JPH0529285U - 磁気回路 - Google Patents

磁気回路

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JPH0529285U
JPH0529285U JP7736791U JP7736791U JPH0529285U JP H0529285 U JPH0529285 U JP H0529285U JP 7736791 U JP7736791 U JP 7736791U JP 7736791 U JP7736791 U JP 7736791U JP H0529285 U JPH0529285 U JP H0529285U
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義彦 栗山
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小形・軽量であって、しかも、高推力が得ら
れる磁気回路を提供する。 【構成】 一対の平板状ヨーク2a,2bを所定間隔を
おいて対向配置し、各ヨーク2a,2bの長手方向に沿
って複数個の永久磁石4a,4bを所定間隔をおいてか
つ異極性の磁極が対向する如く固着し、更に永久磁石4
a,4b間の空隙長gが85mmの時に、この空隙5にお
ける平均磁束密度を5000G以上とする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、ヨークと永久磁石とを有する磁気回路に係り、特に台車方式リニア モータカーの車上界磁などに使用される磁気回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
リニアモータで推進力を得て車両を走行させるリニアモータカーとしては、種 々の方式のものが検討されているが、その一つとして、界磁極を台車上に集中し て車上に配置し、地上に電機子コイルを配置したリニア同期モータを用いたもの が知られている。この方式は主電力を供給する側を地上に置くので(地上一次) 、車上機器が軽量化されるため、高速化に適している。
【0003】 上記の車上界磁の構造としては、超電導磁石あるいは電磁石を用いることが最 初に検討されたが、前者には漏洩磁界が多いという問題があり、後者には、消費 電力が大きい、励磁コイルの冷却装置が必要となる等の問題があり、現時点では 実用化には至っていない。
【0004】 そこで最近は、永久磁石を使用した車上界磁用磁気回路が検討されている(例 えば「JREA 1991年 VOL.34 No.1」参照)。このような磁 気回路としては、例えばコ字形に形成したヨークの内側に永久磁石をそれぞれ固 着し、永久磁石間に電磁子コイルを介装するための磁気空隙を形成した構造のも のが一般的である。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかるに前述した磁気回路は基本的には電磁石式界磁における励磁コイルを永 久磁石に置き換えただけのものであり、次に述べるような問題点がある。すなわ ち磁路を形成するためのヨークが、比重の大なる鉄鋼材料でコ字形に形成されて いるので、磁気回路の重量が大となる。したがって台車重量が大となるので、地 上に設置したコイルに流す電流を多くしないと、高速化に対応できないという問 題がある。 本考案は、このような問題点を解消し、軽量で、かつ、車上界磁に適した磁気 回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述のような問題点を解決するため、所定間隔をおいて対向配置さ れた一対の平板状ヨークと、前記ヨークの長手方向に沿って所定間隔をおいて配 置されかつ異極性の磁極が対向する如く前記各ヨークに固着された複数個のブロ ック状永久磁石とを有する磁気回路において、前記永久磁石間に形成された磁気 空隙が85mmの場合に、この空隙における平均磁束密度を5000G以上とする 、という技術的手段を採用した。
【0007】
【作用】
磁路となるヨークを一対の平板状ヨークを対向配置して形成するので、ヨーク の重量を従来よりも小さくすることができる。また永久磁石間の磁気空隙長が8 5mmの時に、この空隙における平均磁束密度を5000G以上とするので、車上 界磁に使用した時に電機子コイルに過大な電流を流さなくても大きな推力を発生 させることができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。 図1、図2、および図3は各々本考案の一実施例を示す断面図、図1における A−A線断面図、および図1におけるB−B線断面図である。図1ないし図3に おいて、磁気回路1は、鉄、鋼等の強磁性材料からなる平板状のヨーク2aおよ び2bと、これらを保持するアルミニウム合金、プラスチックなどの非磁性材料 からなる支持部材3とを有する。ヨーク2aには、厚さ(w1)方向に磁化され たブロック状の永久磁石4aが所定間隔をおいて長手方向に沿って取り付けられ ている。同様にヨーク2bにも、厚さ方向に磁化されたブロック状の永久磁石4 bが所定間隔をおいて取り付けられている。永久磁石4aと4bとは異極性の磁 極が対向するように配置され、両磁石間には所定の空隙長(g)をもった磁気空 隙5が形成される。
【0009】 上記の永久磁石としては、希土類磁石やアルニコ磁石等の公知の永久磁石を使 用できるが、磁気回路を軽量化する上で希土類磁石のように起磁力の高いものが 望ましく、特に40MGOe以上の最大エネルギー積を有するものも製造されて いるR−Fe−B系磁石(R:Nd、Pr等の希土類元素の1種以上)を用いる ことが望ましい。
【0010】 上記の磁気回路1は、一対の平板状ヨークを使用しているので、従来のものよ りもヨーク部の重量が小となり、軽量化を達成できる。またこの磁気回路は、各 ヨークに永久磁石を固着したものを、支持部材にその両側から挿入することによ り容易に組み立てることができるので、組立工数を低減することが可能である。
【0011】 図4は本考案の他の実施例を示す正面図であり、図1と同一部分は同一の参照 符号で示す。図4において、永久磁石41aおよび41bはコ字形に形成され、 中央部の厚さが端部の厚さよりも小となっている。この永久磁石によれば、図1 の永久磁石よりも重量が小さくなり、磁気回路をより軽量化することができる。
【0012】 図5は磁気空隙における永久磁石の高さ(h)方向の磁束密度分布を示す図で ある。図5において、曲線aは図1の磁束密度分布を、曲線bは図4の磁束密度 分布を示す。これらの磁束密度分布は、ヨーク材質をSS400、永久磁石材質 をNd−Fe−B系磁石[日立金属(株)製HS37BH]とし、磁石寸法をh =140mm、W1=80mm、磁気空隙長(g)を85mm、ヨーク幅W2を70mmと し、300mmピッチで磁場の向きが無限に周期的に変化すると仮定して磁場解析 を行なって得られたものである。
【0013】 現在実用化が検討されている永久磁石式車上界磁においては、電機子コイルに 流す電流を3000A以下に収めることが必要なので、磁気空隙長が85mmの場 合に、磁気空隙の磁石高さ方向の平均磁束密度は5000G以上となる必要があ る。ここで図5の曲線aで示すように、図1の場合は最大磁束密度が6600G となるので、この条件を満足し得る。
【0014】 また車上界磁用磁気回路では、上述したように平均磁束密度が重要なので、磁 束密度分布が図5の曲線bで示すものであってもよく、従って図3に示す形状の 永久磁石を用いることも可能である。
【0015】 また本考案の磁気回路を前述した条件で構成した場合、ヨークの重量はコ字形 のものの1/4以下になり、大幅な軽量化を達成できることが明らかである。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、一対の平板状ヨークを使用するので、磁 気回路を軽量化できると共に、磁気空隙間の磁束密度を高いレベルに維持するの で、車上界磁に使用した場合に高い推力を得ることができるという効果を発揮で きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す正面図である。
【図5】磁気空隙における平均磁束密度分布を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 磁気回路 2a、2b ヨーク 3 支持部材 4a、4b 永久磁石 5 磁気空隙

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔をおいて対向配置された一対の
    平板状ヨークと、前記ヨークの長手方向に沿って所定間
    隔をおいて配置されかつ異極性の磁極が対向する如く前
    記各ヨークに固着された複数個のブロック状永久磁石と
    を有する磁気回路において、前記永久磁石間に形成され
    た磁気空隙が85mmの場合に、この空隙における平均磁
    束密度が5000G以上であることを特徴とする磁気回
    路。
  2. 【請求項2】 永久磁石の高さ方向の中央部の厚さが両
    端部の厚さよりも大であることを特徴とする請求項1記
    載の磁気回路。
JP1991077367U 1991-09-25 1991-09-25 リニアモータ用磁気回路 Expired - Lifetime JP2567013Y2 (ja)

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JPH0529285U true JPH0529285U (ja) 1993-04-16
JP2567013Y2 JP2567013Y2 (ja) 1998-03-30

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5935559A (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 Tokyo Erekutoron Kk 片持ち型リニアモ−タ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5935559A (ja) * 1982-08-24 1984-02-27 Tokyo Erekutoron Kk 片持ち型リニアモ−タ−

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JP2567013Y2 (ja) 1998-03-30

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