JPH05291945A - 同期信号の位相差測定回路 - Google Patents

同期信号の位相差測定回路

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JPH05291945A
JPH05291945A JP4094512A JP9451292A JPH05291945A JP H05291945 A JPH05291945 A JP H05291945A JP 4094512 A JP4094512 A JP 4094512A JP 9451292 A JP9451292 A JP 9451292A JP H05291945 A JPH05291945 A JP H05291945A
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signal
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phase shift
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JP4094512A
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Yoshibumi Hara
義文 原
Keiichi Yoshizumi
恵一 吉住
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 高精度にかつ経年変化の少ない安定した測定
ができ、かつ基準信号と測定信号の中に含まれる直流成
分が大きい場合においても高精度に測定する。 【構成】 交流成分増幅回路11、11a、11bを、
入力信号を負の入力端子には平滑回路8b、8c、8d
を経由して接続し、正の入力端子には直接接続した構成
とし、測定信号及び基準信号から直流成分を取り除くた
めの回路位相誤差が無視できるようにし、移相回路14
に入力される基準信号及び出力信号を第1、第2の整形
回路3、3aでデューティ比50%のパルス信号にした
後、これら相互の位相差(φ=移相回路の移相角度)を
時間計数方式により複数周期分の平均値として算出する
位相測定回路16を使用して高精度に位相差測定する。
さらに、同期整流回路2のsin成分出力が零になるよ
うに移相回路14の移相角度φを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特定の周波数で繰り返
す交流の測定信号の基準信号との位相差を高精度にかつ
経年変化が少なく安定して測定できる同期信号の位相差
測定回路に関し、特に基準信号も外部から供給され、加
えて基準信号と測定信号の中に含まれる直流成分が大き
い場合においても高精度の測定ができる位相差測定回路
に関し、具体的には数十KHzないし数百KHzに強度
変調された光信号の発信光と受信光をピンフォトダイオ
ードで電圧変換し、相互の位相差を測定する場合等に利
用できるものである。
【0002】
【従来の技術】特定の周期で繰り返す信号の基準信号と
の位相差を高精度に測定する方法としては、同期整流方
式が公知であり、応用例として既に特公昭61−115
45号公報、実公平3−13710号公報等で明らかに
されている。これらの方法はスイッチを使った方式で、
スイッチのオン−オフを行うためのタイミングは同期信
号から作られている。同期信号の波形がパルスでないと
きは、アナログ式の比較器でパルス波形に変換して作っ
ている。
【0003】図3は、測定しようとする基準信号VREF
と測定信号VX の関係を表す。これらの信号の位相差を
θとし、それぞれの直流成分をBR 、BX 、振幅を
R 、AX 、周期T、周波数f、角速度ωとすると、 VREF =BR +AR sinωt ・・・ VX =BX +AX sin(ωt+θ) ・・・ ω =2πf=2π/T ・・・ 図4は従来の同期整流方式を応用した基準信号と測定信
号の位相差測定回路図である。R1〜R11は抵抗器、
C1〜C7はコンデンサである。C1とR1及びC2と
R2は直流成分除去回路を構成する。1、1aは演算増
幅器(以下OPアンプと称す)で、R3とR4及びOP
アンプ1で測定信号の利得がG倍(G=1+R4/R
3)の増幅器を構成している。
【0004】2点鎖線で囲んだ回路2は、2チャンネル
の同期整流回路を示し、この回路は1回路2接点の高速
のアナログスイッチ7、7aとR5、R6とOPアンプ
1aで構成された利得1の反転増幅器とにより構成され
ている。
【0005】3は比較器で基準信号VREF の交流分の零
クロス点でオン・オフするデューティ比50%の方形波
信号S0 を作る。4はフェイズ・ロック・ループ回路
(以下PLL回路と称す)用の集積回路(74HC40
46等)で、90°位相比較器5と電圧制御発振器6と
外付けのR7、C3で構成される低域フィルタでPLL
回路を構成してS0 信号より90度位相遅れの方形波信
号S90を作る。
【0006】同期整流回路2のアナログスイッチ7、7
aはS0 信号とS90信号を使ってオン・オフされるた
め、測定信号の中の基準信号に対して0度、及び90度
遅れの同期成分、即ちsin成分、cos成分が直流電
圧として抽出される。
【0007】8、8aは、R8、C4、R9とC5、及
びR10、C6、R11とC7にてそれぞれ構成された
平滑回路であり、その時定数は測定信号と比べ数十倍以
上の時定数とし、同期整流回路2の信号を脈流のない直
流電圧VXS、VXCにする。直流電圧をVXS、VXCとし、
基準信号と測定信号との位相差をθとすると、次の関係
が成立する。
【0008】 θ=tan-1(VXS/−VXC) ・・・ 従って出力電圧VXS、VXCをアナログ・デジタル変換器
9、9aを使用してデジタル値に変換してマイロクコン
ピュータ10に入力して位相差を計算して表示(図示せ
ず)することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構成において基準信号と測定信号との間に、次式で表さ
れるようにオフセット分の位相差Θがあり、さらに変化
分Δθが0.1度以下のような微小変化を高精度に測定
しようとする場合、以下のような課題がある。
【0010】 θ=Θ+Δθ ・・・ 信号中の直流成分を遮断するためのコンデンサと抵抗C
1、R1及びC2、R2で構成された回路の位相特性
は、測定信号VX に対し20倍の時定数を設計値として
選んだ場合でも、約2.9度もの位相進みが発生する。
従って、C1、R1及びC2、R2との関係はそれらの
時定数が等しくなるように調整し、加えて周囲環境の変
化に安定な素子を選定する必要があるので高価になる。
また、この回路はハイ・パス・フィルタであるから、基
準信号や測定信号に歪みがあるときはその高調波成分が
強調されるため、同期整流によって除去できない奇数次
高調波による誤差が大きくなる欠点がある。
【0011】また、θは式で計算されるが、θの
XS、VXCに対する変化がリニアでないため、例えばΔ
θの0.1度の変化に対して、θ=0度で、Vxc=1
0.000、Vxs=0.000が得られるとすると、θ
=Δθ=0.1度とすると、 VXC=10.000、VXS=0.0017 θ=Θ=45度では、 VXC=7.072、VXS=7.072 Δθ=0.1度の変化、即ちθ=Θ+Δθ=45.1度
とすると、 VXC=7.059、VXS=7.083である。
【0012】よって、上記の式から明らかなように0.
01度の精度で位相変化を測定しようとすると、10万
分の1の精度のアナログ・デジタル変換器が必要である
ため高価になる。また、PLL回路4で作り出す90度
遅れ信号と基準信号の0度信号との位相差精度が90度
と少しでも違うとき、例えば0.1度違うとθ=0度で
はほとんど誤差にならないが、θ=Θ=45度付近では
大きな誤差として出てくるという問題がある。
【0013】本発明は上記従来の問題点に鑑み、高精度
にかつ経年変化の少ない安定した測定ができ、かつ基準
信号と測定信号の中に含まれる直流成分が大きい場合に
おいても高精度の測定ができる同期信号の位相差測定回
路を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の発明は、
測定信号を入力信号とし、負の入力端子には平滑回路を
経由して接続され、正の入力端子には直接接続された差
動増幅器により構成された第1の交流成分増幅回路と、
第1の交流成分増幅回路の出力から基準信号と同期する
sin成分とcos成分を抽出するための2チャンネル
の同期整流回路と、同期整流回路のsin成分出力に接
続された第1の平滑回路と、cos成分出力に接続され
た第2の平滑回路(出力電圧VXC)と、第1の平滑回路
に接続された増幅器(利得N倍、出力電圧VNXS )と、
基準信号の位相を任意に変化させることができる移相回
路と、移相回路の出力に接続された第1の交流成分増幅
回路と同構成の第2の交流成分増幅回路と、第2の交流
成分増幅回路の出力信号をデューティ比50%のパルス
信号にする第1の整形回路と、第1の整形回路の信号と
90度位相差の違うデューティ比50%の同期パルス信
号を発生する同期パルス発生回路と、移相回路の入力に
接続された第1の交流成分増幅回路と同構成の第3の交
流成分増幅回路と、第3の交流成分増幅回路の出力信号
をデューティ比50%のパルス信号にする第2の整形回
路と、第1の整形回路と第2の整形回路との位相差φを
時間計数方式により複数周期分の平均値として算出する
位相測定回路とで構成され、第1の整形回路及び同期パ
ルス発生回路の出力は、同期整流回路のタイミング信号
として接続され、位相差θを、θ=φ+tan-1(V
NXS /N・VXC)で計算する手段を備えたことを特徴と
する。
【0015】本発明の第2の発明は、第1の発明に、中
心周波数が基準信号周波数にセットされた帯域フィルタ
と、基準信号を移相回路に直接接続するか帯域フィルタ
を経由して接続するかの選択のための切替えスイッチと
を加え、まず切替えスイッチを帯域フィルタを経由させ
るように選択して移相回路の移相特性(移相角度Ψ)の
測定を行い、通常の測定時には基準信号を移相回路に直
接接続するように切替えスイッチを戻し、位相差θを、
θ=Ψ+tan-1(VNXS /N・VXC)として計算する
手段を備えたことを特徴とする。
【0016】
【作用】本発明の第1の発明によれば、第1、第2、第
3の交流成分増幅回路を、負の入力端子には平滑回路を
経由して入力信号を接続し、正の入力端子には直接接続
する構成としたことによって測定信号及び基準信号から
直流成分を取り除くための回路位相誤差が無視できる。
基準信号の位相を任意に変化させることができる移相回
路と、移相回路の出力に接続された第2の交流成分増幅
回路と、第2の交流成分増幅回路の出力信号をデューテ
ィ比50%のパルス信号にする第1の整形回路と、移相
回路の入力に接続された第3の交流成分増幅回路と、第
3の交流成分増幅回路の出力信号をデューティ比50%
のパルス信号にする第2の整形回路と、第1の整形回路
と第2の整形回路との位相差(φ=移相回路の移相角
度)を時間計数方式により複数周期分の平均値として算
出する位相測定回路とによって高精度に移相回路特性を
測定できる。同期整流回路のsin成分出力が零になる
ように移相回路の移相角度φを調整すること及び同期整
流回路のsin成分出力に接続された第1の平滑回路に
接続された増幅器でsin成分を増幅することによっ
て、同期整流回路の2つの同期パルス信号の位相差の9
0度にわずかに誤差があっても測定精度への影響がな
く、また高精度・高分解能のアナログ・デジタル変換器
を使用しなくても微小な位相角の高感度な検出が可能と
なる。
【0017】本発明の第2の発明によれば、中心周波数
が基準信号周波数にセットされた帯域フィルタと切替え
スイッチを設け、一時的に基準信号を帯域フィルタを経
由させて移相回路の移相特性(移相角度Ψ)の測定を行
えるようにしたので、基準信号にノイズや波形歪みが含
まれている場合でもこれらが除去された綺麗な正弦波と
なるので誤差のない測定が可能となる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例の同期信号の位相差
検出測定回路について図1、図2を参照して説明する。
【0019】図1は本実施例の回路図であり、抵抗、コ
ンデンサ、アナログスイッチ、OPアンプ、比較器、2
チャンネル同期整流回路、位相比較器、電圧制御発振器
等、図4の従来例と同じ参照符号を付したものは同じ機
能、定数を有している。
【0020】本実施例は位相変化の範囲は小さいが、測
定信号の振幅電圧と位相が刻々と変化し、その基準信号
に対する位相の変化を0.01度という高精度で測定し
たいときに好適な回路を提供する。
【0021】1bはOPアンプであり、抵抗R12、R
13、R14とコンデンサC8とで基準信号の位相をφ
度シフトするための移相回路14を構成している。可変
抵抗R14によって位相を−90度±45度の範囲で変
化させることができる。12と12aは切替えスイッチ
で、通常の測定時は12をオフ、12aをオンにする。
また、移相回路14の特性を測定するときは12をオ
ン、12aをオフにする。
【0022】抵抗R15、R16とコンデンサC9、C
10は平滑回路8bを構成し、その時定数は出力段の平
滑回路8の抵抗R8、R9とコンデンサC4、C5と同
程度である。従来例にくらべ、抵抗とコンデンサで構成
される平滑回路8bのロー・パス・フィルタの段数は2
段であるから交流成分はほとんどない。
【0023】11、11aは差動増幅器で、それぞれの
利得をG倍、H倍とする。差動増幅器11の正入力端子
には、そのままの測定信号VX が入力され、一方平滑回
路8bによって測定信号VX の中の直流成分が負入力端
子に入力されるため、測定信号VX の中の交流成分のみ
が差動増幅器11でG倍に増幅されて出力される。この
ような回路構成にすることによって、従来回路のような
位相がずれてしまう誤差は無視できる。フィルタの段数
を3段にすればもっと良くなる。
【0024】同様に、差動増幅器11aと、抵抗R1
7、R18及びコンデンサC11、C12で構成される
平滑回路8cとによって、基準信号VREF の中の交流成
分のみを増幅する。3は従来例と同じ比較器で、移相回
路14によって基準信号VREFよりφ度遅れた交流成分
の零クロス点でオン−オフするデューティ比50%のパ
ルス信号SS0を作り出す。
【0025】従来例と同様に、90度位相比較器5と電
圧制御発振器6、抵抗7、コンデンサC3でPLL回路
4を構成している。信号SS0はPLL回路4に入力さ
れ、信号SS0と90度位相遅れのパルス信号SS90 をつ
くる。2チャンネルの同期整流回路2の出力側には、S
S0信号とSS90 信号によって測定信号のsin成分とC
OS成分が同期整流の原理で直流信号電圧に変換され
る。また、抵抗R8、R9とコンデンサC4、C5、及
び抵抗R10、R11とコンデンサC6、C7は平滑回
路8、8aを構成しており、測定信号の同期成分を脈流
の無い直流電圧sin成分VXSとcos成分VXCにす
る。
【0026】OPアンプ1c、抵抗R21、R22とに
よって100倍の増幅器を構成しており、sin成分は
100倍の電圧VNXS となる。13は電圧計である。
【0027】15は基準信号周波数を中心周波数とする
帯域フィルタである。また、差動増幅器11b、抵抗R
19、R20及びコンデンサC13、C14で構成され
る平滑回路8dによって、基準信号VREF の中の交流成
分のみを増幅する。3aは比較器で、基準信号VREF
交流成分の零クロス点でオン−オフするデューティ比5
0%のパルス信号SR を作り出す。
【0028】2点鎖線で囲んだ16は、移相回路14の
位相分φ度を正確に測定するためのデジタル位相測定回
路である。そのタイミング図を図2に示す。17は基準
信号に比べ十分高い周波数の水晶発信回路である。18
は集積回路等で構成されるプリセットカウンタ回路で、
100がプリセットされており、信号SR を計数し、1
00回目で計数完了信号GA がオンする。19、19a
はインバータ回路、20、20a、20b、20cは2
入力のAND回路である。21、21aは集積回路等で
構成されるカウンタ回路である。22はNAND回路で
ある。信号SRがオンの時は、リセット信号が有効にな
らないようにしている。
【0029】位相を高精度に測定するための手順を次に
述べる。まず、スイッチ12aをオン、スイッチ12が
オフした状態で、測定信号VX のsin成分電圧VNXS
が零になるように移相回路14の可変抵抗R14を調整
する。そのために、電圧計13を付けておくと便利であ
る。この状態になった時は、測定信号の基準信号と同期
する交流成分と信号SS90 との位相が一致しており、信
号SS0とは丁度−90度ずれた状態となる。既に説明し
たように、測定信号のsin成分電圧VNXS は従来零に
比べ100倍に増幅されているので、零点の検出精度は
高い。
【0030】次に、図2を参照しながら、移相回路14
の移相特性を測定する。まず、マイクロコンピュータ1
0からのリセット信号RSでパルス信号SR がオフの時
にカウンタ回路18、21、21aをリセットする。基
準信号VREF は比較器3によって移相回路14を経由し
たパルス信号SS0となり、比較器3aによって移相回路
14を経由しないパルス信号SR に変換される。これら
の間の位相差は角度φである。AND回路20によっ
て、角度φに相当する間オンするパルス信号SXがつく
られるので、カウンタ回路21はパルス信号SX がオン
の間の水晶発振器17のクロックCK1を計数する。カウ
ンタ回路21aは信号SR のオンの間つまり基準信号の
周期の半分の間のクロックCK2を計数する。上記のよう
にプリセットカウンタ18によって、パルス信号SR
100回計数すると、AND回路20bによって水晶発
振器17のクロックの入力は停止される。因って、この
時点でのカウンタ回路21、21aの計数データCX
T とすると、移相回路14の位相遅れ角度φは φ=180・(CX /CT ) ・・・ で計算することができる。
【0031】このように、カウンタ回路21、21a
に、100周期分のデータを積算されるようにしたた
め、100回分の平均値のデータが得られるから、ノイ
ズに強い位相測定ができる。
【0032】一方、同期整流回路2の出力については、
従来例と同様にアナログ・デジタル変換器9、9aを使
って、測定成信号の基準信号と同期するsin成分、c
os成分である直流電圧VNXS 及びVXCをデジタル値に
変換し、マイクロコンピュータ10で位相の変動分Δθ
を計算する。sin成分である直流電圧VNXS について
は、OPアンプ1cを使った増幅器によって100倍に
増幅されているので、Δθは次式で計算する。
【0033】 Δθ=tan-1(VNXS /−100・VXC) ・・・ よって、基準信号と測定信号の位相差θは θ=Δθ+φ ・・・ として正確に算出できる。上記sin成分の直流電圧V
NXS は、上記のように移相回路14の調整によって常時
零に近い値に調整されているので、アナログ・デジタル
変換器9の分解能は10ビットもあれば十分であり、c
os成分の直流電圧VXCのアナログ・デジタル変換器9
aの分解能についても常時フルスケールに近いところで
使用するから、10ビットもあれば十分である。従っ
て、安価なアナログ・デジタル変換器を使えるので、全
体としての測定回路が安価になる。
【0034】ところで、通常、基準信号VREF は、歪み
の少ない綺麗な正弦波であるが、測定対象によってはノ
イズが含まれたり、高調波歪みが含まれることがある。
このような場合は、まず電圧計13が最小値になるよう
調整し、切替えスイッチ12aをオフ、12をオンす
る。すると、基準信号VREF は帯域フィルタ15を経由
して移相回路14に入力される。帯域フィルタ15によ
って基準信号中に含まれている高調波成分やノイズが除
去されるので、安定したパルス信号SS0およびSR がデ
ジタル位相測定回路16に入力されるため、移相回路1
4の移相角度Ψは安定した正確な値が得られる。この値
をマイクロコンピュータで記憶する。
【0035】測定時には、移相回路14の可変抵抗R1
4をいじらずにそのままにしておいて、スイッチ12を
オフ、12aをオンし、位相差が数度の範囲で変動する
測定信号VX を入力する。そして、位相差を次式で計算
する。
【0036】 θ=Δθ+Ψ ・・・ このように、帯域フィルタ15を使うことによって基準
信号周波数に対する移相回路14の移相特性を正確に算
出できるため、基準信号の電圧レベルが低くてノイズ成
分が乗っているときなどでも、正確な位相差測定が可能
になる。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明の第1の発明によれ
ば、第1、第2、第3の交流成分増幅回路の構成が、入
力信号を負の入力端子には平滑回路を経由して接続し、
正の入力端子には直接接続する構成であるため、測定信
号及び基準信号から直流成分を取り除くための回路位相
誤差が無視でき、安価に構成できる。また、移相回路に
入力される基準信号及び出力信号を第1、第2の整形回
路でデューティ比50%のパルス信号にした後、これら
相互の位相差(φ=移相回路の移相角度)を時間計数方
式により複数周期分の平均値として算出する位相測定回
路を使用しているため高精度の位相差測定ができる。さ
らに、同期整流回路のsin成分出力が零になるように
移相回路の移相角度φを調整すること及び同期整流回路
のsin成分出力が接続された第1の平滑回路の0ボル
トに近い直流電圧を増幅器で増幅し、アナログ・デジタ
ル変換することによって、同期整流回路の同期パルス信
号の位相差の90度にわずかに誤差があっても測定精度
への影響がなくなり、また高精度・高分解能のアナログ
・デジタル変換器を使用しなくても微小な位相角を高感
度に測定することができる。
【0038】また、本発明の第2の発明によれば、中心
周波数が基準信号周波数にセットされた帯域フィルタと
切替えスイッチを設け、基準信号を帯域フィルタを経由
させて移相回路の移相特性(移相角度Ψ)の測定を行え
るようにしたので、基準信号にノイズや波形歪みが含ま
れている場合でもこれらが除去された綺麗な正弦波とな
るので誤差のない測定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における同期信号の位相差測
定回路の回路図である。
【図2】同実施例のデジタル位相差測定回路のタイミン
グ図である。
【図3】基準信号と測定信号の説明図である。
【図4】従来例の同期信号の位相差測定回路の回路図で
ある。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c 演算増幅器 2 2チャンネル同期整流回路 3、3a 比較器(整形回路) 4 フェイズ・ロック・ループ回路 7、7a アナログスイッチ 8、8a、8b、8c、8d 平滑回路 11、11a、11b 差動増幅器(交流成分増幅回
路) 12、12a 切替えスイッチ 14 移相回路 15 帯域フィルタ 16 デジタル位相測定回路 17 水晶発振器 18 プリセットカウンタ回路 21、21a カウンタ回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定信号を入力信号とし負の入力端子に
    は平滑回路を経由して接続され、正の入力端子には直接
    接続された差動増幅器により構成された第1の交流成分
    増幅回路と、第1の交流成分増幅回路の出力から基準信
    号と同期するsin成分とcos成分を抽出するための
    2チャンネルの同期整流回路と、同期整流回路のsin
    成分出力に接続された第1の平滑回路と、cos成分出
    力に接続された第2の平滑回路(出力電圧VXC)と、第
    1の平滑回路に接続された増幅器(利得N倍、出力電圧
    NXS )と、基準信号の位相を任意に変化させることが
    できる移相回路と、移相回路の出力に接続された第1の
    交流成分増幅回路と同構成の第2の交流成分増幅回路
    と、第2の交流成分増幅回路の出力信号をデューティ比
    50%のパルス信号にする第1の整形回路と、第1の整
    形回路の信号と90度位相差の違うデューティ比50%
    の同期パルス信号を発生する同期パルス発生回路と、移
    相回路の入力に接続された第1の交流成分増幅回路と同
    構成の第3の交流成分増幅回路と、第3の交流成分増幅
    回路の出力信号をデューティ比50%のパルス信号にす
    る第2の整形回路と、第1の整形回路と第2の整形回路
    との位相差φを時間計数方式により複数周期分の平均値
    として算出する位相測定回路とで構成され、第1の整形
    回路及び同期パルス発生回路の出力は、同期整流回路の
    タイミング信号として接続され、位相差θを、θ=φ+
    tan-1(VNXS /N・VXC)で計算する手段を備えた
    ことを特徴とする同期信号の位相差測定回路。
  2. 【請求項2】 測定信号を入力信号とし、負の入力端子
    には平滑回路を経由して接続され、正の入力端子には直
    接接続された差動増幅器により構成された第1の交流成
    分増幅回路と、第1の交流成分増幅回路の出力から基準
    信号と同期するsin成分とcos成分を抽出するため
    の2チャンネルの同期整流回路と、同期整流回路のsi
    n成分出力に接続された第1の平滑回路と、cos成分
    出力に接続された第2の平滑回路(出力電圧VXC)と、
    第1の平滑回路に接続された増幅器(利得N倍、出力電
    圧VNXS )と、基準信号の位相を任意に変化させること
    ができる移相回路と、中心周波数が基準信号周波数にセ
    ットされた帯域フィルタと、基準信号を移相回路に直接
    接続するか帯域フィルタを経由して接続するかの選択の
    ための切替えスイッチと、移相回路の出力に接続された
    第1の交流成分増幅回路と同構成の第2の交流成分増幅
    回路と、第2の交流成分増幅回路の出力信号をデューテ
    ィ比50%のパルス信号にする第1の整形回路と、第1
    の整形回路の信号と90度位相差の違うデューティ比5
    0%の同期パルス信号を発生する同期パルス発生回路
    と、移相回路の入力に接続された第1の交流成分増幅回
    路と同構成の第3の交流成分増幅回路と、第3の交流成
    分増幅回路の出力信号をデューティ比50%のパルス信
    号にする第2の整形回路と、第1の整形回路と第2の整
    形回路との位相差を時間計数方式により複数周期分の平
    均値として算出する位相測定回路とで構成され、第1の
    整形回路及び同期パルス発生回路の出力は、同期整流回
    路のタイミング信号として接続され、位相測定回路によ
    って切替えスイッチを切り替えて、基準信号を帯域フィ
    ルタを経由させた時の移相回路の移相特性(移相角度
    Ψ)の測定を行い、位相差θを、θ=Ψ+tan-1(V
    NXS /N・VXC)で計算する手段を備えたことを特徴と
    する同期信号の位相差測定回路。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997017760A1 (fr) * 1995-11-09 1997-05-15 Takeshi Ikeda Systeme de commande d'accord

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1997017760A1 (fr) * 1995-11-09 1997-05-15 Takeshi Ikeda Systeme de commande d'accord

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