JPH0530473U - 斜板式アキシヤルピストン装置 - Google Patents
斜板式アキシヤルピストン装置Info
- Publication number
- JPH0530473U JPH0530473U JP8740891U JP8740891U JPH0530473U JP H0530473 U JPH0530473 U JP H0530473U JP 8740891 U JP8740891 U JP 8740891U JP 8740891 U JP8740891 U JP 8740891U JP H0530473 U JPH0530473 U JP H0530473U
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- Japan
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- swash plate
- pressure receiving
- slipper shoe
- slipper
- shoe
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 油圧バランスを得る受圧面の加工を可能に
し、斜板にかかる受圧面積を拡大すると共にスリッパシ
ューの斜板への接触面積を少なくする。 【構成】 斜板11とスリッパシュー10とを滑動させてこ
のスリッパシュー10に枢着させたピストン13を往復動さ
せ、スリッパシュー10から滑動面17に潤滑油を供給する
ようにした斜板式アキシャルピストン装置において、ス
リッパシュー10に潤滑油の油溜り部19を形成すると共に
凹状の受圧面20,21を形成して斜板11にかかる油圧の受
圧面積を大きくする。このようにしたので、受圧面20,
21の加工が容易になる。また受圧面積を大きくしたの
で、斜板11とスリッパシュー10の接触面積が低減され
る。これによって必要かつ充分な微小潤滑隙間の確保が
可能となり、シール性および潤滑性の確保が可能となっ
て、スリッパシューと斜板とが摩耗することがなくなり
耐用寿命が長くなる。
し、斜板にかかる受圧面積を拡大すると共にスリッパシ
ューの斜板への接触面積を少なくする。 【構成】 斜板11とスリッパシュー10とを滑動させてこ
のスリッパシュー10に枢着させたピストン13を往復動さ
せ、スリッパシュー10から滑動面17に潤滑油を供給する
ようにした斜板式アキシャルピストン装置において、ス
リッパシュー10に潤滑油の油溜り部19を形成すると共に
凹状の受圧面20,21を形成して斜板11にかかる油圧の受
圧面積を大きくする。このようにしたので、受圧面20,
21の加工が容易になる。また受圧面積を大きくしたの
で、斜板11とスリッパシュー10の接触面積が低減され
る。これによって必要かつ充分な微小潤滑隙間の確保が
可能となり、シール性および潤滑性の確保が可能となっ
て、スリッパシューと斜板とが摩耗することがなくなり
耐用寿命が長くなる。
Description
【0001】
本考案は、斜板式アキシャルピストンのスリッパシューの潤滑隙間を任意に設 定できるように改良した斜板式アキシャルピストン装置に関するものである。
【0002】
まず、図3に代表的な斜板式アキシャルピストン装置を示し、その概略につい て説明する。1はハウジング内で旋回するシリンダを備えた斜板式アキシャルピ ストン装置で、2はそのハウジングである。ハウジング2の下部(図において下 側)には吸入口3が設けられ,上部に吐出口4が設けられている。ハウジング2 の内部には軸受5,6が設けられており、駆動軸7を回転自在に支持している。
【0003】 駆動軸7は、図示しない右側の基端において駆動装置に結合されており、図の 左側に位置する先端にはボール軸受8を介して回転する連結斜板9が揺動可能に 支持されている。この連結斜板9の一部にはスリッパシュー10が設けられており 、このスリッパシュー10はハウジング2に固定された断面形状が三角形の斜板11 に滑動自在に接している。
【0004】 連結斜板9の駆動軸7側には、駆動軸7に平行に2個のシリンダ12が設けられ ており、その内部にはピストン13が摺動自在に嵌挿されている。ピストン13の先 端は球状部14に形成されており、球状部14は前記スリッパシュー10に枢着してい る。この構造により駆動軸7が回転すると駆動軸7と共に駆動軸7の周囲をシリ ンダ12が旋回する。
【0005】 シリンダ12が旋回すると、シリンダ12に嵌挿してるピストン13の先端のスリッ パシュー10が斜板11の傾斜面上を滑動しながら案内される。すると、連結斜板9 が揺動してピストン12がシリンダ11内を往復動する。ピストン13が往復動するこ とによって吸入口3から吸い込まれた油は吐出口4から吐出されることになる。
【0006】 図4は、スリッパシュー10と斜板11とが滑動する部分を拡大して示したもので ある。このスリッパシュー14においてはスリッパシュー10の、斜板11と滑動する 部分すなわちシールランド部15は平坦面に形成されている。また、シールランド 部15の中央には垂直にあけた油溜り部16が設けられている。そして、駆動軸7の 作動時には、シールランド部15と斜板11とが接する滑動面17に油圧によって微小 の隙間(以下、潤滑隙間という)が形成され、この潤滑隙間にピストン13の油孔 18から油溜り部16に送られて貯溜された潤滑油が供給されて油膜が形成され、滑 動面17の潤滑性を図りながらシール性を確保している。これにおいてはスリッパ シュー10は一種の静圧軸受となっている。
【0007】 シールランド部15と斜板11との滑動面17に形成される上記潤滑隙間は、油溜り 部16から斜板11にかかる受圧面積(静圧部の面積)に比例して決まるので、この 受圧面積をあまり大きくとると潤滑隙間が大きくなり過ぎて潤滑性はあってもシ ール性がが損なわれ、斜板式アキシャルピストンの効率が低下する。したがって 、ピストン13の断面積をA,油圧をP0 ,油溜り部16の半径をr1 とすれば、P 0 A>P0 πr1 2 の関係となり、一般的には斜板11に滑動するスリッパシュー 10の受圧面積はピストン13の受圧面積より小さくなっている。これにより潤滑隙 間に油膜を形成しながらシール性を持たせていることになる。
【0008】 なお、ピストン形流体装置のスリッパおよび斜板キャビテーション侵食制御緩 衝装置として、特開昭57-165601 号公報に開示されているものがある。この公報 に開示されているものは、テーパ状の受圧面をもつスリッパが摺接する斜板に油 の放出口を設けて、エネルギーの分散をさせたものである。また、斜板構造形式 の調節可能なアキシャルピストン機械として、特開平1-113501号公報に開示され ているものがある。この公報に開示されているものは、旋回体である回転斜板の 支持側と、ケーシング内の構成部材の支持面とが、調節装置を操作したばあい支 持面に対して相対的な旋回体の転動運動を生じせしめる輪郭を有したものとであ る。
【0009】
以上説明した従来技術にあっては、斜板11とシールランド部15との滑動面17に 形成される潤滑隙間は油溜り部16から斜板にかかる受圧面積に比例して決まるの で、この受圧面積を大きくすると潤滑隙間が大きくなって潤滑性を満足させても シール性が損なわれ、逆に、受圧面積を小さくすると潤滑隙間が小さくなってシ ール性を満足させても潤滑性が損なわれる。このためこの潤滑性とシール性の2 つの油圧力バランスを満足させる受圧面をスリッパシュー10に加工することが困 難であった。
【0010】 実際、従来例のスリッパシューに加工された油溜り部16は垂直な凹部で形成さ れ、シールランド部15も平坦面となっていたので、この油溜り部16の受圧面積は シール性を満足させても潤滑性を満足させていなかった。したがって、駆動軸7 の極低速時および起動時においては潤滑隙間に供給される潤滑油が不足し、油膜 が充分に形成されず、スリッパシュー10と斜板11とが摩耗して耐用寿命が短くな る問題があった。
【0011】 なお、特公昭57−165601号公報に開示されている、ピストン形流体装置のスリ ッパおよび斜板キャビテーション侵食制御緩衝装置は斜板に滑動するスリッパに テーパ状の受圧面を形成しているが一方向から流れる油による受圧面ではないの で本考案の課題を解決しているものではない。また、特開平1-113501号公報に開 示された斜板構造形式の調節可能なアキシャルピストン機械はスリッパシューに 受圧面が形成されていないので、本考案の課題を解決していない。
【0012】 本考案は油圧バランスを得る受圧面の加工を可能にし、斜板にかかる受圧面積 を拡大すると共にスリッパシューの斜板への接触面積を少なくし、極低速時およ び起動時においても、スリッパシュー等の摩耗をなくした斜板式アキシャルピス トン装置を提供することを目的とする。
【0013】
本考案は上記課題を解決するための手段として、斜板とスリッパシューとを滑 動させて該スリッパシューに枢着させたピストンを往復動させ、前記スリッパシ ューから前記滑動面に潤滑油を供給するようにした斜板式アキシャルピストン装 置において、前記スリッパシューに潤滑油の油溜り部を形成すると共に凹状の受 圧面を形成して前記斜板にかかる油圧の受圧面積を大きくしたことを特徴とする
【0014】
本考案は以上説明したようにスリッパシューに油溜り部を設け、かつ、凹状の 受圧面を形成したので、この凹状の受圧面の形状を変えることによってシール性 および潤滑性の2つの油圧力バランスを満足させ得る受圧面を加工することが可 能となる。このように形成した受圧面によって受圧面積が拡大し、必要かつ充分 な微小潤滑隙間の確保が可能となり、シール性および潤滑性の確保が確実になる と共に受圧面が凹状なので、これによっても斜板とスリッパシューの接触面積の 低減を図ることが可能となる。
【0015】
以下、本考案の一実施例を図1について、図3および図4と同一の部材には同 一の符号を付して説明する。この考案のものでは、ピストン14先端の球状部14が 枢着しているスリッパシュー10の斜板11側には潤滑油の油溜り部19が形成されて おり、この油溜り部19から凹状、すなわち漏斗状の受圧面20が形成されている。 このようにスリッパシュー10に漏斗状の受圧面20を形成すると斜板11にかかる油 圧の受圧面積が従来に比べて大きくなる。
【0016】 これを式によって示すと次のようになる。すなわち、ピストン13の断面積をA ,油圧をP0 ,油溜り部19の半径をr1 ,テーパ状の受圧面20の半径をr2 ,ピ ストン13の半径をrとすると、P0 A=P0 πr1 2+∫r1 r22πP0 rdrとい う関係となる。すなわち、ピストン13の断面積Aの油圧P0 は油溜り部19の断面 積πr1 2の油圧P0 と、受圧面20のみの半径rの円周と油圧P0 との積を、受圧 面20のr1 からr2 の間で積分したものとの和に等しい。また、斜板11とシール ランド部15との滑動面17と、漏斗状の受圧面20の大径部分との間隔をh1 ,小径 部分との間隔をh2 とすれば、テーパ量(テーパ角度)はh2 −h1 となる。
【0017】 次に本実施例の作用を説明する。上記のようにスリッパシュー10に油溜り部19 を設け、さらにこの油溜り部19から凹状すなわち漏斗状の受圧面20を形成したの で、この凹状の受圧面20の形状を変えることによってシール性および潤滑性の2 つの油圧力バランスを満足させ得る受圧面20の加工が容易になる。したがって、 必要かつ充分な微小潤滑隙間の確保が可能となって、シール性および潤滑性を確 実に確保することが可能となる。
【0018】 さらにこの受圧面20によって、斜板11にかかる油圧の受圧面積を拡大すること ができ、かつ、受圧面20を漏斗状にしたので、シールライト部15の斜板11との接 触面積の低減が図れる。これらによって滑動面17の潤滑隙間を確実に確保するこ とができる。すなわち、斜板11とシールランド部15の滑動面17に潤滑のための潤 滑隙間h2 が形成される。これによって駆動軸7の極低速時および起動時におい ても潤滑隙間に充分に潤滑油が供給されると共に接触面積が低減したので、スリ ッパシュー10と斜板11とが摩耗することがなくなって、耐用寿命を高めることが 可能となる。
【0019】 なお、本実施例は斜板11に滑動するスリッパシュー10に潤滑油の油溜り部16と 凹状である漏斗状の受圧面20とを設けたものであるが、これにかぎらず、図2に 示すように凹状、すなわち溝状の受圧面21をストッパシュー10のシールランド部 15に複数個形成してもよい。このようにしても斜板9にかかる油圧の受圧面積を 大きくすることができ、かつ、シールライト部15の斜板11との接触面積の低減を 図ることができる。このことによって滑動面17の潤滑隙間を漏斗ものと同様に確 実に確保することができ、駆動軸7の極低速時および起動時においてもスリッパ シュー10と斜板11とが摩耗することがなくなる。
【0020】
本考案は以上説明したようにスリッパシューに油溜り部を設け、かつ、凹状の 受圧面を形成したので、この凹状の受圧面の形状を変えることによってシール性 および潤滑性の2つの油圧力バランスを満足させ得る受圧面を容易に加工するこ とができる。このように形成した受圧面によって、斜板にかかる油圧の受圧面積 を拡大することができ、必要かつ充分な微小潤滑隙間が確保でき、シール性およ び潤滑性の確保が確実になると共に受圧面が凹状なので、斜板とスリッパシュー の接触面積の低減を図ることができる。これによって駆動軸の極低速時および起 動時には潤滑隙間に充分に潤滑油が供給され、かつ、接触面積が低減しているの で、スリッパシューと斜板とが摩耗することがなくなり耐用寿命を高めることが できる。
【図1】本考案の一実施例の要部の断面図である。
【図2】本考案の他の実施例の要部の断面図である。
【図3】従来使用している斜板式アキシャルピストンポ
ンプの概略断面図である。
ンプの概略断面図である。
【図4】図3のスリッパシューと斜板との滑動状態を示
す断面図である。
す断面図である。
1 斜板式アキシャルピストン装置 10 スリッパシュー 11 斜板 13 ピストン 17 滑動面 19 油溜り部 20 受圧面 21 受圧面
Claims (1)
- 【請求項1】 斜板とスリッパシューとを滑動させて該
スリッパシューに枢着させたピストンを往復動させ、前
記スリッパシューから前記滑動面に潤滑油を供給するよ
うにした斜板式アキシャルピストン装置において、前記
スリッパシューに潤滑油の油溜り部を形成すると共に凹
状の受圧面を形成して前記斜板にかかる油圧の受圧面積
を大きくしたことを特徴とする斜板式アキシャルピスト
ン装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8740891U JPH0530473U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 斜板式アキシヤルピストン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8740891U JPH0530473U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 斜板式アキシヤルピストン装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530473U true JPH0530473U (ja) | 1993-04-23 |
Family
ID=13914056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8740891U Pending JPH0530473U (ja) | 1991-09-30 | 1991-09-30 | 斜板式アキシヤルピストン装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530473U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1082353A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Hitachi Ltd | 燃料ポンプ |
| JPH11218072A (ja) * | 1997-11-24 | 1999-08-10 | Linde Ag | 流体静力学的なアキシャルピストン機械 |
| JP2004239191A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Kayaba Ind Co Ltd | 液圧ピストンポンプ・モータ |
-
1991
- 1991-09-30 JP JP8740891U patent/JPH0530473U/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1082353A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Hitachi Ltd | 燃料ポンプ |
| JPH11218072A (ja) * | 1997-11-24 | 1999-08-10 | Linde Ag | 流体静力学的なアキシャルピストン機械 |
| JP2004239191A (ja) * | 2003-02-07 | 2004-08-26 | Kayaba Ind Co Ltd | 液圧ピストンポンプ・モータ |
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