JPH0531353A - 移動槽による生産方式 - Google Patents

移動槽による生産方式

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JPH0531353A
JPH0531353A JP21310191A JP21310191A JPH0531353A JP H0531353 A JPH0531353 A JP H0531353A JP 21310191 A JP21310191 A JP 21310191A JP 21310191 A JP21310191 A JP 21310191A JP H0531353 A JPH0531353 A JP H0531353A
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延和 国光
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    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01JCHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
    • B01J19/00Chemical, physical or physico-chemical processes in general; Their relevant apparatus
    • B01J19/0006Controlling or regulating processes
    • B01J19/004Multifunctional apparatus for automatic manufacturing of various chemical products

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 容量の異なる移動槽に対する食料等の供給を
容易にする。 【構成】 容量の異なるそれぞれの槽をオープンタイプ
として、それぞれの槽が自動搬送台車に載置されて搬送
される搬送路を外部と遮断された空間部に形成し、前記
空間部の上部被覆を挿通して原料,副原料等の供給口を
空間部内に臨ませ、前記の供給口の下部に雫受け装置が
設けられている。 【効果】 槽をオープンタイプとしたので、槽の径の範
囲内であれば供給口より原料等が供給されるので正確な
位置決めを必要とせず、また、搬送路を外部と遮断され
た空間部に形成したので塵埃等の混入がない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、化学品,食品,塗料,
医薬品などの製造に好適な移動槽による多目的生産方式
に関する。
【0002】
【発明の背景及び従来技術とその問題点】従来の化学
品,食品,医薬品などの少品種多量生産においては、混
合,反応などに用いられる槽と槽は、それぞれ配管にて
固定的に接続されているのが一般的であり、その結果多
くの複雑な配管の敷設や配管の洗浄、更にはコンタミネ
ーションの排除といった問題点が残されていた。
【0003】一方、最近需要の多様化,個性化がすす
み、それらに対応するために製品の多様化が一段と進め
られており、その結果、多くの配管を敷設したプラント
による従来の少品種多量生産方式では対応できず、多品
種少量生産,多品種変量生産方式が主流となってきてい
る。すなわち、多数の原料,副原料は勿論のこと各種の
メジウム,着色剤などを用いて、従来の汎用的な商品よ
りも一段と個性的なそして機能的な商品を希望している
消費者の幅広いニーズに応えるために、商品コンセプト
を個別化,高機能化,高性能化,高級化指向とし、同一
の商品でもスペック,機能,デザインなどが異なるよう
な施策をとることにより新しい需要を掘り起こす傾向が
強まってきた。
【0004】従って、生産現場においても、市場動向に
直結した生産,在庫管理が可能で、そのうえ製品開発を
行うに際してもスピーディに対応するために簡単に試作
できるようにバッチ式にし、また、高品質を維持するた
めにコンタミネーションの排除を可能とするような生産
方式をとらなければならなくなってきた。
【0005】上記したような社会的な時流,要請に応え
るために、新しい多品種少量生産,多品種変量生産方式
の開発が以前から進められており、現段階では槽を移動
させる方式が前述したニーズを満たし、また効率もよく
最も望ましい生産方式と言われており、例えば、特開昭
60−186572号公報には塗料製造用タンクを自動
搬送台車に積載して、仕込み,撹拌,充填工程に設けら
れた各ステーション間を順次移動して塗料を製造するこ
とが開示されている。しかしながら、上記の公開公報に
よる開示は、極めて概念的なものに過ぎず、この種の移
動槽方式による生産システムにおいて必須な技術要素で
ある自動搬送台車からステーションへのタンクの移載な
らびに復帰・自動搬送台車ならびにタンクの位置決め、
タンクとステーション側の固定設備との配管接続,タン
クの洗浄などについては具体的には何も触れられていな
い。
【0006】例えば、上記したタンクをステーションへ
移載,自動搬送台車に復帰せしめる手段としてコンベヤ
方式の転動装置を採用しているが、その位置決め装置に
ついては何も触れていない。そして、コンベヤ方式で
は、重量のあるタンクの正確な位置決めは概して難し
く、仮に正確な位置決めがなされているとしても、複数
のタンクとステーションで構成されているこの種のシス
テムにおいては、それぞれが完全に互換性をもって正確
に接続する精度が要求され、実用的には、芯ずれ調整機
構などを有する自動接続装置がなければ配管,電源など
の接続が不可能であり、従ってタンクでの単位操作や自
動制御操作はできないこととなる。
【0007】一方、特開昭61−283337号公報で
は、少量多品種化学製品の製造方法が開示され、また、
移動式の混合反応処理装置が特開昭63−178834
号公報により開示されている。しかし、これらの開示に
よる移動槽は、いずれもクローズドタイプであり、槽の
洗浄は煩瑣となり、配管接続は頻繁に行われるので正確
な位置決め装置が必要となる。また、槽の容量は同一で
あることが前提となっているので、多品種変量生産には
不適である。更に、特開平2−16170号公報には、
例えば2〜5tの大容量の移動槽を用いることができる
塗料製造装置が提案されている。そして、この技術は、
塗料製造工程を練合域,溶解域に区分けし、それぞれの
域内にはステーションが設置されていて、ステーション
間の槽の移動は主として天井走行クレーンで行うもので
あり、練合域の移動槽と溶解域の受け槽は配管で接続さ
れている。従って、この技術は、多品種変量生産は可能
で、ドラム缶,コンテナバックなどに充填された原料な
ども容易に槽に投入することができるが、製造工程を二
つの域に区分けしているので、クレーン,槽の洗浄装
置,移動槽と受け槽など設備機器が重複するという問題
が残っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記した問
題点を解決し、槽を自動搬送台車に載置し、前記槽に主
原料,副原料等を供給せしめるとき、それ程正確な位置
決めを行わなくても充分に槽内に原料,副原料等が供給
でき、しかも、前記槽内に塵埃等が入らないようにした
移動槽による生産方式の提供を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る移動槽によ
る生産方式は、前記の目的を達成するために、径・高さ
等が異にする槽をそれぞれ載置した自動搬送台車が搬送
路に沿って各ステーションを移動してそれぞれ独立して
単位作業を行う移動槽による生産方式において、前記し
た槽をオープンタイプとし、主原料,副原料の供給部の
搬送路を覆う被覆部を設け、前記主原料,副原料の供給
口を前記上記被覆部に挿入せしめ、該供給口の下部に雫
受け係合離脱自在の装置を設置してあることをその特徴
とするものである。
【0010】
【作用】本発明に係る移動槽による生産方式は、径・高
さ等が異なるそれぞれの槽を自動搬送台車に載置して、
該自動搬送台車が搬送路に沿って各ステーションを移動
してそれぞれ独立して単位作業を行うものであり、前記
の自動搬送台車に載置される槽はそれぞれ径・高さ等を
異にするものが用いられるが、これらの槽をオープンタ
イプとしたので、原料や副原料の供給に当っては、正確
な位置決め装置を必要とせず、また、オープンタイプの
槽を用いた関係上、搬送路をクリーンルームとして前記
の槽内に塵埃等の侵入を防止し、また、雫受け装置を付
設することによって搬送路の汚染を防止している。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は、本発明の移動槽による生産方式を立体的とし
たものであって、2階に主原料,副原料供給ステーショ
ンA,副原料でもあるメジウムステーションB,また、
1階に撹拌ステーションC,払出しステーションD,洗
浄ステーションEが設置されている。Fは移動槽を昇降
させるエレベータ装置である。そして、前記した各ステ
ーショの位置,槽の移動手段は特に限定されるものでな
く、製品の生産量,品種の数あるいは槽の数,建屋の広
さ等を考慮して最適のレイアウトやステーション位置等
を決定すればよく、全ての設備を同一のフロアーに配置
しても差支えないものである。
【0012】本実施例による生産方式の概要について説
明すると、2は移動槽1を載置して2階に設けられた搬
送路に沿って自走する自動搬送台車で、前記した搬送路
の真上に主原料,副原料,メジウムが充填しているタン
ク20,30が設置されているので、移動槽1は各ステ
ーションで所定の主原料,副原料,メジウムを受入れた
後エレベータ装置Fで1階に下ろされ、撹拌機で撹拌,
混合して製品を製造し、払出しステーションにて所定の
容器に計量して払い出し、空になった移動槽は洗浄ステ
ーションに移動して洗浄され、再度エレベータ装置Fで
2階に持ち上げられるものである。
【0013】本実施例による移動槽1は、第2図に示す
ように、蓋体が付設されていないオープンタイプであっ
て、その底部に移動槽1より稍大きい円板状の台3が固
設され、該台3の底面には円環状の凹部4が穿設され、
自動搬送台車2に円環状に設けた凸状の脚部5が前記の
台3の底面に穿設された円環状の凹部4に嵌入させ、自
動搬送台車2上に移動槽1が載置固定され揺動すること
がないようにされている。6は前記した移動槽1の側壁
に貼付されたナンバープレートであり、7は自動搬送台
車2に設置された前記ナンバープレート6を識別する読
み取り装置、8は同様に自動搬送台車2に設けられた中
央制御室と情報を交換する受発信装置、9は自動搬送台
車2の下面部に設けられた位置決め装置である。そし
て、上記したナンバープレート6は汚れ等で識別が困難
となることもあるので、プレートに多数の突起物を突設
し、該突起物の数,組合せ等をそれぞれの移動槽1によ
って変化させ、その数,組合せで移動槽を特定し、近接
センサで識別するようにしてもよい。
【0014】本実施例における移動槽による生産方式
は、生産計画に基づいて全てロットごとにスケジュール
管理されているので、銘柄ごとにその生産量に応じて移
動槽を定め、該移動槽1に貼付されているナンバープレ
ート6に示されるナンバーで以後管理されることとな
る。すなわち、ナンバープレート6が貼付されている移
動槽1は、中央制御室(図示せず)からの情報,指示を
受けて所定のステーションにて所定の主原料,副原料,
メジウムを計量して受入れ、所要の作業をして製品を製
造し、決められた容器に計量したうえ払い出されるが、
これらの作業は全て中央制御室の指示により自動的に行
われ、生産計画に基づいてそれぞれ容量の異なる移動槽
1を使用することにより多品種変量生産を可能とするも
のである。このような生産方式においては、配管接続で
原料を移動槽1に受け入れるようにすると、それぞれの
移動槽1の径・高さ等が異なってくるので精度の高い位
置決め装置を必要とするので、本実施例においては、前
述したように移動槽1には蓋が付設されないオープンタ
イプ式の槽を用いることにした。従って、本実施例にお
いては、正確な位置決め装置を必要とせず、また、槽の
洗浄も容易に行うことができるものである。
【0015】前述したように、移動槽1はオープンタイ
プにしたので、空気中の塵埃等の混入を防止する必要が
ある。そのため本実施例においては、搬送路を被覆部1
0で覆うようにし、搬送路内をクリーンルーム化し、原
料タンク20の底部より垂設される払出し管21の下端
部を前記の上部被覆部10より下方に挿通し、前記払出
し管21の下端部をクリーンルーム内に臨ませてある。
また、原料タンク20等の底部を被覆部と共通させるこ
ともあり、この場合はタンクの底部でもある被覆部10
より払い出し管21を垂下させるようにする。そして、
前記した払出し管21からの雫を受けるために、雫受け
装置11が設けられている。前記の雫受け装置11は、
搬送路近傍に立設するサポート11に回動自在とされた
連結部15に横設するアーム13の先端に受け皿12を
付設させ、該受け皿12が、常時は払出し管21の真下
に位置するようにされ、移動槽1を載置した自動搬送台
車2が搬送路を走行して所定の原料などのタンク20の
下部で停止すると、前記の雫受け装置11の受け皿12
は連結部15を中心として旋回し、払出し管21は移動
槽1に臨んだ状態となり、原料などは払出し管21より
移動槽1に投入される。原料などの投入が終了すると、
雫受け装置11の受け皿12が旋回して払出し管21の
真下に位置するようにされ、払出し管21からの雫を受
けるものである。そして、受け皿12に溜った雫は、例
えばアーム13内に配管を内設するようにし(図示せ
ず)、該配管の先端を受け皿12に接続し、後端はサポ
ート14を経て系外の排出設備に接続するようにする。
【0016】第1図において、20は原料,副原料タン
クであり、これらはそれぞれ貯蔵タンク(図示せず)と
配管で接続されており、30は副原料でもあるメジウム
などが貯溜されているタンクである。そして、通常メジ
ウムなどはドラム缶などの容器に充填されているので、
本実施例ではドラム缶転倒投入装置31が、倉庫等より
所定のドラム缶を搬送し、メジウムタンク30に投入す
るようにしている。前記のドラム缶転倒投入装置31は
公知のものを用いるが、ドラム缶転倒投入装置について
は本出願人が先に提案した特願平2−268454号の
計量投入装置によるのが好ましい。また、前記したメジ
ウムタンク30は、半分が開閉自在とされる蓋体が付設
されているので、蓋体の半分を開けてドラム缶よりメジ
ウムを蓋の裏面に直接当てながら流し込むことによりメ
ジウムは完全に、かつ正確に投入されるものである。
【0017】Fは従来よりよく知られたエレベータ装置
であり、吊具40により移動槽1の台3を連結して移動
槽1を1階から2階へ、2階から1階へと容易に昇降さ
せるものであり、前記した原料,副原料などが投入され
た移動槽1は、前記のエレベータ装置Fにより1階に降
下され、降下された移動槽1はローラが付設された架台
41上に一時仮置される。50は天井走行クレーンで、
前記の架台41上に仮置された移動槽1を撹拌,混合ス
テーションC、払出しステーションDに移動させるため
に用いられる。また、前記した天井走行クレーン50に
代えてローラコンベヤで移動槽1を移動せしめることが
可能である。
【0018】Cは撹拌,混合ステーションで、移動槽1
の容量に応じて撹拌翼のサイズが異なる撹拌機が複数台
設置され、各撹拌機には、移動槽1に貼付されたナンバ
ーを識別する読取装置(図示せず)が付設されているの
で、撹拌機は移動槽ごとに定められた撹拌時間,撹拌度
を読み取って作業を行うものである。そして、前記した
ように、本実施例の移動槽1はオープンタイプであるの
で、撹拌時には、撹拌軸60に固設される蓋61を、撹
拌翼62を移動槽1内に下降したとき、前記の蓋60が
同時に移動槽1を密閉するようにされる。撹拌作業が終
了すると、撹拌翼62が移動槽1より上昇させて撹拌機
近傍に位置する撹拌翼洗浄槽(図示せず)まで旋回させ
た後、洗浄液が充填している撹拌翼洗浄槽内に撹拌翼6
2を沈降せしめ、該撹拌翼6を回転させながら洗浄され
る。
【0019】Dは払出しステーションであり、全ての作
業を終えた移動槽1は、前記した天井クレーン50で払
出しステーションの架台41aに置かれ、該架台41a
にはロードセル70が付設されているので該ロードセル
70によって計量しながら所定の容器71に製品の払出
しが行われる。こゝで、前記のロードセル70、移動槽
1からの製品の抜き取り、払出し装置はいずれも従来よ
り良く知られている公知のものを用いる。
【0020】Eは移動槽洗浄ステーションであり、該移
動槽洗浄ステーションEは、外室80と内室81より構
成されており、前記の内室81内には架台42bが設置
されており、払出しステーションDよりの移動槽1の移
動方向の外室80と内室81の両側壁12は上・下に開
閉自在なシャッタ84,84aが設けられており、前記
した払出しステーションDの架台41aと洗浄ステーシ
ョンEの架台41bにはコンベヤが設けられており、ま
た、両架台41a,41b間には伸縮自在なブリッジ
(図示せず)が付設されているので、移動槽1は払出し
ステーションDから洗浄ステーションに自由に出入でき
るものである。本実施例では、上記したように移動槽1
を完全に洗浄するために溶剤を含めた各種の洗浄液を使
用するので、外室80と内室81の二重構造としている
が、洗浄の程度によっては一室でもよい。
【0021】83は内室の上部に固設して駆動軸86に
設けられる洗浄翼82を回転,反転並びに昇降させる駆
動源であり、また、85は架台41bを昇降せしめるシ
リンダである。前記駆動軸86内には各種の洗浄液配管
(図示せず)が内設され、その先端は洗浄翼82の外壁
に開孔するノズル(図示せず)に連通し、その後端は洗
浄ステーション近傍に位置する洗浄液タンク(図示せ
ず)に接続している。内室の床部には洗浄液の排出溝
(図示せず)が設けられていて、洗浄液は処置された後
系外に排出される。また、必要に応じて内室81、外室
80の内壁には不活性ガス,エアーなどを吹き出す開孔
部(図示せず)を設け、これら不活性ガス,エアーなど
は洗浄ステーションEの外部から供給,外部に排出して
いるので、移動槽1の洗浄の際、安全並びに乾燥の面か
ら行うとよい。また、前記したように移動槽1が載置さ
れる架台41bは、シリンダ85を駆動することにより
昇降させることができるので、移動槽1はその底部まで
充分に洗浄ができ、また、洗浄翼82に付設する洗浄用
毛の毛足を長くするようにして移動槽の容量の大小にか
かわらず移動槽内壁を完全に洗浄するようにする。本実
施例において、槽の上下動装置等を設置するのは、多品
種の製品を高品質に生産することを目的とする生産シス
テムに使用されるものであるため移動槽の洗浄には完全
を期する必要があるからである。洗浄が終了すると、シ
ャッタ84,84aが開いて移動槽は洗浄ステーション
Eより外へ搬出され、移動槽はエレベータ装置Fで2階
へ上昇され、次の製品を製造するため主原料,副原料ス
テーションAに搬送される。
【0022】本実施例は、前記したような構成を有する
ものであり、多品種の製品を変量生産するのに1台の移
動槽で完結させるようにしたものである。そのため、各
銘柄ごとの生産量,使用する原料,メジウムとその量,
撹拌,反応条件などをインプットして最も効率のよい生
産計画を策定し、コンピュータに入力し、これに基づい
て、銘柄ごとに使用する移動槽を指定するが、移動槽に
はナンバープレートが貼設され、各槽ごとにナンバーが
決定しているので、各ステーションではそのナンバーを
読み取り、その移動槽にかゝわる生産条件が決定され、
その条件に従って自動的に作業が進められていくことと
なる。
【0023】従って、原料ステーションAでは、移動槽
のナンバーを読み取ることにより、原料とその量は決定
されているので、その原料タンクの下部へ移動槽は順次
移動して原料を受け入れる。原料受け入れに関し、本実
施例における移動槽はオープンタイプの槽を用いている
ので位置決めが多少不正確であっても充分原料の受け入
れは可能であり、しかも搬送路を覆うようにして軽いク
リーンルームを形成しているので、オープンタイプの移
動槽であっても塵埃などは一切混入することがなく。ま
た、ドラム缶等に充填されているメジウムについてもド
ラム缶、転倒装置を使用しているので、ドラム缶より容
易に払い出すことができる。
【0024】原料,メジウムが所定通り投入された移動
槽1はエレベータ装置で1階に降下され、クレーンで撹
拌ステーションに移動されて撹拌作業が行われ、終了後
払出しステーションに運ばれるが、前記の撹拌ステーシ
ョンにおいても移動槽のナンバーを読み取ることによっ
て撹拌時間などは決定され、払出しに際しても、所定の
容器を待機させ、該容器に所定の量が払い出され、空に
なった移動槽は洗浄ステーションに移動されて洗浄され
るものである。
【0025】本実施例による生産方式は、1台の移動槽
で生産が完結するので、コンタミネーションの恐れは一
切なく、槽を変えることにより変量の生産が可能となる
ものである。また、本実施例は工程のレイアウトを2階
式としているが、これに限定するものでなく、1階ある
いは3階式でも差し支えないものであり、原料,メジウ
ムタンクは第1図において一直線状に配置しているが必
要に応じてタンクを複数列あるいは同一円周上に配置す
ることも可能であり、更に、移動槽を各タンクの真下に
移動する代わりに、各タンクの供給用管をエアーシリン
ダなどで一ヶ所に順次移動せしめ、その場所に移動槽を
移動せしめてもよい。本実施例においては、撹拌,払出
し,洗浄ステーション間の移動槽の移動は、天井走行ク
レーンで行っているが、これは自動搬送台車を使用した
場合、レイアウトが複雑となり、自動搬送台車の効率が
悪くなるためであって、自動搬送台車,ローラコンベヤ
などで移動槽を移動させてもよいものであり、また、本
実施例では説明を簡略化するために、ステーションを主
原料,副原料,メジウム,撹拌,払出し,洗浄の6ステ
ーションとしているが、必要に応じて任意のステーショ
ンを配置することができるのは当然である。
【0026】
【発明の効果】本発明に係る移動槽による生産方式は、
径・高さ等を異にする槽をそれぞれ載置した自動搬送台
車が搬送路に沿って各ステーションを移動してそれぞれ
独立して単位作業を行う移動槽による生産方式におい
て、前記した槽をオープンタイプとし、該槽への主原
料,副原料,メジウム等の供給部の搬送路を外部と遮断
した空間部に形成し、前記主原料,副原料,メジウムの
供給口を前記空間部を形成する上部被覆部より挿入し
て、搬送路に臨ましせ、該供給口の下部に雫受け装置を
設置したので、径・高さ等を異にする槽を自動搬送台車
に載置して原料,副原料等の供給口に移動してきたと
き、前記の槽をオープンタイプとしたので、供給口に対
する停止は前記の槽の径の範囲内であれば槽に対する供
給は可能であり、左程正確な位置決めを必要としないこ
ととなり、容量を異にする各種の槽への供給は容易であ
り、また、前記したように槽をオープンタイプとしたの
で搬送路を外部と遮断した空間部に形成し、塵埃等の混
入を防止し、前記の原料,副原料等の供給口を前記の空
間部内に臨ませたので槽に対する供給は容易に行うこと
ができ、更に、供給口の下部には雫受け装置が設けられ
ており、供給口よりの雫を受けるので搬送路に対する汚
染は全くないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の生産方式の概略説明図
【図2】移動槽の説明図
【図3】搬送路部の説明図
【符号の説明】
A 原料,副原料供給部 B メジウム供給部 C 撹拌部 D 払出し部 E 洗浄部 F エレベータ装置 1 移動槽 2 自動搬送台車 6 ナンバープレート 10 上部被覆部 11 雫受け装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 径・高さ等が異にする槽をそれぞれ載置
    した自動搬送台車が搬送路に沿って各ステーションを移
    動してそれぞれ独立して単位作業を行う移動槽による生
    産方式において、前記した槽をオープンタイプとし、主
    原料,副原料の供給部の搬送路を覆う被覆部を設け、前
    記主原料,副原料の供給口を前記上記被覆部に挿入せし
    め、該供給口の下部に係合離脱自在の雫受け装置を設置
    してあることを特徴とする移動槽における生産方式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10310231A (ja) * 1997-05-08 1998-11-24 Nof Corp 待機装置付き移動槽方式
JP2008152383A (ja) * 2006-12-14 2008-07-03 Fuji Electric Systems Co Ltd 洗浄作業割付装置、洗浄作業割付方法、洗浄作業割付プログラム
JP2017111485A (ja) * 2015-12-14 2017-06-22 鹿島建設株式会社 移動式生産設備室及び生産システム
CN114307933A (zh) * 2022-02-17 2022-04-12 恒力盛泰(厦门)石墨烯科技有限公司 一种制备氧化石墨烯的设备及生产方法

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