JPH05292997A - 粘着テープによる微生物の採取・封入保存方法及び装置 - Google Patents

粘着テープによる微生物の採取・封入保存方法及び装置

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JPH05292997A
JPH05292997A JP12662092A JP12662092A JPH05292997A JP H05292997 A JPH05292997 A JP H05292997A JP 12662092 A JP12662092 A JP 12662092A JP 12662092 A JP12662092 A JP 12662092A JP H05292997 A JPH05292997 A JP H05292997A
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12MAPPARATUS FOR ENZYMOLOGY OR MICROBIOLOGY; APPARATUS FOR CULTURING MICROORGANISMS FOR PRODUCING BIOMASS, FOR GROWING CELLS OR FOR OBTAINING FERMENTATION OR METABOLIC PRODUCTS, i.e. BIOREACTORS OR FERMENTERS
    • C12M33/00Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus
    • C12M33/02Means for introduction, transport, positioning, extraction, harvesting, peeling or sampling of biological material in or from the apparatus by impregnation, e.g. using swabs or loops

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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】採取と同時に形態観察に適した態様で封入保存
をも行う微生物の採取・封入保存方法及び装置を提供す
る。 【構成】粘着面付き採取テープ3を粘着面が外向きにな
るように第1ローラ1の外周面に巻きつけ、外周面に被
覆テープ7が巻きつけられた第2ローラ2aの外周面を前
記第1ローラ1の外周面に微小間隙を介して対向配置す
る。前記採取テープ3の粘着面を微生物生息面5に接触
させながら第1ローラ1を回転して微生物10を粘着面に
付着させ、第1ローラ1の回転に応じ前記微小間隙に於
いて採取テープ3と被覆テープ7を重ね合わせ、両テー
プ3・7を採取微生物10の周囲で密着することにより、
前記採取微生物10を両テープ3・7の間に封入保存す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、微生物の採取・封入保
存方法及び装置に関する。特に微生物の採取を容易に
し、且つ採取微生物を保存、培養、及び形態観察に適し
た態様で封入する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内外にある壁や床、天井の表面
の変色汚損が大きな問題となっている。変色汚損部分を
採取して汚損原因を分析する事は、建設施工関係・塗料
化学関係・施設管理関係・保険衛生関係の各産業分野で
重要な課題である。
【0003】特に最近は生物による変色汚損が注目され
ている。この場合には、排ガス等によるカーボン微粒子
やエフロレッセンス(白華)、機械油などによる汚損と
違って、生物が自ら増殖するので、変色汚損の原因生物
の採取分析技術の開発が急務である。生物による汚れと
しても原因生物は様々であり、カビや微細藻類のように
含有色素により変色を起こしたり、苔類のようにマット
状に繁殖したり、また最近ではメチシリン耐性黄色ブド
ウ球菌(MRSA:Methicillin resistantStaphylococ
cus aureus)に代表されるバクテリアによる施設内での
目に見えない汚染の問題も指摘されるようになってい
る。このように壁や床に付着している生物によっても防
除処理方法が変わってくるため、生物種の判定が重要で
ある。
【0004】現在、生物由来の汚れか否かを判定するに
は顕微鏡観察が有効である。微生物細胞の観察に要する
100倍ないし1000倍の拡大が可能な顕微鏡は精密
光学機器であり、これを埃の漂う現場へ持ち込むのは、
単に運搬上の困難を伴うだけでなく正確な観察に差し支
える。このため小量のサンプルを壁や床面から採取した
うえで、観察条件の整った設備のある場所まで保存・運
搬して調べることになる。しかし、従来の技術では、採
取・保存操作時に他の雑菌に汚染されたり、培地の調整
等の微生物操作が繁雑なものであった。
【0005】一般に自然界から採取した細菌等の微生物
の保存には、寒天板や保存液などの培地内で増やしなが
ら行う方法及び液体窒素冷却の低温容器の中で眠らせた
状態で行う方法が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の保
存方法には次の欠点がある。
【0007】(1) 培地や低温容器へ移す前に、採取微生
物が汚染されるのを防ぐため慎重な取り扱いを必要とす
る。
【0008】(2) 培地を使用する方法は、単に培地の取
り扱いが面倒であるだけでなく、保存中に培地に応じた
環境管理をする必要があり複雑な専門的知識と経験を必
要とする。
【0009】(3) 低温容器を使用する方法は、容器の取
り扱い自体が面倒であるだけでなく、低温維持のための
費用が嵩む。
【0010】(4) 自然界から微生物を採取した後、顕微
鏡観察その他の形態観察に適した保存状態とするまでに
は、かなりの時間が必要となる。
【0011】本発明は、特に壁や床のような固体基盤表
面に繁茂して汚損の原因となる微生物について、これを
採取し且つ保存、培養、及び顕微鏡下の形態観察に適し
た態様で封入保存する方法及び装置の開発に成功したも
のである。
【0012】本発明の目的は、採取と同時に形態観察に
適した態様で封入保存をも行う微生物の採取・封入保存
方法及び装置を提供するにある。本発明によれば、採取
した微生物を全て直ちに簡単に封入でき、かつ各種観察
分析に適した形態で保存することができるので、従来技
術の上記欠点を解決することができる。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例を示す図
1及び図2を参照して説明する。本発明による微生物の
採取・封入保存方法は、粘着面付き採取テープ3を粘着
面が外向きになるように第1ローラ1の外周面に巻きつ
け、外周面に被覆テープ7が巻きつけられた第2ローラ
2aの該外周面を微小間隙を介して前記第1ローラ1の外
周面に対向配置し、前記採取テープ3の粘着面を微生物
生息面5に接触させながら第1ローラ1を回転して微生
物10を粘着面に付着させ、第1ローラ1の回転に応じ前
記微小間隙において採取テープ3に被覆テープ7を重合
わせ、両テープ3、7を採取微生物10の周囲で密着して
前記付着微生物10を両テープ3、7の間に挟持する。好
ましくは前記密着部を両テープ3、7の長さ方向両側部
8及び所定間隔の横帯状部9とする。
【0014】本発明の微生物の採取・封入保存装置は、
粘着面付き採取テープ3を粘着面が外向きになるように
巻き付ける第1ローラ1、被覆テープ7の巻きつけられ
た外周面が微小間隙を介して前記第1ローラ1の外周面
に対向配置される第2ローラ2a、及び前記微小間隙から
前記採取テープ3及び前記被覆テープ7を重合わせて引
出す送りローラ装置28を備えてなり、長さ方向両側部8
及び所定間隔の横帯状部9に接着剤が塗布された被覆テ
ープ7を前記第2ローラ2aに巻付け、前記微小間隙にお
いて前記採取テープ3及び被覆テープ7を長さ方向両側
部8及び横帯状部9で密着する。
【0015】好ましくは、密着後の両テープ3、7を横
帯状部9内の切断線12で切断し、採取微生物10を両テー
プ間に挟持した標本15とする。
【0016】
【作用】本発明の方法又は装置により採取テープ3と被
覆テープ7との間に挟持した採取微生物10は、人間の指
や器具を用いないで採取されしかも実質上採取と同時に
被覆されるので汚染のおそれがなく、被覆状態で保存す
ることができる。
【0017】例えば、採取した微生物10が好気性である
場合には、少なくとも採取テープ3と被覆テープ7のい
ずれか一方の非密着部分をガス交換可能な膜とすれば好
気性微生物を被覆状態で生きたまま保存することができ
る。微生物10が嫌気性である場合には、採取テープ3と
被覆テープ7との両者を非ガス交換性の膜とすれば嫌気
性微生物をも被覆状態で生きたまま保存することができ
る。
【0018】こうして、本発明の目的である「採取と同
時に被覆をも行う微生物の採取・封入保存方法及び装置
の提供」を達成することができる。
【0019】
【実施例】採取テープ3及び被覆テープ7の好ましい材
料は、以下の特徴をもつものである。
【0020】(1)微生物10に対して無害か、毒性の非
常に低いもの。
【0021】(2)コンタミネーションを防止するため
滅菌操作が行えるもの。
【0022】(3)顕微鏡観察を行う等の場合には、ど
ちらか一方が透明材料であるもの。
【0023】(4)光合成生物等を保存する場合には、
どちらか一方が透明材料であるもの。
【0024】(5)採取テープ3は採取面の凹凸の荒さ
に対応できる柔軟性と粘着強度があるもの。採取テープ
3の材料として好ましいものを、その特徴及び滅菌方法
と併せて表1に示す。また、採取テープ3の接着面に使
用する微生物採取用粘着剤として好ましいものを、その
特徴及び滅菌方法と併せて表2に示す。
【0025】(6)被覆テープ7は使用条件にあった物
質透過性のあるもの。被覆テープ7の材料として好まし
いものを、その特徴及び滅菌方法と併せて表3に示す。
【0026】
【表1】 採取テープ3の材料の例 材 料 名 特 徴 滅菌方法 ホ゜リエチレン (PE) 透明、顕微鏡観察可、 EOG* 光合成可ホ゜リフ゜ロヒ゜レン (OP,CP,PP) 透明、顕微鏡観察可、 オートクレーフ゛、EOG* 光合成可ヒ゛ニロン 透明、顕微鏡観察可、 EOG* 光合成可ナイロンホ゜リ (N/PE) 透明、顕微鏡観察可、 EOG* 光合成可ホ゜リエステル 透明、顕微鏡観察可、 EOG* 光合成可アルミ 箔ラミネート(AL/PE) 光遮断、暗条件保存用、 EOG* 光合成不可 発泡ホ゜リエチレン 不透明、 EOG* スポンジ体なので粗い表面・凹凸面でも使用可 塩化ヒ゛ニール 透明、顕微鏡観察可、 EOG* 湿気・摩擦に強い * エチレンオキサイドガス殺菌法
【0027】
【表2】 採取テープ3の接着面に使用する粘着剤
の例 材 料 名 特 徴 滅菌方法 アクリル 樹脂系粘着剤 耐候性・耐久性が高い、 フイルター滅菌、有機溶媒殺菌 粘着性強 ゴム系粘着剤 粘着性弱、 フイルター滅菌、有機溶媒殺菌 生物を剥離しやすい
【0028】
【表3】 被覆テープ7の材料の例 材 料 名 特 徴 滅菌方法 採取テーフ゜3と同じ材料 嫌気状態保存用、通気性無し、 疎水性 下記に示す材料 好気状態保存用ニトロセルロース 濾紙 ガス・液体透過性、 オートクレーフ゛、EOG* 親水性、生理活性物質・アエロパシー測定可 孔径0.45μm 一般細菌の透過防止タイプ オートクレーフ゛、EOG* 孔径0.2 μm マイコフ゜ラス゛マの透過防止タイプ オートクレーフ゛、EOG* 孔径0.05μm ウィルスの透過防止タイプ オートクレーフ゛、EOG*ニトロセルロース 透析膜 液体透過性、 オートクレーフ゛、EOG* 生理活性物質測定可、 微小分子透過性 限外ろ過膜** 液体透過性、 エタノール、ホルマリン浸漬 生理活性物質測定可、 超微小分子透過性、分画分子量104-2X105ダルトンテフロン 薄膜 ガス(CO2-O2)透過性、 オ‐トクレーフ゛、EOG* 液体は不透過 * エチレンオキサイドガス殺菌法 ** 芳香族ポリアミド製
【0029】テープの長さ方向両側部8及び所定間隔の
横帯状部9における密着のため、図2(A)に示すように
被覆テープ7のこれらに対応する部分に接着剤を予め塗
布することができる。また、両側部8及び横帯状部9の
密着は、第1ローラ1と第2ローラ2aとの間の微小間隙
で行う場合について説明したが、本発明は接着剤による
密着及びこの位置における密着に限定されるものではな
い。例えば、溶着による密着の使用も可能であり、切断
装置25と上記微小間隙との間にこの密着のための手段を
設けるか、又は切断装置25において前記密着を行った後
に所要の切断を行ってもよい。接着剤に採取微生物が触
れる場合には、他の微生物等による汚染等を防止するた
め、接着剤はあらかじめ滅菌されている必要がある。接
着剤の材料として好ましいものを、その特徴及び滅菌方
法と併せて表4に示す。
【0030】
【表4】 接着剤の材料の例 材 料 名 特 徴 滅菌方法 アクリル 酸共重合樹脂 透明、乾燥後硬化、 フイルター滅菌、有機溶媒殺菌 耐水性あり 塩化ヒ゛ニール樹脂 透明、柔軟性あり フイルター滅菌、有機溶媒殺菌 ウレタン樹脂 透明、柔軟性あり フイルター滅菌、有機溶媒殺菌
【0031】図1及び図2の例では、被覆テープ7に磁
気記録部17を設け、磁気記録装置27によって各採取微生
物10ごとに関連データを記録する。横帯状部9を密着し
た後切断線12で切断し、異なる採取微生物10ごとに図3
に示すような標本15とした場合には、各標本を識別する
ために磁気記録部17のデータが重要な役割を果たす。微
生物採取時には、磁気記録装置27による磁気的書込みの
済んだ標本15を枠体20に固定した標本受け29に一時的に
蓄える。
【0032】この標本15は、そのまま顕微鏡による形態
観察を行うのに適した態様であることが望ましい。次の
条件で採取された微生物10の標本15の直接顕微鏡観察写
真を図10に示す。
【0033】写真1 採取場所:横浜市中区野毛動物公園入口 採取基盤:花崗岩石積み表面・植え込み・北側全面 採取日時:1991年2月3日 16:00 気象条件:地表温度 14.7゜C、湿度 26.0%、天気 晴、 照度( 6440-7090-4930 lux )、日陰、建物反射有り 観察結果:微細藻類による緑変を認める 微生物名:フ゜ロトコツカス・ヒ゛リテ゛イス・アカ゛ルト゛( Protococcus v
iridis Agardh )
【0034】図11は、次の条件で採取された微生物10の
他の標本15の直接顕微鏡観察写真を示す。
【0035】写真2 採取場所:神奈川県三浦郡葉山町一色 葉山実験室・培養槽( エアレーシヨン・スターラ攪拌フラスコ ) 採取基盤:三角フラスコ・ガラス基盤表面・気相中 採取日時:1991年3月19日 13:00 実験条件:室内温度 20.3゜C、室内湿度 40.6%、 槽内照度( 3790-3750-3690 lux )、蛍光灯15W x 2 観察結果:複数の微細藻類による緑変を認める 微生物名:a) クロレラ( Chlorella sp. ) b) ウロスリツクス( Ulothrix sp. ) c) オシラトリア( Oscillatoria sp. ) d) シネココツカス( Synechococcus sp. ) e) クロオコツカス( Chroococcus sp. )
【0036】採取微生物10と共に微生物用栄養物質を含
んだ培地を挟持する必要があるときは、培地ローラ55か
ら培地シート57を採取テープ3と被覆テープ7との間に
随時送り込むことができる。培地シート57に採取微生物
が触れる場合には、他の微生物等による汚染等を防止す
るため、培地シート57はあらかじめ滅菌されている必要
がある。培地シート57の材料として好ましいものを、そ
の特徴及び滅菌方法と併せて表5に示す。
【0037】
【表5】 培地シート57の材料の例 材 料 名 特 徴 滅菌方法 テンプン糊 栄養になる オートクレーフ゛ 寒天 保水性あり、栄養になる オートクレーフ゛ ゼラチン 保水性あり、栄養になる オートクレーフ゛ホ゜リアクリルアミト゛ケ゛ル 保水性あり、栄養なし フイルター滅菌、有機溶媒殺菌
【0038】図4は、光合成微生物を保存する場合の被
覆テープ7fの例を示す。光源18からの光線19に応答して
光合成が行われる場合、同一微生物10に対して光透過特
性の異なる被覆テープを用い異なる標本15を製作すれ
ば、光合成の波長特性の実験に便利である。さらに、透
過光量が調節されたフィルタ膜と組み合わせれば、同時
に光強度従属性、及び生育限界等の実験が可能である。
フィルタ型の例を示せば次のとおりである。
【0039】赤色フィルタ型:青色(紫外部,波長380-
490nm)の光を遮り、赤・赤外線の光での保存培養が可
能 緑色フィルタ型:波長500-560nmの光を選択透過して保
存・培養が可能 青色フィルタ型:波長560nm以上の光を遮り、青色下で
の保存・培養が可能
【0040】なお、被覆テープ7を通常の無色透明のも
のとし、光透過特性の異なるフィルタ膜をその上に重ね
ることにより上記実験を行うこともできる。
【0041】代謝産物の活性試験をする場合の例を図5
に示す。平均孔径0.2μmのセルロース多孔質膜からなる
被覆テープ7pを用いて標本15を調製し、この標本内の微
生物10の種類をAとする。種類Bの微生物を入れた試験
容器36にこの標本15を投入しておけば、種類Aの微生物
10の代謝産物Eが種類Bの微生物に及ぼす影響を試験す
ることができる。
【0042】以上のように被覆テープ7として各種構造
のものを選択的に使用することが望ましい。図1の本発
明装置実施例は、異なる種類の被覆テープ7を巻付けた
4個の第2ローラ2a、2b、2c、2dをローラホールダ22の
軸22aの周囲に放射状に取付けられた4本のアーム23a、
23b、23c、23dに枢支し、最適の被覆テープ7を用いて
採取微生物10を被覆する。
【0043】生物検定(bioassay)のため試薬を使う場合
には、図6に示すように注射器37の針を採取テープ3と
被覆テープ7の密着部を介して微生物10が挟持された空
間に差込み、その空間へ試薬を注入する。試薬注入後直
ちに注射針を差込んだ部分に図7に示すように密封部38
を形成し汚染を防止する。
【0044】図8に標本15を整理して保存するためのフ
ァイル30の一例を示す。図9は、多数の標本15を同一条
件で保存するための書庫型恒温器32の説明図である。各
標本のデータ磁気記録部17に記録されたラベリング情報
をコンピュータ34によって管理するのが便利である。
【0045】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
る微生物の採取・封入保存方法及び装置は、微生物を自
然界から採取すると同時に被覆するので、次の顕著な効
果を奏する。
【0046】(イ) 採取した微生物の汚染を防止するこ
とができる。
【0047】(ロ) 挟持すべき微生物の種類に応じて採
取テープ及び被覆テープの特性、例えばガス交換機能の
有無などを選択し、各種微生物を生きたまま保存するこ
とができる。
【0048】(ハ) 微生物の保存に栄養物質を含んだ培
地の必要があるときには、自然界から採取すると同時
に、微生物用栄養物質含浸培地シートを微生物と共に挟
持することができる。
【0049】(ニ)少ないスペースにおける整理・保存
に便利な標本の形に、微生物を採取地で簡単に被覆する
こと可能であり、省スペース及び省力効果を挙げること
ができる。
【0050】(ホ)各標本に特有の情報を標本と一体の
磁気記録部に書込み、容易に読出すことができる。
【0051】(ヘ) 光合成特性試験、代謝産物の活性試
験、生物検定などの各種試験・検査に容易に対応するこ
とができる。
【0052】(ト) 自然界で採取した後、標本を本格的
なクリーンルーム等に持ち込んで採取微生物を剥離し、
従来の保存方法である培地や容器へと移すこともでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の説明図である。
【図2】採取テープ及び被覆テープの説明図である。
【図3】標本の説明図である。
【図4】フィルタ型被覆テープの説明図である。
【図5】多孔質被覆テープの説明図である。
【図6】試薬注入の説明図である。
【図7】試薬注入後の密封の説明図である。
【図8】標本保存用ファイルの説明図である。
【図9】標本保存用の書庫型恒温器の説明図である。
【図10】標本として採取した微生物の顕微鏡写真の一例
である。
【図11】標本として採取した微生物の顕微鏡写真の他の
例である。
【符号の説明】
1 第1ローラ 2a、2b、2c、2d 第2ローラ 3 採取テープ 5 微生物生息面 7 被覆テープ 8 両側部 9 横帯状部 10 微生物 12 切断部 15 標本 17 磁気記録部 18 光源 19 光線 20 枠体 22 ローラホールダ 23a、23b、23c、23d アーム 25 切断装置 27 磁気入力装置 28 送りローラ装置 29 標本受け 30 ファイル 32 書庫型恒温器 34 コンピュータ 36 試験容器 37 注射器 38 密封部 55 培地ローラ 57 培地シート
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】標本として採取した微生物の形態を表わす
微鏡写真の一例である。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】標本として採取した微生物の形態を表わす
微鏡写真の他の例である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 越川 義功 東京都調布市飛田給2丁目19番1号 鹿島 建設株式会社技術研究所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘着面付き採取テープを粘着面が外向き
    になるように第1ローラの外周面に巻きつけ、外周面に
    被覆テープが巻きつけられた第2ローラの外周面を微小
    間隙を介して前記第1ローラの外周面に対向配置し、前
    記採取テープ粘着面を微生物生息面に接触させながら第
    1ローラを回転して微生物を粘着面に付着させ、第1ロ
    ーラの回転に応じ前記微小間隙において採取テープに被
    覆テープを重合わせ、両テープを微生物の周囲で密着し
    て前記付着微生物を両テープの間に挟持してなる微生物
    の採取・封入保存方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の採取・封入保存方法におい
    て、前記被覆テープをガス透過性とし好気性微生物を挟
    持してなる微生物の採取・封入保存方法。
  3. 【請求項3】 請求項1の採取・封入保存方法におい
    て、前記被覆テープをガス不透過性とし嫌気性微生物を
    挟持してなる微生物の採取・封入保存方法。
  4. 【請求項4】 請求項1の採取・封入保存方法におい
    て、前記被覆テープを平均孔径0.2μmの多孔質セルロー
    ス膜としてなる微生物の採取・封入保存方法。
  5. 【請求項5】 請求項1の採取・封入保存方法におい
    て、前記被覆テープを特定波長の光を遮るフィルター膜
    としてなる微生物の採取・封入保存方法。
  6. 【請求項6】 請求項1の採取・封入保存方法におい
    て、前記採取テープと前記被覆テープとの間の前記微生
    物を挟持する部位に培地シートを挿入してなる微生物の
    採取・封入保存方法。
  7. 【請求項7】 請求項1の採取・封入保存方法におい
    て、前記被覆テープの長さ方向側縁に磁気記録部を設け
    てなる微生物の採取・封入保存方法。
  8. 【請求項8】 粘着面付き採取テープを粘着面が外向き
    になるように巻き付ける第1ローラ、外周面に被覆テー
    プが巻きつけられ且つ該外周面が微小間隙を介して前記
    第1ローラの外周面に対向配置される第2ローラ、及び
    前記微小間隙から前記採取テープ及び前記被覆テープを
    重合わせて引出す送りローラ装置を備えてなり、長さ方
    向両側部及び所定間隔の横帯状部に接着剤が塗布された
    被覆テープを前記第2ローラに巻付け、前記微小間隙に
    おいて前記採取テープ及び被覆テープを長さ方向両側部
    及び横帯状部で密着してなる微生物の採取・封入保存装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項8の採取・封入保存装置におい
    て、前記送りローラ装置の出口に隣接配置されて密着後
    の前記両テープを幅方向に切断する切断装置を備えてな
    る微生物の採取・封入保存装置。
  10. 【請求項10】 粘着面付き採取テープを粘着面が外向
    きになるように巻き付ける第1ローラ、外周面に被覆テ
    ープが巻きつけられ且つ該外周面が微小間隙を介して前
    記第1ローラの外周面に対向配置される第2ローラ、前
    記微小間隙から前記採取テープ及び前記被覆テープを重
    合わせて引出す送りローラ装置、及び前記送りローラ装
    置の出口に隣接配置されて前記採取テープ及び被覆テー
    プを長さ方向両側部及び所定間隔の横帯状部で密着する
    密着手段を備えてなる微生物の採取・封入保存装置。
  11. 【請求項11】 請求項10の採取・封入保存装置にお
    いて、前記密着手段の出口に隣接配置されて密着後の前
    記両テープを幅方向に切断する切断装置を備えてなる微
    生物の採取・封入保存装置。
  12. 【請求項12】 請求項9又は11の採取・封入保存装
    置において、前記切断装置の出口に隣接配置した磁気記
    録装置を備え、前記被覆テープの長さ方向片側に設けた
    磁気記録部に前記磁気記録装置により記録してなる微生
    物の採取・封入保存装置。
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