JPH05301733A - シリカガラス及びその製造方法 - Google Patents
シリカガラス及びその製造方法Info
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- JPH05301733A JPH05301733A JP10955992A JP10955992A JPH05301733A JP H05301733 A JPH05301733 A JP H05301733A JP 10955992 A JP10955992 A JP 10955992A JP 10955992 A JP10955992 A JP 10955992A JP H05301733 A JPH05301733 A JP H05301733A
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- C03B37/01—Manufacture of glass fibres or filaments
- C03B37/012—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments
- C03B37/014—Manufacture of preforms for drawing fibres or filaments made entirely or partially by chemical means, e.g. vapour phase deposition of bulk porous glass either by outside vapour deposition [OVD], or by outside vapour phase oxidation [OVPO] or by vapour axial deposition [VAD]
- C03B37/01446—Thermal after-treatment of preforms, e.g. dehydrating, consolidating, sintering
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- C03—GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C3/04—Glass compositions containing silica
- C03C3/06—Glass compositions containing silica with more than 90% silica by weight, e.g. quartz
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- C03C—CHEMICAL COMPOSITION OF GLASSES, GLAZES OR VITREOUS ENAMELS; SURFACE TREATMENT OF GLASS; SURFACE TREATMENT OF FIBRES OR FILAMENTS MADE FROM GLASS, MINERALS OR SLAGS; JOINING GLASS TO GLASS OR OTHER MATERIALS
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- C03C2203/52—Heat-treatment
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高純度で、かつ耐熱性が高く、均質で、紫外
線吸収がないシリカガラス及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 ガラス中に含まれるOH基濃度が10ppm
以下、ハロゲン元素濃度が50ppm以下、全ての金属
不純物元素が各々10ppb以下であり、かつ、120
0℃における粘度がlogη=11.80(Pa・se
c)以上であるシリカガラス及びその製造方法。
線吸収がないシリカガラス及びその製造方法を提供す
る。 【構成】 ガラス中に含まれるOH基濃度が10ppm
以下、ハロゲン元素濃度が50ppm以下、全ての金属
不純物元素が各々10ppb以下であり、かつ、120
0℃における粘度がlogη=11.80(Pa・se
c)以上であるシリカガラス及びその製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカガラス及びその
製造方法に関するものであり、詳しくは、高純度で、耐
熱性が高く、高温における紫外線吸収がないシリカガラ
ス及びシリカ微粒子からなる多孔質体について前処理加
熱を行なった後に、チッ素化合物を含むガス雰囲気中で
熱処理して無水(脱OH)化し、次いで酸化処理した後
に、ガラス化するシリカガラスの製造方法に関するもの
である。
製造方法に関するものであり、詳しくは、高純度で、耐
熱性が高く、高温における紫外線吸収がないシリカガラ
ス及びシリカ微粒子からなる多孔質体について前処理加
熱を行なった後に、チッ素化合物を含むガス雰囲気中で
熱処理して無水(脱OH)化し、次いで酸化処理した後
に、ガラス化するシリカガラスの製造方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】近年、シリカガラスに対する物性向上の
要求がますます高まっている。シリカガラスの用途は多
岐にわたるが、中でも半導体製造に使用される治工具類
向けや液晶ディスプレー基板用とした場合、純度及び耐
熱性の向上が強く要求されている。
要求がますます高まっている。シリカガラスの用途は多
岐にわたるが、中でも半導体製造に使用される治工具類
向けや液晶ディスプレー基板用とした場合、純度及び耐
熱性の向上が強く要求されている。
【0003】従来、半導体製造用治工具類や液晶ディス
プレー用基板等のような耐熱性を要求される用途には、
天然に産出する水晶を2000℃を越える温度で溶融し
て得られるガラス(溶融シリカガラス)が使用されてい
た。
プレー用基板等のような耐熱性を要求される用途には、
天然に産出する水晶を2000℃を越える温度で溶融し
て得られるガラス(溶融シリカガラス)が使用されてい
た。
【0004】しかしながら、この溶融シリカガラスは天
然水晶を原料としているために、少量の金属不純物の存
在は不可避であった。そのため、これまで溶融シリカガ
ラスの多くの部分が半導体製造用治工具用として使用さ
れてきたが、ここ数年、半導体の集積度が飛躍的に向上
し、それに伴い治工具からの僅かな汚染が問題となって
きた。また、液晶ディスプレー基板においても従来は溶
融シリカガラスが使用されてきたが、近年のカラー化及
び高画質化に伴って半導体素子が組込まれるようにな
り、素子の誤動作防止のために使用するガラスの純度向
上が強く望まれるようになった。その結果、これらの分
野において使用きれるシリカガラスは、溶融シリカガラ
スから高純度な合成シリカガラスヘの転換が行われつつ
ある。
然水晶を原料としているために、少量の金属不純物の存
在は不可避であった。そのため、これまで溶融シリカガ
ラスの多くの部分が半導体製造用治工具用として使用さ
れてきたが、ここ数年、半導体の集積度が飛躍的に向上
し、それに伴い治工具からの僅かな汚染が問題となって
きた。また、液晶ディスプレー基板においても従来は溶
融シリカガラスが使用されてきたが、近年のカラー化及
び高画質化に伴って半導体素子が組込まれるようにな
り、素子の誤動作防止のために使用するガラスの純度向
上が強く望まれるようになった。その結果、これらの分
野において使用きれるシリカガラスは、溶融シリカガラ
スから高純度な合成シリカガラスヘの転換が行われつつ
ある。
【0005】高純度な合成シリカガラスを得るための従
来の方法としては、1)四塩化ケイ素等の合成された高
純度原料を酸水素炎中で加水分解し、これを2000℃
前後の高温に加熱し、堆積・ガラス化する直接法、2)
四塩化ケイ素等の高純度合成原料を加水分解してガラス
微粒子を発生,堆積させて一旦シリカ多孔質体とし、こ
の多孔質体を焼結によりシリカガラスとする気相法があ
げられる。
来の方法としては、1)四塩化ケイ素等の合成された高
純度原料を酸水素炎中で加水分解し、これを2000℃
前後の高温に加熱し、堆積・ガラス化する直接法、2)
四塩化ケイ素等の高純度合成原料を加水分解してガラス
微粒子を発生,堆積させて一旦シリカ多孔質体とし、こ
の多孔質体を焼結によりシリカガラスとする気相法があ
げられる。
【0006】これらの製造方法によって得られるシリカ
ガラスは高純度であり、金属不純物はppb又はppt
のレベルで実質上ないに等しい。
ガラスは高純度であり、金属不純物はppb又はppt
のレベルで実質上ないに等しい。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、シリカ
ガラスを半導体製造用治工具類や液晶ディスプレー基板
等に使用する場合には高純度とともに耐熱性も要求され
ているが、合成法によるシリカガラスは耐熱性に問題が
ある。
ガラスを半導体製造用治工具類や液晶ディスプレー基板
等に使用する場合には高純度とともに耐熱性も要求され
ているが、合成法によるシリカガラスは耐熱性に問題が
ある。
【0008】すなわち、直接法により製造されたシリカ
ガラス中にはOH基が1000ppm前後必ず含まれ
る。シリカガラス中にOH基が含まれていると、ガラス
の耐熱性は悪くなる。直接法によって製造されたシリカ
ガラス中に含まれるOH基は、後処理によってガラス中
から取り除くことは非常に困難である。
ガラス中にはOH基が1000ppm前後必ず含まれ
る。シリカガラス中にOH基が含まれていると、ガラス
の耐熱性は悪くなる。直接法によって製造されたシリカ
ガラス中に含まれるOH基は、後処理によってガラス中
から取り除くことは非常に困難である。
【0009】また、気相法により製造されたシリカ多孔
質体をガラス化したシリカガラスにも基本的にはOH基
が含まれる。このシリカ多孔質体は、その後焼結により
ガラス化される。従って、気相法によるシリカガラスの
場合でも、ガラス微粒子を加水分解によって発生させて
いるため、シリカ多孔質体をそのまま何の処理もせずに
焼結、ガラス化すると、焼結条件により多少異なるが、
得られるシリカガラスには通常数10〜数100ppm
のOH基が含まれる。このため耐熱性は、直接法による
シリカガラスほどではないが溶融シリカガラスに比ベて
劣り、用途によっては十分ではない。
質体をガラス化したシリカガラスにも基本的にはOH基
が含まれる。このシリカ多孔質体は、その後焼結により
ガラス化される。従って、気相法によるシリカガラスの
場合でも、ガラス微粒子を加水分解によって発生させて
いるため、シリカ多孔質体をそのまま何の処理もせずに
焼結、ガラス化すると、焼結条件により多少異なるが、
得られるシリカガラスには通常数10〜数100ppm
のOH基が含まれる。このため耐熱性は、直接法による
シリカガラスほどではないが溶融シリカガラスに比ベて
劣り、用途によっては十分ではない。
【0010】なお、気相法が直接法と異なる点は、直接
法が原料を加水分解後直ちにガラス化してしまうのに対
し、気相法は一旦多孔質体の状態を経ることができるの
で、この多孔質体の状態で脱水処理やドープ処理等の様
々な処理をすることが可能となる。例えば、耐熱性を損
うOH基をガラス中から除去したい場合には、シリカ多
孔質体の状態で脱水処理を行なう。脱水処理とは、シリ
カ多孔質体を塩素ガスのようなハロゲン元素を含むガス
雰囲気中で1000℃前後で加熱する処理である。脱水
処理を施すことによりシリカ多孔質体にはOH基が存在
しなくなり、その後焼結して得られるガラスにもOH基
は含まれない。
法が原料を加水分解後直ちにガラス化してしまうのに対
し、気相法は一旦多孔質体の状態を経ることができるの
で、この多孔質体の状態で脱水処理やドープ処理等の様
々な処理をすることが可能となる。例えば、耐熱性を損
うOH基をガラス中から除去したい場合には、シリカ多
孔質体の状態で脱水処理を行なう。脱水処理とは、シリ
カ多孔質体を塩素ガスのようなハロゲン元素を含むガス
雰囲気中で1000℃前後で加熱する処理である。脱水
処理を施すことによりシリカ多孔質体にはOH基が存在
しなくなり、その後焼結して得られるガラスにもOH基
は含まれない。
【0011】しかしながら、脱水処理を施して得られた
ガラスには、脱水処理の際に使用したハロゲン元素が通
常数100〜数1000ppm含まれている。気相法は
そもそも光ファイバーを製造する目的で開発された方法
で、伝送損失を大きくするOH基の存在は嫌うが、塩素
やフッ素のようなハロゲン元素は損失の原因とはならな
いために、その存在はこれまでのところ大きな問題とは
ならなかった。これに対し、シリカガラスを半導体製造
用治工具類や液晶ディスプレー基板に用いる場合、ハロ
ゲン元素の存在は共にガラスの耐熱性を損うために好ま
しいものではない。さらに、シリカガラス中に存在する
ハロゲン元素の場合、高温にさらされた際にハロゲンガ
スとなってガラスから雰囲気中に放出されるため、この
ガスにより周辺装置等が腐食されるという問題もあっ
た。
ガラスには、脱水処理の際に使用したハロゲン元素が通
常数100〜数1000ppm含まれている。気相法は
そもそも光ファイバーを製造する目的で開発された方法
で、伝送損失を大きくするOH基の存在は嫌うが、塩素
やフッ素のようなハロゲン元素は損失の原因とはならな
いために、その存在はこれまでのところ大きな問題とは
ならなかった。これに対し、シリカガラスを半導体製造
用治工具類や液晶ディスプレー基板に用いる場合、ハロ
ゲン元素の存在は共にガラスの耐熱性を損うために好ま
しいものではない。さらに、シリカガラス中に存在する
ハロゲン元素の場合、高温にさらされた際にハロゲンガ
スとなってガラスから雰囲気中に放出されるため、この
ガスにより周辺装置等が腐食されるという問題もあっ
た。
【0012】従って、半導体製造用治工具類や液晶ディ
スプレー基板に使用するシリカガラスを製造する場合に
は、脱水処理に使用するガスとしてハロゲン元素を含ま
ないものを使用する必要がある。このようなガスとして
チッ素化合物ガス、中でも経済性,入手や取扱いの容易
さからアンモニアガスが知られている。アンモニアの場
合も塩素等のハロゲン元素含有ガスと同様に、シリカ多
孔質母材をアンモニアガス雰囲気中にて加熱処理する。
アンモニアで脱水処理した後にガラス化すれば、OH基
もハロゲン元素も含まれないシリカガラスを得ることが
できる。この場合、ガラス中には窒素が取り込まれる。
シリカガラス中の窒素がガラスの耐熱性に与える影響
は、OH基やハロゲン元素とは異なり、ガラスの耐熱性
を向上させるという良い結果をもたらす。実際、アンモ
ニアガスによって脱水処理を施した後にガラス化して得
られたシリカガラスは、耐熱性(その目安としての高温
における粘性)の著しい向上が観察された。
スプレー基板に使用するシリカガラスを製造する場合に
は、脱水処理に使用するガスとしてハロゲン元素を含ま
ないものを使用する必要がある。このようなガスとして
チッ素化合物ガス、中でも経済性,入手や取扱いの容易
さからアンモニアガスが知られている。アンモニアの場
合も塩素等のハロゲン元素含有ガスと同様に、シリカ多
孔質母材をアンモニアガス雰囲気中にて加熱処理する。
アンモニアで脱水処理した後にガラス化すれば、OH基
もハロゲン元素も含まれないシリカガラスを得ることが
できる。この場合、ガラス中には窒素が取り込まれる。
シリカガラス中の窒素がガラスの耐熱性に与える影響
は、OH基やハロゲン元素とは異なり、ガラスの耐熱性
を向上させるという良い結果をもたらす。実際、アンモ
ニアガスによって脱水処理を施した後にガラス化して得
られたシリカガラスは、耐熱性(その目安としての高温
における粘性)の著しい向上が観察された。
【0013】しかしながら、アンモニアガスによって脱
水処理を施した後にガラス化して得られたシリカガラス
は、紫外線の透過率を調べると240nm付近に吸収が
発生している。この吸収は、半導体製造プロセス中のリ
ソグラフィー工程において焦点ずれ等の点で悪影響を与
える可能性のあるものである。
水処理を施した後にガラス化して得られたシリカガラス
は、紫外線の透過率を調べると240nm付近に吸収が
発生している。この吸収は、半導体製造プロセス中のリ
ソグラフィー工程において焦点ずれ等の点で悪影響を与
える可能性のあるものである。
【0014】さらに、気相法によるシリカ多孔質体は、
原料を火炎加水分解することによって生じたガラス微粒
子を堆積させて得るものであるが、このガラス微粒子
は、反応場である火炎が温度分布をもつため、火炎中に
おける反応した場所によって生成時の熱履歴が異なる。
従って、ガラス微粒子の堆積体であるシリカ多孔質体は
その部位、例えば中心と外側では、微粒子の熱履歴の違
いに起因して物性が異なる。このシリカ多孔質体を何の
処理もせずに脱水処理(塩素等のハロゲン元素含有ガ
ス,アンモニアガス等)をしてガラスを得た場合、この
物性の違いがそのまま得られるガラスに引継がれる。そ
の一つである高温における粘性については、ガラスの中
心部と外側とでは同一温度における粘度が異なるという
ことになり、これはそのガラスを加工する際に、パイプ
やファイバー状に引いた場合に径が安定しない等の点で
大きな問題となる。
原料を火炎加水分解することによって生じたガラス微粒
子を堆積させて得るものであるが、このガラス微粒子
は、反応場である火炎が温度分布をもつため、火炎中に
おける反応した場所によって生成時の熱履歴が異なる。
従って、ガラス微粒子の堆積体であるシリカ多孔質体は
その部位、例えば中心と外側では、微粒子の熱履歴の違
いに起因して物性が異なる。このシリカ多孔質体を何の
処理もせずに脱水処理(塩素等のハロゲン元素含有ガ
ス,アンモニアガス等)をしてガラスを得た場合、この
物性の違いがそのまま得られるガラスに引継がれる。そ
の一つである高温における粘性については、ガラスの中
心部と外側とでは同一温度における粘度が異なるという
ことになり、これはそのガラスを加工する際に、パイプ
やファイバー状に引いた場合に径が安定しない等の点で
大きな問題となる。
【0015】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、金属不純物はもちろん、OH
基もハロゲン元素も含まず高純度で、かつ耐熱性が高
く、同一ガラス塊においては物性が異ならず均質で、高
温における紫外線吸収がないシリカガラス及びその製造
方法を提供することにある。
ものであり、その目的は、金属不純物はもちろん、OH
基もハロゲン元素も含まず高純度で、かつ耐熱性が高
く、同一ガラス塊においては物性が異ならず均質で、高
温における紫外線吸収がないシリカガラス及びその製造
方法を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
課題を解決するために鋭意検討した結果、高純度で耐熱
性が高く、均質で、紫外線の吸収もないシリカガラス
は、金属不純物元素の他に、従来ではあまり間題とされ
なかったOH基やハロゲン元素も存在しないガラスであ
り、このようなシリカガラスを得るためには、シリカ微
粒子からなる多孔質体を乾燥雰囲気中にて加熱処理後、
脱水剤としてチッ素化合物ガスを使用して脱水処理を行
ない、次いで酸素ガス雰囲気中で加熱処理した後にガラ
ス化すればよいことを見出し、本発明を完成するに至っ
たものである。
課題を解決するために鋭意検討した結果、高純度で耐熱
性が高く、均質で、紫外線の吸収もないシリカガラス
は、金属不純物元素の他に、従来ではあまり間題とされ
なかったOH基やハロゲン元素も存在しないガラスであ
り、このようなシリカガラスを得るためには、シリカ微
粒子からなる多孔質体を乾燥雰囲気中にて加熱処理後、
脱水剤としてチッ素化合物ガスを使用して脱水処理を行
ない、次いで酸素ガス雰囲気中で加熱処理した後にガラ
ス化すればよいことを見出し、本発明を完成するに至っ
たものである。
【0017】すなわち、本発明は、ガラス中に含まれる
OH基濃度が10ppm以下、ハロゲン元素濃度が50
ppm以下、全ての金属不純物元素が各々10ppb以
下であり、かつ、1200℃における粘度がlogη=
11.80(Pa・sec)以上であるシリカガラス及
びその製造方法である。
OH基濃度が10ppm以下、ハロゲン元素濃度が50
ppm以下、全ての金属不純物元素が各々10ppb以
下であり、かつ、1200℃における粘度がlogη=
11.80(Pa・sec)以上であるシリカガラス及
びその製造方法である。
【0018】以下、本発明についてさらに詳細に説明す
る。
る。
【0019】本発明におけるシリカガラスは、ガラス中
に含まれるOH基濃度が10ppm以下であり、ハロゲ
ン元素濃度が50ppm以下である。OH基濃度が10
ppm以下、ハロゲン元素濃度が50ppm以下である
と、耐熱性が高くなるが、さらに、耐熱性向上のために
OH基濃度が1ppm以下が好ましい。
に含まれるOH基濃度が10ppm以下であり、ハロゲ
ン元素濃度が50ppm以下である。OH基濃度が10
ppm以下、ハロゲン元素濃度が50ppm以下である
と、耐熱性が高くなるが、さらに、耐熱性向上のために
OH基濃度が1ppm以下が好ましい。
【0020】本発明におけるシリカガラスは、全ての金
属不純物元素が各々10ppb以下である。従って、金
属不純物が少なく、高純度である。
属不純物元素が各々10ppb以下である。従って、金
属不純物が少なく、高純度である。
【0021】本発明におけるシリカガラスは、1200
℃における粘度がlogη=11.80(Pa・se
c)以上である。ここに、ガラスにおける耐熱性を表示
するものとして、ガラスの粘度を測定する方法があり、
これは、1200℃におけるガラスの粘度をビームベン
ディング法等により測定するものである。従来の溶融シ
リカガラスでは、1200℃における粘度がlogη=
約11.70(Pa・sec)である。従って、本発明
のシリカガラスは従来の溶融シリカガラスより耐熱性が
高いものである。
℃における粘度がlogη=11.80(Pa・se
c)以上である。ここに、ガラスにおける耐熱性を表示
するものとして、ガラスの粘度を測定する方法があり、
これは、1200℃におけるガラスの粘度をビームベン
ディング法等により測定するものである。従来の溶融シ
リカガラスでは、1200℃における粘度がlogη=
約11.70(Pa・sec)である。従って、本発明
のシリカガラスは従来の溶融シリカガラスより耐熱性が
高いものである。
【0022】また、本発明における製造方法は、気相法
等により得られたシリカ多孔質体を、第一の熱処理とし
て乾燥雰囲気にて熱処理を行ない、次いで、第二の熱処
理としてチッ素化合物を含むガス雰囲気中にて脱水処理
を行ない、さらに、第三の熱処理として酸素を含むガス
雰囲気中にて加熱処理を行ない、その後にガラス化する
ものである。
等により得られたシリカ多孔質体を、第一の熱処理とし
て乾燥雰囲気にて熱処理を行ない、次いで、第二の熱処
理としてチッ素化合物を含むガス雰囲気中にて脱水処理
を行ない、さらに、第三の熱処理として酸素を含むガス
雰囲気中にて加熱処理を行ない、その後にガラス化する
ものである。
【0023】シリカ多孔質体を得るための方法は特に限
定するものではないが、例えば、四塩化ケイ素等の原料
を火炎加水分解してガラス微粒子を発生させ、このガラ
ス微粒子を堆積させてシリカ多孔質体を得る気相法があ
げられ、これには、例えば、外付けCVD法、内付けC
VD法、気相軸付け法(VAD法)等がある。
定するものではないが、例えば、四塩化ケイ素等の原料
を火炎加水分解してガラス微粒子を発生させ、このガラ
ス微粒子を堆積させてシリカ多孔質体を得る気相法があ
げられ、これには、例えば、外付けCVD法、内付けC
VD法、気相軸付け法(VAD法)等がある。
【0024】第一の熱処理は、雰囲気としては水分を含
まない雰囲気であれば酸化性、還元性、不活性又は真空
等いずれの雰囲気でも限定するものではないが、Si−
HやSi−Oラジカル等の生成を避けるため、酸化性又
は不活性雰囲気であることが好ましい。第一の熱処理
は、得られるシリカガラスの均質性を向上させるための
予備焼結的なものであり、温度としては600〜140
0℃で行なうことが必要である。温度が600℃未満で
あると、予備焼結の効果が得られず、また、1400℃
を超えると焼結が進行し、多孔質体の孔が閉じてしまい
これ以降の処理が不可能となる。なお、ガラス微粒子同
士の焼結がある程度進行し、しかし多孔質状態を保った
ままであるため1000〜1З50℃の範囲で行なうこ
とがより好ましい。また、第一の熱処理温度は、第二、
第三の熱処理温度より高くても差し支えない。処理時間
はシリカ多孔質母材の径によって異なるものであるが、
例えば、直径500mm以下の場合には、効果・生産性
を考え合わせると1〜8時間とするのが好ましい。
まない雰囲気であれば酸化性、還元性、不活性又は真空
等いずれの雰囲気でも限定するものではないが、Si−
HやSi−Oラジカル等の生成を避けるため、酸化性又
は不活性雰囲気であることが好ましい。第一の熱処理
は、得られるシリカガラスの均質性を向上させるための
予備焼結的なものであり、温度としては600〜140
0℃で行なうことが必要である。温度が600℃未満で
あると、予備焼結の効果が得られず、また、1400℃
を超えると焼結が進行し、多孔質体の孔が閉じてしまい
これ以降の処理が不可能となる。なお、ガラス微粒子同
士の焼結がある程度進行し、しかし多孔質状態を保った
ままであるため1000〜1З50℃の範囲で行なうこ
とがより好ましい。また、第一の熱処理温度は、第二、
第三の熱処理温度より高くても差し支えない。処理時間
はシリカ多孔質母材の径によって異なるものであるが、
例えば、直径500mm以下の場合には、効果・生産性
を考え合わせると1〜8時間とするのが好ましい。
【0025】第二の熱処理は、チッ素化合物ガスによる
脱水工程であり、チッ素化合物ガスを含む雰囲気であれ
ば100%チッ素化合物ガス又は希釈したチッ素化合物
ガスいずれの雰囲気でも特に限定するものではない。な
お、チッ素化合物ガスを希釈する場合、その希釈ガスは
チッ素化合物ガスの脱水作用を妨げないガスであれば特
に限定するものではなく、例えば、N2 やHe等の不活
性ガス等があげられる。また、希釈の割合は特に限定す
るものではないが、脱水反応が十分に進行するチッ素化
合物ガス1vol.%以上であることが好ましい。温度
としては、600℃未満では脱水反応が十分に進行せ
ず、得られるガラスにOH基が10ppm以上残存し、
また、1400℃を超える温度ではシリカ多孔質母材が
多孔質状態から閉孔状態へと焼結が進行してしまい得ら
れるガラスには泡が残存してしまうため、脱水反応が十
分に進行し、かつ、多孔質状態を保ったままとなる60
0〜1400℃で行なう必要がある。処理時間はシリカ
多孔質母材の径によって異なるものであるが、例えば、
直径500mm以下の場合、効果・生産性を考え合わせ
ると1〜10時間とするのが好ましい。
脱水工程であり、チッ素化合物ガスを含む雰囲気であれ
ば100%チッ素化合物ガス又は希釈したチッ素化合物
ガスいずれの雰囲気でも特に限定するものではない。な
お、チッ素化合物ガスを希釈する場合、その希釈ガスは
チッ素化合物ガスの脱水作用を妨げないガスであれば特
に限定するものではなく、例えば、N2 やHe等の不活
性ガス等があげられる。また、希釈の割合は特に限定す
るものではないが、脱水反応が十分に進行するチッ素化
合物ガス1vol.%以上であることが好ましい。温度
としては、600℃未満では脱水反応が十分に進行せ
ず、得られるガラスにOH基が10ppm以上残存し、
また、1400℃を超える温度ではシリカ多孔質母材が
多孔質状態から閉孔状態へと焼結が進行してしまい得ら
れるガラスには泡が残存してしまうため、脱水反応が十
分に進行し、かつ、多孔質状態を保ったままとなる60
0〜1400℃で行なう必要がある。処理時間はシリカ
多孔質母材の径によって異なるものであるが、例えば、
直径500mm以下の場合、効果・生産性を考え合わせ
ると1〜10時間とするのが好ましい。
【0026】第三の熱処理は、酸化工程であるので酸素
を含む雰囲気であれば100%酸素又は希釈した酸素い
ずれの雰囲気でも特に限定するものではない。酸素を希
釈する場合、その希釈ガスは酸素の酸化作用を妨げない
ガスであれば特に限定するものではなく、例えば、N2
やHe等の不活性ガス等があげられる。また、希釈する
場合の割合は特に限定するものではないが、酸化反応が
十分に進行する酸素1vol.%以上であることが好ま
しい。温度としては、酸化反応が十分に進行し、かつ、
シリカ多孔質母材が多孔質状態を保ったままである60
0〜1400℃の範囲内において行なう必要がある。温
度が600℃未満であると、酸化反応が十分に進行せ
ず、また、1400℃を超えると焼結が進行し、多孔質
体の孔が閉じてしまいこれ以降の処理が不可能となる。
なお、第三の熱処理温度は、第二の熱処理で生じるおそ
れがある欠陥を補うために、第二の熱処理における処理
温度以上で行なうことが好ましい。処理時間はシリカ多
孔質母材の径によって異なるものであるが、例えば、直
径500mm以下の場合、効果・生産性を考え合わせる
と1〜10時間とするのが好ましい。
を含む雰囲気であれば100%酸素又は希釈した酸素い
ずれの雰囲気でも特に限定するものではない。酸素を希
釈する場合、その希釈ガスは酸素の酸化作用を妨げない
ガスであれば特に限定するものではなく、例えば、N2
やHe等の不活性ガス等があげられる。また、希釈する
場合の割合は特に限定するものではないが、酸化反応が
十分に進行する酸素1vol.%以上であることが好ま
しい。温度としては、酸化反応が十分に進行し、かつ、
シリカ多孔質母材が多孔質状態を保ったままである60
0〜1400℃の範囲内において行なう必要がある。温
度が600℃未満であると、酸化反応が十分に進行せ
ず、また、1400℃を超えると焼結が進行し、多孔質
体の孔が閉じてしまいこれ以降の処理が不可能となる。
なお、第三の熱処理温度は、第二の熱処理で生じるおそ
れがある欠陥を補うために、第二の熱処理における処理
温度以上で行なうことが好ましい。処理時間はシリカ多
孔質母材の径によって異なるものであるが、例えば、直
径500mm以下の場合、効果・生産性を考え合わせる
と1〜10時間とするのが好ましい。
【0027】以上の方法により処理の終了したシリカ多
孔質母材を焼結して透明,ガラス化すればシリカガラス
を得ることができ、このガラス化は通常使用されている
方法を用いればよい。
孔質母材を焼結して透明,ガラス化すればシリカガラス
を得ることができ、このガラス化は通常使用されている
方法を用いればよい。
【0028】
【実施例】本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるもので
はない。
【0029】実施例1 四塩化ケイ素を酸水素炎バーナーで火炎加水分解してガ
ラス微粒子を発生させ、これをターゲット上に軸方向に
堆積させて約400mm×1000mmのシリカ多孔質
母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式の電
気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰囲気
中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なった。
次いで、10vol.%NH3 −90vol.%N2 雰
囲気中、温度600℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガスに
てパージした後、5vol.%O2 −95vol.%N
2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を行
なった。
ラス微粒子を発生させ、これをターゲット上に軸方向に
堆積させて約400mm×1000mmのシリカ多孔質
母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式の電
気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰囲気
中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なった。
次いで、10vol.%NH3 −90vol.%N2 雰
囲気中、温度600℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガスに
てパージした後、5vol.%O2 −95vol.%N
2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を行
なった。
【0030】処理終了後、シリカ多孔質母材をゾーン加
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1500℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ7ppm、50ppm未満、10ppb
未満であった。
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1500℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ7ppm、50ppm未満、10ppb
未満であった。
【0031】紫外線の透過率を測ったところ、特異な吸
収は観察されず、図1に示すように良好な透過性を示し
た。さらに、高温粘性測定のための試験片を中心から外
側に向って10点切り出し、それぞれの1200℃にお
けるガラスの粘度をビームベンディング法により測定し
たところ、logη=12.07±0.01(Pa・s
ec)であった。
収は観察されず、図1に示すように良好な透過性を示し
た。さらに、高温粘性測定のための試験片を中心から外
側に向って10点切り出し、それぞれの1200℃にお
けるガラスの粘度をビームベンディング法により測定し
たところ、logη=12.07±0.01(Pa・s
ec)であった。
【0032】比較例1 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度500℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガスに
てパージした後、5vol.%O2 −95vol.%N
2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を行
なった。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度500℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガスに
てパージした後、5vol.%O2 −95vol.%N
2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を行
なった。
【0033】処理終了後、シリカ多孔質母材をゾーン加
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1500℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ20ppm、50ppm未満、10pp
b未満であった。
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1500℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ20ppm、50ppm未満、10pp
b未満であった。
【0034】紫外線の透過率を測ったところ、特異な吸
収は観察されず、図1に示すように良好な透過性を示し
た。さらに、高温粘性測定のための試験片を中心から外
側に向って10点切り出し、それぞれの1200℃にお
けるガラスの粘度をビームベンディング法により測定し
たところ、logη=11.65±0.01(Pa・s
ec)であった。
収は観察されず、図1に示すように良好な透過性を示し
た。さらに、高温粘性測定のための試験片を中心から外
側に向って10点切り出し、それぞれの1200℃にお
けるガラスの粘度をビームベンディング法により測定し
たところ、logη=11.65±0.01(Pa・s
ec)であった。
【0035】比較例2 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度600℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。処理終了後、第三の熱処理を行なわ
ず、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉に備え
られた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて150
0℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下端より
透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られたガラス
の一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、Cl、全
金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ7pp
m、50ppm未満、10ppb未満であった。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度600℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。処理終了後、第三の熱処理を行なわ
ず、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉に備え
られた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて150
0℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下端より
透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られたガラス
の一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、Cl、全
金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ7pp
m、50ppm未満、10ppb未満であった。
【0036】紫外線の透過率を測ったところ、図2に示
すように波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測さ
れる吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のための
試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それぞ
れの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンディ
ング法により測定したところ、logη=12.09±
0.03(Pa・sec)であった。
すように波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測さ
れる吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のための
試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それぞ
れの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンディ
ング法により測定したところ、logη=12.09±
0.03(Pa・sec)であった。
【0037】実施例2実施例1と同様の方法により、ほ
ぼ同サイズのシリカ多孔質母材を得た。この シリカ多孔質母材を均等加熱方式の電気炉に備えられた
炉芯管に挿入し、100%N2 雰囲気中、温度1000
℃で2時間第一の熱処理を行なった。続いて10vο
l.%NH3 −90vol.%N2 雰囲気中、温度70
0℃で2時間第二の熱処理(脱水処理)を行なった。第
二の熱処理後炉芯管内をN2 ガスにてパージした後、5
vol.%O2 −95vol.%N2 雰囲気中、温度1
000℃で2時間第三の熱処理を行なった。
ぼ同サイズのシリカ多孔質母材を得た。この シリカ多孔質母材を均等加熱方式の電気炉に備えられた
炉芯管に挿入し、100%N2 雰囲気中、温度1000
℃で2時間第一の熱処理を行なった。続いて10vο
l.%NH3 −90vol.%N2 雰囲気中、温度70
0℃で2時間第二の熱処理(脱水処理)を行なった。第
二の熱処理後炉芯管内をN2 ガスにてパージした後、5
vol.%O2 −95vol.%N2 雰囲気中、温度1
000℃で2時間第三の熱処理を行なった。
【0038】処理終了後、シリカ多孔質母材をゾーン加
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1530℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ1ppm未満、50ppm未満、10p
pb未満であった。
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1530℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ1ppm未満、50ppm未満、10p
pb未満であった。
【0039】紫外線の透過率を測ったところ、特異な吸
収は観察されず、実施例1と同様であった。さらに、高
温粘性測定のための試験片を中心から外側に向って10
点切り出し、それぞれの1200℃におけるガラスの粘
度をビームベンディング法により測定したところ、lo
gη=12.35±0.01(Pa・sec)であっ
た。
収は観察されず、実施例1と同様であった。さらに、高
温粘性測定のための試験片を中心から外側に向って10
点切り出し、それぞれの1200℃におけるガラスの粘
度をビームベンディング法により測定したところ、lo
gη=12.35±0.01(Pa・sec)であっ
た。
【0040】比較例3 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、第一の熱処理は
行なわずに、10vol.%NH3 −90vol.%N
2 雰囲気中、温度700℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後、第三の熱処理は行
なわずに、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉
に備えられた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて
1530℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下
端より透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られた
ガラスの一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、C
l、全金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ
1ppm未満、50ppm未満、10ppb未満であっ
た。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、第一の熱処理は
行なわずに、10vol.%NH3 −90vol.%N
2 雰囲気中、温度700℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後、第三の熱処理は行
なわずに、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉
に備えられた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて
1530℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下
端より透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られた
ガラスの一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、C
l、全金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ
1ppm未満、50ppm未満、10ppb未満であっ
た。
【0041】紫外線の透過率を測ったところ、比較例1
と同様に、波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測
される吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のため
の試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それ
ぞれの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンデ
ィング法により測定したところ、logη=12.43
±0.04(Pa・sec)であった。
と同様に、波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測
される吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のため
の試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それ
ぞれの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンデ
ィング法により測定したところ、logη=12.43
±0.04(Pa・sec)であった。
【0042】比較例4 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、第一の熱処理は
行なわずに、10vol.%Cl2 −90vol.%N
2 雰囲気中、温度800℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後、第三の熱処理は行
なわずに、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉
に備えられた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて
1500℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下
端より透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られた
ガラスの一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、C
l、全金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ
1ppm未満、1500ppm、10ppb未満であっ
た。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、第一の熱処理は
行なわずに、10vol.%Cl2 −90vol.%N
2 雰囲気中、温度800℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後、第三の熱処理は行
なわずに、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉
に備えられた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて
1500℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下
端より透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られた
ガラスの一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、C
l、全金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ
1ppm未満、1500ppm、10ppb未満であっ
た。
【0043】紫外線の透過率を測ったところ、比較例1
と同様に、波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測
される吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のため
の試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それ
ぞれの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンデ
ィング法により測定したところ、logη=11.28
±0.04(Pa・sec)であった。
と同様に、波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測
される吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のため
の試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それ
ぞれの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンデ
ィング法により測定したところ、logη=11.28
±0.04(Pa・sec)であった。
【0044】実施例3 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度1000℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガス
にてパージした後、5vol.%O2 −95vol.%
N2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を
行なった。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度1000℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガス
にてパージした後、5vol.%O2 −95vol.%
N2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を
行なった。
【0045】処理終了後、シリカ多孔質母材をゾーン加
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1550℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ1ppm未満、50ppm未満、10p
pb未満であった。
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1550℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ1ppm未満、50ppm未満、10p
pb未満であった。
【0046】紫外線の透過率を測ったところ、特異な吸
収は観察されず、実施例1と同様であった。さらに、高
温粘性測定のための試験片を中心から外側に向って10
点切り出し、それぞれの1200℃におけるガラスの粘
度をビームベンディング法により測定したところ、lo
gη=12.43±0.01(Pa・sec)であっ
た。
収は観察されず、実施例1と同様であった。さらに、高
温粘性測定のための試験片を中心から外側に向って10
点切り出し、それぞれの1200℃におけるガラスの粘
度をビームベンディング法により測定したところ、lo
gη=12.43±0.01(Pa・sec)であっ
た。
【0047】実施例4 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1300℃で4時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度1000℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガス
にてパージした後、5vol.%O2 −95vol.%
N2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を
行なった。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1300℃で4時間第一の熱処理を行なっ
た。続いて10vol.%NH3 −90vol.%N2
雰囲気中、温度1000℃で2時間第二の熱処理(脱水
処理)を行なった。第二の熱処理後炉芯管内をN2 ガス
にてパージした後、5vol.%O2 −95vol.%
N2 雰囲気中、温度1000℃で2時間第三の熱処理を
行なった。
【0048】処理終了後、シリカ多孔質母材をゾーン加
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1550℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ1ppm未満、50ppm未満、10p
pb未満であった。
熱方式の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%
He雰囲気にて1550℃の加熱ゾーンに徐々に引き下
ろしていき、下端より透明ガラス化してシリカガラスを
得た。得られたガラスの一部を切断し、ガラス中に含ま
れるOH基、Cl、全金属元素の定量分析を行なったと
ころ、それぞれ1ppm未満、50ppm未満、10p
pb未満であった。
【0049】紫外線の透過率を測ったところ、特異な吸
収は観察されず、実施例1と同様であった。さらに、高
温粘性測定のための試験片を中心から外側に向って10
点切り出し、それぞれの1200℃におけるガラスの粘
度をビームベンディング法により測定したところ、lo
gη=12.40±0.01(Pa・sec)であっ
た。
収は観察されず、実施例1と同様であった。さらに、高
温粘性測定のための試験片を中心から外側に向って10
点切り出し、それぞれの1200℃におけるガラスの粘
度をビームベンディング法により測定したところ、lo
gη=12.40±0.01(Pa・sec)であっ
た。
【0050】比較例5 実施例1と同様の方法により、ほぼ同サイズのシリカ多
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。次いで10vol.%Cl2 ・90vol.%N2
雰囲気中、温度800℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。処理終了後、第三の熱処理を行なわ
ず、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉に備え
られた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて150
0℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下端より
透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られたガラス
の一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、Cl、全
金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ1pp
m未満、500ppm未満、10ppb未満であった。
孔質母材を得た。このシリカ多孔質母材を均等加熱方式
の電気炉に備えられた炉芯管に挿入し、100%N2 雰
囲気中、温度1000℃で2時間第一の熱処理を行なっ
た。次いで10vol.%Cl2 ・90vol.%N2
雰囲気中、温度800℃で2時間第二の熱処理(脱水処
理)を行なった。処理終了後、第三の熱処理を行なわ
ず、シリカ多孔質母材をゾーン加熱方式の電気炉に備え
られた炉芯管に挿入し、100%He雰囲気にて150
0℃の加熱ゾーンに徐々に引き下ろしていき、下端より
透明ガラス化してシリカガラスを得た。得られたガラス
の一部を切断し、ガラス中に含まれるOH基、Cl、全
金属元素の定量分析を行なったところ、それぞれ1pp
m未満、500ppm未満、10ppb未満であった。
【0051】紫外線の透過率を測ったところ、比較例1
と同様に波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測さ
れる吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のための
試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それぞ
れの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンディ
ング法により測定したところ、logη=11.46±
0.02(Pa・sec)であった。
と同様に波長240nm付近に酸素欠陥が原因と推測さ
れる吸収が観察された。さらに、高温粘性測定のための
試験片を中心から外側に向って10点切り出し、それぞ
れの1200℃におけるガラスの粘度をビームベンディ
ング法により測定したところ、logη=11.46±
0.02(Pa・sec)であった。
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれぱ、高純度で、耐熱性が高く、均質で、高温にお
ける紫外線吸収がないシリカガラスを得ることができる
効果を有するものである。このため、このシリカガラス
は、高純度と高耐熱性を兼ね備えていなければならない
半導体製造用治工具や液晶ディスプレー基板等の素材と
して好適に用いられる。
によれぱ、高純度で、耐熱性が高く、均質で、高温にお
ける紫外線吸収がないシリカガラスを得ることができる
効果を有するものである。このため、このシリカガラス
は、高純度と高耐熱性を兼ね備えていなければならない
半導体製造用治工具や液晶ディスプレー基板等の素材と
して好適に用いられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】紫外線の透過率を示す図である。
【図2】紫外線の透過率を示す図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリカガラス及びその
製造方法に関するものであり、詳しくは、高純度で、耐
熱性が高く、紫外線吸収がないシリカガラス及びシリカ
微粒子からなる多孔質体について前処理加熱を行なった
後に、チッ素化合物を含むガス雰囲気中で熱処理して無
水(脱OH)化し、次いで酸化処理した後に、ガラス化
するシリカガラスの製造方法に関するものである。
製造方法に関するものであり、詳しくは、高純度で、耐
熱性が高く、紫外線吸収がないシリカガラス及びシリカ
微粒子からなる多孔質体について前処理加熱を行なった
後に、チッ素化合物を含むガス雰囲気中で熱処理して無
水(脱OH)化し、次いで酸化処理した後に、ガラス化
するシリカガラスの製造方法に関するものである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明は、以上の問題点に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、金属不純物はもちろん、OH
基もハロゲン元素も含まず高純度で、かつ耐熱性が高
く、同一ガラス塊においては物性が異ならず均質で、紫
外線吸収がないシリカガラス及びその製造方法を提供す
ることにある。
ものであり、その目的は、金属不純物はもちろん、OH
基もハロゲン元素も含まず高純度で、かつ耐熱性が高
く、同一ガラス塊においては物性が異ならず均質で、紫
外線吸収がないシリカガラス及びその製造方法を提供す
ることにある。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれぱ、高純度で、耐熱性が高く、均質で、紫外線吸
収がないシリカガラスを得ることができる効果を有する
ものである。このため、このシリカガラスは、高純度と
高耐熱性を兼ね備えていなければならない半導体製造用
治工具や液晶ディスプレー基板等の素材として好適に用
いられる。
によれぱ、高純度で、耐熱性が高く、均質で、紫外線吸
収がないシリカガラスを得ることができる効果を有する
ものである。このため、このシリカガラスは、高純度と
高耐熱性を兼ね備えていなければならない半導体製造用
治工具や液晶ディスプレー基板等の素材として好適に用
いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多賀 俊幸 山口県防府市大字大崎276番地の1264 (72)発明者 津久間 孝次 茨城県土浦市富士崎1丁目18番7号 (72)発明者 秋山 智幸 茨城県土浦市富士崎1丁目18番7号
Claims (2)
- 【請求項1】 ガラス中に含まれるOH基濃度が10p
pm以下、ハロゲン元素濃度が50ppm以下、全ての
金属不純物元素が各々10ppb以下であり、かつ、1
200℃における粘度がlogη=11.80(Pa・
sec)以上であることを特徴とするシリカガラス。 - 【請求項2】 シリカ多孔質体を水分を含まない雰囲気
中、600〜1400℃の温度で第一の熱処理を行な
い、次いで、チッ素化合物を含むガス雰囲気中、600
〜1400℃の温度で第二の熱処理を行ない、さらに、
酸素を含むガス雰囲気中、600〜1400℃の温度で
第三の熱処理を行なった後にガラス化することを特徴と
する請求項1に記載のシリカガラスの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10955992A JPH05301733A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | シリカガラス及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10955992A JPH05301733A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | シリカガラス及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05301733A true JPH05301733A (ja) | 1993-11-16 |
Family
ID=14513309
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10955992A Pending JPH05301733A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | シリカガラス及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05301733A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5949945A (en) * | 1996-02-27 | 1999-09-07 | Hitachi Cable, Ltd. | Optical waveguide, optical module and optical system using the same |
| JP2008280247A (ja) * | 2002-07-31 | 2008-11-20 | Shinetsu Quartz Prod Co Ltd | 合成石英ガラス体 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP10955992A patent/JPH05301733A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5949945A (en) * | 1996-02-27 | 1999-09-07 | Hitachi Cable, Ltd. | Optical waveguide, optical module and optical system using the same |
| JP2008280247A (ja) * | 2002-07-31 | 2008-11-20 | Shinetsu Quartz Prod Co Ltd | 合成石英ガラス体 |
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