JPH05303152A - 写真焼付露光量決定方法 - Google Patents

写真焼付露光量決定方法

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JPH05303152A
JPH05303152A JP10700092A JP10700092A JPH05303152A JP H05303152 A JPH05303152 A JP H05303152A JP 10700092 A JP10700092 A JP 10700092A JP 10700092 A JP10700092 A JP 10700092A JP H05303152 A JPH05303152 A JP H05303152A
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film
long
image
term
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JP10700092A
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English (en)
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Takaaki Satou
恭彰 佐藤
Akira Kita
章 紀太
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルム品種による調子再現特性のみならず
上記の諸条件に対するフィルムの特性変化に総合的かつ
動的に適応し、一定の品質の写真印画を安定して効率良
く生産することができる写真焼付露光量決定方法を提供
する。 【構成】 カラー写真フィルム上に記録された原画を色
分解した後、光電変換して得た個々の原画の画像情報を
主パラメータとし、かつ(1)前記画像情報を、同一フ
ィルム内の複数原画に渡って蓄積した短期蓄積情報、
(2)前記画像情報を、複数のフィルムに渡って、各フ
ィルムの品種グループ毎に蓄積した長期蓄積情報、
(3)フィルムの品種グループに応じて選択されるフィ
ルム固有情報、のうちの少なくとも2種類を副パラメー
タとし、前記主パラメータと副パラメータとに基づい
て、個々の原画の写真焼付露光量を決定するようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、写真を焼付処理する際
の写真焼付露光量決定方法に関し、詳細には、カラー写
真フィルムに記録された個々の原画を色分解した後、光
電変換して得た画像情報と複数の原画から得た画像情報
の蓄積情報に基づいて写真焼付露光量を決定する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的な写真撮影において、被写体の青
(B)、緑(G)、赤(R)(以下、それぞれ単にB、
G、Rと記載する)の3原色の平均反射率は略一定であ
ることが経験則として知られている。そこで、従来の写
真焼付装置では、写真原画の全面積の平均透過濃度(L
ATD)を測定し、測定された平均透過濃度に基づいて
写真焼付における露光量を決定することによって、印画
紙のB、G、R各色の感光層に与える露光量を一定に制
御し、カラーバランスの良好な写真印画を作成するよう
にしている。
【0003】この方法では、被写体において輝度分布や
色の分布に偏りがある場合に、適正な写真印画が得られ
難いという欠点がある。これらの写真原画はサブジェク
トフェリアと呼ばれ、特に、被写体の輝度分布の偏りを
原因とするものはデンシティフェリア、また色分布の偏
りを原因とするものはカラーフェリアと呼ばれる。デン
シティフェリアに対して自動的に露光量の調整を行なう
濃度補正を目的とする公知技術として、特公昭56−2
691号公報に開示された技術を挙げることができる。
即ち、写真フィルム上の原画を走査し、この走査で得ら
れた画像濃度から画像の領域毎に特性値を求め、この特
性値に基づいて分類を行ない、分類毎に予め定められた
特性値の関数により、当該原画に対する露光量を調整す
るものである。
【0004】また、カラーフェリアに対して自動的に露
光量の調整を行なう色補正を目的とする技術としては、
相対的に高いネガ濃度成分に対して相対的に低い露光量
を与えるロワードコレクションが知られている。通常の
写真焼付装置では、写真原画のB、G、R各色の濃度変
化が、写真フィルムの特性によるものか、被写体の各色
分布の差によるものであるかが自動的に識別できない。
このため、写真フィルムの品種毎に色補正の基準濃度を
予め設定し、焼き付けるべき写真フィルムの品種に応じ
て、設定した基準濃度を選択するようにしている。
【0005】一方、この色補正の基準濃度を自動的に求
める方法として、従来より次のような提案がなされてき
た。特開昭55―46741号公報では、写真フィルム
を3原色に色分解走査し、得られた各色の画像濃度から
2組の2色間の濃度差と中性濃度とを求め、この2組の
濃度差と中性濃度との関数関係から、当該原画が記録さ
れた原画フィルムに固有な値を導いて露光制御に関連づ
ける方法が開示されている。
【0006】特開昭56−30121号公報では、多数
の写真フィルムの画面平均濃度からその平均値を算出
し、逐次基準濃度として用いる方法が開示されている。
特開昭62−144158号公報では、多数個の原画フ
ィルムの蓄積された画面特性値から基準値への変換テー
ブルを作成して、測光データの正規化を行なう方法が開
示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】カラー写真フィルムに
記録された写真画像は、被写体、撮影照明光や撮影露出
等の撮影条件のみならず、フィルム保存条件、フィルム
現像条件などの諸条件、あるいはフィルムの調子再現特
性によって大きく異なる。さらに、この調子再現特性や
上記諸条件に対するフィルム特性の多くは、フィルム品
種によっても異なることが一般的に知られている。
【0008】そこで、上記従来の技術では、多数の原画
から得られる画像濃度から色補正の基準濃度を求める方
法が提案されているが、いずれも上記フィルムの特性を
部分的に反映したものに過ぎず、依然多くの問題が未解
決である。特開昭55―46741号公報に開示された
原画フィルムに固有な値を求める方法では、この値が原
画フィルムに撮影された被写体に大きく依存するため、
フィルムの現像特性、調子再現特性がこの値に十分反映
されず、多くの事例において適正な写真印画が得られな
いという問題がある。
【0009】例えば、対象となる原画フィルム上に記録
された原画の数が少ない場合、上記の値にはフィルムの
特性が十分反映され得ないばかりか、画像濃度のデータ
不足から信頼性は極めて低く、写真焼付露光量を求める
上で必要な精度が確保できないという問題がある。ま
た、原画の多くが、被写体において特定色が支配的な原
画、即ちカラーフェリアである場合には、原画フィルム
に固有な値がこの特定色に対応する濃度から求められる
ため、フィルム特性を反映したものにはなり得ず、さら
にカラーフェリアに対して必要な補正が行なわれないた
め、得られる写真印画のカラーバランスは不適正となる
問題がある。
【0010】一方、特開昭56−30121号公報や特
開昭62−144158号公報に開示された、多数の写
真フィルムの画面平均濃度からその平均値を算出して逐
次基準濃度として用いる方法や、多数個の原画フィルム
の蓄積された画面特性値から基準値への変換テーブルを
作成して、測光データの正規化を行なう方法では、上記
平均値や変換テーブルが所定の条件を満たす場合にのみ
求められるため、それまでの期間、露光量を決定するた
めの基準濃度が得られないという問題がある。また、上
記の条件が満たされた以降も、一旦求められた上記平均
値や変換テーブルはさらに一定の期間修正されないた
め、フィルムの特性変化に対応できないばかりか、修正
の前後で色補正の基準濃度が変化し、一定の色調の写真
印画を安定して得ることはできないという問題がある。
加えて、これらの方法は単独の平均値あるいは変換テー
ブルに基づくものであるため、フィルム保存条件、フィ
ルム現像条件、あるいはフィルム品種による特性変化と
いった諸要因のうち、単独の特性変化にのみ対応するに
過ぎない。
【0011】本発明は、こうした課題に鑑みてなされた
ものであり、適正な写真焼付を行なうため、フィルム品
種による調子再現特性のみならず上記の諸条件に対する
フィルムの特性変化に総合的かつ動的に適応し、一定の
品質の写真印画を安定して効率良く生産することができ
る写真焼付露光量決定方法を提供することを目的として
いる。
【0012】また、本発明は写真焼付装置の諸形態に適
合し、かつ簡易な手法により十分な性能が得られる写真
焼付露光量決定方法を提供することを目的としている。
さらに、本発明は、フィルム品種が識別できない場合に
も相応の対処が可能な写真焼付露光量決定方法を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明の写真焼付露光量決定方法は、カラー写真フィ
ルム上に記録された原画を色分解した後、光電変換して
得た個々の原画の画像情報を主パラメータとし、かつ (1)前記画像情報を、同一フィルム内の複数原画に渡
って蓄積した短期蓄積情報 (2)前記画像情報を、複数のフィルムに渡って、各フ
ィルムの品種グループ毎に蓄積した長期蓄積情報 (3)フィルムの品種グループに応じて選択されるフィ
ルム固有情報 のうちの少なくとも2種類を副パラメータとし、前記主
パラメータと副パラメータとに基づいて、個々の原画の
写真焼付露光量を決定するものである。
【0014】また、前記フィルムの品種グループを、フ
ィルムに予め付された識別コードを読み取ることにより
確定するものである。また、前記フィルムの品種グルー
プを、複数の識別コードに共通とするものである。ま
た、前記フィルムの品種グループが確定されない場合、
予め定めた品種グループを選択するものである。
【0015】また、前記短期蓄積情報、長期蓄積情報、
フィルム固有情報は、それぞれ同一形式の関数とするも
のである。また、前記短期蓄積情報と長期蓄積情報を、
それぞれ所定の原画数に対応するように正規化して副パ
ラメータとするものである。また、前記長期蓄積情報の
蓄積原画数が所定の計数値に達しない場合、該長期蓄積
情報の重みを減ずるものである。
【0016】また、前記長期蓄積情報の蓄積原画数が所
定の計数値を越えた場合、該蓄積原画数が所定の原画数
に対応するように前記長期蓄積情報を正規化するもので
ある。
【0017】
【作用】まず、カラ−写真フィルム上に記録された原画
を色分解した後、光電変換して得た個々の原画の画像情
報を主パラメ−タとする。一方、フィルムの識別コ−ド
(通常はDXコ−ド)を読み取りその品種グル−プを確
定する。次に、 ・前記画像情報を、同一フィルム内の複数原画に渡って
蓄積した短期蓄積情報 ・該短期蓄積情報または前記画像情報を、複数のフィル
ムに渡って、各フィルムの品種グル−プ毎に蓄積した長
期蓄積情報 を作成し、この2種類の蓄積情報と品種グループ毎に予
め設定されたフィルム固有情を合わせた3種類の情報の
うち、少なくとも2種類の情報を副パラメ−タとする。
【0018】前記主パラメ−タと該副パラメ−タとに基
づいて、個々の原画の写真焼付露光量を決定するため、
フィルムの特性変化に関わる諸要因に対して、動的に対
応しながら最適な露光量が決定される。識別コードが読
み取り不能の場合、あるいは読み取られた識別コードに
対する品種グループが確定できない場合には、予め設定
した品種グループを自動選択して、例外的な状況に対応
した処理が行われる。
【0019】また、短期蓄積情報、長期蓄積情報、フィ
ルム固有情報は、それぞれ同一形式の関数であるように
し、演算処理が簡素化されている。また、短期蓄積情報
と長期蓄積情報は、それぞれ所定の原画数に対応するよ
うに正規化され、使用される情報の影響度が調整され
る。また、長期蓄積情報の蓄積原画数が所定の計数値に
達しない場合、該長期蓄積情報の重みを減じ、蓄積原画
数に応じて長期蓄積情報の影響度が調整される。
【0020】また、長期蓄積情報の蓄積原画数が所定の
計数値を越えた場合、該長期蓄積情報を所定の原画数に
正規化し、直近の情報により高い重みを与えると同時
に、データ格納部のオーバーフローを防止する。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の写真焼付
露光量決定方法の実施例を説明する。 (写真フィルムの構成について)図3は、現像処理が施
された135写真フィルムの構成を示している。
【0022】図において、現像が施され原画(群)Iが
形成された写真フィルムFはスプライス部10によって
複数本に渡って接合されてロール状に形成されている。
ロール状にされた写真フィルムFには、写真焼付工程の
前段のノッチ工程において、原画の中央位置を示すノッ
チ(群)12がその側縁部に配置されている。また、こ
の側縁部には周知のパーフォレーション(群)Pが予め
配置されている。このノッチ12を検出して、以降の工
程における写真フィルムFの位置決め等の搬送制御が行
なわれる。なお、図示されるように、写真フィルムFに
は、その品種を示す識別コード(DXコード)14が付
されている。なお、この例の写真フィルムFは135写
真フィルムにかかわらず、他の写真フィルム(例えば、
110フィルムなど)であってもよいことはもちろんで
ある。
【0023】このように処理されたロール状の写真フィ
ルムFは、写真焼付装置において焼付処理が施される。 (写真焼付装置の構成について)写真焼付装置の構成を
示す図4において、写真フィルムFはスプール20にセ
ットされ、所定の搬送経路を経てスプール21に巻き取
られる。経路の途中には、走査部22が設けられてお
り、これによって写真フィルムFに記録された原画は、
B、G、Rの各色に色分解され走査される。該走査部2
2において得られたB、G、R各色の画像信号は画像処
理部24に送出され、A/D変換されて所定形式の画像
濃度情報に整形された後、情報処理部26に送られる。
【0024】画像濃度情報は情報処理部26にて、後述
するような一連の情報処理が施され、この結果それぞれ
の原画に対する露光量を演算し、この露光量の信号が通
信回線28を通して露光制御部30に送信される。走査
部22を通過した写真フィルムFは、走査部22と露光
部32との間において、両者の写真フィルムFの搬送速
度の差を吸収すると同時に、露光に先立ち複数の原画を
予め走査するために設けられた緩衝部34を通じて露光
部32に送られる。なお、走査部22と露光部32との
間の搬送経路は、最大で24枚撮135写真フィルムに
相当する長さとなっており、これにより24枚撮135
写真フィルム1本に記録された、ほぼ全ての原画Iに対
応する画像濃度情報を露光に先立って得ることができ
る。
【0025】写真フィルムFに形成された各原画は、露
光部32に位置決めされ、光源36から照射された光が
拡散部38によって均一化された光として照明される。
さらに、レンズ54によって写真印画紙40に光学的に
結像され露光される。ここで上記露光量は露光制御部3
0において、露光部32の上部に配置されたイエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の減色式のカッ
トフィルタ50a、50b、50cおよび露光部32の
下部に配置されたシャッタ52の作動時間として変換さ
れる。この作動時間に応じてカットフィルタ50a、5
0b、50cおよびシャッタ52が露光光路に挿入さ
れ、写真印画紙40の各色感光層に与える露光が調整さ
れる。この露光の終了後、写真印画紙40は次の露光に
備え所定の距離だけ搬送されるとともに、次に焼き付け
るべき原画Iを露光部32に位置決めすべく写真フィル
ムFが搬送される。 (走査部の構成について)図5の走査部の内部構成図に
おいて、前記走査部22では、まず光源59から照射さ
れる光がレンズ60によって略平行光に形成される。こ
の平行光は写真フィルムFの搬送方向に沿って平行に配
置された色分解フィルタ62a、62b、62cを通過
することにより、B、G、R各色に色分解される。
【0026】こうしてB、G、R各色に色分解された照
明光は、スリット64を通過して写真フィルムFに照射
される。そして、写真フィルムFを透過した光は、B、
G、R各色の照明光に対応する位置に配置されたCCD
ラインセンサ68a、68b、68cによって光電変換
される。ここで、CCDラインセンサ68a、68b、
68cは、いずれも2048画素を備え、写真フィルム
Fの幅方向に32mmの長さに渡って走査可能な1次元
撮像素子が用いられている。
【0027】これらにより写真フィルムFの幅方向の3
2mmについて主走査が行なわれ、得られたB、G、R
各色の画像信号は画像処理部24に供給される。また、
写真フィルムFに付されたノッチ12やスプライス部1
0、識別コード14は、それぞれ検出器70a、70
b、70cによって検出され、この検出信号は搬送制御
回路72に供給される。搬送制御回路72は該検出信号
を処理して、ノッチ信号、スプライス信号、識別コード
信号とし、該信号を画像処理部24と情報処理部26に
システムバス74を介して送出するとともに、パルスモ
ータ75を駆動して写真フィルムFの搬送を制御する。
さらに、この時の搬送パルスを画像信号のサンプリング
時の同期信号として、画像処理部24に供給するように
なっている。
【0028】なお、写真フィルムFはパルスモータ75
によって、 搬送速度=0.25mm/パルス で搬送され、これに伴って副走査が行なわれる。 (画像処理部の構成について)図6に示す画像処理部2
4の詳細構成図において、次のような信号処理が行なわ
れる。
【0029】前記走査部22から供給される画像信号
は、増幅回路80によって増幅され、サンプルホールド
回路82でサンプリングされて、A/D変換器84によ
りデジタル信号に変換される。ここで、タイミング制御
回路86は、走査部22にCCDラインセンサ68a、
68b、68cを駆動するための駆動信号を送出すると
ともに、前記のサンプリングのタイミングを制御してい
る。この時、サンプリング数は1走査に対して128回
であり、A/D変換は16ビットで処理される。デジタ
ル化された画像信号は、ROM等で構成されるLUT
(ルックアップテーブル)88を介して濃度値に変換さ
れ、画像バッファ90に記憶される。
【0030】該LUT88には次式(1)で示す変換表
が記憶されている。 D = a×log(S+b) ・・・(1) ここで、SはLUT88に対する入力、Dはその出力で
ある。またaは焼付濃度への変換に係る定数(走査部2
2の撮像系の分光特性で定まる測光濃度と、写真印画紙
の分光感度によって定まる)であり、bは撮像時の暗電
流の影響を除去するための定数である。
【0031】LUT88には、式(1)の定数a、bに
数種類の数値を代入して求められる複数の変換表が用意
されており、CPU92によって適宜選択されるように
なっている(選択される変換表はB、G、R各色毎に同
一である必要はない)。このようにして、128画素か
らなる16ビットのライン画像濃度情報が、主走査方向
の第1次ライン画像濃度情報として画像バッファ90に
記憶される。この第1次ライン画像濃度情報は、写真フ
ィルムFのフォーマットに応じて丸め込み(相加平均を
とる平滑化や間引き)処理を行い、適当な数の画素数に
整形される。さらに、このようにして得られた第2次ラ
イン画像濃度情報を、副走査方向に対して同様な丸め込
み処理によって整形し、メモリ94に格納する。
【0032】以上のような処理によって、最終的には写
真フィルムFのフォーマットによらず所定の画素数、こ
こでは16×16画素からなる2次元画像濃度情報が得
られ、この情報が情報処理部26に送られる。従って、
情報処理部26では写真フィルムFのフォーマットによ
らず共通の処理を行うことができるようになっている。 (情報処理部の構成について)図7の情報処理部の詳細
な構成図において、前記画像処理部24から送られた
B、G、Rの各色の2次元画像濃度情報Di (X,Y)
(i=B、G、R、以下同様)は、システムバス74を
介してメモリ102に記憶される。CPU104は、該
メモリ102に記憶された2次元画像濃度情報(以下、
単に画像情報と呼ぶ)を読み出し、写真フィルムFに形
成された各原画Iに対する露光量を計算する。
【0033】この露光量は、露光制御部30に通信回線
28を通して送信される。また、走査部の搬送制御回路
72からシステムバス74を介して送られるノッチ信
号、スプライス信号、識別コード信号も、それぞれメモ
リ102に記憶され、CPU104によって処理される
ようになっている。補助記憶部106には、保存すべき
情報や処理上必要な定数等が記憶される。該補助記憶部
106は、例えば、磁気ディスクで構成し、必要に応じ
て記録情報を外部に取り出すことができるようになって
いる。これによって、情報を長期間蓄積できるばかりで
なく、電源が遮断されても情報を保存でき、外部の独立
した装置によって保存された情報を処理したり、定数等
を初期化・変更することもできる。後に述べる長期蓄積
情報、フィルム固有情報はこの補助記憶部106に記憶
され、必要に応じてメモリ102にロードされる。
【0034】また、108は各種操作のためにキーボー
ド、112は表示器であり、インタフェース回路110
を介して入出力が行なうことができるようになってい
る。 (情報処理部における内部処理について)以下、情報処
理部26における露光量決定のプロセスを詳述する。ま
ず、短期蓄積情報、長期蓄積情報、フィルム固有情報の
3種類すべてを露光量決定の副パラメータとして設定す
ることを原則とする処理について、図8のフローチャー
トに従って説明する。
【0035】ステップS1において、写真フィルムFに
付された識別コード(DXコード)14を読み取り、ス
テップS2でその品種グループを確定する作業が行われ
る。図1に、この識別コードと品種グループの対応関係
の一例を示す。本図に示されるように、個々の識別コー
ドにはそれぞれ個別に品種グループが割り当てられる
が、この品種グループは識別コードに共通であってもよ
い。これによって、品種グループを一定数に制限し、デ
ータ格納領域に合わせて長期蓄積情報やフィルム固有情
報の記憶量を調整することができる。
【0036】ここで、識別コード14が読み取り不能で
あったり、読み取った識別コードに対応する品種グルー
プを確定できない場合は、ステップS3で予め定めた品
種グループが自動設定される。図1に示されるデフォル
トとはこのような場合に相当する。この表に示されるよ
うに、デフォルトに対しては例外的な品種グループ(図
1では0に相当)を割り当てる方法、標準的な品種グル
ープ(図1では1に相当)を割り当てる方法、全品種グ
ループ(表ではALLに相当)を割り当てる方法などが
ある。これにより、識別コードが読み取り不能であった
り、読み取った識別コードに対応する品種グループを確
定できないような例外的な状況にも自動的な対応が可能
となる。
【0037】なお、現在135フィルムには識別コード
としてDXコードが付されていることが通常であるが、
110フィルムに代表されるように識別コードが付され
ていないフィルムもある。このような場合に備え、デフ
ォルトはフィルムのフォーマットに対応して設定される
ことが望ましい。図2にはその一例を示す。これによ
り、あらゆるフィルムフォーマットに対応して、識別コ
ードが読み取り不能であったり、読み取った識別コード
に対応する品種グループを確定できないような例外的な
状況にも自動的な対応が可能となる。ただし、このよう
な場合に警報等を発して、識別コードや品種グループを
人為的に指定するようにしてもよいことは言うまでもな
い。
【0038】このような標準設定をも行わない場合は、
ステップS4にて、長期蓄積情報およびフィルム固有情
報の重みW1をゼロにする措置が行われる(この結果、
短期蓄積情報のみが副パラメータとして使用されること
になる)。さて、品種グループが確定されると、ステッ
プS5でフィルムFがコマ送りされ、ステップS6にて
原画Iが色分解走査され、画像情報が読み取られる。読
み取られた画像情報は、ステップS7で丸め込みや適宜
の整形を施され、情報処理部26に送られて、各原画別
にメモリ102に記憶される(ステップS10)。この
画像情報は、被写体や撮影露出に対応する情報など、原
画に固有な画像特性情報を含んでおり、ステップS11
において、露光制御に関わる主パラメータとして設定さ
れる。
【0039】一方、ステップS7で丸め込みなどの整形
を施された画像情報は、同一フィルム内の複数の原画に
渡って蓄積される(ステップS8)。このフィルムFの
コマ送りステップS5から、同一フィルム内の原画蓄積
ステップS9に至るプロセスは、フィルムの全コマが終
了するまで繰り返されるループを形成している。
【0040】一方、ステップS9でフィルムFの終了が
確認されると、まず、ステップS13において、ステッ
プS2で確定した品種グループに応じたフィルム固有情
報が選択され、これがステップ14で副パラメータのひ
とつとして設定される。このフィルム固有情報は、フィ
ルムに固有な調子再現特性に対応する情報を含んでい
る。
【0041】また、ステップS8で同一フィルム内の複
数の原画に渡って蓄積された情報は、ステップS15
で、短期蓄積情報としてメモリ102に記憶される。こ
こでは短期蓄積情報として、原画と同一フィルム内にあ
る複数の原画に対する画像情報Dの頻度から求めた累積
密度関数(Short Term Cumurative Distribution Funct
ion )、STCDFi (D)を用いる。ここで、i は
B、G、Rの各色を示し、以下も同様である。この累積
密度関数は、原画と同一フィルム内の複数の原画に対す
る画像情報の頻度(Short Term Image Frequency)を、
STFRQi (D)とすると、次式(2)により求めら
れる。
【0042】 次に、ステップS17において、短期蓄積情報はフィル
ムの品種グループに応じて、これまでに処理された同一
の品種グループのフィルムから得られた短期蓄積情報と
合算されて長期蓄積情報を構成する。ここでは長期蓄積
情報として、短期蓄積情報である原画フィルムの累積密
度関数を、複数のフィルムに渡ってフィルムの品種グル
ープ別に蓄積して得た累積密度関数(Long Term Cumura
tive Distribution Function)、LTCDFij(D)を
用いる。この累積密度関数は、次式により求められる。
ここで、j はフィルムの品種グループを、k はフィルム
の本数を示し、以下も同様である。
【0043】 なお、事前の長期蓄積情報、LTCDFijk-1 (D)は と表わされるから、 LTCDFij(D)=STCDFi (D)+LTCDFijk-1 (D) ・・・(5) である。従って、長期蓄積情報は、事前の長期蓄積情報
に短期蓄積情報が加算されてフィルム1本毎に逐次更新
される。
【0044】一方、原画の画像情報を複数のフィルムに
渡ってフィルム品種識別情報応じて蓄積した画像情報の
頻度(Long Term Image Frequency )をLTFRQ
ij(D)とすると、 である。従って、長期蓄積情報は、原画の画像情報の頻
度を複数のフィルムに渡って蓄積しても求められること
がわかる。この場合、長期蓄積情報は、事前の長期蓄積
情報に画像情報の頻度を加算してコマ毎に逐次更新して
もよい。
【0045】長期蓄積情報は、複数のフィルムに渡って
蓄積されるため、現像条件に応じたフィルムの特性情報
とすることができる。しかしながら、その蓄積された原
画数が極めて少ない場合には、必ずしも十分に現像条件
を反映した情報とはならない。一方、現像条件は経時的
に変化すること、季節的な要因等を考慮すると、蓄積情
報は直近のものほど大きな重みを持って評価される必要
がある。また、原画の画像情報の長期蓄積は露光処理が
続く限り行われるから、蓄積には際限がなく、ある最大
値を超えてメモリーのオーバーフローを招来する恐れも
ある。
【0046】そこで、ステップS18においては、長期
蓄積情報の処理工程が蓄積原画数に応じて切り換えられ
る。まず、ステップS19で、蓄積された原画数が所定
の最小値Nmin(例えば、40コマ)より少ないこと
が判定された場合、ステップS20で長期蓄積情報の重
みW2は1以下に設定される。この重みの計算方法とし
ては、 W2 = 蓄積原画数 / Nmin ・・・(7) が一例として挙げられる。このようにして、長期蓄積情
報の重みはその蓄積原画数に応じて調整される。なお、
W2=0の場合には、長期蓄積情報は露光量決定のため
の副パラメータとしては採用されない。
【0047】次に、ステップS21で、蓄積された原画
数が所定の最小値Nminより多く、所定の最大値Nm
ax(例えば、1万コマ)より小さいことが判定された
場合、長期蓄積情報に対して特別な処理は施されない。
また、ステップS22で、蓄積された原画数が所定の最
大値Nmaxより多いことが判定された場合、累積密度
関数の最大値をNrmとする正規化処理がステップS2
3で行われる。ここでNrmは、Nminより大きく、
Nmaxより小さい定数である。すなわち、画像情報の
最大値をDmaxとすれば、 LTCDFij(D)=LTCDFij(D)×Nrm/LTCDFij(Dmax) ・・・(8) である。
【0048】このようにして、正規化が施される毎に、
過去に蓄積された長期蓄積情報の割合は減じられる。つ
まり正規化された長期蓄積情報は新しい蓄積情報ほど大
きな重みを持つようになっている。長期蓄積情報はステ
ップS24で、フィルムの品種グループ毎に記憶され
る。そして、ステップS26で、短期蓄積情報のコマ数
(通常24)とのバランスを調整する正規化処理(短期
蓄積情報と同程度のコマ数に換算)を行った後、副パラ
メータとして設定される(ステップS14)。
【0049】即ち、正規化された長期蓄積情報(Normal
ized Long Term Cumurative Distribution Function )
を、NLTCDFij(D)と表記し、画像情報の最大値
をDmax、正規化数をNとすれば、 NLTCDFij(D)=LTCDFij(D)×N/LTCDFij(Dmax) ・・・(9) である。なお、この処理は後に述べる露光量決定の方法
に応じて省く場合もある。
【0050】以上のようなプロセスを経て、個々の原画
に対する画像特性情報からなる主パラメータと、フィル
ム固有情報、短期蓄積情報、長期蓄積情報からなる副パ
ラメータとが設定される。この副パラメータは、3種類
すべてが求まることが望ましいのはもちろんであるが、
少なくとも2種類が選択できるような工程になっていれ
ばよい。この主パラメータと副パラメータに基づき、ス
テップS27において、適宜の演算処理を行うことによ
り、各原画に対する最適な露光量が決定される。
【0051】なお以上の説明では、蓄積される原画のコ
マ数に応じて、正規化等を行なう事例を示したが、コマ
数に限らず画素数に応じて同様の処理を行なってもよ
い。 (第1の露光量決定方法について)次に、このように設
定された短期及び長期蓄積情報と、フィルム固有情報を
統合して露光量を決定する第1の方法について述べる。
【0052】以下では、 DASi =短期蓄積情報の累積密度関数を参照して得
た特性値 DALi =長期蓄積情報の累積密度関数を参照して得
た特性値 DACi =フィルム固有情報を参照して得た特性値 DAUi =蓄積情報とフィルム固有情報を参照して得
た特性値を統合した特性値 A、B、C=係数,ただし,A+B+C=1 X =主走査方向の画素位置 Y =副走査方向の画素位置 Di (X、Y)=個々の原画に対する画像情報 DAi =個々の原画に対する画像情報の平均値 CCDFij(D)=予め設定した品種グループ別累積密
度関数(フィルム固有情報) DA0i =基準原画の画像情報の平均値 P =原画の緑の画像情報の平均値に対する累積密
度関数(CDF)値 Ei =露光量 E0i =基準原画に対して予め設定した露光量 α =係数(<1) と表記する。
【0053】まず、次式(10)(11)(12)に従
って、各副パラメータから、原画の緑の画像情報の平均
値に対応する累積密度関数値を求め、さらに色別の累積
密度関数を逆方向に参照して特性値を求める。 P = STCDFg (DAg ) DASi = STCDFi -1(P) ・・・(10) P = LTCDFg (DAg ) DALi = LTCDFi -1(P) ・・・(11) P = CCDFg (DAg ) DACi = CCDFi -1(P) ・・・(12) 図10は、このような累積密度関数の参照方法を模式的
に示したものである。累積密度関数はフィルムの調子再
現特性に関連し、このようにして求めた各副パラメータ
の特性値は、そのフィルムの特性に応じた中性色の画像
情報に対応している。
【0054】こうして求めた各副パラメータの特性値
を、次式(13)により適宜重みづけながら統合し、 DAUi =A×DASi +B×W1×W2×DALi +C×W1×DACi ・・・(13) を算出する。ここで、W1、W2はそれぞれステップS
4、S20で設定された重みである。このDAUi が、
フィルムの調子再現特性に影響を与える各種の要因を考
慮して推定した中性色の基準濃度に対応する値である。
このDAUi によって、最終的な露光量Ei を次式(1
4)に従って求める。
【0055】 Ei =α×DAi +(1−α)×DAUi −DA0i +E0i ・・・(14) これによって、短期蓄積情報と長期蓄積情報およびフィ
ルム固有情報に基づいて写真焼付露光量を決定するた
め、この第1の決定方法は、フィルム品種による調子再
現特性のみならず、上記諸条件に対するフィルムの特性
変化に総合的に適応した露光量を得ることができる。 (第2の露光量決定方法)次に、短期及び長期蓄積情報
と、フィルム固有情報を統合して露光量を決定する第2
の方法について述べる。
【0056】CDFi = 蓄積情報とフィルム固有情
報を統合した累積密度関数 と表記する。副パラメータとして設定される累積密度関
数は、画像濃度情報に関して共通の統計量であり、さら
に単純加算(重ね合わせ)できるため、蓄積情報とフィ
ルム固有情報を統合した情報CDFi は、容易に得るこ
とができる。即ち、 CDFi (D)=STCDFi (D)+LTCDFij(D)+CCDFij(D) ・・・(15) 図11に、このように蓄積情報とフィルム固有情報を統
合した累積密度関数を求める方法の模式図を示す。
【0057】これから、 P = CDFg (DAg ) DAUi = CDFi -1(P) ・・・(16) を容易に求めることができる。最終的な露光量の決定に
は前記した式(14)を用いる。
【0058】これによって、フィルム品種による調子再
現特性のみならず上記諸条件に対するフィルムの特性変
化に総合的に適応した露光量を得ることができる。しか
も、短期蓄積情報と長期蓄積情報は画像濃度の蓄積量に
応じて相対的な重みを自動的に変えることになるから、
この第2の決定方法は、個々の原画に対する露光量を写
真フィルムの特性の変化と蓄積情報の信頼性に動的に対
応させることができる。 (第3の露光量決定方法)次に、短期及び長期蓄積情報
と、フィルム固有情報を統合して露光量を決定する第3
の方法について述べる。この方法は、長期蓄積情報の蓄
積量が所定の計数値(Nmin)以上である場合に、長
期蓄積情報が所定の重みを持つように正規化し(=NL
TCDF)し、最終的な露光量への寄与率を固定化して
しまう方法である。
【0059】 CDFi (D)= STCDFi (D)+W2×NLTCDFij(D)+CCDFij(D) ・・・(17) 以下の処理は第2の露光量決定方法と同様、式(16)
および(14)により露光量を決定する。
【0060】これによって、フィルム品種による調子再
現特性のみならず上記諸条件に対するフィルムの特性変
化に総合的に適応した露光量を得ることができることは
もちろんである。しかも、長期蓄積情報の重みは一定で
あるのに対し、短期蓄積情報は画像情報の蓄積量に応じ
て重みを変えることになるから、この第3の方法は、個
々の原画に対する露光量を写真フィルムの特性の変化と
短期蓄積情報の信頼性の向上に応じて、動的に対応させ
ることができる特質がある。
【0061】ステップS28では、露光すべき全コマが
終了したかどうかの判定を行い、ステップS29のカウ
ンタ送りを介して、当該フィルムの各画像に対する露光
量を順次決定して行くようになっている。ステップ30
では、対象とすべき全フィルムの露光処理が終了したか
どうかを判別し、上記したフィルム処理が次のフィルム
に対して繰り返される。 (短期蓄積情報を用いない場合について)次に、短期蓄
積情報を用いずに、制御系を簡素化した場合の処理を、
図9のフロチャートに従って説明する。
【0062】ステップS51において、写真フィルムF
に付された識別コード(DXコード)14を読み取り、
ステップS52でその品種を確定する作業が行われる。
ここで、識別コード14が読み取り不能であったり、読
み取った識別コードに対応する品種グループを確定でき
ない場合は、ステップS53で標準的な品種グループに
自動設定される。
【0063】さて、品種グループが確定すると、ステッ
プS54でフィルムFがコマ送りされ、ステップS55
にて原画Iが色分解走査され、画像読み取りされる。読
み取られた画像情報は、ステップS56で丸め込みや適
宜の整形を施される。この画像情報は、被写体や撮影露
出に対応する情報など、原画に固有な特性情報を含んで
おり、ステップS69において、露光制御に関わる主パ
ラメータとして設定される。
【0064】一方、ステップS56で丸め込みなどの整
形を施された画像情報は、ステップ58にて、品種グル
ープ別に複数の原画に渡って蓄積され、長期蓄積情報を
構成する。長期蓄積情報は、複数のフィルムに渡って蓄
積されるため、現像条件に応じたフィルムの特性情報と
することができる。しかしながら、その蓄積された原画
数が極めて少ない場合には、必ずしも十分に現像条件を
反映した情報とはならない。一方、現像条件は経時的に
変化すること、季節的な要因等を考慮すると、蓄積情報
は直近のものほど大きな重みを持って評価される必要が
ある。また、原画の画像情報の長期蓄積は露光処理が続
く限り行われるから、蓄積には際限がなく、ある最大値
を超えてメモリーのオーバーフローを招来する恐れもあ
る。
【0065】そこで、ステップS58においては、長期
蓄積情報の処理工程が蓄積原画数に応じて切り換えられ
る。まず、ステップS59で、蓄積された原画数が所定
の最小値Nmin(例えば、40コマ)より少ないこと
が判定された場合、ステップS20で長期蓄積情報の重
みW2は1以下に設定される。このようにして、長期蓄
積情報の重みはその蓄積原画数に応じて調整される。な
お、W2=0の場合には、長期蓄積情報は露光量決定の
ための副パラメータとしては採用されない。
【0066】次に、ステップS61で、蓄積された原画
数が所定の最小値Nminより多く、所定の最大値Nm
ax(例えば、1万コマ)より小さいことが判定された
場合、長期蓄積情報に対して特別な処理は施されない。
また、ステップS62で、蓄積された原画数が所定の最
大値Nmaxより多いことが判定された場合、累積密度
関数の最大値をNrmとする正規化処理がステップS2
3で行われる。ここでNrmは、Nminより大きく、
Nmaxより小さい定数である。
【0067】このようにして、正規化が施される毎に、
過去に蓄積された長期蓄積情報の割合は減じられる。つ
まり正規化された長期蓄積情報は新しい蓄積情報ほど大
きな重みを持つようになっている。長期蓄積情報はステ
ップS64で、フィルムの品種グループ毎に記憶され
る。そして、ステップS65で、フィルム固有情報のコ
マ数とのバランスを調整する正規化処理(フィルム固有
情報と同程度のコマ数に換算)を行った後、副パラメー
タとして設定される(ステップS66)。
【0068】ステップ67、68では、フィルム固有情
報が品種グループにより選択され、ステップ66で副パ
ラメータに設定される。このようにして原画Iの画像情
報と、長期蓄積情報、フィルム固有情報に基づいて、個
々の原画に対する写真焼付露光量が決定され、その焼付
処理が順次行われる。 (全面積透過濃度を用いる場合について)以上の実施例
においては、原画からの画像情報として走査して得た2
次元画像情報を用いる事例について説明したが、本発明
はこの事例に限るものではなく、原画からの画像情報と
して全面積平均透過濃度を用いてもよい。
【0069】図4に示す写真焼付装置の構成では、B、
G、R各色の測光フィルタ42a、42b、42cを通
して原画のB、G、R各色の平均透過光がフォトダイオ
ード44a、44b、44cによって受光される。この
受光量を光電変換したB、G、R各色の測光信号は露光
制御部30に供給され、さらにA/D変換され、この結
果得られる全面積平均透過濃度は情報処理部26に送ら
れ上記した処理手順に従って露光量の演算が行なわれ
る。この場合、全面積平均透過濃度を上記画像濃度Di
(X、Y)等に代えて用いればよい。
【0070】なお、この場合、原画フィルム内の複数の
原画から短期蓄積情報を得ることは構造上困難であるた
め、この情報を用いない方法も考えられるが、露光部3
2を介して写真フィルムを往復して搬送することによっ
てこの短期蓄積情報を得るようにしてもよい。即ち、ま
ず一方向に写真フィルムを搬送して測光を行ない、所定
数の原画に対する全面積透過濃度から短期蓄積情報を
得、しかる後、フィルムを逆方向に搬送して、各原画に
対する露光を行なえばよい。
【0071】なお、以上の説明では、短期蓄積情報、長
期蓄積情報、フィルム固有情報の3種類すべてに累積密
度関数を用いたが、これは、複数の画像情報の累積密度
関数がフィルムの特性に密接に関連し、単調増加関数で
あるから演算処理が容易であり、単純に加算することが
でき、その重みも任意に操作できるといった特質がある
ことによる。従って、短期蓄積情報、長期蓄積情報、フ
ィルム固有情報の3種類の情報には共通の処理を適用す
ることができると同時に、これらの情報は容易に組み合
わせることができる。
【0072】また、以上の説明では、長期蓄積情報とフ
ィルム固有情報を分離した事例について詳しく述べた
が、フィルム固有情報を長期蓄積情報の初期データと
し、以降長期蓄積情報として取り扱ってもよい。また、
フィルムの現像条件を大きく変更する場合には、長期蓄
積情報を再度初期化したり、正規化の条件を変更するこ
とにより対応することができる。この場合、新たな現像
条件で現像されたフィルムから得られる蓄積情報の重み
がより大きくなり、過去の現像条件の影響を最小限に留
めることができる。
【0073】
【発明の効果】上記のようにこの発明の写真焼付露光量
決定方法は、カラー写真フィルム上に記録された原画を
色分解した後、光電変換して得た個々の原画の画像情報
を主パラメータとし、かつ (1)前記画像情報を、同一フィルム内の複数原画に渡
って蓄積した短期蓄積情報 (2)前記画像情報を、複数のフィルムに渡って、各フ
ィルムの品種グループ毎に蓄積した長期蓄積情報 (3)フィルムの品種グループに応じて選択されるフィ
ルム固有情報 の3種類の情報のうちの少なくとも2種類を副パラメー
タとし、前記主パラメータと副パラメータとに基づい
て、個々の原画の写真焼付露光量を決定することを特徴
としているので、例えば、原画フィルムに撮影された被
写体に偏りがあったり、記録された原画の数が少ないた
めに、フィルムの現像特性や調子再現特性が短期蓄積情
報に十分反映されない場合にも、長期蓄積情報やフィル
ム固有情報と組み合わせることにより、その影響を排除
し、適正な写真印画を得るに必要な最適な露光量を求め
ることができる。
【0074】また、蓄積された原画の数の大小に応じ
て、短期蓄積情報、長期蓄積情報の重みは個々にしかも
動的に調整されるため、個々の情報の信頼性に応じて、
写真焼付露光量の決定に必要な精度を総合的かつ適正に
確保することができる。長期蓄積情報は、フィルム単位
あるいは原画単位で逐次更新され、なおかつ、直近の蓄
積情報ほど大きな重みを持つように形成されるため、現
像条件の経時的変動のみならず季節的要因にも対応し
て、常に適正な写真印画を得るに必要な最適な露光量を
求めることができると同時に、更新の前後で大きな変動
が生じることがないことから、一定の色調の写真印画を
安定して得ることができる。
【0075】さらに、初期状態においても、短期蓄積情
報やフィルム固有情報を用いることができるため、写真
焼付露光量の決定に必要な精度を終始安定して確保する
ことができる。このように、本発明の写真焼付露光量決
定方法によれば、フィルム品種による調子再現特性のみ
ならず上記の諸条件に対するフィルムの特性変化に総合
的かつ動的に適応するため、一定の品質の写真印画を安
定して効率良く生産することができる提供する。
【0076】また、本発明の写真焼付露光量決定方法に
よれば、写真焼付装置の諸形態に適合し、かつ簡易な手
法により十分な性能を得ることができる。さらには、フ
ィルム品種が識別できないような例外的な場合にも、自
動的に相応の対処が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 識別コードと品種グループの対応関係の一例
を示す図である。
【図2】 ネガサイズとデフォルト品種グループの対応
関係の一例を示す図である。
【図3】 本発明の写真焼付露光量決定方法の説明に供
される135写真フィルムの構成図である。
【図4】 本発明の写真焼付露光量決定方法が適用され
る写真焼付装置の概略構成を示す模式図である。
【図5】 走査部を詳細に示す構成図である。
【図6】 画像処理部を詳細に示す構成図である。
【図7】 情報処理部を詳細に示す構成図である。
【図8】 短期及び長期蓄積情報を用いる露光量決定方
法のフロチャートである。
【図9】 短期蓄積情報を用いない露光量決定方法のフ
ロチャートである。
【図10】 累積密度関数の参照方法の模式説明図であ
る。
【図11】 蓄積情報とフィルム固有情報を統合した累
積密度関数を求める方法の模式図である。
【符号の説明】
10 スプライス部 12 ノッチ 14 識別コード 20 スプール 22 走査部 24 画像処理部 26 情報処理部 28 通信回線 30 露光制御部 32 露光部 34 緩衝部 38 拡散部 40 写真印画紙 74 システムバス 102 メモリ 104 CPU 106 補助記憶部 108 キーボード 110 インターフェイス回路 112 表示装置 114 通信回路 P パーフォーレーション F 写真フィルム I 原画

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー写真フィルム上に記録された原画
    を色分解した後、光電変換して得た個々の原画の画像情
    報を主パラメータとし、かつ下記3種類の情報のうちの
    少なくとも2種類を副パラメータとし、該主パラメータ
    と副パラメータとに基づいて、個々の原画の写真焼付露
    光量を決定することを特徴とする写真焼付露光量決定方
    法。 (1)前記画像情報を、同一フィルム内の複数原画に渡
    って蓄積した短期蓄積情報 (2)前記画像情報を、複数のフィルムに渡って、各フ
    ィルムの品種グループ毎に蓄積した長期蓄積情報 (3)フィルムの品種グループに応じて選択されるフィ
    ルム固有情報
  2. 【請求項2】 前記フィルムの品種グループを、フィル
    ムに予め付された識別コードを読み取ることにより確定
    する請求項1に記載の写真焼付露光量決定方法。
  3. 【請求項3】 前記フィルムの品種グループが、複数の
    識別コードに共通であることを特徴とする請求項2に記
    載の写真焼付露光量決定方法。
  4. 【請求項4】 前記フィルムの品種グループが確定され
    ない場合、予め定めた品種グループを選択する請求項2
    に記載の写真焼付露光量決定方法。
  5. 【請求項5】 前記短期蓄積情報、長期蓄積情報、フィ
    ルム固有情報は、それぞれ同一形式の関数である請求項
    1に記載の写真焼付露光量決定方法。
  6. 【請求項6】 前記短期蓄積情報と長期蓄積情報を、そ
    れぞれ所定の原画数に対応するように正規化して副パラ
    メータとする請求項1に記載の写真焼付露光量決定方
    法。
  7. 【請求項7】 前記長期蓄積情報の蓄積原画数が所定の
    計数値に達しない場合、該長期蓄積情報の重みを減ずる
    ようにした請求項1に記載の写真焼付露光量決定方法。
  8. 【請求項8】 前記長期蓄積情報の蓄積原画数が所定の
    計数値を越えた場合、該蓄積原画数が所定の原画数に対
    応するように前記長期蓄積情報を正規化する請求項1に
    記載の写真焼付露光量決定方法。
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