JPH05313751A - ノッチフィルタ定数の設定方法 - Google Patents

ノッチフィルタ定数の設定方法

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JPH05313751A
JPH05313751A JP4113866A JP11386692A JPH05313751A JP H05313751 A JPH05313751 A JP H05313751A JP 4113866 A JP4113866 A JP 4113866A JP 11386692 A JP11386692 A JP 11386692A JP H05313751 A JPH05313751 A JP H05313751A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヘッド位置決め制御回路に関し、ノッチフィ
ルタの定数を自動的に設定することを目的とする。 【構成】 ヘッド4の位置信号を作成する位置信号作成
手段5と、ヘッド4の位置誤差を検出して、ヘッド4を
移動させるモータ3に供給する電流をノッチフィルタ2
を介して制御する制御手段1と、制御手段1がモータ3
に供給する電流に重畳して、所定の周波数範囲内の交流
信号を送出する発振手段6とを備えたヘッド位置決め制
御回路であって、発振手段6が送出した交流信号の周波
数に対応して、位置信号作成手段5が作成した位置信号
と、モータ3に流れた電流との比により得られる利得変
化特性を取得した後、取得した利得変化特性が所定の特
性からずれた波形の最大値と、波形の最大値の周波数
と、波形の幅とを検出し、ずれた波形を打ち消す周波数
特性を演算してノッチフィルタ2の定数を設定し直す処
理を所定の間隔で実行するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘッドが読取るサーボ情
報から作成された位置誤差信号に基づきヘッドの位置決
め制御を行うヘッド位置決め制御回路に係り、特にヘッ
ドの移動機構の共振を抑圧するために、ヘッド位置決め
制御回路内に設けられるノッチフィルタの定数を自動的
に設定するノッチフィルタ定数の設定方法に関する。
【0002】磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御回
路は、ヘッドの安定したオントラック制御を行うことが
必要であるが、ディスクエンクロージャのヘッドを保持
するアクチュエータ等の構成部品には、ヘッドを移動さ
せるボイスコイルモータに供給する電流の周波数に共振
するものがある。
【0003】このような共振は、ヘッドの安定したオン
トラック制御を困難にするため、ノッチフィルタによっ
てボイスコイルモータに供給する電流の共振周波数を抑
圧している。
【0004】ところで、ディスクエンクロージャの構成
部品の共振周波数は環境変化によって、その周波数や利
得が変動するため、オントラック制御が不安定となる
が、常に適切な抑圧が可能となるようにする必要があ
る。
【0005】
【従来の技術】図5は従来技術の一例を説明する図であ
る。従来の磁気ディスク装置のヘッド位置決め制御回路
においては、ディスクエンクロージャの構成部品の共振
周波数及びその利得を打ち消すように設定された固定の
ノッチフィルタが設けられている。
【0006】即ち、図5において、横軸に周波数をと
り、縦軸に利得をとると、に示す如く、ディスクエン
クロージャの構成部品が周波数Fを中心とし、利得+G
の共振周波数を持つ正弦波の場合、ノッチフィルタは
に示す如く、周波数Fを中心として利得−Gの正弦波を
持つものが用いられる。
【0007】そして、このノッチフィルタの周波数Fと
利得−Gは固定されており、ディスクエンクロージャの
構成部品の共振周波数が環境変化によって、その周波数
Fや利得+Gが変動することは考慮されていない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来はデ
ィスクエンクロージャの構成部品の共振周波数が環境変
化によって、その周波数Fや利得+Gの変動することが
考慮されていないため、磁気ディスク装置を使用中の環
境変化によるディスクエンクロージャの構成部品の共振
周波数を打ち消すことが出来ないという問題がある。
【0009】本発明はこのような問題点に鑑み、予め定
めた時間間隔でディスクエンクロージャの構成部品の共
振周波数と利得を測定し、その都度ノッチフィルタの定
数を設定し直すことにより、常に適切な抑圧を行い得る
ようにすることを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理を説
明するブロック図である。ヘッド位置決め制御回路は、
ヘッド4が読取るサーボ情報に基づき、このヘッド4の
位置信号を作成する位置信号作成手段5と、この位置信
号作成手段5が作成した位置信号からヘッド4の位置誤
差を検出して、このヘッド4を移動させるモータ3に供
給する電流をノッチフィルタ2を介して制御する制御手
段1と、この制御手段1が前記モータ3に供給する電流
に重畳して、このモータ3に所定の周波数範囲内の交流
信号を送出する発振手段6とを備えている。
【0011】そして、前記制御手段1は、前記発振手段
6が送出した交流信号の周波数に対応して、前記位置信
号作成手段5が作成した位置信号と、前記モータ3に流
れた電流との比により得られる利得変化特性を取得した
後、この取得した利得変化特性が所定の特性からずれた
波形の最大値と、この波形の最大値の周波数と、この波
形の幅とを検出し、このずれた波形を打ち消す周波数特
性を演算して前記ノッチフィルタ2の定数を設定し直す
処理を所定の間隔で実行する。
【0012】
【作用】上記の如く構成することにより、ノッチフィル
タ2の周波数特性を定める定数が所定の間隔で設定し直
されるため、ディスクエンクロージャの構成部品の共振
周波数や利得が環境変化により変動しても、この変動に
追従して常に適切な抑制を行うことが出来る。
【0013】従って、常に安定したヘッドのオントラッ
ク制御を実施することが出来る。
【0014】
【実施例】図2は本発明の一実施例を示す回路のブロッ
ク図である。サーボ復調回路15は、ヘッド4が読取る
サーボ信号に基づき、ヘッド4の位置信号をアナログ値
で作成し、A/D変換回路14に送出する。A/D変換
回路14は、このアナログ値の位置信号をディジタル値
に変換してプロセッサ8に送出する。
【0015】プロセッサ8は、この位置信号によりヘッ
ド4の位置制御を行うため、ノッチフィルタ2を経てD
/A変換回路9にモータ3に供給する電流を指示する信
号をディジタル値で送出する。従って、D/A変換回路
9は、プロセッサ8が送出するディジタル値をアナログ
値に変換して加算回路10を経てモータ駆動回路11に
送出する。
【0016】従って、モータ駆動回路11はプロセッサ
8の送出した信号に従い、モータ3を駆動する電流をモ
ータ3に供給する。従って、モータ3はヘッド4を移動
させ、指定されたトラックに位置付けすると、このトラ
ックをヘッド4が追従するように動作する。
【0017】プロセッサ8は電源が投入されてから、予
め設定された時間が経過する度に、発振回路12を制御
して最低の発振周波数を加算回路10に送出させる。従
って、加算回路10はプロセッサ8がヘッド4の位置制
御を行う信号に発振回路12が送出する交流信号を重畳
し、モータ駆動回路11に送出する。
【0018】従って、モータ駆動回路11は位置制御信
号に交流信号が重畳した信号によりモータ3に駆動電流
を供給するため、ヘッド4が追従中のトラックから交流
信号分ずれるようにモータ3が動作する。
【0019】このため、サーボ復調回路15はA/D変
換回路14を経て、このヘッド4のずれ量に対応する位
置信号xをプロセッサ8に送出し、モータ3に流れる電
流iは、A/D変換回路13によってディジタル値に変
換されてプロセッサ8に送出される。
【0020】ここで、プロセッサ8はG=x/iを演算
し、発振回路12が送出した周波数に対応して、メモリ
7に記憶させる。尚、プロセッサ8はこのデータ収集を
複数回実施して平均値を使用する。
【0021】プロセッサ8は続いて、発振回路12の発
振周波数を増加させ、上記同様にしてGを算出すると、
この時の発振回路12の発振周波数に対応して、算出し
たGをメモリ7に記憶させる。
【0022】この動作を繰り返し、発振回路12が発振
し得る最大周波数まで実行すると、メモリ7からGと周
波数を読出して、Gの周波数特性を調べる。図3は図2
の動作を説明する図である。
【0023】図3(A) のに示す如く、横軸に周波数
を、縦軸に利得をとると、一般に電流を指示して位置制
御を行う制御系では、周波数が高くなると利得が順次低
下し、1オクターブ(対数で1桁変わる単位)の範囲で
利得は−40dbとなる特性を持つ。
【0024】プロセッサ8はメモリ7から読出した利得
Gが描く周波数特性を調べ、図3(A) のに示す利得の
周波数特性からずれている波形を検出する。即ち、例え
ば、図3(B) の点線で示す波形は、ディスクエンクロ
ージャの機構部品の共振周波数特性を示す。
【0025】従って、プロセッサ8は、この点線で示す
波形の周波数と利得と波形の幅を検出して、ディジタ
ルフィルタとして構成されたノッチフィルタ2の定数を
設定する。
【0026】即ち、図3(B) の利得特性からのずれ量
が最大である点の周波数がF0で、ずれ量の最大値がG
で、波形の利得特性との交点であるF1点及びF2
点までの幅、即ち、F0より周波数が低い方の幅がf1
で、F0より周波数が高い方の幅がf2であるとする
と、ノッチフィルタ2の中心周波数をF0とし、f1と
f2とを比較して大きい方、本例の場合はf2をとり、
F2の周波数を求めて、ダンピング・ファクタfd=
(F2−F0)/F0を算出し、ダンピング・デプスは
Gとする。
【0027】例えば、図3(B) のに示す波形が、G=
25dbで、F0=4KHzで、F1=2.9KHzで、
F2=5.2KHzであるとすると、f1=4−2.9=
1.1KHzであり、f2=5.2−4=1.2KHzとな
る。
【0028】従って、f2がf1より大きいため、ダン
ピング・ファクタはfd=(F2−F0)/F0=
(5.2−4)/4=0.3となる。従って、ノッチフィル
タ2の特性は、F0=4KHzで、F1=4−(4×
0.3)=2.8KHzで、F2=4+(4×0.3)=5.2
KHzで、ダンピング・デプスG=25dbとなる。
【0029】プロセッサ8はノッチフィルタ2の定数を
更新し、上記の特性となるように設定する。図3(B) の
に示す波形は、ピーク値が一つではないなど多岐に渡
る場合があるが、一般論としては、ノッチフィルタのF
1とF2を算出して、この範囲内にある利得のピークを
包括するようなダンピング・デプスGを決定すれば、解
決する。
【0030】図4は図2の動作を説明するフローチャー
トである。プロセッサ8はステップ(1) で発振回路12
を発振させ、ステップ(2) でサーボ復調回路15が復調
した位置信号とモータ3に流れた電流値をA/D変換回
路14及び13を経て夫々読取り、利得を算出して発振
周波数に対応してメモリ7に格納する。
【0031】そして、ステップ(3) で発振周波数を増加
させ、ステップ(4) で発振周波数は上限に達したか調
べ、上限に達していなければ、ステップ(1) の処理に戻
り、上限に達していれば、ステップ(5) の処理に移行す
る。
【0032】プロセッサ8はステップ(5) でメモリ7に
格納された周波数と利得を読出し、−40db/1オク
ターブの線上から外れた波形の利得Gと、ピーク点の周
波数F0及び幅f1,f2を算出する。
【0033】そして、ステップ(6) で求められた利得G
とピーク点の周波数F0と幅f1及びf2からノッチフ
ィルタ2の定数を算出する。そして、ステップ(7) でメ
モリ7の最後まで計算したか調べ、最後まで計算してい
なければ、ステップ(5) の処理に戻り、最後まで計算し
たらステップ(8) でノッチフィルタ2の定数を設定して
動作を終了する。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明は環境変化に
よってディスクエンクロージャの機構部品の共振周波数
が変動しても、所定の時間間隔でその特性を測定し、ノ
ッチフィルタの特性を修正するため、常に共振周波数を
打ち消すことが出来る。
【0035】従って、ヘッドのオントラック制御を安定
して行うことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理を説明するブロック図
【図2】 本発明の一実施例を示す回路のブロック図
【図3】 図2の動作を説明する図
【図4】 図2の動作を説明するフローチャート
【図5】 従来技術の一例を説明する図
【符号の説明】
1 制御手段 2 ノッチフィルタ 3 モータ 4 ヘッド 5 位置信号作成手段 6 発振手段 7 メモリ 8 プロセッサ 9 D/A変換回路 10 加算回路 11 モータ駆動回路 12 発振回路 13、14 A/D変換回路 15 サーボ復調回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッド(4) が読取るサーボ情報に基づ
    き、該ヘッド(4) の位置信号を作成する位置信号作成手
    段(5) と、該位置信号作成手段(5) が作成した位置信号
    から該ヘッド(4) の位置誤差を検出して、該ヘッド(4)
    を移動させるモータ(3) に供給する電流をノッチフィル
    タ(2) を介して制御する制御手段(1) と、該制御手段
    (1) が該モータ(3) に供給する電流に重畳して、該モー
    タ(3) に所定の周波数範囲内の交流信号を送出する発振
    手段(6) とを備えたヘッド位置決め制御回路であって、 該発振手段(6) が送出した交流信号の周波数に対応し
    て、前記位置信号作成手段(5) が作成した位置信号と、
    前記モータ(3) に流れた電流との比により得られる利得
    変化特性を取得した後、該取得した利得変化特性が所定
    の特性からずれた波形の最大値と、該波形の最大値の周
    波数と、該波形の幅とを検出し、このずれた波形を打ち
    消す周波数特性を演算して前記ノッチフィルタ(2) の定
    数を設定し直す処理を所定の間隔で実行することを特徴
    とするノッチフィルタ定数の設定方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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