JPH05295109A - 高純度2−ピロリドン重合体の製造方法 - Google Patents
高純度2−ピロリドン重合体の製造方法Info
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- JPH05295109A JPH05295109A JP13745892A JP13745892A JPH05295109A JP H05295109 A JPH05295109 A JP H05295109A JP 13745892 A JP13745892 A JP 13745892A JP 13745892 A JP13745892 A JP 13745892A JP H05295109 A JPH05295109 A JP H05295109A
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- pyrrolidone polymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱安定性に優れた2−ピロリドン重合体の製
造方法に関する。 【構成】 2−ピロリドンの重合体をpH1〜6の水溶
液で洗浄後、2−ピロリドン重合体を分離、乾燥する。
造方法に関する。 【構成】 2−ピロリドンの重合体をpH1〜6の水溶
液で洗浄後、2−ピロリドン重合体を分離、乾燥する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高純度2−ピロリドン
重合体の製造法に関し、さらに詳しくは金属成分の含有
量が少ない熱安定性に優れた高純度2−ピロリドン重合
体の製造法に関する。
重合体の製造法に関し、さらに詳しくは金属成分の含有
量が少ない熱安定性に優れた高純度2−ピロリドン重合
体の製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び課題】2−ピロリドンの重合体はナイ
ロン4として知られており、木綿や絹などの天然繊維と
類似した特性を持つことから特に繊維材料として注目さ
れていた。しかし、2−ピロリドン重合体は高温度での
熱安定性が極端に悪く、繊維材料の経済的な製造方法で
ある溶融紡糸法での繊維製造が困難という欠点があっ
た。この欠点の改良を目的に多くの検討が行われた結
果、2−ピロリドン重合体の分子量が高くなるほど熱安
定性が良くなることが分かり、高分子量重合体製造に関
する方法が特公昭47−26678号公報、米国特許3
174951号公報等に開示されている。しかし、高分
子量にするだけでは熱安定性は不十分であった。
ロン4として知られており、木綿や絹などの天然繊維と
類似した特性を持つことから特に繊維材料として注目さ
れていた。しかし、2−ピロリドン重合体は高温度での
熱安定性が極端に悪く、繊維材料の経済的な製造方法で
ある溶融紡糸法での繊維製造が困難という欠点があっ
た。この欠点の改良を目的に多くの検討が行われた結
果、2−ピロリドン重合体の分子量が高くなるほど熱安
定性が良くなることが分かり、高分子量重合体製造に関
する方法が特公昭47−26678号公報、米国特許3
174951号公報等に開示されている。しかし、高分
子量にするだけでは熱安定性は不十分であった。
【0003】一般に2−ピロリドン重合体は、塩基性重
合触媒及び重合助触媒である炭酸ガスの存在下に2−ピ
ロリドンを重合して製造されるが、この時使用した塩基
性触媒残渣が2−ピロリドン重合体中に不純物として多
量に存在する。この触媒残渣が残存すると2−ピロリド
ン重合体の熱的安定性が悪くなるため、触媒残渣、特に
触媒残渣の構成成分である金属成分を十分に除去しなけ
ればならない。
合触媒及び重合助触媒である炭酸ガスの存在下に2−ピ
ロリドンを重合して製造されるが、この時使用した塩基
性触媒残渣が2−ピロリドン重合体中に不純物として多
量に存在する。この触媒残渣が残存すると2−ピロリド
ン重合体の熱的安定性が悪くなるため、触媒残渣、特に
触媒残渣の構成成分である金属成分を十分に除去しなけ
ればならない。
【0004】2−ピロリドン重合体中の塩基性触媒残渣
を除去する方法として通常多量の水で洗浄する方法が知
られているが、高分子量の2−ピロリドン重合体中から
触媒残渣を除去するのは容易でなく、また完全に除去し
ようとする洗浄回数が多くなり工程上不利である。しか
し、2−ピロリドン重合体から触媒残渣を効率的に除去
する方法に関する提案は見あたらない。
を除去する方法として通常多量の水で洗浄する方法が知
られているが、高分子量の2−ピロリドン重合体中から
触媒残渣を除去するのは容易でなく、また完全に除去し
ようとする洗浄回数が多くなり工程上不利である。しか
し、2−ピロリドン重合体から触媒残渣を効率的に除去
する方法に関する提案は見あたらない。
【0005】
【発明が解決しようとしている問題点】本発明の目的
は、触媒残渣が十分に除去され、熱安定性に優れた高純
度で高分子量の2−ピロリドン重合体の製造法を提供す
ることにある。
は、触媒残渣が十分に除去され、熱安定性に優れた高純
度で高分子量の2−ピロリドン重合体の製造法を提供す
ることにある。
【0006】
【問題を解決するための手段】本発明の目的である高純
度の2−ピロリドン重合体の製造法を得るため種々検討
した結果、触媒残渣を効率よく除去する方法を見いだし
た。すなわち、本発明の目的は、2−ピロリドンを塩基
性重合触媒、及び重合助触媒である炭酸ガスの存在下で
重合を行い、得られた2−ピロリドン重合体をpH1〜
6の水溶液中で洗浄し、該水溶液から2−ピロリドン重
合体を分離、乾燥することにより達成できる。
度の2−ピロリドン重合体の製造法を得るため種々検討
した結果、触媒残渣を効率よく除去する方法を見いだし
た。すなわち、本発明の目的は、2−ピロリドンを塩基
性重合触媒、及び重合助触媒である炭酸ガスの存在下で
重合を行い、得られた2−ピロリドン重合体をpH1〜
6の水溶液中で洗浄し、該水溶液から2−ピロリドン重
合体を分離、乾燥することにより達成できる。
【0007】本発明で2−ピロリドン重合体の洗浄に用
いる水溶液のpHは1〜6好ましくは3〜5である。p
Hが1以下では2−ピロリドンの重合体が加水分解され
る恐れがある。またpHが6以上であると2−ピロリド
ンの重合体から触媒残渣の除去するのに長時間を要し、
2−ピロリドン重合体の洗浄の効率が悪くなる。本発明
で洗浄に用いる水溶液のpHの調整は、塩酸、硫酸、燐
酸、ホウ酸などまたはこれらの混合物のような強い鉱
酸、あるいは酢酸、トリフルオロ酢酸、ジクロロ酢酸、
p−トルエンスルホン酸などおよびこれらの混合物のよ
うな強い有機酸を水に添加して行われる。
いる水溶液のpHは1〜6好ましくは3〜5である。p
Hが1以下では2−ピロリドンの重合体が加水分解され
る恐れがある。またpHが6以上であると2−ピロリド
ンの重合体から触媒残渣の除去するのに長時間を要し、
2−ピロリドン重合体の洗浄の効率が悪くなる。本発明
で洗浄に用いる水溶液のpHの調整は、塩酸、硫酸、燐
酸、ホウ酸などまたはこれらの混合物のような強い鉱
酸、あるいは酢酸、トリフルオロ酢酸、ジクロロ酢酸、
p−トルエンスルホン酸などおよびこれらの混合物のよ
うな強い有機酸を水に添加して行われる。
【0008】本発明で洗浄に使用する水は蒸留水、イオ
ン交換水などであり、洗浄に使用する水の量は2−ピロ
リドン重合体の1〜30容量倍、好ましくは5〜10容
量倍である。1容量倍より少ない場合は洗浄効果が悪
く、30容量倍より多い場合は効果に差異はないが重合
体を分離するのに時間がかかり、また使用する酸の量が
多くなり経済的でない。2−ピロリドン重合体を洗浄す
る酸性水溶液の温度は5〜100℃、好ましくは20〜
80℃である。5℃より低い場合は洗浄効果が悪く、1
00℃より高い場合は2−ピロリドン重合体が加水分解
を受け分子量の低下が起こり好ましくない。
ン交換水などであり、洗浄に使用する水の量は2−ピロ
リドン重合体の1〜30容量倍、好ましくは5〜10容
量倍である。1容量倍より少ない場合は洗浄効果が悪
く、30容量倍より多い場合は効果に差異はないが重合
体を分離するのに時間がかかり、また使用する酸の量が
多くなり経済的でない。2−ピロリドン重合体を洗浄す
る酸性水溶液の温度は5〜100℃、好ましくは20〜
80℃である。5℃より低い場合は洗浄効果が悪く、1
00℃より高い場合は2−ピロリドン重合体が加水分解
を受け分子量の低下が起こり好ましくない。
【0009】本発明で使用する塩基性重合触媒としては
ラクタム類のアニオン重合法で一般に用いられる化合物
が使用でき、アルカリ金属例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム;アルカリ金属の水酸化物、水素化物、ア
ルコラート、酸化物及び塩、例えば、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、カリウムメチラート、ナトリウムメ
チラート、ナトリウムピロリドン、カリウムピロリド
ン;塩基性の有機金属化合物、例えばリチウムアルキ
ル、カリウムアルキル、ナトリウムアルキル、アルミニ
ウムアルキルアルカリ金属のアリール、例えばナトリウ
ムフェニル、ナトリウムナフタレン;グリニヤ試薬、例
えばブチルマグネシウムブロマイドなどや化学式(1)
で示される第4級塩基などである。
ラクタム類のアニオン重合法で一般に用いられる化合物
が使用でき、アルカリ金属例えば、ナトリウム、カリウ
ム、リチウム;アルカリ金属の水酸化物、水素化物、ア
ルコラート、酸化物及び塩、例えば、水酸化カリウム、
水酸化ナトリウム、カリウムメチラート、ナトリウムメ
チラート、ナトリウムピロリドン、カリウムピロリド
ン;塩基性の有機金属化合物、例えばリチウムアルキ
ル、カリウムアルキル、ナトリウムアルキル、アルミニ
ウムアルキルアルカリ金属のアリール、例えばナトリウ
ムフェニル、ナトリウムナフタレン;グリニヤ試薬、例
えばブチルマグネシウムブロマイドなどや化学式(1)
で示される第4級塩基などである。
【0010】
【化1】 (ここでR1,R2及びR3は低級アルキルであり、R
4はアルキル基、アリール基またはアラルキル基であ
る。)
4はアルキル基、アリール基またはアラルキル基であ
る。)
【0011】これらの中では水酸化カリウム、カリウム
メチラート、ナトリウムメチラート、ナトリウムピロリ
ドン、カリウムピロリドンが特に好ましい。水酸化カリ
ウム、カリウムメチラート、ナトリウムメチラートなど
を使用するときは、重合に先立ち過剰の2−ピロリドン
とこれらの化合物を混合し、反応により副生する水やア
ルコール類を除去後、使用することが好ましい。本発明
での塩基性重合触媒の使用量は2−ピロリドン1mol
に対して0.003〜0.3mol、好ましくは0.0
05〜0.2molである。使用量が上記下限より少な
くても上限よりも多くても重合体の分子量が低くなり
(相対粘度が5以下)好ましくない。
メチラート、ナトリウムメチラート、ナトリウムピロリ
ドン、カリウムピロリドンが特に好ましい。水酸化カリ
ウム、カリウムメチラート、ナトリウムメチラートなど
を使用するときは、重合に先立ち過剰の2−ピロリドン
とこれらの化合物を混合し、反応により副生する水やア
ルコール類を除去後、使用することが好ましい。本発明
での塩基性重合触媒の使用量は2−ピロリドン1mol
に対して0.003〜0.3mol、好ましくは0.0
05〜0.2molである。使用量が上記下限より少な
くても上限よりも多くても重合体の分子量が低くなり
(相対粘度が5以下)好ましくない。
【0012】本発明で使用する重合助触媒の炭酸ガスは
純度の高いものが好ましいが、特に重合を阻害しない限
り工業的に入手可能なものを使用できる。炭酸ガスの使
用量は塩基性重合触媒1molに対して0.1〜0.9
mol、好ましくは0.2〜0.6molである。使用
量が上記範囲以外では重合体の分子量が低くなり好まし
くない。
純度の高いものが好ましいが、特に重合を阻害しない限
り工業的に入手可能なものを使用できる。炭酸ガスの使
用量は塩基性重合触媒1molに対して0.1〜0.9
mol、好ましくは0.2〜0.6molである。使用
量が上記範囲以外では重合体の分子量が低くなり好まし
くない。
【0013】本発明では炭酸ガスと共に他の公知の重合
開始剤を使用することができる。炭酸ガスと共に使用で
きる他の重合開始剤としてはアセチルピロリドン、アセ
チルカプロラクタム等のラクタム類のアシル化合物、ア
ジポイルビスカプロラクタム等のアシル化合物、無水酢
酸、ベンゼン無水物等の酸無水物、トルエンジイソシア
ネート等の有機イソシアネート、1,6−ヘキサメチレ
ンビスカルバミドカプロラクタム等のカルバミド化合
物、1−(1−ピロリン−2−イル)−2−ピロリド
ン、1−(1−アザシクロヘプター1−エン−2−イ
ル)−2−ピロリドン、6−カプロラクタムー1−(1
−アザシクロペンター1−エン−2−イル)−1−アザ
−2−オキソシクロペンタンやテトラメチルアンモニウ
ムクロライドなどの4級アンモニウム塩などがある。こ
れ等の重合開始剤は炭酸ガスの使用量より少ない量で使
用される。
開始剤を使用することができる。炭酸ガスと共に使用で
きる他の重合開始剤としてはアセチルピロリドン、アセ
チルカプロラクタム等のラクタム類のアシル化合物、ア
ジポイルビスカプロラクタム等のアシル化合物、無水酢
酸、ベンゼン無水物等の酸無水物、トルエンジイソシア
ネート等の有機イソシアネート、1,6−ヘキサメチレ
ンビスカルバミドカプロラクタム等のカルバミド化合
物、1−(1−ピロリン−2−イル)−2−ピロリド
ン、1−(1−アザシクロヘプター1−エン−2−イ
ル)−2−ピロリドン、6−カプロラクタムー1−(1
−アザシクロペンター1−エン−2−イル)−1−アザ
−2−オキソシクロペンタンやテトラメチルアンモニウ
ムクロライドなどの4級アンモニウム塩などがある。こ
れ等の重合開始剤は炭酸ガスの使用量より少ない量で使
用される。
【0014】本発明の高分子量2−ピロリドンは所定量
の塩基性重合触媒を含有する2−ピロリドンに炭酸ガス
を添加し、100℃以下、好ましくは15〜70℃の温
度で2−ピロリドンを開環重合させることにより得るこ
とができる。100℃以上の温度では重合速度が極端に
遅くなり好ましくない。炭酸ガスの添加は塩基性重合触
媒を含有する2−ピロリドンへ炭酸ガスを150℃以
下、好ましくは15〜100℃の温度範囲で吹き込むこ
とにより実施できる。
の塩基性重合触媒を含有する2−ピロリドンに炭酸ガス
を添加し、100℃以下、好ましくは15〜70℃の温
度で2−ピロリドンを開環重合させることにより得るこ
とができる。100℃以上の温度では重合速度が極端に
遅くなり好ましくない。炭酸ガスの添加は塩基性重合触
媒を含有する2−ピロリドンへ炭酸ガスを150℃以
下、好ましくは15〜100℃の温度範囲で吹き込むこ
とにより実施できる。
【0015】また、前記重合組成物の20重量%以内で
あればγ−ブチロラクトン、α−ピペリドン、ε−カプ
ロラクタム、ラウロラクタムなどと共重合させても良
い。重合操作としては、バッチ法、連続法、これらの中
間的方法などが適用でき、重合反応方式としては塊状重
合法やテトラヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサン、ト
ルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドン等の溶剤を使用した懸濁重合法、溶液重合
法、乳化重合法などの方法も利用できる。以下に本発明
を実施例により具体的に説明する。
あればγ−ブチロラクトン、α−ピペリドン、ε−カプ
ロラクタム、ラウロラクタムなどと共重合させても良
い。重合操作としては、バッチ法、連続法、これらの中
間的方法などが適用でき、重合反応方式としては塊状重
合法やテトラヒドロフラン、ジオキサン、ヘキサン、ト
ルエン、キシレン、ジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドン等の溶剤を使用した懸濁重合法、溶液重合
法、乳化重合法などの方法も利用できる。以下に本発明
を実施例により具体的に説明する。
【0016】
−具体的な2−ピロリドンの重合方法− 減圧装置のついたフラスコに精製した実質的に無水の2
−ピロリドン220g(2.58mol)を入れ、65
℃に加熱した後、純度85%の水酸化カリウム15.5
2g(水酸化カリウム換算で0.235mol)を加え
115℃に昇温した。その後このフラスコ内を減圧(1
15℃、5mmHg以下)し、副生する水と2−ピロリ
ドンの混合物24gを留去し、2−ピロリドン1mol
に対してカリウムピロリドン0.1molを含有する2
−ピロリドン液を作った。この系内に乾燥窒素を導入し
て常圧とし、液の温度を25℃に下げた後、炭酸ガス
3.3g(0.075mol、塩基性重合触媒カリウム
ピロリドン1molに対して0.32mol)を導入
し、引き続き窒素ガス雰囲気下、40℃で24時間重合
した。尚、得られた2−ピロリドン重合体の分子量の尺
度である相対粘度(ηγ)の測定、2−ピロリドン重合
体中の含有金属成分量の測定、および2−ピロリドン重
合体の加熱減少率測定は下記の方法で行った。
−ピロリドン220g(2.58mol)を入れ、65
℃に加熱した後、純度85%の水酸化カリウム15.5
2g(水酸化カリウム換算で0.235mol)を加え
115℃に昇温した。その後このフラスコ内を減圧(1
15℃、5mmHg以下)し、副生する水と2−ピロリ
ドンの混合物24gを留去し、2−ピロリドン1mol
に対してカリウムピロリドン0.1molを含有する2
−ピロリドン液を作った。この系内に乾燥窒素を導入し
て常圧とし、液の温度を25℃に下げた後、炭酸ガス
3.3g(0.075mol、塩基性重合触媒カリウム
ピロリドン1molに対して0.32mol)を導入
し、引き続き窒素ガス雰囲気下、40℃で24時間重合
した。尚、得られた2−ピロリドン重合体の分子量の尺
度である相対粘度(ηγ)の測定、2−ピロリドン重合
体中の含有金属成分量の測定、および2−ピロリドン重
合体の加熱減少率測定は下記の方法で行った。
【0017】1.ηγ(相対粘度)の測定 乾燥した2−ピロリドン重合体0.5gをm−クレゾー
ル100ccに室温で完全に溶解した後、オストワルド
粘度計を用い、30℃の温度で流下時間(単位秒)を測
定し、以下の式で計算される値。
ル100ccに室温で完全に溶解した後、オストワルド
粘度計を用い、30℃の温度で流下時間(単位秒)を測
定し、以下の式で計算される値。
【0018】2.含有金属成分量の測定 2−ピロリドン重合体中の含有金属成分量は2−ピロリ
ドン重合体を硫酸、硝酸で分解処理した焼却したものを
ICP(日本ジャーレルアッシュ社製、形式ICAP−
575)測定の定量法により求めた。
ドン重合体を硫酸、硝酸で分解処理した焼却したものを
ICP(日本ジャーレルアッシュ社製、形式ICAP−
575)測定の定量法により求めた。
【0019】3.加熱減少率測定 2−ピロリドン重合体の加熱減少率はTGA(セイコー
電子工業社製、SSC−560G)を用い2−ピロリド
ン重合体を窒素雰囲気下10℃/minで昇温した際、
各温度に到達した時点の2−ピロリドン重合体重量減少
量(g)を重量減少前の重量(g)で割った値に100
を掛けて求めた。
電子工業社製、SSC−560G)を用い2−ピロリド
ン重合体を窒素雰囲気下10℃/minで昇温した際、
各温度に到達した時点の2−ピロリドン重合体重量減少
量(g)を重量減少前の重量(g)で割った値に100
を掛けて求めた。
【0020】実施例1〜3 前記2−ピロリドン重合法によって得られた重合物を粉
砕し、この粉砕物100gと水700mlを1500m
lの攪拌槽に入れ、表−1に示す酸、洗浄水のpH、洗
浄回数、洗浄時間で重合体を洗浄した。次いでこの混合
溶液を濾過、分離して得た2−ピロリドン重合体をさら
に700mlの水で洗浄した後、70℃で24時間減圧
乾燥した。2−ピロリドン重合体中の金属成分の含有量
を表−1に、加熱減少率の結果を表−2に示した。
砕し、この粉砕物100gと水700mlを1500m
lの攪拌槽に入れ、表−1に示す酸、洗浄水のpH、洗
浄回数、洗浄時間で重合体を洗浄した。次いでこの混合
溶液を濾過、分離して得た2−ピロリドン重合体をさら
に700mlの水で洗浄した後、70℃で24時間減圧
乾燥した。2−ピロリドン重合体中の金属成分の含有量
を表−1に、加熱減少率の結果を表−2に示した。
【0021】実施例4〜6 前記2−ピロリドン重合法で重合物を得る際に、水酸化
カリウムの代わりに水酸化ナトリウムを使用して得た2
−ピロリドン重合体を用いて、表−1に示す条件で洗浄
した以外は実施例1と同様に行った。結果を表1,表2
に示した。
カリウムの代わりに水酸化ナトリウムを使用して得た2
−ピロリドン重合体を用いて、表−1に示す条件で洗浄
した以外は実施例1と同様に行った。結果を表1,表2
に示した。
【0022】比較例1〜3 酸を使用しなかった以外は表−1に示す条件で実施例1
と同様に行った。結果を表1,2に示した。
と同様に行った。結果を表1,2に示した。
【0023】
【表1】
【0024】
【表2】
【0025】
【発明の効果】2−ピロリドンを塩基性重合触媒及び重
合助触媒炭酸ガスの作用により重合して得られた2−ピ
ロリドン重合体を、pH1〜6の水溶液で洗浄すること
によって容易に熱安定性に優れた高純度で高分子量の2
−ピロリドン重合体が製造できる。
合助触媒炭酸ガスの作用により重合して得られた2−ピ
ロリドン重合体を、pH1〜6の水溶液で洗浄すること
によって容易に熱安定性に優れた高純度で高分子量の2
−ピロリドン重合体が製造できる。
Claims (1)
- 【請求項1】 2−ピロリドンを塩基性重合触媒及び重
合助触媒である炭酸ガスの存在下で重合を行い、得られ
た2−ピロリドンの重合体をpH1〜6の水溶液で洗浄
し該水溶液から2−ピロリドン重合体を分離、乾燥する
ことを特徴とする高純度2−ピロリドン重合体の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13745892A JPH05295109A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 高純度2−ピロリドン重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13745892A JPH05295109A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 高純度2−ピロリドン重合体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295109A true JPH05295109A (ja) | 1993-11-09 |
Family
ID=15199080
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13745892A Pending JPH05295109A (ja) | 1992-04-14 | 1992-04-14 | 高純度2−ピロリドン重合体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05295109A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012214496A (ja) * | 2012-07-20 | 2012-11-08 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | バイオマスからの2−ピロリドン乃至ポリアミド4、n−メチル−2−ピロリドン、ポリビニルピロリドンの合成方法 |
| JP2013108098A (ja) * | 2013-03-11 | 2013-06-06 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 分岐構造を導入したポリアミド4共重合体及びその製造方法 |
| JP2017500436A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-01-05 | ジーエス カルテックス コーポレイション | ポリアミド樹脂の製造方法 |
-
1992
- 1992-04-14 JP JP13745892A patent/JPH05295109A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012214496A (ja) * | 2012-07-20 | 2012-11-08 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | バイオマスからの2−ピロリドン乃至ポリアミド4、n−メチル−2−ピロリドン、ポリビニルピロリドンの合成方法 |
| JP2013108098A (ja) * | 2013-03-11 | 2013-06-06 | National Institute Of Advanced Industrial Science & Technology | 分岐構造を導入したポリアミド4共重合体及びその製造方法 |
| JP2017500436A (ja) * | 2013-12-03 | 2017-01-05 | ジーエス カルテックス コーポレイション | ポリアミド樹脂の製造方法 |
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