JPH0529677A - 圧電積層体の駆動制御方法 - Google Patents
圧電積層体の駆動制御方法Info
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- JPH0529677A JPH0529677A JP3182271A JP18227191A JPH0529677A JP H0529677 A JPH0529677 A JP H0529677A JP 3182271 A JP3182271 A JP 3182271A JP 18227191 A JP18227191 A JP 18227191A JP H0529677 A JPH0529677 A JP H0529677A
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- piezoelectric laminate
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 圧電積層体の熱劣化を防ぎつつ、温度変化に
基づく圧電積層体の変位のばらつきを抑える。 【構成】 圧電積層体1の軸方向略中央にPTC素子2
を配置する。PTC素子2で検出した検出温度と基準温
度とを制御部8で比較する。この結果に基づき、PTC
加熱用電源4をPTC素子2に接続して圧電積層体を加
熱、又は冷却装置6で冷却する。
基づく圧電積層体の変位のばらつきを抑える。 【構成】 圧電積層体1の軸方向略中央にPTC素子2
を配置する。PTC素子2で検出した検出温度と基準温
度とを制御部8で比較する。この結果に基づき、PTC
加熱用電源4をPTC素子2に接続して圧電積層体を加
熱、又は冷却装置6で冷却する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電積層体の駆動制御
方法に関する。
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、各種機器の可動部の駆動を行
うアクチュエータとして、電圧印加により変位する圧電
積層体が用いられている。この圧電積層体は、一般にP
ZT(PbZrO3 ・PbTiO3 )素子を複数積層し
て構成されている。ところで、圧電積層体に電圧を印加
すると、時間の経過とともに圧電積層体の自己発熱によ
り温度が上昇するが、圧電積層体はこの温度上昇によっ
て変位量が変化する性質がある。このため、圧電積層体
を変位量が微小な被制御機器の制御に用いる場合など、
圧電積層体の上記温度による変位の変化率が無視できな
くなり、対象によってはアクチュエータとしての作動が
不能となる場合がある。また、圧電積層体を自動車のエ
ンジンルーム内などの環境温度変化が大きい場所に用い
る場合も同様の不都合が生じる。
うアクチュエータとして、電圧印加により変位する圧電
積層体が用いられている。この圧電積層体は、一般にP
ZT(PbZrO3 ・PbTiO3 )素子を複数積層し
て構成されている。ところで、圧電積層体に電圧を印加
すると、時間の経過とともに圧電積層体の自己発熱によ
り温度が上昇するが、圧電積層体はこの温度上昇によっ
て変位量が変化する性質がある。このため、圧電積層体
を変位量が微小な被制御機器の制御に用いる場合など、
圧電積層体の上記温度による変位の変化率が無視できな
くなり、対象によってはアクチュエータとしての作動が
不能となる場合がある。また、圧電積層体を自動車のエ
ンジンルーム内などの環境温度変化が大きい場所に用い
る場合も同様の不都合が生じる。
【0003】このような圧電積層体の変位が温度依存性
をもつことによる不都合を解決するものとして、特開昭
64−10309号公報には、圧電積層体の近辺に温度
センサと、この温度センサに近接しない位置にヒータと
を配設した圧電積層体の補正装置が開示されている。こ
の補正装置は、温度センサにより検出された検出温度と
圧電積層体の使用環境温度よりも十分高い温度に設定さ
れた基準温度とを比較し、検出温度が基準温度よりも低
い時のみヒータに通電して圧電積層体を加熱するもの
で、これにより圧電積層体の温度を使用環境温度より十
分に高い温度に維持して、温度変化に基づく圧電積層体
の変位量のばらつきを抑えることができる。
をもつことによる不都合を解決するものとして、特開昭
64−10309号公報には、圧電積層体の近辺に温度
センサと、この温度センサに近接しない位置にヒータと
を配設した圧電積層体の補正装置が開示されている。こ
の補正装置は、温度センサにより検出された検出温度と
圧電積層体の使用環境温度よりも十分高い温度に設定さ
れた基準温度とを比較し、検出温度が基準温度よりも低
い時のみヒータに通電して圧電積層体を加熱するもの
で、これにより圧電積層体の温度を使用環境温度より十
分に高い温度に維持して、温度変化に基づく圧電積層体
の変位量のばらつきを抑えることができる。
【0004】また、特開昭62−10457号公報に
は、層間又は外周にPTCヒータを一体的に設けた圧電
積層体が開示されている。この圧電積層体は、駆動中に
上昇する最高温度付近のキューリー点をもつPTCヒー
タで駆動中に上昇する最高温度付近まで圧電積層体の温
度を駆動初期に上げておき、その温度を維持することに
よって駆動中における圧電積層体の変位量を一定に保つ
ようにしたものである。
は、層間又は外周にPTCヒータを一体的に設けた圧電
積層体が開示されている。この圧電積層体は、駆動中に
上昇する最高温度付近のキューリー点をもつPTCヒー
タで駆動中に上昇する最高温度付近まで圧電積層体の温
度を駆動初期に上げておき、その温度を維持することに
よって駆動中における圧電積層体の変位量を一定に保つ
ようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した従
来の温度依存性に対する解決手段は、いずれも駆動中の
最高温度付近やそれよりも十分に高い温度に圧電積層体
を加熱保持して、駆動中における圧電積層体の温度変化
をなくすことにより、圧電積層体の変位量を一定に保つ
ようにしたものである。このため、熱によりPZT素子
内の分極状態が劣化し、圧電積層体の耐久性を損なうと
いう問題がある。また、高温状態で変位を許容する組付
け上の設計値を確保する必要があり、組付けを室温で行
い使用時に高温にすることは変位のばらつきを大きくす
ることにもなる。
来の温度依存性に対する解決手段は、いずれも駆動中の
最高温度付近やそれよりも十分に高い温度に圧電積層体
を加熱保持して、駆動中における圧電積層体の温度変化
をなくすことにより、圧電積層体の変位量を一定に保つ
ようにしたものである。このため、熱によりPZT素子
内の分極状態が劣化し、圧電積層体の耐久性を損なうと
いう問題がある。また、高温状態で変位を許容する組付
け上の設計値を確保する必要があり、組付けを室温で行
い使用時に高温にすることは変位のばらつきを大きくす
ることにもなる。
【0006】本発明は上記実情に鑑みてなされたもので
あり、圧電積層体の耐久性を損なうことなく、温度によ
る圧電積層体の変位量のばらつき極力抑えることのでき
る圧電積層体の駆動制御方法を提供することを解決すべ
き技術課題とするものである。
あり、圧電積層体の耐久性を損なうことなく、温度によ
る圧電積層体の変位量のばらつき極力抑えることのでき
る圧電積層体の駆動制御方法を提供することを解決すべ
き技術課題とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の圧電積層体の駆
動制御方法は、圧電積層体の軸方向の略中央に配置され
たPTC素子で該圧電積層体の温度を検出し、該検出温
度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づい
て該圧電積層体を該PTC素子で加熱、又は冷却装置で
冷却することを特徴とする。
動制御方法は、圧電積層体の軸方向の略中央に配置され
たPTC素子で該圧電積層体の温度を検出し、該検出温
度と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づい
て該圧電積層体を該PTC素子で加熱、又は冷却装置で
冷却することを特徴とする。
【0008】本発明の駆動制御方法は、温度が上昇する
と変位量が増加する圧電積層体、及び温度が上昇すると
変位量が減少する圧電積層体のいずれにも適用すること
ができる。上記PTC素子は、圧電積層体の軸方向の略
中央に配置される。このPTC素子の配置は、周辺との
熱移動の仕方により設定することが望ましく、駆動時軸
方向の中央が最も高温となるため、センシング精度を向
上させるには該中央かやや上方に配置することが好まし
く、また加熱効率を向上させるには該中央よりやや下方
に配置することが好ましい。
と変位量が増加する圧電積層体、及び温度が上昇すると
変位量が減少する圧電積層体のいずれにも適用すること
ができる。上記PTC素子は、圧電積層体の軸方向の略
中央に配置される。このPTC素子の配置は、周辺との
熱移動の仕方により設定することが望ましく、駆動時軸
方向の中央が最も高温となるため、センシング精度を向
上させるには該中央かやや上方に配置することが好まし
く、また加熱効率を向上させるには該中央よりやや下方
に配置することが好ましい。
【0009】上記PTC素子は、キュリー温度まではN
TCサーミスタとして温度上昇とともに抵抗値は低下す
る。このPTC素子の抵抗値を測定することにより、P
TC素子の温度を計算し、圧電積層体の検出温度とする
ことができる。本発明の圧電積層体の駆動制御方法は、
例えば以下のような装置を用いて行うことができる。
TCサーミスタとして温度上昇とともに抵抗値は低下す
る。このPTC素子の抵抗値を測定することにより、P
TC素子の温度を計算し、圧電積層体の検出温度とする
ことができる。本発明の圧電積層体の駆動制御方法は、
例えば以下のような装置を用いて行うことができる。
【0010】すなわち、圧電積層体の軸方向の略中央に
配置されたPTC素子と、該PTC素子の抵抗を測定す
る抵抗測定手段と、該PTC素子に通電するPTC加熱
用電源と、該PTC素子に該抵抗測定手段又は該PTC
加熱用電源を択一的に接続する切替スイッチと、該圧電
積層体を冷却する冷却装置と、該抵抗測定手段の測定抵
抗値から該PTC素子の温度を計算して圧電積層体の検
出温度とし、該検出温度と予め設定された基準温度とを
比較した結果に基づいて該切替スイッチを切り換えると
ともに、該PTC加熱用電源又は該冷却装置に作動信号
を出力する制御部とから構成された駆動制御装置を採用
することができる。
配置されたPTC素子と、該PTC素子の抵抗を測定す
る抵抗測定手段と、該PTC素子に通電するPTC加熱
用電源と、該PTC素子に該抵抗測定手段又は該PTC
加熱用電源を択一的に接続する切替スイッチと、該圧電
積層体を冷却する冷却装置と、該抵抗測定手段の測定抵
抗値から該PTC素子の温度を計算して圧電積層体の検
出温度とし、該検出温度と予め設定された基準温度とを
比較した結果に基づいて該切替スイッチを切り換えると
ともに、該PTC加熱用電源又は該冷却装置に作動信号
を出力する制御部とから構成された駆動制御装置を採用
することができる。
【0011】なお、本発明の圧電積層体の駆動制御方法
は、PTC素子で測定した圧電積層体の検出温度と基準
温度とを比較した結果に基づいて、圧電積層体を加熱又
は冷却するものであるが、加熱又は冷却する際の熱の移
動に時間がかかることを考慮して、上記検出温度に基づ
いて圧電積層体の駆動電圧を制御することが好ましい。
これは、圧電積層体の変位量と温度との関係を表すマッ
プから、検出温度における変位量を計算し、この変位量
と設定変位量との差を埋め合わせられるように駆動電圧
を設定することにより行うことができる。
は、PTC素子で測定した圧電積層体の検出温度と基準
温度とを比較した結果に基づいて、圧電積層体を加熱又
は冷却するものであるが、加熱又は冷却する際の熱の移
動に時間がかかることを考慮して、上記検出温度に基づ
いて圧電積層体の駆動電圧を制御することが好ましい。
これは、圧電積層体の変位量と温度との関係を表すマッ
プから、検出温度における変位量を計算し、この変位量
と設定変位量との差を埋め合わせられるように駆動電圧
を設定することにより行うことができる。
【0012】
【作用】本発明の圧電積層体の駆動制御方法では、PT
C素子で検出した圧電積層体の検出温度が基準温度より
も低い場合はPTC素子に通電して該PTC素子で圧電
積層体を加熱し、上記検出温度が基準温度よりも高い場
合は冷却装置により圧電積層体を冷却する。このため、
圧電積層体の温度を基準温度の設定次第で任意の温度に
維持することができる。また、圧電積層体の温度測定を
圧電積層体の軸方向略中央に配置されたPTC素子で行
うため、外部環境に影響されることがなく、温度センシ
ングを正確に行うことができる。したがって、上記基準
温度の設定を例えば室温程度にしておけば、圧電積層体
が高温になることによる熱劣化を確実に防ぐことがで
き、温度変化に伴う圧電積層体の変位のばらつきを極力
抑えることが可能となる。
C素子で検出した圧電積層体の検出温度が基準温度より
も低い場合はPTC素子に通電して該PTC素子で圧電
積層体を加熱し、上記検出温度が基準温度よりも高い場
合は冷却装置により圧電積層体を冷却する。このため、
圧電積層体の温度を基準温度の設定次第で任意の温度に
維持することができる。また、圧電積層体の温度測定を
圧電積層体の軸方向略中央に配置されたPTC素子で行
うため、外部環境に影響されることがなく、温度センシ
ングを正確に行うことができる。したがって、上記基準
温度の設定を例えば室温程度にしておけば、圧電積層体
が高温になることによる熱劣化を確実に防ぐことがで
き、温度変化に伴う圧電積層体の変位のばらつきを極力
抑えることが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を具体的に説明する。
図1のブロック図に示すように、本実施例の圧電積層体
の駆動制御方法に用いる駆動制御装置は、圧電積層体1
の軸方向中央に配設されたPTC素子2と、PTC素子
2の抵抗を測定する抵抗計3と、PTC素子2に通電す
るPTC加熱用電源4と、PTC素子2に抵抗計3又は
PTC加熱用電源4を択一的に接続する切替スイッチ5
と、圧電積層体1を冷却する冷却装置6と、圧電積層体
1に電圧を印加する駆動電源7と、抵抗計3の測定抵抗
値からPTC素子2の温度を計算して圧電積層体1の検
出温度とし、該検出温度と予め設定された基準温度とを
比較した結果に基づいて切替スイッチ5を切り換え、P
TC加熱用電源4又は冷却装置6に作動信号を出力する
とともに、上記検出温度に基づいて設定された駆動電圧
信号を駆動電源7に出力する制御部8とから構成されて
いる。
図1のブロック図に示すように、本実施例の圧電積層体
の駆動制御方法に用いる駆動制御装置は、圧電積層体1
の軸方向中央に配設されたPTC素子2と、PTC素子
2の抵抗を測定する抵抗計3と、PTC素子2に通電す
るPTC加熱用電源4と、PTC素子2に抵抗計3又は
PTC加熱用電源4を択一的に接続する切替スイッチ5
と、圧電積層体1を冷却する冷却装置6と、圧電積層体
1に電圧を印加する駆動電源7と、抵抗計3の測定抵抗
値からPTC素子2の温度を計算して圧電積層体1の検
出温度とし、該検出温度と予め設定された基準温度とを
比較した結果に基づいて切替スイッチ5を切り換え、P
TC加熱用電源4又は冷却装置6に作動信号を出力する
とともに、上記検出温度に基づいて設定された駆動電圧
信号を駆動電源7に出力する制御部8とから構成されて
いる。
【0014】圧電積層体1は、表裏両面に電極11が印
刷されたPZTよりなる圧電板12と、金属製電極板1
3とを交互に積層し、リード電極14で各圧電板12を
保持するとともに、リード電極14を各電極板13と接
合して構成されている。そして、この圧電積層体1の軸
方向の中央にPTC素子2が挟まれており、リード電極
15を通して、PTC素子2のセンシング及び及び電力
供給が行われる。なお、各電極板13に通電するリード
電極14とPTC素子2とは絶縁されており、PTC素
子2に通電するリード電極15と各電極板13とは絶縁
されている。また、本実施例で用いた圧電積層体1は温
度が上昇すると変位量が増加するものである。
刷されたPZTよりなる圧電板12と、金属製電極板1
3とを交互に積層し、リード電極14で各圧電板12を
保持するとともに、リード電極14を各電極板13と接
合して構成されている。そして、この圧電積層体1の軸
方向の中央にPTC素子2が挟まれており、リード電極
15を通して、PTC素子2のセンシング及び及び電力
供給が行われる。なお、各電極板13に通電するリード
電極14とPTC素子2とは絶縁されており、PTC素
子2に通電するリード電極15と各電極板13とは絶縁
されている。また、本実施例で用いた圧電積層体1は温
度が上昇すると変位量が増加するものである。
【0015】切替スイッチ5は制御部8と電気的に接続
され、制御部8からの信号を受けて作動する。切替スイ
ッチ5が図1のA側に接続されると、リード電極15を
介してPTC素子2と抵抗計3とが接続される。切替ス
イッチ5が図1のB側に接続されると、リード電極15
を介してPTC素子2とPTC加熱用電源4とが接続さ
れる。
され、制御部8からの信号を受けて作動する。切替スイ
ッチ5が図1のA側に接続されると、リード電極15を
介してPTC素子2と抵抗計3とが接続される。切替ス
イッチ5が図1のB側に接続されると、リード電極15
を介してPTC素子2とPTC加熱用電源4とが接続さ
れる。
【0016】冷却装置6は、圧電積層体1の外周に絶縁
コーティング層(図示せず)を介して配設された冷却管
61と、冷却管61に冷却用媒体を供給する流入路62
と、冷却管61から冷却用媒体が排出する排出路63
と、流入路62の途中に設けられたバルブ64とから構
成されている。バルブ64は制御部8に電気的に接続さ
れ、制御部8から信号を受けて開閉作動する。
コーティング層(図示せず)を介して配設された冷却管
61と、冷却管61に冷却用媒体を供給する流入路62
と、冷却管61から冷却用媒体が排出する排出路63
と、流入路62の途中に設けられたバルブ64とから構
成されている。バルブ64は制御部8に電気的に接続さ
れ、制御部8から信号を受けて開閉作動する。
【0017】制御部8はマイクロコンピュータで、各種
の情報がメモリされている。すなわち、PTC素子2の
温度と抵抗値との関係を表すマップや、圧電積層体1の
温度特性に合わせて設定された高温側の基準温度D及び
低温側の基準温度Cや、圧電積層体1の変位量と温度と
の関係を表すマップなどがメモリされている。本実施例
の圧電積層体の駆動制御方法は、環境温度にかかわら
ず、圧電積層体1の温度を基準温度範囲(C〜D)に維
持するとともに、圧電積層体1の変位量を設定変位量X
一定とするように駆動制御するものである。
の情報がメモリされている。すなわち、PTC素子2の
温度と抵抗値との関係を表すマップや、圧電積層体1の
温度特性に合わせて設定された高温側の基準温度D及び
低温側の基準温度Cや、圧電積層体1の変位量と温度と
の関係を表すマップなどがメモリされている。本実施例
の圧電積層体の駆動制御方法は、環境温度にかかわら
ず、圧電積層体1の温度を基準温度範囲(C〜D)に維
持するとともに、圧電積層体1の変位量を設定変位量X
一定とするように駆動制御するものである。
【0018】上記構成を有する駆動制御装置を用いた圧
電積層体1の駆動制御方法について、図3のフローチャ
ートを参照しつつ説明する。制御部8からの信号で切替
スイッチ5をA側に接続し、抵抗計3でPTC素子2の
抵抗を測定する。この測定抵抗値が制御部8に送られ、
PTC素子2の抵抗値と温度との関係を表すマップに従
い、PTC素子2の温度を計算し、圧電積層体1の検出
温度Tとする。この検出温度Tと予め設定された基準温
度C、Dとを比較する(STEP1)。
電積層体1の駆動制御方法について、図3のフローチャ
ートを参照しつつ説明する。制御部8からの信号で切替
スイッチ5をA側に接続し、抵抗計3でPTC素子2の
抵抗を測定する。この測定抵抗値が制御部8に送られ、
PTC素子2の抵抗値と温度との関係を表すマップに従
い、PTC素子2の温度を計算し、圧電積層体1の検出
温度Tとする。この検出温度Tと予め設定された基準温
度C、Dとを比較する(STEP1)。
【0019】STEP1で検出温度TがC≦T≦Dの場
合は、制御部8で以下のように駆動電圧を設定し、この
信号を駆動電源7に送って圧電積層体1の駆動電圧を補
正する。この駆動電圧設定は、圧電積層体1の変位量と
温度との関係を表すマップから、検出温度Tにおける変
位量xを計算し、この変位量xと設定変位量X0 との差
±Δx(Δx=x−X0 )が埋め合わせられるように行
われる(図4及び図5参照)。ここで、温度T0 の時に
圧電積層体1の変位量を設定変位量X0 とするのに必要
な駆動電圧を目標駆動電圧Y0 とする。検出温度T(T
<T0 )における変位量xが設定変位量X0 より小さい
ときは、その差−Δxの値に応じた駆動電圧y(Y0 <
y)が設定される。また、検出温度T(T0 <T)にお
ける変位量xが設定変位量X0 より大きいときは、その
差+Δxの値に応じた駆動電圧y(y<Y0 )が設定さ
れる。
合は、制御部8で以下のように駆動電圧を設定し、この
信号を駆動電源7に送って圧電積層体1の駆動電圧を補
正する。この駆動電圧設定は、圧電積層体1の変位量と
温度との関係を表すマップから、検出温度Tにおける変
位量xを計算し、この変位量xと設定変位量X0 との差
±Δx(Δx=x−X0 )が埋め合わせられるように行
われる(図4及び図5参照)。ここで、温度T0 の時に
圧電積層体1の変位量を設定変位量X0 とするのに必要
な駆動電圧を目標駆動電圧Y0 とする。検出温度T(T
<T0 )における変位量xが設定変位量X0 より小さい
ときは、その差−Δxの値に応じた駆動電圧y(Y0 <
y)が設定される。また、検出温度T(T0 <T)にお
ける変位量xが設定変位量X0 より大きいときは、その
差+Δxの値に応じた駆動電圧y(y<Y0 )が設定さ
れる。
【0020】STEP1で検出温度TがT<Cの場合
は、制御部8が切替スイッチ5をB側に切り替えるとと
もに、PTC加熱用電源4をONし、PTC素子2が通
電されて圧電積層体1を加熱する。そして、上記と同様
に制御部8で駆動電圧設定が行われ圧電積層体1の駆動
電圧を補正する。その後、再び制御部8により切替スイ
ッチ5がA側に切り替わり、上記と同様に圧電積層体1
の検出温度Tを検出し、制御部8で基準温度Cと比較す
る。ここで、検出温度Tが基準温度C以上であれば、制
御部8がPTC加熱用電源4をOFFし、上記と同様に
駆動電圧設定が行われ圧電積層体1の駆動電圧を補正す
る。一方、検出温度Tが基準温度Cより低ければ、再び
圧電積層体1を加熱する制御が行われる。
は、制御部8が切替スイッチ5をB側に切り替えるとと
もに、PTC加熱用電源4をONし、PTC素子2が通
電されて圧電積層体1を加熱する。そして、上記と同様
に制御部8で駆動電圧設定が行われ圧電積層体1の駆動
電圧を補正する。その後、再び制御部8により切替スイ
ッチ5がA側に切り替わり、上記と同様に圧電積層体1
の検出温度Tを検出し、制御部8で基準温度Cと比較す
る。ここで、検出温度Tが基準温度C以上であれば、制
御部8がPTC加熱用電源4をOFFし、上記と同様に
駆動電圧設定が行われ圧電積層体1の駆動電圧を補正す
る。一方、検出温度Tが基準温度Cより低ければ、再び
圧電積層体1を加熱する制御が行われる。
【0021】STEP1で検出温度TがD<Tの場合
は、制御部8がバルブ62を開き、冷却装置6により圧
電積層体1を冷却する。そして、上記と同様に制御部8
で駆動電圧設定が行われ圧電積層体1の駆動電圧を補正
する。その後、上記と同様に圧電積層体1の検出温度T
を検出し、制御部8で基準温度Dと比較する。ここで、
検出温度Tが基準温度D以下であれば、制御部8がバル
ブ63を閉じ、上記と同様に駆動電圧設定が行われ圧電
積層体1の駆動電圧を補正する。一方、検出温度Tが基
準温度Dより高ければ、冷却装置6により圧電積層体1
の冷却が続けられる。
は、制御部8がバルブ62を開き、冷却装置6により圧
電積層体1を冷却する。そして、上記と同様に制御部8
で駆動電圧設定が行われ圧電積層体1の駆動電圧を補正
する。その後、上記と同様に圧電積層体1の検出温度T
を検出し、制御部8で基準温度Dと比較する。ここで、
検出温度Tが基準温度D以下であれば、制御部8がバル
ブ63を閉じ、上記と同様に駆動電圧設定が行われ圧電
積層体1の駆動電圧を補正する。一方、検出温度Tが基
準温度Dより高ければ、冷却装置6により圧電積層体1
の冷却が続けられる。
【0022】このように、本実施例の圧電積層体の駆動
制御方法は、圧電積層体1の温度を基準温度範囲(C〜
D)に維持することができる。このため、圧電積層体1
の熱による劣化を確実に防ぐことができる。また、あら
ゆる温度依存性を有するPZT素子よりなる圧電積層体
1に適用可能で、素子選択の自由度と最適な設計が可能
となる。さらに、圧電積層体1を高速(数百Hz以上)
で使用することができ、圧電積層体の使用条件を広げら
れる。
制御方法は、圧電積層体1の温度を基準温度範囲(C〜
D)に維持することができる。このため、圧電積層体1
の熱による劣化を確実に防ぐことができる。また、あら
ゆる温度依存性を有するPZT素子よりなる圧電積層体
1に適用可能で、素子選択の自由度と最適な設計が可能
となる。さらに、圧電積層体1を高速(数百Hz以上)
で使用することができ、圧電積層体の使用条件を広げら
れる。
【0023】そして、上記のように圧電積層体1の温度
を基準温度範囲に維持するとともに、圧電積層体1の駆
動電圧を検出温度Tに応じて補正することができるの
で、圧電積層体1の温度変化に伴う変位のばらつきを極
力抑えることが可能となる。
を基準温度範囲に維持するとともに、圧電積層体1の駆
動電圧を検出温度Tに応じて補正することができるの
で、圧電積層体1の温度変化に伴う変位のばらつきを極
力抑えることが可能となる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように本発明の圧電積層体
の駆動制御方法は、圧電積層体1の温度を基準温度範囲
に維持することができるので、圧電積層体の熱による劣
化を確実に防いで、圧電積層体の温度変化に伴う変位の
ばらつきを極力抑えることが可能となる。
の駆動制御方法は、圧電積層体1の温度を基準温度範囲
に維持することができるので、圧電積層体の熱による劣
化を確実に防いで、圧電積層体の温度変化に伴う変位の
ばらつきを極力抑えることが可能となる。
【図1】本発明の圧電積層体の駆動制御方法に用いる一
実施例の駆動制御装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
実施例の駆動制御装置の全体構成を示すブロック図であ
る。
【図2】上記駆動制御装置に用いた圧電積層体の斜視図
である。
である。
【図3】上記駆動制御装置を用いて駆動制御する際のフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図4】圧電積層体の温度と変位量の関係を表す線図で
ある。
ある。
【図5】圧電積層体の設定変位量を得るために必要な駆
動電圧値を表す線図である。
動電圧値を表す線図である。
1は圧電積層体、2はPTC素子、3は抵抗計、4はP
TC加熱用電源、5は切替スイッチ、6は冷却装置、7
は駆動電源、8は制御部である。
TC加熱用電源、5は切替スイッチ、6は冷却装置、7
は駆動電源、8は制御部である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】圧電積層体の軸方向の略中央に配置された
PTC素子で該圧電積層体の温度を検出し、該検出温度
と予め設定された基準温度とを比較した結果に基づいて
該圧電積層体を該PTC素子で加熱、又は冷却装置で冷
却することを特徴とする圧電積層体の駆動制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3182271A JPH0529677A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 圧電積層体の駆動制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3182271A JPH0529677A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 圧電積層体の駆動制御方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0529677A true JPH0529677A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16115349
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3182271A Pending JPH0529677A (ja) | 1991-07-23 | 1991-07-23 | 圧電積層体の駆動制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0529677A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014504018A (ja) * | 2010-12-23 | 2014-02-13 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | アクチュエータ及びその製造方法 |
| DE102013106186A1 (de) * | 2013-06-13 | 2014-12-18 | Epcos Ag | Vorrichtung mit einem elektronischen Vielschichtbauelement und Verfahren zum Betrieb der Vorrichtung |
| JP2018137268A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子デバイス及びその製造方法 |
| CN119595153A (zh) * | 2024-12-12 | 2025-03-11 | 浙江大学 | 一种适用于不同温度下的压电薄膜压力传感器 |
-
1991
- 1991-07-23 JP JP3182271A patent/JPH0529677A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014504018A (ja) * | 2010-12-23 | 2014-02-13 | エプコス アクチエンゲゼルシャフト | アクチュエータ及びその製造方法 |
| US9252351B2 (en) | 2010-12-23 | 2016-02-02 | Epcos Ag | Actuator and method for producing same |
| DE102013106186A1 (de) * | 2013-06-13 | 2014-12-18 | Epcos Ag | Vorrichtung mit einem elektronischen Vielschichtbauelement und Verfahren zum Betrieb der Vorrichtung |
| JP2018137268A (ja) * | 2017-02-20 | 2018-08-30 | 三菱マテリアル株式会社 | 電子デバイス及びその製造方法 |
| CN119595153A (zh) * | 2024-12-12 | 2025-03-11 | 浙江大学 | 一种适用于不同温度下的压电薄膜压力传感器 |
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