JPH05302874A - 剥離性フィルター体 - Google Patents

剥離性フィルター体

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JPH05302874A
JPH05302874A JP18927091A JP18927091A JPH05302874A JP H05302874 A JPH05302874 A JP H05302874A JP 18927091 A JP18927091 A JP 18927091A JP 18927091 A JP18927091 A JP 18927091A JP H05302874 A JPH05302874 A JP H05302874A
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JP
Japan
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filter
frame
adhesive
frame body
peelable
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Application number
JP18927091A
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English (en)
Inventor
Michirou Shibazaki
迪郎 芝崎
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Abstract

(57)【要約】 【目的】フィルターの枠体からの切り離しを化学的に行
うことの出来るフィルター体を提供する。 【構成】 枠体1と、枠体1に接着部3を介して張設し
たフィルター2とから構成したフィルター体において、
フィルター2を枠体1から剥離すべく、接着部3を、剥
離液の化学的作用によってその接着力が低下するものと
した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、枠体とフィルターとか
ら成るフィルター体において、フィルターを枠体から剥
離自在としたフィルター体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】中空部を有する板状等の枠体に極薄なフ
ィルター(メンブレンフィルター)を張設し、そのフィ
ルターで細胞等の検体を含んだ溶液を濾過することによ
って検体をフィルター上に捕捉した後、その検体をフィ
ルター上に捕捉したままの状態で染色等を行ってプレパ
ラートとし、顕微鏡によって鏡検する手段が、本願出願
人により発明され先に出願されている(例えば特願平1
−179642号)。
【0003】この手段は、検体を効率的に捕捉出来、
又、塗抹法のように検体を破壊等することがないためこ
の分野において極めて画期的なものである。又、フィル
ターを枠体に組付けたことによって、その取扱いが簡便
である。この枠体とフィルターとの組付けは限定されて
おらず、適宜、接着剤、接着フィルム、超音波溶着、高
周波溶着等によって行うことが出来る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】こうした従来技術にお
いて、フィルター上に捕捉した細胞、細菌、不純物等の
検体10を顕微鏡で鏡検する場合、100倍程度迄の低倍
率の拡大であれば問題はないのであるが、それ以上の倍
率で鏡検する場合は、対物レンズ11を検体10にごく近づ
ける必要があり、そのため対物レンズ11が枠体1に当接
してしまい充分な観察が出来ないという問題がある(図
7参照)。
【0005】こうした問題を解決するため、刃物5でフ
ィルター2を枠体1から物理的に切り離した後、スライ
ドガラス上に載置し、鏡検する方法が行われている(図
8)。しかし、刃物でフィルターを切り離す方法にあっ
ては、刃物で手を切る可能性があり危険である、刃
物でフィルターをきれいに切断することが難しい、切
断時に生じる振動や接触によりフィルター上に捕捉した
検体が脱落や剥離し易い、等の問題がある。本発明は、
こうした問題に鑑み創案されたもので、フィルターの枠
体からの切り離しを化学的に行うことの出来るフィルタ
ー体を提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのための手段として、
枠体1と、枠体1に接着部3を介して張設したフィルタ
ー2とから構成したフィルター体において、フィルター
2を枠体1から剥離すべく、接着部3を、剥離液の化学
的作用によってその接着力が低下するものとした。
【0007】尚、この剥離液は、検体処理液とすること
が出来る。又、剥離液に浸漬後、フィルター2を支持し
て枠体1との剥離を容易とすべく、フィルター2の一部
を枠体1から突出した突出部4とすると良い。
【0008】
【作用および実施例】図1および図2に、本願発明の剥
離性フィルター体を示す。枠体1とフィルター2とは共
に種々の材料で成形される。又、この両者を組付けるた
めには各種の接着剤、粘着剤、接着方法等があり、限定
されない。例えば、水には不溶性であるが、アルコー
ルには溶性であるもの、逆に、水には溶性であるが、
アルコールには不溶性であるもの、アルコール系の
内、その一部には溶性であるが、その他には不溶性であ
るもの、有機溶剤には溶性であるが、アルコールや水
には不溶性であるもの、有機溶剤の内、その一部には
溶性であるが、その他には不溶性であるもの、等であ
る。
【0009】従って、枠体1とフィルター2との接着部
3(接着剤、粘着剤、粘着テープ等の枠体1とフィルタ
ー2とを組付けすることの出来るものをいう)が、化学
的作用によってその接着力が低下し、その結果、フィル
ター2が枠体1から容易に剥離するもので構成する。
【0010】以下、本発明の剥離性フィルター体を使用
して行った作用を、細胞診をもとに述べる。細胞診は癌
診断のためのもので、癌の診断に欠くことができない検
査方法である。当該検査を行うためには検体のプレパラ
ートを作成しなければならない。それは、以下の工程で
行う。細胞浮遊液を本願発明に係る剥離性フィルター
体で捕捉する。細胞を捕捉後、剥離性フィルター体を
ホルダーから取出す。捕捉した細胞をアルコールで固
定する。水溶性の染色液で染色する場合は、固定液と
して用いたアルコールを蒸留水等で洗浄してアルコール
を除く(アルコール系の染色液で染色する場合は、その
まま染色を行う)。パパニコロウ染色(代表的な染色
方法)やギムザ染色を行う。キシレンに浸漬した後、
プレパラートとする。
【0011】本作用の場合、枠体1とフィルター2とを
組付ける接着部3をこの最後の工程であるキシレンに対
して溶性である接着剤を使用し、それによって、このキ
シレンとの化学作用によってその接着力が低下し、その
結果、剥離性フィルター体をキシレンから取出した際、
フィルター2を枠体1から容易に剥離することが出来る
ものである。この剥離は、剥離液(この場合、キシレ
ン)に浸漬中、経時的に自然に剥離されるが、剥離が不
十分な場合は、図3に示すように、スライドガラス6上
で、フィルター2をピンセット9等で押さえながら枠体
1を持ち上げることによって容易に剥離出来る。この場
合、フィルター2の一部を枠体1からはみ出た状態の突
出部4を設けると、この突出部4をピンセット9等で押
さえることが出来るので作業性が向上する。枠体1から
剥離したフィルター2は、そのままスライドガラス6上
に載置し、プレパラートとして顕微鏡で鏡検する。キシ
レンの化学反応によってその接着力が低下する接着部3
を構成する接着剤としては、嫌気性接着剤、瞬間接着
剤、吸油性接着剤、水溶性接着剤、耐熱性接着剤、導電
性接着剤、エポキシ系接着剤、ポリウレタン系接着剤、
減圧性接着剤、放射線硬化型接着剤、無機接着剤、機能
性エマルジョン等がある。
【0012】図4に本願発明の一実施例を示す。この剥
離性フィルター体は、メンブレンフィルター2と枠体1
との剥離を容易に達成するためにフィルター2が枠体1
からはみ出た突出部4を、枠体1の中央部に形成した空
間部7に形成している。枠板は薄板状である。剥離液に
浸漬した後、剥離性フィルター体をスライドガラス6上
に載置し、この突出部4をピンセット9でスライドガラ
ス6上に押さえつけた状態で枠体1をつまみ上げること
によって、フィルター2を枠体1から容易に剥離するこ
とが出来るものである。枠体1中央部の空間部7は、染
色処理等において、染色液等が枠体1に付着して持ち出
されるのを抑えるのに有効である。又、本実施例におい
ては、枠体1他端部の表面を粗面8として文字等の記載
を可能としている。
【0013】尚、上記実施例においては、検体処理液の
一つであるキシレンを剥離液としているが、これら検体
処理液とは別個に専用の剥離液を備えるものとしても良
い。又、本発明は、上記実施例に示した薄板状の枠体1
に限定するものでなく、あらゆる形状の枠体1、例え
ば、リング状(図4)や円筒状(図5)の枠体1にも応
用出来るものである。
【0014】
【発明の効果】このように、本発明は、枠体とフィルタ
ーとの接着部を、剥離液の化学作用によってその接着力
が低下し剥離することが出来るものとしているので、従
来のように物理的な力を加えることなく両者を容易に剥
離することが出来、よって枠体が検体の妨げになること
なく、又、細胞等の検体の脱落等をおこすことなく、ス
ライドガラス上で100倍以上の高倍率拡大による鏡検
が行え、検体の観察を正確に行うことが出来るという、
優れた効果を発揮するものである。
【0015】
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】フィルターを枠体から剥離する状態を示す図で
ある。
【図4】本願発明の一実施例を示す平面図である。
【図5】本願発明の他の実施例を示す斜視図である。
【図6】本願発明のさらに他の実施例を示す斜視図であ
る。
【図7】従来技術を示す断面図である。
【図8】従来技術を示す断面図である。
【符号の説明】
1 枠体 2 フィルター 3 接着部 4 突出部 5 刃物 6 スライドガラス 7 空間部 8 粗面 9 ピンセット 10 検体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 枠体(1) と、該枠体(1) に接着部(3) を
    介して張設したフィルター(2) とから構成したフィルタ
    ー体において、前記フィルター(2) を前記枠体(1) から
    剥離すべく、前記接着部(3) を、剥離液の化学的作用に
    よってその接着力が低下するものとして成る剥離性フィ
    ルター体。
  2. 【請求項2】 剥離液を検体処理液として成る請求項1
    記載の剥離性フィルター体。
  3. 【請求項3】 剥離液に浸漬後、フィルター(2) を支持
    して枠体(1) との剥離を容易とすべく、前記フィルター
    (2) の一部を前記枠体(1) から突出した突出部(4) とし
    て成る請求項1又は2記載の剥離性フィルター体。
JP18927091A 1991-07-03 1991-07-03 剥離性フィルター体 Pending JPH05302874A (ja)

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Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61260142A (ja) * 1985-05-15 1986-11-18 Olympus Optical Co Ltd 位相差標本の作成方法
JPS62144042A (ja) * 1985-12-19 1987-06-27 Kawasaki Steel Corp 粉塵試料の採取方法
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JPH03100437A (ja) * 1989-09-14 1991-04-25 Toshiba Corp 金属組織のレプリカ採取装置

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