JPH05310241A - 中空成形体 - Google Patents

中空成形体

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JPH05310241A
JPH05310241A JP11136592A JP11136592A JPH05310241A JP H05310241 A JPH05310241 A JP H05310241A JP 11136592 A JP11136592 A JP 11136592A JP 11136592 A JP11136592 A JP 11136592A JP H05310241 A JPH05310241 A JP H05310241A
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JP
Japan
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ethylene
polyethylene resin
flow rate
melt flow
density
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Application number
JP11136592A
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English (en)
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和 久 ▲舘▼
Kazuhisa Tate
Takeshi Okamoto
本 武 岡
Tsutomu Tokawa
川 勤 東
Sumio Takahashi
橋 澄 夫 高
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Petrochemical Co Ltd
Yoshino Kogyosho Co Ltd
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    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65DCONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D1/00Rigid or semi-rigid containers having bodies formed in one piece, e.g. by casting metallic material, by moulding plastics, by blowing vitreous material, by throwing ceramic material, by moulding pulped fibrous material or by deep-drawing operations performed on sheet material
    • B65D1/02Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents
    • B65D1/0207Bottles or similar containers with necks or like restricted apertures, designed for pouring contents characterised by material, e.g. composition, physical features
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
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  • Ceramic Engineering (AREA)
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  • Containers Having Bodies Formed In One Piece (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面光沢に優れ、品質性能の損なわない、易
リサイクル性(再生使用適性)に優れた、従来のポリ塩
化ビニル樹脂等の樹脂を用いた中空成形容器に代替する
ことができるポリエチレン樹脂製中空成形容器を提供す
る。 【構成】 成分(A) :メルトフローレートが0.1〜
3.0g/10分、密度が0.940g/cm3 以上、
Q値(Mw/Mn)が5〜20のエチレン単独重合体若
しくはエチレン・α−オレフィン共重合体95〜20重
量%と、成分(B) :メルトフローレートが3.0〜50
g/10分、密度が0.935g/cm3 以下のエチレ
ン・α−オレフィン共重合体5〜80重量%との混合物
からなるメルトフローレートが1.0〜10g/10分
のエチレン系重合体樹脂組成物を、ポリエチレン樹脂製
中空成形容器の少なくとも外表面層の素材として用いた
ことを特徴とするポリエチレン樹脂製中空成形容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表面光沢に優れたポリ
エチレン樹脂製中空成形容器に関する。更に詳しくは、
ポリエチレン樹脂製中空成形容器としての基本的な品質
性能を損なうことなく、かつ表面光沢に優れたポリエチ
レン樹脂製中空成形容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリエチレン樹脂の主たる成形方法の一
つとして、中空成形(ブロー成形)法を挙げることがで
きる。このような中空成形法を用いて成形されたポリエ
チレン樹脂は、食品、化粧品、薬品等の分野において使
用される各種ボトル容器等の素材として多量に用いられ
ている。しかし、このようなポリエチレン樹脂は、比較
的結晶化速度が速い上に、中空成形において加圧溶融状
態からパリソンとしてダイより押出される段階で圧力が
解放されることから、また、ブロー成形時の加圧力も比
較的低い圧力であることから、得られる中空成形品の表
面の平滑性が乏しいものとなり易い。従って、得られる
ボトル容器はその表面光沢が不十分なものであることか
ら、その用途において制約を受けることがある等の問題
点があった。一方、近年、プラスチック製品の環境問題
が注目されていることから、前記中空成形容器等の用途
分野では、従来、その素材にポリ塩化ビニル樹脂(PV
C)やその他の樹脂が使用されていたものを、易リサイ
クル性(再生使用適性)に優れ、塩素含有ガスの発生の
ないポリエチレン樹脂製の中空成形容器に代替する検討
が行なわれており、上記プラスチック製品の環境問題の
高まりと共に、益々このような要求が高まりつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のポリ塩
化ビニル樹脂やその他光沢を有する樹脂を使用していた
中空成形容器をポリエチレン樹脂製の中空成形容器に代
替する場合には、その際、それに相当する表面光沢外観
が、代替されたポリエチレン樹脂製の中空成形容器の表
面にも求められている。従って、そのようなポリエチレ
ン樹脂製中空成形容器の表面改良方法として、先ず、表
面光沢に優れる他の樹脂を最外層に形成して被覆した多
層構造の成形体を形成する方法が考えられるが、このよ
うな多層構造の成形体を形成する装置は、設備面の複雑
化等によるコストアップに繋がったり、素材に使用され
るポリエチレン樹脂以外の材料が異物として混入される
ことになることから、上記リサイクルを行なう際には、
分離手段等を考慮しなければならず、有効な方法とは言
えない。また、成形装置上の改良として、成形機のダイ
部等にて弗素樹脂をコーティングする方法も採用され得
るが、効果として不十分であるばかりでなく、耐久性等
の点においても問題がある。
【0004】更に、素材として用いられる樹脂自体を改
良させる方法として、弗素系樹脂を練り込む方法や、特
定のポリエチレン樹脂にポリプロピレン樹脂を配合する
方法(特公昭62−59646号公報参照)や、高密度
ポリエチレン樹脂に比較的表面光沢の優れるメルトフロ
ーレート(MFR)が3.0g/10分以下の直鎖状低
密度ポリエチレン樹脂を混合することによって、中空容
器の表面光沢や表面摩擦係数を低下させる方法(特開平
3−115341号公報参照)が提案されている。しか
し、上記樹脂自体を改良させる方法は、ある程度の改善
効果を認めることもできるが、成形時の熱安定性に問題
があったり、ピンチオフ部の強度低下を招き易く、得ら
れる成形体もその用途に制約を受けるので、未だ不完全
な技術である。また、上記直鎖状低密度ポリエチレン樹
脂を混合する方法は、メルトフローレートが3.0g/
10分以下の直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の特性を生
かして使用していることから、確かにある程度の改良効
果が認められるものの、混合される直鎖状低密度ポリエ
チレン樹脂のメルトフローレートが3.0g/10分以
下のものでは、表面光沢の改良にあまり寄与せず、十分
な効果が得られていないのが現状である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
[発明の概要]本発明者らは、かかる現状に鑑み、ポリ
エチレン樹脂製中空成形容器としての基本的な品質性能
を損なうことなく、リサイクルが可能で、かつ表面光沢
に優れたポリエチレン樹脂製中空成形容器を得ることを
目的として、鋭意研究を重ねた結果、一般に、中空成形
に対して用いられるポリエチレン樹脂材料として、高い
メルトフローレートを有する樹脂組成物が使用される
と、中空成形時の溶融張力やドローダウン性の低下を招
くことが予想されることから、成形面では比較的低温高
速の条件設定が必要となったり、同時に、樹脂材料面か
らもこれらの溶融物性を損なわないで表面光沢を改良さ
せなければならなかった。そのため、中空成形に対して
用いられるポリエチレン樹脂材料には、通常MFRが
1.0g/10分以下のものが使用されている。しか
し、驚くべきことに、該樹脂組成物の一成分にエチレン
単独重合体若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体
(A)のQ値が5〜20の範囲内にあるものを使用し、
かつ、特定の割合で配合したエチレン系重合体樹脂組成
物を中空容器の外表面の素材として用いることによっ
て、前記目的が達成されることを見い出して本発明を完
成するに至ったものである。
【0006】すなわち、本発明のポリエチレン樹脂製中
空成形容器は、成分(A) :メルトフローレートが0.1
〜3.0g/10分、密度が0.940g/cm3
上、Q値(Mw/Mn)が5〜20のエチレン単独重合
体若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体95〜2
0重量%と、成分(B) :メルトフローレートが3.0〜
50g/10分、密度が0.935g/cm3 以下のエ
チレン・α−オレフィン共重合体5〜80重量%との混
合物からなるメルトフローレートが1.0〜10g/1
0分のエチレン系重合体樹脂組成物を、ポリエチレン樹
脂製中空成形容器の少なくとも外表面層の素材として用
いたことを特徴とするものである。
【0007】[発明の具体的説明] [I] ポリエチレン樹脂製中空成形容器 (1) 原料素材 (a) 構成樹脂素材(内層) 本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容器を構成する樹
脂素材としては、該ポリエチレン樹脂製中空成形容器の
外表面層の素材に後記特定なエチレン系重合体樹脂組成
物を用いる以外は、基本的に主成分がポリエチレン樹脂
からなるものである。該ポリエチレン樹脂としては、特
に制約が無く、公知のポリエチレン樹脂、例えばエチレ
ン単独重合体若しくはエチレン・α−オレフィン共重合
体等のポリエチレン樹脂を挙げることができる。このよ
うなポリエチレン樹脂は、一般にエチレンを原料に用い
て単独で重合するか、該エチレンを以下に示す共単量体
と共に共重合させることによって製造される。
【0008】<原 料>上記ポリエチレン樹脂を製造す
るための原料としては、エチレン、或いは、該エチレン
と共重合可能な共単量体、具体的にはα−オレフィンを
挙げることができる。エチレンのみを用いて重合する場
合にはエチレン単独重合体が、または、エチレンとα−
オレフィンとを共重合する場合にはエチレン・α−オレ
フィン共重合体が得られる。上記エチレン・α−オレフ
ィン共重合体を製造する場合に用いられるα−オレフィ
ンとしては、一般式、R−CH=CH2 で示されるもの
あり、(但し、式中のRは炭素数1〜9個のアルキル基
を示す。)、具体的には、プロピレン、ブテン−1、ペ
ンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペンテン−1、
4−メチルヘキセン−1、4,4−ジメチルペンテン−
1、ヘプテン−1、オクテン−1、ノネン−1、デセン
−1等を挙げることができる。これら炭素数3〜12の
α−オレフィンの中では、ブテン−1、ヘキセン−1、
4−メチルペンテン−1、オクテン−1を用いることが
好ましい。また、この場合のα−オレフィンは、1種類
のみの使用に限られず、ターポリマーの如く2種類以上
用いた多元系共重合体とすることもできる。該エチレン
・α−オレフィン共重合体中のα−オレフィンの含有量
は、一般に0.1〜20重量%、好ましくは0.1〜1
0重量%の範囲内である。
【0009】<エチレンの重合(共重合)>触 媒 上記重合(共重合)に際して用いられる触媒としては、
例えば、遷移金属成分としてチタン、バナジウム等の化
合物を用い、有機アルミニウム化合物と組み合わせるチ
ーグラー型触媒、クロム等の化合物を用いるフィリップ
ス型触媒、ジルコニウム、ハフニウム等の化合物を用い
るカミンスキー型触媒等を挙げることができ、これら触
媒系の中から選択して使用することができる。製造プロセス 上記重合(共重合)が行なわれる製造プロ
セスとしては、特に限定されず、公知の、気相法、溶液
法、スラリー法、或いは、圧力200kg/cm2
上、温度150℃以上の高温・高圧下で重合される高温
・高圧バルク重合法などを採用することができる。
【0010】(b) 外表面構成樹脂素材(樹脂組成物) 本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容器の外表面層を
構成する樹脂素材としては、以下に示す成分(A) のエチ
レン単独重合体若しくはエチレン・α−オレフィン共重
合体と、成分(B) のエチレン・α−オレフィン共重合体
との混合物からなるエチレン系重合体樹脂組成物であ
る。
【0011】<成分(A) >上記エチレン系重合体樹脂組
成物を構成する成分(A) のエチレン単独重合体若しくは
エチレン・α−オレフィン共重合体は、メルトフローレ
ート(MFR)が0.1〜3.0g/10分、好ましく
は0.1〜2.0g/10分の範囲内にあり、また、密
度が0.940g/cm3 以上、好ましくは0.945
〜0.970g/cm3 のものであり、更に、GPC
(ゲルパーミエーションクロマトグラフィー)測定で求
められる重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(M
n)の比(Mw/Mn)であるQ値が5〜20、好まし
くは5.5〜15の範囲内にあるものを用いることが重
要である。前記MFRが上記範囲未満のものではエチレ
ン系重合体樹脂組成物の溶融粘度が上がり、肌荒れ等が
起こし易くなり、十分な表面光沢が得られなくなる虞が
ある。また、MFRが上記範囲を超えるとドローダウン
性の悪化が大きくなり過ぎる。前記密度が上記範囲未満
のものであると、剛性が悪化して座屈が起こり易くな
り、その用途に制限を受けようになるので望ましくな
い。また、前記Q値(Mw/Mn)が上記範囲未満のも
のではエチレン系重合体樹脂組成物の溶融張力やドロー
ダウン性の低下を招くことが予想され、また、臨界剪断
応力も低くなり、高速成形性の点でも不利となる。ま
た、Q値(Mw/Mn)が上記範囲を超えると、逆に表
面光沢の改良効果が低下し、容器の強度における物性面
でも低下するので好ましくない。
【0012】<成分(B) >上記エチレン系重合体樹脂組
成物を構成する成分(B) のエチレン・α−オレフィン共
重合体は、メルトフローレートが3.0〜50g/10
分、好ましくは3.0〜30g/10分の範囲内にあ
り、また、密度が0.935g/cm3 以下、好ましく
は0.900〜0.930g/cm3 にあるものを用い
ることが重要である。前記メルトフローレートが上記範
囲未満のものは、表面光沢改良の効果が不十分となり、
成形時の押出負荷も上がり、やはり肌荒れ等を起こし易
くなる。また、メルトフローレートが上記範囲を超える
ものは、エチレン系重合体樹脂組成物のドローダウンが
大きくなり、容器の肉厚均一度やESCR(耐環境応力
亀裂性)等の強度における物性面でも強度の低下を招く
虞がある。また、密度が上記範囲を超えるものは表面光
沢改良の効果が乏しくなる。
【0013】<混 合>混合方法 本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容器の外表面層を
構成する樹脂素材である前記成分(A) のエチレン単独重
合体若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体と、前
記成分(B) のエチレン・α−オレフィン共重合体との混
合物は、両成分を混合させることによりエチレン系重合
体樹脂組成物が得られる。本エチレン系重合体樹脂組成
物を製造する際に用いられる混合方法は、特に制限が無
く、公知の方法を採用することができる。すなわち、上
記各成分(A) と(B) とを所定量配合し、一般に使用され
ているヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等の混合
機で混合した後、そのまま成形に供するか、ないしは、
単軸混練機、FMCやCIMなどの二軸混練機による連
続溶融混練方法、ロールやバンバリー等のバッチ式溶融
混練方法による混練後に成形に供しても良い。混合割合 上記エチレン系重合体樹脂組成物を構成する成分(A) と
成分(B) の混合割合は、成分(A) (エチレン単独重合体
若しくはエチレン・α−オレフィン共重合体):成分
(B) (エチレン・α−オレフィン共重合体)=95重量
%:5重量%〜20:80重量%、好ましくは80:2
0重量%〜30:70重量%である。上記混合割合が上
記範囲外であると表面光沢の改良効果が乏しいか、或い
は、改良効果が得られても成形性の低下や剛性(座屈)
低下等に不具合を生じる。
【0014】<エチレン系重合体樹脂組成物>上記成分
(A) と成分(B) とを混合することによって得られたエチ
レン系重合体樹脂組成物は、そのエチレン系重合体樹脂
組成物全体としてのメルトフローレートが1.0〜10
g/10分、好ましくは2.0〜6.0g/10分にあ
ることが重要である。上記エチレン系重合体樹脂組成物
のメルトフローレートが上記範囲外であると表面光沢の
改良効果に乏しいか、或いは、改良効果が得られても成
形性の低下や剛性(座屈)低下などの不具合を生じる。
【0015】[II] 中空成形 <中空成形>上記エチレン系重合体樹脂組成物を原料と
して用いて中空成形容器を成形するための中空成形方法
は、公知の中空成形方法や中空成形装置を用いて行なう
ことができる。具体的には、通常、押出機タイプの中空
成形機にて加熱溶融させた後、ダイより溶融パリソンと
して押し出し、次いで、このパリソンを金型で挟み、該
パリソン内部に空気を吹き込むことにより行なわれる。
しかし、ドローダウンを少なくする観点に立てば比較的
低温高速の条件設定が望ましい。
【0016】<中空成形容器>本発明のポリエチレン樹
脂製中空成形容器においては、該中空成形容器の少なく
とも外表面が前記エチレン系重合体樹脂組成物によって
形成されていることが重要である。従って、該ポリエチ
レン樹脂製中空成形容器の外表面層以外の部分は通常の
ポリエチレン樹脂層により形成された二層構造の中空成
形容器でも、或いは、これら各層間にエチレン・酸化ビ
ニル共重合体のケン化物、ポリアミド樹脂、ポリエステ
ル樹脂等の他の樹脂層を形成した多層構造の中空成形容
器でも、或いは、該中空成形容器全体を前記エチレン系
重合体樹脂組成物のみからなる樹脂より形成した単層構
造の中空成形容器としても良い。ただ易リサイクル性の
観点に立てば、単層ないしポリエチレン樹脂同志の層よ
り形成される多層構造の形態の中空成形容器がより好ま
しいと言える。
【0017】<配 合>表面光沢感の付与 また、本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容器の表面
光沢感をより一層高めるためには、マイカ(雲母)製の
パール顔料をマスターバッチ等の方法で配合し着色し
て、パール感を付与することが効果的である。特に多層
構造のポリエチレン樹脂製中空成形容器の場合には、上
記エチレン系重合体樹脂組成物より形成される最外表面
層部分を着色せず、内層部分のみをパール顔料で着色す
る形態が好適である。配合剤 本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容器を構成するポ
リエチレン樹脂には、上記成分以外に使用目的や用途に
応じて、従来からこの種の分野で慣用されている各種添
加剤や配合剤成分、例えば酸化防止剤、熱安定剤、紫外
線吸収剤、滑剤、架橋剤、中和剤、帯電防止剤、流動改
良剤、核剤、蛍光増白剤などの添加剤、或いは、他の有
機系顔料、無機系顔料等の着色剤等の配合剤等を直接又
は樹脂等により希釈したマスターバッチの形態で添加し
混合することができる。
【0018】このような添加剤や配合剤成分としては、
特にホスファイト系酸化防止剤、或いは、高級脂肪酸金
属塩などの滑剤、ベンジリデンソルビトール系の結晶化
核剤が本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容器におけ
るポリエチレン樹脂の添加剤として好適に併用すること
ができるものとして挙げられる。ただし、前記マイカ製
パール顔料にて着色する場合には、マイカがチタン処理
されているなどにより、着色後に黄変し易くなることが
あり、酸化防止剤として、例えばフェノール系では、
3,9−ビス[2−{3−(3−t−ブチル−4−ヒド
ロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニルオキシ}−
1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,10−テトラ
オキサススピロ[5・5]ウンデカン、トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレート、トリス(4−t−ブチル−2,6−ジ−メチ
ル−3−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、テト
ラキス[メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]メタンが好ま
しく、特に3,9−ビス[2−{3−(3−t−ブチル
−4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)プロピオニル
オキシ}−1,1−ジメチルエチル]−2,4,8,1
0−テトラオキサススピロ[5・5]ウンデカンが好ま
しい。また、フォスファイト系ではビス(2,6−ジ−
t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリスリトー
ル−ジ−フォスファイト、2,2−メチレンビス(4,
6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスファイト、
トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)フォスファ
イト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ペンタ
エリスリトール−ジ−フォスファイト、テトラキス
(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)−4,4´−ビエ
ニレンフォスフォナイト、ジステアリルペンタエリスリ
トールジフォスファイト等が好ましく、特にビス(2,
6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペンタエリ
スリトール−ジ−フォスファイト、2,2−メチレンビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルフォス
ファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
フォスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフェニ
ル)ペンタエリスリトール−ジ−フォスファイトが好ま
しいものとして挙げることができる。
【0019】
【実施例】本発明の中空成形容器塗装について、更に詳
細に説明するため、以下にその実施例及び比較例を挙げ
て具体的に説明する。ただし、本発明はこれらの実施例
などに限定されるものではない。下記の実施例及び比較
例中の評価は以下に示す評価方法により測定したもので
ある。 [I] 評価方法 (1) メルトフローレート(MFR) JIS−K6760に準拠(190℃) (2) 密 度 JIS−K6760(密度勾配配管法) (3) Q 値 オルトジクロルベンゼン溶液中、140℃でGPC(ゲ
ルパーミエーションクロマトグラフィー)測定により得
た重量平均分子量(Mw)と数平均分子量(Mn)の比
(Mw/Mn)をQ値とした。 (4) メルトテンション(MT) 東洋精機社製キャピログラフを用い、シリンダー温度1
90℃で10mm/分の速度で試料を押し出し、その押
し出された試料を3.9m/分の速度で巻き取りロール
に導き、その際の引き取り張力を測定して、ドローダウ
ン性の尺度とした。 (5) 表面光沢 石川島播磨重工業社製「IPB−10A」(スクリュー
径40mmφ、ダイリップ幅1.5mm)を用いて、2
00℃の成形温度で偏平中空ボトル(内容積700c
c、肉厚0.5mmt)を成形し、この偏平中空ボトル
の側面平面部を切り取り、JIS−Z8741に準拠
し、日本電色工業社性グロスメーターにて60度の入射
角にて表面光沢を測定した。 (6) 剛 性 160℃の温度で圧縮成形して得た厚さ2mmtシート
を用いて、ASTM−D747に準拠した曲げ弾性率を
測定し、剛性(座屈)の尺度とした。
【0020】[II] 実験例 実施例1〜5及び比較例1〜5 (1) 成分(A) 成分(A) として、メルトフローレート(MFR)1.5
g/10分、密度0.952g/cm3 、Q値(Mw/
Mn)6.0のもの(実施例1,2,4及び比較例1,
3,4)と、メルトフローレート0.35g/10分、
密度0.954g/cm3 、Q値7.5のもの(実施例
3,5)、更に、メルトフローレート(MFR)2.0
g/10分、密度0.960g/cm3 、Q値3.8の
もの(比較例2)を使用した。 (2) 成分(B) 成分(B) として、メルトフローレート(MFR)20g
/10分、密度0.925g/cm3 のもの(実施例
1,2,3,4,5及び比較例2,3,5)、及び、メ
ルトフローレート2.0g/10分、密度0.923g
/cm3 のもの(比較例1)を使用した。 (3) マイカの配合 これらの樹脂を表1に示すような配合割合で配合し、特
に、実施例2の場合には白色系マイカ製パール顔料マス
ターバッチ(大日精化社製)を、マイカの最終濃度が
2.0重量%となるように配合した。 (4) 混 合 上記各成分を表1に示すような配合割合で配合し、各
々、ヘンシェルミキサーにて3分間混合した後、それぞ
れ単軸造粒機にてペレット化した。次いで、このペレッ
トを石川島播磨重工業社製「IPB−10A」(スクリ
ュー径40mmφ、ダイリップ幅1.5mm)を用い
て、200℃の成形温度で偏平中空ボトル(無い容積7
00cc、肉厚0.5mmt)を成形し、中空成形容器
を製造した。この中空成形容器の物性の測定を、上記評
価方法に従って評価した。その結果を表1に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【発明の効果】本発明のポリエチレン樹脂製中空成形容
器は、比較的低い圧力の通常の中空成形を行なっても表
面光沢に優れ、かつ、ポリエチレン樹脂製中空成形容器
としての基本的な品質性能を損なうことがないので、そ
の用途において制約を受けることがない。しかも、容器
の素材樹脂が、ポリエチレン樹脂が主成分となることか
ら、易リサイクル性(再生使用適性)に優れ、環境問題
においても優れている。従って、従来のポリ塩化ビニル
樹脂(PVC)やその他の樹脂を用いた中空成形容器に
代替することができるので、各種中空成形容器として広
く使用されることが期待できる。
フロントページの続き (72)発明者 東 川 勤 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内 (72)発明者 高 橋 澄 夫 東京都江東区大島三丁目2番6号 株式会 社吉野工業所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】成分(A) :メルトフローレートが0.1〜
    3.0g/10分、密度が0.940g/cm3 以上、
    Q値(Mw/Mn)が5〜20のエチレン単独重合体若
    しくはエチレン・α−オレフィン共重合体95〜20重
    量%と、成分(B) :メルトフローレートが3.0〜50
    g/10分、密度が0.935g/cm3 以下のエチレ
    ン・α−オレフィン共重合体5〜80重量%との混合物
    からなるメルトフローレートが1.0〜10g/10分
    のエチレン系重合体樹脂組成物を、ポリエチレン樹脂製
    中空成形容器の少なくとも外表面層の素材として用いた
    ことを特徴とするポリエチレン樹脂製中空成形容器。
  2. 【請求項2】ポリエチレン樹脂製中空成形容器の少なく
    とも一部の層がマイカ製パール顔料で着色されている請
    求項1に記載のポリエチレン樹脂製中空成形容器。
JP11136592A 1992-04-30 1992-04-30 中空成形体 Pending JPH05310241A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5576083A (en) * 1994-11-03 1996-11-19 Kraft Foods, Inc. Blow molding resins
US5858491A (en) * 1994-11-02 1999-01-12 Dow Belgium Hollow molded articles and process for manufacturing them
JP2009172846A (ja) * 2008-01-24 2009-08-06 Japan Polyethylene Corp 多層ブロー成形品及びその製造方法

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