JPH05307187A - 空間光変調器 - Google Patents
空間光変調器Info
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- JPH05307187A JPH05307187A JP4136092A JP13609292A JPH05307187A JP H05307187 A JPH05307187 A JP H05307187A JP 4136092 A JP4136092 A JP 4136092A JP 13609292 A JP13609292 A JP 13609292A JP H05307187 A JPH05307187 A JP H05307187A
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- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 良好な解像度やコントラスト比などの画質特
性を安定して得ることができる空間光変調器を提供す
る。 【構成】 全く電界が生じていない場合(D=0)及び
やや電界が生じている状態(D=1)では、液晶の異常
光屈折率neを大きくしていくと、反射率が一度高くな
るものの1.68付近でほとんどゼロとなる。更にne
を大きくすると、再び反射率が高くなる。反射率がほぼ
ゼロとなる条件は、液晶の屈折率異方性をΔn,セル厚
をd,読出し光の波長をλとすると、Δn・d/λ=
0.87〜1.15となる。この範囲に液晶層を設定す
ることで良好な黒表示が可能となって、読出し画像のコ
ントラスト比が向上する。
性を安定して得ることができる空間光変調器を提供す
る。 【構成】 全く電界が生じていない場合(D=0)及び
やや電界が生じている状態(D=1)では、液晶の異常
光屈折率neを大きくしていくと、反射率が一度高くな
るものの1.68付近でほとんどゼロとなる。更にne
を大きくすると、再び反射率が高くなる。反射率がほぼ
ゼロとなる条件は、液晶の屈折率異方性をΔn,セル厚
をd,読出し光の波長をλとすると、Δn・d/λ=
0.87〜1.15となる。この範囲に液晶層を設定す
ることで良好な黒表示が可能となって、読出し画像のコ
ントラスト比が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光導電層及び光変調層
を各々有する空間光変調器にかかり、特に、高解像度,
高輝度のプロジェクタなどに好適な空間光変調器の改良
に関する。
を各々有する空間光変調器にかかり、特に、高解像度,
高輝度のプロジェクタなどに好適な空間光変調器の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】空間光変調器としては、例えば米国特許
第4019807号特許明細書に開示された反射形液晶
ライトバルブがあり、図6にその構成が示されている。
同図において、ガラス基板10,12間にはまず透明電
極14,16が各々形成されている。矢印FAで示す書
込み光の入射側の透明電極14側には、光導電層18,
遮光層20,誘電体ミラー22がその順に積層されてい
る。また、矢印FBで示す読出し光の入射側の透明電極
16側には、絶縁層(配向膜)24,26,スペーサ2
8,30に挟まれた空間内に液晶層32が形成されてい
る。
第4019807号特許明細書に開示された反射形液晶
ライトバルブがあり、図6にその構成が示されている。
同図において、ガラス基板10,12間にはまず透明電
極14,16が各々形成されている。矢印FAで示す書
込み光の入射側の透明電極14側には、光導電層18,
遮光層20,誘電体ミラー22がその順に積層されてい
る。また、矢印FBで示す読出し光の入射側の透明電極
16側には、絶縁層(配向膜)24,26,スペーサ2
8,30に挟まれた空間内に液晶層32が形成されてい
る。
【0003】液晶層32にはネマチック液晶が用いられ
ており、その配向状態は、絶縁層24側が読出し光の偏
光方向と平行に液晶の分子長軸が揃うように、他方の絶
縁層26側が前記偏光方向と45°ねじれた方向に分子
長軸が揃うようになっている。また、透明電極14,1
6には、駆動用の交流電源34がスイッチ36を介して
接続されている。
ており、その配向状態は、絶縁層24側が読出し光の偏
光方向と平行に液晶の分子長軸が揃うように、他方の絶
縁層26側が前記偏光方向と45°ねじれた方向に分子
長軸が揃うようになっている。また、透明電極14,1
6には、駆動用の交流電源34がスイッチ36を介して
接続されている。
【0004】次に、このような液晶ライトバルブの作用
について説明すると、透明電極14,16に交流電圧を
印加した状態で矢印FA方向から光導電層18に光を照
射すると、光導電層18のインピーダンスの低下が起こ
る。このため、より多くの電圧が液晶層32にかかるよ
うになる。つまり、光導電層18に画像を光書込みする
と、それに応じた電圧が液晶層32に加わり、液晶分子
の配列変化が起こるようになる。ここで、液晶層32は
ハイブリッド電界効果モードが用いられる。上述したよ
うに、液晶は、絶縁層24側では入射光の偏光方向と平
行に分子長軸が揃い、他方の絶縁層26側では前記偏光
方向と45゜ねじれた方向に分子長軸が揃うようなツイ
スト構造となっている。
について説明すると、透明電極14,16に交流電圧を
印加した状態で矢印FA方向から光導電層18に光を照
射すると、光導電層18のインピーダンスの低下が起こ
る。このため、より多くの電圧が液晶層32にかかるよ
うになる。つまり、光導電層18に画像を光書込みする
と、それに応じた電圧が液晶層32に加わり、液晶分子
の配列変化が起こるようになる。ここで、液晶層32は
ハイブリッド電界効果モードが用いられる。上述したよ
うに、液晶は、絶縁層24側では入射光の偏光方向と平
行に分子長軸が揃い、他方の絶縁層26側では前記偏光
方向と45゜ねじれた方向に分子長軸が揃うようなツイ
スト構造となっている。
【0005】このため、光導電層18への書込み画像の
暗の部分では、液晶層32の配列変化は起こらず、従っ
て矢印FBで示す読出し光は液晶分子の旋光性により、
偏光状態が変化を受けないまま出力される。しかし、書
込み画像の明の部分では、液晶層32に多くの電圧がか
かるため、液晶分子の配列方向が変化し、入射した読出
し光は複屈折効果によってその明るさの程度に応じた楕
円偏光となる。従って、読出し光の偏光状態,特に読出
し光の最初の偏光成分と直交する偏光成分を検光子や偏
光ビームスプリッタ(図示せず)で取り出すことで、光
導電層18に書き込まれた画像を読み出すことができ
る。
暗の部分では、液晶層32の配列変化は起こらず、従っ
て矢印FBで示す読出し光は液晶分子の旋光性により、
偏光状態が変化を受けないまま出力される。しかし、書
込み画像の明の部分では、液晶層32に多くの電圧がか
かるため、液晶分子の配列方向が変化し、入射した読出
し光は複屈折効果によってその明るさの程度に応じた楕
円偏光となる。従って、読出し光の偏光状態,特に読出
し光の最初の偏光成分と直交する偏光成分を検光子や偏
光ビームスプリッタ(図示せず)で取り出すことで、光
導電層18に書き込まれた画像を読み出すことができ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ツイスト角
の条件を満たせば原理的には上述した作用が可能であろ
うが、実際上は、液晶層32の屈折率異方性とセル厚,
あるいは読出し光波長などの関係から前記作用が必ずし
も奏されるとは限らない。このため、表示画像について
十分な解像度や輝度,あるいはコントラスト比を再現性
よく得ることができないという不都合がある。
の条件を満たせば原理的には上述した作用が可能であろ
うが、実際上は、液晶層32の屈折率異方性とセル厚,
あるいは読出し光波長などの関係から前記作用が必ずし
も奏されるとは限らない。このため、表示画像について
十分な解像度や輝度,あるいはコントラスト比を再現性
よく得ることができないという不都合がある。
【0007】本発明は、これらの点に着目したもので、
良好な解像度やコントラスト比などの画質特性を安定し
て得ることができる空間光変調器を提供することを、そ
の目的とする。
良好な解像度やコントラスト比などの画質特性を安定し
て得ることができる空間光変調器を提供することを、そ
の目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、透明電極間に光導電層と誘電体ミラーと
液晶層とが積層して設けられており、書込み光を光導電
層に照射して情報を書き込むとともに、直線偏光の読出
し光を液晶層に照射し誘電体ミラーで反射して情報を読
み出す空間光変調器において、前記液晶層は、読出し光
の入射側から反射側に至る液晶分子長軸のツイスト角が
30゜乃至60゜の範囲のいずれかに設定されており、
液晶の屈折率異方性をΔn、セル厚をd、読出し光の波
長をλとしたときのΔn・d/λの値が、0.87乃至
1.15、1.7乃至2.3、2.7乃至3.3、3.
6乃至4.4の範囲のいずれかに設定されていることを
特徴とする。他の発明は、前記空間光変調器において、
前記誘電体ミラーは、その反射中心波長が読出し光の中
心波長に対応する波長選択性を有することを特徴とす
る。
め、本発明は、透明電極間に光導電層と誘電体ミラーと
液晶層とが積層して設けられており、書込み光を光導電
層に照射して情報を書き込むとともに、直線偏光の読出
し光を液晶層に照射し誘電体ミラーで反射して情報を読
み出す空間光変調器において、前記液晶層は、読出し光
の入射側から反射側に至る液晶分子長軸のツイスト角が
30゜乃至60゜の範囲のいずれかに設定されており、
液晶の屈折率異方性をΔn、セル厚をd、読出し光の波
長をλとしたときのΔn・d/λの値が、0.87乃至
1.15、1.7乃至2.3、2.7乃至3.3、3.
6乃至4.4の範囲のいずれかに設定されていることを
特徴とする。他の発明は、前記空間光変調器において、
前記誘電体ミラーは、その反射中心波長が読出し光の中
心波長に対応する波長選択性を有することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明によれば、画像の読出しに影響する液晶
の屈折率異方性,セル厚,読出し光の波長の各条件が、
所定の数値となるように設定される。この条件によれ
ば、書込み画像が黒の場合に最も反射光が少なくなり、
解像度やコントラスト比が向上した高画質の特性が安定
して得られる。また、他の発明によれば、誘電体ミラー
による波長選択性のため、黒の画像の反射光は更に低減
されるようになる。
の屈折率異方性,セル厚,読出し光の波長の各条件が、
所定の数値となるように設定される。この条件によれ
ば、書込み画像が黒の場合に最も反射光が少なくなり、
解像度やコントラスト比が向上した高画質の特性が安定
して得られる。また、他の発明によれば、誘電体ミラー
による波長選択性のため、黒の画像の反射光は更に低減
されるようになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明による空間光変調器の一実施例
について、添付図面参照しながら詳細に説明する。図1
には、本実施例にかかる空間光変調器の構成が示されて
いる。同図において、透明基板50,52間にはまず透
明電極54,56が各々形成されている。矢印F1で示
す書込み光の入射側の透明電極54側には、光導電層5
8,誘電体ミラー60がその順に積層されている。ま
た、矢印F2で示す読出し光の入射側の透明電極16側
には、配向膜62,64,スペーサ66,68に挟まれ
た空間内に液晶層70が形成されている。液晶層70に
は、前記従来技術と同様にネマチック液晶が用いられて
いる。これらによって、空間光変調器72が構成されて
いる。
について、添付図面参照しながら詳細に説明する。図1
には、本実施例にかかる空間光変調器の構成が示されて
いる。同図において、透明基板50,52間にはまず透
明電極54,56が各々形成されている。矢印F1で示
す書込み光の入射側の透明電極54側には、光導電層5
8,誘電体ミラー60がその順に積層されている。ま
た、矢印F2で示す読出し光の入射側の透明電極16側
には、配向膜62,64,スペーサ66,68に挟まれ
た空間内に液晶層70が形成されている。液晶層70に
は、前記従来技術と同様にネマチック液晶が用いられて
いる。これらによって、空間光変調器72が構成されて
いる。
【0011】そして、読出し光の入射側には、偏光ビー
ムスプリッタ74が配置されている。これによって、直
線偏光の光が読出し光として空間光変調器の液晶層70
に入射し、その偏光方向に直交する偏光方向の光が矢印
F3で示すように反射されて取り出されるようになって
いる。また、前記空間光変調器72の透明電極54,5
6間には、駆動用の交流電源76が接続されている。
ムスプリッタ74が配置されている。これによって、直
線偏光の光が読出し光として空間光変調器の液晶層70
に入射し、その偏光方向に直交する偏光方向の光が矢印
F3で示すように反射されて取り出されるようになって
いる。また、前記空間光変調器72の透明電極54,5
6間には、駆動用の交流電源76が接続されている。
【0012】このような実施例の基本的な作用は前記従
来技術とほぼ同様であり、画像の書込みは矢印F1方向
から画像情報を含む書込み光を照射することで行われ
る。すると、光導電層58では、導電度が画像の明暗に
対応した分布となる。交流電源76の電圧は、この導電
度分布に対応して液晶層70に印加されるようになる。
来技術とほぼ同様であり、画像の書込みは矢印F1方向
から画像情報を含む書込み光を照射することで行われ
る。すると、光導電層58では、導電度が画像の明暗に
対応した分布となる。交流電源76の電圧は、この導電
度分布に対応して液晶層70に印加されるようになる。
【0013】この状態で、空間光変調器72に対して矢
印F2で示すように読出し光が照射される。読出し光
は、偏光ビームスプリッタ74で直線偏光に変換されて
空間光変調器72の液晶層70に入射する。液晶層70
を通過した光は、誘電体ミラー60によって反射され、
再び液晶層70を通過し空間光変調器72から出射され
る。このとき、液晶層72において、印加電圧(書込み
画像に対応)に相当する複屈折を読出し光が受けるよう
になり、読出し光は楕円偏光となって偏光ビームスプリ
ッタ74に入射する。偏光ビームスプリッタ74では、
入射読出し光から液晶層70で生じた直交偏光成分のみ
が取り出されて矢印F3方向に出力され、これが投影光
としてスクリーン(図示せず)に投影される。
印F2で示すように読出し光が照射される。読出し光
は、偏光ビームスプリッタ74で直線偏光に変換されて
空間光変調器72の液晶層70に入射する。液晶層70
を通過した光は、誘電体ミラー60によって反射され、
再び液晶層70を通過し空間光変調器72から出射され
る。このとき、液晶層72において、印加電圧(書込み
画像に対応)に相当する複屈折を読出し光が受けるよう
になり、読出し光は楕円偏光となって偏光ビームスプリ
ッタ74に入射する。偏光ビームスプリッタ74では、
入射読出し光から液晶層70で生じた直交偏光成分のみ
が取り出されて矢印F3方向に出力され、これが投影光
としてスクリーン(図示せず)に投影される。
【0014】次に、液晶層70に関する詳細な条件につ
いて説明する。図2には、液晶の異常光屈折率neを変
化させた場合に偏光ビームスプリッタ74で反射出力さ
れる読出し光の挙動の測定結果が示されている。なお、
読出し光の波長は550nm,液晶層70のセル厚は
2.5μm,配向膜62から配向膜64に至るツイスト
角は45°,液晶の常光屈折率noは1.5とし、液晶
層70に生ずる電界強度をパラメータとして変化させて
いる。D=0は全く電界がない状態(書込み画像の暗部
に対応)を示し、D=1,2,3,……となるに従って
電界は増大している(書込み画像の明部に対応)。
いて説明する。図2には、液晶の異常光屈折率neを変
化させた場合に偏光ビームスプリッタ74で反射出力さ
れる読出し光の挙動の測定結果が示されている。なお、
読出し光の波長は550nm,液晶層70のセル厚は
2.5μm,配向膜62から配向膜64に至るツイスト
角は45°,液晶の常光屈折率noは1.5とし、液晶
層70に生ずる電界強度をパラメータとして変化させて
いる。D=0は全く電界がない状態(書込み画像の暗部
に対応)を示し、D=1,2,3,……となるに従って
電界は増大している(書込み画像の明部に対応)。
【0015】このグラフに示すように、全く電界が生じ
ていない場合(D=0)及びやや電界が生じている状態
(D=1)では、液晶の異常光屈折率neを大きくして
いくと、反射率が一度高くなるものの1.68付近でほ
とんどゼロとなる。更にneを大きくすると、再び反射
率が高くなるという挙動をする。この条件は、書込み画
像の黒に対応するわけであるから、偏光ビームスプリッ
タ74の反射出力は理想的にはゼロであることが好まし
い。すなわち、反射率がほとんどゼロとなる所が良好な
黒を再現できる条件となる。
ていない場合(D=0)及びやや電界が生じている状態
(D=1)では、液晶の異常光屈折率neを大きくして
いくと、反射率が一度高くなるものの1.68付近でほ
とんどゼロとなる。更にneを大きくすると、再び反射
率が高くなるという挙動をする。この条件は、書込み画
像の黒に対応するわけであるから、偏光ビームスプリッ
タ74の反射出力は理想的にはゼロであることが好まし
い。すなわち、反射率がほとんどゼロとなる所が良好な
黒を再現できる条件となる。
【0016】これを、Δn・d/λ(ただし、Δn:液
晶の屈折率異方性,d:セル厚,λ:読出し光の波長)
で表わすと、0.87〜1.15の範囲となる。図2の
グラフを、他の読出し光波長やセル厚などの条件下で求
めたが、ほぼ同様の範囲が良好な条件となった。
晶の屈折率異方性,d:セル厚,λ:読出し光の波長)
で表わすと、0.87〜1.15の範囲となる。図2の
グラフを、他の読出し光波長やセル厚などの条件下で求
めたが、ほぼ同様の範囲が良好な条件となった。
【0017】このような黒レベルに近くなるΔn・d/
λの範囲は、上記範囲以外に、1.7〜2.3、2.7
〜3.3、3.6〜4.4、……と多数存在する。しか
し、プロジェクタなどのように、数十〜百数十nmの広
い波長範囲の光を用いる場合には、4.4以上に存在す
る範囲でλの変化によってΔn・d/λの最適値からず
れる現象が生ずる。このため、コントラスト比や暗部で
の色再現性の劣化が起こることになる。従って、Δn・
d/λとしては、0.87〜1.15、1.7〜2.
3、2.7〜3.3の範囲が好ましい。但し、利用する
光の波長幅が狭い場合には、3.6〜4.4の範囲で使
用しても、良好なコントラスト比などを得ることができ
る。
λの範囲は、上記範囲以外に、1.7〜2.3、2.7
〜3.3、3.6〜4.4、……と多数存在する。しか
し、プロジェクタなどのように、数十〜百数十nmの広
い波長範囲の光を用いる場合には、4.4以上に存在す
る範囲でλの変化によってΔn・d/λの最適値からず
れる現象が生ずる。このため、コントラスト比や暗部で
の色再現性の劣化が起こることになる。従って、Δn・
d/λとしては、0.87〜1.15、1.7〜2.
3、2.7〜3.3の範囲が好ましい。但し、利用する
光の波長幅が狭い場合には、3.6〜4.4の範囲で使
用しても、良好なコントラスト比などを得ることができ
る。
【0018】次に、図3には、適当な画像を書き込んだ
状態で液晶のツイスト角を変化させたときの読出し光の
反射率の変化が示されている。なお、読出し光の波長
λ,セル厚d,液晶の複屈折異方性Δnは、Δn・d/
λ=0.87〜1.15の範囲,すなわち黒が良好に再
現できる範囲に設定されている。ツイスト角は、図4に
示すように、液晶層70の読出し光入射側の配向膜62
から誘電体ミラー70側の配向膜64に至る偏光のねじ
れ角度θである。このグラフによれば、ツイスト角45
゜で読出し光の反射率は最大となっており、スクリーン
(図示せず)に投影された読出し画像は最も明るい。し
かし、このグラフによれば、ツイスト角30゜〜60°
の範囲で良好な明るさを得ることができることがわか
る。
状態で液晶のツイスト角を変化させたときの読出し光の
反射率の変化が示されている。なお、読出し光の波長
λ,セル厚d,液晶の複屈折異方性Δnは、Δn・d/
λ=0.87〜1.15の範囲,すなわち黒が良好に再
現できる範囲に設定されている。ツイスト角は、図4に
示すように、液晶層70の読出し光入射側の配向膜62
から誘電体ミラー70側の配向膜64に至る偏光のねじ
れ角度θである。このグラフによれば、ツイスト角45
゜で読出し光の反射率は最大となっており、スクリーン
(図示せず)に投影された読出し画像は最も明るい。し
かし、このグラフによれば、ツイスト角30゜〜60°
の範囲で良好な明るさを得ることができることがわか
る。
【0019】以上の考察によれば、Δn・d/λを0.
87〜1.15、1.7〜2.3、2.7〜3.3、
3.6〜4.4の範囲とするとともに、液晶のツイスト
角を30゜〜60°の範囲とすることで、良好な明る
さ,解像度,あるいはコントラスト比を安定して得るこ
とができる。
87〜1.15、1.7〜2.3、2.7〜3.3、
3.6〜4.4の範囲とするとともに、液晶のツイスト
角を30゜〜60°の範囲とすることで、良好な明る
さ,解像度,あるいはコントラスト比を安定して得るこ
とができる。
【0020】<他の実施例>なお、本発明は、何ら上記
実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなも
のも含まれる。 (1)空間光変調器72の誘電体ミラー60を、読出し
光の中心波長の反射率が最大となるような波長選択性を
有するように構成するとともに、Δn・d/λの範囲を
上述した値の範囲とすれば、更に良好な結果が得られ
る。このようにすれば、液晶層70が適正条件からずれ
て黒レベルで読出し光が反射されるようになった場合で
も、かかる波長選択性を有するミラー特性とすることで
黒レベルの反射光は更に低く抑えられるので、コントラ
スト比の高い画像表示が可能となる。
実施例に限定されるものではなく、例えば次のようなも
のも含まれる。 (1)空間光変調器72の誘電体ミラー60を、読出し
光の中心波長の反射率が最大となるような波長選択性を
有するように構成するとともに、Δn・d/λの範囲を
上述した値の範囲とすれば、更に良好な結果が得られ
る。このようにすれば、液晶層70が適正条件からずれ
て黒レベルで読出し光が反射されるようになった場合で
も、かかる波長選択性を有するミラー特性とすることで
黒レベルの反射光は更に低く抑えられるので、コントラ
スト比の高い画像表示が可能となる。
【0021】例えば、読出し光の波長分布が図5(A)
の如くであり、誘電体ミラー60が同図(B)に示すよ
うな波長選択性を有するとする。この場合、本実施例に
おける黒レベルの反射光は、同図(C)に実線で示すよ
うになる。他方、誘電体ミラー60に波長選択性がない
場合は、同図(C)に破線で示すようになる。両者を比
較すれば明らかなように、実線のグラフの方が反射率が
低く、よりコントラスト比の大きな黒レベルとなる。図
中、W0は中心波長である。なお、このような波長選択
性ミラーについては、例えば特開平3−18815号
(特願平1ー153775号)公報に開示されたものが
ある。
の如くであり、誘電体ミラー60が同図(B)に示すよ
うな波長選択性を有するとする。この場合、本実施例に
おける黒レベルの反射光は、同図(C)に実線で示すよ
うになる。他方、誘電体ミラー60に波長選択性がない
場合は、同図(C)に破線で示すようになる。両者を比
較すれば明らかなように、実線のグラフの方が反射率が
低く、よりコントラスト比の大きな黒レベルとなる。図
中、W0は中心波長である。なお、このような波長選択
性ミラーについては、例えば特開平3−18815号
(特願平1ー153775号)公報に開示されたものが
ある。
【0022】(2)前記実施例では、偏光ビームスプリ
ッタ74によって、垂直偏光の読出し光を得るとともに
それに直交する偏光光を取り出すようにしたが、偏光
子,検光子を別個に設けるようにしてもよい。また、空
間光変調器の構成なども、遮光膜や反射防止膜を設ける
など種々設計変更が可能である。 (3)書込み画像を色分解手段によってR(赤),G
(青),B(青)の原色画像に分解し、各原色画像の空
間光変調器について前記実施例を適用して色合成手段で
合成を行うようにすれば、カラー画像にも本発明を適用
できる。
ッタ74によって、垂直偏光の読出し光を得るとともに
それに直交する偏光光を取り出すようにしたが、偏光
子,検光子を別個に設けるようにしてもよい。また、空
間光変調器の構成なども、遮光膜や反射防止膜を設ける
など種々設計変更が可能である。 (3)書込み画像を色分解手段によってR(赤),G
(青),B(青)の原色画像に分解し、各原色画像の空
間光変調器について前記実施例を適用して色合成手段で
合成を行うようにすれば、カラー画像にも本発明を適用
できる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による空間
光変調器によれば、次のような効果がある。 (1)液晶の波長,セル厚,複屈折率異方性やツイスト
角を、所定の最適値に設定することとしたので、良好な
解像度やコントラスト比などの画質特性を安定して得る
ことができる。 (2)更に、誘電体ミラーに読出し光に対する波長選択
性を持たせることとしたので、一層良好なコントラスト
比を得ることができる。
光変調器によれば、次のような効果がある。 (1)液晶の波長,セル厚,複屈折率異方性やツイスト
角を、所定の最適値に設定することとしたので、良好な
解像度やコントラスト比などの画質特性を安定して得る
ことができる。 (2)更に、誘電体ミラーに読出し光に対する波長選択
性を持たせることとしたので、一層良好なコントラスト
比を得ることができる。
【図1】本発明による空間光変調器の一実施例を示す構
成図である。
成図である。
【図2】前記実施例における液晶の異常光屈折率及び電
界強度を変化させたときの読出し光反射率の関係を示す
グラフである。
界強度を変化させたときの読出し光反射率の関係を示す
グラフである。
【図3】前記実施例における液晶のツイスト角と読出し
光反射率の関係を示すグラフである。
光反射率の関係を示すグラフである。
【図4】読出し光とツイスト角との関係を示す説明図で
ある。
ある。
【図5】誘電体ミラーに波長選択性をもたせたときの読
出し光と反射光との関係を示すグラフである。
出し光と反射光との関係を示すグラフである。
【図6】従来の空間光変調器を示す説明図である。
50,52…透明基板、54,56…透明電極、58…
光導電層、60…誘電体ミラー、62,64…配向膜、
66,68…スペーサ、70…液晶層、72…空間光変
調器、74…偏光ビームスプリッタ、76…交流電源、
F1…書込み光の入射方向、F2…読出し光の入射方
向、F3…読出し光の直交偏光成分の出力方向、d…セ
ル厚、W0…中心波長、Δn…液晶の屈折率異方性、λ
…読出し光の波長。
光導電層、60…誘電体ミラー、62,64…配向膜、
66,68…スペーサ、70…液晶層、72…空間光変
調器、74…偏光ビームスプリッタ、76…交流電源、
F1…書込み光の入射方向、F2…読出し光の入射方
向、F3…読出し光の直交偏光成分の出力方向、d…セ
ル厚、W0…中心波長、Δn…液晶の屈折率異方性、λ
…読出し光の波長。
Claims (2)
- 【請求項1】 透明電極間に光導電層と誘電体ミラーと
液晶層とが積層して設けられており、書込み光を光導電
層に照射して情報を書き込むとともに、直線偏光の読出
し光を液晶層に照射し誘電体ミラーで反射して情報を読
み出す空間光変調器において、前記液晶層は、読出し光
の入射側から反射側に至る液晶分子長軸のツイスト角が
30゜乃至60゜の範囲のいずれかに設定されており、
液晶の屈折率異方性をΔn、セル厚をd、読出し光の波
長をλとしたときのΔn・d/λの値が、0.87乃至
1.15、1.7乃至2.3、2.7乃至3.3、3.
6乃至4.4の範囲のいずれかに設定されていることを
特徴とする空間光変調器。 - 【請求項2】 請求項1記載の空間光変調器において、
前記誘電体ミラーは、その反射中心波長が読出し光の中
心波長に対応する波長選択性を有することを特徴とする
空間光変調器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136092A JPH05307187A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 空間光変調器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4136092A JPH05307187A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 空間光変調器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05307187A true JPH05307187A (ja) | 1993-11-19 |
Family
ID=15167077
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4136092A Pending JPH05307187A (ja) | 1992-04-28 | 1992-04-28 | 空間光変調器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05307187A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100848949B1 (ko) * | 2006-05-22 | 2008-07-29 | 세심광전자기술(주) | 액정변조기와 이를 이용한 기판검사장치 |
-
1992
- 1992-04-28 JP JP4136092A patent/JPH05307187A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100848949B1 (ko) * | 2006-05-22 | 2008-07-29 | 세심광전자기술(주) | 액정변조기와 이를 이용한 기판검사장치 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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