JPH0530991A - 抗ガングリオシドモノクローナル抗体 - Google Patents
抗ガングリオシドモノクローナル抗体Info
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- JPH0530991A JPH0530991A JP3191589A JP19158991A JPH0530991A JP H0530991 A JPH0530991 A JP H0530991A JP 3191589 A JP3191589 A JP 3191589A JP 19158991 A JP19158991 A JP 19158991A JP H0530991 A JPH0530991 A JP H0530991A
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- ganglioside
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 各種のガングリオシドに対して反応性を有す
る抗ガングリオシドモノクローナル抗体が提供される。 【構成】 ラクトン型GD3ガングリオシドによりマウ
スを免疫し、その脾細胞とマウスミエローマ細胞とを融
合することにより、各種のガングリオシドに対して反応
性を有する抗ガングリオシドモノクローナル抗体を産生
するハイブリドーマが得られる。このモノクローナル抗
体は黒色腫などの癌の治療薬として用いることができ、
また癌のイメージングにも利用できる。
る抗ガングリオシドモノクローナル抗体が提供される。 【構成】 ラクトン型GD3ガングリオシドによりマウ
スを免疫し、その脾細胞とマウスミエローマ細胞とを融
合することにより、各種のガングリオシドに対して反応
性を有する抗ガングリオシドモノクローナル抗体を産生
するハイブリドーマが得られる。このモノクローナル抗
体は黒色腫などの癌の治療薬として用いることができ、
また癌のイメージングにも利用できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、黒色腫、神経芽細胞
腫、膵癌等に分布する各種のガングリオシドを幅広く認
識する抗ガングリオシドモノクローナル抗体に関する。
更に詳細には、本発明はガングリオシドGM4、GM
3、GM2、GM1a、GM1b、SPG(α2−
3)、SPG(α2−6)、GD3、GD2、GD1
a、GD1b、GT3と広く反応する抗ガングリオシド
モノクローナル抗体であって、黒色腫、神経芽細胞腫、
膵癌等の治療薬として用いることのできる抗ガングリオ
シドモノクローナル抗体に関する。
腫、膵癌等に分布する各種のガングリオシドを幅広く認
識する抗ガングリオシドモノクローナル抗体に関する。
更に詳細には、本発明はガングリオシドGM4、GM
3、GM2、GM1a、GM1b、SPG(α2−
3)、SPG(α2−6)、GD3、GD2、GD1
a、GD1b、GT3と広く反応する抗ガングリオシド
モノクローナル抗体であって、黒色腫、神経芽細胞腫、
膵癌等の治療薬として用いることのできる抗ガングリオ
シドモノクローナル抗体に関する。
【0002】
【従来の技術】癌関連抗原としてのガングリオシドを認
識するモノクローナル抗体は、これまでに抗GM3であ
る抗体M2590(Taniguchi,M.,et
al.,Jpn.J.Cancer Res.,75,
418−426,1984)及びDH2(Doi,
T.,et al.,Cancer Res.,48,
5680−5685,1988)、あるいは抗GD3抗
体R−24(Houghton,A.N.,et a
l.Proc.Nalt.Acad.Sci.USA,
82,1242−1264,1985)、抗GD2抗体
L72(Irie R.F.,et al.Proc.
Nalt.Acad.Sci.USA,83,8694
−8698,1986)などが報告されている。これら
のモノクローナル抗体は黒色腫の治療薬として開発が進
められている。
識するモノクローナル抗体は、これまでに抗GM3であ
る抗体M2590(Taniguchi,M.,et
al.,Jpn.J.Cancer Res.,75,
418−426,1984)及びDH2(Doi,
T.,et al.,Cancer Res.,48,
5680−5685,1988)、あるいは抗GD3抗
体R−24(Houghton,A.N.,et a
l.Proc.Nalt.Acad.Sci.USA,
82,1242−1264,1985)、抗GD2抗体
L72(Irie R.F.,et al.Proc.
Nalt.Acad.Sci.USA,83,8694
−8698,1986)などが報告されている。これら
のモノクローナル抗体は黒色腫の治療薬として開発が進
められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】黒色腫、神経芽細胞
腫、膵癌は、悪性で転移し易く、その治療は他の癌と比
べて困難であり、その治療法の開発は臨床医の切望する
ところである。従来報告されている、抗癌抗体としての
抗ガングリオシドモノクローナル抗体は、各々抗原認識
特異性が高く、特定の腫瘍の特定の集団に対しては著効
を示すが、同種の腫瘍全般に対して効果を持つとは言い
難い。ましてや、多種類の腫瘍に対して効果を持つこと
は殆ど無い。
腫、膵癌は、悪性で転移し易く、その治療は他の癌と比
べて困難であり、その治療法の開発は臨床医の切望する
ところである。従来報告されている、抗癌抗体としての
抗ガングリオシドモノクローナル抗体は、各々抗原認識
特異性が高く、特定の腫瘍の特定の集団に対しては著効
を示すが、同種の腫瘍全般に対して効果を持つとは言い
難い。ましてや、多種類の腫瘍に対して効果を持つこと
は殆ど無い。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような問題点を解決
するために、各種腫瘍細胞に、比較的多量に存在してい
るガングリオシドを広範囲に認識する抗体が必要とされ
る。かくして本発明により、ガングリオシド分子種を幅
広く認識する抗ガングリオシドモノクローナル抗体が提
供される。本発明の抗ガングリオシドモノクローナル抗
体の使用により、上記した従来の問題点は解決される。
即ち、本発明の抗体を毒素や抗癌剤と結合させた形態で
用いて、あるいは非修飾の形態で用いて各種癌の治療が
可能となる。更には、ラジオアイソトープ標識した本発
明のモノクローナル抗体、又はラジオアイソトープ標識
した本発明のモノクローナル抗体の(Fab′)2 フラ
グメントを患者に投与することにより、各種癌のイメー
ジングが可能となる。
するために、各種腫瘍細胞に、比較的多量に存在してい
るガングリオシドを広範囲に認識する抗体が必要とされ
る。かくして本発明により、ガングリオシド分子種を幅
広く認識する抗ガングリオシドモノクローナル抗体が提
供される。本発明の抗ガングリオシドモノクローナル抗
体の使用により、上記した従来の問題点は解決される。
即ち、本発明の抗体を毒素や抗癌剤と結合させた形態で
用いて、あるいは非修飾の形態で用いて各種癌の治療が
可能となる。更には、ラジオアイソトープ標識した本発
明のモノクローナル抗体、又はラジオアイソトープ標識
した本発明のモノクローナル抗体の(Fab′)2 フラ
グメントを患者に投与することにより、各種癌のイメー
ジングが可能となる。
【0005】本発明の抗ガングリオシドモノクローナル
抗体は各種のガングリオシドと反応する。即ち、ガング
リオシドGM4及びGM3と強く反応し、更にSPG
(α2−3)、GD3、GD2及びGT3と反応し、ま
たGM2、GM1a、GM1b、SPG(α2−6)、
GD1a及びGD1bとも反応する。ガングリオシドの
これらの名称は、Svennerholmの命名法(S
vennerholm,L.J.Lipid Res.
5,145−155(1964))による。本発明の抗
ガングリオシドモノクローナル抗体は、免疫グロブリン
クラスIgG3に属する。
抗体は各種のガングリオシドと反応する。即ち、ガング
リオシドGM4及びGM3と強く反応し、更にSPG
(α2−3)、GD3、GD2及びGT3と反応し、ま
たGM2、GM1a、GM1b、SPG(α2−6)、
GD1a及びGD1bとも反応する。ガングリオシドの
これらの名称は、Svennerholmの命名法(S
vennerholm,L.J.Lipid Res.
5,145−155(1964))による。本発明の抗
ガングリオシドモノクローナル抗体は、免疫グロブリン
クラスIgG3に属する。
【0006】本発明の抗ガングリオシドモノクローナル
抗体は以下のようにして調製することができる。ガングリオシド抗原による動物の免疫 ガングリオシド抗原を用いる例えばマウスの免疫法は既
に明らかにされている(Higgins,T.J.et
al.,Molec.Immun.,22,1265
−1271,1985)。即ち、例えばラクトン型GD
3ガングリオシド5μgを試験管に乾固する。これに予
め1N塩酸で処理しておいたアジュバントであるサルモ
ネラ菌ミネソタ株の菌体(1g)を含む、5mMリン酸
緩衝生理食塩水(pH7.2,500μl)を加え、5
分間超音波処理を行うことによりガングリオシドを菌体
に吸着させ抗原液とする。この抗原液をBalb/cマ
ウスの腹腔内に投与する。上記した方法以外にも、通常
使用されている他の方法を採用することもできる。例え
ばアジュバントとして結核死菌、乳化剤などを使用し、
マウスやラットに皮下あるいは静脈内投与する方法を採
用することもできる。
抗体は以下のようにして調製することができる。ガングリオシド抗原による動物の免疫 ガングリオシド抗原を用いる例えばマウスの免疫法は既
に明らかにされている(Higgins,T.J.et
al.,Molec.Immun.,22,1265
−1271,1985)。即ち、例えばラクトン型GD
3ガングリオシド5μgを試験管に乾固する。これに予
め1N塩酸で処理しておいたアジュバントであるサルモ
ネラ菌ミネソタ株の菌体(1g)を含む、5mMリン酸
緩衝生理食塩水(pH7.2,500μl)を加え、5
分間超音波処理を行うことによりガングリオシドを菌体
に吸着させ抗原液とする。この抗原液をBalb/cマ
ウスの腹腔内に投与する。上記した方法以外にも、通常
使用されている他の方法を採用することもできる。例え
ばアジュバントとして結核死菌、乳化剤などを使用し、
マウスやラットに皮下あるいは静脈内投与する方法を採
用することもできる。
【0007】脾細胞とミエローマの融合細胞の作製
モノクローナル抗体を産生する細胞株の作製は、例え
ば、ガングリオシドで免疫されたマウスの脾細胞とマウ
スミエローマ細胞との融合により行われ、その方法はす
でに諸処で明らかにされている。例えばマウス/マウス
の細胞融合は「実験医学」6(10)909(1988
年)に述べられた方法で行うことができる。先ず、ガン
グリオシドで免疫されたマウスから脾臓を摘出して細切
し、適当な大きさのメッシュ、例えば200メッシュを
通して、適当な培地、例えばRPMI1640に懸濁す
る。一方、10%ウシ胎児血清含有RPMI1640培
地等で105 個/mlに培養したミエローマ細胞、例え
ばP3−X63−Ag8−U1(P3U1)を血清不含
のRPMI1640培地等で5×105 個/mlとなる
ように懸濁する。マウス脾細胞懸濁液とマウスミエロー
マ懸濁液20mlを混合し、1000rpm、5分間塩
沈してペレットを形成させ、上清をデカントにより完全
に除く。このペレットに37℃に加温した50%ポリエ
チレングリコール(PEG 1500)含有RPMI1
640培地1mlを攪拌しながら徐々に加え、約1分間
攪拌を続ける。次いで、RPMI1640培地9mlを
攪拌しながら4、5分にわたり徐々に加えた後、100
0rpmで約5分間遠沈する。上清を除いた後、細胞を
20%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地50ml
に懸濁し、96穴細胞培養用プレートの各穴に100μ
lずつ分注する。5%CO 2 培養装置中で37℃、24
時間後からはHAT培地(ヒポキサンチン、アミノプテ
リン、チミジン、10%ウシ胎児血清含有RPMI16
40培地;Litterfield,Science1
45 709−710,1964)を加えて培養するこ
とにより、融合細胞のみを育成させる。上記した融合細
胞の調製法以外にも、他の通常の融合方法を採用するこ
ともできる。例えば融合剤としてポリエチレングリコー
ル6000、HVJなどを用い、他のミエローマ細胞株
を用いて融合細胞を調製することもできる。かくして得
られる融合細胞の培養上清を用い、各種ガングリオシド
を広く認識する抗体のスクリーニングを行う。
ば、ガングリオシドで免疫されたマウスの脾細胞とマウ
スミエローマ細胞との融合により行われ、その方法はす
でに諸処で明らかにされている。例えばマウス/マウス
の細胞融合は「実験医学」6(10)909(1988
年)に述べられた方法で行うことができる。先ず、ガン
グリオシドで免疫されたマウスから脾臓を摘出して細切
し、適当な大きさのメッシュ、例えば200メッシュを
通して、適当な培地、例えばRPMI1640に懸濁す
る。一方、10%ウシ胎児血清含有RPMI1640培
地等で105 個/mlに培養したミエローマ細胞、例え
ばP3−X63−Ag8−U1(P3U1)を血清不含
のRPMI1640培地等で5×105 個/mlとなる
ように懸濁する。マウス脾細胞懸濁液とマウスミエロー
マ懸濁液20mlを混合し、1000rpm、5分間塩
沈してペレットを形成させ、上清をデカントにより完全
に除く。このペレットに37℃に加温した50%ポリエ
チレングリコール(PEG 1500)含有RPMI1
640培地1mlを攪拌しながら徐々に加え、約1分間
攪拌を続ける。次いで、RPMI1640培地9mlを
攪拌しながら4、5分にわたり徐々に加えた後、100
0rpmで約5分間遠沈する。上清を除いた後、細胞を
20%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地50ml
に懸濁し、96穴細胞培養用プレートの各穴に100μ
lずつ分注する。5%CO 2 培養装置中で37℃、24
時間後からはHAT培地(ヒポキサンチン、アミノプテ
リン、チミジン、10%ウシ胎児血清含有RPMI16
40培地;Litterfield,Science1
45 709−710,1964)を加えて培養するこ
とにより、融合細胞のみを育成させる。上記した融合細
胞の調製法以外にも、他の通常の融合方法を採用するこ
ともできる。例えば融合剤としてポリエチレングリコー
ル6000、HVJなどを用い、他のミエローマ細胞株
を用いて融合細胞を調製することもできる。かくして得
られる融合細胞の培養上清を用い、各種ガングリオシド
を広く認識する抗体のスクリーニングを行う。
【0008】抗体のスクリーニング
ガングリオシドを広く認識する抗体を取得するために、
多種類のガングリオシドを抗原として用いるELISA
法を行い、多種類のガングリオシドと反応する抗体をス
クリーニングする。ガングリオシドを抗原として用いる
ELISA法に既に明らかにされている(Higash
i,H.,et al.,J.Biochem.95,
785−794,1984)。例えば、ガングリオシド
を200pmol/mlの濃度になるようエタノールに
溶解し、そのうち50μlを96穴ポリスチレンプレー
トの各穴に分注する。37℃で約3時間放置し、エタノ
ールを蒸発させる事によりガングリオシドをポリスチレ
ンプレートの各穴に吸着させる。各穴に5%ウシ血清ア
ルブミン(BSA)を含む、5mMリン酸緩衝生理食塩
水(PBS)(pH7.2)を100μlずつ分注し、
室温で3時間放置する。これを吸い出し、融合細胞の培
養上清を50μlずつ各穴に分注して室温で2時間放置
する。培養上清を吸い出し各穴を100μlのPBSで
3回洗った後、各穴には0.5%BSA含有PBSを5
0μlずつ分注し室温で15分放置する。これを吸い出
し、各穴に、0.1%西洋わさびペルオキシダーゼ標識
ヤギ抗マウスイムノグロブリン(カッペル社)と0.2
5%BSAを含むPBSを50μlずつ分注し、室温で
2時間放置する。これを吸い出し、各穴を200μlの
PBSで5回洗った後、各穴に0.1%o−フェニレン
ジアミン、0.01%過酸化水素含有クエン酸リン酸緩
衝液(pH5.0)を50μlずつ加え、室温で10分
間発色反応を行う。各穴に1N塩酸を加え反応を止め、
510nmに於ける吸光度を測定する。このようなスク
リーニングを繰り返すことによって各種のガングリオシ
ドと反応するモノクローナル抗体を産生する融合細胞の
クローニングを行う。かくして得られる目的とする融合
細胞を培養しその培養上清より本発明の抗ガングリオシ
ドモノクローナル抗体を得ることができる。あるいは融
合細胞を例えばマウスに腹腔内投与し、その血清あるい
は腹水中から抗ガングリオシドモノクローナル抗体を得
ることもできる。
多種類のガングリオシドを抗原として用いるELISA
法を行い、多種類のガングリオシドと反応する抗体をス
クリーニングする。ガングリオシドを抗原として用いる
ELISA法に既に明らかにされている(Higash
i,H.,et al.,J.Biochem.95,
785−794,1984)。例えば、ガングリオシド
を200pmol/mlの濃度になるようエタノールに
溶解し、そのうち50μlを96穴ポリスチレンプレー
トの各穴に分注する。37℃で約3時間放置し、エタノ
ールを蒸発させる事によりガングリオシドをポリスチレ
ンプレートの各穴に吸着させる。各穴に5%ウシ血清ア
ルブミン(BSA)を含む、5mMリン酸緩衝生理食塩
水(PBS)(pH7.2)を100μlずつ分注し、
室温で3時間放置する。これを吸い出し、融合細胞の培
養上清を50μlずつ各穴に分注して室温で2時間放置
する。培養上清を吸い出し各穴を100μlのPBSで
3回洗った後、各穴には0.5%BSA含有PBSを5
0μlずつ分注し室温で15分放置する。これを吸い出
し、各穴に、0.1%西洋わさびペルオキシダーゼ標識
ヤギ抗マウスイムノグロブリン(カッペル社)と0.2
5%BSAを含むPBSを50μlずつ分注し、室温で
2時間放置する。これを吸い出し、各穴を200μlの
PBSで5回洗った後、各穴に0.1%o−フェニレン
ジアミン、0.01%過酸化水素含有クエン酸リン酸緩
衝液(pH5.0)を50μlずつ加え、室温で10分
間発色反応を行う。各穴に1N塩酸を加え反応を止め、
510nmに於ける吸光度を測定する。このようなスク
リーニングを繰り返すことによって各種のガングリオシ
ドと反応するモノクローナル抗体を産生する融合細胞の
クローニングを行う。かくして得られる目的とする融合
細胞を培養しその培養上清より本発明の抗ガングリオシ
ドモノクローナル抗体を得ることができる。あるいは融
合細胞を例えばマウスに腹腔内投与し、その血清あるい
は腹水中から抗ガングリオシドモノクローナル抗体を得
ることもできる。
【0009】本発明の抗ガングリオシドモノクローナル
抗体は黒色腫、神経芽細胞腫、膵癌などの治療薬として
用いることができる。例えばヒトメラノーマ細胞KHM
−1/w株に対して顕著な増殖抑制作用を発揮し、特に
黒色腫の治療薬として有用である。抗ガングリオシドモ
ノクローナル抗体を有効成分とする抗腫瘍剤の製剤化は
公知の方法を適用すればよく、その投与方法としては点
滴注射による投与が好ましい。注射剤は、生理的食塩
水、滅菌水リンゲル液等の水溶性溶剤、安定化剤などの
公知の担体、添加剤等を用いて通常の方法により調製す
ることができる。あるいは抗ガングリオシドモノクロー
ナル抗体をそのまま連結乾燥して注射剤とすることもで
きる。この場合には使用時に生理的食塩水などに溶解し
て投与される。また、本発明の抗ガングリオシドモノク
ローナル抗体は毒素あるいは他の抗腫瘍剤に結合させて
癌のミサイル療法剤として利用することもできる。本発
明の抗ガングリオシドモノクローナル抗体の投与量は症
状、年令、性別等により変動し得るが通常50〜500
mg/日である。
抗体は黒色腫、神経芽細胞腫、膵癌などの治療薬として
用いることができる。例えばヒトメラノーマ細胞KHM
−1/w株に対して顕著な増殖抑制作用を発揮し、特に
黒色腫の治療薬として有用である。抗ガングリオシドモ
ノクローナル抗体を有効成分とする抗腫瘍剤の製剤化は
公知の方法を適用すればよく、その投与方法としては点
滴注射による投与が好ましい。注射剤は、生理的食塩
水、滅菌水リンゲル液等の水溶性溶剤、安定化剤などの
公知の担体、添加剤等を用いて通常の方法により調製す
ることができる。あるいは抗ガングリオシドモノクロー
ナル抗体をそのまま連結乾燥して注射剤とすることもで
きる。この場合には使用時に生理的食塩水などに溶解し
て投与される。また、本発明の抗ガングリオシドモノク
ローナル抗体は毒素あるいは他の抗腫瘍剤に結合させて
癌のミサイル療法剤として利用することもできる。本発
明の抗ガングリオシドモノクローナル抗体の投与量は症
状、年令、性別等により変動し得るが通常50〜500
mg/日である。
【0010】本発明の抗ガングリオシドモノクローナル
抗体は各種の癌の体内診断(イメージング)に用いるこ
とができる。即ち、抗ガングリオシドモノクローナル抗
体あるいはその(Fab′)2 フラグメントを 131I、
111Iなどの放射性同位元素で標識して生体内に投与
し、ガンマカメラでスキャンすることにより抗体が集積
した癌部位を映像化することができる。
抗体は各種の癌の体内診断(イメージング)に用いるこ
とができる。即ち、抗ガングリオシドモノクローナル抗
体あるいはその(Fab′)2 フラグメントを 131I、
111Iなどの放射性同位元素で標識して生体内に投与
し、ガンマカメラでスキャンすることにより抗体が集積
した癌部位を映像化することができる。
【0011】
【発明の効果】以上に詳述した所から明らかなように、
本発明の抗ガングリオシドモノクローナル抗体は各種の
ガングリオシドに対して幅広く反応する性質を有し、黒
色腫、神経芽細胞腫、膵癌などの各種の癌の治療として
有用であり、また各種の癌の体内診断にも利用すること
ができる。
本発明の抗ガングリオシドモノクローナル抗体は各種の
ガングリオシドに対して幅広く反応する性質を有し、黒
色腫、神経芽細胞腫、膵癌などの各種の癌の治療として
有用であり、また各種の癌の体内診断にも利用すること
ができる。
【0012】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
する 実施例1 モノクローナル抗体の製造 1−1 ラクトン型GD3ガングリオシドによるBal
b/Cマウスの免疫 ウシ脳から抽出し、Q−Sepharose(ファルマ
シア社)カラムで精製したGD3ガングリオシド10μ
gを氷酢酸存在下、25℃、8時間インキュベートした
(Yu.R.K.,et al.,J.Bioche
m.,98 1367−1373,1985)。反応液
を透析、凍結乾燥することにより、ラクトン型GD3ガ
ングリオシドを得た。この内5μgを試験管に乾固し、
これに予め1N塩酸で処理しておいたサルモネラ菌ミネ
ソタ株の菌体(1g)を含む5mMリン酸緩衝生理食塩
水500μlを加えた。5分間超音波処理を行うことに
よりラクトン型GD3ガングリオシドを菌体に吸着さ
せ、抗原液とした。この抗原液500μlをBalb/
cマウス(雌、5週令)の腹腔内に投与した。
する 実施例1 モノクローナル抗体の製造 1−1 ラクトン型GD3ガングリオシドによるBal
b/Cマウスの免疫 ウシ脳から抽出し、Q−Sepharose(ファルマ
シア社)カラムで精製したGD3ガングリオシド10μ
gを氷酢酸存在下、25℃、8時間インキュベートした
(Yu.R.K.,et al.,J.Bioche
m.,98 1367−1373,1985)。反応液
を透析、凍結乾燥することにより、ラクトン型GD3ガ
ングリオシドを得た。この内5μgを試験管に乾固し、
これに予め1N塩酸で処理しておいたサルモネラ菌ミネ
ソタ株の菌体(1g)を含む5mMリン酸緩衝生理食塩
水500μlを加えた。5分間超音波処理を行うことに
よりラクトン型GD3ガングリオシドを菌体に吸着さ
せ、抗原液とした。この抗原液500μlをBalb/
cマウス(雌、5週令)の腹腔内に投与した。
【0013】1−2 マウス脾細胞の調製
1−1の方法でラクトン型GD3ガングリオシドを免疫
したBalb/cマウスより摘出した脾臓を細切し、ス
テンレスメッシュ(アベ化学社製、200メッシュ)を
通し10mlのRPMI1640培地に懸濁した。これ
を50mlの遠心管に採り1000rpm、5分間遠心
し上清を除いた。次に細胞を10mlの50mM塩化ア
ンモニウム水溶液に再懸濁し、4℃において10分間放
置後ピペッチングすることにより赤血球を溶血した。こ
れを1000rpm、5分間遠心し上清を除いた。ペレ
ットに10mlのRPMI1640培地を加えリンパ球
数を計測した後1000rpm、5分間遠心した。ペレ
ットにRPMI1640培地を加え、107 個/mlに
調製した。 1−3 マウスミエローマ細胞の調製 10%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地で105
細胞/mlに培養したマウスミエローマ細胞P3−X6
3−Ag8−U1(P3U1)を血清不含のRPMI1
640培地で洗い、細胞数5×105 個/mlになるよ
うに血清不含RPMI1640培地に懸濁した。
したBalb/cマウスより摘出した脾臓を細切し、ス
テンレスメッシュ(アベ化学社製、200メッシュ)を
通し10mlのRPMI1640培地に懸濁した。これ
を50mlの遠心管に採り1000rpm、5分間遠心
し上清を除いた。次に細胞を10mlの50mM塩化ア
ンモニウム水溶液に再懸濁し、4℃において10分間放
置後ピペッチングすることにより赤血球を溶血した。こ
れを1000rpm、5分間遠心し上清を除いた。ペレ
ットに10mlのRPMI1640培地を加えリンパ球
数を計測した後1000rpm、5分間遠心した。ペレ
ットにRPMI1640培地を加え、107 個/mlに
調製した。 1−3 マウスミエローマ細胞の調製 10%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地で105
細胞/mlに培養したマウスミエローマ細胞P3−X6
3−Ag8−U1(P3U1)を血清不含のRPMI1
640培地で洗い、細胞数5×105 個/mlになるよ
うに血清不含RPMI1640培地に懸濁した。
【0014】1−4 マウスリンパ球とマウスミエロー
マ株の融合 マウス/マウス融合細胞の作成法は既に諸処で明らかに
されているが主として「実験医学」6(10)909
(1988年)の方法に従った。1−2で調製した免疫
Balb/Cマウスの脾臓細胞懸濁液10mlと、1−
3で調製したマウスミエローマ(P3U1)細胞懸濁液
10mlを混合し、1000rpmで5分間遠心分離し
てペレットを形成させ、上清を完全に除いた。このペレ
ットに37℃に加温した1mlの50%ポリエチレング
リコール(PEG1500)含有RPMI1640培地
を攪拌しながら徐々に加え、1分間攪拌を続けた。次い
で9mlのRPMI1640培地を4、5分間に渡り徐
々に加え、1000rpmで5分間遠心した。上清を除
いた後、20%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地
50mlに細胞を懸濁し、100μlずつ分注した。
マ株の融合 マウス/マウス融合細胞の作成法は既に諸処で明らかに
されているが主として「実験医学」6(10)909
(1988年)の方法に従った。1−2で調製した免疫
Balb/Cマウスの脾臓細胞懸濁液10mlと、1−
3で調製したマウスミエローマ(P3U1)細胞懸濁液
10mlを混合し、1000rpmで5分間遠心分離し
てペレットを形成させ、上清を完全に除いた。このペレ
ットに37℃に加温した1mlの50%ポリエチレング
リコール(PEG1500)含有RPMI1640培地
を攪拌しながら徐々に加え、1分間攪拌を続けた。次い
で9mlのRPMI1640培地を4、5分間に渡り徐
々に加え、1000rpmで5分間遠心した。上清を除
いた後、20%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地
50mlに細胞を懸濁し、100μlずつ分注した。
【0015】1−5 HATセレクション
1−4で調製した細胞懸濁液を、96穴の細胞培養用プ
レートの各穴に100μlずつ分注し、5%CO2 培養
装置中で37℃で培養した。24時間後、培養プレート
の各穴にHAT培地を100μlずつ分注した。更に、
培養開始日より、2、3、5、8、11、14、17、
21日目に、培養系の培地の半量を新しいHAT培地で
置換する操作を繰り返した。このHATセクションによ
り融合しなかったミエローマや脾細胞は死滅し、融合細
胞のみ育成してくる。育成してきたハイブリドーマを1
0%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地で培養し、
その培養液を酵素免疫抗体法(ELISA法)の分析試
料とした。
レートの各穴に100μlずつ分注し、5%CO2 培養
装置中で37℃で培養した。24時間後、培養プレート
の各穴にHAT培地を100μlずつ分注した。更に、
培養開始日より、2、3、5、8、11、14、17、
21日目に、培養系の培地の半量を新しいHAT培地で
置換する操作を繰り返した。このHATセクションによ
り融合しなかったミエローマや脾細胞は死滅し、融合細
胞のみ育成してくる。育成してきたハイブリドーマを1
0%ウシ胎児血清含有RPMI1640培地で培養し、
その培養液を酵素免疫抗体法(ELISA法)の分析試
料とした。
【0016】1−6 酵素免疫抗体法(ELISA法)
適当な原料、例えば牛脳より精製した各種ガングリオシ
ドをエタノールに溶かし、各々1nmol/mlの溶液
とした。このエタノール溶液を96穴ポリスチレンプレ
ート(フローラボラトリー社)の各穴に50μlずつ分
注、37℃で約3時間放置し、エタノールを蒸発させる
事によりガングリオシドをポリスチレンプレートの各穴
に吸着させた。各穴に5%BSA含有PBSを100μ
lずつ分注し、室温で3時間放置した。これを吸い出
し、融合細胞の培養上清を50μlずつ各穴に分注して
室温で2時間放置した。培養上清を吸い出し各穴を10
0μlのPBSで3回洗った後、各穴に0.5%BSA
含有PBSを50μlずつ分注し室温で15分放置し
た。これを吸い出し、穴に0.1%西洋わさびペルオキ
シダーゼ標識ヤギ抗マウスイムノグロブリン(カッペル
社)と0.25%BSAを含むPBSを50μlずつ分
注し室温で2時間放置した。これを吸い出し、各穴を2
00μlのPBSで5回洗った後、各穴に0.1%o−
フェニレンジアミン、0.01%過酸化水素含有クエン
酸リン酸緩衝液(pH5.0)を50μlずつ加え、室
温で10分間発色反応を行った。各穴に50μlの1N
塩酸を加え反応を止め、510nmに於ける吸光度を測
定した。これにより、多種類のガングリオシドと反応す
る抗体を選択した。かくして、抗ガングリオシドモノク
ローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞株LD3を
クローン化した。このマウスハイブリドーマLD3は1
991年5月22日に微工研に寄託され、受託番号とし
て微工研菌寄第12267号(FERM P−1226
7)が付与されている。
ドをエタノールに溶かし、各々1nmol/mlの溶液
とした。このエタノール溶液を96穴ポリスチレンプレ
ート(フローラボラトリー社)の各穴に50μlずつ分
注、37℃で約3時間放置し、エタノールを蒸発させる
事によりガングリオシドをポリスチレンプレートの各穴
に吸着させた。各穴に5%BSA含有PBSを100μ
lずつ分注し、室温で3時間放置した。これを吸い出
し、融合細胞の培養上清を50μlずつ各穴に分注して
室温で2時間放置した。培養上清を吸い出し各穴を10
0μlのPBSで3回洗った後、各穴に0.5%BSA
含有PBSを50μlずつ分注し室温で15分放置し
た。これを吸い出し、穴に0.1%西洋わさびペルオキ
シダーゼ標識ヤギ抗マウスイムノグロブリン(カッペル
社)と0.25%BSAを含むPBSを50μlずつ分
注し室温で2時間放置した。これを吸い出し、各穴を2
00μlのPBSで5回洗った後、各穴に0.1%o−
フェニレンジアミン、0.01%過酸化水素含有クエン
酸リン酸緩衝液(pH5.0)を50μlずつ加え、室
温で10分間発色反応を行った。各穴に50μlの1N
塩酸を加え反応を止め、510nmに於ける吸光度を測
定した。これにより、多種類のガングリオシドと反応す
る抗体を選択した。かくして、抗ガングリオシドモノク
ローナル抗体を産生するハイブリドーマ細胞株LD3を
クローン化した。このマウスハイブリドーマLD3は1
991年5月22日に微工研に寄託され、受託番号とし
て微工研菌寄第12267号(FERM P−1226
7)が付与されている。
【0017】1−7 モノクローナル抗体の特異性
1−6に記した酵素免疫抗体法により、抗ガングリオシ
ドモノクローナル抗体LD3の反応特異性を検討した。
LD3はGM4やGM3、GM2、GM1a、GM1
b、SPG(α2−3)、SPG(α2−6)、GD
3、GD2、GD1a、GD1b、GT3と反応した。
図1にELISAの系に於けるLD3とGM4、GM3
との反応曲線を示した。また、表1にLD3と各種ガン
グリオシドとの反応性を示した。50pmolの各種ガ
ングリオシド抗原をそれぞれプレートにコートして抗ガ
ングリオシドモノクローナル抗体LD3と反応を行わせ
た時に、吸光度が0.2以上0.5未満の時+、0.5
以上0.75未満の時++、0.75以上の時+++と
した。
ドモノクローナル抗体LD3の反応特異性を検討した。
LD3はGM4やGM3、GM2、GM1a、GM1
b、SPG(α2−3)、SPG(α2−6)、GD
3、GD2、GD1a、GD1b、GT3と反応した。
図1にELISAの系に於けるLD3とGM4、GM3
との反応曲線を示した。また、表1にLD3と各種ガン
グリオシドとの反応性を示した。50pmolの各種ガ
ングリオシド抗原をそれぞれプレートにコートして抗ガ
ングリオシドモノクローナル抗体LD3と反応を行わせ
た時に、吸光度が0.2以上0.5未満の時+、0.5
以上0.75未満の時++、0.75以上の時+++と
した。
【表1】
表1 LD3抗体と各種ガングリオシドとの反応性
────────────────────
ガングリオシド 反応性
────────────────────
GM4 +++
GM3 +++
GM2 +
GM1a +
GM1b +
SPG(α2−3) ++
SPG(α2−6) +
GD3 ++
GD2 ++
GD1a +
GD1b +
GT3 ++
────────────────────
【0018】1−8 抗体LD3の精製
LD3細胞を血清不含のITES−eRDF(極東製
薬)培地で培養して培養上清を集め、蛋白画分(80%
硫酸アンモニウム沈澱画分)を調製した。これをSe
phacryl S−200(ファルマシア社)カラム
クロマトグラフィーにより分画して精製LD3抗体を得
た。
薬)培地で培養して培養上清を集め、蛋白画分(80%
硫酸アンモニウム沈澱画分)を調製した。これをSe
phacryl S−200(ファルマシア社)カラム
クロマトグラフィーにより分画して精製LD3抗体を得
た。
【0019】実施例2 精製抗体LD3のヒトメラノー
マ細胞KHM−1/w株に対する増殖抑制作用 ヒトメラノーマ細胞KHM−1/w株を、30%ヒト血
清含有RPMI1640培地で2×105 細胞/mlの
密度で培養した。これに精製抗体LD3を25、50、
100μg/mlの濃度で添加して、24時間後の生細
胞数を数えた(図2)。精製抗体LD3を25、50、
100μg/mlの濃度で添加した系における生細胞数
は、それぞれ30%ヒト血清培地で培養した場合の3
1.8%、12.8%、3.7%であり、精製抗体LD
3はメラノーマ細胞KHM−1/W株に対して顕著な増
殖抑制作用を示した。
マ細胞KHM−1/w株に対する増殖抑制作用 ヒトメラノーマ細胞KHM−1/w株を、30%ヒト血
清含有RPMI1640培地で2×105 細胞/mlの
密度で培養した。これに精製抗体LD3を25、50、
100μg/mlの濃度で添加して、24時間後の生細
胞数を数えた(図2)。精製抗体LD3を25、50、
100μg/mlの濃度で添加した系における生細胞数
は、それぞれ30%ヒト血清培地で培養した場合の3
1.8%、12.8%、3.7%であり、精製抗体LD
3はメラノーマ細胞KHM−1/W株に対して顕著な増
殖抑制作用を示した。
【0020】実施例3 注射剤の調製
ハイブリドーマLD3を10%仔牛血清入りRPMI1
640培地又は無血清のe−RDF培地(極東製薬)で
培養する。又は、マウス腹腔内で増殖させ腹水を得る。
その培養上清又は腹水に、4℃において80%飽和とな
るまで硫酸アンモニウムを加え、タンパク質画分を沈澱
させる。これをSephacryl S−200(フア
ルマシア社)によるゲル濾過法により分画し、IgG画
分として精製LD3を得る。これをそのまま連結乾燥し
て注射剤とする。この注射剤は使用時に生理食塩水に溶
解して使用される。
640培地又は無血清のe−RDF培地(極東製薬)で
培養する。又は、マウス腹腔内で増殖させ腹水を得る。
その培養上清又は腹水に、4℃において80%飽和とな
るまで硫酸アンモニウムを加え、タンパク質画分を沈澱
させる。これをSephacryl S−200(フア
ルマシア社)によるゲル濾過法により分画し、IgG画
分として精製LD3を得る。これをそのまま連結乾燥し
て注射剤とする。この注射剤は使用時に生理食塩水に溶
解して使用される。
【図1】図1は、抗体LD3とガングリオシドGM4及
びGM3との反応性を実施例1−6酵素免疫抗体法によ
り調べた結果を示すグラフである。
びGM3との反応性を実施例1−6酵素免疫抗体法によ
り調べた結果を示すグラフである。
【図2】図2は、抗体LD3のヒトメラノーマ細胞KH
M−1/W株に対する補体依存性細胞障害活性を実施例
2に記した方法で調べた結果を示すグラフである。
M−1/W株に対する補体依存性細胞障害活性を実施例
2に記した方法で調べた結果を示すグラフである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所
// C12N 5/20
15/06
(C12P 21/08
C12R 1:91)
Claims (7)
- 【請求項1】 ガングリオシド分子種を幅広く認識する
抗ガングリオシドモノクローナル抗体。 - 【請求項2】 ガングリオシドGM4、GM3、SPG
(α2−3)、GD3、GD2及びGT3と反応する請
求項1の抗ガングリオシドモノクローナル抗体。 - 【請求項3】 ガングリオシドGM4、GM3、GM
2、GM1a、GM1b、SPG(α2−3)、SPG
(α2−6)、GD3、GD2、GD1a、GD1b及
びGT3と反応する請求項1の抗ガングリオシドモノク
ローナル抗体。 - 【請求項4】 ラクトン型GD3ガングリオシドを免疫
したBalb/cマウスの脾細胞とマウスミエローマ細
胞とのマウス/マウス融合細胞株が産生する請求項1の
抗ガングリオシドモノクローナル抗体。 - 【請求項5】 免疫グロブリンクラスがIgG3である
請求項1の抗ガングリオシドモノクローナル抗体。 - 【請求項6】 請求項1から5のいずれかの抗ガングリ
オシドモノクローナル抗体を有効成分として含有する抗
腫瘍剤。 - 【請求項7】 黒色腫治療のための請求項6の抗腫瘍
剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3191589A JPH0530991A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 抗ガングリオシドモノクローナル抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3191589A JPH0530991A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 抗ガングリオシドモノクローナル抗体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0530991A true JPH0530991A (ja) | 1993-02-09 |
Family
ID=16277158
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3191589A Pending JPH0530991A (ja) | 1991-07-31 | 1991-07-31 | 抗ガングリオシドモノクローナル抗体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0530991A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103675277A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-03-26 | 浙江大学 | 流式细胞术鉴别诊断横纹肌肉瘤与神经母细胞瘤骨髓转移及白血病的荧光探针及试剂盒 |
| WO2021172519A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター | 膵臓がんの診断補助方法及び膵臓がん治療用医薬組成物 |
-
1991
- 1991-07-31 JP JP3191589A patent/JPH0530991A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103675277A (zh) * | 2013-11-12 | 2014-03-26 | 浙江大学 | 流式细胞术鉴别诊断横纹肌肉瘤与神经母细胞瘤骨髓转移及白血病的荧光探针及试剂盒 |
| WO2021172519A1 (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-02 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター | 膵臓がんの診断補助方法及び膵臓がん治療用医薬組成物 |
| JP2021139895A (ja) * | 2020-02-28 | 2021-09-16 | 地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター | 膵臓がんの診断補助方法及び膵臓がん治療用医薬組成物 |
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