JPH0529097A - 高周波電子銃の共振周波数調整装置 - Google Patents

高周波電子銃の共振周波数調整装置

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JPH0529097A
JPH0529097A JP3207492A JP20749291A JPH0529097A JP H0529097 A JPH0529097 A JP H0529097A JP 3207492 A JP3207492 A JP 3207492A JP 20749291 A JP20749291 A JP 20749291A JP H0529097 A JPH0529097 A JP H0529097A
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JP
Japan
Prior art keywords
cavity
frequency
electron gun
high frequency
resonance frequency
Prior art date
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Pending
Application number
JP3207492A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Miyauchi
康行 宮内
Hisaharu Sakae
久晴 栄
Mitsuru Ogose
満 生越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高周波電子銃において、共振周波数の調整を
容易にする。 【構成】 各空洞14,15の側壁80,81にポート
82,83を開け、ここから直線導入機84,85によ
りロッド86,87を空洞14,15内に出し入れす
る。ロッド86,87を出し入れする量により空洞1
4,15内の容積が変わるので、これにより各空洞1
4,15ごとに共振周波数を調整することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は高周波を利用して電子
ビームを出射する高周波電子銃の共振周波数調整装置に
関し、共振周波数の調整を容易にしたものである。
【0002】
【従来の技術】高周波電子銃は、例えば電子シンクロト
ロンに入射する電子ビームの発生源として利用される。
従来の高周波電子銃を図2に示す。この高周波電子銃1
0は円筒状の高周波加速空洞本体12を有し、その内部
に空洞14が形成されている。空洞本体12の一端部に
は、中心軸L上にカソード16が装着され、他端部には
電子ビーム出射ポート18が形成されている。また側面
には、高周波供給用ポート20が形成され、これに導波
管22が装着されている。
【0003】この高周波電子銃10は、導波管22から
供給される高周波により空洞14内に高周波電界が形成
され、カソード16で発生された電子はこの高周波電界
で引き出され、加速されて、電子ビーム出射ポート18
から出射される。
【0004】従来においては、高周波加速空洞本体12
は、例えば点線24で示す位置で3分割された構造のも
のをろう付や電子溶接で接合して組み立てられていた。
【0005】高周波電子銃の加速空洞は、その共振周波
数の調整が微妙であり、また様々な使用状況に応じて共
振周波数を変える必要が生じることもある。高周波加速
空洞の共振周波数は内部空洞の寸法によって決まるた
め、この内部空洞の寸法を高精度に出す必要がある。
【0006】ところが、前記図2の高周波加速空洞本体
12のように、ろう付けや電子ビーム溶接で接合して組
み立てる構造では、接合時の熱変形等で空洞14の寸法
を高精度に出すことが難しかった。また、一旦組み立て
た後は、もはや分解できないので、共振周波数の調整は
難しかった。
【0007】そこで、このような従来の技術における問
題点を解決して、高周波加速空洞の共振周波数の調整を
容易に行なうことができるようにしたものとして、本出
願人の出願に係る実願平2−87332号明細書および
図面に記載の高周波電子銃があった。その構成を図3に
示す。この高周波電子銃30は高周波加速空洞本体32
が空洞胴体34とその両端に取りつけられた端板36,
38で構成されている。
【0008】空洞胴体34は円筒状に構成され、両端部
は開放されている。この両端部には、フランジ40,4
2が形成されている。また、空洞胴体34の側面には、
高周波供給用ポート44が形成され、これに導波管46
が装着されている。
【0009】端板36,38は、円板状に形成され、真
空パッキン58を挟んで空洞胴体34のフランジ40,
42にボルト60で取り付けられている。これにより、
高周波加速空洞32内には空洞62が形成されている。
【0010】左側の端板36には中心軸L上にカソード
48が配設されている。カソード48は、端板36の外
面に回転自在に取り付けられためねじリング50に支持
されて、中心軸lに沿って移動自在とされている。カソ
ード48と端板36との間には真空封止用にベローズ5
2が配設されている。
【0011】右側の端板38は中心軸L上に電子ビーム
出射ポート54が形成され、これにプランジャ56が挿
入されている。プランジャ56の先端部は丸みがつけら
れている。プランジャ56は、薄板64を積層したもの
を間に挟んで、ボルト68をフランジ66から端板38
に通して端板38に固定されている。薄板64は1枚が
例えば30μmの厚さであり、その積層枚数でプランジ
ャ56の挿入位置が調整される。端板38の外面には配
管70が接続され、直線加速器等に導かれる。
【0012】なお、空洞胴体34や端板36,38は、
少くとも空洞62内に臨む部分は無酸素銅等で構成され
ている。またボルト締めする部分は強度の点からステン
レス等で構成されている。この場合無酸素銅部分とステ
ンレス部分はろう付け等によりそれぞれ接合される。ま
たプランジャ56は無酸素銅等で構成されている。
【0013】以上の構成によれば、導波管46から供給
される高周波により空洞62内に高周波電界が形成さ
れ、カソード48で発生された電子はこの高周波電界で
引き出され、加速されて、電子ビーム出射ポート54か
ら出射される。
【0014】高周波加速空洞32はボルト締めで組み立
てられているので、ろう付けや溶接で組み立てるのに比
べて熱変形がなく、設計どおりの共振周波数を容易に得
ることができる。
【0015】また、万一所定の共振周波数が得られなか
った場合には、ボルト60を外して分解して、空洞胴体
34と端板36,38の突き合わせ面72や空洞胴体内
周面74を例えば超精密旋盤を用いて数μmオーダで鏡
面研磨し、再度組み立てて、所定の共振周波数が得られ
るまでこれを繰り返す。これにより、所定の共振周波数
に調整することができる。
【0016】また、共振周波数がある程度所定値に近づ
いてきたら、めねじリング50を回してカソード48の
位置を動かしたり、薄板64の枚数を変えてプランジャ
56の位置を動かすことにより、空洞62の形状が変わ
り、共振周波数を微調整することができる。
【0017】また、カソード48やプランジャ56の位
置調整により電場分布の調整も可能となる。すなわち、
端板38の端面とプランジャ56の端面との距離をlと
すると、空洞62内の電場分布は距離lの大きさによっ
て変化する。カソード48の位置によっても同様の効果
が得られる。高周波電子銃の出力ビーム特性は、空洞6
2内の電場分布によって決まることから、これによりプ
ランジャ56やカソード48の出し入れという簡単な操
作による出力ビームの調整が可能となる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前記図3の構成によれ
ば、カソード48全体を移動するための機構が大かがり
となり、また、プランジャ56の位置を調整するのに空
洞62内の真空を破らなければならない欠点があった。
【0019】この発明は、前記従来の技術における欠点
を解決して簡易な構成でかつ空洞内部の真空を破らない
で共振周波数を調整することができる高周波電子銃の共
振周波数調整装置を提供しようとするものである。
【0020】
【課題を解決するための手段】この発明は、複数の空洞
を有する高周波電子銃の各空洞側壁に開設されたポート
と、高導電性材料で作られて前記各ポート内で進入、退
出方向に移動可能に配設された周波数調整部材と、空洞
の外に配設されて前記周波数調整部材を前記進入、退出
方向に駆動する駆動装置とを具備してなるものである。
【0021】
【作用】この発明によれば、周波数調整部材をポートか
ら出し入れすることにより、空洞の容積が変化して共振
周波数を調整することができる。また、この周波数調整
部材を空洞ごとに配置したので、空洞ごとに共振周波数
を調整して電場分布を調整することもできる。
【0022】これによれば、共振周波数を調整するのに
カソード全体を動かすなどの大かがりな機構が不要にな
る。また、空洞内の真空を破ることなく共振周波数を調
整することができる。
【0023】
【実施例】この発明の一実施例を図1に示す。高周波電
子銃10は円筒状の高周波加速空洞本体12を有し、そ
の内部に空洞14,15が形成されている。空洞本体1
2の一端部には、中心軸L上にカソード16が装着さ
れ、他端部には電子ビーム出射ポート18が形成されて
いる。また側面には、高周波供給用ポート20が形成さ
れ、これに導波管22が装着されている。
【0024】この高周波電子銃10は、導波管22から
供給される高周波により空洞14内に高周波電界が形成
され、カソード16で発生された電子はこの高周波電界
で引き出され、加速されて、電子ビーム出射ポート18
から出射される。
【0025】高周波加速空洞本体12は、例えば点線2
4で示す位置で3分割された構造のものをろう付や電子
溶接で接合して組み立てられている。
【0026】各空洞14,15の各側壁80,81には
チューナ挿入用ポート82,83がそれぞれ形成されて
いる。各ポート82,83の外周側の開口端部には駆動
装置としての直線導入機84,85が装着されてこのポ
ート82,83を塞いで空洞14,15内を真空封止し
ている。直線導入機84,85は周波数調整部材として
のロッド86,87を具え、このロッド86,87をポ
ート82,83から空洞14,15内に出し入れする量
により、空洞14,15内の容積を変化させて各空洞1
4,15の共振周波数をそれぞれ変化させる。ロッド8
6,87は銅等の導電性のよい(導電率の高い)材料で
作られている。
【0027】直線導入機84,85の構成例を図4に示
す。直線導入機84,85は内筒88と外筒90を具え
ている。内筒88はフランジ92を介してボルト94に
より高周波加速空洞本体12の側面に固定される。内筒
88の中心軸上にはロッド86,87が軸方向に摺動可
能に支持されている。内筒88とロッド86,87との
間には真空シール96,98が配設されている。ロッド
86,87の左端部と内筒88とはベローズ100で連
結されており、ベローズ100内のロッド86,87が
通る部分の空間81を真空封止している。外筒90は内
部中心軸102がその外周面に形成されたねじ部104
によって内筒88の左側部にねじ込まれている。外筒中
心軸102の右端部はロッド86,87の左端部に回転
自在に連結されている。このような構成により、外筒9
0を回すことにより、外筒90が内筒88に対して左右
に移動し、これに連動してロッド86,87をポート8
2,83から空洞14,15内にかけて移動することが
できる。なお、外筒90は手動で回転するほかパルスモ
ータ等で駆動することにより遠隔操作が可能となり、運
転中でも調整が可能となる。
【0028】ロッド86,87を空洞14,15に出し
入れすることにより、各空洞14,15ごとに共振周波
数の調整をすることができるほか、各空洞14,15内
での電場分布の調整も行なうことができる。すなわち、
図1に示すように、ロッド86を長くし、ロッド87を
短くすると、電場の強さは例えば実線110で示すよう
になり、これとは逆にロッド86を短くし、ロッド87
を長くすると、電場の強さは例えば一点鎖線110′で
示すように変化する。このように電場分布が変化するの
は、空洞14,15の共振周波数がアンバランスになる
ことによる。
【0029】図1の構成によれば、簡単な構成でかつ空
洞14,15内の真空を破ることなく共振周波数や電場
分布の調整ができる。また、周波数調整部材(ロッド)
86,87を出し入れする位置が電場が弱い空洞14,
15の腹の部分(側壁80,81の位置)であるので、
周波数調整部材86,87を設けたことにより放電が生
じることもない。
【0030】
【変更例】前記図1ではロッド86,87の先端を先細
りにしたが、図5のようにロッド86の先端86aを太
く形成することもできる。また、前記実施例では空洞が
2個の場合について説明したが、空洞が3個以上の場合
にも適用することができる(各空洞ごとに周波数調整部
材を配置する。)。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、周波数調整部材をポートから出し入れすることによ
り、空洞の容積が変化して共振周波数を調整することが
できる。また、この周波数調整部材を空洞ごとに配置し
たので、空洞ごとに共振周波数を調整して電場分布を調
整することもできる。したがって、共振周波数を調整す
るのにカソード全体を動かすなどの大かがりな機構が不
要になる。また、空洞内の真空を破ることなく共振周波
数を調整することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】高周波電子銃の基本的な構造を示す断面図であ
る。
【図3】共振周波数調整機構を設けた従来の高周波電子
銃を示す断面図である。
【図4】図1の直線導入機84,85の具体例を示す断
面図である。
【図5】周波数調整部材の他の形状を示す側面図であ
る。
【符号の説明】
10 高周波電子銃 14,15 空洞 80,81 空洞側壁 82,83 ポート 84,85 直線導入機(駆動装置) 86,87 ロッド(周波数調整部材)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】複数の空洞を有する高周波電子銃の各空洞
    側壁に開設されたポートと、 高導電性材料で作られて前記各ポート内で進入、退出方
    向に移動可能に配設された周波数調整部材と、 空洞の外に配設されて前記周波数調整部材を前記進入、
    退出方向に駆動する駆動装置とを具備してなる高周波電
    子銃の共振周波数調整装置。
JP3207492A 1991-07-24 1991-07-24 高周波電子銃の共振周波数調整装置 Pending JPH0529097A (ja)

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JP3207492A JPH0529097A (ja) 1991-07-24 1991-07-24 高周波電子銃の共振周波数調整装置

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JPH0529097A true JPH0529097A (ja) 1993-02-05

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6717568B1 (en) 1999-09-10 2004-04-06 Sony Computer Entertainment Inc. Method of controlling the movement of a position indicating item, storage medium on which a program implementing said method is stored, and electronic device
JP2012004069A (ja) * 2010-06-21 2012-01-05 Waseda Univ 光陰極高周波電子銃、および光陰極高周波電子銃を備えた電子線装置
WO2012043475A1 (ja) 2010-09-27 2012-04-05 大学共同利用機関法人高エネルギー加速器研究機構 光陰極高周波電子銃空洞装置
JP2014523530A (ja) * 2011-07-04 2014-09-11 テトラ・ラヴァル・ホールディングス・アンド・ファイナンス・ソシエテ・アノニム 電子ビーム装置のカソードハウジングサスペンション

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