JPH05287067A - 変性ポリエステルの製造方法 - Google Patents

変性ポリエステルの製造方法

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JPH05287067A
JPH05287067A JP4092995A JP9299592A JPH05287067A JP H05287067 A JPH05287067 A JP H05287067A JP 4092995 A JP4092995 A JP 4092995A JP 9299592 A JP9299592 A JP 9299592A JP H05287067 A JPH05287067 A JP H05287067A
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polyester
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JP4092995A
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English (en)
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Shinichi Okuya
真一 奥谷
Hiroaki Tatsumi
弘明 巽
Takehiko Mitsuyoshi
威彦 三吉
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】異なる2種以上のポリエステルを溶融混合する
ことにより変性ポリエステルを製造する際、下記の
(A)、(B)、(C)の群から選ばれる1種以上の化
合物を添加してなる変性ポリエステルの製造方法。 (Rは一級アルコール性水酸基を含まない有機残基)
で表されるモノエポキシ化合物 (R及びRは芳香族炭化水素基、同一であっても異
なっていてもよい)で表されるカルボジイミド化合物 (R〜Rは芳香族炭化水素基、同一であっても異な
っていてもよい)で表されるオキサゾリン化合物。 【効果】高融点でかつ成形加工時に高温下で長時間滞留
しても熱的特性の変わらない安定な変性ポリエステルが
得られる。繊維、フィルム、樹脂その他の分野で幅広く
使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異なる2種以上のポリ
エステルを溶融混合することにより変性ポリエステルを
製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステルに高度な機能を付与する方
法のひとつとして、ポリエステルに該ポリエステル構成
成分以外の成分(以下、変性成分という)を共重合する
方法がある。この方法は、通常、ポリエステルの重縮合
反応が完結する以前の段階で、エステル形成性官能基を
有する変性成分を反応系へ添加することによって行なわ
れている。この方法では分子鎖中に変性成分がランダム
に共重合されるため、共重合率を高めると得られるポリ
エステルの融点が大幅に低下してしまうという欠点があ
る。
【0003】そのため、ポリエステルと、変性成分を構
成成分の少なくとも一部として含むポリエステル(ホモ
ポリエステルまたはコポリエステル)を溶融混合するこ
とにより、高融点である変性ポリエステルを得ることが
提案されている。例えば、ポリエチレンテレフタレート
と脂肪族ポリエステルを溶融混合して柔軟性や染色性を
改善する方法(特公昭45−21596号公報、特開昭
54−127963号公報)、ポリエチレンテレフタレ
ートと、スルホネート化合物を共重合したポリエステル
を溶融混合して親水性や染色性を改善する方法(特開昭
50−123925号公報、特開昭53−86833号
公報)などがある。
【0004】しかしながら、これらの方法でも異なる2
種以上のポリエステルを溶融混合すると、ポリエステル
分子鎖間及び分子鎖内でエステル交換反応が進行する。
従って、異なる2種以上のポリエステルを溶融混合して
いる間に変性ポリエステルの熱特性が変化しやすいた
め、同一の熱特性を有する変性ポリエステルを製造でき
る条件の範囲が極めて狭いものとなり、工業的製造が困
難であるという問題がある。このような問題を解消する
ためには、異なる2種以上のポリエステルを溶融混合す
る際に進行するエステル交換反応を停止または抑制する
ことが必要となる。エステル交換反応を停止または抑制
することにより、高融点でかつ熱的に安定である変性ポ
リエステルを得ることが可能となる。
【0005】この方法として、特公昭46−35500
号公報には、2種以上のポリエステルを溶融混合する際
に有機および無機のリン化合物を添加することが提案さ
れている。しかしながら、このようなリン化合物はエス
テル交換反応抑制効果が小さいだけでなく、該リン化合
物を添加すると、得られる変性ポリエステルの耐加水分
解性が低下してしまうという問題があった。また特開昭
52−29892号公報には2種以上のポリエステルを
溶融混合する際にカルボン酸エステル、炭酸エステルま
たはカーボネート化合物を添加することが提案されてい
る。しかしながら、これらの化合物はエステル交換反応
抑制効果が小さいだけでなく、該化合物を添加すると、
有毒なフェノール等が副生したり、ポリマが黄色に着色
してしまうという問題があった。また、特開昭51−1
11895号公報には2種以上のポリエステルを溶融混
合する際にラクタム化合物を添加することが提案されて
いる。しかしながらラクタム化合物はエステル交換反応
抑制効果が小さいだけでなく、ラクタム化合物を添加す
ることにより、ポリマが褐色に着色しやすいといった問
題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは、ポリマ
の色調及び耐加水分解性が良好で、かつ異なる2種以上
のポリエステルを溶融混合する際に進行するエステル交
換反応を効果的に停止または抑制できる方法について鋭
意検討した結果、本発明を完成した。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記した本発明の課題
は、異なる2種以上のポリエステルを溶融混合すること
により変性ポリエステルを製造する際、下記の(A)、
(B)、(C)の群から選ばれる1種以上の化合物を添
加することを特徴とする変性ポリエステルの製造方法に
よって解決できる。 (A)一般式
【化4】 で表されるモノエポキシ化合物 (B)一般式
【化5】 で表されるカルボジイミド化合物 (C)一般式
【化6】 で表されるオキサゾリン化合物 本発明の方法における特徴は、異なる2種以上のポリエ
ステルを用いる点にある。異なるポリエステルとは、ポ
リエステル自体が異なるものであり、ポリエステルの構
成成分の種類や含有率、またはポリエステルの平均分子
量等が異なることを意味する。
【0008】まず、ベースポリマとなる第1のポリエス
テルとしては、用いるポリエステルの種類は問わない
が、得られる変性ポリエステルが高融点かつ高結晶性を
保持した上で染色性、柔軟性などの優れた機能を発現で
きる点から、芳香族ホモポリエステルを用いることが好
ましく、中でもポリエチレンテレフタレート、ポリテト
ラメチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレー
ト、ポリシクロヘキサンジメチレンテレフタレートから
選ばれる芳香族ホモポリエステルを用いることが特に好
ましい。
【0009】次いで、本発明においては、第2以降のポ
リエステルとして、次の(1)または(2)のものが採
用できる。 (1)第1で使用するポリエステルとは、構成成分の少
なくとも一つが異なるホモポリエステルである。例え
ば、第1のポリエステルとして、ポリエチレンテレフタ
レートを用いる場合、ポリエチレンイソフタレート、ポ
リエチレンナフタレート、ポリエチレンアジペート、ポ
リテトラメチレンテレフタレート等が挙げられる。
【0010】(2)第1のベ−スポリマに変性成分を共
重合したコポリエステルである。例えば、第1のベ−ス
ポリマとして、ポリエチレンテレフタレートを用いる場
合、変性成分として、イソフタル酸、2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸、5−ナトリウムスルホイソフタル酸、
アジピン酸、セバシン酸、1,4−シクロヘキサンジカ
ルボン酸等のジカルボン酸成分や1,3−プロピレング
リコール、テトラメチレングリコール、1,6−ヘキサ
ンジオール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリテトラメチレングリコール、1,4−シク
ロヘキサンジメタノール、ビスフェノールAまたはその
エチレンオキサイド付加物等のジオール成分を1種以上
共重合したポリエチレンテレフタレートが挙げられる。
なお、上記したコポリエステルにおける変性成分の共重
合率は特に制限されないが、得られる変性ポリエステル
が高融点かつ高結晶性を保持した上で染色性、柔軟性な
どの優れた機能を発現できる点から、コポリエステルを
構成する全酸成分に対して好ましくは10モル%以上1
00モル%未満、さらに好ましくは20モル%以上10
0モル%未満である。
【0011】本発明における異なる2種以上のポリエス
テルの混合割合は、任意であるが、得られる変性ポリエ
ステルが高融点かつ高結晶性を保持していることから、
芳香族ホモポリエステルを、得られる変性ポリエステル
に対して50重量%以上用いることが好ましい。
【0012】本発明においては、上記した異なる2種以
上のポリエステルを溶融混合する。溶融混合する方法と
しては、異なる2種以上のポリエステルをロールミキサ
ー等の開放型回分式混練装置、バンバリーミキサーやニ
−ダー等の密閉型回分式混練装置、1軸、2軸及び多軸
のスクリュ型連続式混練装置、1軸及び2軸のディスク
型連続式混練装置、1軸及び2軸のロータ型連続式混練
装置、または静止混練器等の溶融混練機を用いて溶融混
合するなどの公知の方法を採用することができる。2種
以上のポリエステルは、チップなどの固体状態で予め混
合した後、あるいは混合しないで上記した溶融混練機に
供給して溶融混合しても良く、予め別々に溶融した状態
で上記した溶融混練機に供給して溶融混合しても良い。
【0013】本発明において異なる2種以上のポリエス
テルを溶融混合する温度は、溶融混合に用いるポリエス
テルの種類などによって異なるが、一般にはポリエステ
ルの融点以上、分解温度未満の温度で行なう。また、本
発明において異なる2種以上のポリエステルを溶融混合
する時間は、溶融混合に用いるポリエステルの耐熱性な
どによって異なるが、一般には0.1〜120分であ
る。
【0014】さらに、本発明における異なる2種以上の
ポリエステルを溶融混合する雰囲気は、加圧、常圧、減
圧のいずれでもよく、一般には減圧または不活性気体雰
囲気下で行なう。
【0015】本発明においては、上記した異なる2種以
上のポリエステルを溶融混合する際に、前記一般式で表
されるモノエポキシ化合物、カルボジイミド化合物、オ
キサゾリン化合物の群から選ばれる1種以上の化合物を
添加する必要がある。
【0016】前記一般式で表される化合物として次のよ
うなものが例示される。一般式(A)で表されるモノエ
ポキシ化合物において、R1 は一級アルコール性水酸基
を含まない有機残基である。なお、R1 中の炭素数は1
〜30が好ましい。具体的な化合物の例としては、スチ
レンオキシド、アリルベンゼンオキシド、オクテン−1
−オキシド、シクロヘキシルエチレンオキシド、1,2
−エポキシ−4−フェニルブタン、1,2−エポキシ−
3−メチル−4−フェニルブタン、メチルグリシジルエ
ーテル、フェニルグリシジルエーテル、アリルグリシジ
ルエーテル、グリシジルラウリルエーテル、エピフルオ
ロヒドリン、エピクロロヒドリン、エピブロモヒドリ
ン、1,2−エポキシ−3,3,3−トリクロロプロパ
ン等が挙げられる。
【0017】一般式(B)で表されるカルボジイミド化
合物において、R2 及びR3 は芳香族炭化水素基であ
り、同一であっても異なっていてもよい。なお、R2
3 中の炭素数は6〜30が好ましい。具体的な化合物
の例としては、N,N´−ビス(o−トリル)カルボジ
イミド、N,N´−ビス(2,6−ジエチルフェニル)
カルボジイミド、N,N´−ビス(2,6−ジイソプロ
ピル)カルボジイミド等が挙げられる。
【0018】一般式(C)で表されるオキサゾリン化合
物において、R4 、R5 R、R6 は水素、または脂肪
族、脂環式及び芳香族の炭化水素基であり、同一であっ
ても異なっていてもよい。なお、R4 、R5 、R6 中の
炭素数は0〜30が好ましい。具体的な化合物の例とし
ては、2−オキサゾリン、2−メチル−2−オキサゾリ
ン、2−フェニル−2−オキサゾリン、2,5−ジメチ
ル−2−オキサゾリン、5−メチル−2−フェニル−2
−オキサゾリン、2,4−ジフェニル−2−オキサゾリ
ン、2,5−ジフェニル−2−オキサゾリン等が挙げら
れる。 なお上記した化合物は2種以上併用してもよ
い。
【0019】上記した化合物の添加量は、特に制限され
ないが、エステル交換反応を効果的に抑制できることか
ら、混合する2種以上のポリエステルの合計重量に対し
て好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは
0.05〜5重量%である。0.01重量%未満ではエ
ステル交換反応が抑制され難い傾向があり、10重量%
を越えるとエステル交換反応に対する抑制効果が頭打ち
となり、経済的でなくなるのみならず、ポリマ中に過度
の該化合物が残存することにより、成形加工時に揮発し
たり、成形品の表面にブリードアウトしやすい傾向があ
る。
【0020】本発明において上記した化合物の添加時期
は、特に制限されない。溶融混合に供するポリエステル
の1種以上に予め添加しておいても良く、異なる2種以
上のポリエステルの溶融混合開始と同時に、あるいは溶
融混合開始から溶融混合終了までの間に添加してもよ
い。なお異なる2種以上のポリエステルのエステル交換
反応を効果的に抑制できることから、予め該化合物を添
加したポリエステルを溶融混合することが好ましい。本
発明において上記した化合物の添加は、1度または2度
以上に分割して行なっても良く、また、適当な媒体に該
化合物を予め分散または溶解して添加しても良い。
【0021】本発明の方法により得られる変性ポリエス
テルには、上記した化合物の添加と同時または異なる段
階で、艶消し剤、酸化防止剤、光安定剤、紫外線吸収
剤、蛍光増白剤、帯電防止剤、難燃剤、抗菌剤、消臭
剤、強化材、顔料、他の高分子化合物などを含有せしめ
ていても良い。
【0022】本発明の方法において、上記した化合物を
添加することにより、異なる2種以上のポリエステルを
溶融混合した際に進行するエステル交換反応を抑制でき
る理由は明確ではないが、該化合物は、ポリエステルの
エステル交換反応を促進する末端カルボキシル基と容易
に反応するため、ポリエステルの溶融混合時に進行する
エステル交換反応を抑制するものと考えられる。なお従
来より、上記した化合物がポリエステルと反応し、該ポ
リエステルの熱分解及び加水分解を抑制する作用をもつ
ことは知られているが、本発明は、該化合物が異なる2
種以上のポリエステル溶融混合系で進行するエステル交
換反応を抑制する作用をもつ点で従来の知見と根本的に
異なっている。
【0023】
【実施例】以下、本発明を実施例により、さらに詳細に
説明する。なお、実施例中の物性は次のようにして測定
した。 A.極限粘度(η) オルトクロロフェノール溶液として、25℃で測定し
た。 B.融点(Tm) 示差走査型熱量計(パーキンエルマー社製DSC4型)
を用いて、試料10mg、昇温速度20℃/分で測定し
た。なお融解ピークが2つ以上ある場合は高温側のピー
ク温度を融点とした。 C.色調(b値) カラーコンピューター(スガ試験機社製SM−3型)を
用いて測定した。b値が高いほど黄色〜褐色を帯びる。 D.耐加水分解性(Δη) ペレット(3mm角)を加圧ポット下で130℃、24
時間熱水処理し、極限粘度の変化Δηを調べることによ
り求めた。Δηが小さいほど耐加水分解性が優れる。
【0024】参考例1(ポリエチレンテレフタレートの
合成) テレフタル酸ジメチル5000重量部、エチレングリコ
ール3200重量部に、酢酸マンガン4水和物2重量
部、三酸化アンチモン2重量部を加え、常圧下で140
から240℃まで昇温し、メタノールを留去しながらエ
ステル交換反応を行なった。エステル交換反応終了後、
リン酸トリメチル2.5重量部を添加し、さらに、徐々
に真空度及び温度を上げて、285℃、0.5mmHg
で4時間重縮合反応を行ない、η=0.65、Tm=2
55℃、b値=1.5、Δη=0.31のポリエチレン
テレフタレートを得た。
【0025】参考例2(ポリエチレンイソフタレートの
合成) イソフタル酸ジメチル5000重量部、エチレングリコ
ール3200重量部を用いて、参考例1と同様の操作を
行ない、η=0.64、Tm=247℃、b値=1.
4、Δη=0.30のポリエチレンイソフタレートを得
た。
【0026】参考例3(ポリエチレンアジペートの合
成) アジピン酸ジメチル5000重量部、エチレングリコー
ル3600重量部を用いて、参考例1と同様の操作を行
ない、η=0.66、Tm=55℃のポリエチレンアジ
ペートを得た。
【0027】参考例4(エチレンテレフタレート−エチ
レンイソフタレート共重合体の合成) テレフタル酸ジ
メチル2000重量部、イソフタル酸ジメチル3000
重量部、エチレングリコール3200重量部を用いて、
参考例1と同様の操作を行ない、.η=0.65のエチ
レンテレフタレート−エチレンイソフタレート共重合体
を得た。
【0028】実施例1 参考例1で合成したポリエチレンテレフタレート200
0重量部を十分乾燥したのち、グリシジルラウリルエー
テル20重量部とともに、2軸エクストルーダー(東芝
機械株式会社製TEM−35B)に供給し、280℃、
滞留時間2分の溶融混練を行ない、η=0.65、Tm
=255℃、b値=1.5、Δη=0.31のポリエス
テルAを得た。また、同様にして、参考例2で合成した
ポリエチレンイソフタレート2000重量部とグリシジ
ルラウリルエーテル20重量部を溶融混練し、η=0.
64、Tm=247℃、b値=1.4、Δη=0.30
のポリエステルBを得た。
【0029】ポリエステルA85重量部とポリエステル
B15重量部(グリシジルラウリルエーテル添加量:グ
リシジルラウリルエーテル添加前のポリエステルの合計
重量に対して1重量%)を十分に乾燥した後、2軸エク
ストルーダーに供給し、280℃、滞留時間2分の溶融
混合を行ない、η=0.65、Tm=253℃、b値=
1.5、Δη=0.31の変性ポリエステルを得た。こ
の変性ポリエステルをさらに280℃で30分間および
60分間溶融保持したときのTmはそれぞれ252℃、
251℃であり、ほとんど低下しなかった。
【0030】比較例1 参考例1で合成したポリエチレンテレフタレート85重
量部と参考例2で合成したポリエチレンイソフタレート
15重量部を十分に乾燥した後、2軸エクストルーダー
に供給し、280℃、滞留時間2分の溶融混合を行なっ
た。得られた変性ポリエステル物性は、η=0.65、
Tm=252℃、b値=1.5、Δη=0.31であっ
た。この変性ポリエステルをさらに280℃で30分間
および60分間溶融保持したときのTmはそれぞれ23
3℃、220℃まで低下した。
【0031】実施例2〜6 ポリエステルAとポリエステルBの混合比を変更したこ
と以外は、実施例1と同様に操作を行なった。得られた
変性ポリエステルη、Tm、b値、Δη、さらにこれら
の変性ポリエステルを280℃で30分間および60分
間溶融保持したときのTmを表1に示した。いずれの変
性ポリエステルも溶融保持による融点低下はほとんどな
かった。
【0032】
【表1】 実施例7〜13 添加する化合物の種類および添加量を変更したこと以外
は、実施例1と同様に操作を行なった。得られた変性ポ
リエステルのη、Tm、b値、Δη、さらにこれらの変
性ポリエステルを280℃で30分間および60分間溶
融保持したときのTmを表2に示した。いずれの変性ポ
リエステルも溶融保持による融点低下はほとんどなかっ
た。
【0033】
【表2】 比較例2 グリシジルラウリルエーテルの代わりにトリフェニルフ
ォスファイトを用いたこと以外は実施例1と同様に操作
を行なった。得られた変性ポリエステルのη、Tm、b
値、Δη、さらにこれらの変性ポリエステルを280℃
で30分間および60分間溶融保持したときのTmを表
2に示した。得られた変性ポリエステルのΔηは0.4
4であり、耐加水分解性がかなり低下していた。
【0034】比較例3 グリシジルラウリルエーテルの代わりにジフェニルテレ
フタレートを用いたこと以外は実施例1と同様に操作を
行なった。得られた変性ポリエステルのη、Tm、b
値、Δη、さらにこれらの変性ポリエステルを280℃
で30分間および60分間溶融保持したときのTmを表
2に示した。得られた変性ポリエステルのb値は7.0
であり、黄色に着色していた。
【0035】比較例4 グリシジルラウリルエーテルの代わりにN,N´−ビス
テレフタロイルカプロラクタムを用いたこと以外は実施
例1と同様に操作を行なった。得られた変性ポリエステ
ルのη、Tm、b値、Δη、さらにこれらの変性ポリエ
ステルを280℃で30分間および60分間溶融保持し
たときのTmを表2に示した。得られた変性ポリエステ
ルのb値は14.2であり、褐色に着色していた。
【0036】実施例14〜17 ポリエステルAとポリエステルBの溶融混合時間を変更
したこと以外は、実施例1と同様に操作を行なった。得
られた変性ポリエステルのη、Tm、b値、Δη、さら
にこれらの変性ポリエステルを280℃で30分間およ
び60分間溶融保持したときのTmを表3に示した。い
ずれの変性ポリエステルも溶融保持による融点低下はほ
とんどなかった。
【0037】
【表3】 実施例18 実施例1で調製したポリエステルA85重量部と参考例
2で合成したポリエチレンイソフタレート15重量部を
十分に乾燥した後、2軸エクストルーダーに供給し、2
80℃、滞留時間2分の溶融混合を行なった。得られた
変性ポリエステルの物性は、η=0.65、Tm=25
3℃、b値=1.5、Δη=0.31であった。この変
性ポリエステルをさらに280℃で30分間および60
分間溶融保持したときのTmはそれぞれ252℃、25
1℃であり、ほとんど低下しなかった。
【0038】実施例19 参考例1で合成したポリエチレンテレフタレート85重
量部と参考例2で合成したポリエチレンイソフタレート
15重量部を十分に乾燥した後、グリシジルラウリルエ
ーテル1重量部(混合するポリエステルの合計重量に対
して1重量%)とともに2軸エクストルーダーに供給
し、280℃、滞留時間2分の溶融混合を行なった。得
られた変性ポリエステルの物性は、η=0.65、Tm
=252℃、b値=1.5、Δη=0.31であった。
この変性ポリエステルをさらに280℃で30分間およ
び60分間溶融保持したときのTmはそれぞれ251
℃、250℃であり、ほとんど低下しなかった。
【0039】実施例20 参考例3で合成したポリエチレンアジペート2000重
量部を十分乾燥したのち、グリシジルラウリルエーテル
20重量部とともに、2軸エクストルーダーに供給し、
280℃、滞留時間2分の溶融混練を行ない、ポリエス
テルCを得た。ポリエステルA85重量部とポリエステ
ルC15重量部(グリシジルラウリルエーテル添加量:
グリシジルラウリルエーテル添加前のポリエステルの合
計重量に対して1重量%)を十分に乾燥した後、2軸エ
クストルーダーに供給し、280℃、滞留時間2分の溶
融混合を行ない、η=0.65、Tm=253℃、b値
=1.5、Δη=0.31の変性ポリエステルを得た。
この変性ポリエステルをさらに280℃で30分間およ
び60分間溶融保持したときのTmはそれぞれ252
℃、251℃であり、ほとんど低下しなかった。
【0040】比較例5 参考例1で合成したポリエチレンテレフタレート85重
量部と参考例3で合成したポリエチレンアジペート15
重量部を十分に乾燥した後、2軸エクストルーダーに供
給し、280℃、滞留時間2分の溶融混合を行ない、η
=0.65、Tm=252℃、b値=1.5、Δη=
0.31の変性ポリエステルを得た。この変性ポリエス
テルをさらに280℃で30分間および60分間溶融保
持したときのTmはそれぞれ230℃、218℃まで低
下した。
【0041】実施例21 参考例4で合成したエチレンテレフタレート−エチレン
イソフタレート共重合体2000重量部を十分乾燥した
のち、グリシジルラウリルエーテル20重量部ととも
に、2軸エクストルーダーに供給し、280℃、滞留時
間2分の溶融混練を行ない、ポリエステルDを得た。参
考例1で合成したポリエステルA85重量部とポリエス
テルD15重量部を用いて実施例1と同様の操作を行な
い、η=0.65、Tm=253℃、b値=1.5、Δ
η=0.31の変性ポリエステルを得た。この変性ポリ
エステルをさらに280℃で30分間および60分間溶
融保持したときのTmはそれぞれ252℃、252℃で
あり、ほとんど低下しなかった。 比較例6 参考例1で合成したポリエチレンテレフタレート85重
量部と参考例4で合成したエチレンテレフタレート−エ
チレンイソフタレート共重合体15重量部を十分に乾燥
した後、2軸エクストルーダーに供給し、280℃、滞
留時間2分の溶融混合を行ない、η=0.65、Tm=
251℃、b値=1.5、Δη=0.31の変性ポリエ
ステルを得た。この変性ポリエステルをさらに280℃
で30分間および60分間溶融保持したときのTmはそ
れぞれ244℃、236℃まで低下した。
【0042】実施例22 参考例1で合成したポリエチレンテレフタレート85重
量部と参考例2で合成したポリエチレンイソフタレート
15重量部を十分に乾燥した後、2軸エクストルーダー
に供給し、280℃、滞留時間2分の溶融混合を行な
い、Tm=252℃のポリエステルを得た。さらにこの
ポリエステルを280℃で5分間溶融保持したところ、
Tmは248℃まで低下した。この、Tm=248℃の
ポリエステル50重量部とグリシジルラウリルエーテル
0.5重量部を2軸エクストルーダーに供給し、280
℃、滞留時間2分の溶融混練を行ない、η=0.65、
Tm=247℃、b値=1.6、Δη=0.31の変性
ポリエステルを得た。さらに280℃で30分間または
60分間溶融保持したときのTmは246℃、246℃
であり、ほとんど低下しなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明の方法により得られる変性ポリエ
ステルは、高融点でかつ成形加工時に高温下で長時間滞
留しても熱的特性の変わらない安定なものであるので、
繊維、フィルム、樹脂その他の分野で幅広く使用するこ
とができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる2種以上のポリエステルを溶融混合
    することにより変性ポリエステルを製造する際、下記の
    (A)、(B)、(C)の群から選ばれる1種以上の化
    合物を添加することを特徴とする変性ポリエステルの製
    造方法。 (A)一般式 【化1】 で表されるモノエポキシ化合物 (B)一般式 【化2】 で表されるカルボジイミド化合物 (C)一般式 【化3】 で表されるオキサゾリン化合物
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