JPH05299965A - 弾性表面波素子 - Google Patents
弾性表面波素子Info
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- JPH05299965A JPH05299965A JP9946692A JP9946692A JPH05299965A JP H05299965 A JPH05299965 A JP H05299965A JP 9946692 A JP9946692 A JP 9946692A JP 9946692 A JP9946692 A JP 9946692A JP H05299965 A JPH05299965 A JP H05299965A
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Landscapes
- Surface Acoustic Wave Elements And Circuit Networks Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】帯域外の減衰量を損ねることなく、高水準のフ
ィルタ特性を得る。 【構成】 互いの先端部が一定の交差幅で互い違いに交
差するように対向配置された一対の櫛歯状電極部5A,
5BをIDT電極3Bとして備えている。櫛歯状電極部
5A,5Bは、所定のサンプリング法に従う周期で交差
幅がゼロに設定されている部分を有しており、かつこの
部分の一方の端部と櫛歯状電極部5A,5B全体の一方
の端部とは一致している弾性表面波素子。
ィルタ特性を得る。 【構成】 互いの先端部が一定の交差幅で互い違いに交
差するように対向配置された一対の櫛歯状電極部5A,
5BをIDT電極3Bとして備えている。櫛歯状電極部
5A,5Bは、所定のサンプリング法に従う周期で交差
幅がゼロに設定されている部分を有しており、かつこの
部分の一方の端部と櫛歯状電極部5A,5B全体の一方
の端部とは一致している弾性表面波素子。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、高周波領域で
バンドパスフィルタとして用いられる弾性表面波素子に
関する。
バンドパスフィルタとして用いられる弾性表面波素子に
関する。
【0002】
【従来の技術】テレビの音声多重放送においては、通
常、一方の音声信号と他方の音声信号とをその中間周波
数でフィルトレーションする必要があるが、このような
フィルトレーションを行う素子として、従来から弾性表
面波素子が用いられている。
常、一方の音声信号と他方の音声信号とをその中間周波
数でフィルトレーションする必要があるが、このような
フィルトレーションを行う素子として、従来から弾性表
面波素子が用いられている。
【0003】ところで、昨今の放送電波利用の急激な増
大に伴って、上述したテレビの音声多重放送において
も、音声信号それぞれの周波数は互いに非常に近接して
設定されるようになっている。その例として、イギリス
などの欧州各国で採用されているNICAM方式と呼ば
れるテレビの音声多重放送の方式がある。このNICA
M方式のひとつであるNICAM−I方式においては、
周波数6.000MHzのアナログ音声信号と周波数6.552M
Hzのデジタル音声信号との多重信号によって音声を送
受信するようになっており、これらの音声信号の周波数
は非常に近接している。
大に伴って、上述したテレビの音声多重放送において
も、音声信号それぞれの周波数は互いに非常に近接して
設定されるようになっている。その例として、イギリス
などの欧州各国で採用されているNICAM方式と呼ば
れるテレビの音声多重放送の方式がある。このNICA
M方式のひとつであるNICAM−I方式においては、
周波数6.000MHzのアナログ音声信号と周波数6.552M
Hzのデジタル音声信号との多重信号によって音声を送
受信するようになっており、これらの音声信号の周波数
は非常に近接している。
【0004】そのため、これらの音声信号をフィルトレ
ーションする弾性表面波素子には、各音声信号のキャリ
アとして350kHz程度の帯域を確保しかつ音声信号以
外の周波数帯域(帯域外)で十分なる減衰を得たうえ
で、アナログ音声信号周波数をピークとしてデジタル音
声信号周波数を4dB減衰させるという高水準なフィル
タ特性が要求される。
ーションする弾性表面波素子には、各音声信号のキャリ
アとして350kHz程度の帯域を確保しかつ音声信号以
外の周波数帯域(帯域外)で十分なる減衰を得たうえ
で、アナログ音声信号周波数をピークとしてデジタル音
声信号周波数を4dB減衰させるという高水準なフィル
タ特性が要求される。
【0005】従来から、表面弾性波素子においてこのよ
うな特性を達成するために、一対備えられるIDT電極
のうちの一方を、交差幅重み付け電極(IDT電極を構
成する櫛歯状電極の交差幅を周波数特性に合わせて微妙
に変化させたもの)としていた。
うな特性を達成するために、一対備えられるIDT電極
のうちの一方を、交差幅重み付け電極(IDT電極を構
成する櫛歯状電極の交差幅を周波数特性に合わせて微妙
に変化させたもの)としていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、交差幅
重み付け電極を用いて特性向上を図ると、電極対数(I
DT電極を構成する櫛歯状電極部の対数)が増えてしま
うという問題があった。電極対数の増加は素子全体面積
の増加につながるので、このような方法による特性向上
には限度がある。
重み付け電極を用いて特性向上を図ると、電極対数(I
DT電極を構成する櫛歯状電極部の対数)が増えてしま
うという問題があった。電極対数の増加は素子全体面積
の増加につながるので、このような方法による特性向上
には限度がある。
【0007】また、電極対数が増えるとそれに伴って内
部容量も増加する。内部容量の増加は見かけ上のインピ
ータンスの変動を招き、トリプルトランジットエコー
(いわゆるTTE)特性を悪化させる。TTE特性を向
上させるためには、櫛歯状電極部の交差幅を小さくして
内部容量を低減させてインピーダンスのマッチングを行
う必要がある。しかしながら、交差幅を小さくすると、
波の回折現象によって波形が悪化してしまい、帯域外の
減衰が十分に得られなくなるという新たな問題を発生さ
せる。
部容量も増加する。内部容量の増加は見かけ上のインピ
ータンスの変動を招き、トリプルトランジットエコー
(いわゆるTTE)特性を悪化させる。TTE特性を向
上させるためには、櫛歯状電極部の交差幅を小さくして
内部容量を低減させてインピーダンスのマッチングを行
う必要がある。しかしながら、交差幅を小さくすると、
波の回折現象によって波形が悪化してしまい、帯域外の
減衰が十分に得られなくなるという新たな問題を発生さ
せる。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、帯域外の減衰量を損ねることなく、高
水準のフィルタ特性を得ることができる弾性表面波素子
を提供することを目的としている。
たものであって、帯域外の減衰量を損ねることなく、高
水準のフィルタ特性を得ることができる弾性表面波素子
を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、互いの先端部が一定の交差幅で互い違いに
交差するように対向配置された一対の櫛歯状電極部をI
DT電極として備えた弾性表面波素子であって、前記櫛
歯状電極部は、所定のサンプリング法に従う周期で交差
幅がゼロに設定されている部分を有しており、かつこの
部分の一方の端部と櫛歯状電極部全体の一方の端部とは
一致しており、以上のものから弾性表面波素子を構成し
た。
するために、互いの先端部が一定の交差幅で互い違いに
交差するように対向配置された一対の櫛歯状電極部をI
DT電極として備えた弾性表面波素子であって、前記櫛
歯状電極部は、所定のサンプリング法に従う周期で交差
幅がゼロに設定されている部分を有しており、かつこの
部分の一方の端部と櫛歯状電極部全体の一方の端部とは
一致しており、以上のものから弾性表面波素子を構成し
た。
【0010】なお、ここでいう所定のサンプリング法と
は、例えば、有効電極対数4個毎に2個交差幅をゼロに
する(以下、1/2サンプリング法と呼ぶ)ことや有効
電極対数3個毎に2個交差幅をゼロにする(以下、1/
3サンプリング法と呼ぶ)ことをいう。
は、例えば、有効電極対数4個毎に2個交差幅をゼロに
する(以下、1/2サンプリング法と呼ぶ)ことや有効
電極対数3個毎に2個交差幅をゼロにする(以下、1/
3サンプリング法と呼ぶ)ことをいう。
【0011】
【作用】上記構成によれば、所定のサンプリング法の周
期に従って交差幅がゼロに設定された部分を櫛歯状電極
部のなかで部分的に形成しているので、通過帯域頂部の
間をなだらかな曲線で結んだような周波数特性を示すよ
うになる。つまり、通過帯域頂部の間はトラップが形成
されることなく埋められることになる。
期に従って交差幅がゼロに設定された部分を櫛歯状電極
部のなかで部分的に形成しているので、通過帯域頂部の
間をなだらかな曲線で結んだような周波数特性を示すよ
うになる。つまり、通過帯域頂部の間はトラップが形成
されることなく埋められることになる。
【0012】また、櫛歯状電極部において互いに交差し
ている部分はその交差幅が一定であるので、交差幅が小
さくなることはない。くわえて交差幅がゼロに設定され
た部分の大きさを変えるだけでインピーダンスの調整が
行えるのでインピーダンスの調整のために交差幅が小さ
くなることもなくなった。そのため、特性劣化の原因と
なる波の回折現象が発生しにくくなった。
ている部分はその交差幅が一定であるので、交差幅が小
さくなることはない。くわえて交差幅がゼロに設定され
た部分の大きさを変えるだけでインピーダンスの調整が
行えるのでインピーダンスの調整のために交差幅が小さ
くなることもなくなった。そのため、特性劣化の原因と
なる波の回折現象が発生しにくくなった。
【0013】さらに、同じような通過帯域特性を交差幅
重み付け電極によって得る場合と比べて電極対数は少な
くなる。
重み付け電極によって得る場合と比べて電極対数は少な
くなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。
詳細に説明する。
【0015】この弾性表面波素子1は前記したNICA
M−I方式のテレビ音声多重放送用の1stIFフイル
ター用素子であり、図1に示すように、基板2を備えて
いる。基板2は平滑なホウ珪酸ガラス基板の表面にAl
電極を形成し、さらにその表面の任意の位置に圧電体で
あるZnOのC軸配向膜を約25μm形成して構成され
ている。そして、この基板2上には、本実施例の特徴と
なる一対のIDT電極3A,3Bが形成されている。I
DT電極3A,3Bそれぞれは対向配置された一対の櫛
歯状電極部4A,4B(5A,5B)から構成されてお
り、これら櫛歯状電極部4A,4B(5A,5B)は、
その先端部が互い違いに入り込み合うように配置されて
いる。
M−I方式のテレビ音声多重放送用の1stIFフイル
ター用素子であり、図1に示すように、基板2を備えて
いる。基板2は平滑なホウ珪酸ガラス基板の表面にAl
電極を形成し、さらにその表面の任意の位置に圧電体で
あるZnOのC軸配向膜を約25μm形成して構成され
ている。そして、この基板2上には、本実施例の特徴と
なる一対のIDT電極3A,3Bが形成されている。I
DT電極3A,3Bそれぞれは対向配置された一対の櫛
歯状電極部4A,4B(5A,5B)から構成されてお
り、これら櫛歯状電極部4A,4B(5A,5B)は、
その先端部が互い違いに入り込み合うように配置されて
いる。
【0016】そして、一方のIDT電極3Aはその櫛歯
状電極部4A,4Bが互いに入り込み合う幅(交差幅)
が一定になっている。つまり、このIDT電極は正規型
のIDT電極となっている。
状電極部4A,4Bが互いに入り込み合う幅(交差幅)
が一定になっている。つまり、このIDT電極は正規型
のIDT電極となっている。
【0017】さらに、他方のIDT電極3Bは、全体の
半分、すなわち、櫛歯状電極部5A,5Bの中央から分
けて一端側側半分の電極対数が前記した正規型となって
いるものの、他端側半分の電極対数が、1/2サンプリ
ング法の周期でもって交差幅がゼロに設定されている。
半分、すなわち、櫛歯状電極部5A,5Bの中央から分
けて一端側側半分の電極対数が前記した正規型となって
いるものの、他端側半分の電極対数が、1/2サンプリ
ング法の周期でもって交差幅がゼロに設定されている。
【0018】IDT電極3Bにおいて交差幅が周期的に
ゼロになっている部分(以下、サンプリング部分と称
す)を具体的に述べると、図2の拡大図に示すように、
正規型の櫛歯状電極部の配置構成において図中右側の櫛
歯状電極部5Bから延出するはずの櫛歯先端7c(7
f)が右側の櫛歯状電極部5Bから延出せず、代わって
この位置の櫛歯先端7c(7f)は左側の櫛歯状電極部
5Aからダミー電極として延出している。これによっ
て、図中下端や中央部の櫛歯先端7a(7d)とその上
隣の櫛歯先端8a(8b)、および、櫛歯先端8a(8
b)とその上隣の櫛歯先端7b(7e)とは、それぞれ
交差しているものの、櫛歯先端7b(7e)とその上隣
の7c(7f)、および櫛歯先端7cとその上隣櫛歯先
端7dとは交差幅ゼロとなっている。つまり、有効電極
対数のうち、1/2だけが交差しており、その他は交差
幅ゼロになっている。しかしながら、この櫛歯状電極部
3Bにおいても、交差幅は全体を通じて一定の幅cを有
しており、正規型とみなすことができる。
ゼロになっている部分(以下、サンプリング部分と称
す)を具体的に述べると、図2の拡大図に示すように、
正規型の櫛歯状電極部の配置構成において図中右側の櫛
歯状電極部5Bから延出するはずの櫛歯先端7c(7
f)が右側の櫛歯状電極部5Bから延出せず、代わって
この位置の櫛歯先端7c(7f)は左側の櫛歯状電極部
5Aからダミー電極として延出している。これによっ
て、図中下端や中央部の櫛歯先端7a(7d)とその上
隣の櫛歯先端8a(8b)、および、櫛歯先端8a(8
b)とその上隣の櫛歯先端7b(7e)とは、それぞれ
交差しているものの、櫛歯先端7b(7e)とその上隣
の7c(7f)、および櫛歯先端7cとその上隣櫛歯先
端7dとは交差幅ゼロとなっている。つまり、有効電極
対数のうち、1/2だけが交差しており、その他は交差
幅ゼロになっている。しかしながら、この櫛歯状電極部
3Bにおいても、交差幅は全体を通じて一定の幅cを有
しており、正規型とみなすことができる。
【0019】このように、本実施例の弾性表面波素子1
では、一方のIDT電極3Aは正規型の櫛歯状電極部4
A,4Bから構成されており、他方のIDT電極3B
は、1/2のサンプリング法の周期でもって交差幅がゼ
ロに設定されている部分(実施例では全体の半分)を有
した櫛歯状電極部5A,5Bから構成されている。その
ため、以下のような特性改善が図れる。
では、一方のIDT電極3Aは正規型の櫛歯状電極部4
A,4Bから構成されており、他方のIDT電極3B
は、1/2のサンプリング法の周期でもって交差幅がゼ
ロに設定されている部分(実施例では全体の半分)を有
した櫛歯状電極部5A,5Bから構成されている。その
ため、以下のような特性改善が図れる。
【0020】例えば、正規型のIDT電極を備えた弾性
表面波素子であれば、電極対数に応じて通過帯域頂部間
は基本的に、(2×f0/N, f0:中心周波数、N:
電極対数)で表される。つまり、f0±f0/Nの位置に
第1の頂部がくる。通常はこのことを用いてトラップを
形成するが、本発明の主旨では、このトラップを埋める
必要がある。そこで、要求特性における必要トラップ
を、主として正規型のIDT電極によって形成する一
方、トラップを埋めることを、主として他方のIDT電
極(サンプリング部分を備えたIDT電極)によって行
い、音声信号のうちの一つ(デジタル音声信号)の減衰
を確保させた。
表面波素子であれば、電極対数に応じて通過帯域頂部間
は基本的に、(2×f0/N, f0:中心周波数、N:
電極対数)で表される。つまり、f0±f0/Nの位置に
第1の頂部がくる。通常はこのことを用いてトラップを
形成するが、本発明の主旨では、このトラップを埋める
必要がある。そこで、要求特性における必要トラップ
を、主として正規型のIDT電極によって形成する一
方、トラップを埋めることを、主として他方のIDT電
極(サンプリング部分を備えたIDT電極)によって行
い、音声信号のうちの一つ(デジタル音声信号)の減衰
を確保させた。
【0021】すなわち、図3に示すような目標特性を得
ようとする場合、正規型のIDT電極では、図4に示す
ように、所定の周波数帯域に複数の頂部が形成されて頂
部間には鋭角な谷間が形成されてしまう。しかしなが
ら、サンプリング部分を有するIDT電極では、図5に
示すように、各頂部の間はなだらかな曲線によって結ば
れて前記した正規型のものの特徴である鋭角な谷間が埋
まっている。そこで、正規型のIDT電極と、サンプリ
ング部分を有するIDT電極とを組み合わせて弾性表面
波素子を構成することにより、目標特性が得られること
になる。
ようとする場合、正規型のIDT電極では、図4に示す
ように、所定の周波数帯域に複数の頂部が形成されて頂
部間には鋭角な谷間が形成されてしまう。しかしなが
ら、サンプリング部分を有するIDT電極では、図5に
示すように、各頂部の間はなだらかな曲線によって結ば
れて前記した正規型のものの特徴である鋭角な谷間が埋
まっている。そこで、正規型のIDT電極と、サンプリ
ング部分を有するIDT電極とを組み合わせて弾性表面
波素子を構成することにより、目標特性が得られること
になる。
【0022】次に、このような弾性表面波素子を用い
て、NICAM−I方式に用いる1stIFフィルタを
試作した結果を図6示す。
て、NICAM−I方式に用いる1stIFフィルタを
試作した結果を図6示す。
【0023】この1stIFフィルタは基本的な構造は
実施例のものと同じであり、なお具体的には次のような
構造を有している。すなわち、一方のIDT電極3A
は、有効電極対数74対の正規型の櫛歯状電極部4A,
4Bから構成されており、その中心周波数は33.285MH
zである。他方のIDT電極3Bは、有効電極対数56
対であり全体の半分が1/2のサンプリング法によって
交差幅がゼロに設定された櫛歯状電極部5A,5Bから
構成されており、その中心周波数が32.850MHzであ
る。そして、この1stIFフィルタが用いられるNI
CAM−I方式は、アナログ音声用キャリア周波数33.5
00MHz、デジタル音声用キャリア周波数32.948MH
z、色信号副搬送波周波数35.070MHz、映像信号搬送
波周波数39.500MHz、隣接チャンネル映像信号搬送波
周波数31.500MHz、隣接チャンネル音声キャリア周波
数(40.948MHz,41.500MHz)である。
実施例のものと同じであり、なお具体的には次のような
構造を有している。すなわち、一方のIDT電極3A
は、有効電極対数74対の正規型の櫛歯状電極部4A,
4Bから構成されており、その中心周波数は33.285MH
zである。他方のIDT電極3Bは、有効電極対数56
対であり全体の半分が1/2のサンプリング法によって
交差幅がゼロに設定された櫛歯状電極部5A,5Bから
構成されており、その中心周波数が32.850MHzであ
る。そして、この1stIFフィルタが用いられるNI
CAM−I方式は、アナログ音声用キャリア周波数33.5
00MHz、デジタル音声用キャリア周波数32.948MH
z、色信号副搬送波周波数35.070MHz、映像信号搬送
波周波数39.500MHz、隣接チャンネル映像信号搬送波
周波数31.500MHz、隣接チャンネル音声キャリア周波
数(40.948MHz,41.500MHz)である。
【0024】図6の実測波形から明らかなように、各音
声キャリア周波数のレベルや帯域幅、さらにはトラップ
の減衰量がNICAM方式の1stIFフイルターに課
せられる要求をほぼ満たしていることがわかる。
声キャリア周波数のレベルや帯域幅、さらにはトラップ
の減衰量がNICAM方式の1stIFフイルターに課
せられる要求をほぼ満たしていることがわかる。
【0025】上記実施例では、櫛歯状電極部5A,5B
においてサンプリング部分は、電極部5A,5Bの端部
から中央に向かって半分の面積をもって形成されていた
が、これに限るわけではなく、図7(a)に示すよう
に、櫛歯状電極部5A,5Bの一方の端部側ほぼ1/3
の面積をもって形成してもよく、くわえて図7(b)に
示すように、電極部5A,5Bの一方の端部側ほぼ3/
4の面積をもって形成してもよい。なお、図7それぞれ
において斜線形成部分が、所定のサンプリング周期で交
差幅がゼロに設定されている部分を示している。
においてサンプリング部分は、電極部5A,5Bの端部
から中央に向かって半分の面積をもって形成されていた
が、これに限るわけではなく、図7(a)に示すよう
に、櫛歯状電極部5A,5Bの一方の端部側ほぼ1/3
の面積をもって形成してもよく、くわえて図7(b)に
示すように、電極部5A,5Bの一方の端部側ほぼ3/
4の面積をもって形成してもよい。なお、図7それぞれ
において斜線形成部分が、所定のサンプリング周期で交
差幅がゼロに設定されている部分を示している。
【0026】ところで、トラップ埋設量は、サンプリン
グ部分の形成位置にも微妙に関係しており、前記した1
stIFフィルタとして必要なトラップ埋設量を得るに
は、図7(a),(b)に示すように、サンプリング部
分の一方の端部と櫛歯状電極部5A,5B全体の端部と
を一致させれば良い。というのも、サンプリング部分を
櫛歯状電極部の中央部に電極全体の端部とは分離して設
けると、充分なるトラップ埋設量が得られなくなる。
グ部分の形成位置にも微妙に関係しており、前記した1
stIFフィルタとして必要なトラップ埋設量を得るに
は、図7(a),(b)に示すように、サンプリング部
分の一方の端部と櫛歯状電極部5A,5B全体の端部と
を一致させれば良い。というのも、サンプリング部分を
櫛歯状電極部の中央部に電極全体の端部とは分離して設
けると、充分なるトラップ埋設量が得られなくなる。
【0027】また、上記実施例においては、ソリッド型
のIDT電極を備えた弾性表面波素子において説明した
が、これに限る訳ではなく、スプリッド型のIDT電極
を備えた弾性表面波素子においても本発明を適用できる
のはいうまでもない
のIDT電極を備えた弾性表面波素子において説明した
が、これに限る訳ではなく、スプリッド型のIDT電極
を備えた弾性表面波素子においても本発明を適用できる
のはいうまでもない
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、通過帯
域頂部の間はトラップが形成されることなく埋められる
ことになった。そのため、NICAM方式のように、周
波数を互いに近接配置させた複数の音声キャリアを備え
た音声多重放送においても、各音声信号のキャリアとし
て所定のの帯域を確保しかつ音声信号以外の周波数帯域
で十分なる減衰を得たうえで、一方の音声信号周波数を
ピークとして他方の音声信号周波数を適度に減衰させる
という高水準なフィルタ特性を達成することができるよ
うになった。
域頂部の間はトラップが形成されることなく埋められる
ことになった。そのため、NICAM方式のように、周
波数を互いに近接配置させた複数の音声キャリアを備え
た音声多重放送においても、各音声信号のキャリアとし
て所定のの帯域を確保しかつ音声信号以外の周波数帯域
で十分なる減衰を得たうえで、一方の音声信号周波数を
ピークとして他方の音声信号周波数を適度に減衰させる
という高水準なフィルタ特性を達成することができるよ
うになった。
【0029】また、このような通過帯域特性を得るため
に、交差幅の小さい部分もなくさらにはインピーダンス
の調整のために交差幅が小さくなることもなくなった。
そのため、交差幅減少に起因する回折現象によって通過
帯域特性が劣化するといった不都合も起こりにくくなっ
た。
に、交差幅の小さい部分もなくさらにはインピーダンス
の調整のために交差幅が小さくなることもなくなった。
そのため、交差幅減少に起因する回折現象によって通過
帯域特性が劣化するといった不都合も起こりにくくなっ
た。
【0030】さらには、同じような通過帯域特性を交差
幅重み付け電極によって得る場合と比べて電極対数が少
なくて済むので、特性向上とともに大型化するといった
不都合も起こらなくなった。
幅重み付け電極によって得る場合と比べて電極対数が少
なくて済むので、特性向上とともに大型化するといった
不都合も起こらなくなった。
【0031】くわえて、インピーダンスの調整は、交差
幅が一定の繰り返し周期でゼロになっている部分の面接
を増減させればよいので簡単になった。
幅が一定の繰り返し周期でゼロになっている部分の面接
を増減させればよいので簡単になった。
【図1】本発明の一実施例の弾性表面波素子の概略構成
を示す平面図である。
を示す平面図である。
【図2】実施例の要部拡大平面図である。
【図3】目標の周波数特性を概略にして示す線図であ
る。
る。
【図4】正規型のIDT電極の周波数特性を概略にして
示す線図である。
示す線図である。
【図5】交差幅が周期的にゼロになった部分を有するI
DT電極の周波数特性を概略にして示す線図である。
DT電極の周波数特性を概略にして示す線図である。
【図6】本発明の弾性表面波素子によって構成された1
stIFフィルタの周波数特性図である。
stIFフィルタの周波数特性図である。
【図7】所定のサンプリング法に従う周期で交差幅がゼ
ロに設定されている部分の説明に供する概略平面図であ
る。
ロに設定されている部分の説明に供する概略平面図であ
る。
3A,3B IDT電極 4A,4B 正規型の櫛歯状電極部 5A,5B 所定のサンプリング法に従う周期で交差
幅がゼロになっている部分を有する櫛歯状電極部
幅がゼロになっている部分を有する櫛歯状電極部
Claims (1)
- 【請求項1】 互いの先端部が一定の交差幅で互い違い
に交差するように対向配置された一対の櫛歯状電極部
(5A,5B)をIDT電極(3B)として備えた弾性
表面波素子であって、 前記櫛歯状電極部(5A,5B)は、所定のサンプリン
グ法に従う周期で交差幅がゼロに設定されている部分を
有しており、かつこの部分の一方の端部と櫛歯状電極部
(5A,5B)全体の一方の端部とは一致していること
を特徴とする弾性表面波素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9946692A JPH05299965A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 弾性表面波素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9946692A JPH05299965A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 弾性表面波素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05299965A true JPH05299965A (ja) | 1993-11-12 |
Family
ID=14248091
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9946692A Pending JPH05299965A (ja) | 1992-04-20 | 1992-04-20 | 弾性表面波素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05299965A (ja) |
-
1992
- 1992-04-20 JP JP9946692A patent/JPH05299965A/ja active Pending
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