JPH05295264A - ペインタブル離型剤用水中油滴型乳化組成物 - Google Patents
ペインタブル離型剤用水中油滴型乳化組成物Info
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- JPH05295264A JPH05295264A JP12957292A JP12957292A JPH05295264A JP H05295264 A JPH05295264 A JP H05295264A JP 12957292 A JP12957292 A JP 12957292A JP 12957292 A JP12957292 A JP 12957292A JP H05295264 A JPH05295264 A JP H05295264A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】ペインタブル離型剤用として使用した場合に、
成形品の塗装性や接着性に悪影響を及ぼさない上、ジオ
ルガノポリシロキサンを高濃度に含有させた場合でも粘
度が低く希釈作業性等に優れると共に、安定性にも優れ
るペインタブル離型剤用水中油滴(O/W)型乳化組成
物を提供すること。 【構成】下記(イ)〜(ニ)成分からなるペインタブル
離型剤用水中油滴(O/W)型乳化組成物。 (イ)成分:25℃における粘度が10〜100,00
0センチストークスであるジオルガノポリシロキサン1
0〜90重量%; (ロ)成分:HLB値(2種以上の場合は加重平均HL
B値)が10〜18である1種又は2種以上から成るポ
リオキシエチレン高級アルコールエーテル1〜50重量
%; (ハ)成分:ポリオキシエチレン高級アルコールエーテ
ル硫酸塩0.01〜5重量%; (ニ)成分:水(残部);
成形品の塗装性や接着性に悪影響を及ぼさない上、ジオ
ルガノポリシロキサンを高濃度に含有させた場合でも粘
度が低く希釈作業性等に優れると共に、安定性にも優れ
るペインタブル離型剤用水中油滴(O/W)型乳化組成
物を提供すること。 【構成】下記(イ)〜(ニ)成分からなるペインタブル
離型剤用水中油滴(O/W)型乳化組成物。 (イ)成分:25℃における粘度が10〜100,00
0センチストークスであるジオルガノポリシロキサン1
0〜90重量%; (ロ)成分:HLB値(2種以上の場合は加重平均HL
B値)が10〜18である1種又は2種以上から成るポ
リオキシエチレン高級アルコールエーテル1〜50重量
%; (ハ)成分:ポリオキシエチレン高級アルコールエーテ
ル硫酸塩0.01〜5重量%; (ニ)成分:水(残部);
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金型等の内壁を離型処
理する際に使用する離型剤用乳化組成物に関し、特にペ
インタブル離型剤用水中油滴(O/W)型乳化組成物に
関する。
理する際に使用する離型剤用乳化組成物に関し、特にペ
インタブル離型剤用水中油滴(O/W)型乳化組成物に
関する。
【0002】
【従来技術】従来、ジオルガノポリシロキサンは、金属
やゴム或いはプラスチックの成形品を成形する際の金型
用離型剤として、単独であるいは他成分と混合して使用
されている。しかしながら、ジオルガノポリシロキサン
(例えば、ジメチルポリシロキサン或いはメチルフェニ
ルポリシロキサン)を金型等の離型剤として使用した場
合には、離型した成形品の表面にジオルガノポリシロキ
サンが付着するので、成形品を塗装したり接着させたり
する場合に、塗料が弾かれたり、接着不良が生じたりす
るという欠点があった。。
やゴム或いはプラスチックの成形品を成形する際の金型
用離型剤として、単独であるいは他成分と混合して使用
されている。しかしながら、ジオルガノポリシロキサン
(例えば、ジメチルポリシロキサン或いはメチルフェニ
ルポリシロキサン)を金型等の離型剤として使用した場
合には、離型した成形品の表面にジオルガノポリシロキ
サンが付着するので、成形品を塗装したり接着させたり
する場合に、塗料が弾かれたり、接着不良が生じたりす
るという欠点があった。。
【0003】上記欠点を解決するために、炭素原子数8
〜20の長鎖アルキル基置換のジオルガノポリシロキサ
ン(特公昭40−9618号)や、炭素原子数7以上の
長鎖アルキル基及び2−フェニルプロピル基、或いは2
−フェニルエチル基から選択されるアラルキル基を置換
基として有するジオルガノポリシロキサン(特公昭45
−10057号)や、炭素原子数7〜15の長鎖アルキ
ル基或いはフェニルアルキル基を置換基として有するジ
オルガノポリシロキサンとシリコーン樹脂(一般にMQ
樹脂と呼ばれる)とを配合したもの(特公平3−116
06号)が離型剤用組成物として提案され、良好な結果
を納めている。
〜20の長鎖アルキル基置換のジオルガノポリシロキサ
ン(特公昭40−9618号)や、炭素原子数7以上の
長鎖アルキル基及び2−フェニルプロピル基、或いは2
−フェニルエチル基から選択されるアラルキル基を置換
基として有するジオルガノポリシロキサン(特公昭45
−10057号)や、炭素原子数7〜15の長鎖アルキ
ル基或いはフェニルアルキル基を置換基として有するジ
オルガノポリシロキサンとシリコーン樹脂(一般にMQ
樹脂と呼ばれる)とを配合したもの(特公平3−116
06号)が離型剤用組成物として提案され、良好な結果
を納めている。
【0004】しかしながら、これらの離型剤組成物は高
粘度であり、使用に際しては有機溶剤に希釈する必要が
あるために、希釈作業性や混合作業性(単に希釈作業性
等という)に劣るという欠点があった。一方、炭素原子
数8〜30のアルキル基を置換基として有する有機シラ
ンを用いた水性乳化物が、金属鋳造用の離型剤用組成物
として提案されているが(特公昭47−25567
号)、かかる水性乳化物は、希釈安定性や保存安定性或
いは機械安定性(単に安定性という)に乏しいという欠
点があった。
粘度であり、使用に際しては有機溶剤に希釈する必要が
あるために、希釈作業性や混合作業性(単に希釈作業性
等という)に劣るという欠点があった。一方、炭素原子
数8〜30のアルキル基を置換基として有する有機シラ
ンを用いた水性乳化物が、金属鋳造用の離型剤用組成物
として提案されているが(特公昭47−25567
号)、かかる水性乳化物は、希釈安定性や保存安定性或
いは機械安定性(単に安定性という)に乏しいという欠
点があった。
【0005】また、炭素原子数1〜18の1価の炭化水
素基を置換基として有するジオルガノポリシロキサンの
水性乳化物に、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル硫酸ナトリウムを添加した離型剤用組成物も提案
されている。しかしながら、この場合には、ジメチルポ
リシロキサンを使用した場合の水性乳化物は安定である
が、長鎖アルキル基を構造中に多く含有するジオルガノ
ポリシロキサンを使用した場合の水性乳化物は、安定性
が乏しいという欠点があった。
素基を置換基として有するジオルガノポリシロキサンの
水性乳化物に、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル硫酸ナトリウムを添加した離型剤用組成物も提案
されている。しかしながら、この場合には、ジメチルポ
リシロキサンを使用した場合の水性乳化物は安定である
が、長鎖アルキル基を構造中に多く含有するジオルガノ
ポリシロキサンを使用した場合の水性乳化物は、安定性
が乏しいという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明者等は
上記欠点を解決するために鋭意検討した結果、特定のオ
ルガノポリシロキサンを含有する乳化組成物を、離型剤
或いはその原料として使用した場合には良好な結果が得
られるということを見出し本発明に到達した。
上記欠点を解決するために鋭意検討した結果、特定のオ
ルガノポリシロキサンを含有する乳化組成物を、離型剤
或いはその原料として使用した場合には良好な結果が得
られるということを見出し本発明に到達した。
【0007】従って、本発明の第1の目的は、成形品の
塗装性や接着性に悪影響を及ぼさない、ペインタブルな
離型剤用組成物を提供することにある。本発明の第2の
目的は、ジオルガノポリシロキサンを高濃度に含有させ
た場合でも、作業性及び安定性に優れた、水中油滴型
の、ペインタブル乳化組成物を提供することにある。
塗装性や接着性に悪影響を及ぼさない、ペインタブルな
離型剤用組成物を提供することにある。本発明の第2の
目的は、ジオルガノポリシロキサンを高濃度に含有させ
た場合でも、作業性及び安定性に優れた、水中油滴型
の、ペインタブル乳化組成物を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記の諸目的
は、下記(イ)〜(ニ)成分からなるペインタブル離型
剤用水中油滴型乳化組成物によって達成された。 (イ)成分:25℃における粘度が10〜100,00
0センチストークスである下記化1で表されるジオルガ
ノポリシロキサン10〜90重量%:
は、下記(イ)〜(ニ)成分からなるペインタブル離型
剤用水中油滴型乳化組成物によって達成された。 (イ)成分:25℃における粘度が10〜100,00
0センチストークスである下記化1で表されるジオルガ
ノポリシロキサン10〜90重量%:
【化4】 式中、R1 は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和の1価
の炭化水素基から選択される1種又は2種以上の有機
基、R2 は炭素原子数8〜20の飽和又は不飽和の一価
の炭化水素基から選択される1種又は2種以上の有機
基、a及びbは2又は3、mは5〜1,000の整数、
nは0〜500の整数及びm/(m+n)>0.5であ
る。
の炭化水素基から選択される1種又は2種以上の有機
基、R2 は炭素原子数8〜20の飽和又は不飽和の一価
の炭化水素基から選択される1種又は2種以上の有機
基、a及びbは2又は3、mは5〜1,000の整数、
nは0〜500の整数及びm/(m+n)>0.5であ
る。
【0009】(ロ)成分:HLB値(2種以上の場合は
加重平均HLB値)が10〜18であると共に、下記化
2で表される少なくとも1種のポリオキシエチレン高級
アルコールエーテル1〜50重量%:
加重平均HLB値)が10〜18であると共に、下記化
2で表される少なくとも1種のポリオキシエチレン高級
アルコールエーテル1〜50重量%:
【化5】 式中、R3 は炭素原子数12〜20の飽和又は不飽和の
1価の炭化水素基であり、pは1〜100の整数であ
る。
1価の炭化水素基であり、pは1〜100の整数であ
る。
【0010】(ハ)成分:下記化3で表されるポリオキ
シエチレン高級アルコールエーテル硫酸塩0.01〜5
重量%:
シエチレン高級アルコールエーテル硫酸塩0.01〜5
重量%:
【化6】 式中、R4 は炭素原子数12〜20の飽和又は不飽和の
1価の炭化水素基、qは1〜100の整数、及びMはア
ルカリ金属又はアンモニウム基である。 (ニ)成分:水(残部)。
1価の炭化水素基、qは1〜100の整数、及びMはア
ルカリ金属又はアンモニウム基である。 (ニ)成分:水(残部)。
【0011】R1 の有機基としては、例えばメチル基、
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチ
ル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル
基、シクロヘキシル基等の飽和の一価の炭化水素基ある
いはビニル基、アリル基、フェニル基などの不飽和の一
価の炭化水素基が挙げられるが、中でも特にメチル基が
90モル%以上であることが好ましい。
エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチ
ル基、イソブチル基、tert−ブチル基、n−ペンチ
ル基、イソペンチル基、n−ヘキシル基、イソヘキシル
基、シクロヘキシル基等の飽和の一価の炭化水素基ある
いはビニル基、アリル基、フェニル基などの不飽和の一
価の炭化水素基が挙げられるが、中でも特にメチル基が
90モル%以上であることが好ましい。
【0012】R2 の有機基の具体例としては、n−オク
チル基、2−エチルヘキシル基、n−デシル基、イソデ
シル基、n−ドデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘ
キサデシル基、n−オクタデシル基等の飽和の1価の炭
化水素基あるいはオレイル基、2−フェニルエチル基、
2−フェニルプロピル基等の不飽和の1価の炭化水素基
等が挙げられるが、中でもn−ドデシル基及びn−テト
ラデシル基が好ましい。
チル基、2−エチルヘキシル基、n−デシル基、イソデ
シル基、n−ドデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘ
キサデシル基、n−オクタデシル基等の飽和の1価の炭
化水素基あるいはオレイル基、2−フェニルエチル基、
2−フェニルプロピル基等の不飽和の1価の炭化水素基
等が挙げられるが、中でもn−ドデシル基及びn−テト
ラデシル基が好ましい。
【0013】(イ)成分のジオルガノポリシロキサン
は、25℃における粘度が10〜100,000センチ
ストークス(以下csとする)であることが好ましく、
特に100〜10,000csの範囲であることが好ま
しい。粘度が10csよりも低いと離型性が不充分とな
り、100,000csよりも高いと乳化が困難となる
上、金型等への伸展性が低下するために離型性が不充分
となる。
は、25℃における粘度が10〜100,000センチ
ストークス(以下csとする)であることが好ましく、
特に100〜10,000csの範囲であることが好ま
しい。粘度が10csよりも低いと離型性が不充分とな
り、100,000csよりも高いと乳化が困難となる
上、金型等への伸展性が低下するために離型性が不充分
となる。
【0014】化4で表されるジオルガノポリシロキサン
の構成単位の平均重合度は、mが5〜1,000、nが
0〜500及びm/(m+n)>0.5であることが好
ましく、特にm/(m+n)は0.7以上であることが
好ましい。m/(m+n)が0.5より小さいと成形品
の塗装性や接着性が低下する。
の構成単位の平均重合度は、mが5〜1,000、nが
0〜500及びm/(m+n)>0.5であることが好
ましく、特にm/(m+n)は0.7以上であることが
好ましい。m/(m+n)が0.5より小さいと成形品
の塗装性や接着性が低下する。
【0015】(ロ)成分である化5で表されるポリオキ
シエチレン高級アルコールエーテルにおいて、化5式中
のR3 の具体例としては、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、セチル基、ステアリル基等の飽和の1
価の炭化水素基、及びオレイル基等の不飽和の1価の炭
化水素基が挙げられるが、これらの中でも特にトリデシ
ル基が好ましい。ポリオキシエチレン高級アルコールは
1種又は2種以上用いても良い。
シエチレン高級アルコールエーテルにおいて、化5式中
のR3 の具体例としては、ドデシル基、トリデシル基、
テトラデシル基、セチル基、ステアリル基等の飽和の1
価の炭化水素基、及びオレイル基等の不飽和の1価の炭
化水素基が挙げられるが、これらの中でも特にトリデシ
ル基が好ましい。ポリオキシエチレン高級アルコールは
1種又は2種以上用いても良い。
【0016】ポリオキシエチレン高級アルコールのHL
B値(親水親油バランス)(2種以上の混合物の場合に
は加重平均)は10〜18となるように設定されること
が好ましく、特に12〜15であることが好ましい。H
LB値は、10より小さくても18より大きくても、得
られる乳化組成物の安定性が低下する。また、化5式中
のpは1〜100の範囲の整数であることが好ましい
が、(イ)成分であるジオルガノポリシロキサンを水中
で安定に乳化分散させる観点からは、5〜50であるこ
とが特に好ましい。
B値(親水親油バランス)(2種以上の混合物の場合に
は加重平均)は10〜18となるように設定されること
が好ましく、特に12〜15であることが好ましい。H
LB値は、10より小さくても18より大きくても、得
られる乳化組成物の安定性が低下する。また、化5式中
のpは1〜100の範囲の整数であることが好ましい
が、(イ)成分であるジオルガノポリシロキサンを水中
で安定に乳化分散させる観点からは、5〜50であるこ
とが特に好ましい。
【0017】(ハ)成分としての化6で表されるポリオ
キシエチレン高級アルコールエーテル硫酸塩において、
R4 の具体例としては、ドデシル基、トリデシル基、テ
トラデシル基、セチル基、ステアリル基等の飽和の1価
の炭化水素基、及びオレイル基等の不飽和の1価の炭化
水素基が挙げられるが、これらの中では特にトリデシル
基が好ましい。また、化6式中のqは1〜100の範囲
の整数であることが好ましいが、(イ)成分であるジオ
ルガノポリシロキサンの水中への乳化分散性を良好にす
る観点から、特に1〜10の整数であることが望まし
い。
キシエチレン高級アルコールエーテル硫酸塩において、
R4 の具体例としては、ドデシル基、トリデシル基、テ
トラデシル基、セチル基、ステアリル基等の飽和の1価
の炭化水素基、及びオレイル基等の不飽和の1価の炭化
水素基が挙げられるが、これらの中では特にトリデシル
基が好ましい。また、化6式中のqは1〜100の範囲
の整数であることが好ましいが、(イ)成分であるジオ
ルガノポリシロキサンの水中への乳化分散性を良好にす
る観点から、特に1〜10の整数であることが望まし
い。
【0018】次に、これら(イ)〜(ハ)成分の配合量
について述べる。 (イ)成分は、10〜90重量%とすることが必要であ
るが、30〜70重量%とすることが好ましく、40〜
60重量%とすることが特に好ましい。10重量%以下
とすると乳化組成物の容量が多くなり過ぎるので、輸送
等の点で経済的に不利となり、90重量%以上とする
と、乳化組成物が高粘度となって取り扱いが困難とな
る。
について述べる。 (イ)成分は、10〜90重量%とすることが必要であ
るが、30〜70重量%とすることが好ましく、40〜
60重量%とすることが特に好ましい。10重量%以下
とすると乳化組成物の容量が多くなり過ぎるので、輸送
等の点で経済的に不利となり、90重量%以上とする
と、乳化組成物が高粘度となって取り扱いが困難とな
る。
【0019】(ロ)成分は、1〜50重量%とすること
が必要であるが、2〜10重量%とすることが好まし
く、3〜5重量%とすることが特に好ましい。1重量%
以下とすると乳化組成物の安定性が低下し、50重量%
以上とすると乳化組成物が高粘度となって取り扱いが困
難となる。
が必要であるが、2〜10重量%とすることが好まし
く、3〜5重量%とすることが特に好ましい。1重量%
以下とすると乳化組成物の安定性が低下し、50重量%
以上とすると乳化組成物が高粘度となって取り扱いが困
難となる。
【0020】(ハ)成分は、0.01〜5重量%とする
ことが必要であるが、0.05〜1重量%とすることが
好ましく、0.1〜0.5重量%とすることが特に好ま
しい。0.01重量%以下とすると、乳化組成物の粘度
を十分に低下させることができず、5重量%以上とする
と乳化組成物の安定性が低下する。 上記(イ)〜(ハ)成分に、更に(ニ)成分として水を
配合することにより、本発明のペインタブル離型剤用水
中油滴(O/W)型乳化組成物(以下、単にO/W型乳
化組成物という)の組成とする。
ことが必要であるが、0.05〜1重量%とすることが
好ましく、0.1〜0.5重量%とすることが特に好ま
しい。0.01重量%以下とすると、乳化組成物の粘度
を十分に低下させることができず、5重量%以上とする
と乳化組成物の安定性が低下する。 上記(イ)〜(ハ)成分に、更に(ニ)成分として水を
配合することにより、本発明のペインタブル離型剤用水
中油滴(O/W)型乳化組成物(以下、単にO/W型乳
化組成物という)の組成とする。
【0021】本発明で使用する(イ)成分としての化4
で表されるジオルガノポリシロキサンは、一般に、公知
のアルキルハイドロジェンポリシロキサンとビニル基含
有有機化合物とを、白金触媒の存在下にヒドロシリル化
反応させることによって容易に製造することができる
(米国特許3,885,984号)。
で表されるジオルガノポリシロキサンは、一般に、公知
のアルキルハイドロジェンポリシロキサンとビニル基含
有有機化合物とを、白金触媒の存在下にヒドロシリル化
反応させることによって容易に製造することができる
(米国特許3,885,984号)。
【0022】本発明のO/W型乳化組成物は、(イ)成
分であるジオルガノポリシロキサンに、乳化剤として
の、(ロ)成分であるポリオキシエチレン高級アルコー
ルエーテル及び(ハ)成分であるポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩を添加し、該混合物を、ホモミキ
サー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー等の高剪断乳
化分散機を用いて水中に乳化分散させることにより、容
易に製造することができる。用いる乳化分散機は、特に
制限されるものではなく、用いるジオルガノポリシロキ
サンの粘度等により適宜の機種を選択すれば良い。
分であるジオルガノポリシロキサンに、乳化剤として
の、(ロ)成分であるポリオキシエチレン高級アルコー
ルエーテル及び(ハ)成分であるポリオキシエチレンア
ルキルエーテル硫酸塩を添加し、該混合物を、ホモミキ
サー、コロイドミル、高圧ホモジナイザー等の高剪断乳
化分散機を用いて水中に乳化分散させることにより、容
易に製造することができる。用いる乳化分散機は、特に
制限されるものではなく、用いるジオルガノポリシロキ
サンの粘度等により適宜の機種を選択すれば良い。
【0023】また、(イ)成分であるジオルガノポリシ
ロキサンに、乳化剤として(ロ)成分のポリオキシエチ
レン高級アルコールエーテルのみを先に添加し、水中に
乳化分散させて乳化物とした後、更にもう一方の乳化剤
として、(ハ)成分のポリオキシエチレン高級アルコー
ルエーテル硫酸塩を添加混合することによって本発明の
O/W型乳化組成物を製造することもできる。尚、本発
明のO/W型乳化組成物に、更にpH緩衝剤、防腐剤、
防錆剤、浸透剤などを適宜添加配合しても良い。
ロキサンに、乳化剤として(ロ)成分のポリオキシエチ
レン高級アルコールエーテルのみを先に添加し、水中に
乳化分散させて乳化物とした後、更にもう一方の乳化剤
として、(ハ)成分のポリオキシエチレン高級アルコー
ルエーテル硫酸塩を添加混合することによって本発明の
O/W型乳化組成物を製造することもできる。尚、本発
明のO/W型乳化組成物に、更にpH緩衝剤、防腐剤、
防錆剤、浸透剤などを適宜添加配合しても良い。
【0024】本発明のO/W型乳化組成物は、そのまま
で、或いは水に希釈して金型に塗布することによってペ
インタブル離型剤として使用することができるが、更に
黒鉛、マイカ、セリサイト、タルク等の無機化合物粉末
や、フッ素樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、シリコーン樹脂等の有機化合物粉末や、各種天然ワ
ックス、合成ワックス、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステ
ル、高級脂肪酸塩等の他の離型性付与剤を配合しても良
い。
で、或いは水に希釈して金型に塗布することによってペ
インタブル離型剤として使用することができるが、更に
黒鉛、マイカ、セリサイト、タルク等の無機化合物粉末
や、フッ素樹脂、ナイロン樹脂、ポリカーボネート樹
脂、シリコーン樹脂等の有機化合物粉末や、各種天然ワ
ックス、合成ワックス、高級脂肪酸、高級脂肪酸エステ
ル、高級脂肪酸塩等の他の離型性付与剤を配合しても良
い。
【0025】
【発明の効果】本発明のO/W型乳化組成物は、ペイン
タブル離型剤として使用した場合に、金型等から離型さ
れた成形品の塗装性、接着性を阻害することが無い上、
ジオルガノポリシロキサンを高濃度に含有させた場合で
も粘度が低いので、希釈作業性等に優れると共に安定性
にも優れるので、ペインタブル離型剤としてそのまま、
或いはその原料として広く使用することができる。
タブル離型剤として使用した場合に、金型等から離型さ
れた成形品の塗装性、接着性を阻害することが無い上、
ジオルガノポリシロキサンを高濃度に含有させた場合で
も粘度が低いので、希釈作業性等に優れると共に安定性
にも優れるので、ペインタブル離型剤としてそのまま、
或いはその原料として広く使用することができる。
【0026】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に詳述する
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
が、本発明はこれによって限定されるものではない。
【0027】実施例1.2リットルのプラスチックビー
カーに、(イ)成分のジオルガノポリシロキサンとし
て、25℃における粘度が920csの下記化7で表さ
れるジオルガノポリシロキサン((イ)−1成分とす
る)500g、(ロ)成分のポリオキシエチレン高級ア
ルコールエーテルとして、HLBが10.5であるポリ
オキシエチレントリデシルエーテル(エチレンオキサイ
ド5モル付加物)((ロ)−1成分とする)28g、及
びHLBが16.3であるポリオキシエチレントリデシ
ルエーテル(エチレンオキサイド20モル付加物)
((ロ)−2成分とする)22g(加重平均HLB=1
3.1)、(ハ)成分のポリオキシエチレン高級アルコ
ールエーテル硫酸塩としてポリオキシエチレントリデシ
ルエーテル硫酸ナトリウム(エチレンオキサイド5モル
付加物)((ハ)−1成分とする)1.5gを仕込み、
ホモミキサーを使用して均一に混合した後水450gを
徐々に添加し、分散を行って分散液を得た。次いで、3
00Kg/cm2 の圧力で得られた分散液を高圧ホモジ
ナイザーに1回通して乳化組成物を得た。
カーに、(イ)成分のジオルガノポリシロキサンとし
て、25℃における粘度が920csの下記化7で表さ
れるジオルガノポリシロキサン((イ)−1成分とす
る)500g、(ロ)成分のポリオキシエチレン高級ア
ルコールエーテルとして、HLBが10.5であるポリ
オキシエチレントリデシルエーテル(エチレンオキサイ
ド5モル付加物)((ロ)−1成分とする)28g、及
びHLBが16.3であるポリオキシエチレントリデシ
ルエーテル(エチレンオキサイド20モル付加物)
((ロ)−2成分とする)22g(加重平均HLB=1
3.1)、(ハ)成分のポリオキシエチレン高級アルコ
ールエーテル硫酸塩としてポリオキシエチレントリデシ
ルエーテル硫酸ナトリウム(エチレンオキサイド5モル
付加物)((ハ)−1成分とする)1.5gを仕込み、
ホモミキサーを使用して均一に混合した後水450gを
徐々に添加し、分散を行って分散液を得た。次いで、3
00Kg/cm2 の圧力で得られた分散液を高圧ホモジ
ナイザーに1回通して乳化組成物を得た。
【0028】
【化7】 得られた乳化組成物について下記の試験を行い、評価し
た結果は表1に示した通りである。 (1)乳化組成物の粘度 BM型回転粘度計で25℃における組成物の粘度を測定
した。
た結果は表1に示した通りである。 (1)乳化組成物の粘度 BM型回転粘度計で25℃における組成物の粘度を測定
した。
【0029】(2)保存安定性試験 100mlのガラスビンに乳化組成物100gを入れて
蓋をし、45℃で7日間静置した後、外観を目視によっ
て観察して以下の基準で評価した。 ○ : 分離なし(液表面にオイル浮きなし) △ : 分離なし(液表面にオイル浮きあり) × : 分離あり
蓋をし、45℃で7日間静置した後、外観を目視によっ
て観察して以下の基準で評価した。 ○ : 分離なし(液表面にオイル浮きなし) △ : 分離なし(液表面にオイル浮きあり) × : 分離あり
【0030】(3)希釈安定性試験 100mlのガラスビンに乳化組成物2gを入れた後、
水98gで希釈して蓋をし、45℃下で7日間静置した
後、外観を目視によって観察し、以下の基準で評価し
た。 ○ : 分離なし(液表面にオイル浮きなし) × : 分離あり
水98gで希釈して蓋をし、45℃下で7日間静置した
後、外観を目視によって観察し、以下の基準で評価し
た。 ○ : 分離なし(液表面にオイル浮きなし) × : 分離あり
【0031】(4)機械安定性試験 1lの容器に乳化組成物20gを入れた後、水980g
で希釈して45℃に保ち、ギアポンプにより1.5l/
分の流速で48時間循環させ、更に、1時間静置した後
外観を目視によって観察し、以下の基準で評価した。 ○ : 分離なし × : 分離あり
で希釈して45℃に保ち、ギアポンプにより1.5l/
分の流速で48時間循環させ、更に、1時間静置した後
外観を目視によって観察し、以下の基準で評価した。 ○ : 分離なし × : 分離あり
【0032】(5)塗装性テスト 乳化組成物の2%水溶液をガーゼでアルミ板(50mm
×150mm)に塗布し、風乾した後200℃の乾燥機
で30分間加熱処理をした。室温まで放冷した後、マジ
ックインキを塗ってはじきの状態を目視によって観察
し、以下の基準で評価した。 ○ : はじき点が0〜50ケ × : はじき点が50ケ以上
×150mm)に塗布し、風乾した後200℃の乾燥機
で30分間加熱処理をした。室温まで放冷した後、マジ
ックインキを塗ってはじきの状態を目視によって観察
し、以下の基準で評価した。 ○ : はじき点が0〜50ケ × : はじき点が50ケ以上
【0033】実施例2〜5.実施例1と同様にして、表
1に示す配合により乳化組成物を調製し、実施例1と同
様にして試験を行い、評価した結果は表1に示した通り
である。
1に示す配合により乳化組成物を調製し、実施例1と同
様にして試験を行い、評価した結果は表1に示した通り
である。
【表1】
【0034】比較例1〜4.実施例1と同様にして、表
2に示す配合により乳化組成物を調製し、実施例1と同
様にして試験を行い、評価した結果は表2に示した通り
である。尚、表2中の(イ)−2成分は下記化8で表さ
れる25℃における粘度が560csのオルガノポリシ
ロキサンである。
2に示す配合により乳化組成物を調製し、実施例1と同
様にして試験を行い、評価した結果は表2に示した通り
である。尚、表2中の(イ)−2成分は下記化8で表さ
れる25℃における粘度が560csのオルガノポリシ
ロキサンである。
【化8】
【表2】 以上の結果は、本発明の乳化組成物は、粘度が低いため
に取り扱いが容易であり、保存安定性、希釈安定性及び
機械安定性に優れる上、離型剤とした場合の塗布性(ペ
インタブル性)も良好であることを立証するものであ
る。
に取り扱いが容易であり、保存安定性、希釈安定性及び
機械安定性に優れる上、離型剤とした場合の塗布性(ペ
インタブル性)も良好であることを立証するものであ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 71/02 LQE 9167−4J C09D 183/04 PMU 8319−4J // C08L 83:04 8319−4J (72)発明者 長谷川 光平 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 高橋 直寛 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内 (72)発明者 桑田 敏 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内
Claims (1)
- 【請求項1】下記(イ)〜(ニ)成分からなるペインタ
ブル離型剤用水中油滴型乳化組成物; (イ)成分:25℃における粘度が10〜100,00
0センチストークスである下記化1で表されるジオルガ
ノポリシロキサン10〜90重量%: 【化1】 式中、R1 は炭素原子数1〜6の飽和又は不飽和の1価
の炭化水素基から選択される1種又は2種以上の有機
基、R2 は炭素原子数8〜20の飽和又は不飽和の一価
の炭化水素基から選択される1種又は2種以上の有機
基、a及びbは2又は3、mは5〜1,000の整数、
nは0〜500の整数及びm/(m+n)>0.5であ
る; (ロ)成分:HLB値(2種以上の場合は加重平均HL
B値)が10〜18であると共に、下記化2で表される
少なくとも1種のポリオキシエチレン高級アルコールエ
ーテル1〜50重量%: 【化2】 式中、R3 は炭素原子数12〜20の飽和又は不飽和の
1価の炭化水素基であり、pは1〜100の整数であ
る; (ハ)成分:下記化3で表されるポリオキシエチレン高
級アルコールエーテル硫酸塩0.01〜5重量%: 【化3】 式中、R4 は炭素原子数12〜20の飽和又は不飽和の
1価の炭化水素基、qは1〜100の整数、及びMはア
ルカリ金属又はアンモニウム基である; (ニ)成分:水(残部)。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12957292A JP2704346B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | ペインタブル離型剤用水中油滴型乳化組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12957292A JP2704346B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | ペインタブル離型剤用水中油滴型乳化組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05295264A true JPH05295264A (ja) | 1993-11-09 |
| JP2704346B2 JP2704346B2 (ja) | 1998-01-26 |
Family
ID=15012789
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12957292A Expired - Lifetime JP2704346B2 (ja) | 1992-04-21 | 1992-04-21 | ペインタブル離型剤用水中油滴型乳化組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2704346B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192692A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-17 | Keetekku:Kk | 金型用潤滑・離型剤組成物 |
| JP2006219620A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Dow Corning Toray Co Ltd | オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法および連結型高圧乳化装置 |
| KR101033627B1 (ko) * | 2006-10-11 | 2011-05-11 | 가부시키가이샤 엔.티.티.도코모 | 패킷 통신 방법 및 이동국 |
| JP2022507764A (ja) * | 2018-11-23 | 2022-01-18 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 基材をコーティングするための自己離型性インモールドコーティング(imc) |
-
1992
- 1992-04-21 JP JP12957292A patent/JP2704346B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001192692A (ja) * | 2000-01-14 | 2001-07-17 | Keetekku:Kk | 金型用潤滑・離型剤組成物 |
| JP2006219620A (ja) * | 2005-02-14 | 2006-08-24 | Dow Corning Toray Co Ltd | オルガノポリシロキサンエマルジョンの製造方法および連結型高圧乳化装置 |
| KR101033627B1 (ko) * | 2006-10-11 | 2011-05-11 | 가부시키가이샤 엔.티.티.도코모 | 패킷 통신 방법 및 이동국 |
| JP2022507764A (ja) * | 2018-11-23 | 2022-01-18 | ビーエーエスエフ コーティングス ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 基材をコーティングするための自己離型性インモールドコーティング(imc) |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2704346B2 (ja) | 1998-01-26 |
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