JPH0530782Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0530782Y2 JPH0530782Y2 JP1988016991U JP1699188U JPH0530782Y2 JP H0530782 Y2 JPH0530782 Y2 JP H0530782Y2 JP 1988016991 U JP1988016991 U JP 1988016991U JP 1699188 U JP1699188 U JP 1699188U JP H0530782 Y2 JPH0530782 Y2 JP H0530782Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frame
- thickness
- ball
- tennis racket
- tip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 2
- 229920002430 Fibre-reinforced plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000004918 carbon fiber reinforced polymer Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 235000009508 confectionery Nutrition 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000011151 fibre-reinforced plastic Substances 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 230000008719 thickening Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Golf Clubs (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
この考案は、打球面(フエース面)の安定性を
向上させたテニスラケツトに関するものである。 〔従来の技術〕 従来のテニスラケツトとしては、フエース面を
形成する環状のフレームと、このフレームと一体
に形成されたシヤフトと、このシヤフトの下端部
に形成されたグリツプ部とからなるものが一般に
知られている。このテニスラケツトにおけるフエ
ース面に直角な方向の厚みは、第8図に示すよう
に、通常、グリツプ部31aが他より大きく、フ
レーム1aやシヤフト3aがほぼ同じ厚み(例え
ば20mm前後)となるように形成されている。 そして上記テニスラケツトにおいては、打球時
の衝撃によつてフエース面にぶれが生じないよう
に、フエース面の安定性を向上させる必要があ
り、このため上記フエース面の面剛性や慣性モー
メントを高めることが行なわれている。従来、面
剛性を高めるためにフレーム1aを例えばカーボ
ン繊維強化プラスチツクなどの弾性係数の比較的
高い素材により形成したり、慣性モーメントを高
めるためにフエース面中央両側のフレーム1aの
内側に錘として別部材を取付けたりすることが行
なわれている。 また上記フエース面の打球性能を向上させるた
めに、第9図に示すようにフレーム1bとシヤフ
ト3bとのフエース面に直角な方向の厚みをグリ
ツプ部31bより大きくし、これによりテニスラ
ケツト全体の剛性を高めるようにしたテニスラケ
ツトも知られている(例えばUnited State
Patent No.4,664,380参照)。 〔考案が解決しようとする課題〕 上記従来のテニスラケツトにおいては、フレー
ムの中央両側部の内側に別部材などを取付ける
と、打球時の空気抵抗が大きくなるとともに、こ
の別部材にかけわたされたガツトと、別部材のな
い他の部分にかけわたされたガツトとの打球時の
しなりが微妙に異なるために、ボールが当たる場
所によつて打球感覚が異なるという問題がある。 またフレームおよびシヤフトの全体の剛性を高
めるようにした従来のテニスラケツトにおいて
は、打球方向に対する剛性がグリツプ部からフレ
ーム先端までの全体にわたつて比較的大きくなる
ように設定されているので、その分だけ打球時の
しなりが小さくなり、このため例えばサーブする
際にはボールにスピンをかけにくくなる。さらに
全体の重量が比較的大きくなるために、テニスラ
ケツトが振りにくくなる。 この考案は、このような従来の問題を解決する
ためになされたものであり、フエース面の安定性
を向上させることができ、しかも振りやすさを損
うことのないテニスラケツトを提供することを目
的としている。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この考案のテニス
ラケツトでは、打球面を形成する環状のフレーム
を有するテニスラケツトにおいて、上記フレーム
の打球面と直角な方向の厚みが上記打球面の中央
両側部であつてフレーム幅寸法が最大となる部分
で最も大となり、これより先端側及びグリツプ側
に向かうにしたがつて小となるように形成される
とともに、上記打球面の中央両側部であつてフレ
ーム幅寸法が最大となる部分における上記フレー
ムの打球面と平行な方向の厚みがフレーム先端部
の厚みよりも大きくなるように形成されている。 〔作用〕 上記構成によれば、フレームの中央両側部であ
つてフレーム幅寸法が最大となる左右両端部分に
おける打球面と直角な方向の厚みがフレームの他
の部分よりも大きく、また、上記左右両端部分に
おける打球面と平行な方向の厚みもフレーム先端
部の厚みよりも大きいので、グリツプとフエース
面先端とを通る縦軸の回りの慣性モーメントを従
来の同一厚みのテニスラケツトよりも大きくする
ことができ、またフレームの打球方向に対する曲
げ剛性も大きくすることができ、これらによりフ
エース面の面安定性を向上させることができる。 〔実施例〕 第2図において、フエース面Fはフレーム1と
ヨーク部10とで形成される略円環にガツト2が
張りわたされることにより構成され、このフレー
ム1およびヨーク部10と、端部にグリツプ部3
1が形成されたシヤフト3とは繊維強化プラスチ
ツクなどの素材によつて一体的に形成されてい
る。 上記フレーム1は、第1図に示すように側面か
ら見るとフエース面Fに直角な方向の厚みが異な
り、フエース面Fの中央両側部12の厚さbがフ
エース面Fの先端部11の厚さaおよび基端部1
3の厚さcより大きくなるように形成されてい
る。上記先端部11の厚さaはシヤフト3のグリ
ツプ上端部311の厚さdと等しくなるように設
定され、上記中央両側部12の厚さbはこの中央
両側部12から上記先端部11、および上記中央
両側部12から基端部13を経てグリツプ上端部
311にかけてそれぞれ徐々に低減するように上
記フレーム1の横断面形状が構成されている。 上記中央両側部12の厚さbは、先端部11の
厚さa(例えば20mm前後)のほぼ1.3〜1.8倍の範
囲の値になるように設定されている。1.8倍を超
えると重量が大きくなり、フエース面Fの部分が
重くなつてバランスが悪くなり、打球時に振りに
くくなる。 また上記フレーム1は、第3図〜第5図に示す
ようにフエース面Fに直角な方向の横断面が両端
部を尖らせた偏平な形状になるように形成され、
これによつて打球時の空気抵抗が小さくなるよう
にされている。 なお図中14はガツト保護用凹溝で、この凹溝
14にはグロメツトを介して貫通されたガツト2
が配置されている。 上記構成のテニスラケツトにおいては、フエー
ス面の中央の左右両側部12の厚みbが他のフレ
ーム部分の厚みa,cよりも大きい断面に形成さ
れている分だけ、グリツプとフエース面の先端と
を結ぶ縦軸(第2図参照)Xの回りの慣性モーメ
ントが大きくなる。この慣性モーメントの値が大
きくなると、フエース面は上記縦軸X回りに回転
しにくくなり、すなわちフエース面Fのぶれが生
じにくくなる。このためたとえボールがフエース
面Fの中央部から左右方向に多少ずれた位置に当
たつても、このフエース面Fがほとんどぶれない
ので打球の方向安定性が向上することになる。こ
れによつて、いわゆるスイートスポツトの左右方
向の幅を大きくすることができる。なおこの実施
例においては、上記慣性モーメントをフレーム1
の中央両側部12をフエース面Fと直角な方向の
厚みbのみならず、フエース面F側にも性能上支
障が生じない範囲でぶ厚くすることによつて、さ
らに増大させている。 またフレームおよびシヤフトがフエース面に直
角な方向の厚みが従来のテニスラケツトよりも大
きく設定されているために、打球方向に対する曲
げ剛性と、テニスラケツトの縦軸回りのねじれに
対する剛性とは上記厚みが大きくなつた分だけ大
きくなる。それのみならずフレームがその中央部
で最も厚くなつているのでフエース面の面剛性を
さらに大きくすることができる。 さらにシヤフトは、フエース面に直角な方向の
厚みがフレームに比べて小さいので、例えばボー
ルにスピンをかけるのに必要な微妙なしなりの発
生を損うようなことはない。またフレームの先端
部が他の部分よりも断面が小さくなるように設定
されているので、テニスラケツトの先端が重くな
つてテニスラケツトのバランスを損ねるようなこ
ともない。 このようにフエース面の慣性モーメントと面剛
性とを従来のテニスラケツトに比べて大きくする
ことができ、これにより打球の安定性を向上する
ことができるとともに、テニスラケツトの振りや
すさを損うようなことはない。 なお上記実施例において、フエース面と直角な
方向の厚みが、第1図に示すようにフレーム中央
両側部で最大となつて頂点を形成するような場合
に限らず、ある範囲にわたつて最大厚みとなるよ
うに形成してもよい。また上記実施例では上記フ
レーム1の中央両側部12からシヤフト3のグリ
ツプ部上端311まで連続するテーパーが形成さ
れているが、これに限らず、先端部11と基端部
13とが同一厚みになるように上記テーパーを形
成し、シヤフト部分全体を同一厚みとなるように
形成してもよい。 〔比較試験例〕 第1図に示す上記実施例のテニスラケツトと、
第8図に示す従来のテニスラケツトと、第9図
に示す従来のテニスラケツトとを用いて、面剛
性と慣性モーメントとについて測定した。これら
の結果を第1表に示す。 面剛性については、たわみとねじれとを測定し
た。たわみの測定は、第6図に示すようにグリツ
プ部31を上下から固定してフレーム1の先端1
1に5Kgの荷重を加え、この載荷点のたわみ量を
測定した。またねじれの測定は、第7図に示すよ
うにグリツプ31の周囲を固定してフエース面F
の中央両側部に互いに逆方向にそれぞれ4Kgの荷
重を載荷し、テニスラケツトの縦軸X回りのねじ
れ量を測定した。 慣性モーメントについては、第10図に示すよ
うにテニスラケツトの縦軸Xが上下方向となるよ
うにピアノ線を介して吊下げ、縦軸回りに回転さ
せた際の周期Tを求め、 =CT2/4π2 によつて慣性モーメントを算出した。ここでC
はピアノ線のねじれの定数であり、あらかじめ慣
性モーメントが既知のものを用いて試験すること
により求められてある。 第1表の試験結果によれば、この考案のテニス
ラケツトでは慣性モーメントが従来の2種類のテ
ニスラケツト,のいずれよりも大きく、また
たわみ量およびねじれ量については小さくなつて
いる。さらに第1表に示す3種類のテニスラケツ
トを用いて実際に打球したところ、この考案のテ
ニスラケツトでは打球方向をコントロールしやす
かつたのに対して、従来のテニスラケツトでは
コントロールはまずまずだつたものの、比較的重
くて振りにくく、スピンをかけにくかつた。また
従来のテニスラケツトは、そのコントロールが
しにくかつた。
向上させたテニスラケツトに関するものである。 〔従来の技術〕 従来のテニスラケツトとしては、フエース面を
形成する環状のフレームと、このフレームと一体
に形成されたシヤフトと、このシヤフトの下端部
に形成されたグリツプ部とからなるものが一般に
知られている。このテニスラケツトにおけるフエ
ース面に直角な方向の厚みは、第8図に示すよう
に、通常、グリツプ部31aが他より大きく、フ
レーム1aやシヤフト3aがほぼ同じ厚み(例え
ば20mm前後)となるように形成されている。 そして上記テニスラケツトにおいては、打球時
の衝撃によつてフエース面にぶれが生じないよう
に、フエース面の安定性を向上させる必要があ
り、このため上記フエース面の面剛性や慣性モー
メントを高めることが行なわれている。従来、面
剛性を高めるためにフレーム1aを例えばカーボ
ン繊維強化プラスチツクなどの弾性係数の比較的
高い素材により形成したり、慣性モーメントを高
めるためにフエース面中央両側のフレーム1aの
内側に錘として別部材を取付けたりすることが行
なわれている。 また上記フエース面の打球性能を向上させるた
めに、第9図に示すようにフレーム1bとシヤフ
ト3bとのフエース面に直角な方向の厚みをグリ
ツプ部31bより大きくし、これによりテニスラ
ケツト全体の剛性を高めるようにしたテニスラケ
ツトも知られている(例えばUnited State
Patent No.4,664,380参照)。 〔考案が解決しようとする課題〕 上記従来のテニスラケツトにおいては、フレー
ムの中央両側部の内側に別部材などを取付ける
と、打球時の空気抵抗が大きくなるとともに、こ
の別部材にかけわたされたガツトと、別部材のな
い他の部分にかけわたされたガツトとの打球時の
しなりが微妙に異なるために、ボールが当たる場
所によつて打球感覚が異なるという問題がある。 またフレームおよびシヤフトの全体の剛性を高
めるようにした従来のテニスラケツトにおいて
は、打球方向に対する剛性がグリツプ部からフレ
ーム先端までの全体にわたつて比較的大きくなる
ように設定されているので、その分だけ打球時の
しなりが小さくなり、このため例えばサーブする
際にはボールにスピンをかけにくくなる。さらに
全体の重量が比較的大きくなるために、テニスラ
ケツトが振りにくくなる。 この考案は、このような従来の問題を解決する
ためになされたものであり、フエース面の安定性
を向上させることができ、しかも振りやすさを損
うことのないテニスラケツトを提供することを目
的としている。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するために、この考案のテニス
ラケツトでは、打球面を形成する環状のフレーム
を有するテニスラケツトにおいて、上記フレーム
の打球面と直角な方向の厚みが上記打球面の中央
両側部であつてフレーム幅寸法が最大となる部分
で最も大となり、これより先端側及びグリツプ側
に向かうにしたがつて小となるように形成される
とともに、上記打球面の中央両側部であつてフレ
ーム幅寸法が最大となる部分における上記フレー
ムの打球面と平行な方向の厚みがフレーム先端部
の厚みよりも大きくなるように形成されている。 〔作用〕 上記構成によれば、フレームの中央両側部であ
つてフレーム幅寸法が最大となる左右両端部分に
おける打球面と直角な方向の厚みがフレームの他
の部分よりも大きく、また、上記左右両端部分に
おける打球面と平行な方向の厚みもフレーム先端
部の厚みよりも大きいので、グリツプとフエース
面先端とを通る縦軸の回りの慣性モーメントを従
来の同一厚みのテニスラケツトよりも大きくする
ことができ、またフレームの打球方向に対する曲
げ剛性も大きくすることができ、これらによりフ
エース面の面安定性を向上させることができる。 〔実施例〕 第2図において、フエース面Fはフレーム1と
ヨーク部10とで形成される略円環にガツト2が
張りわたされることにより構成され、このフレー
ム1およびヨーク部10と、端部にグリツプ部3
1が形成されたシヤフト3とは繊維強化プラスチ
ツクなどの素材によつて一体的に形成されてい
る。 上記フレーム1は、第1図に示すように側面か
ら見るとフエース面Fに直角な方向の厚みが異な
り、フエース面Fの中央両側部12の厚さbがフ
エース面Fの先端部11の厚さaおよび基端部1
3の厚さcより大きくなるように形成されてい
る。上記先端部11の厚さaはシヤフト3のグリ
ツプ上端部311の厚さdと等しくなるように設
定され、上記中央両側部12の厚さbはこの中央
両側部12から上記先端部11、および上記中央
両側部12から基端部13を経てグリツプ上端部
311にかけてそれぞれ徐々に低減するように上
記フレーム1の横断面形状が構成されている。 上記中央両側部12の厚さbは、先端部11の
厚さa(例えば20mm前後)のほぼ1.3〜1.8倍の範
囲の値になるように設定されている。1.8倍を超
えると重量が大きくなり、フエース面Fの部分が
重くなつてバランスが悪くなり、打球時に振りに
くくなる。 また上記フレーム1は、第3図〜第5図に示す
ようにフエース面Fに直角な方向の横断面が両端
部を尖らせた偏平な形状になるように形成され、
これによつて打球時の空気抵抗が小さくなるよう
にされている。 なお図中14はガツト保護用凹溝で、この凹溝
14にはグロメツトを介して貫通されたガツト2
が配置されている。 上記構成のテニスラケツトにおいては、フエー
ス面の中央の左右両側部12の厚みbが他のフレ
ーム部分の厚みa,cよりも大きい断面に形成さ
れている分だけ、グリツプとフエース面の先端と
を結ぶ縦軸(第2図参照)Xの回りの慣性モーメ
ントが大きくなる。この慣性モーメントの値が大
きくなると、フエース面は上記縦軸X回りに回転
しにくくなり、すなわちフエース面Fのぶれが生
じにくくなる。このためたとえボールがフエース
面Fの中央部から左右方向に多少ずれた位置に当
たつても、このフエース面Fがほとんどぶれない
ので打球の方向安定性が向上することになる。こ
れによつて、いわゆるスイートスポツトの左右方
向の幅を大きくすることができる。なおこの実施
例においては、上記慣性モーメントをフレーム1
の中央両側部12をフエース面Fと直角な方向の
厚みbのみならず、フエース面F側にも性能上支
障が生じない範囲でぶ厚くすることによつて、さ
らに増大させている。 またフレームおよびシヤフトがフエース面に直
角な方向の厚みが従来のテニスラケツトよりも大
きく設定されているために、打球方向に対する曲
げ剛性と、テニスラケツトの縦軸回りのねじれに
対する剛性とは上記厚みが大きくなつた分だけ大
きくなる。それのみならずフレームがその中央部
で最も厚くなつているのでフエース面の面剛性を
さらに大きくすることができる。 さらにシヤフトは、フエース面に直角な方向の
厚みがフレームに比べて小さいので、例えばボー
ルにスピンをかけるのに必要な微妙なしなりの発
生を損うようなことはない。またフレームの先端
部が他の部分よりも断面が小さくなるように設定
されているので、テニスラケツトの先端が重くな
つてテニスラケツトのバランスを損ねるようなこ
ともない。 このようにフエース面の慣性モーメントと面剛
性とを従来のテニスラケツトに比べて大きくする
ことができ、これにより打球の安定性を向上する
ことができるとともに、テニスラケツトの振りや
すさを損うようなことはない。 なお上記実施例において、フエース面と直角な
方向の厚みが、第1図に示すようにフレーム中央
両側部で最大となつて頂点を形成するような場合
に限らず、ある範囲にわたつて最大厚みとなるよ
うに形成してもよい。また上記実施例では上記フ
レーム1の中央両側部12からシヤフト3のグリ
ツプ部上端311まで連続するテーパーが形成さ
れているが、これに限らず、先端部11と基端部
13とが同一厚みになるように上記テーパーを形
成し、シヤフト部分全体を同一厚みとなるように
形成してもよい。 〔比較試験例〕 第1図に示す上記実施例のテニスラケツトと、
第8図に示す従来のテニスラケツトと、第9図
に示す従来のテニスラケツトとを用いて、面剛
性と慣性モーメントとについて測定した。これら
の結果を第1表に示す。 面剛性については、たわみとねじれとを測定し
た。たわみの測定は、第6図に示すようにグリツ
プ部31を上下から固定してフレーム1の先端1
1に5Kgの荷重を加え、この載荷点のたわみ量を
測定した。またねじれの測定は、第7図に示すよ
うにグリツプ31の周囲を固定してフエース面F
の中央両側部に互いに逆方向にそれぞれ4Kgの荷
重を載荷し、テニスラケツトの縦軸X回りのねじ
れ量を測定した。 慣性モーメントについては、第10図に示すよ
うにテニスラケツトの縦軸Xが上下方向となるよ
うにピアノ線を介して吊下げ、縦軸回りに回転さ
せた際の周期Tを求め、 =CT2/4π2 によつて慣性モーメントを算出した。ここでC
はピアノ線のねじれの定数であり、あらかじめ慣
性モーメントが既知のものを用いて試験すること
により求められてある。 第1表の試験結果によれば、この考案のテニス
ラケツトでは慣性モーメントが従来の2種類のテ
ニスラケツト,のいずれよりも大きく、また
たわみ量およびねじれ量については小さくなつて
いる。さらに第1表に示す3種類のテニスラケツ
トを用いて実際に打球したところ、この考案のテ
ニスラケツトでは打球方向をコントロールしやす
かつたのに対して、従来のテニスラケツトでは
コントロールはまずまずだつたものの、比較的重
くて振りにくく、スピンをかけにくかつた。また
従来のテニスラケツトは、そのコントロールが
しにくかつた。
【表】
この考案のテニスラケツトによれば、フレーム
の中央両側部であつてフレーム幅寸法が最大とな
る左右両端部分における打球面と直角な方向の厚
みがフレームの他の部分よりも大きく、また、上
記左右両端部分における打球面と平行な方向の厚
みもフレーム先端部の厚みよりも大きいので、グ
リツプとフエース面先端とを通る縦軸の回りの慣
性モーメントを従来の同一厚みのテニスラケツト
よりも大きくすることができ、またフレームの打
球方向に対する曲げ剛性も大きくすることがで
き、これらによりフエース面の面安定性を向上さ
せることができる。しかも重量バランスやシヤフ
トのしなりなどを損うことがないので、振りやす
さを損うおそれがない。
の中央両側部であつてフレーム幅寸法が最大とな
る左右両端部分における打球面と直角な方向の厚
みがフレームの他の部分よりも大きく、また、上
記左右両端部分における打球面と平行な方向の厚
みもフレーム先端部の厚みよりも大きいので、グ
リツプとフエース面先端とを通る縦軸の回りの慣
性モーメントを従来の同一厚みのテニスラケツト
よりも大きくすることができ、またフレームの打
球方向に対する曲げ剛性も大きくすることがで
き、これらによりフエース面の面安定性を向上さ
せることができる。しかも重量バランスやシヤフ
トのしなりなどを損うことがないので、振りやす
さを損うおそれがない。
第1図はこの考案の実施例を示す側面図、第2
図は第1図のテニスラケツトの正面図、第3図は
第2図の−線断面説明図、第4図は第2図の
−線断面説明図、第5図は第2図の−線
断面説明図、第6図はたわみ量測定方法の説明
図、第7図はねじれ量測定方法の説明図、第8図
は従来のテニスラケツトの側面図、第9図は他の
従来のテニスラケツトの側面図、第10図は慣性
モーメント測定方法の説明図である。 1……フレーム、F……フエース面(打球面)、
11……先端部、12……中央両側部、13……
基端部。
図は第1図のテニスラケツトの正面図、第3図は
第2図の−線断面説明図、第4図は第2図の
−線断面説明図、第5図は第2図の−線
断面説明図、第6図はたわみ量測定方法の説明
図、第7図はねじれ量測定方法の説明図、第8図
は従来のテニスラケツトの側面図、第9図は他の
従来のテニスラケツトの側面図、第10図は慣性
モーメント測定方法の説明図である。 1……フレーム、F……フエース面(打球面)、
11……先端部、12……中央両側部、13……
基端部。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 打球面を形成する環状のフレームを有するテ
ニスラケツトにおいて、上記フレームの打球面
と直角な方向の厚みが上記打球面の中央両側部
であつてフレーム幅寸法が最大となる部分で最
も大となり、これより先端側及びグリツプ側に
向かうにしたがつて小となるように形成される
とともに、上記打球面の中央両側部であつてフ
レーム幅寸法が最大となる部分における上記フ
レームの打球面と平行な方向の厚みがフレーム
先端部の厚みよりも大きくなるように形成され
ていることを特徴とするテニスラケツト。 2 フレームの打球面中央両側部における打球面
と直角な方向の厚みが先端部の厚みの1.3〜1.8
倍の範囲に設定されていることを特徴とする請
求項1記載のテニスラケツト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988016991U JPH0530782Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988016991U JPH0530782Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01120868U JPH01120868U (ja) | 1989-08-16 |
| JPH0530782Y2 true JPH0530782Y2 (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=31230395
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988016991U Expired - Lifetime JPH0530782Y2 (ja) | 1988-02-09 | 1988-02-09 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530782Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-09 JP JP1988016991U patent/JPH0530782Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01120868U (ja) | 1989-08-16 |
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