JPH0529868A - 圧電共振子及びその製造方法 - Google Patents

圧電共振子及びその製造方法

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JPH0529868A
JPH0529868A JP17996591A JP17996591A JPH0529868A JP H0529868 A JPH0529868 A JP H0529868A JP 17996591 A JP17996591 A JP 17996591A JP 17996591 A JP17996591 A JP 17996591A JP H0529868 A JPH0529868 A JP H0529868A
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JP
Japan
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resin
vibrating
piezoelectric resonator
cavity forming
piezoelectric
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JP17996591A
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English (en)
Inventor
Noritaka Yano
能孝 谷野
Takashi Yamamoto
隆 山本
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Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 振動部に外装用樹脂から分離した樹脂片が付
着しにくい構造の圧電共振子を得る。 【構成】 振動電極2,3を表裏面に設けた圧電体基板
1の表裏面に、それぞれ振動電極2,3の振動部との間
に空隙12,13を有した空洞形成用樹脂部材9,8を
形成する。次に、圧電体基板1の端面で振動部に相当す
る部分(2カ所)にパラフィン21を塗布した後、外装
用樹脂にて覆う。さらに、外装用樹脂を硬化させると共
に、パラフィン21を溶融、蒸発させて外装用樹脂に吸
収させ、内部に振動空間を有する外装部材25を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、発振回路やフィルタ回
路等に使用される圧電共振子及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術と課題】従来、この種の圧電共振子とし
て、図6に示す厚みすべり振動共振子が知られている。
この共振子は振動電極32,33を圧電体基板31の表
裏面に設け、該振動電極32,33の引き出し部に金属
リード端子35,36を半田37にて電気的に接続して
固定した後、共振子の振動部に相当する中央部周囲をパ
ラフィン39で被覆、更に外装用樹脂40で覆った後で
高温炉に入れて加熱することによって外装用樹脂40を
硬化させると共に、パラフィン39を溶融、蒸発させて
外装用樹脂40に吸収させて製造する。この製法は作業
性が良好であり、安価で大量生産に適しているため広く
応用されている。
【0003】ところで、外装用樹脂40にて共振子を覆
う際、外装用樹脂40に気泡42を巻き込むことがあ
る。この場合、加熱によりパラフィン39が外装用樹脂
40に吸収される過程で気泡42が膨張して破裂し、樹
脂片44がパラフィン39上に落下することがある(図
7参照)。溶融状態のパラフィン39は一部が蒸発して
外装用樹脂40に吸収されながら、残りは表面張力によ
って共振子中央部に集まる。そして、パラフィン39が
全て外装樹脂40に吸収され、共振子中央部の振動電極
32上に樹脂片44が残る(図8参照)。この樹脂片4
4は振動電極32に対して負荷として作用するため、共
振子の電気特性を悪化させる。
【0004】そこで、本発明の課題は、振動部に外装用
樹脂から分離した樹脂片が付着しにくい構造の圧電共振
子及びその製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するために、本発明に係る圧電共振子は、(a)振動電
極を設けた圧電体基板と、(b)前記振動電極を設けた
面に配設され、振動電極の振動部との間に空隙を有した
空洞形成用樹脂部材と、(c)前記圧電体基板を被覆
し、かつ、前記空洞形成用樹脂部材と共に振動空間を形
成する外装部材と、を備えたことを特徴とする。
【0006】以上の構成において、空洞形成用樹脂部材
が振動電極の振動部との間に空隙を有して配設されてい
るため、外装部材を形成する際には、振動電極の振動部
が空洞形成用樹脂部材によって覆われた状態になってい
る。従って、外装用樹脂に巻き込まれた気泡が加熱によ
り破裂しても樹脂片が振動電極の振動部に付着しない。
【0007】また、本発明に係る圧電共振子の製造方法
は、(d)圧電体基板に設けた振動電極の振動部にレジ
スト材を塗布する工程と、(e)前記レジスト材をレジ
スト材除去用開口部を残して空洞形成用樹脂材にて被覆
する工程と、(f)圧電体基板に塗布されたレジスト材
を除去して空洞形成用樹脂材と振動電極の振動部との間
に空隙を形成する工程と、(g)外装樹脂材にて前記圧
電体基板を被覆し、かつ、前記空洞形成用樹脂材と共に
振動空間を形成する工程と、を備えたことを特徴とす
る。
【0008】以上の方法により、レジスト材と空洞形成
用樹脂材を重ね塗りした後、レジスト材を除去するだけ
で空洞形成用樹脂材と振動電極の振動部との間に簡単に
空隙が形成される。
【0009】
【実施例】以下、本発明に係る圧電共振子及びその製造
方法の一実施例を添付図面を参照して説明する。図1に
示すように、マザー基板状の圧電体基板1の表裏面に振
動電極となるべき電極2,3を銀蒸着等の手段にて設け
る。圧電体基板1にはPbTiO3やPLZTのセラミ
ックス基板等が使用される。次に、図2に示すように、
電極2,3の振動部となるべき部分とその周囲部分にそ
れぞれレジスト樹脂5,6をスクリーン印刷等の手段に
て塗布し、乾燥させる。レジスト樹脂5,6には溶剤に
溶け易い熱加塑性樹脂をペースト状にしたものを使用す
る。
【0010】次に、図3に示すように、レジスト樹脂
5,6の上に熱硬化性エポキシ樹脂等をスクリーン印刷
等の手段にて印刷した後、加熱して硬化させ、空洞形成
用樹脂部材8,9を形成する。このとき、エポキシ樹脂
に気泡が巻き込まれていて、加熱によってこの気泡が膨
張して破裂しても、電極2,3の振動部には既にレジス
ト樹脂5,6が塗布されているので、エポキシ樹脂から
分離した樹脂片が電極2,3の振動部に付着することは
ない。こうして空洞形成用樹脂部材8,9を形成した
後、圧電体基板1は切り出し線11に沿って所定の幅に
て切り出され、圧電共振子15とされる。切り出された
圧電共振子15は、切り出し面にレジスト樹脂5,6が
露出している。従って、このレジスト樹脂5,6の露出
面がレジスト樹脂除去用開口部となり、圧電共振子15
をシンナー等の溶剤中に浸漬すると、レジスト樹脂5,
6が露出面から溶解し始める。このとき、空洞形成用樹
脂部材8,9は耐溶剤性があるので変化はない。レジス
ト樹脂5,6が完全に溶剤中に溶解してから、圧電共振
子15は溶剤から引き上げられる。空洞形成用樹脂部材
8,9と振動電極2,3との間に満たされた溶剤は蒸発
し、その部分に空隙12,13ができる。
【0011】得られた圧電共振子15において、図4及
び図5に示すように、振動電極2,3のそれぞれにリー
ド端子18,19が半田20にて電気的に接続され、固
定される。次に、圧電共振子15の圧電体基板1の端面
で振動部に相当する部分(2箇所)にパラフィン(又は
ワックス等)21を塗布した後、外装用樹脂にて覆った
後、高温炉に入れて加熱することによって外装用樹脂を
硬化させると共に、パラフィン(又はワックス等)21
を溶融、蒸発させて外装用樹脂に吸収させる。このと
き、外装用樹脂の粘性の関係で外装用樹脂は空隙12,
13には侵入しにくいが、空隙12,13の開口部をパ
ラフィン(又はワックス等)21で封止すればより完全
な振動空間が得られる。
【0012】こうして、外装部材25に覆われた圧電共
振子15が完成する。外装部材25は、空洞形成用樹脂
部材8,9と共に振動空間を形成している。この場合、
空洞形成用樹脂部材8,9は既に硬化されており、振動
電極2,3の振動部を空隙12,13を確保して覆って
いる。従って、外装樹脂に巻き込まれた気泡が加熱によ
り膨張して破裂しても外装樹脂から分離した樹脂片が振
動電極2,3に付着することはない。一方、端面に付与
したパラフィンが外装用樹脂に吸収される過程で、外装
用樹脂に巻き込まれた気泡が加熱により膨張して破裂
し、樹脂片が圧電体基板端面の振動部に付着することが
あるが、振動電極の振動部に付着した場合と比較して電
気特性に及ぼす影響は著しく小さく樹脂片付着による不
具合発生率は小さくなる。
【0013】そのため、破裂した樹脂片の付着による不
具合を発見するために従来実施していた常温状態及び高
温(約80〜100℃)状態での圧電共振子の2種類の
電気特性測定のうち、常温状態での電気特性測定だけで
すむようになった。なお、本発明に係る圧電共振子及び
その製造方法は前記実施例に限定するものではなく、そ
の要旨の範囲内で種々に変形することができる。特に、
圧電共振子は厚みすべり振動以外の振動例えば、厚み縦
振動を利用するものであってもよい。
【0014】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、予め空洞形成用樹脂部材によって振動電極の振
動部に面した部分に空隙を設けた後に外装部材を形成す
るので、振動部に外装用樹脂から分離した樹脂片が付着
しにくい構造の圧電共振子が得られる。この結果、樹脂
片付着による不具合発生率が抑えられる。
【0015】また、本発明に係る圧電共振子の製造方法
は、振動電極振動部に塗布したレジスト材を、レジスト
材除去用開口部を残して空洞形成用樹脂材にて被覆した
後、レジスト材を除去して空洞形成用樹脂材と振動電極
の振動部との間に空隙を形成するようにしたので、振動
部に外装用樹脂から分離した樹脂片が付着しにくい構造
の圧電共振子が簡単に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧電共振子の製造方法の一実施例
を示す斜視図。
【図2】本発明に係る圧電共振子の製造方法の一実施例
を示す斜視図。
【図3】本発明に係る圧電共振子の製造方法の一実施例
を示す斜視図。
【図4】本発明に係る圧電共振子の一実施例を示す斜視
図。
【図5】図4に示した圧電共振子の水平断面図。
【図6】従来例を示す水平断面図。
【図7】外装用樹脂からの樹脂片が振動部に付着するプ
ロセスを説明するための一部水平断面図。
【図8】外装用樹脂からの樹脂片が振動部に付着するプ
ロセスを説明するための一部水平断面図。
【符号の説明】
1…圧電体基板 2,3…振動電極 5,6…レジスト樹脂 8,9…空洞形成用樹脂部材 12,13…空隙 15…圧電共振子 21…パラフィン 25…外装部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 振動電極を設けた圧電体基板と、 前記振動電極を設けた面に配設され、振動電極の振動部
    との間に空隙を有した空洞形成用樹脂部材と、 前記圧電体基板を被覆し、かつ、前記空洞形成用樹脂部
    材と共に振動空間を形成する外装部材と、 を備えたことを特徴とする圧電共振子。
  2. 【請求項2】 圧電体基板に設けた振動電極の振動部に
    レジスト材を塗布する工程と、 前記レジスト材をレジスト材除去用開口部を残して空洞
    形成用樹脂材にて被覆する工程と、 圧電体基板に塗布されたレジスト材を除去して空洞形成
    用樹脂材と振動電極の振動部との間に空隙を形成する工
    程と、 外装樹脂材にて前記圧電体基板を被覆し、かつ、前記空
    洞形成用樹脂材と共に振動空間を形成する工程と、 を備えたことを特徴とする圧電共振子の製造方法。
JP17996591A 1991-07-19 1991-07-19 圧電共振子及びその製造方法 Pending JPH0529868A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5611522B2 (ja) * 1977-08-08 1981-03-14
JPS6441309A (en) * 1987-08-07 1989-02-13 Tdk Corp Cavity part forming method for piezoelectric vibrator component
JPH02299310A (ja) * 1989-05-13 1990-12-11 Murata Mfg Co Ltd 圧電共振子及びその製造方法

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