JPH0529574Y2 - - Google Patents

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JPH0529574Y2
JPH0529574Y2 JP17220087U JP17220087U JPH0529574Y2 JP H0529574 Y2 JPH0529574 Y2 JP H0529574Y2 JP 17220087 U JP17220087 U JP 17220087U JP 17220087 U JP17220087 U JP 17220087U JP H0529574 Y2 JPH0529574 Y2 JP H0529574Y2
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ball
stainless steel
nut
screw shaft
circular tube
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、特に真空用機器、宇宙用機器、高
低温用機器等で使用されるボールねじに関する。
〔従来の技術〕
ボールねじは、ねじ軸に設けた螺旋溝とナツト
の内周面に設けた螺旋溝とで形成される螺旋円孔
にボールを介装し、ねじ軸の回転運動をナツトの
直線運動に変える精密ねじである。ボールねじに
は潤滑油やグリース等の潤滑剤を使用することの
出来ない機器、例えば真空装置等に使用されるも
のがある。このような潤滑剤を使用出来ないボー
ルねじでは構成部品どうしの接触部の摩擦抵抗を
軽減するため、潤滑性を有する金属や二硫化モリ
ブデン等で表面処理した層状固体潤滑剤が用いら
れる。例えば実公昭和49年19746号で提案されて
いるように、ボール表面もしくは該ボールが転動
する雄雌ねじ部材の各螺旋凹溝の表面またはこれ
らボールおよび螺旋凹溝の双方の表面に被膜層が
数ミクロンのリン酸塩被膜を形成したことを特徴
とするもの、或いは実開昭和59年128956号で提案
されているように、ねじ軸と、ナツトと、ボール
との少なくとも一つの表面に、両隣接金属とのそ
れぞれの溶解度が、前記部品の素材金属と金また
は銀との溶解度より大きい金属の中間層被膜をイ
オンプレーテイングにて形成したことを特徴とす
るもの等がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記するように、潤滑油、グリース等の潤滑剤
の使用出来ない機器へのボールねじの適用は様々
試みられているが決定的なものはないのが現状で
ある。たとえば真空機器への用途に限れば、ボー
ルにAgイオンプレーテイングを施したものでは
大気雰囲気にさらされるときわめて寿命が短くな
り、更に腐食性ガスや高温雰囲気といつたものが
加わると現状で長期間の使用に耐え得るものはほ
とんどないといえる。
この考案はかかる問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とする所は潤滑剤の使用出来な
い機器に適用出来、且つ真空中或いは大気中でも
使用可能なボールねじを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
即ち、この考案は上記問題点を解決するため
に、ねじ軸とサーキユラーチユーブを有するナツ
トと、該ねじ軸とナツトの螺旋溝間に介装したボ
ールとより成るボールねじにおいて、前記ねじ軸
とナツトの材質をステンレス鋼とし、前記ボール
の材質を前記ステンレス鋼の硬さよりも高い硬さ
を有するカーボンとしたことを特徴とする。ま
た、サーキユラーチユーブの材質をフツ素系樹脂
あるいはステンレス鋼とし、更に、ボールの材質
を一つおきにステンレス鋼とし、その間のボール
の材質をマイナス寸法のカーボンとしたことを特
徴とする。
〔作用〕
カーボンは相当の硬さを有すると共に摩擦抵抗
が小さく、またステンレス鋼には耐腐食性がある
ため各部品間の接触面が互いに付着或いは溶解す
ることはない。このため全体としての摩擦抵抗が
軽減され潤滑性が向上する。また、フツ素系樹脂
は摩擦抵抗が小さいのでサーキユラーチユーブと
ボールとの間の潤滑向上に寄与するとともに、ボ
ールがサーキユラーチユーブと接触することによ
り、フツ素の潤滑成分が転移し、さらに潤滑性能
を高めることになる。
〔実施例〕
以下この考案の具体的実施例について図面を参
照して説明する。
第1図はこの考案にかかるボールねじの斜視図
である。この図で、1はねじ軸であつて該ねじ軸
1には螺旋溝1aが形成される。2はナツトであ
つて該ナツト2にも螺旋溝2aが形成される。3
Aはボールであり、該ボール3Aは、第2図に示
すように、前記ねじ軸1に形成された螺旋溝1a
と前記ナツト2に形成された螺旋溝2aとで形成
される螺旋円孔5に介装される。4はサーキユラ
ーチユーブであり、該サーキユラーチユーブ4は
前記ナツト2に形成される螺旋溝2aの接線方向
に所定間隔をもつて穿設された2つの孔(図示せ
ず)を連結するチユーブである。即ち、前記ボー
ル3Aは、前記ねじ軸1と前記ナツト2との相対
運動によりサーキユラーチユーブ4と螺旋円孔5
とで構成される循環通路を転送されることにな
る。
以上のように構成されるボールねじにおいて、
前記ねじ軸1と前記ナツト2の材質はステンレス
鋼を使用し、前記ボール3Aの材質はカーボン、
例えばガラス状カーボンを使用する。また、この
場合カーボンを使用したボール3Aの硬さは、ビ
ツカース硬度で、ステンレス鋼より1.5倍以上の
硬さを持つようにする。更に、前記サーキユラー
チユーブ4は材質にフツ素系樹脂、例えばポリテ
トラフルオロエチレンを使用すれば摩擦抵抗が極
めて小さいので該フツ素樹脂成分は潤滑に寄与す
る。
次に、第3図はねじ軸1に対して横方向の断面
図であるが、この図で示すようにボールねじの構
成部品の組合わせにおいて、ねじ軸1とナツト2
の材質はステンレス鋼とし、ボールは1個おきに
ステンレス鋼製のボール3Bとし、その間のボー
ルはマイナス寸法のカーボン球3A′としても良
い。この場合、1個おきに配置したボールのうち
カーボン製ボール3A′は径が小さいためスペー
サの役目をする。
この考案にかかるボールねじの各構成部品の材
質を以上のように構成すれば、カーボンは相当の
硬さを有すると共に摩擦抵抗が小さく、またステ
ンレス鋼には耐腐食性があるため各部品の接触面
が互いに付着することはなく、全体としての摩擦
抵抗が軽減され潤滑性が向上する。
〔考案の効果〕
この考案にかかるボールねじは以上詳述したよ
うな構成としたので、真空中及び大気中を問わず
無潤滑で使用可能となる。また、サーキユラーチ
ユーブをステンレス鋼とした場合は摂氏200度以
上の高温中でも使用可能であり、更にステンレス
鋼としてSUS630等を使用した場合は水中でも使
用可能となる等、極めて優れたボールねじを提供
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案にかかるボールねじの斜視
図、第2図はねじ軸とナツトの螺旋溝で形成され
る螺旋孔とこの螺旋孔に介装されるボール部分の
拡大図、第3図はこの考案にかかるボールねじの
軸に対する横方向断面図である。 1……ねじ軸、1a……螺旋溝、2……ナツ
ト、2a……螺旋溝、3A……ボール(カーボ
ン)、3B……ボール(ステンレス鋼)、4……サ
ーキユラーチユーブ、5……螺旋円孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ねじ軸とサーキユラーチユーブを設けたナツ
    トと、該ねじ軸とナツトの螺旋溝間に介装した
    ボールとより成るボールねじにおいて、前記ね
    じ軸とナツトの材質をステンレス鋼とし、前記
    ボールの材質を前記ステンレス鋼の硬さよりも
    高い硬さを有するカーボンとしたことを特徴と
    するボールねじ。 (2) サーキユラーチユーブの材質がフツ素系樹脂
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のボールねじ。 (3) サーキユラーチユーブの材質がステンレス鋼
    であることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載のボールねじ。 (4) ボールの材質を一つおきにステンレス鋼と
    し、その間のボールの材質をマイナス寸法のカ
    ーボンとしたことを特徴とする実用新案登録請
    求の範囲第1項記載のボールねじ。
JP17220087U 1987-11-11 1987-11-11 Expired - Lifetime JPH0529574Y2 (ja)

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JP17220087U JPH0529574Y2 (ja) 1987-11-11 1987-11-11

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JPH0177161U JPH0177161U (ja) 1989-05-24
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