JPH05295307A - 多孔質塗膜形成用の塗料 - Google Patents

多孔質塗膜形成用の塗料

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JPH05295307A
JPH05295307A JP4125592A JP12559292A JPH05295307A JP H05295307 A JPH05295307 A JP H05295307A JP 4125592 A JP4125592 A JP 4125592A JP 12559292 A JP12559292 A JP 12559292A JP H05295307 A JPH05295307 A JP H05295307A
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JP
Japan
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coating film
porous
porous coating
forming
binder
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JP4125592A
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English (en)
Inventor
Satoko Kajima
聡子 鹿嶋
Kazutoshi Yamada
和俊 山田
Nobuo Yamamura
信雄 山村
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GENGEN KAGAKU KOGYO KK
Original Assignee
GENGEN KAGAKU KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 香料,抗菌剤等を含浸させることができる多
孔質塗膜を形成できる塗料を提供すること。 【構成】 多孔層形成粒子とバインダーと溶剤とよりな
る塗料は,被塗物2の表面に多孔質塗膜1を形成する。
多孔層形成粒子としては,ガラス球,テフロン粉体,ア
ルミナ,コンクリート等のセラミックス粉体,木粉,紙
粉,繊維等がある。多孔層形成粒子は,磁性を有する磁
性体粉末を含有していることが好ましい。多孔層形成粒
子は,着色剤により着色されていることが好ましい。バ
インダーは,例えばポリウレタン系樹脂等の樹脂からな
る。バインダー1部に対する多孔層形成粒子の重量配合
比は,0.3〜30部であることが好ましい。更に好ま
しくは,1〜5部である。多孔質塗膜1には,脱臭剤,
香料,抗菌剤3等の含浸保持剤を含浸させることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,香料,抗菌剤等の含浸
保持剤を含浸させることができる多孔質塗膜を形成でき
る塗料に関する。
【0002】
【従来技術】人は,においから様々な印象を与えられ
る。そのにおいが快感を与える場合には芳香として人か
ら歓迎され,不快感を与える場合には悪臭として嫌悪さ
れる。そして,悪臭は,古今東西を問わず,常に接する
身近な問題であり,時には社会的な問題にまで発展する
こともある。
【0003】悪臭に関する身近な問題では,使用後の宴
会場に残存する飲食物の臭い,喫煙後の煙草の臭い,多
くの人が集まった後に残る体臭等によるものがある。こ
のような悪臭についての問題を解決するに当たっては,
従来より,脱臭剤の散布,空調機による換気等が行われ
ている。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記従来の方
法においては,いずれも悪臭防止対策として満足な方法
ではない。また,脱臭剤の散布は,即効性はあるが,そ
の都度脱臭剤を散布しなければならず,煩雑であると共
にコスト高である。また,空調機による換気は,装置が
大がかりになり,費用もかさむ。また,装置を取り付け
るためのスペースも必要である。本発明は,かかる問題
点に鑑み,香料,抗菌剤等を含浸させることが可能な多
孔質塗膜を形成できる,多孔質塗膜形成用の塗料を提供
しようとするものである。
【0005】
【課題の解決手段】本発明は,多孔層形成粒子とバイン
ダーと溶剤とよりなることを特徴とする多孔質塗膜形成
用の塗料にある。上記多孔層形成粒子は,微細な粉末で
ある。その粉末の粒径は,0.1〜500μmが好まし
い。0.1μm未満の場合は,孔径が小さくなりすぎ
て,香料等の含浸が困難となる。一方,500μmを越
える場合には,塗膜の表面に凹凸ができ,外観を損な
う。
【0006】多孔層形成粒子としては,ガラス球,テフ
ロン粉体,アルミナ,コンクリート等のセラミックス粉
体,木粉,紙粉,顔料粉等がある。また,上記多孔層形
成粒子は,磁性を有する磁性体粉末を含有していること
が好ましい。磁性体粉末が含有している塗料を,被塗物
に塗布した場合,その多孔質塗膜は,磁性を帯びてい
る。そのため,多孔質塗膜の表面に,磁石片等を吸着さ
せることもできる。それ故,多孔質塗膜をマグネットボ
ードとして用い,磁石片より,紙片を挟着させることが
できる。
【0007】上記磁性体粉末としては,γ−Fe
2 3 ,Co含有のγ−Fe2 3 ,Fe3 4 ,Co
含有のFe3 4 等や,公知の磁性体粉末(特開平1−
171121,特開平1−94532等)等がある。ま
た,多孔層形成粒子は,着色剤により着色されているこ
とが好ましい。着色された多孔層形成粒子を含有してい
る塗料を,被塗物に塗布した場合,多孔層形成粒子と同
様の色に着色された多孔質塗膜を形成することができ
る。また,多孔層形成粒子は,上記に示した種類を複数
混合したものでもよい。
【0008】上記バインダーとしては,例えば樹脂を用
いる。バインダーは溶剤に溶解して用いる。上記樹脂と
しては,ポリウレタン系樹脂,ウレタン系樹脂,アクリ
ル系樹脂,エポキシ系樹脂,メラミン系樹脂,アミノ系
樹脂,フェノール系樹脂,ポリエステル系樹脂,シリコ
ン系樹脂,フッ素系樹脂などがある。
【0009】上記溶剤としては,沸点がおよそ30℃か
ら160℃の溶剤,例えば酢酸エチル,酢酸ブチルのご
とき低級アルキルアセテート,プロピオン酸エチル,ブ
チルアルコール,イソブチンアルコール,メチルイソブ
チルケトン,メチルエチルケトン,シクロヘキサノン,
メチルセロソルブアセテート,β−エトキシエチルアセ
テート,トルエン,キシレン等がある。また,これらは
混合して用いても良い。
【0010】また,バインダーに対する多孔層形成粒子
の配合比は,バインダー1部(重量比,以下同じ)に対
して多孔層形成粒子0.3〜30部であることが好まし
い。更に好ましくは,1〜5部である。上記配合比が
0.3部未満の場合,バインダー量が多く,塗布後の硬
化時間が長くなる。また,バインダー量が多く,塗膜が
多孔状態を形成し難い。一方,上記配合比が30部を越
える場合,バインダー量が少なく,良好なスラリー状態
とならず,塗布することが困難になる。
【0011】本発明の塗料は,被塗物の表面に塗布さ
れ,多孔質塗膜を形成する。該被塗物としては,板壁,
天井,ドアー,家具などがある。多孔質塗膜には,脱臭
剤,香料,抗菌剤,活性炭等の含浸保持剤を含浸させ
る。上記香料としては,ジャコウジカ等が有する動物性
香料,ジャスミン等が有する植物性香料,メントール等
の合成香料などがある。上記抗菌剤としては,ヒノキチ
オール,フィトンチッドなどがある。
【0012】この場合,塗膜の厚みは,50μm〜5m
mが好ましい。50μm未満の場合,その多孔質塗膜に
含浸保持剤を充分に含浸させることが困難である。一
方,5mmを越える場合,バインダーを硬化させるため
に長時間を要する。塗料を塗布した後,硬化剤,常温,
加熱,紫外線,或いは電子線などにより,バインダーの
硬化及び溶剤の乾燥を行う。これにより,多孔質塗膜を
得ることができる。
【0013】
【作用及び効果】本発明の塗料は,板壁等の被塗物に塗
布する。その後,加熱などにより,塗料中のバインダー
の硬化及び溶剤の揮発,乾燥を行う。硬化したバインダ
ーは多孔層形成粒子と多孔層形成粒子の間,或いは多孔
層形成粒子と被塗物との間を結合する。これにより,被
塗物の表面に強固に接着された塗膜が形成される。
【0014】また,溶剤を乾燥することにより,上記塗
膜中の各多孔層形成粒子の間に多数の空隙が形成され
る。これにより,塗膜が多孔状態となり,多孔質塗膜が
形成される。そこで,上記多孔質塗膜に,例えば香料,
抗菌剤等の含浸保持剤をスプレー等により含浸させる。
含浸保持剤は,上記多孔質塗膜の空隙内に含浸,保持さ
れる。
【0015】その後,上記含浸保持剤は,長時間に渡っ
て,徐々に揮発する。これにより,多孔質塗膜は,各種
含浸保持剤固有の機能を,長時間に渡って発揮させるこ
とができる。ここに,各種含浸保持剤固有の機能として
は,例えば,含浸保持剤が香料であれば芳香を,抗菌剤
であれば抗菌作用のことを言う。
【0016】尚,上記固有の機能が低下したときには,
再び,含浸保持剤を上記多孔質塗膜に含浸させる。これ
により,再び,多孔質塗膜は,芳香,抗菌作用等の各種
含浸保持剤の固有の機能を発揮させることができる。上
記のごとく,本発明によれば,香料,抗菌剤等の含浸保
持剤を含浸させることが可能な多孔質塗膜を形成でき
る,多孔質塗膜形成用の塗料を提供することができる。
【0017】
【実施例】本発明の実施例にかかる多孔質塗膜形成用の
塗料につき,図1,図2を用いて説明する。本例の塗料
は,多孔層形成粒子とバインダーと溶剤とよりなる。多
孔層形成粒子は,木粉と,磁性体粉末としてのFe3
4 (酸化鉄)粉とを混合したものである。木粉の粒径
は,10〜50μmである。バインダーには,ポリウレ
タン系樹脂(玄々化学工業(株)製 GC−60)を用
いる。溶剤としてはトルエンを,可塑剤としてはひまし
油を用いる。
【0018】本例の塗料を用いて,多孔質塗膜を形成す
る方法につき,説明する。まず,ポリウレタン系樹脂8
部とトルエン35部及びひまし油5部とを混合する。そ
の中に,予め分散機で微細化した木粉20部とFe3
4 粉40部とを入れ,ディゾルバーによりこれらを1時
間混合する。これにより,本例の塗料を得る。
【0019】次いで,直ちにこれをスプレー法により,
被塗物としての板壁の表面に塗布する。その塗布厚みは
1.2mmである。次に,これを常温中に静置すること
により,バインダーの硬化及び溶剤の乾燥を行う。これ
により,被塗物の表面に強固に貼着した多孔質塗膜を得
ることができる。尚,上記多孔質塗膜の膜厚は1mmで
ある。
【0020】即ち,図1に示すごとく上記多孔質塗膜1
は,被塗物2の表面に形成される。その後,図1に示す
ごとく,該多孔質塗膜1に,含浸保持剤としての抗菌剤
3を,スプレー31を用いて含浸させる。該抗菌剤3と
しては,エタノールに溶解させたヒノキチオールを用い
る。ヒノキチオールは,青森ヒバを水蒸気蒸留すること
により得られる。
【0021】また,上記多孔質塗膜1においては,図2
に示すごとく,硬化したバインダー15が多孔層形成粒
子11と多孔層形成粒子11の間,或いは多孔層形成粒
子11と被塗物2の間を強固に結合している。また,多
孔質塗膜1においては,各多孔層形成粒子11の間に多
数の空隙10が形成されている。上記多孔質塗膜に含浸
された抗菌剤は長時間に渡って,徐々に揮発する。これ
により,多孔質塗膜1は,抗菌剤固有の機能,即ち,抗
菌作用を発揮させることができる。
【0022】尚,上記抗菌作用が低下したときには,再
び抗菌剤3を上記多孔質塗膜1に含浸させる。これによ
り,再度,多孔質塗膜1は,ヒノキチオールの抗菌作用
を発揮させることができる。また,ヒノキチオールは,
芳香性を有する天然性の抗菌剤である。そのため,ヒノ
キチオールを含浸した多孔性塗膜は,黴等の発生を防止
すると共に,芳香を発生させることができる。
【0023】また,本例の塗料は,磁性体粉末を含有す
る多孔層形成粒子を用いている。この塗料を,被塗物に
塗布した場合,その塗膜は,磁性を帯びている。そのた
め,多孔質塗膜1の表面に,磁石片を吸着させることも
できる。それ故,多孔質塗膜1をマグネットボードとし
て用い,磁石片により,紙片を挟着させることができ
る。
【図面の詳細な説明】
【図1】実施例にかかる,多孔質塗膜に含浸保持剤を含
浸させている状態を示す説明図。
【図2】実施例にかかる,多孔質塗膜の構造説明図。
【符号の説明】
1...多孔質塗膜, 10...空隙, 11...多孔層形成粒子, 15...バインダー, 2...被塗物, 3...抗菌剤,

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多孔層形成粒子とバインダーと溶剤とよ
    りなることを特徴とする多孔質塗膜形成用の塗料。
  2. 【請求項2】 請求項1において,多孔層形成粒子は,
    磁性体粉末であることを特徴とする多孔質塗膜形成用の
    塗料。
  3. 【請求項3】 請求項1において,多孔層形成粒子は,
    着色されていることを特徴とする多孔質塗膜形成用の塗
    料。
  4. 【請求項4】 請求項1において,バインダー1部に対
    する多孔層形成粒子の重量配合比が0.3〜30部であ
    ることを特徴とする多孔質塗膜形成用の塗料。
JP4125592A 1992-04-17 1992-04-17 多孔質塗膜形成用の塗料 Pending JPH05295307A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06240187A (ja) * 1993-02-16 1994-08-30 Oshima Kogyo Kk 親油性塗膜を形成する塗料組成物及び親油性塗膜を有する物品
KR20030013674A (ko) * 2001-08-08 2003-02-15 (주)나노닉스 향기를 발산하는 자성 페인트 조성물 및 그 제조방법
JP2023111917A (ja) * 2019-11-25 2023-08-10 株式会社リスクベネフィット 火災事故のあった部屋の消臭方法

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KR20030013674A (ko) * 2001-08-08 2003-02-15 (주)나노닉스 향기를 발산하는 자성 페인트 조성물 및 그 제조방법
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