JPH05288735A - ボイラーチューブ探傷用超音波探触子 - Google Patents
ボイラーチューブ探傷用超音波探触子Info
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- JPH05288735A JPH05288735A JP4116824A JP11682492A JPH05288735A JP H05288735 A JPH05288735 A JP H05288735A JP 4116824 A JP4116824 A JP 4116824A JP 11682492 A JP11682492 A JP 11682492A JP H05288735 A JPH05288735 A JP H05288735A
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01N—INVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
- G01N2291/00—Indexing codes associated with group G01N29/00
- G01N2291/04—Wave modes and trajectories
- G01N2291/044—Internal reflections (echoes), e.g. on walls or defects
Landscapes
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ボイラーチューブの付着金物溶接部に発生す
る管軸方向及び円周方向のき裂や管の減肉量の検査を、
1ループのボイラーチューブにつき1回の挿入によりほ
ぼ同一時刻に実施する。 【構成】 ボイラーチューブ内に管軸方向移動及び管軸
周り回転可能に挿入された探触子本体7に、溶接ビード
形状,位置の確認及び管の減肉量測定用の1個の垂直探
触子8を搭載し、更に2個の管軸用斜角探触子9a,9
bと2個の円周用斜角探触子10a,10bをそれぞれ
背中合わせに搭載する。これにより管軸方向及び円周方
向のき裂や管の減肉量の検査をほぼ同時に行うことがで
きる。
る管軸方向及び円周方向のき裂や管の減肉量の検査を、
1ループのボイラーチューブにつき1回の挿入によりほ
ぼ同一時刻に実施する。 【構成】 ボイラーチューブ内に管軸方向移動及び管軸
周り回転可能に挿入された探触子本体7に、溶接ビード
形状,位置の確認及び管の減肉量測定用の1個の垂直探
触子8を搭載し、更に2個の管軸用斜角探触子9a,9
bと2個の円周用斜角探触子10a,10bをそれぞれ
背中合わせに搭載する。これにより管軸方向及び円周方
向のき裂や管の減肉量の検査をほぼ同時に行うことがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボイラーチューブの付
着金物溶接部等に発生するき裂や管の減肉量を探傷する
のに好適なボイラーチューブ探傷用超音波探触子に関す
る。
着金物溶接部等に発生するき裂や管の減肉量を探傷する
のに好適なボイラーチューブ探傷用超音波探触子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】火力ボイラーの過熱器や再熱器等でボイ
ラーチューブの付着金物溶接部には、発停に伴う熱応力
に起因する疲労き裂が発生し、またチューブも高温腐蝕
やアッシュカット等により減肉し、応力腐蝕割れ等の原
因となっている。しかし過熱器や再熱器等はチューブ間
隔が50〜100mmと狭いため検査員が接近できず、こ
のため従来は疲労き裂及び減肉量等の確認はサンプル管
を採取することにより行われている。しかしこの方法は
抜取検査であり、検査箇所が限定されるため見落としな
どの不安がある。その解決策の一つとして、近年水浸式
超音波探傷法を利用して、ボイラーチューブの付着金物
溶接部等に発生したき裂やチューブの減肉量を、管の内
側から超音波探触子を用いて非破壊的に検査する方法が
研究され、試験的に適用されるようになっている。
ラーチューブの付着金物溶接部には、発停に伴う熱応力
に起因する疲労き裂が発生し、またチューブも高温腐蝕
やアッシュカット等により減肉し、応力腐蝕割れ等の原
因となっている。しかし過熱器や再熱器等はチューブ間
隔が50〜100mmと狭いため検査員が接近できず、こ
のため従来は疲労き裂及び減肉量等の確認はサンプル管
を採取することにより行われている。しかしこの方法は
抜取検査であり、検査箇所が限定されるため見落としな
どの不安がある。その解決策の一つとして、近年水浸式
超音波探傷法を利用して、ボイラーチューブの付着金物
溶接部等に発生したき裂やチューブの減肉量を、管の内
側から超音波探触子を用いて非破壊的に検査する方法が
研究され、試験的に適用されるようになっている。
【0003】しかして、ボイラーチューブの付着金物溶
接部等に発生した管軸方向及び円周方向のき裂やチュー
ブの減肉量を、水浸式超音波探傷法を利用して管の内側
から超音波探触子を用いて検査する場合、現在は、各探
傷に必要な専用の超音波探触子、すなわち管軸方向き裂
探傷用探触子,円周方向き裂探傷用探触子,減肉量探傷
用探触子の3種類を、それぞれ盛替えにより管内に挿入
し、個別に各探傷を行っている。しかしながらこの方法
では、挿入のための盛替えに要する時間,各探傷に要す
る時間等検査に要する時間が長くなり、作業効率が悪
く、検査のために許された工程内では対象とするボイラ
ーチューブの全数検査が困難となるおそれがある。
接部等に発生した管軸方向及び円周方向のき裂やチュー
ブの減肉量を、水浸式超音波探傷法を利用して管の内側
から超音波探触子を用いて検査する場合、現在は、各探
傷に必要な専用の超音波探触子、すなわち管軸方向き裂
探傷用探触子,円周方向き裂探傷用探触子,減肉量探傷
用探触子の3種類を、それぞれ盛替えにより管内に挿入
し、個別に各探傷を行っている。しかしながらこの方法
では、挿入のための盛替えに要する時間,各探傷に要す
る時間等検査に要する時間が長くなり、作業効率が悪
く、検査のために許された工程内では対象とするボイラ
ーチューブの全数検査が困難となるおそれがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、ボイラーチューブの付
着金物溶接部に発生する管軸方向及び円周方向のき裂や
管の減肉量の検査を、1ループのボイラーチューブにつ
き1回の挿入によりほぼ同一時刻に実施することを可能
ならしめる、ボイラーチューブ探傷用超音波探触子を提
供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、ボイラーチューブの付
着金物溶接部に発生する管軸方向及び円周方向のき裂や
管の減肉量の検査を、1ループのボイラーチューブにつ
き1回の挿入によりほぼ同一時刻に実施することを可能
ならしめる、ボイラーチューブ探傷用超音波探触子を提
供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】そのために本発明は、ボ
イラーチューブの管軸方向及び円周方法のき裂や管の減
肉量を管の内部から水浸式超音波探傷により検査する探
触子であって、管内に管軸方向移動及び管軸周り回転可
能に挿入された探触子本体と、上記探触子本体に搭載さ
れた溶接ビード形状,位置の確認及び管の減肉量測定用
の1個の垂直探触子と、上記探触子本体にそれぞれ背中
合わせに2個づつ搭載された管軸方向及び円周方向き裂
検出用の4個の斜角探触子とを具えたことを特徴とす
る。
イラーチューブの管軸方向及び円周方法のき裂や管の減
肉量を管の内部から水浸式超音波探傷により検査する探
触子であって、管内に管軸方向移動及び管軸周り回転可
能に挿入された探触子本体と、上記探触子本体に搭載さ
れた溶接ビード形状,位置の確認及び管の減肉量測定用
の1個の垂直探触子と、上記探触子本体にそれぞれ背中
合わせに2個づつ搭載された管軸方向及び円周方向き裂
検出用の4個の斜角探触子とを具えたことを特徴とす
る。
【0006】
【作用】本発明ボイラーチューブ探傷用超音波探触子に
よれば、ボイラーチューブの付着金物溶接部等に発生し
たき裂やチューブの減肉量を、管の内側から水浸式超音
波探傷により非破壊的に検査できるので、検査員が接近
できない過熱器や再熱器等のボイラーチューブでも全数
検査が可能であり、検査のための管外表面の研磨やスケ
ール除去等も不要である。また従来は付着金物溶接部等
に発生した管軸方向及び円周方向のき裂や管の減肉量の
検査に際しては、各専用の探傷用探触子を必要としてい
たものを、それぞれの役割を持つ5個の探触子を複合の
探触子として集合させたことにより、1ループのボイラ
ーチューブについて1回の管内挿入でほぼ同一時刻に複
合検査が可能となり、極めて作業性が向上する。
よれば、ボイラーチューブの付着金物溶接部等に発生し
たき裂やチューブの減肉量を、管の内側から水浸式超音
波探傷により非破壊的に検査できるので、検査員が接近
できない過熱器や再熱器等のボイラーチューブでも全数
検査が可能であり、検査のための管外表面の研磨やスケ
ール除去等も不要である。また従来は付着金物溶接部等
に発生した管軸方向及び円周方向のき裂や管の減肉量の
検査に際しては、各専用の探傷用探触子を必要としてい
たものを、それぞれの役割を持つ5個の探触子を複合の
探触子として集合させたことにより、1ループのボイラ
ーチューブについて1回の管内挿入でほぼ同一時刻に複
合検査が可能となり、極めて作業性が向上する。
【0007】なお複数の探傷用探触子を複合の探触子と
して集合させるために、各専用の探傷用探触子に見られ
るような探触子の装着方法により各探触子を配列したの
では、複合の探触子としては管軸方向の長さが長くなり
曲管部等での通過性が悪くなるおそれがある。そのため
に超音波を放射しない側を管軸方向及び円周方向き裂探
傷用の各2個の探触子をそれぞれ背中合わせにし、超音
波の放射軸が同一でかつ互いに180°異なる方向に放
射する状態に装着することで短尺化を図っている。
して集合させるために、各専用の探傷用探触子に見られ
るような探触子の装着方法により各探触子を配列したの
では、複合の探触子としては管軸方向の長さが長くなり
曲管部等での通過性が悪くなるおそれがある。そのため
に超音波を放射しない側を管軸方向及び円周方向き裂探
傷用の各2個の探触子をそれぞれ背中合わせにし、超音
波の放射軸が同一でかつ互いに180°異なる方向に放
射する状態に装着することで短尺化を図っている。
【0008】
【実施例】本発明ボイラーチューブ探傷用超音波探触子
の一実施例を図面について説明すると、図1は本探触子
を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は正面図、図
2は同上の回転機構の縦断面図、図3は垂直探触子によ
る検査要領の説明図、図4は管軸用斜角探触子による検
査要領の説明図、図5は円周用斜角探触子による検査要
領の説明図、図6は本探触子が曲管部を通過する態様を
示す側面図、図7は本探触子が付着金物溶接部を探傷す
る態様を示す斜視図、図8は同上における調心治具の説
明図である。
の一実施例を図面について説明すると、図1は本探触子
を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は正面図、図
2は同上の回転機構の縦断面図、図3は垂直探触子によ
る検査要領の説明図、図4は管軸用斜角探触子による検
査要領の説明図、図5は円周用斜角探触子による検査要
領の説明図、図6は本探触子が曲管部を通過する態様を
示す側面図、図7は本探触子が付着金物溶接部を探傷す
る態様を示す斜視図、図8は同上における調心治具の説
明図である。
【0009】図1において、管軸方向移動及び管軸周り
回転可能な探触子本体7の中央に、管の減肉量の検査及
び溶接ビードの形状確認用の垂直探触子8が搭載されて
おり、探触子本体7の前方に管軸方向き裂検査用の管軸
用斜角探触子9a,9bが背中合わせに搭載されるとと
もに、探触子本体7の後方に円周方向き裂検査用の円周
用斜角探触子10a,10bが背中合わせに搭載されて
いる。また探触子本体7には1個のカンチレバー11が
ピン12で取付けられており、このカンチレバー11に
は管軸用斜角探触子9a,9bが装着されている。カン
チレバー11は支点部に取付けられたバネ13とピン1
2とにより常に管の外径方向へ偏心しようとするが、探
触子本体7に仕込まれた偏心量調節リング14とリング
固定用袋ナット15により偏心量が拘束され、カンチレ
バー11はリング14と接触する位置までしか偏心でき
ないため、管の仕様に応じた最適偏心量の可変ができ
る。
回転可能な探触子本体7の中央に、管の減肉量の検査及
び溶接ビードの形状確認用の垂直探触子8が搭載されて
おり、探触子本体7の前方に管軸方向き裂検査用の管軸
用斜角探触子9a,9bが背中合わせに搭載されるとと
もに、探触子本体7の後方に円周方向き裂検査用の円周
用斜角探触子10a,10bが背中合わせに搭載されて
いる。また探触子本体7には1個のカンチレバー11が
ピン12で取付けられており、このカンチレバー11に
は管軸用斜角探触子9a,9bが装着されている。カン
チレバー11は支点部に取付けられたバネ13とピン1
2とにより常に管の外径方向へ偏心しようとするが、探
触子本体7に仕込まれた偏心量調節リング14とリング
固定用袋ナット15により偏心量が拘束され、カンチレ
バー11はリング14と接触する位置までしか偏心でき
ないため、管の仕様に応じた最適偏心量の可変ができ
る。
【0010】また探触子本体7を管軸中心線上に保持さ
せるため、探触子本体7の両端にスプリングシャフト1
6が取付けられており、調心治具が装着される。このス
プリングシャフト16は、図2に示すように、探触子本
体7の両端に取付けられたベアリング18に直結されて
おり、垂直探触子8と4個の斜角探触子9a,9b,1
0a,10bが装着された探触子本体7は、スプリング
シャフト16と二重構造となったロータリシャフト17
で円周方向へ回転駆動される。すなわち探触子本体7と
スプリングシャフト16との間にベアリング18が内蔵
され、探触子本体7とロータリシャフト17が固定ネジ
19で直結されているため、ロータリシャフト17の回
転に伴って探触子本体7も回転することになる。
せるため、探触子本体7の両端にスプリングシャフト1
6が取付けられており、調心治具が装着される。このス
プリングシャフト16は、図2に示すように、探触子本
体7の両端に取付けられたベアリング18に直結されて
おり、垂直探触子8と4個の斜角探触子9a,9b,1
0a,10bが装着された探触子本体7は、スプリング
シャフト16と二重構造となったロータリシャフト17
で円周方向へ回転駆動される。すなわち探触子本体7と
スプリングシャフト16との間にベアリング18が内蔵
され、探触子本体7とロータリシャフト17が固定ネジ
19で直結されているため、ロータリシャフト17の回
転に伴って探触子本体7も回転することになる。
【0011】このような超音波探触子において、垂直探
触子8により溶接ビード形状,位置の確認及び減肉量測
定する要領、管軸用斜角探触子9a,9b及び円周用斜
角探触子10a,10bによりき裂検出する要領を図3
〜図5について説明する。図3〜図5において、1はボ
イラーチューブ、2aは管軸付着金物、2bは円周付着
金物、3aは管軸溶接部、3bは円周溶接部、4aは管
軸方向き裂、4bは円周方向き裂、5は水、6は減肉部
分である。まず図3は、垂直探触子8でボイラーチュー
ブ1の減肉部分6を検査するためと、溶接部3a,3b
のビードの形状を確認する様子を示したもので、垂直探
触子8は直径方向管中心線上に保持されており、実際に
は円周方向に回転しかつ管軸方向に移動しながら、管の
減肉部分6の減肉量の検査と溶接部3a,3bのビード
形状及び位置の確認を行う。垂直探触子8が管軸方向ハ
の位置にあるときは管の減肉部分6による超音波多重エ
コーが得られ、同様に管軸方向ロの位置にあるときは管
の母材の肉厚による多重エコーが得られる。一方垂直探
触子8が管軸方向イの位置又は管軸方向ニの位置にある
ときは、管材に入射した超音波が溶接部3a,3bの中
に伝播し、溶接部3a,3bの外表面で乱反射し超音波
反射エコーが得られない。これらに示すように、管の減
肉量の検査には超音波多重エコーが得られる場合を、溶
接ビードの確認には超音波多重エコーが得られない場合
を利用している。
触子8により溶接ビード形状,位置の確認及び減肉量測
定する要領、管軸用斜角探触子9a,9b及び円周用斜
角探触子10a,10bによりき裂検出する要領を図3
〜図5について説明する。図3〜図5において、1はボ
イラーチューブ、2aは管軸付着金物、2bは円周付着
金物、3aは管軸溶接部、3bは円周溶接部、4aは管
軸方向き裂、4bは円周方向き裂、5は水、6は減肉部
分である。まず図3は、垂直探触子8でボイラーチュー
ブ1の減肉部分6を検査するためと、溶接部3a,3b
のビードの形状を確認する様子を示したもので、垂直探
触子8は直径方向管中心線上に保持されており、実際に
は円周方向に回転しかつ管軸方向に移動しながら、管の
減肉部分6の減肉量の検査と溶接部3a,3bのビード
形状及び位置の確認を行う。垂直探触子8が管軸方向ハ
の位置にあるときは管の減肉部分6による超音波多重エ
コーが得られ、同様に管軸方向ロの位置にあるときは管
の母材の肉厚による多重エコーが得られる。一方垂直探
触子8が管軸方向イの位置又は管軸方向ニの位置にある
ときは、管材に入射した超音波が溶接部3a,3bの中
に伝播し、溶接部3a,3bの外表面で乱反射し超音波
反射エコーが得られない。これらに示すように、管の減
肉量の検査には超音波多重エコーが得られる場合を、溶
接ビードの確認には超音波多重エコーが得られない場合
を利用している。
【0012】図4は、ボイラーチューブ1の管軸付着金
物2aの管軸溶接部3aに発生した管軸方向き裂4a
を、欠陥検出の方向性を考慮した2個の管軸用斜角探触
子9a,9bで検査する場合を示したもので、斜角探触
子9a,9bは超音波を放射しない側を互いに背中合わ
せにしたうえで、管軸に対して直角かつ管の直径方向に
き裂の検出が最大となる任意の量δだけ偏心させる位置
に保持され、円周方向に回転するとともに管軸方向に移
動する様子を示す。また図5は、ボイラーチューブ1の
円周付着金物2bの円周溶接部3bに発生した円周方向
き裂4bを、欠陥検出の方向性を考慮した2個の円周用
斜角探触子10a,10bで検査する場合を示したもの
で、斜角探触子10a,10bは互いに超音波放射しな
い側を背中合わせにし、管の直径方向管中心線に対し欠
陥の検出が最大となる角度θi だけ管軸方向に傾斜させ
て保持されており、円周方向に回転するとともに管軸方
向に移動する様子を示す。
物2aの管軸溶接部3aに発生した管軸方向き裂4a
を、欠陥検出の方向性を考慮した2個の管軸用斜角探触
子9a,9bで検査する場合を示したもので、斜角探触
子9a,9bは超音波を放射しない側を互いに背中合わ
せにしたうえで、管軸に対して直角かつ管の直径方向に
き裂の検出が最大となる任意の量δだけ偏心させる位置
に保持され、円周方向に回転するとともに管軸方向に移
動する様子を示す。また図5は、ボイラーチューブ1の
円周付着金物2bの円周溶接部3bに発生した円周方向
き裂4bを、欠陥検出の方向性を考慮した2個の円周用
斜角探触子10a,10bで検査する場合を示したもの
で、斜角探触子10a,10bは互いに超音波放射しな
い側を背中合わせにし、管の直径方向管中心線に対し欠
陥の検出が最大となる角度θi だけ管軸方向に傾斜させ
て保持されており、円周方向に回転するとともに管軸方
向に移動する様子を示す。
【0013】図6は探触子本体7が曲管部を通過する様
子を示したものであり、探触子本体7の両端がスプリン
グシャフト16により支持されているため、ボイラーチ
ューブ1の曲管部での通過が容易である。
子を示したものであり、探触子本体7の両端がスプリン
グシャフト16により支持されているため、ボイラーチ
ューブ1の曲管部での通過が容易である。
【0014】更にこの超音波探触子を使用してボイラー
チューブの付着金物溶接部(円周方向溶接部)付近を探
傷する態様を図7について説明すると、探触子本体7は
その前後に取付けられた調心治具20により、ボイラー
チューブ1の管軸中心線上に保持される。これにより各
探触子8,9a,9b,10a,10bは常に一定の条
件でボイラーチューブ1内を回転しながら流水等により
管軸方向に送られ、管の減肉量の検査,溶接ビードの形
状及び位置の確認,更に付着金物溶接部等に発生した管
軸方向及び円周方向のき裂の検査を行う。なお図中21
は調心治具押さえバネ、22は押さえバネ調節ナット、
23はガイドである。
チューブの付着金物溶接部(円周方向溶接部)付近を探
傷する態様を図7について説明すると、探触子本体7は
その前後に取付けられた調心治具20により、ボイラー
チューブ1の管軸中心線上に保持される。これにより各
探触子8,9a,9b,10a,10bは常に一定の条
件でボイラーチューブ1内を回転しながら流水等により
管軸方向に送られ、管の減肉量の検査,溶接ビードの形
状及び位置の確認,更に付着金物溶接部等に発生した管
軸方向及び円周方向のき裂の検査を行う。なお図中21
は調心治具押さえバネ、22は押さえバネ調節ナット、
23はガイドである。
【0015】ここで、調心治具20の調心機構及びガイ
ド23の構造について説明すると、調心治具20は素材
にナイロン24を使用しており、製造時に1株あたりの
素線数と素材の長さが管理されていて、図8に示すよう
に、調心治具20の径が管の内径より大きい場合、ナイ
ロン24が一様につぶれ、探触子本体7の調心が可能と
なる。この場合探触子本体7の調心が悪いと、回転及び
管軸送り時に各探触子8,9a,9b,10a,10b
の管軸等に対する保持条件が一定せず、検査性能の低下
又は検査不能となる。またガイド23はスプリングシャ
フト16の先端にテフロン製のボールを取付けたもので
あり、溶接部の内面などの突起物にスプリングシャフト
16の先端がつっかえることを防止する。
ド23の構造について説明すると、調心治具20は素材
にナイロン24を使用しており、製造時に1株あたりの
素線数と素材の長さが管理されていて、図8に示すよう
に、調心治具20の径が管の内径より大きい場合、ナイ
ロン24が一様につぶれ、探触子本体7の調心が可能と
なる。この場合探触子本体7の調心が悪いと、回転及び
管軸送り時に各探触子8,9a,9b,10a,10b
の管軸等に対する保持条件が一定せず、検査性能の低下
又は検査不能となる。またガイド23はスプリングシャ
フト16の先端にテフロン製のボールを取付けたもので
あり、溶接部の内面などの突起物にスプリングシャフト
16の先端がつっかえることを防止する。
【0016】かくしてこのような超音波探触子によれ
ば、ボイラーチューブ1の内側から水浸式により、ボイ
ラーチューブ1の減肉部分6の減肉量や付着金物溶接部
3a,3b等に生じたき裂4a,4bの検査ができるの
で、検査のための管外面の研磨やスケール除去等が不要
となる。また管の減肉量を検査する垂直探触子8は溶接
ビードの形状及び位置の確認用として利用することによ
り、斜角探触子9a,9b,10a,10bによる溶接
部等に発生するき裂4a,4bを検査する際、溶接ビー
ドと欠陥との識別や位置関係の判定を容易ならしめる。
また管軸方向及び円周方向き裂検査用の斜角探触子9
a,9b,10a,10bはそれぞれ2個を背中合わせ
する形で装着されているため、溶接ルート部及び溶接ト
ウ部に関係なく、常に管表面とき裂によって形成される
コーナ部にどちらか一方のチャンネルの超音波を入射で
きるので、管軸送りの方向に関係なく検査ができるとと
もに、1ループのボイラーチューブについて1回の管内
挿入でほぼ同一時刻に管の減肉量と付着金物溶接部等に
発生した管軸方向及び円周方向き裂の検査ができ、極め
て作業性のよい精密な検査が可能となる。
ば、ボイラーチューブ1の内側から水浸式により、ボイ
ラーチューブ1の減肉部分6の減肉量や付着金物溶接部
3a,3b等に生じたき裂4a,4bの検査ができるの
で、検査のための管外面の研磨やスケール除去等が不要
となる。また管の減肉量を検査する垂直探触子8は溶接
ビードの形状及び位置の確認用として利用することによ
り、斜角探触子9a,9b,10a,10bによる溶接
部等に発生するき裂4a,4bを検査する際、溶接ビー
ドと欠陥との識別や位置関係の判定を容易ならしめる。
また管軸方向及び円周方向き裂検査用の斜角探触子9
a,9b,10a,10bはそれぞれ2個を背中合わせ
する形で装着されているため、溶接ルート部及び溶接ト
ウ部に関係なく、常に管表面とき裂によって形成される
コーナ部にどちらか一方のチャンネルの超音波を入射で
きるので、管軸送りの方向に関係なく検査ができるとと
もに、1ループのボイラーチューブについて1回の管内
挿入でほぼ同一時刻に管の減肉量と付着金物溶接部等に
発生した管軸方向及び円周方向き裂の検査ができ、極め
て作業性のよい精密な検査が可能となる。
【0017】
【発明の効果】要するに本発明によれば、ボイラーチュ
ーブの管軸方向及び円周方法のき裂や管の減肉量を管の
内部から水浸式超音波探傷により検査する探触子であっ
て、管内に管軸方向移動及び管軸周り回転可能に挿入さ
れた探触子本体と、上記探触子本体に搭載された溶接ビ
ード形状,位置の確認及び管の減肉量測定用の1個の垂
直探触子と、上記探触子本体にそれぞれ背中合わせに2
個づつ搭載された管軸方向及び円周方向き裂検出用の4
個の斜角探触子とを具えたことにより、ボイラーチュー
ブの付着金物溶接部に発生する管軸方向及び円周方向の
き裂や管の減肉量の検査を、1ループのボイラーチュー
ブにつき1回の挿入によりほぼ同一時刻に実施すること
を可能ならしめる、ボイラーチューブ探傷用超音波探触
子を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
ーブの管軸方向及び円周方法のき裂や管の減肉量を管の
内部から水浸式超音波探傷により検査する探触子であっ
て、管内に管軸方向移動及び管軸周り回転可能に挿入さ
れた探触子本体と、上記探触子本体に搭載された溶接ビ
ード形状,位置の確認及び管の減肉量測定用の1個の垂
直探触子と、上記探触子本体にそれぞれ背中合わせに2
個づつ搭載された管軸方向及び円周方向き裂検出用の4
個の斜角探触子とを具えたことにより、ボイラーチュー
ブの付着金物溶接部に発生する管軸方向及び円周方向の
き裂や管の減肉量の検査を、1ループのボイラーチュー
ブにつき1回の挿入によりほぼ同一時刻に実施すること
を可能ならしめる、ボイラーチューブ探傷用超音波探触
子を得るから、本発明は産業上極めて有益なものであ
る。
【図1】本発明ボイラーチューブ探傷用超音波探触子の
一実施例を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は正
面図である。
一実施例を示し、同図(a)は側面図、同図(b)は正
面図である。
【図2】同上の回転機構の縦断面図である。
【図3】垂直探触子による検査要領の説明図である。
【図4】管軸用斜角探触子による検査要領の説明図であ
る。
る。
【図5】円周用斜角探触子による検査要領の説明図であ
る。
る。
【図6】本探触子が曲管部を通過する態様を示す側面図
である。
である。
【図7】本探触子が付着金物溶接部を探傷する態様を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図8】同上における調心治具の説明図である。
1 ボイラーチューブ 2a 管軸付着金物 2b 円周付着金物 3a 管軸溶接部 3b 円周溶接部 4a 管軸方向き裂 4b 円周方向き裂 5 水 6 減肉部分 7 探触子本体 8 垂直探触子 9a,9b 管軸用斜角探触子 10a , 10b 円周用斜角探触子 11 カンチレバー 12 ピン 13 バネ 14 偏心量調節リング 15 リング固定用袋ナット 16 スプリングシャフト 17 ロータリシャフト 18 ベアリング 19 固定ネジ 20 調心治具 21 調心治具押さえバネ 22 押さえバネ調節ナット 23 ガイド 24 ナイロン
Claims (1)
- 【請求項1】 ボイラーチューブの管軸方向及び円周方
法のき裂や管の減肉量を管の内部から水浸式超音波探傷
により検査する探触子であって、管内に管軸方向移動及
び管軸周り回転可能に挿入された探触子本体と、上記探
触子本体に搭載された溶接ビード形状,位置の確認及び
管の減肉量測定用の1個の垂直探触子と、上記探触子本
体にそれぞれ背中合わせに2個づつ搭載された管軸方向
及び円周方向き裂検出用の4個の斜角探触子とを具えた
ことを特徴とするボイラーチューブ探傷用超音波探触
子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4116824A JP2994852B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | ボイラーチューブ探傷用超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4116824A JP2994852B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | ボイラーチューブ探傷用超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05288735A true JPH05288735A (ja) | 1993-11-02 |
| JP2994852B2 JP2994852B2 (ja) | 1999-12-27 |
Family
ID=14696539
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4116824A Expired - Fee Related JP2994852B2 (ja) | 1992-04-09 | 1992-04-09 | ボイラーチューブ探傷用超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2994852B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536946A (ja) * | 2010-09-02 | 2013-09-26 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | タービンおよび発電機のロータ用のフェーズドアレイ超音波検査システム |
| JP2014085199A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Japan Polyethylene Corp | 厚肉チューブの外面亀裂の超音波検査方法及び超音波検査装置 |
| JP2016191572A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日立造船株式会社 | 超音波検査装置 |
| JP2018136271A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 配管検査用センサ、配管検査装置、及び配管検査用センサを用いた配管検査方法 |
-
1992
- 1992-04-09 JP JP4116824A patent/JP2994852B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013536946A (ja) * | 2010-09-02 | 2013-09-26 | シーメンス エナジー インコーポレイテッド | タービンおよび発電機のロータ用のフェーズドアレイ超音波検査システム |
| JP2014085199A (ja) * | 2012-10-23 | 2014-05-12 | Japan Polyethylene Corp | 厚肉チューブの外面亀裂の超音波検査方法及び超音波検査装置 |
| JP2016191572A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-10 | 日立造船株式会社 | 超音波検査装置 |
| JP2018136271A (ja) * | 2017-02-23 | 2018-08-30 | 三菱日立パワーシステムズ株式会社 | 配管検査用センサ、配管検査装置、及び配管検査用センサを用いた配管検査方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2994852B2 (ja) | 1999-12-27 |
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Legal Events
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