JPH05313409A - 乾式現像剤及び記録装置 - Google Patents

乾式現像剤及び記録装置

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JPH05313409A
JPH05313409A JP4117278A JP11727892A JPH05313409A JP H05313409 A JPH05313409 A JP H05313409A JP 4117278 A JP4117278 A JP 4117278A JP 11727892 A JP11727892 A JP 11727892A JP H05313409 A JPH05313409 A JP H05313409A
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toner
electrode
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diamagnetic
dry developer
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JP4117278A
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Masaichi Tanabe
政一 田辺
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Brother Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 アパチャー電極近傍へのトナー供給量を適正
化し、電極パターン状のトナー付着を防止することによ
ってアパチャー電極開口部へのトナー詰まりを抑えるた
めの構成を持つ乾式現像剤と、該乾式現像剤を用いた記
録安定性に優れた高品質な記録装置を提供すること。 【構成】 磁化された磁気記録性トナー1を摩擦帯電
し、反磁性体で構成された反磁性ゲート電極13の近傍
に供給する。磁気記録性トナー1は電極より反磁性によ
る斥力を受け、電極に付着せずに開口部15を通過して
トナー像を支持体23上に形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、開口部を備え、この開
口部を通過する帯電トナーの流れを変調制御する手段を
有する記録装置であって、複写機、プリンター等に適用
される記録装置、および、該記録装置に供される乾式現
像剤、特に1成分系絶縁性トナーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の記録装置は、トナー供給
源と、開口部を有するアパチャー電極と、対向電極とか
ら構成される。アパチャー電極は、絶縁層を介して、基
準電極と、多数の制御電極とから構成され、基準電極
と、制御電極とが重なる部分に開口部が設けられる。開
口部は、パンチまたはレーザー加工等の手段で形成する
ことができる。
【0003】上記アパチャー電極の形成は、通常、上記
絶縁層としてナイロン、ポリイミドなどの絶縁性高分子
フィルムやセラミック等の固体状絶縁物等で構成される
厚さ10〜1000μmの絶縁フィルム体を用い、この
両面に、銅等の導電体をスパッタリング等で薄膜状に形
成し、さらにこの薄膜上に電極パターンのマスクを施
し、非電極パターン部をエッチングで除去することによ
って行われる。
【0004】トナー供給源から帯電したトナーがアパチ
ャー電極の基準電極側に供給され、このアパチャー電極
によって、トナー流の上記開口部の通過が変調される。
そして、変調されたトナーは、対向電極の方向へ引き寄
せられて、この対向電極に搬送される支持体に付着し、
トナー像が形成される。この種の記録装置は、例えば、
米国特許第3689935号明細書及び図面に開示されてい
る。
【0005】上記のような構成の記録装置に於いては、
アパチャー電極の開口部がトナーによって穴詰まりを起
こすという重大な問題点があった。アパチャー電極開口
部にトナーが詰まると、印字不良を起こすばかりではな
く、制御電極と基準電極とがトナーを通して通電してし
まい、制御装置やアパチャー電極自身の破壊等の重大な
事故を引き起こすことがあった。
【0006】そこで、本出願人は、特願平2-196781号の
願書に添付した明細書及び図面に於いて、励振手段をア
パチャー電極に備え付けることによって、アパチャー電
極を振動させて、開口部に詰まったトナーをふるい落と
して記録安定性を飛躍的に向上させたものを提案した。
【0007】また、上記のような記録装置に供するため
の乾式現像剤としては、従来の一般的に用いられている
静電潜像現像用1成分絶縁性トナーが用いられてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うような従来の記録装置に於いて、アパチャー電極の基
準電極や、制御電極などの電極を構成する電極パターン
部と、非電極パターン部との間に、電界が生じることが
あり、この電界によって、アパチャー電極の電極パター
ン部または非電極パターン部のみに選択的かつ強固にト
ナーが付着し、開口部詰まりまたは開口部近傍へのトナ
ー供給量不足による印字薄れ等の問題が生じた。特にア
パチャー電極の基準電極に於いては、常に帯電トナーが
供給されるために、トナーが堆積し易く、この堆積が成
長して、ついには、開口部が詰まるという問題が生じ
た。
【0009】上記のように、電極パターン部と、非電極
パターン部との間に、電界が生じる原因は、上記のよう
なアパチャー電極の振動による大気との摩擦や、トナー
供給部から飛来したトナーのアパチャー電極への衝突等
によって、非電極パターン部が帯電し、通常接地されて
いる電極パターン部との間に電位差が生じることが挙げ
られる。
【0010】さらに、上記のようなアパチャー電極への
トナーの付着の度合は、トナー供給源からのトナー供給
量が多いほど顕著になっており、印字スピードの高速化
に対して大きな障害となっていた。このことは、アパチ
ャー電極開口部をトナーが通過していない、すなわち
『印字オフ』の状態でも、トナーがトナー供給源から次
々と供給されるため、アパチャー電極近傍でのトナー密
度が過剰になってしまうことが原因であった。そのため
に、『印字オフ』の状態でトナー供給を抑制するように
トナー供給量を制御しても、『印字オン』のときに供給
されたトナーの大部分が、上記開口部を通過しないまま
該開口部付近に残留するため、該開口部付近のトナー濃
度は非常に高くなったままの状態になり、上記のような
アパチャー電極へのトナー付着問題の解決には至らなか
った。
【0011】また、上記のような記録装置に供するため
の乾式現像剤としては、上記のような記録装置内のトナ
ー付着をトナー側の改良で防止するための特別な構成を
有する乾式現像剤は従来にはなく、その必要性が生じ
た。
【0012】本発明は、上述した問題点を解決するため
になされたものであり、上記のような構成の記録装置に
供するための乾式現像剤であって、特に、当該する記録
装置に対して、制御手段近傍への乾式現像剤供給量を適
正化すると同時に、制御手段へのパターン状の乾式現像
剤付着を防止し、制御手段開口部への乾式現像剤詰まり
を抑えることができる乾式現像剤と、該乾式現像剤を用
いた、安価で、記録安定性に優れた高品質な記録装置を
提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、電気的に導電性である電極膜を、絶縁層を
介して少なくとも2つ以上設け、該電極膜の重なった部
分に開口部を備え、該開口部を通過する乾式現像剤の流
れを変調制御する制御手段と、乾式現像剤を担持し、上
記制御手段に供給する現像剤供給手段と、上記制御手段
に対向して、上記現像剤供給手段の反対側に配置された
対向電極とから構成される記録装置の現像剤供給手段に
充填される乾式現像剤であって、該乾式現像剤中に硬磁
性材料または半硬磁性材料を含有し、電気的に絶縁性を
有することを特徴とする。
【0014】また本発明の記録装置は、電気的に導電性
である電極膜を、絶縁層を介して少なくとも2つ以上設
け、該電極膜の重なった部分に開口部を備え、該開口部
を通過する上記乾式現像剤の流れを変調制御する制御手
段と、上記乾式現像剤を担持し、上記制御手段に供給す
る現像剤供給手段と、上記制御手段に対向して、上記現
像剤供給手段の反対側に配置された対向電極とから構成
される記録装置に於いて、該電極膜が反磁性を示す反磁
性電極膜を有することを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の構成を有する本発明の乾式現像剤は、該
乾式現像剤中に硬磁性材料または半硬磁性材料を含有
し、電気的に絶縁性を有しており、本発明の記録装置に
よれば、反磁性電極膜は、電気的に導電性を有するとと
もに反磁性を示し、制御手段は、上記反磁性電極膜を、
絶縁層を介して少なくとも2つ以上設け、該電極膜の重
なった部分に開口部を備え、該開口部を通過する上記乾
式現像剤の流れを変調制御し、現像剤供給手段は、上記
乾式現像剤を担持して上記制御手段に供給し、対向電極
は、上記制御手段に対向して、上記現像剤供給手段の反
対側に配置される。
【0016】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。
【0017】図1は、本実施例の乾式現像剤の概略を示
す断面図である。
【0018】磁気記録性トナー1は、バインダー成分2
と、着色剤3と、磁気記録性粉体4と、外添剤5とから
構成されている。
【0019】上記バインダー成分2としては、ポリスチ
レン、ポリ−p−クロルスチレン、ポリビニルトルエ
ン、スチレン−p−クロルスチレン共重合体、スチレン
−ビニルトルエン共重合体等のスチレン及びその置換体
の単独重合体及びそれらの共重合体;スチレン−アクリ
ル酸メチル共重合体、スチレン−アクリル酸エチル共重
合体、スチレン−アクリル酸n−ブチル共重合体等のス
チレンとアクリル酸エステルとの共重合体;スチレン−
メタクリル酸メチル共重合体、スチレン−メタクリル酸
エチル共重合体、スチレン−メタクリル酸n−ブチル共
重合体等のスチレンとメタクリル酸エステルとの共重合
体;スチレンとアクリル酸エステル及びメタクリル酸エ
ステルとの多元共重合体;その他スチレン−アクリロニ
トリル共重合体、スチレン−ビニルメチルエーテル共重
合体、スチレン−ブタジエン共重合体、スチレン−ビニ
ルメチルケトン共重合体、スチレン−マレイン酸エステ
ル共重合体、スチレン−ジメチルアミノエチルメタクリ
レート共重合体等のスチレンと他のビニル系モノマーと
のスチレン系共重合体;ポリメチルメタクリレート、ポ
リブチルメタクリレート、ポリ酢酸ビニル、ポリエステ
ル、ポリアミド、エポキシ樹脂、ポリビニルブチラー
ル、ポリアクリル酸、フェノール樹脂、脂肪族または脂
環族炭化水素樹脂、石油樹脂、塩素化パラフィン、等が
単独または混合して使用できる。
【0020】着色剤3としては、従来より知られている
染料、顔料が使用可能であり、例えばフタロシアニンブ
ルー、インダスレンブルー、ピーコックブルー、パーマ
ネントレッド、レーキレッド、ローダミンレーキ、ハン
ザイエロー、パーマネントイエロー、ファーネスブラッ
ク、チャンネルブラック等のカーボンブラック、酸化第
2銅、マンガン−銅複合酸化物あるいは銅−クロム複合
酸化物系等の非磁性の染顔料などがある。
【0021】磁気記録性粉体4としては、磁気テープ等
の記録磁性体として一般に用いられているγ−Fe23
粉体、Co含有γ−Fe23粉体、CrO2粉体等を使
用することができる。
【0022】外添剤5としては、シリカ微粉末等の流動
性改質剤や、荷電制御剤を単独または複合して用いるこ
とができる。
【0023】また、上記磁気記録性トナー1中には、必
要に応じて、別の荷電制御剤、流動性改質剤や、ワック
ス状物質等を配合(内添)してもよい。
【0024】上記磁気記録性トナー1は、上記のような
構成で、バルク比抵抗が直流電圧印加時で1014Ω・c
m以上になるように調製されている。
【0025】図2は、本実施例の記録装置の概略を示す
構成図である。また、図3は、図2のうちの制御手段で
あるアパチャー電極11の周辺の一部分を拡大した概略
図である。また、図2、図3に於ける矢印8は、それぞ
れの図における『上』の方向を示すものであり、図2に
於いて、正電荷が『上』の方向に力をうけるような電界
の向きを、『正』の電界とする。
【0026】記録装置の内部には、トナー供給装置24
と、トナー流変調手段であるアパチャー電極11と、回
転して支持体を搬送できる対向電極21とが設けられて
いる。
【0027】トナー供給装置24は、軸架されたブラシ
ローラー32と、軸架された供給ローラー33と、掻き
部材34と、トナー案内板35とから構成されている。
【0028】上記ブラシローラー32は、金属などの導
電性心棒の外側に、導電性または絶縁性の植毛が埋設さ
れており、この植毛に圧接するように上記供給ローラー
33が配置されている。
【0029】上記供給ローラー33は、発泡性ウレタン
スポンジ層が、マグネットローラーを被覆するように構
成されており、上記磁気記録性トナー1を磁化しなが
ら、該供給ローラー33の表面上に上記磁気記録性トナ
ー1を担持する。
【0030】上記供給ローラー33と上記ブラシローラ
ー32とが圧接したところで、上記磁気記録性トナー1
は、上記ブラシローラー32の表面の植毛によって掻き
取られて上記ブラシローラー32上に担持される。
【0031】上記掻き部材34は、上記ブラシローラー
32を引っかくように配置されている。また、上記トナ
ー案内板35は、ブラシローラー32に担持された上記
磁気記録性トナー1が掻き部材34によって引掻かれる
ときに発生する上記磁気記録性トナー1のクラウドを上
記アパチャー電極11にまで案内するように設けられ
る。トナー案内板35は接地されている。上記ブラシロ
ーラー32と、供給ローラー33と、掻き部材34と、
トナー案内板35は、トナーケース25に覆われ、該ト
ナーケース25の内部に磁気記録性トナー1が貯蔵され
ている。
【0032】上記アパチャー電極11は、上記トナー案
内板35の約5mm上方に配置されている。このアパチ
ャー電極11は、図3に示すように、25μmの厚みの
樹脂フィルム12の上側に16本のデータ電極14と、
下側に8本の反磁性ゲート電極13とが互いに斜め格子
状になるよう設けられている。
【0033】上記データ電極14は、銅膜で構成されて
おり、上記反磁性ゲート電極13は、電気的に導体また
は半導体であり、反磁性を示すビスマス、アンチモン、
金、銀、ガリウム、ゲルマニウム、インジウム、タリウ
ム、亜鉛等を用いることができる。
【0034】開口部15は、上記アパチャー電極11を
真上からみた状態で、反磁性ゲート電極13とデータ電
極14とが交わる位置に直径約25〜500μmの穴が
設けられている。
【0035】反磁性ゲート電極13は、それぞれゲート
電極駆動素子17に接続されている。ゲート電極駆動素
子17は、走査回路19に接続されており、0ボルトが
順次一つの反磁性ゲート電極13に印加され、他の反磁
性ゲート電極13には、プラス75ボルトが印加され
る。下記のように、該反磁性ゲート電極13と接地され
たトナー案内板35との間の電位差によって、上記開口
部15に向かう上記磁気記録性トナー1の供給の有無を
制御するよう電界が形成される。
【0036】データ電極14はそれぞれデータ電極駆動
素子18に接続されている。データ電極駆動素子18
は、画像データ出力回路20に接続され、画像データに
応じてデータ電極14への印加電圧を0ボルトかプラス
75ボルトに切り替えられるように構成される。
【0037】図2に於いて、対向電極21は、マイナス
600ボルトの直流電源36に接続されており、該対向
電極21から上記開口部15内の範囲にわたって約1M
V/m(=1×106 V/m)の正の電界、すなわち飛
翔電界を生じさせている。
【0038】上記反磁性ゲート電極13、上記データ電
極14、上記ゲート電極駆動素子17、上記走査回路1
9、上記データ電極駆動素子18、及び上記画像データ
出力回路20は、すべて、アパチャー電極11に表面実
装されている。したがって、アパチャー電極11は、こ
れらの素子を全て搭載できるように電極膜のパターンが
形成されている。
【0039】アパチャー電極11は、スペーサ37に接
着されている。スペーサ37には、圧電素子38が設け
られている。該圧電素子38は、発振器39によって振
動電界が印加されるように構成される。スペーサ37
は、発振器39から印加される振動電界の作用で圧電素
子38が発生する振動を共振するように構成されてい
る。したがって、スペーサ37とともにアパチャー電極
11が加振される。
【0040】次に、本実施例の記録装置の動作について
説明する。
【0041】トナー供給装置24に於いて、磁気記録性
トナー1が、供給ローラー33上に担持され、ブラシロ
ーラー32に供給される。このとき磁気記録性トナー1
は、供給ローラー33、及びブラシローラー32と接触
しつつ摩擦帯電する。例えば、本実施例に於いてはプラ
ス(+)に帯電するものとする。
【0042】ブラシローラー32に担持された上記磁気
記録性トナー1は、ブラシローラー32の回転によっ
て、掻き部材34の位置にまで搬送される。この場所
で、掻き部材34によって、ブラシローラー32が掻か
れて該ブラシローラー32の植毛は弾性的に屈曲する。
そして、弾性による植毛の復元力の作用で、ブラシに担
持された磁気記録性トナー1が、回転に対して接線方向
に加速、飛翔する。この結果、上記磁気記録性トナー1
のクラウドが発生し、トナー案内板35によって案内さ
れながら、アパチャー電極11の真下まで飛行する。
【0043】飛来した上記磁気記録性トナー1のクラウ
ドの流れは、アパチャー電極11によって以下のように
変調される。
【0044】一つの反磁性ゲート電極13に0ボルトを
印加し、他の反磁性ゲート電極13にはプラス75ボル
トを印加する。プラス75ボルトが印加された該反磁性
ゲート電極13には、トナー案内板35から該反磁性ゲ
ート電極13に向かって負の電界が生じるので、プラス
電荷を持つ上記磁気記録性トナー1が上記開口部15の
近傍に供給されなくなる。該反磁性ゲート電極13に0
ボルトの電圧を印加したときには、該反磁性ゲート電極
13と上記トナー案内版35との間には電界は発生しな
いので、磁気記録性トナー1が飛行による慣性で上記開
口部15の近傍に供給される。
【0045】0ボルトが印加された一列の反磁性ゲート
電極13に設けられた開口部15に於いて、供給されて
きたプラス帯電の上記磁気記録性トナー1の流れは、デ
ータ電極駆動素子18から印加される電圧によって以下
のように変調される。
【0046】データ電極14に0ボルトが印加されたと
き、該データ電極14と、同じく0ボルトである上記反
磁性ゲート電極13との間には電位差がないので、開口
部15の内部には、外部から正の飛翔電界が作用するた
めに、供給されたトナーがそのまま開口部15を通過す
る。開口部15を通過した磁気記録性トナー1は、対向
電極21によって形成されている飛翔電界によって、支
持体23に飛翔して付着する。
【0047】一方、75ボルトが印加されたデータ電極
14には、反磁性ゲート電極13とデータ電極14との
あいだの電位差のために、開口部15の内部に約3MV
/mの強度の負の電界が形成され正の飛翔電界を打ち消
すために、プラス帯電の上記磁気記録性トナー1が開口
部15を通過できない。
【0048】走査回路により、順次反磁性ゲート電極1
3に0ボルトを印加し、その反磁性ゲート電極13につ
ながる開口部のデータ電極14に画像信号に応じて0ボ
ルトかプラス75ボルトを印加することによって駆動
し、一列ずつ記録を行う。
【0049】反磁性ゲート電極13の走査が一巡した
ら、支持体23をドットピッチ分だけ移動して、上記の
プロセスを繰り返す。支持体が搬送し終わるまでに支持
体23の全面にトナー像が形成される。
【0050】上記開口部15の近傍に供給されたが記録
に関与しなかった上記磁気記録性トナー1は、上記反磁
性ゲート電極13に静電気的な鏡像力やファンデルワー
ルス力、液架橋力等によって付着しようとするが、これ
らの付着力は磁化された上記磁気記録性トナー1の磁化
と上記反磁性ゲート電極13の反磁性による磁気的反発
力によって相殺されるので、上記のアパチャー電極11
の振動加速度によって、付着しかけた該磁気記録性トナ
ー1を容易にふるい落とすことができる。以上の作用に
よって、記録中に開口部15の詰まりを生じることがな
い。
【0051】また、上記のように開口部15の近傍へ供
給される上記磁気記録性トナー1のうち、実際に開口部
15を通過してトナー像形成に寄与するものの割合は、
ベタ黒を出力する場合以外は一般的にはごく少なく、し
たがって開口部15近傍のトナー密度は過剰になろうと
するが、上記反磁性ゲート電極13から磁化された上記
磁気記録性トナー1を磁気的反発力の作用で遠ざけるこ
とによって、上記のトナー密度を、トナー供給不足を起
こさない程度に適当に抑えることができるので、上記反
磁性ゲート電極13と上記トナー案内版35との間の電
界によるトナー供給量制御の効果と併せて、アパチャー
電極近傍へのトナー供給量を適切に制御してアパチャー
電極へのトナー付着の抑制と記録濃度の安定化を達成す
ることができる。
【0052】以上説明したように、本発明の乾式現像剤
と、該乾式現像剤を用いた記録装置によれば、アパチャ
ー電極へのトナーの付着が抑えられると同時に、アパチ
ャー電極近傍へのトナー供給量の過剰化を防止して適切
なトナー濃度にすることが簡易な構成で達成することが
でき、信頼性の高い記録装置が提供される。
【0053】尚、本発明は、以上説明した実施例に限定
されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲に於い
て、訂正を加えることが可能である。
【0054】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明によれば、アパチャー電極上へのトナー付着、特に
電極パターン部または非電極パターン部のどちらか一方
への選択的な付着、堆積が防止されるので、アパチャー
電極開口部へのトナー詰まりを抑え、安価で、記録安定
性に優れた高品質な乾式現像剤もしくは記録装置を提供
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の乾式現像剤の概略を示す構成の断面
図である。
【図2】本実施例の記録装置の概略を示す構成図であ
る。
【図3】本実施例の記録装置のうち、アパチャー電極の
概略を示す構成図である。
【符号の説明】
1 磁気記録性トナー 4 磁気記録性粉体 11 アパチャー電極 13 反磁性ゲート電極 14 データ電極 17 ゲート電極駆動素子 18 データ電極駆動素子 21 対向電極 24 トナー供給装置 32 ブラシローラー 33 供給ローラー 34 掻き部材 35 トナー案内板 37 スペーサ 38 圧電素子 39 発振器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気的に導電性である電極膜を、絶縁層
    を介して少なくとも2つ以上設け、該電極膜の重なった
    部分に開口部を備え、該開口部を通過する乾式現像剤の
    流れを変調制御する制御手段と、 乾式現像剤を担持し、上記制御手段に供給する現像剤供
    給手段と、 上記制御手段に対向して、上記現像剤供給手段の反対側
    に配置された対向電極とから構成される記録装置の現像
    剤供給手段に充填される乾式現像剤に於いて、 該乾式現像剤中に硬磁性材料または半硬磁性材料を含有
    し、電気的に絶縁性を有することを特徴とする乾式現像
    剤。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の乾式現像剤を用いた記
    録装置であって、 上記電極膜が反磁性を示す反磁性電極膜を有することを
    特徴とする記録装置。
JP4117278A 1992-05-11 1992-05-11 乾式現像剤及び記録装置 Pending JPH05313409A (ja)

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