JPH05299833A - 高周波用基板の製造方法 - Google Patents
高周波用基板の製造方法Info
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- JPH05299833A JPH05299833A JP4098409A JP9840992A JPH05299833A JP H05299833 A JPH05299833 A JP H05299833A JP 4098409 A JP4098409 A JP 4098409A JP 9840992 A JP9840992 A JP 9840992A JP H05299833 A JPH05299833 A JP H05299833A
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- filler
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- Laminated Bodies (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 高周波用基板において、銅箔と誘電体樹脂の
接着性を改良すると共に、誘電体樹脂に充填剤を高充填
できるように、さらに成形加工の困難な樹脂を容易に成
形することができるようになる。 【構成】 製品とする基板の寸法より少し大きく切断し
た樹脂含浸補強層又は接着フィルム1を2枚重ね、周囲
の3辺を接着テープ4又は熱融着によって固定し、袋状
にする。この中にプラスチック粉末又はプラスチック粉
末と充填材の混合物2を入れ、袋状物の残りの1辺を接
着テープ又は熱融着によって固定する。この外側に銅箔
等の金属箔3を積層し、これを金属鏡板に挟み加熱加圧
して基板を製造する。袋状にした樹脂含浸補強層又は接
着フィルム1は2枚以上重ねたり、種類を変えて積層し
基板にすることもできる。また、袋状に入れるプラスチ
ック粉末又はプラスチック粉末と充填材の混合物2の量
を変えることにより、基板の厚みを任意の厚みとするこ
とができる。
接着性を改良すると共に、誘電体樹脂に充填剤を高充填
できるように、さらに成形加工の困難な樹脂を容易に成
形することができるようになる。 【構成】 製品とする基板の寸法より少し大きく切断し
た樹脂含浸補強層又は接着フィルム1を2枚重ね、周囲
の3辺を接着テープ4又は熱融着によって固定し、袋状
にする。この中にプラスチック粉末又はプラスチック粉
末と充填材の混合物2を入れ、袋状物の残りの1辺を接
着テープ又は熱融着によって固定する。この外側に銅箔
等の金属箔3を積層し、これを金属鏡板に挟み加熱加圧
して基板を製造する。袋状にした樹脂含浸補強層又は接
着フィルム1は2枚以上重ねたり、種類を変えて積層し
基板にすることもできる。また、袋状に入れるプラスチ
ック粉末又はプラスチック粉末と充填材の混合物2の量
を変えることにより、基板の厚みを任意の厚みとするこ
とができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波領域で使用され
る高周波用基板の製造方法に関するものである。
る高周波用基板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の電子工業、通信工業の各分野にお
いて使用される信号の周波数は次第に高周波の領域に移
行し、従来多用されていたキロヘルツの領域からメガヘ
ルツやギガヘルツの領域に移行している。これらの高周
波領域では、信号速度や信号の損失の回路性能への影響
が大きく、使用する電気部品や基板に対して高周波領域
での信号速度の向上、損失の低減が求められている。積
層板上の回路の信号速度は誘電体の比誘電率(以下εr
と称す)に依存しており、εrが低いほど信号速度は速
くなる。また信号の損失は誘電体のεrと誘電正接(以
下tanδと称す)に依存しており、εrやtanδが
低いほど損失が少なくなる。
いて使用される信号の周波数は次第に高周波の領域に移
行し、従来多用されていたキロヘルツの領域からメガヘ
ルツやギガヘルツの領域に移行している。これらの高周
波領域では、信号速度や信号の損失の回路性能への影響
が大きく、使用する電気部品や基板に対して高周波領域
での信号速度の向上、損失の低減が求められている。積
層板上の回路の信号速度は誘電体の比誘電率(以下εr
と称す)に依存しており、εrが低いほど信号速度は速
くなる。また信号の損失は誘電体のεrと誘電正接(以
下tanδと称す)に依存しており、εrやtanδが
低いほど損失が少なくなる。
【0003】一方、最近、マイクロストリプアンテナの
共振径を小さくしたり、回路基板を小型化することが求
められるようになってきている。共振径や基板の小型化
にはεrの高いものが望ましい。このため高周波用基板
に使用される誘電体にはその用途により、εrやtan
δの低いものや、εrが高くtanδの低いものが要求
される。
共振径を小さくしたり、回路基板を小型化することが求
められるようになってきている。共振径や基板の小型化
にはεrの高いものが望ましい。このため高周波用基板
に使用される誘電体にはその用途により、εrやtan
δの低いものや、εrが高くtanδの低いものが要求
される。
【0004】そして、εrやtanδの低い誘電体とし
てポリテトラフルオロエチレンやポリエチレンなどの樹
脂をガラスクロスに含浸させたものが用いられ、これに
銅箔を積層させた高周波用基板が一般的に使用されてい
る。
てポリテトラフルオロエチレンやポリエチレンなどの樹
脂をガラスクロスに含浸させたものが用いられ、これに
銅箔を積層させた高周波用基板が一般的に使用されてい
る。
【0005】また、εrの高い高周波用基板はポリテト
ラフルオロエチレンやポリエチレンなどの樹脂に、チタ
ン酸バリウム系セラミックス粉末や二酸化チタン等のよ
うに、誘電率の高い充填剤を添加した誘電体を用いてい
る。そして、プリント配線基板では、熱硬化性樹脂組成
物をガラスクロスに含浸させたプリプレグや樹脂フィル
ムを多数枚積層し、さらに銅箔と積層し、加熱加圧成形
し基板を製造している。
ラフルオロエチレンやポリエチレンなどの樹脂に、チタ
ン酸バリウム系セラミックス粉末や二酸化チタン等のよ
うに、誘電率の高い充填剤を添加した誘電体を用いてい
る。そして、プリント配線基板では、熱硬化性樹脂組成
物をガラスクロスに含浸させたプリプレグや樹脂フィル
ムを多数枚積層し、さらに銅箔と積層し、加熱加圧成形
し基板を製造している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ポリエ
チレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂はεr
やtanδの値が低く高周波用基板の誘電体としては良
好であるが、銅箔との接着性に劣るという不具合があ
る。
チレンやポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂はεr
やtanδの値が低く高周波用基板の誘電体としては良
好であるが、銅箔との接着性に劣るという不具合があ
る。
【0007】また、基板の誘電体にはその熱伝導性、放
熱性、難燃性、熱膨脹、誘電性、耐熱性等の特性を改良
する目的で充填剤を添加する。この場合充填剤の添加量
を多くし、その効果をさらに向上させたいが、粘度の増
加等により成形加工性が悪くなったり強度が低下し取扱
性が悪くなってしまうという問題があり、充填剤を多量
に添加することができなかった。
熱性、難燃性、熱膨脹、誘電性、耐熱性等の特性を改良
する目的で充填剤を添加する。この場合充填剤の添加量
を多くし、その効果をさらに向上させたいが、粘度の増
加等により成形加工性が悪くなったり強度が低下し取扱
性が悪くなってしまうという問題があり、充填剤を多量
に添加することができなかった。
【0008】さらにポリテトラフルオロエチレンや超高
分子量ポリエチレンのような成形加工の難しい樹脂を、
フィルムやシートあるいはこれらの樹脂をガラスクロス
に含浸させたプリプレグを製造するには多くの製造工程
が要し、多大の時間を要するという不具合があった。
分子量ポリエチレンのような成形加工の難しい樹脂を、
フィルムやシートあるいはこれらの樹脂をガラスクロス
に含浸させたプリプレグを製造するには多くの製造工程
が要し、多大の時間を要するという不具合があった。
【0009】本発明は、上記の如き従来の不具合に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、銅箔と誘
電体との接着性に優れ、しかも誘電体中に多量の充填材
を添加でき、さらに、成形加工の困難な樹脂を容易に成
形することのできる高周波用基板の製造方法を提供する
ことにある。
てなされたもので、その目的とするところは、銅箔と誘
電体との接着性に優れ、しかも誘電体中に多量の充填材
を添加でき、さらに、成形加工の困難な樹脂を容易に成
形することのできる高周波用基板の製造方法を提供する
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
達成するため、請求項1の発明では、金属箔、樹脂含浸
補強層又は接着フィルムおよびプラスチック又はプラス
チックと充填剤の混合物よりなる高周波用基板の製造方
法において、あらかじめ袋状にした樹脂含浸補強層又は
接着フィルムにプラスチック粉末又はプラスチック粉末
と充填剤の混合物を入れるとともに金属箔と積層し、加
熱加圧して基板を製造することを特徴とする。
達成するため、請求項1の発明では、金属箔、樹脂含浸
補強層又は接着フィルムおよびプラスチック又はプラス
チックと充填剤の混合物よりなる高周波用基板の製造方
法において、あらかじめ袋状にした樹脂含浸補強層又は
接着フィルムにプラスチック粉末又はプラスチック粉末
と充填剤の混合物を入れるとともに金属箔と積層し、加
熱加圧して基板を製造することを特徴とする。
【0011】また、請求項2の発明は、請求項1の高周
波用基板の製造方法において、プラスチック粉末として
超高分子量ポリエチレンを使用することを特徴とする。
波用基板の製造方法において、プラスチック粉末として
超高分子量ポリエチレンを使用することを特徴とする。
【0012】以下、本発明を図面を用いて説明する。図
1は、本発明を説明するための概念図である。
1は、本発明を説明するための概念図である。
【0013】1はあらかじめ袋状にした樹脂含浸補強層
又は接着フィルムで、樹脂含浸補強層又は接着フィルム
を基板の寸法より少し大きく切断したものを2枚重ね、
周囲の3辺を接着テープ4を使用するか熱融着させて固
定し、袋状にしたものである。この中にプラスチック粉
末又はプラスチック粉末と充填剤の混合物2を入れ、袋
状の残りの1辺を接着テープ又は熱融着させる。そし
て、銅箔等の金属箔3を積層し、これを金属鏡板に挟み
加熱加圧して基板を製造する。袋状にした樹脂含浸補強
層又は接着フィルム1は2枚以上重ねたり、種類を変え
て積層し、基板にすることもできる。また、袋状に入れ
るプラスチック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の混
合物2の量を変えることにより、基板の厚みを任意の厚
みとすることができる。
又は接着フィルムで、樹脂含浸補強層又は接着フィルム
を基板の寸法より少し大きく切断したものを2枚重ね、
周囲の3辺を接着テープ4を使用するか熱融着させて固
定し、袋状にしたものである。この中にプラスチック粉
末又はプラスチック粉末と充填剤の混合物2を入れ、袋
状の残りの1辺を接着テープ又は熱融着させる。そし
て、銅箔等の金属箔3を積層し、これを金属鏡板に挟み
加熱加圧して基板を製造する。袋状にした樹脂含浸補強
層又は接着フィルム1は2枚以上重ねたり、種類を変え
て積層し、基板にすることもできる。また、袋状に入れ
るプラスチック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の混
合物2の量を変えることにより、基板の厚みを任意の厚
みとすることができる。
【0014】プラスチック粉末は、熱可塑性ないし熱硬
化性樹脂の粉末であり、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、ポリ−4−フッ化エチレン−6−フッ化プロピレ
ン共重合体などのフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン等のポリオレ
フィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルエー
テルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポ
リサルフォン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド・トリアジン樹脂な
どの粉末が好適に用いられる。この中でも超高分子量ポ
リエチレンが誘電率や誘電正接の値が低い上に耐熱性が
あるので特に好ましい。
化性樹脂の粉末であり、例えばポリテトラフルオロエチ
レン、ポリ−4−フッ化エチレン−6−フッ化プロピレ
ン共重合体などのフッ素樹脂、ポリエチレン、ポリプロ
ピレン、ポリ−4−メチル−1−ペンテン等のポリオレ
フィン系樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリフェニレンエー
テル樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、ポリエーテルエー
テルケトン樹脂、ポリフェニレンサルファイド樹脂、ポ
リサルフォン樹脂、ポリイミド樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシ樹脂、ビスマレイミド・トリアジン樹脂な
どの粉末が好適に用いられる。この中でも超高分子量ポ
リエチレンが誘電率や誘電正接の値が低い上に耐熱性が
あるので特に好ましい。
【0015】超高分子量ポリエチレンはチーグラー法重
合技術により製造され、その平均分子量は粘度法による
測定で100〜500万と一般のポリエチレンの2〜2
0万に比べて極めて大きい分子量を持つものであり、例
えば三井石油化学工業製(ハイゼックスミリオン、ミペ
ロン)、旭化成工業製(サンテック)、西独ヘキスト社
製(HOSTALEN.GUR)、米国ハーキュレス社
製(HIFAX.1000)などのものが好適に用いら
れる。プラスチック粉末は平均粒子径が0.001〜1
mmであるものが好ましい。
合技術により製造され、その平均分子量は粘度法による
測定で100〜500万と一般のポリエチレンの2〜2
0万に比べて極めて大きい分子量を持つものであり、例
えば三井石油化学工業製(ハイゼックスミリオン、ミペ
ロン)、旭化成工業製(サンテック)、西独ヘキスト社
製(HOSTALEN.GUR)、米国ハーキュレス社
製(HIFAX.1000)などのものが好適に用いら
れる。プラスチック粉末は平均粒子径が0.001〜1
mmであるものが好ましい。
【0016】充填剤は粉末状で、添加により物性や特性
の改良あるいはコストの引き下げを目的とするものであ
り、繊維状、フレーク状、バルン状の形態をしたもので
ある。
の改良あるいはコストの引き下げを目的とするものであ
り、繊維状、フレーク状、バルン状の形態をしたもので
ある。
【0017】例えば炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム
等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
等の水酸化物、酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化マグネシ
ウム、二酸化珪素などの酸化物、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸等のケ
イ酸、ケイ酸塩、マイカ、アスベスト、鉱物繊維、ガラ
ス短繊維、ゾノライト、チタン酸カリ、チタン酸バリウ
ム系セラミックス、エレスタダイト、ガラスバルーン、
フライアッシュバルン等、またプラスチックに添加して
難燃性に効果のある難燃剤、酸化防止剤、着色剤などの
無機物、有機物などが代表的なものである。
等の炭酸塩、水酸化アルミニウム、水酸化マグネシウム
等の水酸化物、酸化亜鉛、二酸化チタン、酸化マグネシ
ウム、二酸化珪素などの酸化物、ケイ酸アルミニウム、
ケイ酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸等のケ
イ酸、ケイ酸塩、マイカ、アスベスト、鉱物繊維、ガラ
ス短繊維、ゾノライト、チタン酸カリ、チタン酸バリウ
ム系セラミックス、エレスタダイト、ガラスバルーン、
フライアッシュバルン等、またプラスチックに添加して
難燃性に効果のある難燃剤、酸化防止剤、着色剤などの
無機物、有機物などが代表的なものである。
【0018】充填剤の粒径はプラスチック粉末同士の融
着を阻害しないようにプラスチック粉末の粒径より小さ
いほうが良い。プラスチック粉末と充填剤の混合は、ヘ
ンシェルミキサー、Vブレンダー、リボンブレンダー等
一般に用いられている方法により行う。
着を阻害しないようにプラスチック粉末の粒径より小さ
いほうが良い。プラスチック粉末と充填剤の混合は、ヘ
ンシェルミキサー、Vブレンダー、リボンブレンダー等
一般に用いられている方法により行う。
【0019】樹脂含浸補強層は、ガラスクロスやガラス
不織布等の無機繊維強化剤やアラミッド繊維、アラミッ
ド不織布等の有機繊維にエポキシ、ポリイミド、ポリエ
ステル、ビスマレイミド・トリアジン等の樹脂を含浸乾
燥させたものである。
不織布等の無機繊維強化剤やアラミッド繊維、アラミッ
ド不織布等の有機繊維にエポキシ、ポリイミド、ポリエ
ステル、ビスマレイミド・トリアジン等の樹脂を含浸乾
燥させたものである。
【0020】また接着フィルムは、(1)エチレン−酢
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、エチレン−マレイン酸共重合、エチレン−無水マ
レイン酸グラフト化共重合、エチレン−メタクリル酸グ
リシジル−酢酸ビニル三元共重合、アイオノマ−重合体
等のようにポリオレフィンにα、β−不飽和カルボン
酸、またはそのエステル、その無水物もしくはその金属
塩あるいは飽和有機カルボン酸を通常の共重合またはグ
ラフト共重合させて得た共重合体、(2)ポリオレフィ
ンと前記(1)の共重合の混合物、(3)フィルム形成
能を有し金属との接着に優れたポリフェニレンエーテル
樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、高分子量フェノキシ樹
脂等のフィルムである。
酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重
合体、エチレン−マレイン酸共重合、エチレン−無水マ
レイン酸グラフト化共重合、エチレン−メタクリル酸グ
リシジル−酢酸ビニル三元共重合、アイオノマ−重合体
等のようにポリオレフィンにα、β−不飽和カルボン
酸、またはそのエステル、その無水物もしくはその金属
塩あるいは飽和有機カルボン酸を通常の共重合またはグ
ラフト共重合させて得た共重合体、(2)ポリオレフィ
ンと前記(1)の共重合の混合物、(3)フィルム形成
能を有し金属との接着に優れたポリフェニレンエーテル
樹脂、ポリエーテルイミド樹脂、高分子量フェノキシ樹
脂等のフィルムである。
【0021】
【作用】本発明は、あらかじめ袋状にした樹脂含浸補強
層又は接着フィルムにプラスチック粉末又はプラスチッ
ク粉末と充填剤の混合物を入れ、さらにその外側に金属
箔を積層して基板を製造するものである。従って、図2
に示すように、まず金属箔3と樹脂含浸補強層又は接着
フィルム1との接着が良好であり、さらに、ガラス繊維
等の補強材6によってその接着力が補強される。また、
樹脂含浸補強層又は接着フィルム1とプラスチック粉末
又はプラスチック粉末と充填剤の混合物2の接着は、加
熱溶融した樹脂含浸補強層の樹脂組成物又は接着フィル
ムの樹脂5がプラスチック粉末又はプラスチック粉末と
充填剤の混合物2の隙間に流れ込み、それと前後してプ
ラスチック粉末同士が熱融着してプラスチック粒子7と
なるため、樹脂含浸補強層の樹脂又は接着フィルムの樹
脂5がプラスチック粒子7や充填剤8の隙間に流れ込ん
だ複合構造となる。そのため樹脂含浸補強層又は接着フ
ィルムと接着性の悪いプラスチック粉末を用いたとして
も、投錨効果により接着性は良好になる。
層又は接着フィルムにプラスチック粉末又はプラスチッ
ク粉末と充填剤の混合物を入れ、さらにその外側に金属
箔を積層して基板を製造するものである。従って、図2
に示すように、まず金属箔3と樹脂含浸補強層又は接着
フィルム1との接着が良好であり、さらに、ガラス繊維
等の補強材6によってその接着力が補強される。また、
樹脂含浸補強層又は接着フィルム1とプラスチック粉末
又はプラスチック粉末と充填剤の混合物2の接着は、加
熱溶融した樹脂含浸補強層の樹脂組成物又は接着フィル
ムの樹脂5がプラスチック粉末又はプラスチック粉末と
充填剤の混合物2の隙間に流れ込み、それと前後してプ
ラスチック粉末同士が熱融着してプラスチック粒子7と
なるため、樹脂含浸補強層の樹脂又は接着フィルムの樹
脂5がプラスチック粒子7や充填剤8の隙間に流れ込ん
だ複合構造となる。そのため樹脂含浸補強層又は接着フ
ィルムと接着性の悪いプラスチック粉末を用いたとして
も、投錨効果により接着性は良好になる。
【0022】またプラスチック粉末に充填剤を混合して
シートを作成しようとする場合、充填剤を多量に混合す
るとプラスチックの溶融粘度が高くなるため流動させ、
シートに成形できにくいとかシートが脆くなり取扱性に
劣ることがあるが、本発明ではプラスチックと充填剤の
混合シートを作る必要がなく、プラスチック粉末と充填
剤をあらかじめ混合して加熱加圧するため溶融樹脂をほ
とんど流動させなくてもよく、樹脂含浸補強層又は接着
フィルムがプラスチックと充填剤の混合シートの脆さを
補強するため、充填剤を高充填することができる。
シートを作成しようとする場合、充填剤を多量に混合す
るとプラスチックの溶融粘度が高くなるため流動させ、
シートに成形できにくいとかシートが脆くなり取扱性に
劣ることがあるが、本発明ではプラスチックと充填剤の
混合シートを作る必要がなく、プラスチック粉末と充填
剤をあらかじめ混合して加熱加圧するため溶融樹脂をほ
とんど流動させなくてもよく、樹脂含浸補強層又は接着
フィルムがプラスチックと充填剤の混合シートの脆さを
補強するため、充填剤を高充填することができる。
【0023】また溶融粘度が高く成形加工性が困難な超
高分子量ポリエチレンのようなプラスチック粉末では、
加熱加圧してプラスチック粉末同士を溶着できるため、
シート成形が可能となる。
高分子量ポリエチレンのようなプラスチック粉末では、
加熱加圧してプラスチック粉末同士を溶着できるため、
シート成形が可能となる。
【0024】
【実施例】[実施例1]50μmのガラスクロスにエポ
キシ樹脂組成物を含浸し乾燥させた厚さ80μmのエポ
キシ樹脂プリプレグ、GEA−67N(ガラス布エポキ
シ銅張積層板プリプレグ、日立化成工業株式会社商品
名)を樹脂含浸補強層として、これを500mm角に切
断したもの2枚を重ね合わせて揃え、この3辺を幅20
mmの粘着剤付きポリエステル樹脂テープで固定し袋状
にした。この袋の開放側一辺からプラスチック粉末とし
て超高分子量ポリエチレン、ミペロンXM−220(平
均粒子径0.03mm、融点136℃、真密度0.94
g/cm3 、三井石油化学工業株式会社商品名)133
gを入れ、解放側一辺を同様にテープで固定し、均一厚
みになるようにプラスチック粉末に振動を与える等して
ならし、35μmの電解銅箔TSTO(古河サーキット
フォイル株式会社商品名)を積層し、これをステンレン
ス鏡板に挾み、170℃で90分間、20kg/cm2
で加熱加圧して、厚さ0.8mmの高周波用基板を得
た。
キシ樹脂組成物を含浸し乾燥させた厚さ80μmのエポ
キシ樹脂プリプレグ、GEA−67N(ガラス布エポキ
シ銅張積層板プリプレグ、日立化成工業株式会社商品
名)を樹脂含浸補強層として、これを500mm角に切
断したもの2枚を重ね合わせて揃え、この3辺を幅20
mmの粘着剤付きポリエステル樹脂テープで固定し袋状
にした。この袋の開放側一辺からプラスチック粉末とし
て超高分子量ポリエチレン、ミペロンXM−220(平
均粒子径0.03mm、融点136℃、真密度0.94
g/cm3 、三井石油化学工業株式会社商品名)133
gを入れ、解放側一辺を同様にテープで固定し、均一厚
みになるようにプラスチック粉末に振動を与える等して
ならし、35μmの電解銅箔TSTO(古河サーキット
フォイル株式会社商品名)を積層し、これをステンレン
ス鏡板に挾み、170℃で90分間、20kg/cm2
で加熱加圧して、厚さ0.8mmの高周波用基板を得
た。
【0025】銅箔をエッチング除去して誘電体の誘電特
性を空胴共振器法で測定した結果、12GHzでεr=
2.60、tanδ=0.0040であり、JISC6
481により測定した銅箔引きはがし強さは1.4〜
2.0kg/cmであった。ガラスクロスとエポキシ樹
脂よりなる樹脂含浸補強層と超高分子量ポリエチレンと
の接着をみるためカッターナイフでポリエチレンに届く
切り込みを入れ、樹脂含浸補強層を剥がそうとしたが、
剥がすことはできなかった。
性を空胴共振器法で測定した結果、12GHzでεr=
2.60、tanδ=0.0040であり、JISC6
481により測定した銅箔引きはがし強さは1.4〜
2.0kg/cmであった。ガラスクロスとエポキシ樹
脂よりなる樹脂含浸補強層と超高分子量ポリエチレンと
の接着をみるためカッターナイフでポリエチレンに届く
切り込みを入れ、樹脂含浸補強層を剥がそうとしたが、
剥がすことはできなかった。
【0026】[比較例1]ステンレス鏡板に厚さ25μ
mのポリイミドフィルムを介して超高分子量ポリエチレ
ン、ミペロンXM−220の粉末を厚みが均一になるよ
うにして、さらにポリイミドフィルムを介してステンレ
ス鏡板で挟み、これを170℃で10分間、20kg/
cm2 で加熱加圧した後冷却し、厚さ0.6mmの超高
分子量ポリエチレンシートを得た。このシートの両側に
実施例1で用いたのと同じ厚さ80μmのエポキシ樹脂
プリプレグ(GEA−67N)と、その外側に厚さ35
μmの銅箔を重ね、これをステンレス鏡板で挟み、17
0℃で90分間、20kg/cm2 で加熱加圧して厚さ
約0.8mmの高周波用基板を得た。
mのポリイミドフィルムを介して超高分子量ポリエチレ
ン、ミペロンXM−220の粉末を厚みが均一になるよ
うにして、さらにポリイミドフィルムを介してステンレ
ス鏡板で挟み、これを170℃で10分間、20kg/
cm2 で加熱加圧した後冷却し、厚さ0.6mmの超高
分子量ポリエチレンシートを得た。このシートの両側に
実施例1で用いたのと同じ厚さ80μmのエポキシ樹脂
プリプレグ(GEA−67N)と、その外側に厚さ35
μmの銅箔を重ね、これをステンレス鏡板で挟み、17
0℃で90分間、20kg/cm2 で加熱加圧して厚さ
約0.8mmの高周波用基板を得た。
【0027】実施例1と同様にして測定した誘電特性は
ほぼ同じであったが、ガラスクロスとエポキシ樹脂から
なる樹脂含浸補強層と超高分子量ポリエチレンシートの
接着性が悪く、手で簡単に剥がれてしまった。
ほぼ同じであったが、ガラスクロスとエポキシ樹脂から
なる樹脂含浸補強層と超高分子量ポリエチレンシートの
接着性が悪く、手で簡単に剥がれてしまった。
【0028】エポキシ樹脂とポリエチレンは接着性が悪
く、上記のような製造方法では簡単に剥がれてしまう
が、実施例1で記したようにポリエチレン粉末の隙間に
エポキシ樹脂を流し硬化させることにより、エポキシ樹
脂とポリエチレンの複合構造となり投錨効化により接着
性が良好となる(エポキシ樹脂は80〜100℃で低粘
度となり、ポリエチレン粒子のまわりに流れ込む。一方
ポリエチレンは融点の136℃前後で熱融着し始め
る)。
く、上記のような製造方法では簡単に剥がれてしまう
が、実施例1で記したようにポリエチレン粉末の隙間に
エポキシ樹脂を流し硬化させることにより、エポキシ樹
脂とポリエチレンの複合構造となり投錨効化により接着
性が良好となる(エポキシ樹脂は80〜100℃で低粘
度となり、ポリエチレン粒子のまわりに流れ込む。一方
ポリエチレンは融点の136℃前後で熱融着し始め
る)。
【0029】[実施例2]ガラスクロスにエポキシ樹脂
組成物を含浸させた厚さ80μmのエポキシ樹脂プリプ
レグ、GEA−67Nを樹脂含浸補強層として、これを
500mm角に切断したもの2枚を重ね、3辺を幅20
mmの粘着剤付きポリエステル樹脂テープで固定し袋状
にした。残りの開放側1辺からプラスチック粉末と充填
剤の混合物として超高分子量ポリエチレン、ミペロンX
M−220を用い、100重量部に対し二酸化チタンの
粉末TM−1(平均粉末径0.63μm、富士チタン工
業株式会社商品名)500重量部をヘンシェルミキサー
で混合し、その粉末380gを入れ、開放側1辺を上記
と同様に固定し、均一厚みとなるように振動を与えてな
らし、この外側に電解銅箔を積層し、ステンレス鏡板に
挟み170℃で90分間、20kg/cm2の圧力で加
熱加圧して、厚み0.8mmの高周波用基板を得た。
組成物を含浸させた厚さ80μmのエポキシ樹脂プリプ
レグ、GEA−67Nを樹脂含浸補強層として、これを
500mm角に切断したもの2枚を重ね、3辺を幅20
mmの粘着剤付きポリエステル樹脂テープで固定し袋状
にした。残りの開放側1辺からプラスチック粉末と充填
剤の混合物として超高分子量ポリエチレン、ミペロンX
M−220を用い、100重量部に対し二酸化チタンの
粉末TM−1(平均粉末径0.63μm、富士チタン工
業株式会社商品名)500重量部をヘンシェルミキサー
で混合し、その粉末380gを入れ、開放側1辺を上記
と同様に固定し、均一厚みとなるように振動を与えてな
らし、この外側に電解銅箔を積層し、ステンレス鏡板に
挟み170℃で90分間、20kg/cm2の圧力で加
熱加圧して、厚み0.8mmの高周波用基板を得た。
【0030】銅箔をエッチング除去して空胴共振器法で
測定した結果、εr=6.0、tanδ=0.005で
あり、JISC6481による銅箔引きはがし強さは
1.4〜2.0kg/cmであった。ガラスクロスとエ
ポキシ樹脂からなる樹脂含浸補強層から超高分子量ポリ
エチレンと二酸化チタン混合物との接着をみるため、カ
ッターナイフで幅5mmに樹脂含浸補強層から超高分子
量ポリエチレンと二酸化チタン混合物に届く切り込みを
入れ、樹脂含浸補強層を剥がそうとしたが、剥がすこと
は出来なかった。
測定した結果、εr=6.0、tanδ=0.005で
あり、JISC6481による銅箔引きはがし強さは
1.4〜2.0kg/cmであった。ガラスクロスとエ
ポキシ樹脂からなる樹脂含浸補強層から超高分子量ポリ
エチレンと二酸化チタン混合物との接着をみるため、カ
ッターナイフで幅5mmに樹脂含浸補強層から超高分子
量ポリエチレンと二酸化チタン混合物に届く切り込みを
入れ、樹脂含浸補強層を剥がそうとしたが、剥がすこと
は出来なかった。
【0031】[比較例2]比較例1と同様に、ステンレ
ス鏡板に厚さ25μmのポリイミドフィルムを介して実
施例2で混合した超高分子量ポリエチレンと二酸化チタ
ン粉末の混合物を厚みが均一になるようにし、これにポ
リイミドフィルムを介してステンレス鏡板で挟み、17
0℃で10分間、20kg/cm2の圧力で加熱加圧し
た後冷却し、厚さ0.6mmの超高分子量ポリエチレン
と二酸化チタンの混合シートを得た。
ス鏡板に厚さ25μmのポリイミドフィルムを介して実
施例2で混合した超高分子量ポリエチレンと二酸化チタ
ン粉末の混合物を厚みが均一になるようにし、これにポ
リイミドフィルムを介してステンレス鏡板で挟み、17
0℃で10分間、20kg/cm2の圧力で加熱加圧し
た後冷却し、厚さ0.6mmの超高分子量ポリエチレン
と二酸化チタンの混合シートを得た。
【0032】この混合シートから離形フィルムとして使
用したポリイミドを剥がす時シートが脆く、折れてしま
った。このシートを用いステンレス鏡板に35μmの銅
箔TSTO、樹脂含浸補強層として厚み80μmのガラ
スエポキシ樹脂プリプレグ(GEA−67N)、そして
超高分子量ポリエチレンと二酸化チタンの混合シートを
積層し、折れたシートの部分が重なりあわないよう注意
して折れたシートの断面をあわせ、その上に樹脂含浸補
強層(GEA−67N)と銅箔(TSTO)を積層し、
さらにステンレス鏡板に挟んで170℃で90分間、2
0kg/cm2の圧力で加熱加圧して厚み約0.8mm
の高周波用基板を得た。
用したポリイミドを剥がす時シートが脆く、折れてしま
った。このシートを用いステンレス鏡板に35μmの銅
箔TSTO、樹脂含浸補強層として厚み80μmのガラ
スエポキシ樹脂プリプレグ(GEA−67N)、そして
超高分子量ポリエチレンと二酸化チタンの混合シートを
積層し、折れたシートの部分が重なりあわないよう注意
して折れたシートの断面をあわせ、その上に樹脂含浸補
強層(GEA−67N)と銅箔(TSTO)を積層し、
さらにステンレス鏡板に挟んで170℃で90分間、2
0kg/cm2の圧力で加熱加圧して厚み約0.8mm
の高周波用基板を得た。
【0033】得られた基板は混合シートの折れた部分が
35μm厚みの銅箔を介して一見して分かった。さらに
端部の銅箔を基板から剥がすように引っ張ったところ、
樹脂含浸補強層と超高分子量ポリエチレンと二酸化チタ
ン混合シートの界面で容易に剥がれてしまった。このよ
うに充填剤を多量に混合するとシートが脆く、取扱性が
悪く、また接着性も悪くなるが、実施例2の製造方法で
はシートが折れることもなく接着性が良好となる。
35μm厚みの銅箔を介して一見して分かった。さらに
端部の銅箔を基板から剥がすように引っ張ったところ、
樹脂含浸補強層と超高分子量ポリエチレンと二酸化チタ
ン混合シートの界面で容易に剥がれてしまった。このよ
うに充填剤を多量に混合するとシートが脆く、取扱性が
悪く、また接着性も悪くなるが、実施例2の製造方法で
はシートが折れることもなく接着性が良好となる。
【0034】[実施例3]接着フィルムとして厚さ50
μmのアドマーNE60(ポリオレフィン系接着フィル
ム、三井石油化学工業株式会社商品名)を500mm角
に切断し、3辺を熱融着させ袋状にした。この中にポリ
サルフォン粉末、ユーデルP−1800(アモコ ジャ
パン リミテッド商品名)を入れ、さらに残りの1辺を
熱融着した。そしてステンレス鏡板に35μmの無酸素
銅箔OFC−ACE(日立電線株式会社商品名)を設置
し、その上に接着フィルムの袋に入れたポリサルフォン
粉末を載せ均一厚みになるようにし、その外側に縦横の
長さが等しい外寸法550mm、内寸法510mmの口
の字型をした厚さ0.73mmのスペーサを置き、これ
らの上に35μmの銅箔(OFC−ACE箔)およびス
テンレス鏡板を載せ、220℃で10分間、20kg/
cm2の圧力で加熱加圧し、厚み0.8mmの高周波用
基板を得た。空胴共振器法で誘電特性を測定した結果、
εr=3.1、tanδ=0.006の基板が得られ
た。JISC6481により銅箔引きはがし強さを測定
したところ、1.5kg/cmを示した。
μmのアドマーNE60(ポリオレフィン系接着フィル
ム、三井石油化学工業株式会社商品名)を500mm角
に切断し、3辺を熱融着させ袋状にした。この中にポリ
サルフォン粉末、ユーデルP−1800(アモコ ジャ
パン リミテッド商品名)を入れ、さらに残りの1辺を
熱融着した。そしてステンレス鏡板に35μmの無酸素
銅箔OFC−ACE(日立電線株式会社商品名)を設置
し、その上に接着フィルムの袋に入れたポリサルフォン
粉末を載せ均一厚みになるようにし、その外側に縦横の
長さが等しい外寸法550mm、内寸法510mmの口
の字型をした厚さ0.73mmのスペーサを置き、これ
らの上に35μmの銅箔(OFC−ACE箔)およびス
テンレス鏡板を載せ、220℃で10分間、20kg/
cm2の圧力で加熱加圧し、厚み0.8mmの高周波用
基板を得た。空胴共振器法で誘電特性を測定した結果、
εr=3.1、tanδ=0.006の基板が得られ
た。JISC6481により銅箔引きはがし強さを測定
したところ、1.5kg/cmを示した。
【0035】[比較例3]ステンレス鏡板に35μmの
無酸素銅箔OFC−ACE箔を設置し、この上に実施例
3と同様に厚み0.73mmのスペーサを置き、この中
にポリサルフォン粉末ユーデルP−1800を入れ、さ
らにOFC−ACE箔をかぶせ、その上にステンレス鏡
板を載せ、260℃で10分間、20kg/cm2の圧
力で加熱加圧し、その後冷却して0.8mmの基板を得
た。この銅箔の端部を基板から剥がすように引っ張った
ところ、銅箔とポリサルフォンシートの界面で容易に剥
がれてしまった。
無酸素銅箔OFC−ACE箔を設置し、この上に実施例
3と同様に厚み0.73mmのスペーサを置き、この中
にポリサルフォン粉末ユーデルP−1800を入れ、さ
らにOFC−ACE箔をかぶせ、その上にステンレス鏡
板を載せ、260℃で10分間、20kg/cm2の圧
力で加熱加圧し、その後冷却して0.8mmの基板を得
た。この銅箔の端部を基板から剥がすように引っ張った
ところ、銅箔とポリサルフォンシートの界面で容易に剥
がれてしまった。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、あら
かじめ袋状にした樹脂含浸補強層又は接着フィルムにプ
ラスチック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の混合物
を入れ、さらに外側に金属箔を積層し基板を製造するの
で、樹脂含浸補強層の樹脂又は接着フィルムの樹脂がプ
ラスチックと銅箔との接着に寄与し、たとえ樹脂とプラ
スチックの接着力が乏しくても樹脂がプラスチックの周
りに流れ込み、その結果投錨効果の役目をするので接着
性が良好となる。また、成形加工性を良好に保ちつつ、
プラスチックに充填剤を多量に混合させることができる
ので、熱伝導性等に優れた基板を得ることができる。さ
らに、袋状にした樹脂含浸補強層又は接着フィルムに入
れるプラスチック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の
混合物の量を変化させることにより、例えば3、5、1
0、20、30mmといった任意の厚みの基板を得るこ
とが出来る。
かじめ袋状にした樹脂含浸補強層又は接着フィルムにプ
ラスチック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の混合物
を入れ、さらに外側に金属箔を積層し基板を製造するの
で、樹脂含浸補強層の樹脂又は接着フィルムの樹脂がプ
ラスチックと銅箔との接着に寄与し、たとえ樹脂とプラ
スチックの接着力が乏しくても樹脂がプラスチックの周
りに流れ込み、その結果投錨効果の役目をするので接着
性が良好となる。また、成形加工性を良好に保ちつつ、
プラスチックに充填剤を多量に混合させることができる
ので、熱伝導性等に優れた基板を得ることができる。さ
らに、袋状にした樹脂含浸補強層又は接着フィルムに入
れるプラスチック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の
混合物の量を変化させることにより、例えば3、5、1
0、20、30mmといった任意の厚みの基板を得るこ
とが出来る。
【図1】高周波用基板構成を示す基板の部分断面概念
図。
図。
【図2】樹脂含浸補強層の樹脂がプラスチック粒子と充
填剤の混合物中に流れ込み接着性が向上することを示す
ための基板の部分断面概念図。
填剤の混合物中に流れ込み接着性が向上することを示す
ための基板の部分断面概念図。
1 樹脂含浸補強層又は接着フィルム 2 プラスチック粒子又はプラスチック粒子と充填剤の
混合物 3 金属箔 4 樹脂テープ 5 樹脂含浸補強層又は接着フィルムの樹脂 6 ガラス繊維等の補強材 7 プラスチック粒子 8 充填剤
混合物 3 金属箔 4 樹脂テープ 5 樹脂含浸補強層又は接着フィルムの樹脂 6 ガラス繊維等の補強材 7 プラスチック粒子 8 充填剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/20 Z 6122−4F 27/32 Z 8115−4F // B29K 105:06 B29L 9:00 4F
Claims (2)
- 【請求項1】 金属箔、樹脂含浸補強層又は接着フィル
ムおよびプラスチック又はプラスチックと充填剤の混合
物よりなる高周波用基板の製造方法において、あらかじ
め袋状にした樹脂含浸補強層又は接着フィルムにプラス
チック粉末又はプラスチック粉末と充填剤の混合物を入
れるとともに金属箔と積層し、加熱加圧して基板を製造
することを特徴とする高周波用基板の製造方法。 - 【請求項2】 プラスチック粉末が超高分子量ポリエチ
レンであることを特徴とする請求項1記載の高周波用基
板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4098409A JPH05299833A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高周波用基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4098409A JPH05299833A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高周波用基板の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05299833A true JPH05299833A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14219039
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4098409A Pending JPH05299833A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 高周波用基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05299833A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016136209A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体 |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP4098409A patent/JPH05299833A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016136209A (ja) * | 2015-01-23 | 2016-07-28 | キヤノン株式会社 | 電子写真感光体 |
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