JPH0530916A - ツエインの製造法 - Google Patents
ツエインの製造法Info
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- JPH0530916A JPH0530916A JP3211296A JP21129691A JPH0530916A JP H0530916 A JPH0530916 A JP H0530916A JP 3211296 A JP3211296 A JP 3211296A JP 21129691 A JP21129691 A JP 21129691A JP H0530916 A JPH0530916 A JP H0530916A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 製造工程の安全性を確保することができて、
医薬品や食品等のコーティングに適し、他の工業材料と
しても用いることができる淡色で臭いの殆どないツェイ
ンの製造を可能にする。 【構成】 ツェインを含有する素材にアルカリ溶液を加
えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80℃に維
持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜11.5に
なるように処理して抽出液を分離する工程と、得られた
抽出液に酸を加えて酸性にしてツェインを析出させ、沈
澱物を分離して乾燥する工程との結合からなるツェイン
の製造法と、前記の分離された抽出液を濃縮して、乾固
する工程との結合からなるツェインの製造法である。
医薬品や食品等のコーティングに適し、他の工業材料と
しても用いることができる淡色で臭いの殆どないツェイ
ンの製造を可能にする。 【構成】 ツェインを含有する素材にアルカリ溶液を加
えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80℃に維
持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜11.5に
なるように処理して抽出液を分離する工程と、得られた
抽出液に酸を加えて酸性にしてツェインを析出させ、沈
澱物を分離して乾燥する工程との結合からなるツェイン
の製造法と、前記の分離された抽出液を濃縮して、乾固
する工程との結合からなるツェインの製造法である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ツェインを含有する素
材からツェインを製造する方法に関するものであり、詳
しくはツェインを含有する素材にアルカリ水を加えて処
理するツェインの製造法である。
材からツェインを製造する方法に関するものであり、詳
しくはツェインを含有する素材にアルカリ水を加えて処
理するツェインの製造法である。
【0002】
【従来の技術】ツェインは、とうもろこし蛋白質の主要
成分であり、アルコールおよびアルカリ溶液に可溶であ
る。そして接着力およびフィルムや繊維の形成能があ
り、ツェインのアルコールあるいはアルカリ溶液を噴霧
したり、塗布、浸漬したりして被処理物の表面に付着さ
せ、これを乾燥することにより耐水性、耐酸性、耐熱
性、電気絶縁性等に優れた皮膜をつくることが知られて
いる。このような性質から、ツェインは製紙加工用塗布
剤、木材製品の表面塗装、合板等の接着剤、インク材
料、防湿剤、食品・錠剤のコーティング剤として利用さ
れている。
成分であり、アルコールおよびアルカリ溶液に可溶であ
る。そして接着力およびフィルムや繊維の形成能があ
り、ツェインのアルコールあるいはアルカリ溶液を噴霧
したり、塗布、浸漬したりして被処理物の表面に付着さ
せ、これを乾燥することにより耐水性、耐酸性、耐熱
性、電気絶縁性等に優れた皮膜をつくることが知られて
いる。このような性質から、ツェインは製紙加工用塗布
剤、木材製品の表面塗装、合板等の接着剤、インク材
料、防湿剤、食品・錠剤のコーティング剤として利用さ
れている。
【0003】ツェインの製造法については、特開昭61
−16770号公報等に記載されているように、一般に
コーングルテンミール等の原料を70〜90%(V/V)の
エタノール、90%(V/V)前後のイソプロピルアルコー
ル等の含水低級アルコールで抽出し、得られたアルコー
ル溶液から溶剤を留去する方法、あるいは同溶液を水ま
たは塩類溶液中に投入してツェインを沈澱させる等の方
法により製造される。
−16770号公報等に記載されているように、一般に
コーングルテンミール等の原料を70〜90%(V/V)の
エタノール、90%(V/V)前後のイソプロピルアルコー
ル等の含水低級アルコールで抽出し、得られたアルコー
ル溶液から溶剤を留去する方法、あるいは同溶液を水ま
たは塩類溶液中に投入してツェインを沈澱させる等の方
法により製造される。
【0004】さらに、ツェインの抽出溶媒としてアルコ
ール以外の有機溶媒を使用した特公昭50−16800
号公報がある。そこでは、グルテンミールを原料とし
て、60〜95%のアセトン、メチルエチルケトン、ジ
エチレングリコールを用い50〜70℃で抽出する方法
が開示されている。また特開昭63−185998号、
特開昭63−185999号公報には、エタノールへの
溶解性の良好なツェインの製造法が開示されている。
ール以外の有機溶媒を使用した特公昭50−16800
号公報がある。そこでは、グルテンミールを原料とし
て、60〜95%のアセトン、メチルエチルケトン、ジ
エチレングリコールを用い50〜70℃で抽出する方法
が開示されている。また特開昭63−185998号、
特開昭63−185999号公報には、エタノールへの
溶解性の良好なツェインの製造法が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の技術
によって得られるツェインは、食品や医薬品をはじめと
する広範な用途からの要求を満足するものではない。即
ち、近年では臭いや着色の少ない製品が求められること
が多いが、上記の方法によって得られるツェインは、原
材料の差異に基因するロット間のばらつきが大きく、良
質の製品を安定して供給することが困難である。さら
に、上記の従来のツェインの製造法は、有機溶媒を使用
する方法であるから、工程の安全性確保に問題がありか
つ高価な溶媒を使用するためにコストの低減が望まれて
いる。
によって得られるツェインは、食品や医薬品をはじめと
する広範な用途からの要求を満足するものではない。即
ち、近年では臭いや着色の少ない製品が求められること
が多いが、上記の方法によって得られるツェインは、原
材料の差異に基因するロット間のばらつきが大きく、良
質の製品を安定して供給することが困難である。さら
に、上記の従来のツェインの製造法は、有機溶媒を使用
する方法であるから、工程の安全性確保に問題がありか
つ高価な溶媒を使用するためにコストの低減が望まれて
いる。
【0006】本発明は上記の現状に鑑みてなされたもの
であり、その目的は(1)医薬品や食品等のコーティング
に適し、他の工業用材料としても用いることができる淡
色で臭いの殆どないツェインを高収率で得ることができ
る方法、(2)工程の安全性の確保に問題のある有機溶媒
を使用することなく、かつ原材料の差異に基因するロッ
ト間のばらつきがない、良質なツェインを安定して供給
することができるツェインの製造法を提供することであ
る。
であり、その目的は(1)医薬品や食品等のコーティング
に適し、他の工業用材料としても用いることができる淡
色で臭いの殆どないツェインを高収率で得ることができ
る方法、(2)工程の安全性の確保に問題のある有機溶媒
を使用することなく、かつ原材料の差異に基因するロッ
ト間のばらつきがない、良質なツェインを安定して供給
することができるツェインの製造法を提供することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段およびその作用】本発明者
等は、上記の目的を達成せんとして種々検討したとこ
ろ、ツェインを含有する素材をアルカリ溶液中で適宣の
温度に維持しながら処理することによりツェインの脱色
や脱臭が可能であることを知見した。
等は、上記の目的を達成せんとして種々検討したとこ
ろ、ツェインを含有する素材をアルカリ溶液中で適宣の
温度に維持しながら処理することによりツェインの脱色
や脱臭が可能であることを知見した。
【0008】本発明はこれらの知見に基づくものであ
り、その要旨は、ツェインを含有する素材にアルカリ溶
液を加えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80
℃に維持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜1
1.5になるように処理して抽出液を分離する第1工程
と、第1工程で得られた抽出液に酸を加えて酸性にして
ツェインを析出させ、沈澱物を分離して乾燥する第2工
程との結合からなることを特徴とするツェインの製造法
であり、さらにツェインを含有する素材にアルカリ溶液
を加えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80℃
に維持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜11.
5になるように処理して抽出液を分離する第1工程と、
第1工程で得られた抽出液を濃縮して、乾固する第2工
程との結合からなることを特徴とするツェインの製造法
である。
り、その要旨は、ツェインを含有する素材にアルカリ溶
液を加えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80
℃に維持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜1
1.5になるように処理して抽出液を分離する第1工程
と、第1工程で得られた抽出液に酸を加えて酸性にして
ツェインを析出させ、沈澱物を分離して乾燥する第2工
程との結合からなることを特徴とするツェインの製造法
であり、さらにツェインを含有する素材にアルカリ溶液
を加えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80℃
に維持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜11.
5になるように処理して抽出液を分離する第1工程と、
第1工程で得られた抽出液を濃縮して、乾固する第2工
程との結合からなることを特徴とするツェインの製造法
である。
【0009】本発明に用いるツェインを含有する素材と
は、とうもろこし、グルテンミールあるいはこれらを原
料として常法により調製した粗ツェイン製品等がある。
そしてアルカリ溶液による処理は、上記の素材を浸漬、
還流、混合、攪拌等の通常の手段を用い、作業性や経済
性などを考慮して任意の方法によってアルカリ溶液に接
触させる方法による。
は、とうもろこし、グルテンミールあるいはこれらを原
料として常法により調製した粗ツェイン製品等がある。
そしてアルカリ溶液による処理は、上記の素材を浸漬、
還流、混合、攪拌等の通常の手段を用い、作業性や経済
性などを考慮して任意の方法によってアルカリ溶液に接
触させる方法による。
【0010】本発明によるツェインの製造法は、有機溶
媒を用いないでアルカリ溶液を用いてツェインを抽出す
る方法であるから、工程の安全性が確保される。そして
本発明においては、ツェインを含有する素材をアルカリ
溶液で処理して、抽出終了時のpHが7〜11.5にな
るようにする。抽出液のpHがこの範囲内であれば、色
素を殆ど抽出しないので、製品の色が淡く、臭いも少な
い。pHが12以上になると抽出液の色相が濃くなり、
刺激臭が発生し、ツェインが変質してしまう等の問題を
生ずるので好ましくない。そしてpHを上記の値の範囲
内にする具体的なアルカリ添加の割合としては、例えば
グルテンミール10gに対して50〜100ミリリット
ルの水と、苛性ソーダを0.08〜0.4g加えること
が好ましい。また本発明に用いるアルカリとしては、上
記の苛性ソーダのほかに苛性カリやアンモニア水を用い
ることができる。
媒を用いないでアルカリ溶液を用いてツェインを抽出す
る方法であるから、工程の安全性が確保される。そして
本発明においては、ツェインを含有する素材をアルカリ
溶液で処理して、抽出終了時のpHが7〜11.5にな
るようにする。抽出液のpHがこの範囲内であれば、色
素を殆ど抽出しないので、製品の色が淡く、臭いも少な
い。pHが12以上になると抽出液の色相が濃くなり、
刺激臭が発生し、ツェインが変質してしまう等の問題を
生ずるので好ましくない。そしてpHを上記の値の範囲
内にする具体的なアルカリ添加の割合としては、例えば
グルテンミール10gに対して50〜100ミリリット
ルの水と、苛性ソーダを0.08〜0.4g加えること
が好ましい。また本発明に用いるアルカリとしては、上
記の苛性ソーダのほかに苛性カリやアンモニア水を用い
ることができる。
【0011】さらに本発明の第1工程においては、抽出
時の温度を40〜80℃に維持することが好ましく、処
理時間は2〜20時間が必要である。温度が低い場合
は、比較的長時間を要し、高い場合は短時間で抽出を終
了することができる。そして第1工程において処理され
た抽出液は、遠心分離などの手段で抽出液を分離する。
時の温度を40〜80℃に維持することが好ましく、処
理時間は2〜20時間が必要である。温度が低い場合
は、比較的長時間を要し、高い場合は短時間で抽出を終
了することができる。そして第1工程において処理され
た抽出液は、遠心分離などの手段で抽出液を分離する。
【0012】つぎに本発明の第2工程においては、上記
の分離された抽出液のpHを酸性側に調整する。すなわ
ち、抽出液に酸を加えてpHを弱酸性にすることによ
り、ツェインを析出し、沈澱させ、この沈澱物を分離し
て真空乾燥等の手段で乾燥する工程である。そして上記
のpH調整は抽出液を常温に冷却してから酸を加えるの
が望ましい。また使用する酸は、種々の酸を用いること
ができる。さらに上記の第1工程における抽出終了時の
抽出液のpHが、中性に近い場合は、抽出液を酸性側に
調整することなく、分離された抽出液を濃縮して乾燥す
ることでツェインを得ることができる。
の分離された抽出液のpHを酸性側に調整する。すなわ
ち、抽出液に酸を加えてpHを弱酸性にすることによ
り、ツェインを析出し、沈澱させ、この沈澱物を分離し
て真空乾燥等の手段で乾燥する工程である。そして上記
のpH調整は抽出液を常温に冷却してから酸を加えるの
が望ましい。また使用する酸は、種々の酸を用いること
ができる。さらに上記の第1工程における抽出終了時の
抽出液のpHが、中性に近い場合は、抽出液を酸性側に
調整することなく、分離された抽出液を濃縮して乾燥す
ることでツェインを得ることができる。
【0013】
【実施例】以下実施例に基いて本発明を説明する。
実施例1.グルテンミール10gに、100ミリリット
ルの水および5Nの苛性ソーダ溶液1ミリリットルを加
え、60℃で6時間静置して抽出し、遠心分離機により
抽出液を90ミリリットル得た。この分離された抽出液
のpHは8.8であった。つぎにこの抽出液に塩酸を加
えて抽出液のpHを5.2とし、ツェインを析出させ沈
澱物を得た。このツェインを遠心分離機により脱液し、
直ちに凍結真空乾燥して1.1gの固形物を得た。この
固形物の3%エタノール(90Vol%)溶液の色調は、ロビ
ボンド比色計1インチセルで、黄色の値が1であった。
また、SDS−PAGE電気泳動パターンによれば、大
部分がツエインであった。そしてこの固形物は、蛋白純
度62.4%のツェインであり、原料中のツェインに対
して32.1%の収率で得られた。そして、同試料を1
00〜150メッシュの粒度に粉砕し、これを直径1.
5cm高さ3cmのサンプルビンに入れて密封し、30
℃で10分間加熱した後、蓋を開けて臭いの強さを調べ
た。盲検を0、最も臭いの強いものを10として、10
段階で評価を行ったところ、その値は7であった。
ルの水および5Nの苛性ソーダ溶液1ミリリットルを加
え、60℃で6時間静置して抽出し、遠心分離機により
抽出液を90ミリリットル得た。この分離された抽出液
のpHは8.8であった。つぎにこの抽出液に塩酸を加
えて抽出液のpHを5.2とし、ツェインを析出させ沈
澱物を得た。このツェインを遠心分離機により脱液し、
直ちに凍結真空乾燥して1.1gの固形物を得た。この
固形物の3%エタノール(90Vol%)溶液の色調は、ロビ
ボンド比色計1インチセルで、黄色の値が1であった。
また、SDS−PAGE電気泳動パターンによれば、大
部分がツエインであった。そしてこの固形物は、蛋白純
度62.4%のツェインであり、原料中のツェインに対
して32.1%の収率で得られた。そして、同試料を1
00〜150メッシュの粒度に粉砕し、これを直径1.
5cm高さ3cmのサンプルビンに入れて密封し、30
℃で10分間加熱した後、蓋を開けて臭いの強さを調べ
た。盲検を0、最も臭いの強いものを10として、10
段階で評価を行ったところ、その値は7であった。
【0014】実施例2.グルテンミール40gに、40
0ミリリットルの水および5Nの苛性ソーダ溶液8ミリ
リットルを加え、60℃で6時間静置して抽出し、遠心
分離機により抽出液を337ミリリットル得た。この分
離された抽出液のpHは11.3であった。つぎにこの
抽出液を放冷後、これに塩酸を加えて抽出液のpHを
6.5とし、ツェインを析出させ沈澱物を得た。このツ
ェインを遠心分離機により脱液し、直ちに凍結真空乾燥
して4.58gの固形物を得た。この固形物の3%エタ
ノール(90Vol%)溶液の色調は、ロビボンド比色計1イ
ンチセルで、黄色の値が3であった。また、SDS−P
AGE電気泳動パターンによれば、大部分がツェインで
あった。そしてこの固形物は、蛋白純度59.7%のツ
ェインであり、原料中のツェインに対して31.9%の
収率で得られた。そして、実施例1と同様にして調べた
臭いの強さは、その値が8であった。
0ミリリットルの水および5Nの苛性ソーダ溶液8ミリ
リットルを加え、60℃で6時間静置して抽出し、遠心
分離機により抽出液を337ミリリットル得た。この分
離された抽出液のpHは11.3であった。つぎにこの
抽出液を放冷後、これに塩酸を加えて抽出液のpHを
6.5とし、ツェインを析出させ沈澱物を得た。このツ
ェインを遠心分離機により脱液し、直ちに凍結真空乾燥
して4.58gの固形物を得た。この固形物の3%エタ
ノール(90Vol%)溶液の色調は、ロビボンド比色計1イ
ンチセルで、黄色の値が3であった。また、SDS−P
AGE電気泳動パターンによれば、大部分がツェインで
あった。そしてこの固形物は、蛋白純度59.7%のツ
ェインであり、原料中のツェインに対して31.9%の
収率で得られた。そして、実施例1と同様にして調べた
臭いの強さは、その値が8であった。
【0015】実施例3.グルテンミール40gに、40
0ミリリットルの水および5Nの苛性ソーダ溶液8ミリ
リットルを加え、60℃で6時間静置して抽出し、遠心
分離機により抽出液を337ミリリットル得た。この分
離された抽出液のpHは11.2であった。この抽出液
を放冷後、これに塩酸を加えて抽出液のpHを5.2と
し、ツェインを析出させ沈澱物を得た。このツェインを
遠心分離機により脱液し、直ちに凍結真空乾燥して9.
89gの固形物を得た。この固形物の3%エタノール(9
0Vol%)溶液の色調は、ロビボンド比色計1インチセル
で、黄色の値が4であった。また、SDS−PAGE電
気泳動パターンによれば、大部分がツェインであった。
そしてこの固形物は、蛋白純度51.2%のツェインで
あり、原料中のツェインに対して59.2%の収率で得
られた。そして、実施例1と同様にして調べた臭いの強
さは、その値が8であった。
0ミリリットルの水および5Nの苛性ソーダ溶液8ミリ
リットルを加え、60℃で6時間静置して抽出し、遠心
分離機により抽出液を337ミリリットル得た。この分
離された抽出液のpHは11.2であった。この抽出液
を放冷後、これに塩酸を加えて抽出液のpHを5.2と
し、ツェインを析出させ沈澱物を得た。このツェインを
遠心分離機により脱液し、直ちに凍結真空乾燥して9.
89gの固形物を得た。この固形物の3%エタノール(9
0Vol%)溶液の色調は、ロビボンド比色計1インチセル
で、黄色の値が4であった。また、SDS−PAGE電
気泳動パターンによれば、大部分がツェインであった。
そしてこの固形物は、蛋白純度51.2%のツェインで
あり、原料中のツェインに対して59.2%の収率で得
られた。そして、実施例1と同様にして調べた臭いの強
さは、その値が8であった。
【0016】実施例4.グルテンミール10gに、20
0ミリリットルの水および5Nの苛性ソーダ溶液0.7
ミリリットルを加え、45℃で6時間静置して抽出し、
遠心分離機により抽出液を184ミリリットル得た。分
離された抽出液のpHは7.0であった。この抽出液を
凍結真空乾燥して1.2gの固形物を得た。この固形物
の3%エタノール(90Vol%)溶液の色調は、ロビボンド
比色計1インチセルで、黄色の値が1であった。また、
SDS−PAGE電気泳動パターンによれば、大部分が
ツェインであった。そしてこの固形物は、蛋白純度4
9.2%のツェインであり、原料中のツェインに対して
27.6%の収率で得られた。そして、同試料を100
〜150メッシュの粒度に粉砕し、これを直径1.5c
m高さ3cmのサンプルビンに入れて密封し、30℃で
10分間加熱した後、蓋を開けて臭いの強さを調べた。
盲検を0、最も臭いの強いものを10として、10段階
で評価を行ったところ、その値は4であった。
0ミリリットルの水および5Nの苛性ソーダ溶液0.7
ミリリットルを加え、45℃で6時間静置して抽出し、
遠心分離機により抽出液を184ミリリットル得た。分
離された抽出液のpHは7.0であった。この抽出液を
凍結真空乾燥して1.2gの固形物を得た。この固形物
の3%エタノール(90Vol%)溶液の色調は、ロビボンド
比色計1インチセルで、黄色の値が1であった。また、
SDS−PAGE電気泳動パターンによれば、大部分が
ツェインであった。そしてこの固形物は、蛋白純度4
9.2%のツェインであり、原料中のツェインに対して
27.6%の収率で得られた。そして、同試料を100
〜150メッシュの粒度に粉砕し、これを直径1.5c
m高さ3cmのサンプルビンに入れて密封し、30℃で
10分間加熱した後、蓋を開けて臭いの強さを調べた。
盲検を0、最も臭いの強いものを10として、10段階
で評価を行ったところ、その値は4であった。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、抽出の際にアルカリ溶
液を用いるので、その取扱が容易であり、製造工程の安
全性を確保することができる。そしてアルカリ溶液が安
価であるので製造コストの低減を図ることができる。ま
た医薬品や食品等のコーティングに適し、他の工業用材
料としても用いることができる淡色で臭いの殆どないツ
ェインを比較的高収率で得ることができ、製品ツェイン
の変質もなく、良質なツェインを安定して供給すること
ができる。
液を用いるので、その取扱が容易であり、製造工程の安
全性を確保することができる。そしてアルカリ溶液が安
価であるので製造コストの低減を図ることができる。ま
た医薬品や食品等のコーティングに適し、他の工業用材
料としても用いることができる淡色で臭いの殆どないツ
ェインを比較的高収率で得ることができ、製品ツェイン
の変質もなく、良質なツェインを安定して供給すること
ができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 ツェインを含有する素材にアルカリ溶液
を加えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80℃
に維持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜11.
5になるように処理して抽出液を分離する第1工程と、
第1工程で得られた抽出液に酸を加えて酸性にしてツェ
インを析出させ、沈澱物を分離して乾燥する第2工程と
の結合からなることを特徴とするツェインの製造法。 - 【請求項2】 ツェインを含有する素材にアルカリ溶液
を加えてツェインを抽出する際に、温度を40〜80℃
に維持し、かつ抽出終了時の抽出液のpHが7〜11.
5になるように処理して抽出液を分離する第1工程と、
第1工程で得られた抽出液を濃縮して、乾固する第2工
程との結合からなることを特徴とするツェインの製造
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3211296A JPH0530916A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ツエインの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3211296A JPH0530916A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ツエインの製造法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530916A true JPH0530916A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16603592
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3211296A Pending JPH0530916A (ja) | 1991-07-30 | 1991-07-30 | ツエインの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530916A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012514459A (ja) * | 2008-12-31 | 2012-06-28 | ポエト・リサーチ・インコーポレイテッド | ゼイン組成物 |
-
1991
- 1991-07-30 JP JP3211296A patent/JPH0530916A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012514459A (ja) * | 2008-12-31 | 2012-06-28 | ポエト・リサーチ・インコーポレイテッド | ゼイン組成物 |
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