JPH05309999A - 象嵌品 - Google Patents
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- JPH05309999A JPH05309999A JP13981792A JP13981792A JPH05309999A JP H05309999 A JPH05309999 A JP H05309999A JP 13981792 A JP13981792 A JP 13981792A JP 13981792 A JP13981792 A JP 13981792A JP H05309999 A JPH05309999 A JP H05309999A
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Landscapes
- Laser Beam Processing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】被装飾材と嵌合片の材質の相違・模様の輪郭が
鮮明で、被装飾材の表面が反射しても模様をよく看取で
きるようにする。 【構成】木星の被装飾材31の表面32に、レーザ彫刻
による凹陥部33,34を形成し、これに凹陥部の深さ
Dより薄い嵌合片14,15を嵌め込む。嵌合片14,
15の表面は被装飾材表面32より陥没した状態となる
ので、被装飾材31と嵌合片14,15との材質・質感
の相違が鮮明に現れる。凹陥部33,34の周壁37は
レーザ光線で黒く焼け焦げているため、象嵌の模様の輪
郭が極めて明瞭となる。従来のように反射光のために模
様の輪郭が見えなくなるという欠点がなく、いずれの角
度から見ても模様の輪郭がよく看取できる。
鮮明で、被装飾材の表面が反射しても模様をよく看取で
きるようにする。 【構成】木星の被装飾材31の表面32に、レーザ彫刻
による凹陥部33,34を形成し、これに凹陥部の深さ
Dより薄い嵌合片14,15を嵌め込む。嵌合片14,
15の表面は被装飾材表面32より陥没した状態となる
ので、被装飾材31と嵌合片14,15との材質・質感
の相違が鮮明に現れる。凹陥部33,34の周壁37は
レーザ光線で黒く焼け焦げているため、象嵌の模様の輪
郭が極めて明瞭となる。従来のように反射光のために模
様の輪郭が見えなくなるという欠点がなく、いずれの角
度から見ても模様の輪郭がよく看取できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被装飾材の凹陥部に嵌
合片を嵌め込んで模様を形成する象嵌品に関するもので
ある。
合片を嵌め込んで模様を形成する象嵌品に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の象嵌品は、所望の形状に形成した
凹陥部と、この凹陥部の輪郭に正確に合致すべき嵌合片
とを用意し、凹陥部に嵌合片を嵌め込んでなるものであ
る。
凹陥部と、この凹陥部の輪郭に正確に合致すべき嵌合片
とを用意し、凹陥部に嵌合片を嵌め込んでなるものであ
る。
【0003】このような象嵌品を木材を用いて製造する
にあたり、本出願人の特開昭62−25099号では、
嵌合片および被装飾材の加工をすべてレーザ光線で行っ
ているので、嵌合片および凹陥部の精密な形状も迅速か
つ正確に切り抜くことができ、工業的生産に適するとい
う利点がある。
にあたり、本出願人の特開昭62−25099号では、
嵌合片および被装飾材の加工をすべてレーザ光線で行っ
ているので、嵌合片および凹陥部の精密な形状も迅速か
つ正確に切り抜くことができ、工業的生産に適するとい
う利点がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、レーザ光線を
用いる方法では、木材の年輪における夏目と冬目の堅さ
の違いにより、レーザ光線で昇華させた凹陥部の底面
に、年輪の木目に沿った凹凸が生じてしまう。このた
め、嵌込片を凹陥部の輪郭に正確に合致させて製造して
も、嵌合片が凹陥部底面の凹凸に当たって傾斜したり、
凹陥部が浅くなりすぎて嵌合片が被装飾材の表面より浮
き上がることがあって、正しく嵌合することが困難であ
った。
用いる方法では、木材の年輪における夏目と冬目の堅さ
の違いにより、レーザ光線で昇華させた凹陥部の底面
に、年輪の木目に沿った凹凸が生じてしまう。このた
め、嵌込片を凹陥部の輪郭に正確に合致させて製造して
も、嵌合片が凹陥部底面の凹凸に当たって傾斜したり、
凹陥部が浅くなりすぎて嵌合片が被装飾材の表面より浮
き上がることがあって、正しく嵌合することが困難であ
った。
【0005】このため従来は、嵌合片を嵌め込む前に、
レーザ光線で昇華させた凹陥部の底面にパテを塗布し
て、平坦に加工する前処理工程を行い、さらに、嵌合片
を嵌め込んだ後に、被装飾材の表面および嵌合片の表面
を平坦に研磨する後処理工程を行っていた。
レーザ光線で昇華させた凹陥部の底面にパテを塗布し
て、平坦に加工する前処理工程を行い、さらに、嵌合片
を嵌め込んだ後に、被装飾材の表面および嵌合片の表面
を平坦に研磨する後処理工程を行っていた。
【0006】ところが、このような工程を経て製造した
象嵌品は、被装飾材と嵌合片とを平坦に研磨するので、
被装飾材と嵌合片との材質の相違が鮮明に現れず、地味
な印象を免れないものであった。また、看者の視点によ
っては反射光のため象嵌の模様の輪郭が見えなくなると
いう欠点もあった。
象嵌品は、被装飾材と嵌合片とを平坦に研磨するので、
被装飾材と嵌合片との材質の相違が鮮明に現れず、地味
な印象を免れないものであった。また、看者の視点によ
っては反射光のため象嵌の模様の輪郭が見えなくなると
いう欠点もあった。
【0007】そこで本発明は、従来技術のこうした欠点
を改良し、象嵌の模様の輪郭が鮮明で、また被装飾材の
表面が反射しても模様を明瞭に看取できる象嵌品を提供
することを目的とする。
を改良し、象嵌の模様の輪郭が鮮明で、また被装飾材の
表面が反射しても模様を明瞭に看取できる象嵌品を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明の象嵌品は、木製の被装飾材の表面にレーザ彫刻
による凹陥部を形成し、該凹陥部にその輪郭と同一形状
に切り抜いた凹陥部の深さより薄い嵌合片を嵌め込ん
で、凹陥部の周壁上部を露出させてなるものである。
本発明の象嵌品は、木製の被装飾材の表面にレーザ彫刻
による凹陥部を形成し、該凹陥部にその輪郭と同一形状
に切り抜いた凹陥部の深さより薄い嵌合片を嵌め込ん
で、凹陥部の周壁上部を露出させてなるものである。
【0009】
【作用】本発明では、凹陥部の深さより薄い嵌合片を用
いることにより、嵌合片の表面は被装飾材の表面より陥
没した状態となるので、被装飾材と嵌合片との材質・質
感の相違が鮮明に現れる。さらに、凹陥部の周壁はレー
ザ光線で黒く焼け焦げているため、象嵌の模様の輪郭が
極めて明瞭となり、また従来のように反射光のために輪
郭が見えなくなるという欠点もなく、いずれの角度から
もはっきりと模様を見ることができる。
いることにより、嵌合片の表面は被装飾材の表面より陥
没した状態となるので、被装飾材と嵌合片との材質・質
感の相違が鮮明に現れる。さらに、凹陥部の周壁はレー
ザ光線で黒く焼け焦げているため、象嵌の模様の輪郭が
極めて明瞭となり、また従来のように反射光のために輪
郭が見えなくなるという欠点もなく、いずれの角度から
もはっきりと模様を見ることができる。
【0010】
【実施例】本発明実施例の象嵌品は、第1ないし第4工
程により製造するものであり、これについて以下に図面
を参照して説明する。本実施例の象嵌品における模様は
微細かつ複雑なものであるが、ここでは模様は簡単なも
のを例として説明する。
程により製造するものであり、これについて以下に図面
を参照して説明する。本実施例の象嵌品における模様は
微細かつ複雑なものであるが、ここでは模様は簡単なも
のを例として説明する。
【0011】まず第1工程として、嵌込用の嵌合片1
4,15を形成する。図2において、1は原稿であり、
互いに独立した複数のパターン部分2,3を黒で描いた
ものである。この原稿1を写真撮影し、透明なフィルム
生地に原稿のパターンをネガで現像する。そしてフィル
ム生地の表裏を反転して、嵌込用フォトマスク4とする
(図3)。
4,15を形成する。図2において、1は原稿であり、
互いに独立した複数のパターン部分2,3を黒で描いた
ものである。この原稿1を写真撮影し、透明なフィルム
生地に原稿のパターンをネガで現像する。そしてフィル
ム生地の表裏を反転して、嵌込用フォトマスク4とする
(図3)。
【0012】一方、図4に示すように、金属板5の一側
面にフォトレジスト皮膜層6を形成すると共に、金属板
5の他側面には耐蝕性フィルム8を貼着する。そして、
フォトエッチング処理によって嵌込用レーザマスク9を
作成する。すなわち、金属板5に上記の嵌込用フォトマ
スク4を重ねて露光すると、嵌込用フォトマスク4の前
記パターン部分に対応する透明部分を通して、フォトレ
ジスト皮膜層6が感光し、その部分のフォトレジスト皮
膜層6のみが不溶性となる。次に、この金属板5を現像
液で溶解処理して、原稿1の白地部分に対応する非感光
部分のフォトレジスト皮膜層6を除去する。そしてこの
金属板5をエッチングし、前記非感光部分を腐食させ
て、嵌込用レーザマスク9を形成する。このように形成
した嵌込用レーザマスク9(図5参照)は、エッチング
に対する不溶部分としての、原稿1のパターン部分に相
当する遮光片10,11が、耐蝕性フィルム8の表面に
点在した状態である。
面にフォトレジスト皮膜層6を形成すると共に、金属板
5の他側面には耐蝕性フィルム8を貼着する。そして、
フォトエッチング処理によって嵌込用レーザマスク9を
作成する。すなわち、金属板5に上記の嵌込用フォトマ
スク4を重ねて露光すると、嵌込用フォトマスク4の前
記パターン部分に対応する透明部分を通して、フォトレ
ジスト皮膜層6が感光し、その部分のフォトレジスト皮
膜層6のみが不溶性となる。次に、この金属板5を現像
液で溶解処理して、原稿1の白地部分に対応する非感光
部分のフォトレジスト皮膜層6を除去する。そしてこの
金属板5をエッチングし、前記非感光部分を腐食させ
て、嵌込用レーザマスク9を形成する。このように形成
した嵌込用レーザマスク9(図5参照)は、エッチング
に対する不溶部分としての、原稿1のパターン部分に相
当する遮光片10,11が、耐蝕性フィルム8の表面に
点在した状態である。
【0013】一方、嵌合片となるべき嵌込用薄板12の
表面に、金属板13を仮接着する。この嵌込用薄板12
の材質としては、チークやウォールナットなどの木材、
あるいはアクリル樹脂などの合成樹脂が好適である。こ
の嵌込用薄板12の厚さは、後述する凹陥部33,34
の深さDより薄いものを用いる。
表面に、金属板13を仮接着する。この嵌込用薄板12
の材質としては、チークやウォールナットなどの木材、
あるいはアクリル樹脂などの合成樹脂が好適である。こ
の嵌込用薄板12の厚さは、後述する凹陥部33,34
の深さDより薄いものを用いる。
【0014】この嵌込用薄板12の表面に嵌込用レーザ
マスク9を重ね、その上からレーザ光線40を照射する
(図6)。これにより、嵌込用レーザマスク9の露出部
分における耐蝕性フィルム8および嵌込用薄板12が昇
華する一方、原稿のパターン部分どおりの形状の嵌合片
14,15が昇華せずに、金属板13上に点々と残され
る(図7)。これら嵌合片14,15の表面には、それ
ぞれ両面接着シートを貼着する。
マスク9を重ね、その上からレーザ光線40を照射する
(図6)。これにより、嵌込用レーザマスク9の露出部
分における耐蝕性フィルム8および嵌込用薄板12が昇
華する一方、原稿のパターン部分どおりの形状の嵌合片
14,15が昇華せずに、金属板13上に点々と残され
る(図7)。これら嵌合片14,15の表面には、それ
ぞれ両面接着シートを貼着する。
【0015】次に第2工程として、被装飾材31の表面
32に、嵌合片14,15を嵌め込むべき凹陥部33,
34を形成する。すなわち、図8において、上述の第1
工程で用いたものと同じ原稿1を写真撮影し、黒白反転
させて印画紙に焼き付け、その印画紙をさらにネガフィ
ルムで撮影することにより、透明なフィルム生地21に
原稿1どおりの複数のパターン22,23が現像された
彫刻用フォトマスク24を作成する。
32に、嵌合片14,15を嵌め込むべき凹陥部33,
34を形成する。すなわち、図8において、上述の第1
工程で用いたものと同じ原稿1を写真撮影し、黒白反転
させて印画紙に焼き付け、その印画紙をさらにネガフィ
ルムで撮影することにより、透明なフィルム生地21に
原稿1どおりの複数のパターン22,23が現像された
彫刻用フォトマスク24を作成する。
【0016】次に、表面にフォトレジスト皮膜25を塗
布した薄い金属板26を用意し、この金属板26に対し
上記と同様のフォトエッチング処理を施し、彫刻用レー
ザマスク27を作成する(図9)。この彫刻用レーザマ
スク27は、金属板26から原稿1のパターン2,3と
同じ形状の複数の透孔28,29を打ち抜いた状態とな
る。
布した薄い金属板26を用意し、この金属板26に対し
上記と同様のフォトエッチング処理を施し、彫刻用レー
ザマスク27を作成する(図9)。この彫刻用レーザマ
スク27は、金属板26から原稿1のパターン2,3と
同じ形状の複数の透孔28,29を打ち抜いた状態とな
る。
【0017】次にこの彫刻用レーザマスク27を、チー
クやウォールナットなどの木材からなる被装飾材31の
表面32に重ねて、その上方よりマスク27の全面にわ
たってレーザ光線を照射する。これにより、被装飾材3
1のうち透孔28,29に露出する箇所だけが昇華し
て、透孔28,29と同じ形状の複数の凹陥部33,3
4が穿設される(図10)。
クやウォールナットなどの木材からなる被装飾材31の
表面32に重ねて、その上方よりマスク27の全面にわ
たってレーザ光線を照射する。これにより、被装飾材3
1のうち透孔28,29に露出する箇所だけが昇華し
て、透孔28,29と同じ形状の複数の凹陥部33,3
4が穿設される(図10)。
【0018】この凹陥部33,34の深さDは、嵌合片
14,15となる嵌込用薄板12の厚さに比して、充分
に深く形成する。
14,15となる嵌込用薄板12の厚さに比して、充分
に深く形成する。
【0019】次に第3工程として、嵌合片14,15を
被装飾材31の凹陥部33,34に嵌め込む。すなわ
ち、上記第1工程により嵌合片14,15を点々と接着
した金属板13を、上記第2工程により凹陥部33,3
4を形成した被装飾材31の表面32に対向して重ね合
わせ、各嵌合片14,15をそれぞれ対応する各凹陥部
33,34に嵌合させると共に、金属板13と両嵌合片
14,15との仮止めを剥離させる。これにより各嵌合
片14,15は、対応する凹陥部33,34の表面付近
に残される。この各嵌合片14,15を表面から押し込
んで、嵌合片14,15と凹陥部33,34とを、両面
接着シート41の接着力によって接着する(図1
(b))。
被装飾材31の凹陥部33,34に嵌め込む。すなわ
ち、上記第1工程により嵌合片14,15を点々と接着
した金属板13を、上記第2工程により凹陥部33,3
4を形成した被装飾材31の表面32に対向して重ね合
わせ、各嵌合片14,15をそれぞれ対応する各凹陥部
33,34に嵌合させると共に、金属板13と両嵌合片
14,15との仮止めを剥離させる。これにより各嵌合
片14,15は、対応する凹陥部33,34の表面付近
に残される。この各嵌合片14,15を表面から押し込
んで、嵌合片14,15と凹陥部33,34とを、両面
接着シート41の接着力によって接着する(図1
(b))。
【0020】最後に第4工程として、凹陥部33,34
と嵌合片14,15の接触境界部38を含む表面に、塗
料39を塗布する(図1(b))。このようにして象嵌
品35が出来上がる。
と嵌合片14,15の接触境界部38を含む表面に、塗
料39を塗布する(図1(b))。このようにして象嵌
品35が出来上がる。
【0021】このようにして製造された本実施例の象嵌
品35では、表面の凹陥部33,34の深さD(図1
(b)参照)に比して、厚さの薄い嵌合片14,15を
用いたことにより、嵌合片14,15の表面は表面32
の表面より陥没した状態となるので、被装飾材31と嵌
合片14,15との材質・質感の相違が鮮明に現れる。
品35では、表面の凹陥部33,34の深さD(図1
(b)参照)に比して、厚さの薄い嵌合片14,15を
用いたことにより、嵌合片14,15の表面は表面32
の表面より陥没した状態となるので、被装飾材31と嵌
合片14,15との材質・質感の相違が鮮明に現れる。
【0022】また、嵌合片14,15の周囲に露出して
見える凹陥部33,34の周壁37,37は、レーザ光
線で黒く焼け焦げているため、嵌合片14,15からな
る象嵌の模様の輪郭が極めて明瞭となる。従って、従来
のように反射光のために模様の輪郭が見えなくなるとい
う欠点がなく、いずれの角度から見ても模様の輪郭をは
っきり見ることができる。
見える凹陥部33,34の周壁37,37は、レーザ光
線で黒く焼け焦げているため、嵌合片14,15からな
る象嵌の模様の輪郭が極めて明瞭となる。従って、従来
のように反射光のために模様の輪郭が見えなくなるとい
う欠点がなく、いずれの角度から見ても模様の輪郭をは
っきり見ることができる。
【0023】このように本実施例の象嵌品35は、従来
の平坦な象嵌品とは全く別異の、立体感ある斬新な表現
となり、象嵌品の分野における意匠的表現に新たな技法
を提供するものであるといえる。また本発明の応用とし
て、凹陥部33,34の深さDの範囲内において各嵌合
片の厚さを様々に異ならせたり、凹陥部33,34の深
さDに変化をつけたり、また各嵌合片に用いる材料の色
合いを様々にすることにより、変化に富んだ表現を行う
ことも可能である。
の平坦な象嵌品とは全く別異の、立体感ある斬新な表現
となり、象嵌品の分野における意匠的表現に新たな技法
を提供するものであるといえる。また本発明の応用とし
て、凹陥部33,34の深さDの範囲内において各嵌合
片の厚さを様々に異ならせたり、凹陥部33,34の深
さDに変化をつけたり、また各嵌合片に用いる材料の色
合いを様々にすることにより、変化に富んだ表現を行う
ことも可能である。
【0024】また本実施例では、嵌合片14,15の表
面が被装飾材31の表面32より陥没した状態となるの
で、凹陥部33,34の底面36(図1(b)参照)に
夏目・冬目の堅さの違いによる凹凸が生じ、嵌合片1
4,15と凹陥部底面36との接着性が弱くなるような
場合にも、嵌合片14,15が凹陥部33,34の周壁
37,37によって強固に保持され、剥離のおそれが少
ない。このため、従来のようなパテによる前処理工程を
行わずして各嵌合片の剥離を防止でき、製造工程を簡略
化できる。
面が被装飾材31の表面32より陥没した状態となるの
で、凹陥部33,34の底面36(図1(b)参照)に
夏目・冬目の堅さの違いによる凹凸が生じ、嵌合片1
4,15と凹陥部底面36との接着性が弱くなるような
場合にも、嵌合片14,15が凹陥部33,34の周壁
37,37によって強固に保持され、剥離のおそれが少
ない。このため、従来のようなパテによる前処理工程を
行わずして各嵌合片の剥離を防止でき、製造工程を簡略
化できる。
【0025】また、凹陥部33,34の深さDを充分に
大きくしているので、深さDが多少浅くても嵌合片1
4,15が被装飾材表面32から浮き上がることがない
ので、従来のような表面研磨が不要となり、この点にお
いても製造工程を大幅に簡略化できる。
大きくしているので、深さDが多少浅くても嵌合片1
4,15が被装飾材表面32から浮き上がることがない
ので、従来のような表面研磨が不要となり、この点にお
いても製造工程を大幅に簡略化できる。
【0026】その上さらに本実施例では、第4工程とし
て、凹陥部33,34と嵌合片14,15との接触境界
部38を含む表面に塗料39を塗布したので、嵌合片1
4,15の端面と凹陥部33,34との接触境界部38
に塗料39が良く浸入し、この塗料39が固化して強力
な塗膜層を形成する。従って、嵌合片14,15と凹陥
部33,34との接着がさらに強固になり、嵌合片1
4,15の剥離のおそれを完全に解消できる。また、嵌
合片14,15の表面が表面32に対して陥没している
ので、塗料39を嵌合片14,15の表面に厚塗りした
場合にも、塗料が嵌合片14,15上から流失するおそ
れがなく、一度の塗装により強固かつ美麗な塗膜層を形
成できる。
て、凹陥部33,34と嵌合片14,15との接触境界
部38を含む表面に塗料39を塗布したので、嵌合片1
4,15の端面と凹陥部33,34との接触境界部38
に塗料39が良く浸入し、この塗料39が固化して強力
な塗膜層を形成する。従って、嵌合片14,15と凹陥
部33,34との接着がさらに強固になり、嵌合片1
4,15の剥離のおそれを完全に解消できる。また、嵌
合片14,15の表面が表面32に対して陥没している
ので、塗料39を嵌合片14,15の表面に厚塗りした
場合にも、塗料が嵌合片14,15上から流失するおそ
れがなく、一度の塗装により強固かつ美麗な塗膜層を形
成できる。
【0027】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明では、凹陥
部の深さより薄い嵌合片を用いることにより、嵌合片の
表面は被装飾材の表面より陥没した状態となるので、被
装飾材と嵌合片との材質・質感の相違が鮮明に現れる。
さらに、凹陥部の周壁はレーザ光線で黒く焼け焦げてい
るため、象嵌の模様の輪郭が極めて明瞭となり、また従
来のように反射光のために輪郭が見えなくなるという欠
点もなく、いずれの角度からもはっきりと模様を見るこ
とができる。
部の深さより薄い嵌合片を用いることにより、嵌合片の
表面は被装飾材の表面より陥没した状態となるので、被
装飾材と嵌合片との材質・質感の相違が鮮明に現れる。
さらに、凹陥部の周壁はレーザ光線で黒く焼け焦げてい
るため、象嵌の模様の輪郭が極めて明瞭となり、また従
来のように反射光のために輪郭が見えなくなるという欠
点もなく、いずれの角度からもはっきりと模様を見るこ
とができる。
【0028】また、嵌合片の表面が被装飾材の表面より
陥没した状態となるため、凹陥部の底面に凹凸があっ
て、嵌合片と凹陥部底面との接着性が弱くなるような場
合にも、嵌合片が凹陥部の周壁によって強固に保持さ
れ、剥離のおそれが少ない。このため、従来のようなパ
テによる前処理工程を行わずして嵌合片の剥離を防止で
き、製造工程を簡略化できるという効果を奏する。
陥没した状態となるため、凹陥部の底面に凹凸があっ
て、嵌合片と凹陥部底面との接着性が弱くなるような場
合にも、嵌合片が凹陥部の周壁によって強固に保持さ
れ、剥離のおそれが少ない。このため、従来のようなパ
テによる前処理工程を行わずして嵌合片の剥離を防止で
き、製造工程を簡略化できるという効果を奏する。
【図1】本発明実施例の象嵌品であり、(a)はその斜
視図、(b)はその要部断面図である。
視図、(b)はその要部断面図である。
【図2】黒色のパターンを描いた原稿を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】嵌込用フォトマスクを示す斜視図である。
【図4】表面にフォトレジスト皮膜層を形成すると共
に、裏面に耐蝕性フィルムを貼着した金属板を示す斜視
図である。
に、裏面に耐蝕性フィルムを貼着した金属板を示す斜視
図である。
【図5】嵌込用レーザマスクを示す斜視図である。
【図6】嵌込用レーザマスクを嵌込用薄板に重ね合わせ
た状態を示す斜視図である。
た状態を示す斜視図である。
【図7】金属板上に点在する嵌合片を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】彫刻用フォトマスクを示す斜視図である。
【図9】彫刻用レーザマスクを示す斜視図である。
【図10】被装飾材の表面に凹陥部を形成した状態を示
す斜視図である。
す斜視図である。
4 嵌込用フォトマスク 7 金属板 9 嵌込用レーザマスク 14,15 嵌合片 24 彫刻用フォトマスク 27 彫刻用レーザマスク 31 被装飾材 32 被装飾材表面 33,34 凹陥部 39 塗料
Claims (1)
- 木製の被装飾材の表面にレーザ彫刻による凹陥部を形成
し、該凹陥部にその輪郭と同一形状に切り抜いた凹陥部
の深さより薄い嵌合片を嵌め込んで、凹陥部の周壁上部
を露出させてなる象嵌品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13981792A JPH05309999A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 象嵌品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13981792A JPH05309999A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 象嵌品 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05309999A true JPH05309999A (ja) | 1993-11-22 |
Family
ID=15254153
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13981792A Pending JPH05309999A (ja) | 1992-05-01 | 1992-05-01 | 象嵌品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05309999A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018140526A (ja) * | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社ワークステーション | 三次元レリーフの製作方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5228429A (en) * | 1975-08-29 | 1977-03-03 | Kubota Ltd | Die coating apparatus for centrifugal casting |
| JPS6225099A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-03 | 高遠製函株式会社 | 象嵌品の製法 |
-
1992
- 1992-05-01 JP JP13981792A patent/JPH05309999A/ja active Pending
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5228429A (en) * | 1975-08-29 | 1977-03-03 | Kubota Ltd | Die coating apparatus for centrifugal casting |
| JPS6225099A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-03 | 高遠製函株式会社 | 象嵌品の製法 |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018140526A (ja) * | 2017-02-27 | 2018-09-13 | 株式会社ワークステーション | 三次元レリーフの製作方法 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19960618 |