無機充填材の含有率を百分率として
算出し、細部充填材含有率とした。 (13) 重合収縮率 1端の内径が2mm、他の1端が内径が1.5mmで、
長さが24000mmのパイレツクスガラス管に、離型
剤とてけシリコンオイルを塗布しよく拭き取つ
た。23℃の室内で練和した複合修復材をこのガラ
ス管に一杯にまで充填し、37℃の恆温室に3時間
保存するか、又は1分間光照射を行なつた。37℃
の恒温室に保存した場合には、3時間後、23℃の
室内で室温まで冷却した後複合修復材を取り出
し、その長さをマイクロメーターで測定した。こ
の長さとガラス管の長さとの差を、ガラス管の長
さで除した値を100倍したものを重合収縮率とし
た。 実施例 1 平均粒径9μm、平均均斉度値0.35のα−石英粉
末(非球形状の粉砕品)を1重量%のγ−メタク
リロキシプロピルトリメトキシシランで表面処理
したものを表面処理充填材(A−1)とする。 平均粒径17μm、平均均斉度値0.37のジルコニ
ア粉末(非球形状子)(半井化学社製、試薬特級)
を、(A−1)と同様にして表面処理したものを
表面処理充填材(A−2)とする。 平均粒径10μm、平均均斉度値0.96の球状のア
ルミナ(播磨耐火煉瓦社製)を、(A−1)と同
様にして表面処理したものを表面処理充填材(B
−1)とする。 エチルシリケート(日本コルコート社製)350
gをメタノール20に溶かした溶液をA液とし、
28%のアンモニア水0.9とメタノール3.6の混
合溶液をB液とする。A液とB液は20℃に保ち、
B液を羽根付撹拌棒を取り付けた撹拌機で撹拌し
ながら、A液をB液に毎分7mlの速度で滴下し
た。滴下量が増えるに従い、B液は白色となつ
た。この白色溶液をロータリーエバポレーターに
かけ、溶媒を除去し、白色粉末を得た。この粉末
を1000℃で1時間焼成したものは、粒子径範囲
0.21〜0.35μm、平均粒子径0.25μm、標準偏差値
1.08及び粒子の平均均斉度値0.99の球形状粉末で
あつた。この粉末を5重量%のγ−メタクリロキ
シプロピルトリメトキシシランで表面処理したも
のを、表面処理充填材(C−1)とする。 トリエチレングリコールジメタクリレート(以
下、TEGDMAと言う)28重量部と2,2−ビス
〔P−(γ−メタクリロキシ−P−ヒドロキシプロ
ポキシ)フエニル〕プロパン(以下Bis−GMA
と言う)42重量部と、テトラメチロールメタント
リアクリレート(以下TMM3Aと言う)30重量
部とを、混合し2部分に分割した。その後一方に
はN,N−ジエタノール−P−トルイジン1.5重
量部を、他の部分には過酸化ベンゾイル1.8重量
部を混合した。それぞれをペーストA用、ペース
トB用重合性単量体とする。 充填材の40重量部を(A−1)、20重量部を
(A−2)、20重量部を(B−1)とし、更に20重
量部を(C−1)とする充填材に、ペーストA用
重合性単量体またはペーストB用重合性単量体を
配合し、アルミナ乳鉢で充分練和することにより
それぞれペーストAまたはペーストB複合修復材
を得た。この際、複合修復材のシラン処理充填材
の含有量は86.2重量%で、ペーストの粘度は操作
上適正であつた。 この複合修復材のペースト流動量は、1.7mm、
圧接充填率93.5%、細部充填材含有率73%、重合
収縮率0.16%であつた。 上記のペーストAとペーストBを等量取り30秒
間室温で練和し硬化させたものについて特性を測
定した結果、熱膨張係数18.0ppm/℃、吸水率
0.18mg/cm2、表面硬度70.0、圧縮強度3820Kg/
cm2、引張強度620Kg/cm2、曲げ強度1210Kg/cm2
あつた。 実施例 2〜10 平均粒子径5μm、平均均斉度値0.33の硫酸バリ
ウム(和光純薬社製、試薬特級)を1重量%のγ
−メタクリロキシプロピルトリメトキシシランで
表面処理したものを、表面処理充填材(A−3)
とする。 平均粒子径40μm、平均均斉度値0.35のα−石
英(龍森社製、クリスタライト)を(A−1)と
同様にして表面処理したものを(A−4)とす
る。 平均粒子径20μm、平均均斉度値0.46のジルコ
ニア(マグネシウムエレクトロン社製)を(A−
1)と同様にして表面処理したものを(A−5)
とする。 平均粒子径50μm、平均均斉度値0.97のアルミ
ナ(播磨耐火煉瓦社製)を(A−1)と同様にし
て表面処理したものを(B−2)とする。 平均粒子径10μm、平均均斉度値0.97のシリカ
(播磨耐火煉瓦社製)を(A−1)と同様にして
表面処理したものを(B−3)とする。 平均粒子径18μm、平均均斉度値0.95のガラス
ビーズ(東芝バロテイーニ社製)を(A−1)と
同様にして表面処理したものを(B−4)とす
る。 実施例1記載の(C−1)の製造法において、
A液とB液の温度を25℃とし、A液の滴下速度を
毎分18mlとした以外は全て(C−1)の製造法と
同様の方法で、粒子径範囲0.20〜0.60μm、平均粒
子径0.31μm、標準偏差値1.61、及び粒子の平均均
斉度値0.80の球形状粒子を得た。その後、(C−
1)と同様の方法で表面処理したものを(C−
2)とする。 実施例1の表面処理充填材(A−1)及び/ま
たは(C−1)と重合性単量体、Bis−GMA及
びTEGDMA、及び/または(A−3)、(A−
4)、(A−5)、(B−2)、(B−3)、(B−4
)、
及び/または(C−2)、及び/または、テトラ
メチロールメタンテトラアクリレート(以下
TMM4Aと言う)を用い、実施例1と同様な方
法でペーストを調製し、ペースト流動量、圧接充
填率及び細部充填材含有率を測定した。さらに硬
化させた複合修復材の物性を測定し、その結果を
まとめて表−1に示す。 実施例 11 エチルシリケート(日本コルコート社製)350
gを、メタノール2.0に溶かし、水30gを加え、
60℃にまで加熱した後、室温まで冷却した溶液を
A液とする。ストロンチウム金属22g(半井化学
社製)を、500mlの精製メタノールに加えて、ス
トロンチウムとメタノールとを反応させる。この
反応溶液をB液とする。28%のアンモニア水0.9
とメタノール3.6の混合溶液をC液とする。 B液をA液に、撹拌しながら加えた。この溶液
をD液とし、C液とD液を20℃に保ち、C液を羽
根付撹拌棒を取り付けた撹拌棒で撹拌しながら、
D液をC液に毎分7mlの速度で滴下した。滴下量
が増えるに従い、C液は白色となつた。この白色
溶液をロータリーエバポレーターにかけ、溶媒を
除去し、白色粉末を得た。この粉末を1000℃で1
時間焼成したものは、粒子径範囲、0.25〜
0.40μm、平均粒子径0.33μm、標準偏差値1.10及
び粒子の平均均斉度値0.99の球形状粒子であつ
た。この粉末を、5重量%のγ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシランで表面処理したもの
を、表面処理充填材(C−3)とする。 実施例1の表面処理充填材(A−1)と(B−
1)及び重合性単量体、及び(C−3)を用い、
実施例1と同様な方法でペーストを調整し、ペー
スト流動量圧接充填率及び細部充填材含有率を測
定した。さらに、硬化させた複合修復材の物性を
測定し、その結果をまとめて表−1に示す。
【表】
【表】 実施例 12〜16 実施例1〜11記載の表面処理充填材(A−1)、
(A−3)、(A−4)、(B−3)、(C−1)、(

−2)、及び(C−3)と、TEGDMA28重量部
と、Bis−GMA42重量部とTMM3A30重量部と
からなる重合性単量体に、表−2記載の重合開始
剤を溶解せしめたものを用い、実施例1と同様な
方法でペーストを調製し、ペースト流動量、圧接
充填率及び細部充填材含有率を測定した。さらに
硬化させた複合修復材の物性を測定し、その結果
をまとめて、表−2に示す。
【表】
【表】 比較例 1〜4 超微粒子シリカ(エアロジル社製、エロジル
130)、BET比表面積130m2/gで平均粒子径約
16μmを、γ−メタクリロキシプロピルトリメト
キシシラン10重量%で表面処理したものを表面処
理エロジルとする。 重合性単量体、Bis−GMA、TEGDMA、
TMM3A及び表面処理充填材(A−1)、(B−
3)、(B−4)、(C−1)、(C−2)、及び/ま
たは表面処理エロジルを用い、実施例1と同様の
方法でペーストを調製し、ペースト流動量、圧接
充填率及び細部充填材含有率、重合収縮率を測定
した。さらに、硬化させた複合修復材の物性を測
定した結果をまとめて表−2に示す。
【表】
【表】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 重合性単量体、充填材、及び重合開始剤を含
    む複合修復材において、充填材として、 (a) 平均粒径が1.0〜100μmである非球形状粒子
    (A)10〜90重量%と (b) 平均粒径が1.0〜100μmである球形状粒子(B)
    45〜5重量%と (c) 平均粒径が0.1〜1.0μmである球形状粒子(c)45
    〜5重量% とを含有する充填材を用いることを特徴とする歯
    科用複合修復材。 2 非球形状粒子(A)がX線不透過性無機化合物で
    ある特許請求の範囲1記載の歯科用複合修復材。 3 X線不透過性無機化合物が酸化ジルコニウ
    ム、酸化バリウム、硫酸バリウム、酸化ランタ
    ン、酸化ハフニウム又はこれらの少くとも1成分
    を含有する複合酸化物である特許請求の範囲2記
    載の歯科用複合修復材。 4 非球形状粒子(A)がX線不透過性無機化合物と
    X線透過性無機化合物との混合物である特許請求
    の範囲1記載の歯科用複合修復材。 5 球形状粒子(C)の標準偏差値が1.30以下である
    特許請求の範囲1記載の歯科用複合修復材。
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