JPH05295462A - アルミニウム精製方法及び装置 - Google Patents

アルミニウム精製方法及び装置

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JPH05295462A
JPH05295462A JP12420292A JP12420292A JPH05295462A JP H05295462 A JPH05295462 A JP H05295462A JP 12420292 A JP12420292 A JP 12420292A JP 12420292 A JP12420292 A JP 12420292A JP H05295462 A JPH05295462 A JP H05295462A
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aluminum
stirrer
crucible
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molten
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JP12420292A
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Terumi Kanamori
照己 金森
Takaaki Murakami
高明 村上
Tomoo Dobashi
倫男 土橋
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Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Nikkei Techno Research Co Ltd
Nippon Light Metal Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏析凝固を利用してアルミニウム溶湯から効
率よく純度の高い精製アルミニウムを得る。 【構成】 初晶α−アルミニウムの晶出進行に伴って濃
縮した残液から不純物が金属間化合物として晶出するこ
とがない組成をもつアルミニウム溶湯10をルツボ内2
0に装入し、撹拌子40の回転及び上下動によって水平
方向及び垂直方向の撹拌流をアルミニウム溶湯10に生
じさせる。アルミニウム溶湯10は、ルツボ20の底部
に配置されている冷却体30によって下方から冷却さ
れ、精製アルミニウムの凝固体11が成長する。アルミ
ニウム溶湯からα−アルミニウムの晶出によって不純物
が制御された溶湯流により凝固体11から分離される。 【効果】 樹脂状晶の枝の間に取り込まれている不純物
濃縮液は、垂直方向の撹拌流によって液相に排出され、
高純度の精製アルミニウムが得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば比較的純度の
良いアルミニウム材料のように、溶湯から初晶α−アル
ミニウムのみが晶出し、晶出反応に伴って不純物が濃縮
された濃縮液から金属間化合物の晶出がないアルミニウ
ム材料を精製する方法及び精製装置に関する。
【0002】
【従来の技術】アルミニウム材料を精製するとき、偏析
凝固を使用する精製方法が知られている。たとえば、特
開昭57−92148号公報で紹介された方法において
は、ルツボに収容した溶融アルミニウムを撹拌子で撹拌
しながら、溶融アルミニウムをルツボ底部から順次冷却
凝固させる。凝固界面にある高濃度不純物溶液は、撹拌
子で与えられた溶融アルミニウムの撹拌流動によって、
凝固体に巻き込まれることなく凝固界面から上部に拡散
する。そのため、高純度のアルミニウム材料がルツボの
底部に凝固体として生成する。
【0003】凝固体から放出された高濃度不純物溶液
は、溶融アルミニウムに拡散する。そのため、凝固体が
成長するに従って、残りの溶融アルミニウムに不純物が
濃縮される。したがって、偏析を利用して高純度のアル
ミニウムを得る場合、凝固速度及び凝固界面の拡散層の
厚みを小さくすることが要求される。たとえば、特公昭
59−41500号公報では、アルミニウム溶湯に浸漬
した撹拌子と結晶成長界面との間隔を5〜100mmに
維持している。
【0004】また、特開昭58−104132号公報で
は、樹脂状晶間に捕捉されていた不純物濃縮液を界面か
ら遠ざけるように、結晶成長界面と撹拌子との間を所定
間隔に維持することが紹介されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】撹拌子を利用した従来
の回転法によってアルミニウム溶湯に与えられる撹拌流
は、水平面に沿った円周方向の流れとなる。そのため、
樹脂状晶の枝の間に取り込まれている多量の不純物を含
む液体金属は、樹脂状晶から液相に排出されず、樹脂状
晶と共に凝固界面に残留し易い。すなわち、不純物濃縮
液を効率よく凝固体から液相に拡散させることが困難で
ある。
【0006】また、何れの方法においても、ルツボ内で
アルミニウム溶湯から凝固体が凝固成長している固液界
面の位置を正確に検出することが困難である。そのた
め、固液界面の位置を基準として凝固速度を制御するこ
とができず、推定に基づいて撹拌子の回転速度,位置設
定等の条件を制御せざるをえない。その結果、高純度で
且つ均質な精製アルミニウムを安定して得ることができ
ない。
【0007】本発明は、このような問題を解消すべく案
出されたものであり、アルミニウム溶湯を撹拌する撹拌
子に回転力と共に上下方向の運動を与えることによっ
て、不純物濃縮液を樹脂状晶間から効率よく分離除去す
ると共に、高い歩留りで高純度アルミニウム材料を精製
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアルミニウム精
製方法は、その目的を達成するため、初晶α−アルミニ
ウムの晶出進行に伴って濃縮した残液から不純物が金属
間化合物として晶出することがない組成をもつアルミニ
ウム溶湯をルツボ内に保持し、前記ルツボの底部から冷
却して精製アルミニウムを凝固成長させるとき、前記ア
ルミニウム溶湯に浸漬した撹拌子を回転させながら上下
方向に動かすことを特徴とする。
【0009】この精製方法には、ルツボ内に収容したア
ルミニウム溶湯をルツボ底部から冷却することによって
精製アルミニウムを凝固成長させる装置が使用される。
すなわち、ルツボ底部に冷却体を設け、ルツボ内部に撹
拌子を配置する。撹拌子には、上下運動を行うための昇
降機構と共に、凝固界面の上部を検出することができる
検出機構を組み込むことが好ましい。
【0010】
【作 用】アルミニウム溶湯に浸漬した撹拌子を上下に
移動させるとき、アルミニウム溶湯に水平方向の撹拌流
及び垂直方向の撹拌流が生じる。特に垂直方向の撹拌流
は、樹脂状晶の間に取り込まれている不純物濃縮液を凝
固界面から排出させることに有効である。また、凝固成
長した凝固界面の結晶アルミニウムは、垂直方向の撹拌
流によって破壊され、凝固界面の不規則な発達が抑制さ
れる。そのため、凝固速度の一定化が可能となる。
【0011】精製装置は、たとえば図1に示すように、
アルミニウム溶湯10を収容するルツボ20を側壁ヒー
タ21で取り囲み、底部に冷却体30を配置している。
側壁ヒータ21及び冷却体30は、熱エネルギーの散逸
を抑制するため、保温材22で囲まれている。
【0012】ルツボ20内には、アルミニウム溶湯10
に浸漬された撹拌子40が配置されている。撹拌子40
は、上下動可能な回転軸41の下端に装着されており、
回転用モータ42で回転動力が伝えられる。また、回転
軸41の途中に、回転軸41を回転可能に支持する軸受
けを介して昇降アーム43の一端が接続されている。昇
降アーム43の他端に形成された螺合部44には、昇降
用モータ45からの動力を受けて回転するボールネジ4
6が螺合されている。
【0013】回転用モータ42のトルクは、制御系50
のトルク検知器51で検出される。また、ルツボ20内
における撹拌子40の高さは、ボールネジ46の回転量
を介して位置検知器52で検出される。アルミニウム溶
湯10中で回転している撹拌子40が下降して凝固体1
1との凝固界面に達すると、凝固成長した結晶アルミニ
ウムに撹拌子40の羽根が接触する。そのため、トルク
検知器51で検出されるトルクが大きくなり、このとき
の撹拌子40の高さが位置検出器52で検出され、凝固
界面12の位置を知ることができる。
【0014】検出された凝固界面12の位置情報は、温
度制御装置53に出力される。温度制御装置53には、
全凝固過程を通じて精製アルミニウムがほぼ同一の純度
を維持するように、凝固界面12の位置に対応した適切
な凝固速度で凝固体11を成長させる温度条件が設定さ
れたプログラムが予め入力されている。温度制御機構5
3では、設定温度条件を基にしてトルク検知器51及び
位置検知器52から入力された信号から加熱条件及び冷
却条件を演算する。
【0015】演算結果は、それぞれ側壁ヒータ21の電
源23及び冷却体30の流量調製弁31に出力される。
側壁ヒータ21は、ルツボ20の高さ方向に関し複数の
ブロックに分割されており、温度制御装置53から出力
された制御信号に基づいてそれぞれのブロックにおける
発熱量が制御される。また、温度制御装置53から出力
された制御信号に基づいて流量調整弁31の開度が調節
され、配管32を流れる冷却水,冷風等の冷却媒体の流
量が調節される。これにより、冷却体30の抜熱能が制
御され、凝固界面12に応じた適切な凝固体11の成長
速度が得られる。
【0016】たとえば、精製初期に凝固速度を比較的大
きく、精製後期に凝固速度を比較的小さく設定すること
により、凝固体11における不純物濃度を凝固方向に沿
って均一化することもできる。なお、精製したアルミニ
ウムの純度が目標値内であればよい場合、析出速度を一
定にした条件下で凝固体11の成長を行うことも可能で
ある。
【0017】撹拌子40の回転及び上下動によって、ア
ルミニウム純度が高められた凝固体が成長する理由は、
次の水モデルを使用したシミュレーションテストにおけ
る水及び粉粒体の挙動から明らかである。すなわち、比
重が若干大きな粉粒体を入れた水を撹拌したとき、粉粒
体がどのように水中を流動するか、シミュレーションテ
ストした。その結果、粉粒体は、撹拌子の回転速度及び
上下動に応じて種々の流動形態になることが判明した。
【0018】回転速度が小さな場合、粉粒体1は、図2
(a)に示すように水2中に浮遊することなくビーカ3
の底部に均等に分配された。撹拌羽根4の回転速度を上
げて水2の撹拌を大きくすると、粉粒体1は、図2
(b)に示すように、ビーカ3の底部中央に若干盛り上
がった形態で集合した。更に回転速度を大きくすると、
粉粒体1の盛上りが図2(c)に示すように高くなり、
水2中に粉粒体1の一部が巻き上げられる現象が盛上り
周縁部でみられた。回転速度がある値を超えたとき、図
2(d)に示すように、ビーカ3の底部に集合している
粉粒体1は激しく巻き上げられ、また水面も激しく波動
した。
【0019】粉粒体1が回転速度の如何によって異なる
挙動を示すのは、次の理由によるものと推察される。す
なわち、撹拌羽根4を適度の回転速度で回転させると
き、水2の内部に図3に示す水流f1 が生じる。水流f
1 は、水2を上方から下方に流動させ、ビーカ3の底部
近傍で水平外向きの流れとなった後、ビーカ3の内壁に
沿った上昇流となる。水流f1 が水平方向から上方に向
かうところで、傍流f2が発生する。
【0020】傍流f2 は、ビーカ3の中心に向かった求
心力をもっており、ビーカ3の底部にある粉粒体1は、
傍流f2 に乗って流動し、ビーカ3の底部中央に集合す
る。したがって、粉粒体1は、ビーカ3の底部中央で盛
り上がった状態になる。ここで、撹拌羽根4を上下動さ
せると、傍流f2 が活発になり、大きな求心力が得られ
る。その結果、ビーカ3の底部中央における粉粒体1の
密集度が高くなる。
【0021】粉粒体1がビーカ3の底部中央に盛り上が
って集合する現象は、液体より比重が大きな他の液体と
混合する場合にも同様に生じる。そこで、凝固体から排
出される不純物が濃縮している濃縮液がアルミニウム溶
湯よりも比重が大きいことに着目し、アルミニウムの精
製に利用する可能性を検討した。
【0022】この知見を基にして本発明は、完成された
ものである。すなわち、合金組成に応じて定まる適度の
回転速度及び上下動でアルミニウム溶湯を撹拌しなが
ら、アルミニウム溶湯を底部から凝固させるとき、形成
された凝固体とアルミニウム溶湯との間の凝固界面にお
いて回転中心近傍に不純物が樹脂状晶の間から離れる。
そして、凝固成長したアルミニウムの純度が向上する。
得られた精製アルミニウムは、Fe,Si,Cu,Mn
等の不純物,金属間化合物等が分離除去された高純度の
ものとなる。
【0023】精製された高純度アルミニウムと不純物が
濃縮されたアルミニウムとの分離には、次に掲げるよう
に種々の方法を採用することができる。 精製後のルツボ等の容器を傾倒させ、精製アルミニ
ウムから不純物濃縮液を残湯と共に分離する方法。 容器内で不純物濃縮液を残湯と共に凝固させた後、
容器から取り出し、不純物濃縮液が凝固した部分を精製
アルミニウムから切断分離する方法。
【0024】撹拌子40による撹拌作用は、羽根先端部
における回転速度が上昇するほど大きくなる。しかし、
回転速度をあまり大きく設定する場合には、図2(d)
に示すように不純物濃縮液の巻上げや液面にある酸化皮
膜の噛込み等が発生し、得られる精製アルミニウムの純
度が低下する。また、回転速度が不足する場合、アルミ
ニウム溶湯の撹拌が不十分となり、図2(a)に示すよ
うに、アルミニウム晶出結晶から排出された不純物元素
が残湯の方に移動しない。
【0025】撹拌子40の回転速度は、常に一定である
必要はなく、凝固精製の初期及び後期で異ならせても良
い。また、凝固界面12が必ずしも平坦なものではない
ことから、凝固界面12近傍に位置するときと凝固界面
12から離れた箇所に位置するときとで、すなわち撹拌
子40の上下動に応じて回転速度を変えることもでき
る。直径が150mmの撹拌子40では、回転速度を4
0〜300r.p.m(羽根先端の周速で0.3〜2.
5m/秒),好ましくは130〜240r.p.m(羽
根先端の周速で1〜2m/秒)の範囲で選択される。
【0026】撹拌子40の上下動は、一定した周期で行
われる。或いは、撹拌子40の移動速度を常に一定にす
ることなく、上昇速度と下降速度とを異ならせることも
可能である。具体的には、0.05〜2m/分,好まし
くは0.1〜1.2m/分の速度範囲で撹拌子40が上
下動される。
【0027】
【実施例】実施例1 :内径200mm及び高さ550mmの黒鉛製
ルツボを、図1に示した精製装置に組み込んだ。側壁ヒ
ータ21としては上下方向に3分割されたものを使用
し、冷媒として常温空気が導入される冷却管を冷却体3
0としてルツボ20の底部に配置した。撹拌子40に
は、直径150mmの羽根をもつ黒鉛製の撹拌子を使用
した。また、撹拌子40の回転軸41も、黒鉛製を使用
した。
【0028】Si:434ppm,Fe:340ppm
及びCu:101ppmを含むアルミニウム原料30k
gをルツボ20に装入し、平均温度750℃に加熱する
ことによりアルミニウム溶湯10を調製した。そして、
撹拌子40を、凝固界面12からの距離がそれぞれ50
mm及び200mmの近接位置及び遠隔位置の間をスト
ローク長150mmで上下動させながら、羽根先端部に
おける周速度2m/秒で回転させた。撹拌子40の上下
動は、100mm/分の一定速度に設定した。このと
き、平均凝固速度は、30mm/時であった。
【0029】アルミニウム溶湯10は、ルツボ20の底
部に配置した冷却体30によって抜熱され、凝固体12
が成長した。なお、冷却用空気の流量は、全期間を通じ
て100Nl/分の一定値に維持した。
【0030】この条件下で操業したところ、平均凝固速
度は30mm/時であった。そして、5.5時間後に、
ルツボ20内のアルミニウム溶湯10のほぼ45%が凝
固体11となり、精製されたアルミニウム13kgが得
られた。精製アルミニウムを成分分析したところ、不純
物として含まれていたSi,Fe及びCuは、図4にそ
れぞれ(a),(b)及び(c)として示すように、ル
ツボ20の深さ方向に従って変化した濃度分布をもって
いた。
【0031】すなわち、ルツボ20の底から150mm
の範囲に成長した凝固体11は、Siが140ppm以
下,Feが70ppm以下及びCuが40ppm以下と
極めて低い不純物濃度であった。他方、精製作業終了時
にルツボ20の上部に残っていた溶湯は、Si:635
ppm,Fe:601ppm,Cu:191ppmとな
っており、不純物が濃縮されたものであることが判っ
た。
【0032】実施例2:実施例1と同じ装置を使用し、
同一組成のアルミニウム溶湯10を30kg調製して、
平均凝固速度60mm/時で操業した。なお、他の条件
は、実施例1と同様に設定した。操業160分で13k
gの精製アルミニウムが得られた。
【0033】得られた精製アルミニウムの不純物濃度分
布を示す図5から明らかなように、Siが160ppm
以下,Feが80ppm以下及びCuが45ppm以下
と低い不純物濃度を示した。そして、溶湯原料に含まれ
ているSi,Fe,Cu等の不純物は、濃縮液に濃縮さ
れていた。
【0034】実施例3:Si:443ppm,Fe:3
54ppm及びCu:110ppmを含有するアルミニ
ウム溶湯30kgを、実施例1と同様に精製した。凝固
速度を50mm/時に設定し、4.5時間操業したとき
17kgの精製アルミニウムが得られた。この精製アル
ミニウムには、平均含有量でSi:180ppm,F
e:82ppm及びCu:63ppmの不純物が含まれ
ていた。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明において
は、不純物が金属間化合物として晶出することがないア
ルミニウム溶湯を偏析凝固させて高純度アルミニウムを
精製するとき、アルミニウム溶湯に水平方向及び垂直方
向の撹拌流を与えている。この撹拌流により、晶出した
樹脂状晶の枝の間に取り込まれている多量の不純物を含
有する溶液が凝固界面から排出され、且つ凝固界面の更
新が行われる。そのため、凝固界面にある不純物濃縮液
が凝固体に取り込まれることが抑制され、精製アルミニ
ウムの純度を向上させることができる。また、凝固段階
全般を通して予め設定された精製純度に従い各凝固面位
置に即した凝固速度に制御するとき、目標とする組成を
もち均一な組織の精製アルミニウムが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明実施例で使用した精製装置
【図2】 粉粒体の水中における挙動を調査したシミュ
レーションテスト
【図3】 撹拌子で液相に与えられる撹拌流及びその作
用
【図4】 実施例1における不純物低減効果
【図5】 実施例2における不純物低減効果
【符号の説明】
10 アルニウム溶湯 11 凝固体 12
凝固界面 20 ルツボ(容器) 21 側壁ヒータ 30
冷却体 40 撹拌子 42 回転用モータ 45
昇降用モータ 51 トルク検知器 52 位置検知器 53
温度制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 土橋 倫男 静岡県庵原郡蒲原町蒲原161 日本軽金属 株式会社蒲原工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 初晶α−アルミニウムの晶出進行に伴っ
    て濃縮した残液から不純物が金属間化合物として晶出す
    ることがない組成をもつアルミニウム溶湯をルツボ内に
    保持し、前記ルツボの底部から冷却して精製アルミニウ
    ムを凝固成長させるとき、前記アルミニウム溶湯に浸漬
    した撹拌子を回転させながら上下方向に動かすことを特
    徴とするアルミニウム精製方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の撹拌子を介して凝固界面
    を検出し、検出された凝固界面の位置に基づいて凝固速
    度を制御することを特徴とするアルミニウム精製方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2の精製法において、不純
    物が濃縮した濃縮液は、精製後のルツボ等の容器を傾倒
    させることにより、精製アルミニウムから残部の溶湯と
    共に分離されることを特徴とするアルミニウム精製方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2の精製法において、不純
    物が濃縮した濃縮液は、残部の溶湯と共に容器内で凝固
    された後、前記容器から取り出し、精製アルミニウムか
    ら切断分離することを特徴とするアルミニウム精製方
    法。
  5. 【請求項5】 アルミニウム溶湯を収容する容器と、該
    容器の底部に配置された冷却体と、前記容器の周囲を取
    り囲む側壁ヒータと、前記アルミニウム溶湯に浸漬され
    る撹拌子と、該撹拌子を回転させる機構と、前記撹拌子
    を上下動させる機構とを備え、前記撹拌子の回転及び上
    下動によって前記アルミニウム溶湯に水平方向及び垂直
    方向の撹拌流が生じさせることを特徴とするアルミニウ
    ム精製装置。
  6. 【請求項6】 撹拌子を回転させる機構のトルクを検出
    するトルク検知器と、前記撹拌子の位置を検出する位置
    検知器と、前記トルク検知器及び前記位置検知器で検出
    されたトルク情報及び位置情報が入力され、側壁ヒータ
    への加熱電流及び冷却体の抜熱能を調製する制御信号を
    出力する温度制御装置とを備えている請求項5記載のア
    ルミニウム精製装置。
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