JPH05298926A - エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル - Google Patents
エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブルInfo
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- JPH05298926A JPH05298926A JP12549992A JP12549992A JPH05298926A JP H05298926 A JPH05298926 A JP H05298926A JP 12549992 A JP12549992 A JP 12549992A JP 12549992 A JP12549992 A JP 12549992A JP H05298926 A JPH05298926 A JP H05298926A
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- ethylene
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- copolymer
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- dibasic acid
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- Graft Or Block Polymers (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気絶縁抵抗が高いエチレン系共重合体およ
びその組成物からなる高絶縁体、およびそれを用いた極
めて電気絶縁抵抗が高い高圧電力ケーブルを開発する。 【構成】 高圧ラジカル重合法により得られる実質的に
エチレンと二塩基酸無水物との共重合体にカルボニル
基、ニトリル基およびニトロ基を有する単量体の少なく
とも一種をグラフトしたエチレン系共重合体、または該
エチレン系共重合体と他のポリオレフィン系樹脂との組
成物であって、該エチレン系共重合体または該組成物中
の二塩基酸無水物単位が0.001重量%〜0.05重
量%、かつ二塩基酸無水物単位と該極性基単位の合計が
0.002重量%〜0.2重量%であるエチレン系共重
合体またはその組成物からなる高絶縁体、およびそれを
絶縁体として用いた電力ケーブルにより目的を達成でき
る。
びその組成物からなる高絶縁体、およびそれを用いた極
めて電気絶縁抵抗が高い高圧電力ケーブルを開発する。 【構成】 高圧ラジカル重合法により得られる実質的に
エチレンと二塩基酸無水物との共重合体にカルボニル
基、ニトリル基およびニトロ基を有する単量体の少なく
とも一種をグラフトしたエチレン系共重合体、または該
エチレン系共重合体と他のポリオレフィン系樹脂との組
成物であって、該エチレン系共重合体または該組成物中
の二塩基酸無水物単位が0.001重量%〜0.05重
量%、かつ二塩基酸無水物単位と該極性基単位の合計が
0.002重量%〜0.2重量%であるエチレン系共重
合体またはその組成物からなる高絶縁体、およびそれを
絶縁体として用いた電力ケーブルにより目的を達成でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高電圧特性、加工性等に
優れるエチレン系共重合体またはその組成物からなる高
絶縁体、およびそれを用いた高圧電力ケーブルに関する
ものである。
優れるエチレン系共重合体またはその組成物からなる高
絶縁体、およびそれを用いた高圧電力ケーブルに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、高圧電力ケーブル用絶縁体として
は高圧法ポリエチレンや架橋ポリエチレンが電気特性に
優れているため広く用いられている。高圧電力ケーブル
のもつ問題の一つに高圧送電中の電力損失があり、これ
を低減させることは重要な課題である。この電力損失の
低減を図る一つの手段は、絶縁材の高電圧特性、特に電
気絶縁抵抗を高めることにより達成することができる。
絶縁材料の高電圧特性を改良する方法として低圧法ポリ
エチレンに無水マレイン酸をグラフトする方法が提案さ
れている(例えば、特開平2−10610号公報等)。
しかし、高圧電力ケーブル用絶縁体として低圧法ポリエ
チレンを用いると、高圧ラジカル重合法ポリエチレンと
くらべて可撓性に劣る、触媒残渣として電気特性に悪影
響を与える金属化合物が残るという問題を有している。
また、ポリエチレン100重量部に無水マレイン酸グラ
フト量が0.5〜10重量%である無水マレイン酸グラ
フトポリエチレン2〜40重量部を配合した組成物の絶
縁層のある電力ケーブルが提案されている(特開昭63
−150811号公報)。
は高圧法ポリエチレンや架橋ポリエチレンが電気特性に
優れているため広く用いられている。高圧電力ケーブル
のもつ問題の一つに高圧送電中の電力損失があり、これ
を低減させることは重要な課題である。この電力損失の
低減を図る一つの手段は、絶縁材の高電圧特性、特に電
気絶縁抵抗を高めることにより達成することができる。
絶縁材料の高電圧特性を改良する方法として低圧法ポリ
エチレンに無水マレイン酸をグラフトする方法が提案さ
れている(例えば、特開平2−10610号公報等)。
しかし、高圧電力ケーブル用絶縁体として低圧法ポリエ
チレンを用いると、高圧ラジカル重合法ポリエチレンと
くらべて可撓性に劣る、触媒残渣として電気特性に悪影
響を与える金属化合物が残るという問題を有している。
また、ポリエチレン100重量部に無水マレイン酸グラ
フト量が0.5〜10重量%である無水マレイン酸グラ
フトポリエチレン2〜40重量部を配合した組成物の絶
縁層のある電力ケーブルが提案されている(特開昭63
−150811号公報)。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記問題
点に鑑み鋭意検討した結果、エチレンと少量の二塩基酸
無水物とを高圧ラジカル重合法により共重合して得られ
る共重合体に特定の極性基を有する単量体の少なくとも
一種をグラフトしたエチレン系共重合体、あるいはその
エチレン系共重合体と他のポリオレフィン系樹脂との組
成物を用いることにより、大幅に電気絶縁抵抗特性の向
上がなされることを見いだして成されたものであって、
その第1目的は、極めて電気絶縁抵抗が高いエチレン系
共重合体からなる高絶縁体を提供するものであり、第2
目的はそれを用いた極めて電気絶縁抵抗が高い高圧電力
ケーブルを提供するものである。
点に鑑み鋭意検討した結果、エチレンと少量の二塩基酸
無水物とを高圧ラジカル重合法により共重合して得られ
る共重合体に特定の極性基を有する単量体の少なくとも
一種をグラフトしたエチレン系共重合体、あるいはその
エチレン系共重合体と他のポリオレフィン系樹脂との組
成物を用いることにより、大幅に電気絶縁抵抗特性の向
上がなされることを見いだして成されたものであって、
その第1目的は、極めて電気絶縁抵抗が高いエチレン系
共重合体からなる高絶縁体を提供するものであり、第2
目的はそれを用いた極めて電気絶縁抵抗が高い高圧電力
ケーブルを提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、高
圧ラジカル重合法により得られる実質的にエチレンと二
塩基酸無水物との共重合体にカルボニル基、ニトリル基
およびニトロ基を有する単量体の少なくとも一種をグラ
フトしたエチレン系共重合体、または該エチレン系共重
合体と他のポリオレフィン系樹脂との組成物であって、
該エチレン系共重合体または該組成物中の二塩基酸無水
物単位が0.001重量%〜0.05重量%、かつ二塩
基酸無水物単位と該極性基単位の合計が0.002重量
%〜0.2重量%であるエチレン系共重合体またはその
組成物からなる高絶縁体である。
圧ラジカル重合法により得られる実質的にエチレンと二
塩基酸無水物との共重合体にカルボニル基、ニトリル基
およびニトロ基を有する単量体の少なくとも一種をグラ
フトしたエチレン系共重合体、または該エチレン系共重
合体と他のポリオレフィン系樹脂との組成物であって、
該エチレン系共重合体または該組成物中の二塩基酸無水
物単位が0.001重量%〜0.05重量%、かつ二塩
基酸無水物単位と該極性基単位の合計が0.002重量
%〜0.2重量%であるエチレン系共重合体またはその
組成物からなる高絶縁体である。
【0005】本発明の第2発明は、高圧ラジカル重合法
により得られる実質的にエチレンと二塩基酸無水物との
共重合体にカルボニル基、ニトリル基およびニトロ基を
有する単量体の少なくとも一種をグラフトしたエチレン
系共重合体、または該エチレン系共重合体と他のポリオ
レフィン系樹脂との組成物であって、該エチレン系共重
合体または該組成物中の二塩基酸無水物単位が0.00
1重量%〜0.05重量%、かつ二塩基酸無水物単位と
該極性基単位の合計が0.002重量%〜0.2重量%
であるエチレン系共重合体またはその組成物を絶縁体と
して用いたことを特徴とする電力ケーブルである。以下
本発明を詳述する。
により得られる実質的にエチレンと二塩基酸無水物との
共重合体にカルボニル基、ニトリル基およびニトロ基を
有する単量体の少なくとも一種をグラフトしたエチレン
系共重合体、または該エチレン系共重合体と他のポリオ
レフィン系樹脂との組成物であって、該エチレン系共重
合体または該組成物中の二塩基酸無水物単位が0.00
1重量%〜0.05重量%、かつ二塩基酸無水物単位と
該極性基単位の合計が0.002重量%〜0.2重量%
であるエチレン系共重合体またはその組成物を絶縁体と
して用いたことを特徴とする電力ケーブルである。以下
本発明を詳述する。
【0006】本発明の第1発明におけるエチレン系共重
合体またはその組成物とは、エチレンと二塩基酸無水物
との共重合体にカルボニル基、ニトリル基およびニトロ
基を有する単量体をグラフトしたエチレン系共重合体、
またはそのエチレン系共重合体に他のポリオレフィン系
樹脂を配合した組成物であり、該エチレン系共重合体ま
たはその組成物中に、二塩基酸無水物単位を0.001
重量%〜0.05重量%、かつ二塩基酸無水物単位と上
記の極性基を有する単量体単位の合計が0.002重量
%〜0.2重量%含むものである。該エチレン系共重合
体は、高圧ラジカル重合により、エチレンと二塩基酸無
水物を共重合した共重合体にカルボニル基、ニトリル基
およびニトロ基を有する単量体をグラフトすることによ
り製造することができる。
合体またはその組成物とは、エチレンと二塩基酸無水物
との共重合体にカルボニル基、ニトリル基およびニトロ
基を有する単量体をグラフトしたエチレン系共重合体、
またはそのエチレン系共重合体に他のポリオレフィン系
樹脂を配合した組成物であり、該エチレン系共重合体ま
たはその組成物中に、二塩基酸無水物単位を0.001
重量%〜0.05重量%、かつ二塩基酸無水物単位と上
記の極性基を有する単量体単位の合計が0.002重量
%〜0.2重量%含むものである。該エチレン系共重合
体は、高圧ラジカル重合により、エチレンと二塩基酸無
水物を共重合した共重合体にカルボニル基、ニトリル基
およびニトロ基を有する単量体をグラフトすることによ
り製造することができる。
【0007】本発明で用いる実質的にエチレンと二塩基
酸無水物との共重合体を製造するための該高圧ラジカル
重合法は、例えばエチレン93〜99.95重量%、二
塩基酸無水物0.05〜7重量%の混合物を、それらの
全単量体の総重量に基づいて0.0001〜1重量%の
ラジカル重合開始剤の存在下で重合圧力500〜400
0kg/cm2、好ましくは100〜350℃の条件下、連
鎖移動剤、必要に応じて助剤の存在下に槽型または管型
反応器内で該単量体を同時に、あるいは段階的に接触、
重合させる方法である。上記ラジカル重合開始剤として
は、ペルオキシド、ヒドロペルオキシド、アゾ化合物、
アミンオキシド化合物、酸素などの通例の開始剤が挙げ
られる。また連鎖移動剤としては、水素、プロピレン、
ブテン−1、C1〜C20またはそれ以上の飽和脂肪族炭
化水素およびハロゲン置換炭化水素、例えばメタン、エ
タン、プロパン、ブタン、イソブタン、n−ヘキサン、
n−ヘプタン、シクロパラフィン類、クロロホルム、お
よび四塩化炭素、芳香族化合物、例えばトルエン、ジエ
チルベンゼンおよびキシレンのような化合物等が挙げら
れる。上記二塩基酸無水物とエチレンとを共重合させる
に際しては他の不飽和単量体を必要に応じてさらに共重
合させることができる。該他の不飽和単量体の一例とし
ては、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、デセン
−1、オクテン−1、スチレン等のオレフィン類が挙げ
られる。
酸無水物との共重合体を製造するための該高圧ラジカル
重合法は、例えばエチレン93〜99.95重量%、二
塩基酸無水物0.05〜7重量%の混合物を、それらの
全単量体の総重量に基づいて0.0001〜1重量%の
ラジカル重合開始剤の存在下で重合圧力500〜400
0kg/cm2、好ましくは100〜350℃の条件下、連
鎖移動剤、必要に応じて助剤の存在下に槽型または管型
反応器内で該単量体を同時に、あるいは段階的に接触、
重合させる方法である。上記ラジカル重合開始剤として
は、ペルオキシド、ヒドロペルオキシド、アゾ化合物、
アミンオキシド化合物、酸素などの通例の開始剤が挙げ
られる。また連鎖移動剤としては、水素、プロピレン、
ブテン−1、C1〜C20またはそれ以上の飽和脂肪族炭
化水素およびハロゲン置換炭化水素、例えばメタン、エ
タン、プロパン、ブタン、イソブタン、n−ヘキサン、
n−ヘプタン、シクロパラフィン類、クロロホルム、お
よび四塩化炭素、芳香族化合物、例えばトルエン、ジエ
チルベンゼンおよびキシレンのような化合物等が挙げら
れる。上記二塩基酸無水物とエチレンとを共重合させる
に際しては他の不飽和単量体を必要に応じてさらに共重
合させることができる。該他の不飽和単量体の一例とし
ては、プロピレン、ブテン−1、ヘキセン−1、デセン
−1、オクテン−1、スチレン等のオレフィン類が挙げ
られる。
【0008】本発明で、エチレンと二塩基酸無水物との
共重合体にカルボニル基、ニトリル基およびニトロ基を
有する単量体をグラフトするグラフト法は、一般に良く
知られている方法で行いうる。即ち、高圧ラジカル重合
により得られるエチレン/二塩基酸無水物共重合体と上
記単量体とを有機過酸化物等の架橋剤を用いて溶融混練
下に反応をさせる方法、これらを適当な溶剤中に溶解し
て溶液状態としてグラフト反応を行う方法、該エチレン
/二塩基酸無水物共重合体を水中に分散し、上記単量体
と反応開始剤を供給し、グラフト反応を行う方法など各
種の方法が実施できる。しかしながら実用性の面から溶
融混練法が好ましい。
共重合体にカルボニル基、ニトリル基およびニトロ基を
有する単量体をグラフトするグラフト法は、一般に良く
知られている方法で行いうる。即ち、高圧ラジカル重合
により得られるエチレン/二塩基酸無水物共重合体と上
記単量体とを有機過酸化物等の架橋剤を用いて溶融混練
下に反応をさせる方法、これらを適当な溶剤中に溶解し
て溶液状態としてグラフト反応を行う方法、該エチレン
/二塩基酸無水物共重合体を水中に分散し、上記単量体
と反応開始剤を供給し、グラフト反応を行う方法など各
種の方法が実施できる。しかしながら実用性の面から溶
融混練法が好ましい。
【0009】本発明で使用しうる二塩基酸無水物として
は、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ハイミック
酸、メチル無水マレイン酸、ジメチル無水マレイン酸、
フェニル無水マレイン酸、ジフェニル無水マレイン酸、
クロロ無水マレイン酸、ジクロロ無水マレイン酸、フル
オロ無水マレイン酸、ジフルオロ無水マレイン酸、ブロ
モ無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等を挙げる
ことができる。これらの中でも特に好ましいものとして
無水マレイン酸を挙げることができる。
は、無水マレイン酸、無水イタコン酸、無水ハイミック
酸、メチル無水マレイン酸、ジメチル無水マレイン酸、
フェニル無水マレイン酸、ジフェニル無水マレイン酸、
クロロ無水マレイン酸、ジクロロ無水マレイン酸、フル
オロ無水マレイン酸、ジフルオロ無水マレイン酸、ブロ
モ無水マレイン酸、ジブロモ無水マレイン酸等を挙げる
ことができる。これらの中でも特に好ましいものとして
無水マレイン酸を挙げることができる。
【0010】本発明でグラフト反応に使用しうる上記の
単量体としては、(a)カルボニル基を有する単量体、
(b)ニトリル基を有する単量体、(c)ニトロ基を有
する単量体を挙げることができる。 (a1)カルボニル基を有する単量体の一例としては、
α,β−不飽和カルボン酸エステルから誘導される不飽
和カルボン酸エステルを挙げることができ、その具体的
な例としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸イソプ
ロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−
ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、アクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメチルエ
ステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸ジ
エチルエステル、フマル酸モノメチルエステル、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等の不飽和カ
ルボン酸エステル類を挙げることができる。この中でも
特に好ましいものとして(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルを挙げることができる。更に好ましくはアクリル
酸メチルやアクリル酸エチルを挙げることができる。
単量体としては、(a)カルボニル基を有する単量体、
(b)ニトリル基を有する単量体、(c)ニトロ基を有
する単量体を挙げることができる。 (a1)カルボニル基を有する単量体の一例としては、
α,β−不飽和カルボン酸エステルから誘導される不飽
和カルボン酸エステルを挙げることができ、その具体的
な例としては、アクリル酸メチル、メタクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル
酸プロピル、メタクリル酸プロピル、アクリル酸イソプ
ロピル、メタクリル酸イソプロピル、アクリル酸−n−
ブチル、メタクリル酸−n−ブチル、アクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸シクロヘキシル、アクリル酸ラ
ウリル、メタクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリ
ル、メタクリル酸ステアリル、マレイン酸モノメチルエ
ステル、マレイン酸モノエチルエステル、マレイン酸ジ
エチルエステル、フマル酸モノメチルエステル、アクリ
ル酸グリシジル、メタクリル酸グリシジル等の不飽和カ
ルボン酸エステル類を挙げることができる。この中でも
特に好ましいものとして(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステルを挙げることができる。更に好ましくはアクリル
酸メチルやアクリル酸エチルを挙げることができる。
【0011】(a2)カルボニル基を有する他の単量体
の例は、ビニルエステルを挙げることができる。その具
体的な例としては、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、
カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなど
のビニルエステル単量体を挙げることができる。これら
の中でも特に好ましいものとしては、酢酸ビニルを挙げ
ることができる。
の例は、ビニルエステルを挙げることができる。その具
体的な例としては、プロピオン酸ビニル、酢酸ビニル、
カプロン酸ビニル、カプリル酸ビニル、ラウリル酸ビニ
ル、ステアリン酸ビニル、トリフルオル酢酸ビニルなど
のビニルエステル単量体を挙げることができる。これら
の中でも特に好ましいものとしては、酢酸ビニルを挙げ
ることができる。
【0012】(a3)カルボニル基を有する他の単量体
の例は、一酸化炭素、メチルビニルケトン、イソプロペ
ニルビニルケトン、エチルビニルケトン、フェニルビニ
ルケトン、t−ブチルビニルケトン、イソプロピルビニ
ルケトン、メチルプロペニルケトン、メチルイソプロペ
ニルケトン、シクロヘキシルビニルケトンなどを挙げる
ことができる。
の例は、一酸化炭素、メチルビニルケトン、イソプロペ
ニルビニルケトン、エチルビニルケトン、フェニルビニ
ルケトン、t−ブチルビニルケトン、イソプロピルビニ
ルケトン、メチルプロペニルケトン、メチルイソプロペ
ニルケトン、シクロヘキシルビニルケトンなどを挙げる
ことができる。
【0013】(b)ニトリル基を有する単量体として
は、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、α−メ
トキシアクリロニトリル、ビニリデンシアニド、シナモ
ニトリル、クロトノニトリル、α−フェニルクロトノニ
トリル、フマロニトリル、アリルアセトニトリル、2−
ブテンニトリル、3−ブテンニトリルなどを挙げること
ができる。
は、アクリロニトリル、メタアクリロニトリル、α−メ
トキシアクリロニトリル、ビニリデンシアニド、シナモ
ニトリル、クロトノニトリル、α−フェニルクロトノニ
トリル、フマロニトリル、アリルアセトニトリル、2−
ブテンニトリル、3−ブテンニトリルなどを挙げること
ができる。
【0014】(c)ニトロ基を有する単量体としては、
2,4−ジニトロフェニルアクリレート、2−ニトロス
チレン、3−ニトロスチレン、4−ニトロスチレン、p
−ニトロフェニルメタクリレート、m−ニトロフェニル
メタクリレート、2,4−ジニトロフェニルメタクリレ
ート、2,4,6−トリニトロフェニルメタクリレート
等を挙げることができる。
2,4−ジニトロフェニルアクリレート、2−ニトロス
チレン、3−ニトロスチレン、4−ニトロスチレン、p
−ニトロフェニルメタクリレート、m−ニトロフェニル
メタクリレート、2,4−ジニトロフェニルメタクリレ
ート、2,4,6−トリニトロフェニルメタクリレート
等を挙げることができる。
【0015】本発明で用いる高圧ラジカル重合法により
得られる実質的にエチレンと二塩基酸無水物との共重合
体に上記の単量体をグラフトしたエチレン系共重合体の
具体例としては、エチレン/無水マレイン酸/VAまた
は一酸化炭素共重合体、エチレン/無水マレイン酸/メ
チルビニルケトン共重合体、エチレン/無水マレイン酸
/エチルビニルケトン共重合体、エチレン/無水マレイ
ン酸/アクリロニトリル共重合体、エチレン/無水マレ
イン酸/メタアクリロニトリル共重合体、エチレン/無
水マレイン酸/アリルアセトニトリル共重合体、エチレ
ン/無水マレイン酸/2−ニトロスチレン共重合体、エ
チレン/無水マレイン酸/m−ニトロスチレン共重合
体、エチレン/無水マレイン酸/p−ニトロフェニルメ
タクリレート共重合体、エチレン/無水マレイン酸/メ
チルイソプロペニルケトン共重合体等、エチレン/無水
マレイン酸/EAまたは一酸化炭素共重合体等を挙げる
ことができる。
得られる実質的にエチレンと二塩基酸無水物との共重合
体に上記の単量体をグラフトしたエチレン系共重合体の
具体例としては、エチレン/無水マレイン酸/VAまた
は一酸化炭素共重合体、エチレン/無水マレイン酸/メ
チルビニルケトン共重合体、エチレン/無水マレイン酸
/エチルビニルケトン共重合体、エチレン/無水マレイ
ン酸/アクリロニトリル共重合体、エチレン/無水マレ
イン酸/メタアクリロニトリル共重合体、エチレン/無
水マレイン酸/アリルアセトニトリル共重合体、エチレ
ン/無水マレイン酸/2−ニトロスチレン共重合体、エ
チレン/無水マレイン酸/m−ニトロスチレン共重合
体、エチレン/無水マレイン酸/p−ニトロフェニルメ
タクリレート共重合体、エチレン/無水マレイン酸/メ
チルイソプロペニルケトン共重合体等、エチレン/無水
マレイン酸/EAまたは一酸化炭素共重合体等を挙げる
ことができる。
【0016】本発明においては、上記のエチレン系共重
合体に配合する他のポリオレフィン系樹脂としては、低
密度、中密度、高密度ポリエチレンなどの単独重合体、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1
共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン
−4−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−オクテ
ン−1共重合体などのエチレンを主成分とする他のα−
オレフィンとの共重合体からなる直鎖状低密度ポリエチ
レン、超低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ムが挙げられる。これらの中でも高圧ラジカル重合法ポ
リエチレンを用いることが好ましい。これらの組成物を
溶融混合する方法としては、バンバリーミキサー、加圧
ニーダー、混練押出機、二軸押出機、ロール等の通例用
いられる混練機により行うことができる。
合体に配合する他のポリオレフィン系樹脂としては、低
密度、中密度、高密度ポリエチレンなどの単独重合体、
エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−ブテン−1
共重合体、エチレン−ヘキセン−1共重合体、エチレン
−4−メチルペンテン−1共重合体、エチレン−オクテ
ン−1共重合体などのエチレンを主成分とする他のα−
オレフィンとの共重合体からなる直鎖状低密度ポリエチ
レン、超低密度ポリエチレン、エチレン−プロピレン共
重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴ
ムが挙げられる。これらの中でも高圧ラジカル重合法ポ
リエチレンを用いることが好ましい。これらの組成物を
溶融混合する方法としては、バンバリーミキサー、加圧
ニーダー、混練押出機、二軸押出機、ロール等の通例用
いられる混練機により行うことができる。
【0017】本発明においては、上記のエチレン系共重
合体を絶縁体として用いても、あるいはこのエチレン系
共重合体に他のポリオレフィン系樹脂を配合した組成物
を絶縁体として用いても、エチレン系共重合体あるいは
その組成物中の二塩基酸無水物単位の含有量は0.00
1〜0.05重量%、好ましくは0.003〜0.03
重量%であり、二塩基酸無水物単位とそれ以外の特定の
極性基を有する単量体単位の合計が0.002重量%〜
0.2重量%、好ましくは0.005〜0.15重量%
の範囲であることが肝要であり、上記二塩基酸無水物単
位と特定の極性基を有する単量体単位を特定の範囲に調
整することにより電気絶縁抵抗を飛躍的に向上せしめる
効果を有する。
合体を絶縁体として用いても、あるいはこのエチレン系
共重合体に他のポリオレフィン系樹脂を配合した組成物
を絶縁体として用いても、エチレン系共重合体あるいは
その組成物中の二塩基酸無水物単位の含有量は0.00
1〜0.05重量%、好ましくは0.003〜0.03
重量%であり、二塩基酸無水物単位とそれ以外の特定の
極性基を有する単量体単位の合計が0.002重量%〜
0.2重量%、好ましくは0.005〜0.15重量%
の範囲であることが肝要であり、上記二塩基酸無水物単
位と特定の極性基を有する単量体単位を特定の範囲に調
整することにより電気絶縁抵抗を飛躍的に向上せしめる
効果を有する。
【0018】二塩基酸無水物単位の含有量が0.001
重量%未満、および二塩基酸無水物単位と上記極性基を
有する単量体単位の合計が0.002重量%未満である
と電気絶縁抵抗を向上せしめる効果が少なく、二塩基酸
無水物単位の含有量が0.05重量%を越え、かつ二塩
基酸無水物単位と上記極性基を有する単量体単位の合計
が0.2重量%を越える場合には、電気絶縁抵抗が高い
ものの、誘電正接(tanδ)の上昇をもたらすので好
ましくない。誘電正接値は、二塩基酸無水物単位の量と
上記極性基を含む単量体単位の量の増加とともに単調に
上昇する。電力ケーブル用絶縁材料とするには、誘電正
接値は最大でも5×10-4以下にするのが望ましく、こ
のため二塩基酸無水物単位の量は、0.05重量%以下
で、かつ二塩基酸無水物単位と上記極性基を有する単量
体単位の合計が0.002重量%〜0.2重量%に限定
されるものである。
重量%未満、および二塩基酸無水物単位と上記極性基を
有する単量体単位の合計が0.002重量%未満である
と電気絶縁抵抗を向上せしめる効果が少なく、二塩基酸
無水物単位の含有量が0.05重量%を越え、かつ二塩
基酸無水物単位と上記極性基を有する単量体単位の合計
が0.2重量%を越える場合には、電気絶縁抵抗が高い
ものの、誘電正接(tanδ)の上昇をもたらすので好
ましくない。誘電正接値は、二塩基酸無水物単位の量と
上記極性基を含む単量体単位の量の増加とともに単調に
上昇する。電力ケーブル用絶縁材料とするには、誘電正
接値は最大でも5×10-4以下にするのが望ましく、こ
のため二塩基酸無水物単位の量は、0.05重量%以下
で、かつ二塩基酸無水物単位と上記極性基を有する単量
体単位の合計が0.002重量%〜0.2重量%に限定
されるものである。
【0019】上記のエチレン系共重合体の密度は一般的
には0.91〜0.94g/cm3の範囲で適用され
る。また、メルトインデックス(以下MIと略す)につ
いてはケーブルへの押出加工性を考慮すると0.05〜
20g/10分が望ましい。
には0.91〜0.94g/cm3の範囲で適用され
る。また、メルトインデックス(以下MIと略す)につ
いてはケーブルへの押出加工性を考慮すると0.05〜
20g/10分が望ましい。
【0020】上述した本発明のエチレン系共重合体ある
いはその組成物は、通例の電線・電力ケーブル等の絶縁
層として使用されるのみでなく、単独または他の合成樹
脂、ゴム等とブレンドされて、フィルムまたはシート、
テープ、ヤーン等に加工され、必要により他の基材と積
層され、絶縁フィルムやシート、絶縁テープ、絶縁カバ
ー、絶縁衣等に活用される。
いはその組成物は、通例の電線・電力ケーブル等の絶縁
層として使用されるのみでなく、単独または他の合成樹
脂、ゴム等とブレンドされて、フィルムまたはシート、
テープ、ヤーン等に加工され、必要により他の基材と積
層され、絶縁フィルムやシート、絶縁テープ、絶縁カバ
ー、絶縁衣等に活用される。
【0021】本発明の第2発明である電力ケーブルと
は、押出しによる内部半導電層および/または外部半導
電層、あるいは所望により銅、アルミニウム、鉛等の外
部金属遮蔽層やアルミニウムテープ等を巻回した遮水層
等の通例電力ケーブルにおいて設けられる被覆層と共に
上記のエチレン系共重合体あるいはその組成物よりなる
絶縁層を有するものである。
は、押出しによる内部半導電層および/または外部半導
電層、あるいは所望により銅、アルミニウム、鉛等の外
部金属遮蔽層やアルミニウムテープ等を巻回した遮水層
等の通例電力ケーブルにおいて設けられる被覆層と共に
上記のエチレン系共重合体あるいはその組成物よりなる
絶縁層を有するものである。
【0022】該絶縁層は、架橋体、未架橋体のいずれで
もよい。また、架橋においては、パーオキサイド、イオ
ウ等の他、シラン架橋、電子線架橋等の通例の方法を用
いることができる。
もよい。また、架橋においては、パーオキサイド、イオ
ウ等の他、シラン架橋、電子線架橋等の通例の方法を用
いることができる。
【0023】本発明では、本発明の主旨を逸脱しない範
囲において、他の合成樹脂やゴムあるいは酸化防止剤、
紫外線防止剤、顔料、染料、滑剤、発泡剤、難燃剤、充
填剤等の通例の添加剤等を添加しても差し支えない。
囲において、他の合成樹脂やゴムあるいは酸化防止剤、
紫外線防止剤、顔料、染料、滑剤、発泡剤、難燃剤、充
填剤等の通例の添加剤等を添加しても差し支えない。
【0024】
【実施例】次に実施例により本発明をさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 実施例1 窒素で置換された内容量3.8リットルの攪拌機付きオ
ートクレーブ内に、n−ヘキサン380g無水マレイン
酸アセトン溶液11g(無水マレイン酸として、0.1
1g)、および重合開始剤としてジターシャルブチルパ
ーオキサイドを加え、ついでエチレンを1,700g仕
込んだ後、重合圧1,600kgf/cm2 温度190
℃、重合時間1時間で重合させた。この重合によって得
たエチレン−無水マレイン酸共重合体を得た。トルエン
−アセトン溶媒で再沈精製を行った後、赤外分光光度計
で分析したところ、無水マレイン酸は、0.03重量%
であった。このエチレン−無水マレイン酸共重合体50
0gとアクリル酸エチル(EAと略す)0.1gと2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン0.03gをドライブレンドした後、シリンダー
温度230℃に設定した単軸押出機(L/D=26,
C.R.=3.0)に供給し、押し出し後、造粒した。
造粒したエチレン共重合体をトルエン−アセトン溶液で
再沈精製をしたのち、赤外分光光度計で分析したとこ
ろ、無水マレイン酸は、0.03重量%で、アクリル酸
エチルは、0.01重量%であった。この共重合体の電
気特性を測定したところ、体積抵抗は、比較例1の低密
度ポリエチレンに比べると30倍になっていた。また、
誘電正接は、5×10-4以下であった。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。 実施例1 窒素で置換された内容量3.8リットルの攪拌機付きオ
ートクレーブ内に、n−ヘキサン380g無水マレイン
酸アセトン溶液11g(無水マレイン酸として、0.1
1g)、および重合開始剤としてジターシャルブチルパ
ーオキサイドを加え、ついでエチレンを1,700g仕
込んだ後、重合圧1,600kgf/cm2 温度190
℃、重合時間1時間で重合させた。この重合によって得
たエチレン−無水マレイン酸共重合体を得た。トルエン
−アセトン溶媒で再沈精製を行った後、赤外分光光度計
で分析したところ、無水マレイン酸は、0.03重量%
であった。このエチレン−無水マレイン酸共重合体50
0gとアクリル酸エチル(EAと略す)0.1gと2,
5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルペルオキシ)ヘ
キサン0.03gをドライブレンドした後、シリンダー
温度230℃に設定した単軸押出機(L/D=26,
C.R.=3.0)に供給し、押し出し後、造粒した。
造粒したエチレン共重合体をトルエン−アセトン溶液で
再沈精製をしたのち、赤外分光光度計で分析したとこ
ろ、無水マレイン酸は、0.03重量%で、アクリル酸
エチルは、0.01重量%であった。この共重合体の電
気特性を測定したところ、体積抵抗は、比較例1の低密
度ポリエチレンに比べると30倍になっていた。また、
誘電正接は、5×10-4以下であった。
【0025】実施例2 実施例1と同様な製造法で得たエチレン共重合体(無水
マレイン酸は、0.03重量%で、アクリル酸エチル
は、0.12重量%)の電気特性を測定したところ、体
積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレンに比べると4
0倍になっていた。また、誘電正接は、5×10-4以下
であった。
マレイン酸は、0.03重量%で、アクリル酸エチル
は、0.12重量%)の電気特性を測定したところ、体
積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレンに比べると4
0倍になっていた。また、誘電正接は、5×10-4以下
であった。
【0026】実施例3 実施例1と同様な製造法で得た共重合体(無水マレイン
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.1
5重量%)40gと低密度ポリエチレン2000gとを
ドライブレンドした後、シリンダー温度200℃に設定
した単軸押出機(L/D=26,C.R.=3.0)に
供給し、押し出し後、造粒した。造粒したエチレン共重
合体組成物をトルエン−アセトン溶液で再沈精製をした
のち、赤外分光光度計で分析したところ、無水マレイン
酸は、0.003重量%で、アクリル酸エチルは、0.
003重量%であった。この共重合体組成物の電気特性
を測定したところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリ
エチレンに比べると10倍になった。また、誘電正接
は、5×10-4以下であった。
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.1
5重量%)40gと低密度ポリエチレン2000gとを
ドライブレンドした後、シリンダー温度200℃に設定
した単軸押出機(L/D=26,C.R.=3.0)に
供給し、押し出し後、造粒した。造粒したエチレン共重
合体組成物をトルエン−アセトン溶液で再沈精製をした
のち、赤外分光光度計で分析したところ、無水マレイン
酸は、0.003重量%で、アクリル酸エチルは、0.
003重量%であった。この共重合体組成物の電気特性
を測定したところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリ
エチレンに比べると10倍になった。また、誘電正接
は、5×10-4以下であった。
【0027】実施例4 実施例1と同様な製造法で得た共重合体(無水マレイン
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.1
5重量%)500gと低密度ポリエチレン2000gと
を用いて、実施例3と同様な製造法で得たエチレン共重
合体組成物(無水マレイン酸は、0.03重量%で、ア
クリル酸エチルは、0.03重量%)は、比較例1の低
密度ポリエチレンに比べると体積抵抗が、40倍になっ
ていた。誘電正接は、5×10-4以下であった。
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.1
5重量%)500gと低密度ポリエチレン2000gと
を用いて、実施例3と同様な製造法で得たエチレン共重
合体組成物(無水マレイン酸は、0.03重量%で、ア
クリル酸エチルは、0.03重量%)は、比較例1の低
密度ポリエチレンに比べると体積抵抗が、40倍になっ
ていた。誘電正接は、5×10-4以下であった。
【0028】実施例5 実施例3と同様な製造法で共重合体(無水マレイン酸
は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.5重
量%)60gと低密度ポリエチレン2000gとのブレ
ンドによって得たエチレン共重合体組成物(無水マレイ
ン酸は、0.001重量%で、アクリル酸エチルは、
0.005重量%)は、比較例1の低密度ポリエチレン
に比べると体積抵抗が、7倍になっていた。誘電正接
は、5×10-4以下であった。
は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.5重
量%)60gと低密度ポリエチレン2000gとのブレ
ンドによって得たエチレン共重合体組成物(無水マレイ
ン酸は、0.001重量%で、アクリル酸エチルは、
0.005重量%)は、比較例1の低密度ポリエチレン
に比べると体積抵抗が、7倍になっていた。誘電正接
は、5×10-4以下であった。
【0029】実施例6 実施例1と同様な製造法で得たエチレン共重合体(無水
マレイン酸は、0.001重量%で、酢酸ビニル(VA
と略す)0.05重量%)の電気特性を測定したとこ
ろ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレンに比べ
ると11倍になっていた。また、誘電正接は、5×10
-4以下であった。
マレイン酸は、0.001重量%で、酢酸ビニル(VA
と略す)0.05重量%)の電気特性を測定したとこ
ろ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレンに比べ
ると11倍になっていた。また、誘電正接は、5×10
-4以下であった。
【0030】実施例7 実施例1と同様な製造法で得たエチレン共重合体(無水
マレイン酸は、0.001重量%で、メチルビニルケト
ン(MVKと略す)0.05重量%)の電気特性を測定
したところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレ
ンに比べると10倍になっていた。また、誘電正接は、
5×10-4以下であった。
マレイン酸は、0.001重量%で、メチルビニルケト
ン(MVKと略す)0.05重量%)の電気特性を測定
したところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレ
ンに比べると10倍になっていた。また、誘電正接は、
5×10-4以下であった。
【0031】実施例8 実施例1と同様な製造法で得たエチレン共重合体(無水
マレイン酸は、0.001重量%で、アクリロニトリル
(ANと略す)0.01重量%)の電気特性を測定した
ところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレンに
比べると16倍になっていた。また、誘電正接は、5×
10-4以下であった。
マレイン酸は、0.001重量%で、アクリロニトリル
(ANと略す)0.01重量%)の電気特性を測定した
ところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレンに
比べると16倍になっていた。また、誘電正接は、5×
10-4以下であった。
【0032】実施例9 実施例1と同様な製造法で得たエチレン共重合体(無水
マレイン酸は、0.001重量%で、2−ニトロスチレ
ン(NStと略す)0.01重量%)の電気特性を測定
したところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレ
ンに比べると15倍になっていた。また、誘電正接は、
5×10-4以下であった。
マレイン酸は、0.001重量%で、2−ニトロスチレ
ン(NStと略す)0.01重量%)の電気特性を測定
したところ、体積抵抗は、比較例1の低密度ポリエチレ
ンに比べると15倍になっていた。また、誘電正接は、
5×10-4以下であった。
【0033】比較例1 現在市販されている高圧ラジカル法による低密度ポリエ
チレン(商品名=日石レクスロンW2000、日本石油
化学(株)製)を比較例1とした。
チレン(商品名=日石レクスロンW2000、日本石油
化学(株)製)を比較例1とした。
【0034】比較例2 実施例1と同様な製造法で得た共重合体(無水マレイン
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.0
5重量%)10gと低密度ポリエチレン2000gとを
用いて、実施例3と同様な製造法で得たエチレン共重合
体組成物(無水マレイン酸は、0.0007重量%で、
アクリル酸エチルは、0.0002重量%)は、比較例
1の低密度ポリエチレンに比べると体積抵抗の著しい向
上は、みられない。
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.0
5重量%)10gと低密度ポリエチレン2000gとを
用いて、実施例3と同様な製造法で得たエチレン共重合
体組成物(無水マレイン酸は、0.0007重量%で、
アクリル酸エチルは、0.0002重量%)は、比較例
1の低密度ポリエチレンに比べると体積抵抗の著しい向
上は、みられない。
【0035】比較例3 実施例1と同様な製造法で得た共重合体(無水マレイン
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.5
重量%)60gと低密度ポリエチレン2000gとを用
いて、実施例3と同様な製造法で得たエチレン共重合体
組成物(無水マレイン酸は、0.05重量%で、アクリ
ル酸エチルは、0.17重量%)は、比較例1の低密度
ポリエチレンに比べると体積抵抗が、50倍になってい
るが、誘電正接は、5×10-4以上になっているため
に、電線ケーブル用の絶縁体には不向きである。これら
の結果をまとめて(表1)に示す。
酸は、0.15重量%で、アクリル酸エチルは、0.5
重量%)60gと低密度ポリエチレン2000gとを用
いて、実施例3と同様な製造法で得たエチレン共重合体
組成物(無水マレイン酸は、0.05重量%で、アクリ
ル酸エチルは、0.17重量%)は、比較例1の低密度
ポリエチレンに比べると体積抵抗が、50倍になってい
るが、誘電正接は、5×10-4以上になっているため
に、電線ケーブル用の絶縁体には不向きである。これら
の結果をまとめて(表1)に示す。
【0036】(試験法) 絶縁抵抗(体積固有抵抗);印加電圧3kV、時間10
分、試料厚み0.3mmで測定した。 誘電正接(tanδ)・・・ ;横河ヒューレットパッカー
ド(株)製YHP4194Aインピーダンスアナライザ
ー使用、試料厚み1mm、100kHZ。
分、試料厚み0.3mmで測定した。 誘電正接(tanδ)・・・ ;横河ヒューレットパッカー
ド(株)製YHP4194Aインピーダンスアナライザ
ー使用、試料厚み1mm、100kHZ。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】上述のように本発明の高圧ラジカル重合
法により製造されたエチレン/二塩基酸無水物共重合体
に、特定の極性基を有する単量体をグラフトしたエチレ
ン系共重合体あるいはそのエチレン系共重合体と他のポ
リオレフィン系樹脂との組成物は、二塩基酸無水物単位
と特定の極性基を有する単量体単位を特定することによ
り電気絶縁抵抗を飛躍的に高める効果が得られ、電力ケ
ーブルの絶縁層として使用した場合において、絶縁層を
厚くしないで高電圧送電時の電力損失を低減することが
できる。
法により製造されたエチレン/二塩基酸無水物共重合体
に、特定の極性基を有する単量体をグラフトしたエチレ
ン系共重合体あるいはそのエチレン系共重合体と他のポ
リオレフィン系樹脂との組成物は、二塩基酸無水物単位
と特定の極性基を有する単量体単位を特定することによ
り電気絶縁抵抗を飛躍的に高める効果が得られ、電力ケ
ーブルの絶縁層として使用した場合において、絶縁層を
厚くしないで高電圧送電時の電力損失を低減することが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川端 秀雄 神奈川県横浜市港南区大久保3−35−2 (72)発明者 横山 淳一 神奈川県横浜市金沢区高舟台2−25−26
Claims (2)
- 【請求項1】 高圧ラジカル重合法により得られる実質
的にエチレンと二塩基酸無水物との共重合体にカルボニ
ル基、ニトリル基およびニトロ基を有する単量体の少な
くとも一種をグラフトしたエチレン系共重合体、または
該エチレン系共重合体と他のポリオレフィン系樹脂との
組成物であって、該エチレン系共重合体または該組成物
中の二塩基酸無水物単位が0.001重量%〜0.05
重量%、かつ二塩基酸無水物単位と該極性基単位の合計
が0.002重量%〜0.2重量%であるエチレン系共
重合体またはその組成物からなる高絶縁体。 - 【請求項2】 高圧ラジカル重合法により得られる実質
的にエチレンと二塩基酸無水物との共重合体にカルボニ
ル基、ニトリル基およびニトロ基を有する単量体の少な
くとも一種をグラフトしたエチレン系共重合体、または
該エチレン系共重合体と他のポリオレフィン系樹脂との
組成物であって、該エチレン系共重合体または該組成物
中の二塩基酸無水物単位が0.001重量%〜0.05
重量%、かつ二塩基酸無水物単位と該極性基単位の合計
が0.002重量%〜0.2重量%であるエチレン系共
重合体またはその組成物を絶縁体として用いたことを特
徴とする電力ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04125499A JP3133145B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP04125499A JP3133145B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05298926A true JPH05298926A (ja) | 1993-11-12 |
| JP3133145B2 JP3133145B2 (ja) | 2001-02-05 |
Family
ID=14911624
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP04125499A Expired - Fee Related JP3133145B2 (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | エチレン系共重合体またはその組成物からなる高絶縁体およびこれを用いた電力ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3133145B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0674325A3 (en) * | 1994-03-24 | 1995-12-20 | Nippon Petrochemicals Co Ltd | Electrically insulating plastic mass and wire or cable produced therewith. |
| JP2023523069A (ja) * | 2020-04-29 | 2023-06-01 | 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 | 無水物基含有ポリプロピレングラフトおよびポリプロピレングラフトの調製方法 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP04125499A patent/JP3133145B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0674325A3 (en) * | 1994-03-24 | 1995-12-20 | Nippon Petrochemicals Co Ltd | Electrically insulating plastic mass and wire or cable produced therewith. |
| JP2023523069A (ja) * | 2020-04-29 | 2023-06-01 | 中国石油化工股▲ふん▼有限公司 | 無水物基含有ポリプロピレングラフトおよびポリプロピレングラフトの調製方法 |
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