JPH05292174A - エコーキャンセラ - Google Patents

エコーキャンセラ

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JPH05292174A
JPH05292174A JP4091083A JP9108392A JPH05292174A JP H05292174 A JPH05292174 A JP H05292174A JP 4091083 A JP4091083 A JP 4091083A JP 9108392 A JP9108392 A JP 9108392A JP H05292174 A JPH05292174 A JP H05292174A
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JP
Japan
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echo
signal
hands
chirp
echo canceller
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Application number
JP4091083A
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English (en)
Inventor
Yuji Okuda
裕二 奥田
Masami Akamine
政巳 赤嶺
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Priority to PCT/JP1992/000564 priority patent/WO1992020170A1/ja
Priority to EP92909994A priority patent/EP0537370B1/en
Priority to CA002086522A priority patent/CA2086522C/en
Priority to DE69232054T priority patent/DE69232054T2/de
Publication of JPH05292174A publication Critical patent/JPH05292174A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M9/00Arrangements for interconnection not involving centralised switching
    • H04M9/08Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic
    • H04M9/082Two-way loud-speaking telephone systems with means for conditioning the signal, e.g. for suppressing echoes for one or both directions of traffic using echo cancellers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 通話に妨害を与えることなく高速に初期トレ
ーニングを行なう。 【構成】 モード指定スイッチによりハンズフリー通話
モードの指定操作が行なわれた場合に、先ずエコーキャ
ンセラ200の動作モードを初期トレーニングモードに
設定し、この状態でハンズフリー通話用のスピーカ12
からチャープ音を操作確認音として一定時間拡声出力
し、その音響エコーにより逆畳み込み演算回路20gで
逆畳み込み演算を行なって上記音響エコーのインパルス
応答を推定し、この推定されたインパルス応答をタップ
係数の初期値としてタップ係数メモリ20cに初期設定
する。そして、このタップ係数の初期設定後に、エコー
キャンセラ200の動作モードを学習モードに移行させ
て、以後学習同定法によるタップ係数の更新を行なうよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有線電話装置や自動車
電話装置、携帯電話装置、コードレス電話装置などの音
声通信装置のうち、ハンズフリー通話機能を有する装置
において、ハンズフリー通話用のスピーカからマイクロ
ホンへの受話音声の回り込みにより発生する音響エコー
を消去するために使用されるエコーキャンセラに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電話装置の中には、ハンドセット
の代わりにスピーカとマイクロホンとを使用して通話を
行なう、いわゆるハンズフリー通話機能を備えた装置が
ある。この種の装置を使用すると、話者は通話中に両手
を自由に使うことが可能となり極めて便利である。しか
し、ハンズフリー通話を行なうと、スピーカから拡声出
力された受話音声が壁面や天井などで反射してマイクロ
ホンに回り込み、これによって音響エコーが発生するこ
とがある。この音響エコーは、特に伝送遅延が比較的大
きい通信システムでは、通話品質の著しい劣化を招き非
常に好ましくない。例えば、ディジタル自動車電話シス
テムにおいては、無線周波数を有効利用するために低ビ
ットレートの音声符号化器が使用され、またバースト誤
りに対する誤り訂正能力を高めるためにインタリーブが
用いられている。このため、通話中の二つの端末間にお
ける片道の伝送遅延量が約100msec にもなり、エコーが
感知されやすく通話品質が著しく劣化する。
【0003】そこで、この種のシステムではエコーキャ
ンセラの使用が提唱されている。エコーキャンセラは、
音響エコーパスの特性を適応フィルタにより推定してエ
コーパスと同一の特性を有する擬似エコーを生成し、こ
の擬似エコーを通話信号から差し引くことにより通話信
号中に含まれる音響エコー成分をキャンセルするもので
ある。
【0004】図3は、エコーキャンセラを備えたディジ
タル自動車電話装置の構成の一例を示すものである。同
図において、図示しない基地局から無線チャネルを介し
て送られた無線信号は、アンテナ1で受信されたのちア
ンテナ共用器(DUP)2を介して受信回路(RX)3
に入力され、ここで周波数シンセサイザ(SYN)4か
ら出力される局部発振信号とミキシングされて中間周波
信号に周波数変換される。そして、この受信中間周波信
号は、ディジタル復調回路(DEM)6によりフレーム
同期およびビット同期がとられたうえでディジタル復調
される。尚、上記フレーム同期およびビット同期により
得られた同期信号は制御回路(CONT)30に入力さ
れる。
【0005】上記ディジタル復調回路6から出力された
復調信号には、符号化通話信号と制御信号とがあり、こ
のうち制御信号は制御回路30に供給されて識別され
る。一方符号化通話信号は、A/D変換器7でサンプリ
ングされたのち誤り訂正復号回路(CH−DEC)8で
誤り訂正復号化される。そして、この誤り訂正復号され
た符号化通話信号は、音声復号回路(SP−DEC)9
で復号化処理が施され、さらにD/A変換器10でアナ
ログ通話信号に戻されたのち、スイッチ11を介してス
ピーカ12からハンズフリー通話中の話者に向け拡声出
力される。なお、ハンドセット通話モードが設定されて
いる場合には、スイッチ11はハンドセット13側に切
換わっている。このため、上記アナログ通話信号はスイ
ッチ11を介してハンドセット13の受話器14から出
力される。
【0006】一方、ハンズフリー通話中の話者の送話音
声は、マイクロホン16により集音されて送話信号に変
換されたのち、スイッチ17を介してA/D変換器18
に入力され、ここで先ずサンプリングされる。そして、
このディジタル送話信号は、切替スイッチ19を介して
エコーキャンセラ20に入力され、このエコーキャンセ
ラ20で音響エコーがキャンセルされたのち、切替スイ
ッチ21を介して音声符号回路(SP−COD)22に
入力され、ここで符号化される。なお、ハンドセット通
話モードが設定されている場合には、スイッチ17はハ
ンドセット13側に切換わり、また切替スイッチ19,
21はエコーキャンセラ20側にそれぞれ切換わってい
る。したがって、この場合にはハンドセット13の送話
器15により集音出力された送話信号が、A/D変換器
18でサンプリングされたのちエコーキャンセラ20を
迂回して音声符号回路22に入力され、符号化される。
【0007】そうして符号化された送話信号は、制御回
路30から出力される制御信号とともに誤り訂正符号回
路(CH−COD)23で誤り訂正符号化され、さらに
D/A変換器24でD/A変換されたのち、ディジタル
変調回路(MOD)25に入力される。このディジタル
変調回路25では、上記符号化送話信号によりディジタ
ル変調された送信中間周波信号が出力され、送信回路
(TX)5に入力される。送信回路5では、上記変調さ
れた送信中間周波信号が周波数シンセサイザ4から出力
される局部発振信号とミキシングされて無線周波信号に
周波数変換される。そして、この無線周波信号は送信電
力増幅器で所定の電力レベルに増幅されたのち、アンテ
ナ共用器2を介してアンテナ1から基地局へ向けて送信
される。
【0008】尚、31は発信スイッチやダイヤルキーな
どのキースイッチ群および液晶表示器などが配置された
コンソールユニット(CU)であり、ハンドセット通話
モードとハンズフリー通話モードとを択一的に指定入力
するためのモード指定スイッチもこのコンソールユニッ
ト31に設けられている。また、40は電源回路であ
り、電池41の出力電圧を基に所要の動作電圧Vccを生
成して各回路部に給電する。
【0009】ところで、上記エコーキャンセラ20は、
受信信号メモリ20aと、タップ係数更新回路20b
と、タップ係数メモリ20cと、トランスバーサルフィ
ルタからなる適応フィルタ20dと、演算器20eとか
ら構成される。受信信号メモリ20aには、音声復号回
路9から出力されたディジタル受話信号が蓄積される。
適応フィルタ20dでは、上記受信信号メモリ20aに
蓄積されたディジタル受話信号を基に擬似エコーが生成
され、この擬似エコーは演算器20eに供給される。演
算器20eでは、A/D変換器18より入力されたディ
ジタル送話信号から上記擬似エコーが差し引かれ、これ
によりディジタル送話信号に含まれるエコー成分がキャ
ンセルされる。また、この演算器20eから出力された
残差エコーは、タップ係数更新回路20bに入力され
る。このタップ係数更新回路20bは、タップ係数メモ
リ20cに蓄積されたタップ係数を、上記残差エコーが
小さくなるように更新する。適応フィルタ20dでは、
上記更新されたタップ係数に応じて伝達関数が変化し、
この伝達関数に応じて擬似エコーの修正が行なわれる。
しかして、適応フィルタ20dの伝達関数はエコーパス
の伝達関数に近づき、両伝達関数が等しくなると送話信
号に含まれる残差エコーは略零となる。
【0010】上記タップ係数更新回路20bにおけるタ
ップ係数の更新アルゴリズムとしては、従来より例えば
最小二乗平均法(LMS)を正規化した学習同定法(N
LMS)が多く用いられている。この学習同定法による
アルゴリズムは、演算量が比較的少なくて済みしかも良
好な特性を示すという利点を有する。第(1) 式は、P次
の適応フィルタのタップ係数をhj(j=1〜p)とす
るときの学習同定法の更新式を示したものである。
【0011】
【数1】 ただし、y(n) はA/D変換器19から演算器20eに
入力される信号を、またe(n) は演算器20eから出力
される残差エコーをそれぞれ示している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種のア
ルゴリズムを用いてタップ係数の更新を行なった場合に
は、適応フィルタの入力信号y(n) が白色雑音のような
相関のない信号であれば、タップ係数の収束を高速に行
なうことができるが、音声のように相関が強く相関行列
の固有値に拡がりがある場合には、一般的ににタップ係
数の収束速度は遅くなる。このため、ハンズフリー通話
を行なう場合には、通話開始時に初期エコーが残り非常
に問題となる。
【0013】この初期エコーを消去する方法として、二
線式全二重モデム用のエコーキャンセラなどにおいて
は、白色雑音やM系列による初期トレーニングやチャー
プ信号処理により高速トレーニングを行なう方法などが
提唱されている。しかし、これらの方法を用いた初期エ
コー消去法を、自動車電話装置などの一般的な音声通話
装置にそのまま適用すると、音声通話装置には二線式全
二重モデムのような固定された初期通信期間が設けられ
ていないため、通話に対し妨害を与えてしまうことがあ
った。
【0014】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、通話に妨害を与えること
なく高速に初期トレーニングを行なうことができるエコ
ーキャンセラを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、ハンズフリー通話モードの指定操作に応じ
てハンズフリー通話のための動作を行なう音声通信装置
に設けられるエコーキャンセラにおいて、エコー成分を
含む送話信号から受話信号に基づいて適応フィルタで生
成された擬似エコー信号を差し引くとともに、この差し
引いた後の残差エコー成分を基に上記適応フィルタのタ
ップ係数の更新を行なうエコーキャンセラ本体に加え
て、チャープ信号発生手段および逆畳み込み演算手段を
備えている。そして、上記ハンズフリー通話モードの指
定操作に応じて、上記チャープ信号発生手段により所定
のチャープ信号系列を発生してこのチャープ信号系列に
対応するチャープ音をハンズフリー通話空間へ一定期間
送出し、この送出されたチャープ音の上記ハンズフリー
通話空間によるエコーに対応するエコー信号系列を、上
記逆畳み込み演算手段において上記チャープ信号発生手
段で発生されたチャープ信号系列により逆畳み込み演算
し、その演算結果を基に上記適応フィルタのタップ係数
を初期学習させるように構成したものである。
【0016】また本発明は、チャープ音を、ハンズフリ
ー通話モードの指定操作に応じてこの指定操作を確認す
るための操作確認音として一定期間送出することも特徴
とする。
【0017】
【作用】この結果本発明によれば、話者がハンズフリー
通話モードの指定操作を行なうと、この操作に応じてチ
ャープ信号発生回路からチャープ信号系列が発生され、
このチャープ信号系列に対応するチャープ音がハンズフ
リー通話空間へ一定期間だけ送出される。そして、この
チャープ音のハンズフリー空間による音響エコーが、演
算手段で上記チャープ信号系列により逆畳み込み演算さ
れ、その演算結果を基に適応フィルタのタップ係数が初
期学習される。すなわち、チャープ音による初期学習
は、ハンズフリー通話モードの指定操作が行なわれた直
後のまだ実質的にハンズフリー通話が開始されていない
期間に行なわれることになる。このため、通話に妨害な
どの悪影響を与えることなくエコーキャンセラ本体の初
期学習を行なうことができ、これにより話者は違和感な
くハンズフリー通話を開始することが可能となる。
【0018】また、チャープ音をハンズフリー通話モー
ド指定操作の確認音として使用することにより、ハンズ
フリー通話モードの指定操作が確実に行なえたか否かを
話者が確認することが可能となる。また、モード指定操
作の確認音を別途発生する場合に比べて、回路構成を簡
単化することができる。
【0019】
【実施例】(第1の実施例)図1は、本発明の第1の実
施例におけるエコーキャンセラを設けたディジタル自動
車電話装置の構成を示す回路ブロック図である。なお、
同図において前記図3と同一部分には同一符号を付して
詳しい説明は省略する。
【0020】本実施例のエコーキャンセラ200は、受
話信号を蓄積する受信信号メモリ20fと、この受信信
号メモリ20fに蓄積された受話信号を基に擬似エコー
を生成するトランスバーサルフィルタからなる適応フィ
ルタ20dと、送話信号からこの適応フィルタ20dに
より生成された擬似エコーを差し引く演算器20eと、
上記適応フィルタ20dのタップ係数を記憶するタップ
係数メモリ20cと、このタップ係数メモリ20cに記
憶されているタップ係数を上記演算器20eから出力さ
れた残差エコーを基に更新するタップ係数更新回路20
bとに加え、新たにチャープ信号メモリ20fと、逆畳
み込み演算回路20gと、タップ係数初期設定用のスイ
ッチ20hとを備えている。
【0021】上記チャープ信号メモリ20fには、M周
期のチャープ信号系列を−N+1〜M−1時点まで切り
出した、初期学習のためのトレーニング系列f(k) が予
め記憶されている。なお、上記Mは、適応フィルタ20
dの次数をPとすると、P≦Mである。チャープ信号メ
モリ20fは、エコーキャンセラ200の初期学習期間
に、制御回路300の指示に従って上記トレーニング系
列f(k) を読出す。
【0022】逆畳み込み演算回路20gは、エコーキャ
ンセラ200の初期学習期間に、マイクロホン16によ
り集音された、上記チャープ音の自動車内のフロントガ
ラスや天井などによるエコーに対応する信号系列g
j(j=0〜M−1)を用いて以下の逆畳み込み演算を
行ない、これにより上記音響エコーのインパルス応答h
i(i=0〜P−1)を推定するものである。なお、σ2
はチャープ信号系列の平均電力である。
【0023】
【数2】
【0024】初期設定用のスイッチ20hは、上記逆畳
み込み演算回路20gにより上記チャープ音の音響エコ
ーのインパルス応答hiの推定がされた後に、制御回路
300から出力されるスイッチ制御信号SCS4に従っ
てオンとなる。そして、上記逆畳み込み演算回路20g
により推定された音響エコーのインパルス応答hiをタ
ップ係数メモリ20cに供給して、タップ係数の初期値
として記憶させるものである。
【0025】また、受話回路系の音声復号回路9とD/
A変換器10との間には切替スイッチ26が介挿されて
いる。さらに、送話回路系のA/D変換器18とエコー
キャンセラ200の演算器20eとの間に介挿される切
替スイッチは、3接点形の切替スイッチ190により構
成されている。切替スイッチ26は、制御回路300か
ら出力される切替制御信号SCS3により動作するもの
で、エコーキャンセラ200の初期学習期間に音声復号
回路9に代わりチャープ信号発生回路20fをD/A変
換器10に接続し、また初期学習後のハンズフリー通話
期間には音声復号回路9をD/A変換器10に接続す
る。また切替スイッチ190は、制御回路300から出
力される切替制御信号SCS2に応じて切替動作するも
ので、エコーキャンセラ200の初期学習期間にはA/
D変換器18を逆畳み込み演算回路20gに接続し、ま
た初期学習後のハンズフリー通話期間にはA/D変換器
18を演算器20eに接続する。さらに、ハンドセット
通話期間には切替スイッチ21とともに切り替わって、
A/D変換器18をエコーキャンセラ200を介さずに
音声符号回路22に直接接続する。
【0026】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。先ず、ハンドセット通話モードを指定した
場合には、制御回路300から出力された切替制御信号
SCS1により切替スイッチ11,17がハンドセット
13側にそれぞれ切り替わり、これにより受話回路系の
D/A変換器10にハンドセット13の受話器14が接
続され、また送話回路系のA/D変換器18にハンドセ
ット13の送話器15が接続される。また、それととも
に切替スイッチ21および切替スイッチ190がそれぞ
れ上記切替制御信号SCS1,SCS2に従って短絡路
側に切り替わり、これによりA/D変換器18は音声符
号回路22に直接接続される。
【0027】したがって、この状態で通話を行なうと、
受話回路系では受信再生された受話信号がハンドセット
13の受話器14から出力される。また、送話系ではハ
ンドセット13の送話器15により集音変換された話者
の送話信号が、A/D変換器18でディジタル信号に変
換されたのち、エコーキャンセラ200を迂回して音声
符号回路22に入力され、この音声符号回路22で符号
化されたのち変調・送信される。しかして、ハンドセッ
ト13を使用した通話が行なわれる。
【0028】これに対し、ハンズフリー通話モードを指
定するべく、話者がコンソールユニット31のモード指
定スイッチを操作したとする。そうすると制御回路30
0は、先ず装置を初期トレーニングモードに設定するた
めの制御を行なう。すなわち、切替スイッチ11,1
7,21に対し切替制御信号SCS1を出力して、これ
により切替スイッチ11,17をそれぞれハンズフリー
通話用のスピーカ12およびマイクロホン16側に切替
えるとともに、切替スイッチ21をエコーキャンセラ2
00の演算器20e側に切替える。また、切替スイッチ
26に対し切替制御信号SCS3を出力して、切替スイ
ッチ26をチャープ信号メモリ20f側に切替えるとと
もに、切替スイッチ190に対し切替制御信号SCS2
を出力して、切替スイッチ190をエコーキャンセラ2
00の逆畳み込み演算回路20g側に切替える。
【0029】そうして装置が初期トレーニングモードに
なると、エコーキャンセラ200は制御回路300の制
御に従って初期学習動作を行なう。すなわち、チャープ
信号メモリ20fからチャープ信号系列からなる初期学
習用のトレーニング信号系列f(k) が読み出され、この
トレーニング信号系列f(k) は切替スイッチ26を介し
てD/A変換器10に入力される。そして、このトレー
ニング信号系列f(k)は、D/A変換器10でアナログ
信号に変換されたのち、切替スイッチ11を介してスピ
ーカ12に供給される。このため、スピーカ12から
は、上記トレーニング信号系列f(k) に対応したチャー
プ音が、上記モード指定スイッチの操作確認音として一
定時間(例えば1秒)だけ拡声出力される。したがっ
て、話者はこのチャープ音によりモード指定スイッチの
操作が確実に行なわれたことを確認することができる。
【0030】上記チャープ音がスピーカ12から拡声出
力されると、チャープ音は自動車内のフロントガラスや
天井などにより反射されて、音響エコーとしてマイクロ
ホン16に回り込み入力される。そして、この音響エコ
ーの信号系列gjは、A/D変換器17でディジタル信
号に変換されたのち、切替スイッチ190を介してエコ
ーキャンセラ200の逆畳み見込み演算回路20gに入
力される。そうするとこの逆畳み見込み演算回路20g
では、上記音響エコー信号系列gjおよび上記チャープ
信号メモリ20fから読み出されたトレーニング信号系
列f(k) に基づいて、上記音響エコーのインパルス応答
iの推定が行なわれる。この推定は、先に第(2) 式に
示した逆畳み込み演算により行なわれる。
【0031】なお、チャープ信号処理による高速トレー
ニング法の詳細な説明については、「神竹“チャープ信
号処理によるエコーキャンセラの高速トレーニング法”
電子通信学会技報CS82−169 N048」に述べ
られている。
【0032】上記音響エコーのインパルス応答hiの推
定が完了すると、制御回路300は次にスイッチ20h
に対し切替制御信号SCS4を出力して、これによりス
イッチ20hをオン状態に設定し、この状態でタップ計
数メモリ20cを書き込み動作状態に設定する。このた
め、逆畳み込み演算回路20gから出力された上記イン
パルス応答hiの推定結果が、上記スイッチ20hを介
してタップ計数メモリ20cに転送され、このタップ計
数メモリ20cにタップ計数の初期値として書き込まれ
る。
【0033】そうしてタップ係数の初期設定が終了する
と、制御回路300はエコーキャンセラ200の動作モ
ードを、初期トレーニングモードから学習モードに移行
させるために、切替スイッチ26に対し切替制御信号S
CS3を出力して、これにより切替スイッチ26を音声
復号回路9側に設定するとともに、切替スイッチ190
に対し切替制御信号SCS2を出力して、これにより切
替スイッチ190を演算器20e側に設定する。このた
め、以後エコーキャンセラ200では、上記タップ係数
メモリ20cに初期設定されたタップ係数を初期値とし
て、学習同定法による適応フィルタ20dのタップ係数
の更新が開始される。
【0034】また、装置全体としてはハンズフリー通話
が可能となる。すなわち、受信再生された受話信号は切
替スイッチ26を経てD/A変換器10でアナログ信号
に戻されたのち、切替スイッチ11を介してスピーカ1
2から拡声出力される。また、話者の送話音声は、上記
スピーカ12からマイクロホン16に回り込んだ音響エ
コーとともにマイクロホン16で集音されて送話信号と
なる。そして、この送話信号は、切替スイッチ17を経
てA/D変換器18でディジタル化されたのち、切替ス
イッチ190を介してエコーキャンセラ200の演算器
20eに入力される。そうすると、この演算器20eで
は、上記ディジタル送話信号から、適応フィルタ20d
で生成された擬似エコーを差し引くための演算が行なわ
れ、これにより上記ディジタル送話信号に含まれる音響
エコーが消去される。そうして、この音響エコーが除去
されたディジタル送話信号は、切替スイッチ21を経て
音声符号回路22で符号化されたのち、送信のための処
理が施されて基地局へ向け送信される。
【0035】このように本実施例では、モード指定スイ
ッチによりハンズフリー通話モードの指定操作が行なわ
れた場合に、先ずエコーキャンセラ200の動作モード
を初期トレーニングモードに設定している。そして、こ
の状態でハンズフリー通話用のスピーカ12からチャー
プ音を操作確認音として一定時間拡声出力し、その音響
エコーにより逆畳み込み演算回路20gで逆畳み込み演
算を行なって上記音響エコーのインパルス応答を推定
し、この推定されたインパルス応答をタップ係数の初期
値としてタップ係数メモリ20cに初期設定している。
そして、このタップ係数の初期設定後に、エコーキャン
セラ200の動作モードを学習モードに移行させて、以
後学習同定法によるタップ係数の更新を行なうようにし
ている。
【0036】したがって本実施例であれば、モード指定
スイッチが操作された直後の、まだ実質的にハンズフリ
ー通話が開始されていない期間に、チャープ法によるエ
コーキャンセラ200の初期トレーニングが行なわれる
ので、通話に雑音妨害などの悪影響が及ぶ不具合を低減
することができる。このため、チャープ法により高速度
に初期トレーニングが行なわれることと相俟って、音響
エコーや雑音の影響を大きく受けることなく、ハンズフ
リー通話を円滑に開始することができる。
【0037】また本実施例であれば、初期トレーニング
のためのチャープ音をモード指定スイッチの操作確認音
として使用するようにしているので、話者はこのチャー
プ音によりモード指定スイッチが確実に操作されたか否
かを確認することができる。また、操作確認音を発生さ
せる回路を不要にすることができるので、その分装置の
回路構成を簡単小形化することができる。
【0038】(第2の実施例)本実施例は、前記第1の
実施例で示したエコーキャンセラをアナログ変調方式を
使用して無線通信を行なう自動車電話装置に設けたもの
である。図2は本実施例における自動車電話装置の構成
を示す回路ブロック図である。なお、同図において、前
記図1と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省
略する。
【0039】モード指定スイッチによりハンズフリー通
話モードが指定入力されると、制御回路310の制御に
従って切替スイッチ26,190が各々エコーキャンセ
ラ200側に設定され、これにより装置は先ずエコーキ
ャンセラ200を初期トレーニングするためのモードと
なる。この状態で、エコーキャンセラ200のチャープ
信号メモリ20fからはチャープ信号系列からなる一定
長の初期トレーニング信号系列が読み出され、この信号
系列はD/A変換器10でアナログ信号に変換されたの
ちスピーカ12からチャープ音として拡声出力される。
このチャープ音がマイクロホン16に回り込んで発生し
た音響エコーは、A/D変換器18でディジタル信号に
変換されたのち、切替スイッチ190を介してエコーキ
ャンセラ200の逆畳み込み演算回路20gに入力され
る。この逆畳み込み演算回路20gでは、上記ディジタ
ル音響エコー信号を基に前記第(2) 式で示した逆畳み込
み演算が行なわれ、これにより上記音響エコーのインパ
ルス応答が推定される。そして、この推定が完了すると
制御回路310の制御によりスイッチ20hがオンとな
り、これにより上記逆畳み込み演算回路20gにより推
定されたインパルス応答がタップ係数メモリ20cに転
送されて、タップ係数の初期値として記憶設定される。
【0040】そうしてエコーキャンセラ200の初期ト
レーニングが終了すると、切替スイッチ20hはオフと
なり、かつ制御回路310の制御に従って切替スイッチ
26はエコーキャンセラ200から受話路側に、また切
替スイッチ190は逆畳み込み演算回路20gから演算
器20e側にそれぞれ切替わる。そして、以後エコーキ
ャンセラ200は学習モードとなり、装置はハンズフリ
ー通話状態となる。
【0041】すなわち、受信回路3から出力された受信
中間周波信号は、アナログ音声復調回路(AUDDE
M)51で例えばFM復調によりベースバンドの受話信
号に復調されたのち、エコーキャンセラ200に入力す
るためにA/D変換器52でディジタル信号に変換され
る。このディジタル受話信号は、エコーキャンセラ20
0へ分岐入力されるとともに、切替スイッチ26を経て
D/A変換器10に入力され、ここでアナログ信号に戻
される。そして、切替スイッチ11を介してスピーカ1
2から拡声出力される。
【0042】一方、話者の送話音声および上記スピーカ
12からの回り込みにより発生した音響エコーは、マイ
クロホン16で集音され送話信号に変換されたのち、切
替スイッチ17を介してA/D変換器18に入力され
る。そして、このA/D変換器18でエコーキャンセラ
に入力するためにディジタル信号に変換されたのち、切
替スイッチ190を介してエコーキャンセラ200の演
算器20eに入力される。この演算器20eでは、上記
ディジタル送話信号から適応フィルタ20dにより生成
された擬似エコーが差し引かれ、これによりディジタル
送話信号に含まれる音響エコー成分が消去される。そし
て、このエコーキャンセラ200の演算器20eから出
力されたディジタル送話信号は、切替スイッチ21を介
してD/A変換器53でアナログ送話信号に戻されたの
ち、アナログ音声変調回路(AUDMOD)54に入力
される。このアナログ音声変調回路54では、上記アナ
ログ送話信号により中間周波信号が例えばFM変調され
る。そして、この変調された送信中間周波信号は、送信
回路5で無線周波数に変換されるとともに、所定の電力
レベルに増幅されたのち、アンテナ共用器2を介してア
ンテナ1から図示しない基地局に向け送信される。
【0043】このような構成であるから、受話路および
送話路におけるエコーキャンセラ200の前後に、それ
ぞれA/D変換器52,D/A変換器10およびA/D
変換器18,D/A変換器53を設けたことによって、
前記第1の実施例と同様に、ディジタル信号処理形のエ
コーキャンセラ200をそのまま使用することができ、
これによりハンズフリー通話モード指定直後におけるチ
ャープ法を使用したエコーキャンセラ200の初期トレ
ーニングと、ハンズフリー通話中における学習同定法を
使用したエコーキャンセラ200のタップ係数の更新動
作とを、何ら不具合なく実行することができる。したが
って、前記実施例と同様に、音響エコーや雑音の影響を
大きく受けることなくハンズフリー通話を円滑に開始す
ることができる。
【0044】なお、本発明は上記各実施例に限定される
ものではない。例えば、前記第2の実施例ではハンドセ
ット通話期間においても、受話路および送話路に各々A
/D変換器52,18およびD/A変換器10,53を
そのまま挿入している。しかし、これらのA/D変換器
52,18およびD/A変換器10,53に対し並列に
スイッチを含む迂回回路を設け、ハンドセット通話期間
中にはこれらの迂回回路のスイッチをオンさせることに
より、上記A/D変換器52,18およびD/A変換器
10,53を介さない送受話路を形成するようにしても
よい。この様にすれば、A/D変換器52,18および
D/A変換器10,53による処理遅延や信号歪みの発
生を無くすことができ、これにより高品質のハンドセッ
ト通話を行なうことができる。また、その際A/D変換
器52,18およびD/A変換器10,53への給電を
断つようにすれば、無駄な電力消費を低減することがで
きる。この効果は、特に携帯電話装置やコードレス電話
装置のように電源としてバッテリを使用した装置におい
て、バッテリの延命化を図ることができ極めて有用であ
る。
【0045】また、前記各実施例ではディジタル自動車
電話装置およびアナログ自動車電話装置に適用した場合
について説明したが、ディジタル変調方式とアナログ変
調方式とを併用したいわゆるデュアルモード形の自動車
電話装置に適用してもよい。その他、エコーキャンセラ
本体、チャープ信号発生手段および逆畳み込み演算手段
の構成やチャープオンの送出時間やそのタイミングなど
についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形
して実施できる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、エコーキ
ャンセラ本体に加えて、チャープ信号発生手段および逆
畳み込み演算手段を備え、ハンズフリー通話モードの指
定操作に応じて、上記チャープ信号発生手段により所定
のチャープ信号系列を発生してこのチャープ信号系列に
対応するチャープ音をハンズフリー通話空間へ一定期間
送出し、この送出されたチャープ音のハンズフリー通話
空間による音響エコーに対応するエコー信号系列を、上
記逆畳み込み演算手段において上記チャープ信号発生手
段で発生されたチャープ信号系列により逆畳み込み演算
し、その演算結果を基にエコーキャンセラ本体の適応フ
ィルタのタップ係数を初期学習させるように構成したも
のである。したがって本発明によれば、通話に妨害を与
えることなく高速に初期トレーニングを行なうことがで
きるエコーキャンセラを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるエコーキャンセ
ラを備えたディジタル自動車電話装置の構成を示す回路
ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施例におけるアナログ自動車
電話装置の構成を示す回路ブロック図。
【図3】従来のエコーキャンセラを備えたディジタル自
動車電話装置の構成の一例を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
1…アンテナ 2…アンテナ共用
器 3…受信回路 4…周波数シンセ
サイザ 5…送信回路 6…ディジタル復
調回路 7,18,52…A/D変換器 8…誤り訂正復号
回路 9…音声復号回路 10,24,53…
D/A変換器 11,17,21,26,190…切替スイッチ 12…スピーカ 13…ハンドセッ
ト 14…受話器 15…送話器 16…マイクロホン 200…エコーキ
ャンセラ 20a…受信信号メモリ 20b…タップ係
数更新回路 20c…タップ係数メモリ 20d…適応フィ
ルタ 20e…演算器 20f…チャープ
信号メモリ 20g…逆畳み込み演算回路 20h…初期設定
用のスイッチ 22…音声符号回路 23…誤り訂正符
号回路 25…ディジタル変調回路 300,310…
制御回路 31,311…コンソールユニット 40…電源回路 41…電池 51…アナログ音
声復調回路 54…アナログ音声変調回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンズフリー通話モードの指定操作に応
    じてハンズフリー通話のための動作を行なう音声通信装
    置に設けられるエコーキャンセラにおいて、 エコー成分を含む送話信号から受話信号に基づいて適応
    フィルタで生成された擬似エコー信号を差し引くととも
    に、この差し引いた後の残差エコー成分を基に上記適応
    フィルタのタップ係数の更新を行なうエコーキャンセラ
    本体と、 前記ハンズフリー通話モードの指定操作に応じて、所定
    のチャープ信号系列に対応するチャープ音をハンズフリ
    ー通話空間へ送出するためのチャープ信号発生手段と、 このチャープ信号発生手段により送出されたチャープ音
    の前記ハンズフリー通話空間によるエコーに対応するエ
    コー信号系列を、前記チャープ信号発生手段により発生
    されたチャープ信号系列により逆畳み込み演算するため
    の演算手段と、 この演算手段の演算結果を基に前記適応フィルタのタッ
    プ係数の初期学習を行なわせるための手段とを具備した
    ことを特徴とするエコーキャンセラ。
  2. 【請求項2】 チャープ信号発生手段は、ハンズフリー
    通話モードの指定操作に応じて、この指定操作を確認す
    るための操作確認音としてチャープ音を一定期間送出す
    るものであることを特徴とする請求項1に記載のエコー
    キャンセラ。
JP4091083A 1991-04-30 1992-04-10 エコーキャンセラ Pending JPH05292174A (ja)

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JP4091083A JPH05292174A (ja) 1992-04-10 1992-04-10 エコーキャンセラ
US07/962,589 US5400399A (en) 1991-04-30 1992-04-30 Speech communication apparatus equipped with echo canceller
PCT/JP1992/000564 WO1992020170A1 (en) 1991-04-30 1992-04-30 Voice communication device provided with echo canceler
EP92909994A EP0537370B1 (en) 1991-04-30 1992-04-30 Voice communication device provided with echo canceler
CA002086522A CA2086522C (en) 1991-04-30 1992-04-30 Speech communication apparatus equipped with echo canceller
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU712952B2 (en) * 1995-12-06 1999-11-18 Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) A method and arrangement for elimination of acoustic echoes in a telecommunication system
KR100502414B1 (ko) * 2002-11-22 2005-07-19 삼성전자주식회사 에이디에스엘 시스템의 에코 제거기 및 그것의 트레이닝방법
US7072310B2 (en) 2000-11-01 2006-07-04 Fujitsu Limited Echo canceling system

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