JPH052871U - 荷締機におけるベルト把持装置 - Google Patents

荷締機におけるベルト把持装置

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JPH052871U
JPH052871U JP5828491U JP5828491U JPH052871U JP H052871 U JPH052871 U JP H052871U JP 5828491 U JP5828491 U JP 5828491U JP 5828491 U JP5828491 U JP 5828491U JP H052871 U JPH052871 U JP H052871U
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JP5828491U
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Inventor
勝 勝部
稔 小林
Original Assignee
オーエツチ工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ベルトを荷に掛け渡した状態で荷締機を用い
て締着を行うに際し、荷締ベルト部分をリールにより巻
取るときの牽引力により荷締機が位置ずれ移動すること
を阻止し、荷締機を固定した状態での強力な荷締を可能
にする。 【構成】 ベルトを巻取り締着する荷締機のリールに近
傍する位置で、該リールに至る前の荷締ベルト部分を保
持するベルト把持装置を備え、該ベルト把持装置は、ハ
ウジング内においてベルトを上下両面より挟持する圧接
部材とガイド部材を備えており、リリースレバーにより
圧接部材を押下したとき、該圧接部材とガイド部材との
間に空間が形成され、該空間に連通してハウジング側部
にスリット状の開口部を形成した構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、梱包、積荷の締着、物体の固定、その他に用いられる荷締用ベルト を締着する荷締機において、ベルト締着中に荷締機が位置ずれ移動することを阻 止するために荷締機を固定するベルト把持装置を設けたものに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、帯状ベルトを用いたラッシングのための荷締機が公知であり、例え ば、米国特許第4185360号、米国特許第4324022号に開示されてい る荷締機が公知である。
【0003】 このような公知の荷締機は、両軸端を機枠に回動自在に軸支されたリールと、 該リールの両軸端に固着されたラチェットホイールと、前記ラチェットホイール の同軸上で揺動せしめられ該ラチェットホイールを正転駆動せしめる駆動爪を設 けた駆動レバーと、機枠に軸支され前記ラチェットホイールの逆転を防止する逆 転防止爪とを備えており、ベルトの端部をリールのスリットに挿入した状態で駆 動レバーを揺動せしめ、ベルトの端部をリール上に巻取りつつベルトを締着する 構成とされている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
従来の荷締機は、ベルトをリールにより牽引しつつ締着するが、ベルト牽引中 は、荷締機を手等で押さえつけ固定しておかなければならない。
【0005】 何故ならば、この種の荷締機は、ベルトをリールにより巻取りながら締着を行 うものであるため、ベルトの巻取り牽引力が増すと、ベルトの巻取り中に、むし ろ荷締機自体が巻取られるベルトの方向へ位置を移動してしまい、ベルトの締着 を行い得ないことになるからである。
【0006】 ところが、ラチェット機構によるベルトの巻取り力は相当に強大であるため、 荷締機を人手により押さえつける程度では、荷締機の前記移動を阻止することは 困難であり、その結果、充分なベルト締着力を得ることができない。
【0007】 この点について、本考案者らは、荷に掛け渡したベルトの荷締ベルト部分に対 して荷締機を固定せしめる装置を先に提案し、実用新案登録出願したところであ るが、その後の研究開発により、先に提案した装置では、部品点数が多くコスト 高であること、ベルトを把持し又は把持を解除する操作が煩雑であること等の問 題があることを知見し、更に改良すべき課題があることを知得した。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、ベルトを荷に掛け渡した状態で荷締機を用いて締着を行うに際し、 荷締ベルト部分を把持する把持機構を荷締機に設け、荷締機のラチェット機構に よる荷締ベルト部分の巻取り締着を可能にする一方において、巻取り牽引力によ り荷締機が位置を移動することを好適に防止した装置を提供するに際し、部品点 数を少なく低コストとし、ベルトを把持し又は把持を解除する操作を簡単容易と することを目的とするものである。 そこで、本考案が手段として構成したところは、ラチェット機構により回転さ れるリールによりベルトを巻取り締着する荷締機において、前記リールに至る前 の荷締ベルト部分を保持するベルト把持装置を備え、前記ベルト把持装置は、荷 締機に一体的に設けられ且つ荷締ベルト部分の挿通路を形成したハウジングと、 該ハウジングの一側部に開口された開口部と、該開口部から挿入されハウジング 内に挿通せしめられる荷締ベルト部分を下方より支承するガイド部材と、前記荷 締ベルト部分を上方から前記ガイド部材に向けて押圧する圧接部材とを備え、前 記圧接部材は、ハウジング内でベルト上面に接する圧接部とハウジング外に延設 されたリリースレバーとを一体的に備えると共に、該圧接部をベルト上面に対し て進退せしめるように該圧接部材をハウジングに回動自在に軸支する支軸を備え 、前記支軸は、荷締ベルト部分の締着方向の移動に追従して圧接部材が回動した とき前記圧接部をベルト上面から後退せしめる一方、荷締機と荷締ベルト部分が 相対的にベルト弛緩方向に移動するとき、該移動に追従して圧接部をベルト上面 に向けて前進する方向に圧接部材を回動せしめるように、圧接部材の偏心軸を構 成して成り、前記リリースレバーにより圧接部材を回動したとき、圧接部がガイ ド部材から後退してガイド部材上に空間を形成し、該空間と前記開口部とを連通 せしめるように構成した点にある。
【0009】
【実施例】
以下図面に基づいて本考案の実施例を詳述する。
【0010】 図1に示す本考案の一実施例において、荷締機1は、機枠2と、該機枠2に片 持状に軸支されたリール3と、該リール3を回転駆動するためのラチェット機構 4と、ベルト把持装置5とを備えている。
【0011】 前記機枠2は、平板部6と、該平板部6の一側において折曲起立せしめられた 起立壁7と、平板部6の一端において折曲形成された箱状のハウジング8とを、 一枚の金属板により一体に形成している。
【0012】 前記ハウジング8は、平板部6の一端より折曲起立せしめられた前壁9と、該 前壁9より水平方向に折曲された頂壁10と、該頂壁10の両側において下方に 折曲された側壁11a、11bと、一方の側壁11aよりハウジング8の底部を 閉塞するように折曲された底壁11dとにより構成され、該ハウジング8の後方 を開口している。
【0013】 前記一枚の金属板に加えて、二枚目の金属板から成る支持壁12が起立壁7と ほぼ平行に配置されると共に、溶接等により平板部6に固着されており、この起 立壁7と支持壁12によりラチェット機構4の軸受を構成する。
【0014】 前記リール3は、小径となる軸端(図示せず)を前記起立壁7及び支持壁12 に挿通することにより回動自在に軸支され、図示省略しているが、起立壁7から 挿出された軸端に雄ネジを形成すると共に、該雄ネジにナットを締着している。 従って、ナットの締着加減によりリール3の起立壁7及び支持壁12に対する回 動摩擦抵抗を増減調整可能とする。このリール3は、直径方向に開設されたベル ト挿入用スリット3aを有し、該スリット3aをリール3の自由端3bに開口3 cせしめている。尚、リール3の自由端3bは、僅かに突出するフランジ3dを 有する。
【0015】 前記ラチェット機構4は、起立壁7と支持壁12の間においてリール3の軸端 に外挿固着されたラチェットホイール13と、該ラチェットホイール13の同軸 上で揺動せしめられる駆動レバー14と、後述する駆動爪15及び逆転防止爪1 6とから成る。
【0016】 前記駆動レバー14は、起立壁7と支持壁12の間においてラチェットホイー ル13の両側に位置する二股部14a、14aを有し、該二股部14a、14a をリール3の軸端に外挿しており、リール3の軸上で揺動方向に回動自在とされ 、該駆動レバー14の先端部にリール3とほぼ平行に配置されたハンドル17を 備える。
【0017】 前記駆動爪15は、駆動レバー14の二股部14a、14aの間に位置すると 共に、支軸18を介して駆動レバー14に回動自在に軸支され、図2及び図3に 示すように、軸支部19の外周部に、ラチェットホイール13のラチェット歯1 3aに噛合自在な駆動爪片20と、ラチェット解除片21とを突設している。
【0018】 前記逆転防止爪16は、図2及び図3に示すように、支軸22を介して支持壁 12に回動自在に軸支され、軸支部23の外周部に、ラチェットホイール13の ラチェット歯13aに噛合自在な逆転防止爪片24と、ラチェット解除用凹部2 5を設けており、常時、逆転防止爪片24をラチェット歯13aに噛合する方向 に逆転防止爪16を回動付勢するバネ26を有する。
【0019】 前記ベルト把持装置5は、ハウジング8内にベルト挿通路を構成し、該ベルト 挿通路にベルト27の荷締ベルト部27bを挿脱せしめるためのスリット状の開 口部8aをハウジングの一側部に開設している。図例の場合、この開口部8aは 、前記ハウジング8の一方の側壁11aと底壁11dの延長端との間に形成され ている。そして、このハウジング8内において荷締ベルト部27dを上下両面よ り挟持する圧接部材28とガイド部材29によりベルト把持装置5を構成してい る。
【0020】 前記圧接部材28は、ハウジング8内においてベルト27の上面に接する断面 弧状の圧接部30を有すると共に、ハウジング8の後部開口より突出するように 延設されたリリースレバー28aを一体的に備え、前記圧接部30の表面に多数 の滑り止め突起31を突設している。この圧接部材28は、前記圧接部30をベ ルト27の上面に対して進退せしめるように、圧接部材28を支軸32を介して ハウジングの両側壁11、11に回動自在に軸支し、常時は、圧接部30をベル ト27の上面に進出せしめる方向に圧接部材28を回動付勢するバネ33を有し ている。
【0021】 前記ガイド部材29は、図例の場合、前記ハウジング8の底壁11dにより構 成され、前記圧接部30により押圧されるベルト27の下面を支承する。この際 、図示しないが、ガイド部材29の中央に位置するベルト支承部を中高に膨出せ しめることが好ましい。
【0022】
【実施例の作用】
次に、前記実施例の更に詳細な構成と、作用を説明する。
【0023】 本考案の荷締に用いられるベルト27は、ナイロンその他の強靱な繊維を編織 して形成された長尺帯状のベルトであり、図5に示すように、巻回されたロール 42を構成し、該ロールから繰出して使用される。
【0024】 図例では、梱包物に掛け渡したベルト27を荷締機1により締着する例を示し ており、前記繰出されたベルト27は、被締着物43に掛け渡した状態で、バッ クル44により連結される。
【0025】 前記バックル44は、図2及び図6に示すように、一枚の金属板を打ち抜くと 共に、打抜き片をプレスにより折曲することにより形成されており、一組の平行 な二辺となる水平板枠45a、45aと、別の一組の平行な二辺となる起立板枠 46a、46aとを備えた矩形枠状に形成され、前記起立板枠46a、46aに 架設された一対のピン38、38を有する。一対のピンは、それぞれ起立板枠4 6a、46aに対称形に開設されたL形孔39の各々に摺動自在に挿入支持され ており、各ピン38の各端部にカシメにより形成された抜止め用のフランジ38 aを有する。
【0026】 前記ベルト27は、バックル44に対して図2に示す通りの経路で巻掛され、 この状態で、バックル44は、ベルト27の締着方向への移動のみを許し、弛緩 方向への移動を許さない。このような機能を有するバックルは、図例のような構 成の他、公知の種々の構成のものを採用できる。
【0027】 前記バックル44を介して被締着物43に掛け渡されたベルト27は、ロール 42に連続せしめられており、前記荷締機1は、このようなベルト27を切断す ることなく、連続状態のままで締着する。
【0028】 先ず、ベルト27の端部27aから被締着物43に掛け渡されて荷締機1のリ ール3に至る前(図例ではバックル44に至る前)の荷締ベルト部分27bに、 荷締機1のベルト把持装置5をセットする。即ち、図4(A)、(B)に示すよ うに、圧接部材28のリリースレバー28aをバネ33に抗して押下すれば、圧 接部30がガイド部材29の表面から後退して該ガイド部材29上に空間Sを形 成する。そして、この空間Sは、ハウジング側部のスリット状開口部8aと同一 水平面上で連通する。そこで、開口部8aからベルトの前記荷締ベルト部分27 bをハウジング8内に取り入れ、ガイド部材29上にセットすることが可能であ る。荷締ベルト部分27bの取り入れ後は、図4(C)に示すように、前記リリ ースレバー28aの押下を解除すれば、圧接部材28はバネ33により復元回動 し、圧接部30により荷締ベルト部分27bを圧接する。従って、これにより荷 締ベルト部分27bは、圧接部材28とガイド部材29により上下から挟持され る。
【0029】 ベルト把持装置5をセットした後、荷締機1をベルトの長手方向に沿って移動 せしめる場合は、圧接部材28のリリースレバー28aを押下せしめれば良い。 これにより圧接部材28は、バネ33に抗して圧接部30をベルト上面から後退 せしめるように回動し、荷締ベルト部分27bの挟持を解除するので、ベルト2 7に沿って荷締機1を移動することが可能になる。
【0030】 引き続き、バックル44からロール42に至り連続するベルト27の非荷締ベ ルト部分27cをリール3のスリット3aに挿通せしめる。この挿通作業は、リ ール3の自由端3bにおけるスリット3aの開口3cを介して可能とされる。図 示実施例において、リール3におけるスリット3aの開口3cと、前記ベルト把 持装置5におけるスリット状の開口部8aとは、荷締機1の両側方のうちの同じ 側の一側に向けて配置されているので、前述のように荷締ベルト部分27bをベ ルト把持装置5にセットする作業と、非荷締ベルト部分27cをリール3にセッ トする作業とを、迅速容易に行うことができる。
【0031】 前述のようなセット状態において、ハンドル17を握持して駆動レバー14を 揺動せしめれば、非荷締ベルト部分27cがリール3に巻回されつつバックル4 4を経由して荷締ベルト部分27bを牽引しつつ緊張し、被締着物43を締着す る。
【0032】 即ち、図2において、矢印Fで示す駆動レバー14の往動時に、駆動爪15の 駆動爪片20がラチェット歯13aに噛合してラチェットホイール13を正転せ しめ、リール3を巻取り方向Wに回転する。このとき逆転防止爪16は、バネ2 6に抗して揺動しつつ、逆転防止爪片24をラチェット歯13a上で滑動せしめ る。このリール3の巻取り回転方向は、図2において反時計針方向とされている ので、ベルト27の巻取り部27dを平板部6に近傍した低い姿勢で牽引し、そ の結果、バックル44を持ち上げるように作用することはなく、荷締ベルト部2 7bを好適に牽引できる。
【0033】 駆動レバー14の揺動に際し、該レバー14の復動時(図2の矢印Fとは反対 方向への回動時)には、逆転防止爪16の逆転防止爪片24がラチェット歯13 aに噛合してラチェットホイール13の逆転を阻止しており、駆動レバー14に おける駆動爪15の駆動爪片20は、ラチェット歯13a上を滑動して駆動レバ ー14の復動を可能とする。
【0034】 ベルト27の締着に際しては、ベルト把持装置5が有効に作用する。即ち、前 記駆動レバー14によりベルト27をリール3に巻取りつつ牽引するとき、荷締 ベルト部27bは、締着方向に移動し、この締着方向の移動に追従して圧接部材 28を図2に示す矢印X方向に回動せしめる。このとき圧接部30はベルト上面 から後退せしめられるので、ベルト27の牽引方向への移動を阻止しない。
【0035】 このベルト締着中、荷締ベルト部27b上には機枠2の平板部6が載置されて いるので、該荷締ベルト部27bは、被締着物43と平板部6との間に沿って延 びる。そして、荷締ベルト部27bは、ベルト把持装置5を挿通して延びるに際 し、図2に示すように、ほとんど屈折されることなく、ほぼ一直線状に延びる。 これは、本実施例において、前記ガイド部材29の上面を平板部6の下面とほぼ 同一面に沿って設けているからであり、これにより、ベルト締着時の抵抗を最小 限ならしめると共に、荷締完了後に折角締着した荷締ベルト部27bに弛みを生 じることを可及的防止できる。即ち、ベルト締着中において、荷締ベルト部27 bは、ベルト把持装置5に対する挿通部分においてさえ、被締着物43の表面に 近接して沿わしめられている。換言すれば、本実施例において、荷締ベルト部2 7bと被締着物43の間の介在空間は、ガイド部材29の肉厚相当寸法に過ぎな いから、荷締完了後に荷締機1を取外した際に荷締ベルト部27bに生じる弛み は、この肉厚相当寸法に過ぎず、ほとんど無視できる程度の弛みであり、実用上 、締着後の荷締ベルト部27bの締着力を低下することはない。
【0036】 ところで、リール3によるベルト27の巻取り牽引力は、その反力として、荷 締機1を図2の矢印Z方向に位置を移動せしめるように作用する。換言すると、 荷締機1と荷締ベルト部27bとの間において、相対的に該ベルト部27bがベ ルト弛緩方向と同方向Lに向けて移動しようとすることになる。そこで、このベ ルト弛緩方向の移動Lに対しては、圧接部材28が追従して図2に示す矢印Y方 向に回動する。これにより、圧接部30はベルト上面に向けて前進し、滑り止め 突起31をベルト表面に食い込ませると共に、ベルト27を圧接部30とガイド 部材29との間に強く挟持する。従って、ベルト27の弛緩方向への移動Lは阻 止され、その結果、荷締機1が前述した矢印Z方向に位置を移動することはなく 、固定されたままベルトの強力な締着を可能とする。
【0037】 このように、圧接部材28は、支軸32が圧接部材28の偏心軸を構成し、こ の偏心軸32を支点として圧接部材28をX方向に回動したとき圧接部30をベ ルトから後退せしめるが、Y方向に回動したとき圧接部30をベルトに向けて前 進せしめる構成とされている。
【0038】 駆動レバー14の揺動によりベルトの巻取り部27dをリール3上に巻取り荷 締が完了すると、図5に示すように、バックル44からロール42に至るベルト のうち、バックル44に可及的近傍する部分Cにおいてベルト27を切断すれば 良い。このため、該切断部Cからロール42に至るベルトの巻取り部27d及び 非荷締ベルト部分27cは、再度荷締を行うために使用可能である。
【0039】 ベルト切断後は、リール3からベルトの巻取り部27dを取り除くと共に、前 述と同様にリリースレバー28aを押下して圧接部30とガイド部材29との間 に空間Sを形成せしめ、荷締ベルト部分27bをベルト把持装置5のスリット状 開口部8aから脱せしめれば良い。
【0040】 ベルトの巻取り部27dをリール3から引き出す作業は、ラチェット機構4を フリーにすれば、容易に行うことができる。即ち、図3に示すように、駆動爪1 5を支軸18回りに反転回動せしめ、その状態で駆動レバー14を復動方向Rに 回動すれば、該駆動爪15のラチェット解除片21と逆転防止爪16のラチェッ ト解除凹部25は、相互に嵌合する配置関係に構成されている。そこで、駆動レ バー14を更に復動方向Rに回動せしめると、押下されるラチェット解除片21 が前記凹部25に嵌合した状態で逆転防止爪16をバネ26に抗して回動せしめ る。即ち、駆動レバー14の押下回動を介してラチェット解除片21による押下 力を受けたとき、逆転防止爪片24をラチェット歯13aから離脱する方向に回 動せしめるように、ラチェット解除凹部25が支軸22に対して偏位して構成さ れている。
【0041】 従って、このようにして逆転防止爪片24をラチェット歯13aから離脱せし めた状態で、前記ベルト27の非荷締ベルト部分27cを強く引っ張れば、フリ ー状態とされたラチェットホイール13と共にリール3が自由に回転するので、 リール3上のベルト巻取り部27dを容易に引き抜くことができる。
【0042】 尚、本考案が図示実施例に限定されないことは勿論である。即ち、前述の例で はバックル44によりベルト27の連結固定を行う構成を説明したが、このよう なベルト固定用のバックル44に代えて、ベルト27の掛け渡された両端部をそ れ以外の手段により連結固定するようにしても良い。例えば、ベルト27を溶融 可能な素材により形成した場合、ベルト27の掛け渡された両端部を溶着するこ とにより連結固定しても良い。
【0043】
【考案の効果】
本考案によれば、ベルト27を荷に掛け渡した状態で荷締機1を用いて締着を 行うに際し、ベルト27を巻取り牽引するリール3の近傍において、ベルト把持 装置5により荷締ベルト部分27bを把持し、該把持部分において、荷締ベルト 部分27bの締着方向への移動は許すが、弛緩方向への移動は許さないので、荷 締ベルト部分27bの巻取り牽引力による荷締機1の位置ずれ移動を確実に阻止 し、荷締機1を所定位置に固定した状態で強力なベルト締着を可能にするという 効果がある。
【0044】 特に、本考案によれば、ハウジング8の一側に開口部8aを形成した構成であ るから、該開口部8aより荷締ベルト部27bをベルト把持装置5のベルト挿通 路に容易に進入せしめることができ、しかも、リリースレバー28aを押下して 圧接部30を後退せしめることによりガイド部材29上に形成する空間Sを、前 記開口部8aと連通せしめた構成であるから、開口部8aより進入せしめた荷締 ベルト部27bをそのままガイド部材29上にセットできる便利があり、ベルト 把持装置5に対する荷締ベルト部27bの挿脱作業が容易である。
【0045】 しかも、ベルト把持装置5を構成する部品点数が少なく、構造も簡単であるか ら、低コストによる安価な提供が可能であるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】本考案の一実施例を一部破断して示す側面図で
ある。
【図3】本考案の一実施例におけるラチェット機構の解
除作用を一部破断して示す側面図である。
【図4】本考案に係るベルト把持装置の一実施例を示
し、(A)はリリースレバーを押下した状態を示す縦断
側面図、(B)は同縦断背面図、(C)はリリースレバ
ーを復元回動した状態を示す縦断側面図である。
【図5】本考案の荷締機を使用した荷締方法の一態様を
示す斜視説明図である。
【図6】荷締に付随して使用するバックルの一例を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 荷締機 4 ラチェット機構 5 ベルト把持装置 8 ハウジング 8a 開口部 11d 底壁 27 ベルト 27b 荷締ベルト部分 28 圧接部材 28a リリースレバー 29 ガイド部材 30 圧接部 32 支軸 33 バネ S 空間

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ラチェット機構により回転されるリール
    によりベルトを巻取り締着する荷締機において、前記リ
    ールに至る前の荷締ベルト部分を保持するベルト把持装
    置を備え、 前記ベルト把持装置は、荷締機に一体的に設けられ且つ
    荷締ベルト部分の挿通路を形成したハウジングと、該ハ
    ウジングの一側部に開口された開口部と、該開口部から
    挿入されハウジング内に挿通せしめられる荷締ベルト部
    分を下方より支承するガイド部材と、前記荷締ベルト部
    分を上方から前記ガイド部材に向けて押圧する圧接部材
    とを備え、 前記圧接部材は、ハウジング内でベルト上面に接する圧
    接部とハウジング外に延設されたリリースレバーとを一
    体的に備えると共に、該圧接部をベルト上面に対して進
    退せしめるように該圧接部材をハウジングに回動自在に
    軸支する支軸を備え、 前記支軸は、荷締ベルト部分の締着方向の移動に追従し
    て圧接部材が回動したとき前記圧接部をベルト上面から
    後退せしめる一方、荷締機と荷締ベルト部分が相対的に
    ベルト弛緩方向に移動するとき、該移動に追従して圧接
    部をベルト上面に向けて前進する方向に圧接部材を回動
    せしめるように、圧接部材の偏心軸を構成して成り、 前記リリースレバーにより圧接部材を回動したとき、圧
    接部がガイド部材から後退してガイド部材上に空間を形
    成し、該空間と前記開口部とを連通せしめるように構成
    したことを特徴とする荷締機におけるベルト把持装置。
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58193213A (ja) * 1982-04-30 1983-11-10 積水樹脂株式会社 荷造用引締機

Patent Citations (1)

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