JPH0530438Y2 - - Google Patents

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JPH0530438Y2
JPH0530438Y2 JP3882188U JP3882188U JPH0530438Y2 JP H0530438 Y2 JPH0530438 Y2 JP H0530438Y2 JP 3882188 U JP3882188 U JP 3882188U JP 3882188 U JP3882188 U JP 3882188U JP H0530438 Y2 JPH0530438 Y2 JP H0530438Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、例えば歯科用治療座席、産婦人科
用検診台、分娩台などで代表される医療用座席、
あるいは理容や美容に用いられる座席等を昇降す
るための油圧昇降装置に関するものである。
(従来の技術) この種の座席等の油圧昇降装置で、特に歯科用
治療座席の場合においては、一般的に、座席の下
部に配設される円筒状支持台の中に昇降装置のほ
かに、治療にまつわる各種の設備機器が内装され
る関係から、この円筒状支持台が大径化し易く
て、該昇降装置による床面占有設置面積が大きく
なりがちであり、これを少しでも小さくすること
が望まれる。
一方、この種の座席は患者など被施術者の体格
の大小にかかわらず楽に乗降でき、また施術者が
常に楽な姿勢で所定の施術を行なえるようにする
ために、座席等の昇降可能範囲を十分に大きくと
れることが望ましい。
このような要望に応える装置として、従来、第
7図及び第8図で示すような構成のものが開発さ
れ実用化されている。
即ち、第7図及び第8図において、1は基台で
あり、この基台1の中央部上に筒状ガイド部材1
02が上下垂直姿勢に固着立設されている。10
4は上記筒状ガイド部材102内に複数個のガイ
ド転輪103を介して昇降自在に挿嵌支持された
スライダで、このスライダ104の上端に第1の
昇降支持枠5が固定連結されている。30は油圧
シリンダで、上下垂直姿勢にして、その下端部が
上記基台1に固定されているとともに、可動ピス
トン部材31の上端が上記第1の昇降支持枠5の
一端部近くの下面に接当するように、上記筒状ガ
イド部材102の一側部位置に立設されている。
7は角軸から構成された昇降スライダで、この
昇降スライダ7の上端に座席などを固定支持する
ための第2の昇降支持枠10が固定連結されてい
るとともに、この昇降スライダ7は上記第1の昇
降支持枠5の他端部側に形成したガイド部8に複
数個のガイド転輪18を介して昇降可能に挿通支
持されている。
13はチエーン(索状体の一例で、ワイヤーで
も良い)で、このチエーン13は上記第1の昇降
支持枠5にブラケツト19を介して水平軸20周
りに回転自在に支承させたチエーンホイール21
(索状体がワイヤーの場合は、滑車を用いる)に
巻回され、その一端が上記昇降スライダ7の下端
に固定した支持板11に係止固定されるととも
に、他端が上記基台1に定着されている。
次に、上記の如く構成された従来の油圧昇降装
置の昇降動作について説明する。
第7図は油圧シリンダ30が最小長さに収縮し
た状態であり、この状態において、第2昇降支持
枠10、つまり座席などは最低位にあり、非常に
楽に乗降することが可能である。
つぎに、上記第7図の状態から外部の油圧タン
ク(図示省略)内の油を油圧シリンダ30に圧送
供給して、該油圧シリンダ30を伸長作動させる
と、可動ピストン部材31に押動されて第1の昇
降支持枠5が、筒状ガイド部材102とスライダ
104とにガイドされる状態でガタつきなく上昇
移動する。この第1の昇降支持枠5の上昇移動に
ともなつて、チエーンホイール21も一体に上昇
移動するため、このチエーンホイール21に巻回
されたチエーン13を介して昇降スライダ7がガ
イド部8に沿つて同時に引上げられ、最終的には
第8図で示すように、第2昇降支持枠10が上記
油圧シリンダ30のストロークの約2倍のストロ
ーク分だけ上昇されて、これが座席などの最高位
となる。
また、この最高位の上昇姿勢から油圧シリンダ
30を収縮作動させると、第1の昇降支持枠5が
ピストン部材31と一緒に同量だけ下降移動する
とともに、第2の昇降支持枠10がチエーン13
の緩みに応じて同時に下降移動し、第7図の状態
に復帰する。
(考案が解決しようとする課題) 従来の医療用座席等の油圧昇降装置は、以上の
ように構成されているから、ストロークの短い油
圧シリンダを用いながら、そのストロークの約2
倍の昇降代をとることが可能で、座席等への乗降
レベルを低くして乗降を容易にするとともに、昇
降可能範囲の増大により治療や理・美髪など施術
者による所定の施術を無理なく楽に行なうことが
できるといつた利点を有する反面、油圧タンクを
別個に設置しなければならないので、この油圧タ
ンクならびに油圧シリンダが占有する平面スペー
スが大きくなつて、装置全体の必要設置面積が依
然として大きいという問題があつた。
また、油圧シリンダ内の空気抜きに際しても、
その空気抜き穴から漏れ出す一部の油を受容する
容器などを穴の外側に当てがつて空気抜きする必
要があつて、面倒で手間のかかる作業が強いられ
る欠点があつた。
この考案は以上の実情に鑑みてなされたもの
で、油圧シリンダのストロークの約2倍の昇降代
をとることができるのはもとより、装置全体の設
置面積を縮小でき、かつ空気抜きも非常に簡単に
行なうことができる医療用座席等の油圧昇降装置
を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために、この考案に係る
医療用座席等の油圧昇降装置は、基台に筒状のガ
イド本体を上下垂直姿勢に立設し、この筒状ガイ
ド本体内にシリンダ部材を、上下垂直姿勢でかつ
上記筒状ガイド本体の内部空間に対して区画した
状態に挿通固定し、このシリンダ部材内に油圧昇
降自在に嵌合保持させたピストン部材の上端に第
1の昇降支持枠を固定連結し、この第1の昇降支
持枠の一端側に上記ガイド本体から突設のガイド
部に挿嵌する回転止め用スライダを固着連設する
とともに、他端側に座席等を固定支持するための
第2の昇降支持枠を上端に固定連結した昇降スラ
イダを昇降可能に挿通するガイド部を固着連設
し、上記昇降スライダの下端又はその近くに一端
を係止固定した索状体を、その係止固定位置より
も上部の上記第1の昇降支持枠に支持させた案内
輪に巻回させた上、その他端を上記基台又はその
近くに定着し、かつ上記筒状ガイド本体の内面と
シリンダ部材の外面との間の環状空間を油圧タン
クに構成したことを特徴とする。
(作用) この考案に係る医療用座席等の油圧昇降装置は
上記のように構成されているので、油圧タンク内
の油をシリンダ部材内に圧送供給して、ピストン
部材を駆動昇降させることにより、その昇降量に
比例して第1昇降支持枠を回転止めスライダを介
して振止め状態で昇降移動させるとともに、この
昇降移動にともなう案内輪の一体的な上下移動力
が索状体を介して昇降スライダに伝達されて、こ
の昇降スライダ及びその上端に固定連結の第2昇
降支持台が同一方向に略同一量、昇降移動するこ
とになる。これによつて、座席等がシリンダ部材
の伸縮量に対して略2倍相当分、昇降させられ
る。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。
第1図は歯科用治療座席に適用した場合の一部
切欠き側面図、第2図及び第3図は夫々要部の拡
大縦断面図、第4図は第2図−線の横断面図
であり、これら各図において、22は横臥用シー
ト22Aとこのシート22Aの一端部に傾動自在
に連設されたバツクレスト22Bならびにヘツド
レスト22Cから成る治療座席本体、23は筒状
のハウジングであり、このハウジング23内に、
以下に詳述するような構成の油圧昇降装置Aが装
備されている。
即ち、第2図及び第3図において、1は基台で
あり、この基台1上に筒状ガイド本体2が上下垂
直姿勢に固着立設されている。3は上記筒状ガイ
ド本体2内の軸芯部に上下垂直姿勢で、かつ筒状
ガイド本体2の内部空間に対して水密状態に区画
して挿通固定したシリンダ部材であり、それの下
端部に対応する筒状ガイド本体2部分には給油孔
16が形成されているとともに、該シリンダ部材
3の上端寄り位置には空気抜き穴14が形成され
ている。
4は上記シリンダ部材3内に油圧を介して昇降
自在に嵌合保持されたピストン部材で、このピス
トン部材4の上端に第1昇降支持枠5が固定連結
されている。6は上記第1昇降支持台5の一端側
に、その上端を固定して垂下させた回転止め用ス
ライダで、このスライダ6は角軸から構成され、
上記筒状ガイド本体2の側面から突設したガイド
部9に挿嵌し、このガイド部9に設けた複数個の
ガイド転輪24によつて振止め状態で昇降ガイド
されるように構成されている。
以上の構成のほか、昇降スライダ7、第2昇降
支持枠10、チエーン13などは第7図及び第8
図で示す従来例と同一であるため、同一の符号を
付して、それらの詳しい説明は省略する。
上記構成の歯科用治療椅子の油圧昇降装置にお
いて、上記筒状ガイド本体2の内面とシリンダ部
材3の外面との間に形成される環状空間を油圧タ
ンク25に構成したものであり、この油圧タンク
25の底部近くに形成した油取出口15と上記給
油孔16とを上昇用電磁弁26a、下降用電磁弁
26b、ポンプP27、油圧ホース28を介して
接続してある。尚、図中29は油圧タンク25か
らの給油用穴で、通常は栓が嵌着されている。
次に、上記構成の歯科用治療座席における油圧
昇降装置Aの動作について説明する。
第2図に示すように、シリンダ部材3に対して
ピストン部材4が最下部に移動している収縮状態
と、第3図に示すように、シリンダ部材3に対し
てピストン部材4が最上部に上昇移動している伸
長状態との間に亘る2段階の昇降移動は、従来例
で説明した通り、ピストン部材4の移動量(スト
ローク)に対して第2昇降支持枠10が約2倍
分、同一方向に昇降移動するのであるが、このよ
うな昇降移動に際して、上記油圧タンク25から
シリンダ部材3内への給油ならびにシリンダ部材
3から油圧タンク25への還油が上記の電磁弁2
6a,26b、ポンプ27、油圧ホース28を通
して、油取出口15と給油孔16との間で行なわ
れる。
そして、シリンダ部材3内への給油にともなつ
て、ピストン部材4をその下端が空気抜き穴14
の所に達するまで上昇移動させると、シリンダ部
材3内の空気および一部の油がその空気抜き穴1
4から油圧タンク25内に排出され、これによつ
て、面倒な手間を要することなく非常に簡単に空
気抜きを行なうことができるのである。
第5図及び第6図は、この考案の別の実施例を
示すものであつて、上記昇降スライダ7を丸軸か
ら構成するとともに、そのガイド部8も円筒形に
して両者の芯合わせを容易にする一方、回止め用
スライダ33および複数個のガイド転輪34を有
するガイド部35を角軸および角筒形にして別個
に設けたものであり、その他の構成ならびに昇降
動作は上記実施例と全く同様である。
尚、第5図及び第6図で示す実施例において、
回止め用スライダ33およびガイド部35は図面
上、理解を容易にするために昇降スライダ7の左
側方に存在するように記載したが、実際は昇降ス
ライダ7対して紙面の手前又は向こう側に配置さ
れ占有面積を小さくしている。
また、この考案は先にも述べたように、チエー
ン13及びチエーンホイール21の代わりに、ワ
イヤーと滑車を使用しても良い。
さらに、歯科用治療座席以外、産婦人科用検診
台や分娩台、理容・美容用座席の昇降装置に応用
するも良きこと勿論である。
(考案の効果) 以上の説明から理解されるように、この考案に
よる時は、シリンダストロークの約2倍相当分の
昇降代をとることが可能で、座席等への乗降を容
易にするとともに、昇降可能範囲の拡大によつて
治療や理髪などの所定の施術を無理なく、楽に行
なうことができるといつた実用効果のほかに、油
圧タンク及び油圧シリンダが一体に組込まれた構
成であるから、装置全体を小形にして必要設置面
積の縮小化を図り得る。しかも、シリンダ内の空
気抜きも手間をかけず非常に簡単に行なうことが
できるといつた効果も奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例による歯科用治療
座席の一部切欠き側面図、第2図及び第3図は昇
降動作を説明する要部の拡大縦断面図、第4図は
第2−線での横断面図、第5図及び第6図は
別の実施例における昇降動作を説明する要部の拡
大縦断面図、第7図及び第8図は従来例の昇降動
作を説明する要部の拡大縦断面図である。 符号の説明、1……基台、2……筒状ガイド本
体、3……シリンダ部材、4……ピストン部材、
5……第1昇降支持枠、6……回転止め用スライ
ダ、7……昇降スライダ、8,9……ガイド部、
10……第2昇降支持枠、12……チエーンホイ
ール(案内輪)、13……チエーン(索状体)、2
5……油圧タンク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基台に筒状のガイド本体を上下垂直姿勢に立設
    し、この筒状ガイド本体内にシリンダ部材を、上
    下垂直姿勢で、かつ上記筒状ガイド本体の内部空
    間に対して区画した状態に挿通固定し、このシリ
    ンダ部材内に油圧昇降自在に嵌合保持させたピス
    トン部材の上端に第1の昇降支持枠を固定連結
    し、この第1の昇降支持枠の一端側に上記ガイド
    本体から突設のガイド部に挿嵌する回転止め用ス
    ライダを固着連設するとともに、他端側に座席等
    を固定支持するための第2の昇降支持枠を上端に
    固定連結した昇降スライダを昇降可能に挿通する
    ガイド部を固着連設し、上記昇降スライダの下端
    又はその近くに一端を係止固定した索状体を、そ
    の係止固定位置よりも上部の上記第1の昇降支持
    枠に支持させた案内輪に巻回させた上、その他端
    を上記基台又はその近くに定着し、かつ上記筒状
    ガイド本体の内面とシリンダ部材の外面との間の
    環状空間を油圧タンクに構成したことを特徴とす
    る医療用座席等の油圧昇降装置。
JP3882188U 1988-03-23 1988-03-23 Expired - Lifetime JPH0530438Y2 (ja)

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JP6856332B2 (ja) * 2016-08-23 2021-04-07 株式会社モリタ製作所 昇降装置及び医療用診療台
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