JPH05288029A - スプロケットホィールの外周かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システム - Google Patents
スプロケットホィールの外周かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システムInfo
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- JPH05288029A JPH05288029A JP8558792A JP8558792A JPH05288029A JP H05288029 A JPH05288029 A JP H05288029A JP 8558792 A JP8558792 A JP 8558792A JP 8558792 A JP8558792 A JP 8558792A JP H05288029 A JPH05288029 A JP H05288029A
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- sprocket
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Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高速、高出力のもとで駆動されるスプロケッ
トチェイン(2)とスプロケットホィール(3)及びP
TOポンプ(4)との組合わせにおいて、それぞれの係
合部の潤滑用として十分な油圧と油量のオイルを供給で
きる構造が簡単でコスト的にも有利な強制潤滑システム
を提供する。 【構成】 PTOポンプ(4)の軸とスプライン嵌合を
なし、チェインドライブによりPTOポンプを駆動して
いるスプロケットホィール(3)において、前記スプロ
ケットホィール(3)の軸心に中心空洞部(13)を穿
設し、該中心空洞部(13)より径方向に放射状に該ス
プロケットホィール(3)と前記スプロケットチェイン
(2)とのかみ合い部に連通する複数の油路(14)を
形成し、前記中心空洞部(13)の軸心の端部(13
1)に前記中心空洞部(13)内へオイルを供給するオ
イル噴出口(9)を配設する。
トチェイン(2)とスプロケットホィール(3)及びP
TOポンプ(4)との組合わせにおいて、それぞれの係
合部の潤滑用として十分な油圧と油量のオイルを供給で
きる構造が簡単でコスト的にも有利な強制潤滑システム
を提供する。 【構成】 PTOポンプ(4)の軸とスプライン嵌合を
なし、チェインドライブによりPTOポンプを駆動して
いるスプロケットホィール(3)において、前記スプロ
ケットホィール(3)の軸心に中心空洞部(13)を穿
設し、該中心空洞部(13)より径方向に放射状に該ス
プロケットホィール(3)と前記スプロケットチェイン
(2)とのかみ合い部に連通する複数の油路(14)を
形成し、前記中心空洞部(13)の軸心の端部(13
1)に前記中心空洞部(13)内へオイルを供給するオ
イル噴出口(9)を配設する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スプロケットホィール
の外周かみ合い部と該ホィールのスプライン嵌合部への
強制潤滑システムに関する。
の外周かみ合い部と該ホィールのスプライン嵌合部への
強制潤滑システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建設車両等において搭載機器類の
油圧機構に駆動する油圧ポンプ(動力源のエンジンより
動力を取り出すので、パワーテイクオフポンプとも言
い、以下PTOポンプと言う)を作動させるには、多く
の場合、動力は、スプロケットチェインよりスプロケッ
トホィールを介して前記PTOポンプの軸に伝えられて
いる。その一例を図4に示す。
油圧機構に駆動する油圧ポンプ(動力源のエンジンより
動力を取り出すので、パワーテイクオフポンプとも言
い、以下PTOポンプと言う)を作動させるには、多く
の場合、動力は、スプロケットチェインよりスプロケッ
トホィールを介して前記PTOポンプの軸に伝えられて
いる。その一例を図4に示す。
【0003】図4において、図4(a) はスプロケットホ
ィール近傍の断面図で図4(b) のZ−Z線断面上視図、
図4(b) はその側面図を示し、1はエンジンのタイミン
グギヤケース、2はスプロケットチェイン、3はスプロ
ケットホィール、4はPTOポンプ、5はPTOポンプ
4とスプロケットホィール3とのスプライン嵌合部、6
はベアリング、7はシールベアリング、8はオイルパイ
プ、9はオイル噴出口(オイルノズルとも言う)、10
はオイル穴、11は空気抜き穴、12はオイル溜めであ
る。
ィール近傍の断面図で図4(b) のZ−Z線断面上視図、
図4(b) はその側面図を示し、1はエンジンのタイミン
グギヤケース、2はスプロケットチェイン、3はスプロ
ケットホィール、4はPTOポンプ、5はPTOポンプ
4とスプロケットホィール3とのスプライン嵌合部、6
はベアリング、7はシールベアリング、8はオイルパイ
プ、9はオイル噴出口(オイルノズルとも言う)、10
はオイル穴、11は空気抜き穴、12はオイル溜めであ
る。
【0004】上記の構成において、オイルLは、オイル
ポンプ(図の外部にある)よりオイルパイプ8により導
かれ、オイル噴出口9からスプロケットチェイン2とス
プロケットホィール3とのかみ合い部を狙って噴出され
る。これによりオイルLはこのかみ合い部の潤滑をした
後、その飛沫がタイミングギヤケース1にあけたオイル
穴10を通ってPTOポンプ4とシールベアリング7と
タイミングギヤケース1により囲まれた隙間に形成され
たオイル溜め12に溜まる。ここに溜まったオイルLは
PTOポンプ4とスプロケットホィール3とのスプライ
ン嵌合部5の隙間を通り出てくる時にスプライン嵌合部
5の潤滑を行う。
ポンプ(図の外部にある)よりオイルパイプ8により導
かれ、オイル噴出口9からスプロケットチェイン2とス
プロケットホィール3とのかみ合い部を狙って噴出され
る。これによりオイルLはこのかみ合い部の潤滑をした
後、その飛沫がタイミングギヤケース1にあけたオイル
穴10を通ってPTOポンプ4とシールベアリング7と
タイミングギヤケース1により囲まれた隙間に形成され
たオイル溜め12に溜まる。ここに溜まったオイルLは
PTOポンプ4とスプロケットホィール3とのスプライ
ン嵌合部5の隙間を通り出てくる時にスプライン嵌合部
5の潤滑を行う。
【0005】なお、本発明に関連した公知の技術として
は、エンジンのスプロケットチェインの潤滑構造が実開
昭63−105707号公報に、エンジンの動力取出部
におけるスプライン給油装置が実開昭56−15405
号公報にそれぞれ開示されている。
は、エンジンのスプロケットチェインの潤滑構造が実開
昭63−105707号公報に、エンジンの動力取出部
におけるスプライン給油装置が実開昭56−15405
号公報にそれぞれ開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記の図4に示す構成
においてはスプライン嵌合部5の潤滑のためにタイミン
グギヤケース1に斜めにあけるオイル穴10及び空気抜
き穴11の加工が困難である。また、PTOポンプ4と
タイミングギヤケース1の間のオイル溜め12にオイル
Lを溜めるために、この部分にシールベアリング7を採
用しているが、これはコストが高くまた、スプロケット
ホィール3のエンジンのフロント側(矢印F側)に装着
してあるベアリング6との共通化が図れないという問題
点がある。
においてはスプライン嵌合部5の潤滑のためにタイミン
グギヤケース1に斜めにあけるオイル穴10及び空気抜
き穴11の加工が困難である。また、PTOポンプ4と
タイミングギヤケース1の間のオイル溜め12にオイル
Lを溜めるために、この部分にシールベアリング7を採
用しているが、これはコストが高くまた、スプロケット
ホィール3のエンジンのフロント側(矢印F側)に装着
してあるベアリング6との共通化が図れないという問題
点がある。
【0007】また、上記の公知の技術においては実開昭
63−105707号公報に示されたスプロケットチェ
インの潤滑構造は、アイドラスプロケットホィール用の
もので、本願発明の場合のような駆動力伝達用のスプロ
ケットホィール用のものではない。これにおいては、軸
受メタルやスラストプレートを潤滑した後のオイルがオ
イル溝を通ってアイドラスプロケットホィールのチェイ
ン巻掛け部側に流下してチェインの潤滑を行っている
が、この程度の構造では、本願発明の目的とする駆動力
伝達に耐えるだけの充分な量のオイルをスプロケットホ
ィールの歯面とスプロケットチェインとの間及びスプラ
イン嵌合部に供給して油膜の切れることなく動力伝達を
行うための十分な油圧、油量を得ることは難しい。
63−105707号公報に示されたスプロケットチェ
インの潤滑構造は、アイドラスプロケットホィール用の
もので、本願発明の場合のような駆動力伝達用のスプロ
ケットホィール用のものではない。これにおいては、軸
受メタルやスラストプレートを潤滑した後のオイルがオ
イル溝を通ってアイドラスプロケットホィールのチェイ
ン巻掛け部側に流下してチェインの潤滑を行っている
が、この程度の構造では、本願発明の目的とする駆動力
伝達に耐えるだけの充分な量のオイルをスプロケットホ
ィールの歯面とスプロケットチェインとの間及びスプラ
イン嵌合部に供給して油膜の切れることなく動力伝達を
行うための十分な油圧、油量を得ることは難しい。
【0008】また、実開昭56−15405号公報に示
されたエンジンの動力伝達部におけるスプライン給油装
置においては、スプライン嵌合部への給油をクランク軸
主軸受への給油路に連通した油路により行っているもの
であるが、この手段はクランク軸とは直接連結されてい
ない本願発明におけるスプロケットホィールとPTOポ
ンプとのスプライン嵌合部に適応させることは困難であ
り、また、軸内部のオイル通路という構成によりオイル
通路の径が制限され、本発明で必要とする十分な油圧と
油量を供給するには不充分である。
されたエンジンの動力伝達部におけるスプライン給油装
置においては、スプライン嵌合部への給油をクランク軸
主軸受への給油路に連通した油路により行っているもの
であるが、この手段はクランク軸とは直接連結されてい
ない本願発明におけるスプロケットホィールとPTOポ
ンプとのスプライン嵌合部に適応させることは困難であ
り、また、軸内部のオイル通路という構成によりオイル
通路の径が制限され、本発明で必要とする十分な油圧と
油量を供給するには不充分である。
【0009】上記の事情に鑑み、本発明においては、高
速、高出力のもとで駆動されるスプロケットチェインと
スプロケットホィール及びPTOポンプとの組合わせに
おいて、それぞれの係合部の潤滑用として十分な油圧と
油量のオイルを供給することが出来、且つ、その構造が
簡単で工作も容易でありコスト的にも有利な強制潤滑シ
ステムを提供することを目的とする。
速、高出力のもとで駆動されるスプロケットチェインと
スプロケットホィール及びPTOポンプとの組合わせに
おいて、それぞれの係合部の潤滑用として十分な油圧と
油量のオイルを供給することが出来、且つ、その構造が
簡単で工作も容易でありコスト的にも有利な強制潤滑シ
ステムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明においては、パワーテイクオフポンプの軸と
スプライン嵌合をなし、チェインドライブによりパワー
テイクオフポンプを駆動しているスプロケットホィール
において、前記スプロケットホィールの軸心部に前記ス
プライン嵌合部と連通する中心空洞部を穿設し、前記中
心空洞部より径方向に放射状に前記スプロケットホィー
ルと係合するスプロケットチェインとのかみ合い部に連
通する複数の油路を穿設し、前記中心空洞部の軸心の端
部に前記中心空洞部内へオイルを供給するオイル噴出口
を設けたことを特徴とするスプロケットホィールの外周
かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システ
ムを提供する。
めに本発明においては、パワーテイクオフポンプの軸と
スプライン嵌合をなし、チェインドライブによりパワー
テイクオフポンプを駆動しているスプロケットホィール
において、前記スプロケットホィールの軸心部に前記ス
プライン嵌合部と連通する中心空洞部を穿設し、前記中
心空洞部より径方向に放射状に前記スプロケットホィー
ルと係合するスプロケットチェインとのかみ合い部に連
通する複数の油路を穿設し、前記中心空洞部の軸心の端
部に前記中心空洞部内へオイルを供給するオイル噴出口
を設けたことを特徴とするスプロケットホィールの外周
かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システ
ムを提供する。
【0011】
【作用】オイルがオイル噴出口よりスプロケットホィー
ルの中心空洞部内へ供給されると、オイルは中心空洞部
を貫通してパワーテイクオフポンプの軸とスプロケット
ホィールとのスプライン嵌合部に噴射され、該スプライ
ン嵌合部の潤滑を行う。其の後オイルの一部はスプライ
ン嵌合部より中心空洞部に戻り、スプロケットホィール
の回転による遠心力により中心空洞部の内壁に均一に広
がり、そのオイルが中心空洞部内壁より径方向に放射状
にスプロケットホィールの外周部のスプロケットチェイ
ンとのかみ合い部に連通した複数の油路を通ってスプロ
ケットホィールの外側に噴出し、当該かみ合い部の潤滑
を行い、潤滑の終わったオイルはチェインの外方に流出
する。
ルの中心空洞部内へ供給されると、オイルは中心空洞部
を貫通してパワーテイクオフポンプの軸とスプロケット
ホィールとのスプライン嵌合部に噴射され、該スプライ
ン嵌合部の潤滑を行う。其の後オイルの一部はスプライ
ン嵌合部より中心空洞部に戻り、スプロケットホィール
の回転による遠心力により中心空洞部の内壁に均一に広
がり、そのオイルが中心空洞部内壁より径方向に放射状
にスプロケットホィールの外周部のスプロケットチェイ
ンとのかみ合い部に連通した複数の油路を通ってスプロ
ケットホィールの外側に噴出し、当該かみ合い部の潤滑
を行い、潤滑の終わったオイルはチェインの外方に流出
する。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に第1実施例によるスプロケットホィールとスプロ
ケットチェイン及びPTOポンプ軸との係合状態を示
し、図1(a) はその断面を示す平面図、図1(b) はその
側面図である。なお、図1(a) は図1(b) のX−X線断
面上視図となっている。図において、図4と共通の部分
については同一の符号を付してある。1はエンジンのタ
イミングギヤケース、2はスプロケットチェイン、3は
スプロケットホィール、4はPTOポンプ、5はPTO
ポンプ4とスプロケットホィール3とのスプライン嵌合
部、6はベアリング、8はオイルパイプ、9はオイル噴
出口(オイルノズル)である。
図1に第1実施例によるスプロケットホィールとスプロ
ケットチェイン及びPTOポンプ軸との係合状態を示
し、図1(a) はその断面を示す平面図、図1(b) はその
側面図である。なお、図1(a) は図1(b) のX−X線断
面上視図となっている。図において、図4と共通の部分
については同一の符号を付してある。1はエンジンのタ
イミングギヤケース、2はスプロケットチェイン、3は
スプロケットホィール、4はPTOポンプ、5はPTO
ポンプ4とスプロケットホィール3とのスプライン嵌合
部、6はベアリング、8はオイルパイプ、9はオイル噴
出口(オイルノズル)である。
【0013】スプロケットホィール3の軸心部には中心
空洞部13が穿設され、この空洞部13はスプロケット
ホィールボス31のスプライン嵌合部5に連通し、また
その空洞部13の内壁には前記ボス31内の雌型スプラ
インがそのまゝスプロケットホィール中央部まで延長し
て形成され、この延長されたスプラインより図示の通り
複数の放射状油路14が径方向に放射状に伸びて穿設さ
れスプロケットホィールの外周部32のスプロケットチ
ェイン2とのかみ合い部に連通している。この放射状油
路14はスプライン溝1本に対し1個のみ設け、その配
置はオイルのホィール外周部への配分が一様になるよう
に例えば、交互に軸方向にずらせてある。図2にこのホ
ィール中央部の雌型スプライン部の図1(b) に示す部分
Aの拡大斜視図を示す。またスプロケットホィール3の
前後に用いているベアリング6は通常の前後共通の型式
のもので、図4に示したようなシールベアリング7は用
いていない。
空洞部13が穿設され、この空洞部13はスプロケット
ホィールボス31のスプライン嵌合部5に連通し、また
その空洞部13の内壁には前記ボス31内の雌型スプラ
インがそのまゝスプロケットホィール中央部まで延長し
て形成され、この延長されたスプラインより図示の通り
複数の放射状油路14が径方向に放射状に伸びて穿設さ
れスプロケットホィールの外周部32のスプロケットチ
ェイン2とのかみ合い部に連通している。この放射状油
路14はスプライン溝1本に対し1個のみ設け、その配
置はオイルのホィール外周部への配分が一様になるよう
に例えば、交互に軸方向にずらせてある。図2にこのホ
ィール中央部の雌型スプライン部の図1(b) に示す部分
Aの拡大斜視図を示す。またスプロケットホィール3の
前後に用いているベアリング6は通常の前後共通の型式
のもので、図4に示したようなシールベアリング7は用
いていない。
【0014】また、オイルパイプ8は図示しないオイル
ポンプよりオイルLを圧送するためにタイミングギヤケ
ース1に連結され、その下流の先端には中心空洞部13
の軸心Y−Yの端部131に該中心空洞部内へオイルを
噴射供給するためのオイル噴出口9が設けられている。
オイル噴出口9はオイルが中心空洞部を通って噴射さ
れ、スプライン嵌合部5に当たるような向きに取付けら
れている。
ポンプよりオイルLを圧送するためにタイミングギヤケ
ース1に連結され、その下流の先端には中心空洞部13
の軸心Y−Yの端部131に該中心空洞部内へオイルを
噴射供給するためのオイル噴出口9が設けられている。
オイル噴出口9はオイルが中心空洞部を通って噴射さ
れ、スプライン嵌合部5に当たるような向きに取付けら
れている。
【0015】上記の構成による作用を説明すると、オイ
ルLはオイルポンプより圧送されてオイルパイプ8を通
りオイル噴出口9より中心空洞部13内を貫通し、スプ
ライン嵌合部5に向かって噴出する。このオイルLのう
ち、スプライン嵌合部5を潤滑するのに使われた残りは
スプロケットホィール3の回転による遠心力のため、中
心空洞部内に延長されたスプラインの溝底に均一に広が
ろうとする。スプラインの溝底に広がったオイルLは放
射状油路14を通り、遠心力によりスプロケットホィー
ル3の外周部32へ噴出する。このようにしてスプロケ
ットホィールの外周部32へ噴出したオイルがスプロケ
ットチェイン2とスプロケットホィール3のかみ合い部
を潤滑する。このとき、スプライン溝1本に対して放射
状油路14は1本のみが設けられているために、どの油
路14にも同量のオイルLが供給され、したがって油路
14からスプロケット外周部32に噴出するオイル量も
等しく、均一な潤滑が行われる。
ルLはオイルポンプより圧送されてオイルパイプ8を通
りオイル噴出口9より中心空洞部13内を貫通し、スプ
ライン嵌合部5に向かって噴出する。このオイルLのう
ち、スプライン嵌合部5を潤滑するのに使われた残りは
スプロケットホィール3の回転による遠心力のため、中
心空洞部内に延長されたスプラインの溝底に均一に広が
ろうとする。スプラインの溝底に広がったオイルLは放
射状油路14を通り、遠心力によりスプロケットホィー
ル3の外周部32へ噴出する。このようにしてスプロケ
ットホィールの外周部32へ噴出したオイルがスプロケ
ットチェイン2とスプロケットホィール3のかみ合い部
を潤滑する。このとき、スプライン溝1本に対して放射
状油路14は1本のみが設けられているために、どの油
路14にも同量のオイルLが供給され、したがって油路
14からスプロケット外周部32に噴出するオイル量も
等しく、均一な潤滑が行われる。
【0016】上記の通り、本実施例によれば、スプロケ
ットホィール3に中心空洞部13を設けたことによりP
TOポンプ4のスプライン嵌合部の各溝に万遍なく直接
オイルを噴射することができ、またスプロケットホィー
ルとチェインとのかみ合い部に容易に確実に潤滑を行う
ことが可能となる。これにより、従来は、オイルノズル
から噴出されるオイルの飛沫の進入だけに期待していた
ために、飛沫が十分進入しなかったり、オイルノズルが
オイル中の異物等でふさがった場合に十分な潤滑ができ
なかったことが改善され、また、従来オイル溜め12を
設けるために必要であったシールタイプボールベアリン
グ7が不要となり、またオイル穴10や空気抜き穴11
の加工も必要が無くなり手間が省ける。また、従来必要
であったスプロケットチェイン2の間に設けたオイルノ
ズル9が不要となり、これにより、従来は図5に示す様
にチェイン2が振れた時にチェイン2とオイルノズル9
との干渉が有り得るために、スプロケットの径、軸間距
離等が制約され、このチェインの振れを考慮するために
設計上の制約があったが、本実施例によればこの制約か
ら解放される。
ットホィール3に中心空洞部13を設けたことによりP
TOポンプ4のスプライン嵌合部の各溝に万遍なく直接
オイルを噴射することができ、またスプロケットホィー
ルとチェインとのかみ合い部に容易に確実に潤滑を行う
ことが可能となる。これにより、従来は、オイルノズル
から噴出されるオイルの飛沫の進入だけに期待していた
ために、飛沫が十分進入しなかったり、オイルノズルが
オイル中の異物等でふさがった場合に十分な潤滑ができ
なかったことが改善され、また、従来オイル溜め12を
設けるために必要であったシールタイプボールベアリン
グ7が不要となり、またオイル穴10や空気抜き穴11
の加工も必要が無くなり手間が省ける。また、従来必要
であったスプロケットチェイン2の間に設けたオイルノ
ズル9が不要となり、これにより、従来は図5に示す様
にチェイン2が振れた時にチェイン2とオイルノズル9
との干渉が有り得るために、スプロケットの径、軸間距
離等が制約され、このチェインの振れを考慮するために
設計上の制約があったが、本実施例によればこの制約か
ら解放される。
【0017】図3に第2実施例を示す。図は図1(a) に
示したスプロケットホィール3の断面図において第1実
施例と異なる構成部分である要部のみを拡大したもの
で、図示以外の部分については、第1実施例と異なる部
分は無いので図示を省略した。図において3はスプロケ
ットホィール、4はPTOポンプ、5はスプライン嵌合
部、6はベアリング、9はオイル噴出口(オイルノズ
ル)、13はスプロケットホィールの中心空洞部、14
は放射状油路、32はスプロケットホィール外周部であ
る。図示の通り、本実施例においては、中心空洞部13
の内壁は円筒面をなし、雌型スプラインが刻設されてい
ない。また、放射状油路14が前記中心空洞部13の円
筒面より複数個外方に放射状に穿設されている。この油
路14の内径は図示の通りスプライン嵌合部5に近い位
置にある油路141よりも遠い位置にある油路142の
方が大きくしてある。
示したスプロケットホィール3の断面図において第1実
施例と異なる構成部分である要部のみを拡大したもの
で、図示以外の部分については、第1実施例と異なる部
分は無いので図示を省略した。図において3はスプロケ
ットホィール、4はPTOポンプ、5はスプライン嵌合
部、6はベアリング、9はオイル噴出口(オイルノズ
ル)、13はスプロケットホィールの中心空洞部、14
は放射状油路、32はスプロケットホィール外周部であ
る。図示の通り、本実施例においては、中心空洞部13
の内壁は円筒面をなし、雌型スプラインが刻設されてい
ない。また、放射状油路14が前記中心空洞部13の円
筒面より複数個外方に放射状に穿設されている。この油
路14の内径は図示の通りスプライン嵌合部5に近い位
置にある油路141よりも遠い位置にある油路142の
方が大きくしてある。
【0018】上記の構成により、第1実施例と同様にし
てオイルノズル9より中心空洞部13内に噴出したオイ
ルLは、矢印Lで示すように先ずスプライン嵌合部5に
衝突してこの部分を潤滑すると共に、ここで使用された
残りが反転して中心空洞部13に戻り、スプロケットホ
ィール3の回転による遠心力により、戻ったオイルは円
筒壁面に拡がり先ず近くの放射状油路141を通ってホ
ィール外周部32に噴出し、ついで残ったオイルは油路
142よりホィール外周部に噴出し、それぞれホィール
3とチェイン2(図示せず)とのかみ合い部分の潤滑を
行う。このときに油路141と142とのオイル流量を
等しくしてホィール外周のチェインとのかみ合い部に一
様な潤滑を行うために、図示の場合は油路142の径を
油路141の径よりも大きくしてあるが、もしくは、穴
の径が等しいときは、油路142の穴の数を油路141
の穴の数よりも多く設けておく。
てオイルノズル9より中心空洞部13内に噴出したオイ
ルLは、矢印Lで示すように先ずスプライン嵌合部5に
衝突してこの部分を潤滑すると共に、ここで使用された
残りが反転して中心空洞部13に戻り、スプロケットホ
ィール3の回転による遠心力により、戻ったオイルは円
筒壁面に拡がり先ず近くの放射状油路141を通ってホ
ィール外周部32に噴出し、ついで残ったオイルは油路
142よりホィール外周部に噴出し、それぞれホィール
3とチェイン2(図示せず)とのかみ合い部分の潤滑を
行う。このときに油路141と142とのオイル流量を
等しくしてホィール外周のチェインとのかみ合い部に一
様な潤滑を行うために、図示の場合は油路142の径を
油路141の径よりも大きくしてあるが、もしくは、穴
の径が等しいときは、油路142の穴の数を油路141
の穴の数よりも多く設けておく。
【0019】上記の実施例は前記の第1実施例に比べて
中心空洞部13内に雌型スプラインが無く、円筒形であ
るために、その製作にあたっては従来品のスプロケット
素材に中心空洞部用の穴をあければ良く、従来品を共通
に使用することができ、また、構造簡単であり、コスト
的に更に有利である。その他は、前述の第1実施例の場
合と同様の作用効果がある。
中心空洞部13内に雌型スプラインが無く、円筒形であ
るために、その製作にあたっては従来品のスプロケット
素材に中心空洞部用の穴をあければ良く、従来品を共通
に使用することができ、また、構造簡単であり、コスト
的に更に有利である。その他は、前述の第1実施例の場
合と同様の作用効果がある。
【0020】以上実施例で説明した本発明についての特
色をまとめると、本発明の手段により、オイルポンプよ
り圧送されるオイルをオイル噴出口よりスプロケットホ
ィールの中心空洞部内に噴射してオイルの噴流を直接ス
プライン嵌合部に当てて潤滑すると共に、スプロケット
ホィールの回転の遠心力を利用してスプロケットホィー
ルのチェインのかみ合い部にも同時にオイルを噴出して
供給することが可能となり、従来の複雑であった当該潤
滑系統を簡単な構造で、コスト的にも有利な構成で、油
量、油圧共に十分な容量のオイルを確実に前記潤滑系統
に供給することができる。
色をまとめると、本発明の手段により、オイルポンプよ
り圧送されるオイルをオイル噴出口よりスプロケットホ
ィールの中心空洞部内に噴射してオイルの噴流を直接ス
プライン嵌合部に当てて潤滑すると共に、スプロケット
ホィールの回転の遠心力を利用してスプロケットホィー
ルのチェインのかみ合い部にも同時にオイルを噴出して
供給することが可能となり、従来の複雑であった当該潤
滑系統を簡単な構造で、コスト的にも有利な構成で、油
量、油圧共に十分な容量のオイルを確実に前記潤滑系統
に供給することができる。
【0021】
【発明の効果】本発明を実施することにより次の効果を
奏する。 (1) 従来必要であったスプロケットチェイン間のオイル
ノズル、シールタイプボールベアリング等が不要とな
り、必要部品点数が少なく構造が簡単である。 (2) タイミングギヤケースにオイル穴、空気抜き穴等の
加工を行うことが不要であり、部品の加工が容易であ
る。上記(1) と併せコスト的にも有利である。
奏する。 (1) 従来必要であったスプロケットチェイン間のオイル
ノズル、シールタイプボールベアリング等が不要とな
り、必要部品点数が少なく構造が簡単である。 (2) タイミングギヤケースにオイル穴、空気抜き穴等の
加工を行うことが不要であり、部品の加工が容易であ
る。上記(1) と併せコスト的にも有利である。
【0022】(3) スプライン嵌合部にオイルを直接噴射
し、スプロケットホィールのかみ合い部には遠心力によ
り中心空洞部よりオイルが噴出することにより、2種類
の潤滑が1つの装置から同時に各部に均等に行われ、油
量、油圧共に十分な確実な潤滑が行われる。
し、スプロケットホィールのかみ合い部には遠心力によ
り中心空洞部よりオイルが噴出することにより、2種類
の潤滑が1つの装置から同時に各部に均等に行われ、油
量、油圧共に十分な確実な潤滑が行われる。
【図1】本発明の第1実施例を示し、図1(a) は図1
(b) のX−X線断面上視図、図1(b) は図1(a) の一部
断面側面図である。
(b) のX−X線断面上視図、図1(b) は図1(a) の一部
断面側面図である。
【図2】第1実施例を示し、図1(b) のA部部分拡大斜
視図である。
視図である。
【図3】第2実施例を示し、スプロケットホィールの潤
滑系統要部模式図である。
滑系統要部模式図である。
【図4】従来技術を示し、図4(a) は図4(b) のZ−Z
線断面上視図、図4(b) は図4(a) の一部断面側面図で
ある。
線断面上視図、図4(b) は図4(a) の一部断面側面図で
ある。
【図5】従来技術のスプロケットチェインとオイルノズ
ルとの運転中の干渉状態を示す図である。
ルとの運転中の干渉状態を示す図である。
1…タイミングギヤケース 2…スプロケットチェイン 3…スプロケットホィール 4…PTOポンプ 5…スプライン嵌合部 6…ベアリング 9…オイル噴出口(オイルノズル) 13…中心空洞部 14…放射状油路 32…スプロケットホィール外周部 131…中心空洞部の軸心の端部
Claims (1)
- 【請求項1】 軸とスプライン嵌合をなし、チェインド
ライブにより前記軸に連なる機構を駆動しているスプロ
ケットホィール(3)において、前記スプロケットホィ
ール(3)の軸心部に前記スプライン嵌合部(5)と連
通する中心空洞部(13)を穿設し、前記中心空洞部
(13)より径方向に放射状に前記スプロケットホィー
ル(3)と係合するスプロケットチェイン(2)とのか
み合い部に連通する複数の油路(14)を穿設し、前記
中心空洞部(13)の軸心の端部(131)に前記中心
空洞部(13)内へオイルを供給するオイル噴出口
(9)を設けたことを特徴とするスプロケットホィール
の外周かみ合い部(32)と内周スプライン嵌合部
(5)への強制潤滑システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8558792A JPH05288029A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | スプロケットホィールの外周かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8558792A JPH05288029A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | スプロケットホィールの外周かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288029A true JPH05288029A (ja) | 1993-11-02 |
Family
ID=13862948
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8558792A Pending JPH05288029A (ja) | 1992-04-07 | 1992-04-07 | スプロケットホィールの外周かみ合い部と内周スプライン嵌合部への強制潤滑システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05288029A (ja) |
-
1992
- 1992-04-07 JP JP8558792A patent/JPH05288029A/ja active Pending
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