JPH05302609A - プッシュリベット - Google Patents

プッシュリベット

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Publication number
JPH05302609A
JPH05302609A JP12994392A JP12994392A JPH05302609A JP H05302609 A JPH05302609 A JP H05302609A JP 12994392 A JP12994392 A JP 12994392A JP 12994392 A JP12994392 A JP 12994392A JP H05302609 A JPH05302609 A JP H05302609A
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JP
Japan
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pin
leg
rivet
tip
leg portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP12994392A
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English (en)
Inventor
Tooru Sanbonmatsu
亨 三本松
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Nifco Inc
Original Assignee
Nifco Inc
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Publication date
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Publication of JPH05302609A publication Critical patent/JPH05302609A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 パネル(24,25)に形成した取付穴(2
6)に脚部(16)を挿入してピン(3)の軸部を(1
6)を押圧することにより、ピン進入孔内(9)に圧入
して4つの分割脚部(11)先端の係止突起(13)が
軸部(16)で押圧され、各分割脚部(11)がそれぞ
れ外側に広がって脚部(6)の先端側が拡径し、この脚
部(11)で取付穴(26)を押圧してパネル(24,
25)に固定すると共に、このとき軸部(16)先端が
各分割脚部(11)先端から延出して収束連結した連結
片(14)の内側に位置するするように構成したプッシ
ュリベット。 【効果】 ものが当接しても固定状態が解除されるよう
なおそれがなく、かつ負荷のかかる方向により固定力に
差が生じるようなこともない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パネル相互を連結固定
する場合などに用いられるリベットに関し、更に詳述す
ると、フランジ部に中空部を有する脚部を突設したリベ
ット本体にピンの軸部を圧入することにより、ピンの軸
部で四分割した脚部を拡径し、この脚部で取付穴を押圧
して被取付物に固定するプッシュリベットに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来よ
り、各種自動車部品等を自動車のボディーに取り付ける
場合など、パネル相互を連結固定する場合に用いられる
連結具としては、図11に示したように、貫通孔を有す
るフランジ部aの下面に中空の脚部bを突設したリベッ
ト本体cと、皿状の頭部dに軸部eを突設したピンfと
からなるプッシュリベットgが知られている。
【0003】このプッシュリベットgは、互いに連結す
るパネル(図ではバンパーhとボディーi)を互いの取
付穴を合わせて重ね合わせ、この取付穴にリベット本体
cの脚部bを挿入してこの脚部b内にピンfの軸部を挿
入することにより、該軸部eで脚部bを押し広げてこの
脚部bで取付穴を押圧し、両パネルh,iを連結固定す
るものである。なお、図11中jはクッション材、kは
リンホースである。
【0004】しかしながら、このプッシュリベットg
は、脚部bを押し広げているピンfの軸部e先端部が脚
部bの先端より突出するので、この突出先端部にものが
当たってピンfの軸部eがリベット本体cから抜け落ち
てしまいパネル相互の連結状態が解消してしまうおそれ
がある。特に、図11のバンパー取付構造では、バンパ
ーhを組付けてからクッション材jを取り付ける工程を
とる場合があり、この場合には、クッション材jがピン
fの軸部e先端に当たってピンfが抜け落ちてしまうお
それが大きい。
【0005】このように、脚部先端から突出したピンの
軸部にものが当たってパネル相互の連結状態が解除され
てしまうのを確実に防止できるプッシュリベットとして
は、貫通孔を有するフランジ部の下面に、ピン挿入用の
中空部を有し、かつスリットにより2分割された脚部を
突設すると共に、両分割脚部先端より延出する連結片を
それぞれの先端部で互いに連結したリベットが実公昭6
0−21537号公報に提案されている。
【0006】このリベットは、軸の周面に雄ねじを形成
したピンの該軸部を脚部内に挿入して脚部を拡径するこ
とにより、パネルの取付穴に固定するものであり、この
場合脚部先端から突出するピンの軸部先端部にものが当
接するのを連結片で防止することができる。また、この
リベットはピンを回転させることにより、その軸部に形
成された雄ねじの作用により容易にピンを取り出して取
付穴からリベットを取り外すことができ、これにより再
利用することができるものである。
【0007】しかしながら、このリベットは2分割した
脚部を2方向へ拡径するように構成されているので、脚
部の広がり方向には良好な固定力を発揮するが、脚部の
広がり方向に対して直角方向の力には十分な固定力が得
られにくく、リベットが傾くなどの不都合を生じ易い。
また、ピンをリベットに仮止めしておくことができない
ので、取付穴に下から上へ挿入する場合などには、リベ
ットの脚部を取付穴に挿入した後、ピンを挿入するまで
リベットを押さえていなければならず作業が非常に面倒
である。なお、ピンをリベットに途中まで挿入しておく
ことも考えられるが、この場合少しではあるが脚部が拡
径して取付穴への挿入が困難になる。
【0008】また、ピンを仮止めしておくことが可能な
リベットとしては、実公昭62−2325号公報に開示
されたリベットがある。しかしながら、このリベットも
2分割した脚部を2方向へ拡径するもので、このリベッ
トにかかる方向により固定強度に差が生じるものであ
る。さらに、このリベットはピンを回転させて深く押し
込むこりにより、脚部の拡径状態を解除してリベットを
取り外すことができるものであるが、この場合取り外し
たリベットを再利用するには、脚部先端の連結部を指等
でつまむことにより押し上げ、ピンを上昇させて仮止め
状態に復帰させなければならず、再利用のために非常に
面倒な作業を要するものである。
【0009】本発明は、上記事情に鑑みなされたもの
で、リベット先端にものが当接しても固定状態が解除さ
れるようなおそれがなく、かつ負荷のかかる方向により
固定力に差が生じるようなことのないプッシュリベット
を提供することを第1の目的とする。また、これらの性
能に加えて、ピンをリベット本体に仮止めした状態で作
業性よく固定作業を行うことができるプッシュリベット
を提供することを第2の目的とする。更に、上記性能を
具備する上に、容易に固定状態を解除することができ、
しかも面倒な作業を要することなく再利用することがで
きるプッシュリベットを提供することを第3の目的とす
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記第1の
目的を達成するため、第1の発明として、フランジ部に
ピン挿通孔を穿設すると共に、このフランジ部下面に脚
部を突設し、この脚部に上記ピン挿通孔と連通してピン
進入孔を形成すると共に、このピン進入孔から脚部外周
面に至る略十字状のスリットを形成して該脚部を四分割
し、かつ各分割脚部の先端部内面に先端に向かうに従っ
て漸次内方に傾斜するテーパー面を有する膨出部を突設
し、更にこの各分割脚部先端より連結片を延出してその
各先端部を連結してなり、被固定物に形成した取付穴に
上記脚部を挿入し、上記ピン進入孔内にピンの軸部を上
記ピン挿通孔から圧入して、該軸部で上記各分割脚部の
膨出部を外側に押圧し、各分割脚部をそれぞれ外側に広
げて脚部の先端側を拡径させ、この脚部で上記取付穴を
押圧して被取付物に固定するように構成したことを特徴
とするプッシュリベットを提供する。
【0011】また、上記第2の目的を達成するため、第
2の発明として、フランジ部にピン挿通孔を穿設すると
共に、このフランジ部下面に脚部を突設し、この脚部に
上記ピン挿通孔と連通してピン進入孔を形成すると共
に、このピン進入孔から脚部外周面に至る略十字状のス
リットを形成して該脚部を四分割し、かつ各分割脚部の
先端部内面に先端に向かうに従って漸次内方に傾斜する
テーパー面を有する係止突起を突設し、更にこの各分割
脚部先端より連結片を延出してその各先端部を連結して
なるリベット本体と、円盤状頭部の下面に軸部を突設
し、この軸部先端部に上部がテーパー面になった深凹部
を周方向に沿って形成すると共に、この深凹部の上方に
存して浅凹部を周方向に沿って形成してなるピンとを有
し、このピンの軸部を上記リベット本体のピン進入孔内
に上記ピン挿通孔を通して挿入し、該軸部の上記深凹部
内にリベット本体の上記各係止突起を係合させることに
より、上記リベット本体に上記ピンを取り付けてなり、
被固定物に形成した取付穴に上記脚部を挿入して上記ピ
ンの頭部を押圧することにより、ピンの軸部がピン進入
孔内を進入して各分割脚部先端の係止突起が軸部の深凹
部のテーパー面により外側に押圧され、各分割脚部がそ
れぞれ外側に広がって脚部の先端側が拡径し、各分割脚
部の係止突起がピン軸部の浅凹部内に係合して脚部の拡
径状態が保持されることにより、この脚部で上記取付穴
を押圧して被取付物に固定するように構成したことを特
徴とするプッシュリベットを提供する。
【0012】更に、上記第3の目的を達成するため、上
記第2の発明の実施態様として、ピンの頭部下面に複数
の引き上げ突起を形成し、かつ軸部の浅凹部を幅方向両
端部をテーパー状に形成した4つの浅凹部とすると共
に、互いに隣合う浅凹部間に平坦部を設け、またリベッ
ト本体のフランジ体上面側にピン挿通孔周縁部に沿って
一端側がテーパー状に形成された押し上げ突起を突設し
て、ピンを最深部まで押し込んでリベット本体の脚部を
拡径させた状態でピンを回動させることにより、リベッ
ト本体のピン進入孔内でピン軸部が回動して各分割脚部
の係止突起が上記各浅凹部から上記平坦部に移動すると
共に、上記押し上げ突起が上記引き上げ突起を押し上げ
てピンの軸部が引き上げられ、更に軸部が引き上げられ
ながら回動することにより、各分割脚部の係止突起が軸
部の深凹部に移動して脚部の拡径状態が解除されるよう
に構成したプッシュリベットを提供する。
【0013】
【作用】本発明の第1のプッシュリベットは、脚部を互
いに連結するパネル相互に形成された取付穴に挿入し、
ピン進入孔内にピンの軸部を上記ピン挿通孔から圧入し
て、該軸部で上記各分割脚部の膨出部を外側に押圧し、
各分割脚部をそれぞれ外側に広げて脚部の先端側を拡径
させ、この脚部で上記取付穴を押圧して取付穴に固定
し、これによりパネル相互を連結固定するものである。
なお、上記ピンとしては、円盤状頭部に軸部を突設した
ものであればよく、単なる円柱状軸部を有するもの、円
柱状軸部に各分割脚部の膨出部が係合する凹部を形成し
たもの、軸部周面にねじを螺設したものなど種々のピン
を使用することができる。
【0014】この場合、上記脚部はピン進入孔から脚部
外周面に至る略十字状のスリットで四分割されているの
で、ピン軸部の進入により各分割脚部が四方向に広がっ
て脚部が拡径する。従って、負荷のかかる方向により固
定力に差が生じるようなことがなく、強固にリベットを
固定してパネル相互を強固に連結固定することができ
る。また、各分割脚部部の先端から延出した連結片がそ
の先端部で互いに連結しているので、脚部先端より突出
したピン軸部先端にものが当接することがなく、従って
不用意に固定状態が解除されるようなこともない。更
に、軸部周面にねじを螺設したピンを用いた場合には、
ピンを回転させることにより容易に固定状態を解除する
こともできる。
【0015】また、本発明の第2のプッシュリベット
は、上記第1のリベットと同様に、リベット本体の脚部
を互いに連結するパネル相互に形成された取付穴に挿入
し、ピンの頭部を押圧してピンの軸部をリベット本体の
軸部内で進入させ、この軸部で脚部先端側を拡径するこ
とにより取付穴を押圧して取付穴に固定し、これにより
パネル相互を連結固定するものである。
【0016】この場合、この第2のプッシュリベットに
あっては、非使用時において、ピンはその軸部先端側を
リベット本体脚部のピン進入孔内に挿入した状態で、ピ
ン軸部先端に形成された深凹部内に分割脚部先端の係止
突起が係合して、リベット本体に取り付けられているの
で、ピンをリベット本体に取り付けたままで、リベット
本体の脚部を上記取付穴に挿入する作業を行うことがで
きる。そして、ピンの頭部を押圧することにより、ピン
の軸部が脚部のピン進入孔内を進入して各分割脚部先端
の係止突起が軸部の深凹部上部のテーパー面により外側
に押圧され、各分割脚部がそれぞれ外側に広がって脚部
の先端側が拡径し、各分割脚部の係止突起がピン軸部の
浅凹部内に係合して脚部の拡径状態が保持され、この脚
部で取付穴を押圧して該取付穴に固定し、パネル相互が
連結固定される。従って、ピンの頭部を押圧するだけで
極めて容易にリベットを取付穴に固定することができ
る。しかも、上記第1のリベットと同様に、リベット本
体の脚部は四分割された各分割脚部が四方向に広がって
拡径するので、負荷のかかる方向により固定力に差が生
じるようなことがなく、強固にリベットを固定してパネ
ル相互を強固に連結固定することができる。
【0017】また、この第2のプッシュリベットにおい
て、ピンの頭部下面に複数の引き上げ突起を形成し、か
つ軸部の浅凹部を幅方向両端部をテーパー状に形成した
4つの浅凹部とすると共に、互いに隣合う浅凹部間に平
坦部を設け、またリベット本体のフランジ体上面側にピ
ン挿通孔周縁部に沿って一端側がテーパー状に形成され
た押し上げ突起を突設することにより、ピンを回動させ
ることによって容易に脚部の拡径状態を解除し得るよう
にすることができる。
【0018】即ち、ピンを最深部まで押し込んでリベッ
ト本体の脚部を拡径させた状態でピンを回動させること
により、リベット本体のピン進入孔内でピン軸部が回動
して各分割脚部の係止突起が各浅凹部から平坦部に移動
すると共に、上記押し上げ突起が上記引き上げ突起を押
し上げてピンの軸部が引き上げられ、更に軸部が引き上
げられながら回動することにより、各分割脚部の係止突
起が軸部の深凹部に移動して脚部の拡径状態が解除され
るものである。このように、ピンを回動させるだけで簡
単に拡径状態を解除して取付穴から取り外すことがで
き、しかも取り外したリベットは初期状態に戻っている
ので、そのまま再利用することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例につき図面を参照して
説明する。図1,2は、本発明の一実施例にかかるプッ
シュリベットを示すもので、このプッシュリベット1
は、リベット本体2(第1発明のプッシュリベット)と
ピン3とから構成されている。上記リベット本体2は、
図3乃至図7に示したように、円盤状のフランジ部4の
中央にピン挿通孔5を穿設すると共に、下面に略円柱状
の脚部6を突設したものである。上記ピン挿通孔5は、
中間部に段差部7が形成されて下面側開口部が上面側開
口部よりも小径に形成されており、この段差部7には一
端側がテーパー状に形成された4つの押し上げ突起8が
等間隔ずつ離間して周方向に沿って突設されている。
【0020】また、上記脚部6には、上記ピン挿入孔と
連通するピン進入孔9が軸方向に沿って形成されている
と共に、このピン進入孔9から脚部6外周面に至る略十
字状のスリット10が形成されており、このスリット1
0により該脚部6が4つの分割脚部11,11,11,
11に分割されている(図7参照)。各分割脚部11の
先端部内面には、先端に向かうに従って漸次内方に傾斜
するテーパー面12を有する係止突起13が突設されて
いる。そして、この各分割脚部11先端から部分的に細
長板状の連結片14,14,14,14が一体に延出形
成されており、これら連結片14,14,14,14は
その先端部で収束して互いに連結されている。
【0021】次ぎに、上記ピン3は、図8乃至図10に
示したように、円盤状の頭部15の下面に先端が尖った
軸部16を一体に突設したものである。上記頭部15に
は、上面中央部に+型ドライバーの軸部先端が係合する
十字状凹部17が形成されていると共に、下面縁部には
軸部16を挟んで互いに対向する位置に一対の引き上げ
突起18,18が突設されている。また、軸部16の先
端部には上部がテーパー面19になった4つの深凹部2
0(図では2つしか示されていない)が周方向に沿って
連設され、更に各深凹部20の上方に存してそれぞれ浅
凹部21が周方向に沿って連設されている。各浅凹部2
1は幅方向両端部がテーパー状に形成されていると共
に、互いに隣合う浅凹部21間には平坦部22が形成さ
れている。なお、図9中23は材料節約のために形成し
た凹部であり、図9は正面側を示しているが背面側も同
様の構成になっている。また、上記頭部15は上記リベ
ット本体2のピン挿通孔5の上部大径部にピッタリと嵌
合する大きさに形成されており、また軸部16の径はリ
ベット本体2のピン進入孔9内を自由に進退できる大き
さに形成されている。
【0022】本実施例のプッシュリベット1は、このピ
ン3と上記リベット本体2とからなり、図1に示したよ
うに、ピン3の軸部16をリベット本体2のピン進入孔
9内にピン挿通孔5を通して挿入した状態に取り付けた
ものである。この場合、ピン3の軸部16先端部に形成
された各深凹部20内にリベット本体2の各分割脚部1
1先端部内面に突設された係止突起13が係合してピン
3がリベット本体2から外れてしまうことのないように
なっている。更にこの状態において、ピン3の頭部15
及び軸部16上端部がリベット本体2のフランジ部4上
面から突出した状態となっている。
【0023】次ぎに、本例プッシュリベット1の使用法
及びその動作について説明する。このプッシュリベット
1は、パネル相互又は物品のパネル状部分を相互に連結
固定するもので、この場合図2に示したように、まず互
いに連結固定するパネル24,25をそれぞれの取付穴
26,26を一致させて重ね合わせ、この取付穴26に
プッシュリベット1の脚部6を挿入してフランジ部4の
下面をパネル24に当接させる。そして、ピン3の頭部
15を指で押圧して、軸部16をピン進入孔9内で進入
させると共に、頭部15をピン挿入孔5内に嵌入する。
【0024】このとき、ピン3の軸部16がピン進入孔
9内を進入することにより、各分割脚部11先端の係止
突起13がその上部テーパー面12と軸部16の深凹部
20のテーパー面19の作用により外側に押圧され、各
分割脚部11がそれぞれ外側に広がって脚部6の先端側
が四方向に拡径し、各分割脚部11の係止突起13がピ
ン3軸部16の各浅凹部21内に係合して脚部6の拡径
状態が保持される。これにより、この拡径した脚部6が
取付穴26を押圧してリベット1が取付穴26に固定さ
れると共に、両パネル24,25がフランジ部4下面に
押し付けられ、拡径脚部6とフランジ部4との間に両パ
ネル24,25が連結固定される。またこのとき、ピン
3の頭部15はその下面に突設した引き上げ突起18,
18がピン挿通孔5の段差部7に各押し上げ突起8の間
で当接した状態にピン挿通孔5内に嵌合する。これによ
り、ピン挿通孔5の上端開口部がピン3の頭部15で閉
塞され、フランジ部4の上面はフラットな状態になる。
【0025】このように、本例のプッシュリベット1は
ピン3が初めからリベット本体2に取り付けられている
ので、脚部6を取付穴に挿入してリベット本体2のフラ
ンジ部4から突出しているピン3の頭部15をワンプッ
シュするだけで極めて容易にパネル相互を連結すること
ができる。しかも、脚部6は、十字状のスリット10で
四分割されているので、軸部16の進入により各分割脚
部11が四方向に広がって脚部6が拡径する。従って、
負荷のかかる方向により固定力に差が生じるようなこと
がなく、強固にリベット1を固定してパネル相互を強固
に連結固定することができる。更に、図2から明らかな
ように、ピン3を押し込んだ後は脚部6の先端から突出
した軸部16の先端部が各連結片14の内側に位置する
ので、ものがこの軸部16の突出先端部に当接してピン
3が押し上げられ、脚部6の拡径状態が不用意に解除し
てしまうこともない。
【0026】また、このプッシュリベット1はドライバ
ーによりピン3を回動させることにより、容易に固定状
態を解除して取付穴26から取り外すことができる。即
ち、図2の状態で+型ドライバーの軸部先端をピン3の
頭部15に形成した十字状凹部17(図8参照)に挿入
係合させてピン3を回動させることにより、リベット本
体2のピン進入孔9内でピン2の軸部16が回動して各
分割脚部11の係止突起13が浅凹部21から各浅凹部
間の平坦部22に移動すると共に、ピン挿通孔5の段差
部7に形成した押し上げ突起8がピン3頭部15の下面
に突設した引き上げ突起18を押し上げてピン3の軸部
16が引き上げられ、更に軸部16が引き上げられなが
ら回動することにより、各分割脚部11の係止突起13
が軸部16の深凹部20内に移動して脚部6の拡径状態
が解除され、図1の初期状態に復帰する。このとき、ピ
ン3の回動操作は、ピン3を回動させることさえ確実に
行えばよく、回動操作初期においては上記押し上げ突起
8のテーパー部の作用により自動的にピン3が押し上げ
られ、更に回動操作後期においては上記係止突起13の
テーパー面12と深凹部20のテーパー面19との作用
及び各分割脚部11の弾性復帰力によって、ピン3が自
動的に押し上げられる。なお、脚部6を拡径させた固定
状態(図2の状態)にあってはピン3の頭部15は、完
全にピン挿通孔5内に収容された状態となるので、不用
意にピン3が回動して固定状態が解除されてしまうよう
なおそれはない。
【0027】このように、本例のプッシュリベット1に
よれば、ドライバーでピン3を回動させるだけで極めて
容易に固定状態を解除して取付穴26から取り外すこと
ができ、しかも取り外したリベット1は初期状態に戻っ
ているので、面倒な操作を要することなくそのまま再利
用することができる。
【0028】以上のように、本実施例のプッシュリベッ
ト1によれば、負荷のかかる方向により固定力に差が生
じるようなことがなく、強固にパネル相互を連結固定す
ることができ、しかもリベット1の先端部にものが当接
しても固定状態が解除されるようなおそれもなく、その
上、脚部6を取付穴に挿入してピン3の頭部15をワン
プッシュするだけで極めて容易に固定作業を行うことが
できる。更に、ピン3をドライバーで回動させるだけで
容易に固定状態を解除することができ、しかも面倒な作
業を要することなく取り外したリベット1をそのまま再
利用することができる。
【0029】なお、本発明のプッシュリベットは、上記
実施例に限定されるものではなく、ピンやリベット本体
の構成は本発明の要旨を逸脱しないかぎり種々変更して
差し支えない。例えば、上記ピン3の深凹部20、引き
上げ突起18及びリベット本体の押し上げ突起8を省略
してピンを脚部6内に圧入して脚部を拡径させるように
することもでき、更に軸部の周面にねじ山を螺設したピ
ンや単なる円柱状軸部を有するピンを用いることもでき
る。この場合、ピンをリベット本体に仮止めした状態で
固定作業を行うことはできないが、上記実施例のプッシ
ュリベット1と同様に、脚部は四方向に拡径するので、
負荷のかかる方向により固定力に差が生じるようなこと
がなく、強固にパネル相互を連結固定することができ、
しかもピン先端は連結片14により保護されるのでリベ
ットの先端部にものが当接しても固定状態が解除される
ようなおそれもない。更に、ピン3の深凹部20及び浅
凹部21は、リング状に連続した凹部としてもよく、こ
の場合はピンを回転させることにより固定状態を解除す
ることはできなくなるが、ピンを仮止めした状態で固定
作業を行うことは可能となる。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のプ
ッシュリベットによれば、先端部にものが当接しても固
定状態が解除されるようなおそれがなく、かつ負荷のか
かる方向により固定力に差が生じるようなこともなく、
強固にパネル相互を連結固定することができる。また、
第2のプッシュリベットによれば、ピンをリベット本体
に仮止めした状態で作業性よく固定作業を行うことがで
き、更に上記実施態様のプッシュリベットによれば、上
記性能を具備する上に、容易に固定状態を解除すること
ができ、しかも面倒な作業を要することなく再利用する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例にかかるプッシュリベットを
示す一部を切り欠いて断面とした正面図である。
【図2】同プッシュリベットを用いてパネル相互を連結
固定した状態を示す一部を切り欠いて断面とした正面図
である。
【図3】同プッシュリベットを構成するリベット本体を
示す平面図である。
【図4】同プッシュリベットを構成するリベット本体を
示す正面図である。
【図5】同プッシュリベットを構成するリベット本体を
示す側面図である。
【図6】同プッシュリベットを構成するリベット本体を
示す底面図である。
【図7】同プッシュリベットを構成するリベット本体を
示す図5のA−A線に沿った断面図である。
【図8】同プッシュリベットを構成するピンを示す平面
図である。
【図9】同プッシュリベットを構成するピンを示す正面
図である。
【図10】同プッシュリベットを構成するピンを示す底
面図である。
【図11】従来のプッシュリベットを用いてバンパーを
自動車のボディーに取り付けた状態を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 プッシュリベット(第2発明のプッシュリベット) 2 リベット本体(第1発明のプッシュリベット) 3 ピン 4 フランジ部 5 ピン挿通孔 6 脚部 8 押し上げ突起 9 ピン進入孔 10 十字状スリット 11 分割脚部 12 テーパー面 13 係止突起(膨出部) 14 連結片 15 頭部 16 軸部 18 引き上げ突起 19 テーパー面 20 深凹部 21 浅凹部 22 平坦部 24,25 パネル(被取付物) 26 取付穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フランジ部にピン挿通孔を穿設すると共
    に、このフランジ部下面に脚部を突設し、この脚部に上
    記ピン挿通孔と連通してピン進入孔を形成すると共に、
    このピン進入孔から脚部外周面に至る略十字状のスリッ
    トを形成して該脚部を四分割し、かつ各分割脚部の先端
    部内面に先端に向かうに従って漸次内方に傾斜するテー
    パー面を有する膨出部を突設し、更にこの各分割脚部先
    端より連結片を延出してその各先端部を連結してなり、
    被固定物に形成した取付穴に上記脚部を挿入し、上記ピ
    ン進入孔内にピンの軸部を上記ピン挿通孔から圧入し
    て、該軸部で上記各分割脚部の膨出部を外側に押圧し、
    各分割脚部をそれぞれ外側に広げて脚部の先端側を拡径
    させ、この脚部で上記取付穴を押圧して被取付物に固定
    するように構成したことを特徴とするプッシュリベッ
    ト。
  2. 【請求項2】 フランジ部にピン挿通孔を穿設すると共
    に、このフランジ部下面に脚部を突設し、この脚部に上
    記ピン挿通孔と連通してピン進入孔を形成すると共に、
    このピン進入孔から脚部外周面に至る略十字状のスリッ
    トを形成して該脚部を四分割し、かつ各分割脚部の先端
    部内面に先端に向かうに従って漸次内方に傾斜するテー
    パー面を有する係止突起を突設し、更にこの各分割脚部
    先端より連結片を延出してその各先端部を連結してなる
    リベット本体と、円盤状頭部の下面に軸部を突設し、こ
    の軸部先端部に上部がテーパー面になった深凹部を周方
    向に沿って形成すると共に、この深凹部の上方に存して
    浅凹部を周方向に沿って形成してなるピンとを有し、こ
    のピンの軸部を上記リベット本体のピン進入孔内に上記
    ピン挿通孔を通して挿入し、該軸部の上記深凹部内にリ
    ベット本体の上記各係止突起を係合させることにより、
    上記リベット本体に上記ピンを取り付けてなり、被固定
    物に形成した取付穴に上記脚部を挿入して上記ピンの頭
    部を押圧することにより、ピンの軸部がピン進入孔内を
    進入して各分割脚部先端の係止突起が軸部の深凹部のテ
    ーパー面により外側に押圧され、各分割脚部がそれぞれ
    外側に広がって脚部の先端側が拡径し、各分割脚部の係
    止突起がピン軸部の浅凹部内に係合して脚部の拡径状態
    が保持されることにより、この脚部で上記取付穴を押圧
    して被取付物に固定するように構成したことを特徴とす
    るプッシュリベット。
  3. 【請求項3】 ピンの頭部下面に複数の引き上げ突起を
    形成し、かつ軸部の浅凹部を幅方向両端部をテーパー状
    に形成した4つの浅凹部とすると共に、互いに隣合う浅
    凹部間に平坦部を設け、またリベット本体のフランジ体
    上面側にピン挿通孔周縁部に沿って一端側がテーパー状
    に形成された押し上げ突起を突設して、ピンを最深部ま
    で押し込んでリベット本体の脚部を拡径させた状態でピ
    ンを回動させることにより、リベット本体のピン進入孔
    内でピン軸部が回動して各分割脚部の係止突起が上記各
    浅凹部から上記平坦部に移動すると共に、上記押し上げ
    突起が上記引き上げ突起を押し上げてピンの軸部が引き
    上げられ、更に軸部が引き上げられながら回動すること
    により、各分割脚部の係止突起が軸部の深凹部に移動し
    て脚部の拡径状態が解除されるように構成した請求項2
    記載のプッシュリベット。
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