JPH05313231A - 電子閃光装置 - Google Patents

電子閃光装置

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JPH05313231A
JPH05313231A JP3271327A JP27132791A JPH05313231A JP H05313231 A JPH05313231 A JP H05313231A JP 3271327 A JP3271327 A JP 3271327A JP 27132791 A JP27132791 A JP 27132791A JP H05313231 A JPH05313231 A JP H05313231A
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light emission
switch
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Osamu Yoneda
修 米田
Hiroshi Hasegawa
洋 長谷川
Shingi Hagyuda
進義 萩生田
Kiwa Iida
喜和 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】計算板の操作や読みとりを誤った場合や撮影条
件が変化したにも関わらず条件の変更を忘れた場合に、
それに気がつかずそのまま撮影してしまう事のない閃光
撮影様表示装置を得る事を目的とする。 【構成】カメラに装着可能な電子閃光装置において、絞
り値情報とフィルム感度情報とガイドナンバー情報とに
基づいて適正な閃光撮影可能距離を示す基準信号を作成
する作成手段と、前記基準信号に所定の幅を与える調整
手段と、撮影距離情報が前記基準信号の前記所定の幅内
にあるか否かを検出して検出結果を出力する検出手段と
を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラに装着可能な電子
閃光装置に関する。
【0002】
【従来技術】従来、被写体照明光が所定値に達すると閃
光発光を自動的に停止する発光制御モード(自動調光モ
ード)と全発光モードとを切り換え可能な電子閃光装置
が知られている。またどちらか一方のモードのみを有す
る電子閃光装置も知られている。また米国特許第421
0849号等にも開示されているようにメインコンデン
サの充電エネルギーを一定量でもって分割し、該分割発
光エネルギーに応じた閃光発光によって被写体を照明す
る、所謂分割発光モードを有する電子閃光装置も知られ
ている。この様な電子閃光装置に於いては撮影を容易に
するため計算板が用意されている。計算板を用いる事に
より発光ガイドナンバー、フィルム感度、被写体距離、
撮影レンズの絞り値の関係が容易に求まり、計算板から
読みとった値に従い絞り値等の設定を行う事により適正
露出での撮影が可能となる。しかしながら、計算板の操
作や読みとりを誤った場合や撮影条件が変化したにも関
わらず条件の変更を忘れた場合には適正露出を得る事が
できない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、計算板の操
作や読みとりを誤った場合や撮影条件が変化したにも関
わらず条件の変更を忘れた場合に、それに気がつかずそ
のまま撮影してしまう事のない閃光撮影用表示装置を得
る事を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はカメラに装着可
能な電子閃光装置において、絞り値情報とフィルム感度
情報とガイドナンバー情報とに基づいて適正な閃光撮影
可能距離を示す基準信号を作成する作成手段と、前記基
準信号に所定の幅を与える調整手段と、撮影距離情報が
前記基準信号の前記所定の幅内にあるか否かを検出して
検出結果を出力する検出手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0005】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。
なお、以下の説明では露出因子はアペックス表示で表わ
す。図1はカメラ側回路を示し、図2は閃光装置側回路
図を示す。
【0006】カメラ側回路と電子閃光装置側回路とはア
クセサリーシュー2の接続端子T1〜T6を介して接続さ
れる。カメラと電子閃光装置とが着脱自在の場合には、
接続端子T1〜T6はカメラに電子閃光装置が装着された
ときに導通する。
【0007】さて、図1のカメラ側回路から説明する
と、電源スイッチSW1のONによって電源E1は給電ラ
インVcc1-GND間に給電する。スイッチSW2はシャ
ッタ釦(不図示)の第1ストロークまでの押圧によって
ONになる。コンデンサC1はスイッチSW2と並列接続
されている。給電制御トランジスタQ1はスイッチSW2
がONの間、あるいはスイッチSW2をいったんONに
した後OFFにしたときからコンデンサC1が抵抗R0
1を介して所定電圧に充電されるまでの間それぞれO
Nとなる。露出制御回路1は可変抵抗VR1〜VR3及び
フォトダイオードPD1から露出因子を導入する。可変
抵抗VR1はレンズの開放絞り値AV0に応じて抵抗値が
変化する。可変抵抗VR2はレンズのプリセット絞り環
(不図示)によって予め設定されるプリセット絞り値を
総称してAVとしたとき、開放絞り値とプリセット絞り
値との段数差AV0−AVに応じて抵抗値が変化する。
可変抵抗VR3はフィルム感度SVに応じて抵抗値が変
化する。フォトダイオードPD1はTTL開放測光用の
受光素子であり、測光出力BV−AV0を発生する。露
出制御回路1は上記露出因子に基づいて適正シャッタ秒
時TV=BV+SV−AVの演算を行う。スイッチSW
3はシャッタ釦を第2ストロークまで押込むとONす
る。露出制御回路1はスイッチSW3のONに応答して
電磁レリーズ用マグネットMg1を励磁し、カメラの機
械的シーケンス(絞りの絞り込み、ミラーアップ、シャ
ッタ先幕レリーズ等)を起動させる。そして、上記演算
結果は、例えばミラーアップに連動して記憶される。ま
た、露出制御回路1は、例えばスイッチSW3のONに
応答してマグネットMg2を励磁し、シャッタ後幕の走
行を阻止する。シャッタ先幕走行時点から適正シャッタ
秒時TVに対応した時間が経過するとマグネットMg2
は消磁され、シャッタ後幕が走行する。スイッチSW2
と並列接続のトランジスタQ2は、例えばスイッチSW3
のONに応答してONとなり、露出制御終了に応答して
OFFとなる。これによってトランジスタQ1は露出制
御の間ONになり、この間の露出制御回路1の作動は保
証される。
【0008】露出制御回路1はフィルム感度SVに応じ
た電圧をボルテージフォロワー(OPアンプ)A32に印
加する。TTL測光用フォトダイオードPD10はOPア
ンプA33の正、負入力端子間に接続されている。基準電
源E31はOPアンプA33の正入力端子をバイアスする。
対数圧縮用ダイオードD10はOPアンプA33の負帰還ル
ープを形成する。対数伸張用トランジスタQ34はOPア
ンプA33の出力電圧を電流に変換する。OPアンプA32
の出力電圧はトランジスタQ34のエミッタをバイアスす
る。積分コンデンサC10はトランジスタQ34のコレクタ
電流で充電される。コンパレータA31は積分コンデンサ
10の充電電圧が基準電圧E30と所定関係になるとトラ
ンジスタQ32をオンにする。端子a、bを有するシンク
ロスイッチSW31はシャッタ先幕の走行前は端子aを選
択し、シャッタ全開時点で端子bに切換わり、シャッタ
後幕の走行終了で端子aを再び選択する。積分コンデン
サC10と並列接続されたトランジスタQ36はシンクロス
イッチSW31が端子aを選択しているときにONとなっ
て積分コンデンサC10を短絡し、シンクロスイッチSW
31が端子bを選択しているときにはOFFとなって積分
コンデンサC10の充電を許す。点線で囲まれた回路50
はTTL発光停止信号発生用の測光回路を構成する。バ
ッテリーチェック回路BCは電源E1の電圧がカメラ側
回路の作動に適合するときトランジスタQ3、Q37、Q
38をONとする。これらはスイッチSW1、トランジス
タQ1がOFFのときにもOFFである。トランジスタ
35は後述するごとく電子閃光装置の発光に同期してO
Nとなる。TTL発光停止信号発生用の測光回路50は
トランジスタQ35、Q37がONのときに電源E1からの
給電を受けて作動する。トランジスタQ31はトランジス
タQ35がONするとONになる。スイッチSW5はトラ
ンジスタQ3に並列接続されており、電源スイッチSW1
のON、OFFと逆位相でON、OFFする。スイッチ
SW30は、例えばミラーアップに連動してONになり露
出終了に連動してOFFになる。露出制御回路1はスイ
ッチSW30のONで適正シャッタ秒時TVを記憶し、O
FFでこれを解除する。トランジスタQ30、Q33はスイ
ッチSW30のON、OFFと同期してON、OFFす
る。露出制御回路1は可変抵抗VR1〜VR3から導入し
た露出因子に基づいて閃光用露出因子AV−SVを演算
し、これをボルテージフォロワー(OPアンプ)A30
印加する。OPアンプA30はトランジスタQ30、Q31
一方又は両方がOFFのときに入力電圧を出力し、トラ
ンジスタQ30、Q31が共にONのときにはその出力電圧
はなくなる。トランジスタQ32、Q33が共にONのとき
にはOPアンプA30の出力電圧は給電ラインGNDの電
圧となる(論理L)。
【0009】接続端子T1はシンクロスイッチSW31
端子bに接続されている。接続端子T2はOPアンプA
30の出力端子に接続されている。接続端子T3と給電ラ
インGNDとの間には発光ダイオードLED1とトラン
ジスタQ3が接続されている。接続端子T4は給電ライン
GNDと接続されている。トランジスタQ35のベースは
接続端子T5と接続されている。レンズ60は光学系6
1、絞り62及びフォーカシングに連動する可変抵抗V
10を備えている。可変抵抗VR1、VR2とレンズ60
との間には前述したような連動関係がある。接続端子T
6と給電ラインGNDとの間にはカメラとレンズ間の電
気接点T11、T12及び可変抵抗VR10が介在する。
【0010】露出制御回路1は発光ダイオードLED1
に端子T3から微小電流、あるいは大電流(詳しくは後
述する)が流れたときのアノード側電圧により閃光撮影
モードに切換わり、シャッタ秒時をシンクロ秒時とす
る。電源スイッチSW1がOFF、スイッチSW5がON
のときにはシャッタは露出制御回路1ではなくガバナー
(不図示)によって機械的に制御され、また電源スイッ
チSW1がON、スイッチSW5がOFFのときにはシャ
ッタは露出制御回路1によって電気的に制御される。
【0011】次に、図2に基づいて電子閃光装置側回路
を説明する。電源E2は電源スイッチSW6をONにする
と電源ラインVcc2-GND間に給電する。昇圧回路8は
電源E2の電圧を昇圧して高圧給電ラインVCM-GND
間に供給する。メインコンデンサC3は昇圧回路8の出
力によって充電される。閃光放電管5の発光開始、停止
は発光制御回路6によって制御される。
【0012】起動信号発生回路3(例えばワンショット
マルチバイブレータから成る)は、接続端子T1を介し
てシンクロスイッチSW31の端子bに接続される入力端
子aと接続されている。シンクロスイッチSW31が端子
bを選択すると電子閃光装置の最大発光時間、例えば約
2〜3m sec.の間H(起動出力)を出力する出力端
子bを有する。給電ラインVcc2−GND間に接続され
たモード選択スイッチSW20はTTL調光モードのとき
ON、全発光モードのときOFFとなる。スイッチSW
20のON、OFF出力(ONのときH、OFFのとき
L)は信号ラインP0-10に発生される。図1のOPアン
プA30の出力は接続端子T2を介して接続点P0-11、更
にトランジスタQ22のベースに伝達される。可変抵抗V
4は絞り値設定用のものでレンズのプリセット絞り環
によって設定された絞り値AVを手動設定する。可変抵
抗VR5はフィルム感度設定用のもので、カメラに装填
されたフィルム感度SVを手動設定する。絶対温度比例
の電流を発生する定電流源I1は可変抵抗VR4、VR5
の直列回路に定電流を供給する。そのため、接続点P0
-12には閃光用露出因子AV−SVに対応した電圧が発
生する。トランジスタQ21はモード選択スイッチSW20
がONするとONとなる。トランジスタQ20のベースは
接続端子T5を介してバイアス電流が印加される。この
バイアス電流はトランジスタQ21がONのときに、トラ
ンジスタQ31(図1)がONになったときに発生する。
そして、トランジスタQ20がONになるとトランジスタ
35(図1)もONになる。トランジスタQ20のON、
OFF出力(ONのときL、OFFのときH)は接続点
0-13に発生する。ANDゲートG2はトランジスタQ
22のON、OFF出力(ONのときH、OFFのとき
L)、起動信号発生回路3の端子bの起動出力及び信号
ラインP0-10の出力を入力としており、3入力が全てH
となったときにH(第1発光停止信号)を出力する。A
NDゲートG3は信号ラインP0-10の出力と接続点Pの
出力とを入力としている。そしてモード選択スイッチS
20がOFFのとき(全発光モードのとき)及び/又は
トランジスタQ20、Q21がONのとき(図1のトラン
ジスタQ37、Q38がONのとき)にLを出力し、またモ
ード選択スイッチSW20がONのとき(TTL調光モー
ドのとき)であって、かつトランジスタQ20、Q21がO
FFのとき(図1のトランジスタQ37、Q38がOFFの
とき)にHを出力する。ANDゲートG3の出力をモー
ド不適号信号という。
【0013】スイッチSW22とSW23とは互いに連動し
ており同相でON、OFFする。スイッチSW23をON
にすると放電管5、抵抗R13に流れる放電電流は積分回
路7によって積分される。積分回路7は積分値によって
放電管5の発光量をモニターし、該発光量が一定値(以
下、分割発光量という)になると第2発光停止信号を発
生する。スイッチSW22、SW23をONにしたときを分
割発光モードという。発光制御回路6は起動出力、第1
発光停止信号及び第2発光停止信号を入力とし、起動出
力に応答して放電管5を発光開始させると共に第1ある
いは第2発光停止信号に応答して該発光を停止させる。
第1発光停止信号による発光停止までの発光量は適正露
出を与えるが、第2発光停止信号による発光停止までの
発光量は必ずしも適正露出を与えない(詳細は後述す
る)。調光成否検出回路30は起動信号発生回路3の起
動出力及びANDゲートG2の第1発光停止信号とを入
力とし、起動出力の発生している間に第1発光停止信号
が発生しないとき(電子閃光装置が最大発光しても適正
露出が得られないとき)に一定時間H(非調光表示信
号)を発生する。
【0014】OPアンプA10は正入力端子に接続点P
0-11、P0-12の電圧と印加されており、また出力端子と
負入力端子間には可変抵抗VR6が接続されている。O
PアンプA10の負入力端子と給電ラインGND間には定
電流源I10が接続されている。定電流源I10は絶対温度
比例の電流を吸込む。スイッチSW21は、信号ラインP
0-10に接続された端子aと、給電ラインGNDに接続さ
れた端子bとを有している。スイッチSW21が端子aを
選択しているときに、モード選択スイッチSW20がON
(TTL調光モード)であればOPアンプA10は接続点
0-11の電圧を入力とし、またスイッチSW20がOFF
(全発光モード)であればOPアンプA10は接続点P
0-12の電圧を入力とする。逆に、スイッチSW21が端子
bを選択するとOPアンプA10は無条件に接続点P0-12
の電圧を入力とする。可変抵抗VR6は、放電管5の発
光路中に配置されると共に発光光の照射範囲を連続的に
変える光学系31(例えばフレネルレンズ)と連動し、
発光光の照射範囲に応じてその抵抗値が変化する。可変
抵抗値VR6の抵抗値は照射範囲を狭くする(電子閃光
装置のガイドナンバーを増大させる)に従って減少し、
またこれを拡大(ガイドナンバーを減少)させるに従っ
て増加する。OPアンプA10の出力電圧は接続点
0-11、P0-12の電圧に可変抵抗VR6によって定まる第
1補正電圧を加算したものとなる。
【0015】高圧給電ラインVCM−GND間にはツェ
ナーダイオードZD10、抵抗R28、R29、R30が直列接
続されている。ツェナーダイオードZD10のツェナー電
圧は放電管5の発光可能電圧のうち下限値と等しく設定
されており、通常数10ボルトである。トランジスタQ
23、Q24はカレントミラー回路を構成している。そして
メインコンデンサC3の充電電圧がツェナー電圧よりも
高くなると該充電電圧と抵抗R20とにより定まる電流を
トランジスタQ24のコレクタに出力する。OPアンプA
11の負入力端子はトランジスタQ24のコレクタに接続さ
れ、またOPアンプA11の出力端子と負入力端子間に対
数圧縮ダイオードD21が接続されている。基準電圧源E
20の電圧はOPアンプA11の正入力端子に印加される。
OPアンプA11の出力端子と給電ラインGNDとの間に
は温度補償ダイオードD22と絶対温度比例の電流を吸込
む定電流吸入源I11が直列接続されている。その接続点
0-14には、メインコンデンサC3の充電電圧に依存す
る電子閃光装置のガイドナンバーに対応した第2補正電
圧が出力される。
【0016】OPアンプA12の正入力端子は接続点P
0-14に接続され、負入力端子は抵抗R21を介してOPア
ンプA10の出力端子に接続されている。抵抗R22はOP
アンプA12の負帰還ループを形成すると共に、抵抗R23
と絶対温度比例の電流を吸込む定電流吸入源I12はOP
アンプA12の出力端子と給電ラインGNDとの間に直列
接続されている。その接続点P0-15には電気的要因によ
り定まる閃光撮影距離の近限界第1の最近撮影距離に対
応した第1近限界電圧が出力される。絶対温度比例の電
流を発生する定電流源I13と抵抗R24は上述のスイッチ
SW22を介して給電ラインVcc2−GND間に直列接続
される。その接続点P0-16には前記分割発光量に対応し
た第3補正電圧が出力される。絶対温度比例の電流を吸
い込む定電流源I14と可変抵抗VR7とは給電ライン間
に直列接続されており、その接続点P0-17には光学的要
因によって定まる閃光撮影距離の近限界第2の最近撮影
距離に対応した第2近限界電圧が発生される。可変抵抗
VR7は光学系31に連動しており、その抵抗値は照射
範囲を狭くすると減少し、逆に拡大すると増加する。
【0017】OPアンプA13、A14、ダイオードD23
24は、接続点P0-14の第2補正電圧と接続点P0-16
第3補正電圧を入力とする最小電圧選択回路を構成す
る。これによって第2、第3補正電圧のうち低電圧の方
がOPアンプA17の正入力端子に入力される。即ち、ス
イッチSW22、SW23がONのときには第2あるいは第
3補正電圧が、またスイッチSW22、SW23がOFFの
ときには第2補正電圧がOPアンプA17に入力される。
OPアンプA10からの第1補正電圧は抵抗R26を介して
OPアンプA17の負入力端子に入力される。抵抗R27
OPアンプA17の負帰還ループを形成する。そのため、
OPアンプA17はOPアンプA10からの第1補正電圧及
び最小電圧選択回路からの第2あるいは第3補正電圧に
基づいて閃光撮影距離の遠限界に対応した遠限界電圧を
発生する。OPアンプA17、抵抗R26、R27は反転増幅
回路を構成している。OPアンプA15、A16、ダイオー
ドD25、D26は、接続点P0-15の第1限界電圧と接続点
0-17の第2限界電圧とを入力とする最大電圧選択回路
を構成する。これによって第1、第2限界電圧のうち項
電圧の方がOPアンプA18の正入力端子に入力される。
コンパレータA18はOPアンプA17からの遠限界電圧と
最大電圧選択回路からの第1あるいは第2近限界電圧と
を比較する。
【0018】ツェナーダイオードZD10、分圧抵抗R28
〜R30、コンパレータA19、A20及び基準電圧源E22
よってメインコンデンサC3の充電電圧モニター回路が
構成されている。コンパレータA19はメインコンデンサ
3の充電電圧が前記閃光発光可能電圧の下限値を超え
るとHを出力する。コンパレータA20は該充電電圧が電
子閃光装置の最大発光量に対応した発光を可能にする電
圧を超えると(以下、これを充電完了という)Hを出力
する。
【0019】絶対温度比例の電流を発生する定電流源I
16は給電ラインVcc2と接続端子T6との間に接続されて
いる。コンパレータA21は接続端子T6の電圧と基準電
圧E21の電圧とを入力としている。例えば、定電流源I
16が接続端子T6を介して可変抵抗VR10(図1)に接
続されると、端子T6には撮影距離に対応した電圧が発生
される。しかし、端子T6に何も接続されないとすると
(電子閃光装置に図1のカメラが装着されていないと
き)端子T6の電圧は給電ラインVcc2の電圧まで上昇す
る。そこで、基準電圧E21を可変抵抗VR10の変化によ
る電圧変化の上限値に設定しておけば、端子T6の電圧
が給電ラインVcc2まで上昇したときにコンパレータA
21はLを出力する。このコンパレータA21の出力は誤表
示防止のために作用する。
【0020】絶対温度比例の電流を発生する定電流源I
15、抵抗R31、R32及び絶対温度比例の電流を吸込む定
電流吸込源I17は給電ラインVcc2-GND間に直列接続
されている。コンパレータA22は比較入力選択機能を有
し、定電流源I15と抵抗R31との接続点P0-18の電圧、
抵抗R31とOPアンプA17の出力端子の接続点P0-19
電圧及び接続端子T6の電圧が印加される。コンパレー
タA23は比較入力選択機能を有し、抵抗R32と定電流源
17の接続点P0-20の電圧、最大電圧選択回路の出力電
圧(第1あるいは第2近限界電圧)及び 接続端子T6
電圧が印加される。モード選択スイッチSW20がONの
ときには、コンパレータA22の正入力端子は接続点P
0-19の電圧を、またコンパレータA23の負入力端子は最
大電圧選択回路の出力電圧を入力とする。またモード選
択スイッチSW20がOFFのときには、コンパレータA
22の正入力端子は接続点P0-18の電圧を、またコンパレ
ータA23の負入力端子は接続点P0-20の電圧を入力とす
る。コンパレータA22の負入力端子、A23の正入力端子
は接続端子T6に接続されている。コンパレータA22、A
23はウインドウコンパレータである。
【0021】スイッチSW9はバランス照明モード時に
ONされる。スイッチSW9と並列接続されたスイッチ
SW24は電子閃光装置とカメラとを延長コードを介して
接続して、被写体に対する電子閃光装置の照明ポジショ
ンを任意に選択可能にしたとき、あるいは増灯発光時に
電子閃光装置をスレーブ発光用とするときにONされ
る。
【0022】表示部40は端子P1〜P13を有する。端
子P1はANDゲートG3の出力端子と、端子P2は調光
成否検出回路30の出力端子と、また端子P3はOPア
ンプA17の出力端子とそれぞれ接続されている。コンパ
レータA18の出力端子は端子P4と、また最大電圧選択
回路の出力端子は端子P5とそれぞれ接続されている。
端子P6は抵抗R52、R53を介して給電ラインVcc2と接
続されている。コンパレータA21、A22、A23の出力端
子は端子P7〜P9にそれぞれ接続されている。コンパレ
ータA20、A19の出力端子は端子P10、P11にそれぞれ
接続されている。端子P12は信号ラインP0-10に接続さ
れており、モード選択スイッチのON、OFF信号を入
力とする。端子P13はスイッチSW9、SW24のON、
OFF信号を入力とする。接続端子T4は給電ラインG
NDに接続されている。トランジスタQ40は抵抗R52
53のバイアスによってONされる。トランジスタQ40
と抵抗R51との直列回路には、抵抗R50が並列接続され
ている。トランジスタQ40がOFFのときには抵抗
50、接続端子T3を介して発光ダイオードLED1に該
発光ダイオードを点灯させない程度の微小電流を供給
し、トランジスタQ40がONのときには抵抗R50、R51
を介して発光ダイオードLED1を点灯させる点灯電流
を接続端子T3を介して該発光ダイオードに供給する。
【0023】次に、電子閃光装置をカメラに装着したと
きの電気的特性について詳述する。 (1) TTL調光モードのとき:このとき、スイッチ
SW22、SW23はOFF、モード選択スイッチSW20
ONであり、またスイッチSW21は端子aを選択してい
る。このとき、カメラのレリーズ釦が第1ストロークま
で押圧されているとすると、トランジスタQ30、Q33
OFFのためOPアンプA30は以下に示す出力電圧VA
30を出力する。
【0024】
【数1】 但し、T:絶対温度、k:ボルツマン定数、q:電子の
素電荷、α:定数スイッチSW20がONのために、OP
アンプA10は接続点P0-11の電圧、即ちOPアンプA30
の出力電圧VA30を入力とする。従って、OPアンプA
10の出力電圧VA10(第1補正電圧)は、
【0025】
【数2】 である。但し、γTはI10、VR6による加算電圧であ
る。コンデンサC3の電圧VC3は、ツェナーダイオード
ZD10のツェナー電圧VZD10より高いものとし、(VC3
−VZD10)>>VBEとする。但し、VBEはトランジスタ
23, 24のエミッタベース間電圧である。また、ダイオ
ードD1、D2の逆方向飽和電流は等しいものとし、定電
流吸入源I11の電流をi11とする。接続点P0-14の出力
電圧(第2補正電圧)、即ちOPアンプA12の正入力電
圧VA12in及びOPアンプA14の正入力電圧VA14in
【0026】
【数3】 である。但しεTは絶対温度Tに比例した基準電圧E20
の電圧、ISはダイオードD1、D2の互いに等しい逆方向
飽和電流である。スイッチSW22はOFFであるからO
PアンプA13の出力は充分に高い状態でダイオードD3
は逆バイアスされている。そのためOPアンプA14の入
力電圧VA14inが選択されてOPアンプA17の正入力電
圧VA17inとなっている。OPアンプA17の出力電圧VA
17out
【0027】
【数4】 (2)〜(4)式からOPアンプA17の出力電圧は、
【0028】
【数5】 となる。ここでR26=R27とすると、(5)式は
【数6】 である。この出力電圧VA17outは後述するごとくTTL
調光モード時の調光可能な最遠撮影距離に対応する。こ
の調光可能な最遠撮影距離は閃光照射範囲の調節に依存
した最大発光量補正情報をもったOPアンプA10の出力
電圧(第1補正電圧)及び メインコンデンサC3の充電
電圧に依存した最大発光量補正情報をもった接続点P
0-14の出力電圧(第2補正電圧)を考慮して算出されて
いるので、閃光照射範囲の調節及びメインコンデンサの
充電電圧に応じて補正されている。従って、この調光可
能な最遠撮影距離よりも近い被写体に対しては調光(発
光量制御)により適正露出を与えることができる。
【0029】(2) スイッチSW22、SW23はOF
F、モード選択スイッチSW20はOFFとされ、またス
イッチSW21は端子aを選択しているとき(全発光モー
ド):このときOPアンプA10は接続点P0-12の出力電
圧V0-12を入力とする。この出力電圧は可変抵抗VR4
VR5及び定電流源I1によってOPアンプA30の出力電
圧VA30と等しくされている。従って、各出力電圧は
(2)〜(6)式に示したのと同様に表わされている。
しかしながら、モード切換スイッチSW20がOFFのた
めに放光放電管5は全発光する(発光量制御は行われな
い)から、(6)式で得られる出力電圧VA17outは全発
光モード時に適正露出が得られる唯一の撮影距離に対応
することになる。
【0030】(3) スイッチSW22、SW23がON、
モード選択スイッチSW20はONとされ、またスイッチ
SW21は端子aを選択されているときTTL調光、分割
発光モード:このとき、接続点P0-16には定電流源I13
と抵抗R24によって定まる電圧、即ちOPアンプA13
入力電圧VA13in(第3補正電圧)は
【数7】 である。但し、η1は抵抗R21によって定まる定数であ
る。一方、OPアンプA14には(3)式で示す入力電圧
VA14inが入力されているから、入力電圧VA13inとVA
14inの大小に応じてOPアンプA17の出力電圧VA17out
は変化する。
【0031】VA13in<VA14inのとき; このときの最
小電圧選択回路はVA13inを選択するから、OPアンプ
17の出力電圧VA17outは(2)、(4)、(7)式よ
【数8】 となる。入力電圧VA13inは 前記分割発光量に応じた最
大発光量の情報であるから、出力電圧VA17outはTTL
調光モードで、かつ分割発光モードのときにTTL調光
可能な最遠撮影距離を表わす。なお、η1は分割発光量に
対応して選定してある。
【0032】VA13in>VA14inのとき; このときの最
小電圧選択回路はVA14inを選択するから、OPアンプ
17の出力電圧VA17outは(6)式と同様になる。これ
はメインコンデンサC3の充電電圧が前記分割発光量を
満足するまでは充電されていないが発光可能電圧の下限
は超えているときの動作である。従って、出力電圧VA1
7outはメインコンデンサC3の充電電圧に依存する最大
発光量補正情報(第2補正電圧に加えられている)及び
閃光照射範囲の調節に依存する最大発光量補正情報(第
1補正電圧に加えられている)によって補正されている
ので、TTL調光可能な最遠撮影距離に対応している。
なお、このときには連続閃光撮影は不可能である。メイ
ンコンデンサのエネルギーを1回の発光で消費してしま
うからである。
【0033】(4) スイッチSW22、SW23がON、
モード選択スイッチSW20がOFFとされ、またスイッ
チSW21が端子aを選択しているとき(全発光、分割発
光モード):このとき、OPアンプA10は接続点P0-12
の出力電圧P0-12(=VA30)を入力とする。従って、
各出力電圧は(2)〜(8)式に示したのと同様に表わ
される。しかしながら、モード選択スイッチSW20がO
FFのためTTL調光は行われない。そのため、VA
13in<VA14inのときには(8)式の出力電圧VA17out
は前記分割発光量分の発光をしたときに適正露出が得ら
れる唯一の撮影距離(適正撮影距離)に対応する。ま
た、VA13in>VA14inのときには出力電圧VA17outはメ
インコンデンサの充電電圧と閃光照射範囲によって定ま
るところの、適正露出が得られる。唯一の撮影距離(適
正撮影距離)に対応する。
【0034】(5) スイッチSW21が端子bを選択し
ているとき:このとき、OPアンプA10は無条件に接続
点P0-12の出力電圧V0-12(=VA30)を入力とするか
ら、(2)、(4)で説明した撮影距離情報がOPアン
プA1 7outに出力される。
【0035】(6)以上に述べてきた(1)〜(5)の
電気特性は発光量がゼロから最大発光量の範囲内におい
て無段階に可能であることを前提としていたが、実際に
は発光量制御できる最小発光量はゼロではなく有限であ
る。そのため、至近距離においては適正露出が得られな
いことがある。これに対する対策を以下に述べる。
【0036】さて、接続点P0-15に発生する電圧VR23
【数9】 である。但し、δはI11、R23により定まる定数であ
る。従って、OPアンプA15の入力電圧VA15inは、
【0037】
【数10】 である。(2)、(3)、(9)、(10)式より入力
電圧Vは
【数11】 となる。
【0038】ここで、(6)式と対応するためにR21
22とすると(11)式は
【数12】
【0039】(6) 式と(12)式を比較すると、入
力電圧VA15inはOPアンプA17の出力電圧VA17out
りもδで定まるだけ電圧の低い方へレベルシフトしてい
る。これによって、入力電圧VA15inは電気的要因に起因
した第1の最近撮影距離を示している。(12)式のδ
は発光制御回路6の作動遅れ、第1、第2発光停止信号
発生時から実際に発光停止するまでの放電管の残留光等
によって定まる固定的な最小光量とメインコンデンサC
3の蓄積エネルギー全部を発光したときの最大光量との
比である。通常、該最大発光量のガイドナンバーGNMAX
に比し最小光量のガイドナンバーGNMINは1/6〜1
/10程度である。そして その比はメインコンデンサ
3の充電電圧VC3の変化に対して比較的一定であり、
一方ガイドナンバーGNMAXに対応した最大発光量は メ
インコンデンサC3の充電電圧VC3に依存している。
【0040】一方、OPアンプA16の入力電圧VA
16in(閃光用露出因子とは無関係)は光学系31に連動
する可変抵抗VR7によって設定され、前述のごとく光学
的な特性によって定まる第2の最近撮影距離に相当する
電圧となっており、VA16in=θTで表わされる。θは定
電流源I14と可変抵抗VR7により定まる定数である。
電気的要因、写真学的要因、又は光学的要因によって定
まる第1又は第2の最近撮影距離のうちどちらか長い方
の最近撮影距離によって実際の最近距離限界は定まる。
OPアンプA15、A16による最大電圧選択回路により入
力電圧VA15in、VA16inのどちらか大きい方の電圧即
ち、長い方の最近撮影距離に相当する電圧が選択され
る。
【0041】以上が電気的特性である。次に、撮影距離
と電圧との関係を述べる。電子閃光装置の発光量に対応
するガイドナンバーGNは
【数13】 である。ただし、K:メインコンデンサの充電電圧、そ
の容量、放電管の発光効率等によって定まる定数であ
る。また、定数Kは、
【数14】 である。但し、φは光学系31による光の被写体を照射
する範囲(集光特性)によって定まる係数、μはガイド
ナンバーを算出するときの換算定数、I(t)は照射光
量である。
【0042】I(t)は放電管で放電される電気エネル
ギーに比例するので
【数15】 となる。但し、νは閃光放電管の電気エネルギーを光エ
ネルギーに変換する係数、Cはメインコンデンサの静電
容量値、V1は閃光放電開始時のメインコンデンサの充
電電圧、V2は閃光放電終了時のメインコンデンサの残
留電圧である。
【0043】(14)、(15)式より
【数16】 一方、ガイドナンバーGNが与えられているとき、適正
露出を得る絞り値AVと撮影距離D(m)との関係は、
【数17】 であるから、(13)、(16)式より
【数18】 となる。(18)式のKに(16)式を代入すると、
【数19】
【0044】次に、(19)式の両辺を対数式に変換す
ると、
【数20】 となる。
【0045】さて、(6)式と(20)式とを比較する
と、(6)式の
【数21】 は出力電圧VA15outの傾斜項、
【数22】 は定数項(レベルシフト項)、
【数23】 は変数項であり、同様に(20)式の
【数24】
【数25】 は第1の変数項、そしてSV−AVは第2の変数項であ
る。つまり、(6)式と(20)式とは相似である。従
って、(6)、(20)式の傾斜項、定数項、第1及び
第2の変数項を対応させれば出力電圧VA15outは撮影距
離の対数に比例して変化することになる。以下、同様
に、(8)、(12)式も距離の対数に対応する。また
OPアンプA16の入力電圧VA16inはそのまま第2の最
近撮影距離の対数に対応させてある。
【0046】以下、図1、図2による発光及び発光停止
動作を説明する。 (a)TTL調光モード時の動作: モード選択スイッ
チSW20はONし、スイッチSW22、SW23はOFFし
ている。またスイッチSW5はOFFしている。さて、レ
リーズ釦を第1ストロークまで押込むとトランジスタQ
1がONする。このときスイッチSW30はOFFなので
トランジスタQ30、Q33はOFFであるからOPアンプ
30露出制御回路1からの閃光用露出因子SV−AVを
出力する。この閃光用露出因子は接続端子T2を介して
接続点P0-11に伝達される。トランジスタQ22は閃光用
露出因子によってはONとならない。一方、モード選択
スイッチSW20がONであって、トランジスタQ3、Q
37、Q38がON(電源E1の電圧が正常なとき)のとき
にはトランジスタQ20、Q21、Q35はONになる。その
ためANDゲートG3の出力はLとなり、トランジスタ
31はONとなる。
【0047】ところで、電子閃光装置をカメラに装着し
て電源スイッチSW1、SW6をONにすると、発光ダイ
オードLED1は抵抗R50、接続端子T3を介して電源E
から微小電流を供給される。そのため露出制御回路1は
シンクロ秒時でシャッタを開閉するようになる。そし
て、メインコンデンサC3が充電完了するとトランジスタ
40はONされるから、発光ダイオードLED1は点灯
する。
【0048】さて、レリーズ釦を第2ストロークまで押
込むと、カメラの機械的シーケンスが始動してまずスイ
ッチSW30がONする。すると、トランジスタQ30、Q
33がONするから、OPアンプA30は閃光用露出因子の
発生を停止する。次にシャッタが全開するとシンクロス
イッチSW31が端子aからbに切換わる。そのため接続
端子T1を介してLを印加された起動信号発生回路3は
出力端子bに起動信号を発生する。発光制御回路6は起
動信号に応答して放電管5を発光させる。同時に、トラ
ンジスタQ36はOFFするから積分コンデンサC10は被
写体からの反射光に応じて充電される。そして、積分コ
ンデンサC10の充電電圧が基準電源E30の電圧よりも低
下するとコンパレータA31はHを発生してトランジスタ
32をONする。これによって、トランジスタQ22のベ
ースは端子T2、トランジスタQ32、Q33を介して給電ラ
インGNDに接続されるからトランジスタQ22はONす
る。そのため、ANDゲートG2はH(第1発光停止信
号)を発生し、発光制御回路6に印加する。そのため放
電管5の発光は停止される。撮影終了するとトランジス
タQ36がONして積分コンデンサC10を短絡する。
【0049】(b)全発光モード時の動作: モード選
択スイッチSW20はOFFし、スイッチSW22、SW23
はOFFしている。またスイッチSW5もOFFしてい
る。さて、レリーズ釦を第1ストロークまで押込むとス
イッチSW20のOFFによってトランジスタQ20、Q21
はOFFするからトランジスタQ35はOFFである。そ
のため、OPアンプA30から閃光用露出因子が接続端子
2を介して接続点P0-11に伝達される。このときトラ
ンジスタQ22はOFFである。次に、レリーズ釦を第2
ストロークまで押込むとスイッチSW30がONになるか
ら前述と同様にOPアンプA30は閃光用露出因子の発生
を停止する。そして、シンクロスイッチSW31が端子b
を選択すると起動信号発生回路3が起動信号を発生する
から放電管5が発光開始する。一方、トランジスタQ35
がOFFのためにTTL発光量検出回路50は作動しな
いからトランジスタQ32、Q22はONしないからAND
ゲートG2はH(第1発光停止信号)を発生しない。よ
って、放電管5は公称ガイドナンバー分の全発光を行な
って発光を終了する。
【0050】(c)TTL調光分割発光モード時の動
作: モード選択スイッチSW20、スイッチSW22、S
23はONしており、スイッチSW5はOFFしている。
このモードのときレリーズ釦の第1ストローク、及び第
2ストロークへの押込み及びその後の調光動作等はTT
L調光モード時の動作と全く同一であるが、これに次の
動作が加わる。即ち、放電管5が発光開始すると、その
ときの放電電流が積分回路7によって積分され、その結
果分割発光量分の発光が行われたことが検出されると、
第2発光停止信号が発光制御回路6に印加される。その
ため発光制御回路6は第1発光停止信号と第2発光停止
信号のうち発生点刻の早い方の信号に応じて放電管5の
発光を停止する。第1発光停止信号による発光停止であ
れば適正露出が得られるが、第2発光停止信号による発
光停止では適正露出を得るとは限らない(多分不適正で
ある)。それは、第2発光停止信号は被写体照明が適正
であるか否かに基づくものではなく、前記分割発光量と
いう便宜上の発光量に基づいて発生されるからである。
【0051】(d) 全発光・分割発光モード時の動
作: このとき、モード選択スイッチSW20はOFF
し、スイッチSW22、SW23はONしている。また、ス
イッチSW5はOFFである。このモードのときの動作
はスイッチSW20がOFFのためにANDゲートG2
らの第1発光停止信号が発生されないこと以外は前述の
TTL調光・分割発光モード時の動作と同じである。従
って、第2発光停止信号による分割発光量の発光のみが
行なわれる。以上の(3-a)、(4-a)の動作はカメ
ラにモータドライブ装置を装着して連続閃光撮影を行う
ときに便利である。つまり、撮影距離が一定(比較的近
距)にあるような被写体を選択しておけば、分割発光量
でも適正露出を得ることができる。一方、充電完了時の
メインコンデンサC3はこのような被写体であれば数回
の発光を賄うくらいのエネルギーを蓄えているので連続
閃光撮影が可能となる。
【0052】図3に表示部40の第1実施回路例を示
し、図4にその外観図を示す。図3において、基準電圧
源E40は絶対温度比例の電圧を発生する。複数の分圧抵
抗R40〜R45は基準電圧を互いに等しい電圧差をもった
複数の参照電圧を発生する。第1のコンパレータ群CP
1-1〜CP1-5は端子P3を介してOPアンプA17の出力
電圧(最遠撮影距離あるいは唯一の撮影距離)を比較入
力とする。第2のコンパレータ群CP2-1〜CP2-4は端
子P5を介して最大電圧選択回路の出力電圧(第1、あ
るいは第2最近撮影距離)を比較入力とする。モード選
択スイッチSW20がONで端子P12がHのとき(TTL
調光モード、TTL調光・分割発光モード時)には第1
のNANDゲート群G1-1〜G1-4はHを出力するから、
ANDゲート群G3-1〜G3-4はそれぞれ対応する第1の
コンパレータ群の論理出力と第2のNANDゲート群G
2-1〜G2-4の論理出力によって定まる論理出力を発生す
る。即ち、第1のコンパレータ群CP1-1〜CP1-5の各
々は、モード選択スイッチSW20がONのときにOPア
ンプA17から出力される最遠撮影距離に応じた電圧がそ
れぞれの参照電圧よりも高ければHを出力するし、第2
のコンパレータ群CP2-1〜CP2-4の各々は第1あるい
は第2最近撮影距離に応じた端子P5の入力電圧がそれ
ぞれの参照電圧よりも高ければHを出力する。また第2
のNANDゲート群G2-1〜G2-4はそれぞれ対応する第
2のコンパレータ群の出力がLのときにHを、逆にこれ
がHのときにはLを出力する。従って、スイッチSW20
がONのときには、ANDゲートG3-1〜G3-4は最遠撮
影距離と最近撮影距離(第1、第2最近撮影距離を総称
する)との間の撮影距離に対応したものがHを出力す
る。次に、モード選択スイッチSW20がOFFのときに
は第2のNANDゲート群G2-1〜G2-4はHを出力し、
また端子P3には全発光モードあるいは全発光モード・
分割発光モード時の撮影距離に対応したOPアンプA17
の出力電圧が入力される。そして、このときのOPアン
プA17の出力電圧よりも高い参照電圧を入力とするコン
パレータはLを出力し、逆に低い参照電圧を入力とする
コンパレータはHを出力する。そこで、例えば、コンパ
レータCP1-1、CP1-2がLを出力し、コンパレータC
1-3〜CP1-5がHを出力していたとすると、第1のN
ANDゲート群のうちNANDゲートG1-2のみがHを
出力し、またコンパレータCP1-3がHを出力しているか
らANDゲートG3-2のみがHを出力する。このよう
に、モード選択スイッチSW20がOFFのときには適正
露出を得る唯一の撮影距離に対応するANDゲートがH
を出力する。発光ダイオードL2〜Ln-1は対応するAN
DゲートのH出力で点灯する。パルス発生器70はOR
ゲートG15の出力がLのときにHを出力し、これがHに
転ずると、H、Lを交互に出力する。
【0053】以下、表示動作を説明する。 (i) TTL調光モード又はTTL調光・分割発光モ
ードのとき: このとき図1のカメラと図2の電子閃光
装置は接続されている。モード選択スイッチSW20がO
NしてANDゲートG3の一方入力端子にHを印加する
が、トランジスタQ35、Q37、Q38及びトランジスタQ
20、Q21がONのため(電源E1の電圧が充分あると
き)、ANDゲートG3はLを表示部の端子P1に印加す
る。OPアンプA10は接続点P0-11の電圧を入力とす
る。端子P2は発光前には調光成否検出回路30からL
が印加されている。モード選択スイッチSW20がONの
ため、コンパレータA22は接続点P0-19の電圧(最小電
圧選択回路の出力)を入力とし、またコンパレータA23
は最大電圧選択回路の出力を入力とする。TTL調光モ
ードのときモード選択スイッチSW20のONにより端子
12はHとなる。なお、スイッチSW9、SW24はOFF
で端子P13はLとする。以上のことを前提とすると条件
に応じて以下の動作が行われる。 ・最遠撮影距離>レンズ設定距離>最近撮影距離のと
:まず、メインコンデンサCの充電電圧が発光可能な
下限値を超えるとコンパレータA19の出力(端子P11
入力)はHに転ずるが、コンパレータA20の出力(端子
10の入力)はLのままである(メインコンデンサC3
が未充電完了のため)。そこで、最遠撮影距離>レンズ
設定距離>最近撮影距離の条件を満足すると、コンパレ
ータA18の出力(端子P4の入力)はLになる。また、モ
ード選択スイッチSW20がONのためコンパレータA22
は接続点P0-19の電圧[第1、第2補正電圧(及び必要
なら第3補正電圧)によって定まる最遠撮影距離に対応
した電圧]を入力とし、コンパレータA23は最大電圧選
択回路の出力電圧(第1あるいは第2限界電圧によって
定まる最近撮影距離に対応した電圧)を入力としてい
る。このコンパレータA22、A23は可変抵抗VR10の端
子電圧を共通の入力としているので、上記条件のときに
はコンパレータA23の出力(端子P9の入力)は共にH
となる。一方、可変抵抗VR10の端子電圧(コンパレー
タA21の負入力電圧)は基準電圧E21よりも低い電圧の
範囲で変化するので、コンパレータA21の出力(端子P
7の入力)はHとなる。
【0054】そのため、ゲートG11、G12、G18はHを
出力し、ゲートG10、G13〜G17はLを出力する。NA
NDゲートG10がLを出力することによって、発光ダイ
オードL2〜Lnのうち最遠撮影距離と最近撮影距離との
間の撮影距離に対応した発光ダイオードが点灯し、TT
L調光によって適正露出が得られる撮影距離を表示す
る。一方、NANDゲートG12がHのために発光ダイオ
ードLED9、LED10は点灯しない。また、NANDゲ
ートG18がHを出力するから、トランジスタQ40はOF
Fとなる。一方、電源スイッチSW6のONによりカメラ
の発光ダイオードLED1には端子T3を介して微小電流
が供給されているから、カメラのシャッタ秒時はシンク
ロ秒時に設定される。
【0055】次に、メインコンデンサC3が充電完了す
るとコンパレータA20の出力(端子P10の入力)がHに
転ずるから、NANDゲートG12、G18の出力がHに転
ずる。そのため、発光ダイオードLED10、LED11
点灯してレンズ60で設定されたレンズ設定距離が上記
条件を満足していることを表示する。また、このときメ
インコンデンサC3が充電完了しているから最遠撮影距
離は伸びているが、第2補正電圧の作用により発光ダイ
オードL2〜Lnの点灯数はその分だけ増加している。A
NDゲートG18がLを出力するとトランジスタQ40はO
Nになるからカメラの発光ダイオードLED1は点灯し
てメインコンデンサC3の充電完了を表示する。
【0056】尚、レンズ60が可変抵抗VR10を有さな
いときには接続端子T6は開放状態になるのでコンパレ
ータA21の出力(端子P7の入力)はLに転ずるので、
NANDゲートG12、ANDゲートG14は他の入力とは
無関係にLを出力する。よって、このときには発光ダイ
オードLED10、LED11は点灯しないから、発光ダイ
オードL2〜Lnによって表示される撮影距離の範囲内で
レンズの距離を設定すればよい。 ・最遠撮影距離<最近撮影距離のとき:このときにはコ
ンパレータA22の出力(端子P8の入力)、コンパレータ
23の出力(端子P9の入力)のいずれか一方がHとな
り、他方がLとなる。そこで、メインコンデンサC3が発
光可能電圧の下限値を超える程度までしか充電されてい
ないとすると、NANDゲートG10はLを、NANDゲ
ートG12はHを出力しているから、このときには発光ダ
イオードL2〜Lnによる撮影距離表示のみが行なわれ
る。
【0057】次に、メインコンデンサC3が充電完了す
るとNANDゲートG12の出力はLに転ずるから発光ダ
イオードLED10、LED11のいずれか一方が点灯す
る。一方、NANDゲートG13がHを出力しているため
に、充電完了により端子P10がHに転ずると、ORゲー
トG15はHを出力する。これによってパルス発生器70
が作動するからNANDゲートG18はH、Lを交互に出
力する。従って、カメラの発光ダイオードLED1は点
滅することにより、メインコンデンサC3の充電完了
と、レンズの距離設定が不適当であることを表示する。
そこで、撮影者は両発光ダイオードLED10、LED11
が点灯するようにレンズ60のフォーカシング環を操作
する。そして、両発光ダイオードLED10、LED11
点灯すれば、ゲートG13〜G15の出力はLに転ずるから
カメラの発光ダイオードLED1は点灯し閃光撮影の可
能なことを表示する。
【0058】・最遠撮影距離<最近撮影距離のとき:こ
れは、絞り値とフィルム感度の組合せ不適当、メインコ
ンデンサC3の充電不足及び光学系31の設定不良が原
因となる。そのため、コンパレータA18の出力(端子P
4の入力)はHとなる。そのためNORゲートG11の出
力はL、NANDゲートG10、G12、G18の出力はHと
なる。そのため、発光ダイオードL1が点灯し、発光ダイ
オードL2〜Ln、LED10、LED11、LED1は消灯
する。この状態は上記原因が全て除去されない限り持続
する。
【0059】さて、以上の表示動作に応じて撮影距離を
設定したり、不良原因を除去して閃光撮影の準備を完了
した後にカメラをレリーズするとTTL測光による自動
発光量制御が行われる。一方、シンクロ接点SW31が端
子bに切換わるとトランジスタQ20がOFFになるから
ANDゲートG3の出力(端子P1の入力)はHに転ず
る。するとNORゲートG11はLを、そしてNANDゲ
ートG10はHを出力するから発光ダイオードL2〜Ln
消灯する。また、NANDゲートG18はNORゲートG
11の出力がLの間Hを出力するから、この間カメラの発
光ダイオードLED1は消灯する。また閃光発光により
メインコンデンサの充電電圧が低下すると端子P10がL
に転ずるため発光ダイオードLED10、LED11も消灯
する。一方、ORゲートG15はHを出力してパルス発生
器70を作動させるがNANDゲートG18はNORゲー
トG11の出力がLの間Hを出力する。
【0060】さて、発光量が所定値に達するとANDゲ
ートG2の第1発光停止信号によって放電管5の発光は
停止される。この場合には調光成否検出回路30の出力
はLのままであるから、閃光撮影終了後にシンクロスイ
ッチSW31が端子aに切換われば上述の表示動作が繰り
返される。逆に発光量が所定値に達しなければ調光成否
検出回路30は一定時間Hを出力するからANDゲート
16はHを出力する。従って、閃光撮影終了後にシンク
ロスイッチSW31が端子aに切換わってNORゲートG
11がHを出力すると、NANDゲートG18はH、Lを交
互に出力し、カメラの発光ダイオードLED1を点滅さ
せる。これによって調光失敗が表示される。
【0061】尚、図1、図2のカメラと電子閃光装置と
の接続を行なったときに、何等かの原因で閃光用露出因
子SV−AVが電子閃光装置側に伝達されないときには
スイッチSW21を端子bに切換えれば、OPアンプA10
は接続点P0-12に発生する閃光用露出因子を入力する。
そのため、カメラ側の絞り値、フィルム感度を可変抵抗
VR4、VR5で手動設定すれば上述の表示動作が行われ
る。
【0062】(ii) 全発光モード又は全発光・分割発
光モードのとき:このとき図1のカメラと図2の電子閃
光装置は接続されているから端子P7はHである。モー
ド選択スイッチSW20はOFFしていてANDゲートG
3の出力(端子P1の入力)はLとなる。OPアンプA10
は接続点P0-12の電圧を入力する。端子P2は調光成否
検出回路30から常時Lを印加される。スイッチSW20
のOFFにより端子P12はLとなる。また、モード選択
スイッチSW20がOFFのためコンパレータA22は接続
点P0-18の電圧を入力とし、コンパレータA23は接続点
0-20の電圧を入力とする。尚、スイッチSW9、SW24
はOFFで端子P13はLとする。端子P12がLのときに
は発光ダイオードL2〜Lnは適正露出が得られる唯一の
撮影距離(以下、適正撮影距離という)に応じて1個の
み点灯する。この適正撮影距離に対応した電圧は先にも
述べたように端子P3の入力電圧である。
【0063】・適正撮影距離>最近撮影距離のとき:こ
のときコンパレータA18の出力(端子P4の入力)はL
であるから、NORゲートG11はHを出力し、発光ダイ
オードL1を点灯させない。さて、メインコンデンサの充
電電圧が発光可能電圧の下限値を超えると、コンパレー
タA19の出力(端子P11の入力)はHとなり、一方コン
パレータA20の出力(端子P10の入力)はLのままであ
る。このときNANDゲートG10はLを出力するから発
光ダイオードL2〜Lnのうちのいずれか1個が点灯す
る。もちろん、端子P3の入力電圧は第1、第2補正電圧
(及び必要なら第3補正電圧も)の情報を加味されてい
る。しかしながらNANDゲートG12の出力は未だHな
ので発光ダイオードLED10、LED11は点灯しない。
このとき必要なら発光ダイオードL2〜Lnによって表示
された適正撮影距離とレンズ設定の撮影距離とを合致さ
せれば、閃光撮影を行なってもよい。
【0064】次に、メインコンデンサが充電完了する
と、NANDゲートG12はLを出力する。一方、コンパ
レータA22、A23は可変抵抗VR10の端子電圧を共通入
力とすると共に接続点P0-18、P0-20の電圧を入力とし
ている。この接続点電圧は適正撮影距離に対応する電圧
を中心にして所定の不感帯幅をコンパレータA22、A23
間に与えている。そこで、レンズ設定距離(可変抵抗V
10の端子電圧)が該不感帯幅内にあるときにはコンパ
レータA22、A23の出力(端子P8、P9の入力)は共に
Hとなるから、発光ダイオードLED10、LED11が点
灯する。このときにはNANDゲートG13がLを出力す
るので、NANDゲートG18はLを出力し、カメラの発
光ダイオードLED1を点灯させる。これに対してレン
ズ設定距離(可変抵抗VR10の端子電圧)が前記不感帯
幅外にあるときには、レンズ設定距離が遠距離すぎるの
か、近距離すぎるのかに応じて発光ダイオードLE
10、LED11のいずれか一方が点灯する。するとNA
NDゲートG13、ANDゲートG14、ORゲートG15
Hを出力するのでパルス発生器70が作動する。従っ
て、NANDゲートG18はH、Lを交互に出力してカメ
ラの発光ダイオードLED1を点滅させる。これによっ
て、レンズ設定距離が適正撮影距離に合致していないこ
とが表示される。
【0065】尚、レンズ60に可変抵抗VR10が備えら
れていないとすると、コンパレータA21の出力(端子P
7の入力)はLとなるから発光ダイオードLED10、L
ED11は消灯する。このときには、発光ダイオードL2
nによって表示される適正撮影距離とレンズ設定距離
とを合致させる。メインコンデンサの充電完了でカメラ
の発光ダイオードLED1は点灯する。
【0066】・適正撮影距離<最近撮影距離のとき:こ
のときには発光ダイオードL2〜Ln、LED10、LED
11、LED1は消灯し、発光ダイオードL1が点灯する。
【0067】(iii) バウンス照明又は増灯発光モード
のとき:このとき、スイッチSW9、SW24の状態をOF
FからONに転ずると、NANDゲートG10、G12はH
を出力するから、発光ダイオードL2〜Ln、LED10
LED11による表示は行われない。しかし、メインコン
デンサC3の充電完了時に最遠撮影距離<最近撮影距離
又は適正撮影距離<最近撮影距離となっていてNORゲ
ートG11がLを出力したとすると発光ダイオードL1
点灯してこれを表示する。NORゲートG11がHであれ
ばメインコンデンサの充電完了でNANDゲートG18
Lを出力してカメラの発光ダイオードLED1を点灯さ
せる。
【0068】(iv) カメラと電子閃光装置の作動関係
が不整合のとき:代表的には、図2の電子閃光装置がT
TL調光機能を具備しないカメラに装着され、かつモー
ド選択スイッチSW20がONのときが挙げられる。この
ときANDゲートG3の出力(端子P1の入力)はHとな
るから、NORゲートG11はLを出力する。そのため、
NANDゲートG10、G12、G18はHを出力するから、
発光ダイオードL2〜Ln、LED1、LED10、LED
11は消灯する。尚、この動作はトランジスタQ1がOF
Fのとき、あるいは図1、図2のカメラと電子閃光装置
を接続したときに、スイッチSW1をOFF、スイッチ
SW5をONにしたときにも生起する。
【0069】図4に電子閃光装置の表示部の外観実施例
を示す。図4において、発光ダイオードL1にはNG
(ノングッド)記号が付されており、発光ダイオードL
2〜Lnには撮影距離目盛が付されている。発光ダイオー
ドLED10、LED11は矢印形状をしており、各発光ダ
イオードの矢示方向がレンズ60のフォーカシング環の
回転方向に対応している。つまみ71はフィルム感度設
定用のもので可変抵抗VR5に連動し、つまみ72は絞
り値設定用のもので可変抵抗VR4に連動している。
【0070】図5は表示部40の別の実施回路例であ
る。図3と同様の記号を付してある部分の動作は前述と
同じである。表示が図3と異なるのは距離範囲表示をセ
グメント表示器による直接数値を表示している点であ
る。アナログマルチプレクサ100はコントロール回路
108により周期的に端子P3、P5のアナログ入力電圧
を選択してA/D変換器101に伝達する。A/D変換
器101の出力はデータラッチ及び表示するためのセグ
メントデコードを行なうデコーダ回路102、103に
伝達される。デコーダ回路102、103はコントロー
ル回路108により100の動作と同期して入力データ
をラッチする。即ちデコーダ回路102は端子P3側入
力のデジタル化されたデータのみが所定周期でデータ記
憶、データリフレッシュを繰り返し、デコーダ回路10
3は端子P5側入力のデジタル化されたデータのみが所
定周期でデータリフレッシュ、データ記憶を繰返す。表
示駆動回路104、105はデコーダ回路102、10
3のデコード内容に従ってデジタル表示器106、10
7を駆動する。106、107はLEDセグメント表示
器、あるいはLCD、EC等のセグメント表示器であ
る。LCD、EC等の表示器の場合には暗所での表示確
認を可能とするために当然公知の方法によって照明され
ている。表示は次のように行われる。
【0071】端子P12がHの場合、即ちTTL調光モー
ド時はセグメント表示器106、107の両方による表
示が行われるべく表示駆動回路104、105はコント
ロール回路108により制御される。
【0072】前述のごとくNORゲートG11出力がLに
よる条件のときはセグメント表示器106、107によ
りNG1、又はそれに相当する文字パターンが表示され
る。NANDゲートG10出力がHになるとセグメント表
示器106により端子P3入力に基づく最遠撮影距離あ
るいは適正撮影距離が、また、セグメント表示器107
により端子P5入力に基づく最近撮影距離がそれぞれ表
示する。その他の動作は図3と同じであるので省略す
る。図6は図5の表示部の外観実施例である。
【0073】図7は距離表示を閃光装置だけでなくカメ
ラ側においても表示可能とした実施例でカメラ側での表
示制御に関する部分のみ示してある。従って、閃光装置
FL側は図3で示される回路に新たに付加される部分、
カメラCA側は図1で示される回路に新たに付加される
部分を主として示している。図1〜図3と同一作動する
回路要素には同一記号を付してある。
【0074】パルス発生器153は一定周期(数10m
s〜数100ms程度)のパルス(t1)を出力する。
トランジスタQ50はパルス(t1)が伝達されると一瞬
ONになりコンデンサC20を放電する。トランジスタQ
50の周期放電動作により、絶対温度比例の定電流源I20
とコンデンサC20により鋸歯状波が作られコンパレータ
50、A51の正入力端子に伝達される。定電流源I20
電流が絶対温度に比例しているのは前述のごとく、端子
3、P5の電圧が絶対温度に比例しているので、それを
温度に無関係の時間パルスに変換するためである。微分
及び波形整形回路150、151はコンパレータA50
51の出力がLからHに変化したときにパルス(t2
3)を出力する。パルス(t2)及び(t3)の周期は
パルス(t1)に等しいが、位相がパルス(t1)に対し
てそれぞれ異なる。パルス(t1)と(t2)の時間間隔
が端子P5に伝達される最近撮影距離に相当し、パルス
(t1)と(t3)との時間間隔が端子P3に伝達される
最遠撮影距離あるいは適正撮影距離に相当する。電子閃
光装置が全発光モードを選択すると端子P12はLとなる
からANDゲートG30は閉じ、ANDゲートG31が開
く。そのためパルス(t1)に同期して一定の時間遅れ
の後にワンショットマルチバイブレータ152よりパル
スが出力され、それがパルス(t2)と置換悪。パルス
(t1)とワンショットマルチバイブレータ152の出
力パルスとの発生時間間隔はパルス(t1)と(t2)と
の時間間隔よりも短く設定されている。後述するごとく
ワンショットマルチバイブレータ152がパルスを出力
しているときはカメラ側の近距離側の距離表示は例えば
「MANUAL」のごとき文字又は絵記号に切換わる。
端子P4がL、端子P11がH、端子P13がLのときゲート
33、G34を介してトランジスタQ51がパルス(t1
2、t3)によりON、OFFされ、このON−OFF
信号は接続端子T3を介してカメラ側に伝達される。P4
H、又はP11LでPLのときはゲートG33は閉じ、ゲー
トG35が開き、ワンショットマルチ155により、t1
より一定時間遅れたパルスが発生する。その時はt1
155の出力パルスとがゲートG34より出力され、トラ
ンジスタQ51を制御してカメラで伝達する。
【0075】P13HのときはゲートG33、G35が閉じ、
ゲートG36が開くので、ワンショットマルチバイブレー
タ154により、t1より一定時間遅れたパルスが発生す
る。このときはt1とワンショットマルチ154の出力
パルスとがゲートG34より出力されトランジスタQ51
制御してカメラへ伝達する。ワンショットマルチ15
2、154、155の遅れ時間はt2の最短時間より短
くかつ互いに異なる時間となっている。
【0076】抵抗R100を介してカメラの制御回路1’
へ伝達される信号は前述同様、抵抗R50による微少電流
以上のときカメラを閃光撮影モードに切換えるためのも
のであるが、トランジスタQ51のパルス的にONするこ
とによる誤動作を防止するために、コンデンサC21、抵
抗R100によりローパスフィルタとなっており(t1、t
2、t3)のパルスによる誤動作はない。トランジスタQ
40がONのときに、トランジスタQ51のパルス的なON
動作によりLED1は一瞬消灯するが、それは消灯とは視
認できない程度の早いパルスであるのでチラツキは発生
しない。コンパレータA52、基準電圧E100によりトラ
ンジスタQ51のONによるパルスのみを検出しており、
前述のトランジスタQ40の点滅動作には応答しない。
【0077】ワンショットマルチバイブレータ156は
コンパレータA52に生じるHレベルのパルスを入力され
るとその出力は所定期間(τ)Hレベルの持続信号を出
し、Hレベルの持続信号期間に新たにパルスが入力され
ると、新しいパルスを起点として更にHレベルの所定持
続時間が継続される。この持続時間はパルス(t1)の
発生からパルス(t3)の発生までの最大の時間(ω1
にこの持続時間(τ)を加算した値が(t1)の周期よ
りも短くなっている。従ってワンショットマルチ156
のHレベルの時間幅はω1+τとなっており、それは
(t1)の周期毎に発生する。ワンショットマルチ15
7はワンショットマルチ156の出力がLからHに変化
したときのみ出力する微分回路であり、SRフリップフ
ロップ158のセット入力Sにその出力は伝達される。
従ってパルス(t1)でフリップフロップ158はセッ
トされその出力はHになる。t1の次に伝達されるパル
スt2はゲートG40を介してフリップフロップ158の
リセット入力Rに伝達されてSRフリップフロップ15
8はリセットされ、その出力はLになる。抵抗R101
コンデンサC22により遅延回路が構成されており、これ
により(t1)でフリップフロップ158にリセットパ
ルスが伝達されるのを防止している。従ってフリップフ
ロップ158の出力はパルス(t1)の発生からパルス
(t2)の発生までの時間間隔(ω2)の間Hになる。1
59はワンショットマルチ156、フリップフロップ1
58の出力時間を計数するための基準パルス発生回路
で、ワンショットマルチ156、フリップフロップ15
8のHになっている期間、ゲートG38、G39が開いてカ
ウンター160、161にパルス数として時間が計数さ
れる。ワンショットマルチ156の出力がLに変化する
と、その変化によりワンショットマルチ164の所定時
間の遅延後にデータラッチ回路162、163にデータ
ラッチパルスを発生してカウンター160、161の計
数値が記憶され、その前の記憶値はリフレッシュされ
る。ワンショットマルチ164がデータラッチパルスを
発生するとそれから所定時間ワンショットマルチバイブ
レータ165により遅延されたカウンターリセットパル
スが発生してカウンター160、161の計数値はリセ
ットされ、次の計数を行うための待機状態となる。16
6は表示入力の切換機能を有する表示回路である。
【0078】1が通常撮影のときはSig−1ラインの
信号により表示データは1からの入力(AV、TV)側
になり、AV、TV値の露出設定値又は露出設定予定値
をそれぞれ表示器167、168を駆動して表示を行
う。1は閃光撮影モードのときはSig−1ラインの信
号により表示データはラッチ回路162、163の出力
に切換り、ラッチ回路162、163の記憶値に従った
距離表示を表示器167、168により行なう。
【0079】表示は次のように行われる。端子P4、P
13がL、端子P11、P12がHのとき、前述の(t1)、
(t2)、(t3)のパルスが発生されて、それは前述の
動作によりラッチ回路162にはω1+τ、即ち最遠撮
影距離あるいは適正撮影距離が記憶され、ラッチ回路1
63にはω2、即ち最近撮影距離が記憶される。ラッチ
回路162、163の記憶値に従って表示器167、1
68により距離表示が行われる。ラッチ回路162のω
1+τの記憶値は表示回路166に伝達されるときはτ
の項は常に除かれている。端子P12がL、即ち非調光モ
ードで端子P4、P13がL、端子P11がHのときはコン
パレータA51によるt2の代わりに、ワンショットマル
チ152の出力が代用される。このときはラッチ回路1
63によりワンショットマルチ152の所定時間が記憶
され、表示回路166はそれを識別可能となっている。
従って表示器167ではラッチ回路162の記憶値によ
り適正距離の表示が行われ、表示器168では「M」又
は「MANUAL」のごとき非調光モードであることを
識別可能な絵文字を表示する。
【0080】端子P4がH又はP11がLのとき、即ち閃
光撮影による適正露出の範囲が無いとき、又はメインコ
ンデンサC3が発光可能電圧まで充電されていないとき
はt1とワンショットマルチ155の出力パルスだけと
なる。それはラッチ回路163に記憶され、表示回路1
66がその状態を識別すると表示器167、168によ
る表示は消失状態となる。端子P13がHのときはt1
ワンショットマルチ154の出力パルスとなる。それは
ラッチ回路163により記憶、表示回路166により識
別されて表示器167は消失、表示器168は「BOU
NCE」の文字を表示して、閃光装置がバウンス撮影、
又は延長コードによりカメラ位置と異なった位置に閃光
装置が置かれていること、又は増灯発光による閃光撮影
が行われることを表示する。LED1の点灯、消灯、点
滅の動作は図1同様に行われる。
【0081】図8は図2の実施例に閃光装置単独で調光
する回路を付加した実施例である。図2と同一の回路要
素は同一の記号を付してある。スイッチSW50、S
51、SW52は互いに連動して設定されてあり、端子a
側のときTTL調光、端子b側のとき単独調光となる。
180は単独調光回路で、閃光装置側の受光素子PD20
による測光電流と、可変抵抗VR4、VR5に設定された
AV、SVの値に基づいて、ワンショットマルチ回路3
がトリガされてその出力端子bがHの期間光量積分の動
作を行ない、閃光発光が所定光量となるとスイッチSW
50のb端子をLにする出力を発生し、従ってスイッチS
50-52がb端子を選択している場合にはQ22がONす
ることにより前述同様調光動作が行われる。スイッチS
51がb端子を選択しているときはゲートG3の出力は
Lに保持されている。ゲートG3の出力は前述のごとく
TTL調光のときはカメラ側の条件と、閃光装置側の条
件が合致しないとTTL調光が行われないので、これが
合致していないときにH出力となる。しかし、単独調光
のときはカメラの条件と閃光装置の条件との前述のごと
き合致は必要ないので、特に警告する必要がないために
ゲートG3の出力をLに保持している。スイッチSW53
はTTL調光であってもカメラ側より距離表示のための
AV−SVの信号が伝達されていないときに閃光装置側
で設定可能なAV、SV(VR4、VR5)により距離表示
を行うためにb側に切換わるが、図1のごときカメラが
使用されている場合はa側が選択される。スイッチSW
20は調光、非調光を選択するスイッチで図2同様であ
り、スイッチSW20がONのときは調光モードが選択さ
れ、スイッチSW50〜SW52によりTTL又は、単独調
光モードが選択される。スイッチSW20がOFFのとき
はスイッチSW50〜SW52の選択モードとは無関係に非
調光モードが選択される。TTL調光モード時の距離表
示は前述同様である。単独調光モード及び単独調光・分
割発光モード時は可変抵抗VR4、VR5に設定されたA
V、SV値に従ってTTL調光モード及びTTL調光・
分割発光モード時それぞれ同様の距離表示が行われる。
全発光モードでは前述同様の適正距離の表示が行われ
る。
【0082】
【発明の効果】本発明は適正撮影距離を表示するのみな
らず撮影レンズからの距離信号と比較する事により適正
露出が得られない条件に於いては警告をだす構成となっ
ているため、誤った設定のまま撮影を行う恐れがない。
また近距離側、遠距離側どちらにずれているかも表示す
る様になっており正しい設定への変更も容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の閃光撮影用表示装置の実施例のカメラ
側回路図。
【図2】本発明の閃光撮影用表示装置の実施例の電子閃
光装置側回路図。
【図3】本発明装置の表示部の実施例の回路図。
【図4】図3の表示部の実施例の外観図。
【図5】本発明装置の表示部の別の実施例の回路図。
【図6】図5の表示部の実施例の外観図。
【図7】カメラ側における距離表示の実施例の回路図。
【図8】図2の実施例に閃光装置単独で調光する回路を
付加した実施例の回路図。
【符号の説明】
50、PD10、A31〜A33 測光装置 1 第2閃光情報を発生する手
段 T2 出力端子 SW30 検出する手段 Q30〜Q33、A30 伝達手段
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年11月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの電子閃光装置に
関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】カメラの撮影の為に閃光
発光する電子閃光装置において、絞り値情報とフィルム
感度情報とガイドナンバー情報とに基づいて適正な閃光
撮影可能距離を示す基準信号を作成する作成手段と、前
記基準信号に所定幅を与える調整手段と、撮影距離情報
が前記基準信号の前記所定の幅内にあるか否かを検出し
て検出結果を出力する検出手段と、表示手段と、前記検
出結果に基づいて前記表示手段を制御する表示制御手段
とを備えたことを特徴とする。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラに装着可能な電子閃光装置におい
    て、絞り値情報とフィルム感度情報とガイドナンバー情
    報とに基づいて適正な閃光撮影可能距離を示す基準信号
    を作成する作成手段と、前記基準信号に所定の幅を与え
    る調整手段と、撮影距離情報が前記基準信号の前記所定
    の幅内にあるか否かを検出して検出結果を出力する検出
    手段とを備えたことを特徴とする電子閃光装置。
JP3271327A 1991-10-18 1991-10-18 電子閃光装置若しくはそれを内蔵するカメラ Expired - Lifetime JPH07117680B2 (ja)

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JP3271327A Expired - Lifetime JPH07117680B2 (ja) 1991-10-18 1991-10-18 電子閃光装置若しくはそれを内蔵するカメラ

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