JPH05314144A - 生産管理システムおよび方法 - Google Patents
生産管理システムおよび方法Info
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- JPH05314144A JPH05314144A JP11915192A JP11915192A JPH05314144A JP H05314144 A JPH05314144 A JP H05314144A JP 11915192 A JP11915192 A JP 11915192A JP 11915192 A JP11915192 A JP 11915192A JP H05314144 A JPH05314144 A JP H05314144A
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- scheduler
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P90/00—Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
- Y02P90/30—Computing systems specially adapted for manufacturing
Landscapes
- Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
- Multi-Process Working Machines And Systems (AREA)
- General Factory Administration (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 オペレータのスケジュール作成労力を軽減す
る。 【構成】 特定の生産装置について生産スケジュールを
ホスト装置31において、作成し、ローカルステーショ
ンから入力された生産進捗状況と作成の生産スケジュー
ルとを比較することにより生産状況をモニタし、生産の
遅れを検出した場合は、生産装置の修正および/または
全体システムのスケジュールの新規作成をホスト装置3
1で実行する。
る。 【構成】 特定の生産装置について生産スケジュールを
ホスト装置31において、作成し、ローカルステーショ
ンから入力された生産進捗状況と作成の生産スケジュー
ルとを比較することにより生産状況をモニタし、生産の
遅れを検出した場合は、生産装置の修正および/または
全体システムのスケジュールの新規作成をホスト装置3
1で実行する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、スケジューラにより生
産管理を行う生産管理システムおよび方法に関する。
産管理を行う生産管理システムおよび方法に関する。
【0002】
【従来の技術】食べ物、自動車、LSI等に限らず、ゲ
ームやいわゆるビジネスソフト等のプログラムも含め
て、素材(ソフトの場合は計算機の言語)から意味を持
つ働きや反応、あるいは形状等を有する“もの”に作り
上げる営みを広義の生産と名付ける。この生産は、機械
や人が原材料となる素材に対して、少なくとも一度、一
般的には数百や数万の働きかけ、すなわち、加工を、連
続であるいは並行して実行した後、達成させる。このこ
とは、食べ物等の形ある物に限らず、計算機に特定の反
応や計算を実行させるプログラムに対しても同様な定義
が可能である。すなわち、目的とする機能を実現するた
めに、計算機が理解できるプログラム言語(例えばC言
語)を所望の数(計算機で言うところのステップ数)だ
け、磁気的なあるいは光学的なあるいは電子的な記録と
して並べたものを作ることとなるが、これは複数の、場
合によっては一人の、いわゆるプログラマーが上記のプ
ログラム言語で記述された計算機への実行命令を所定の
規則に従って並べていくことであり、これも一種の生産
とみなすことができる。
ームやいわゆるビジネスソフト等のプログラムも含め
て、素材(ソフトの場合は計算機の言語)から意味を持
つ働きや反応、あるいは形状等を有する“もの”に作り
上げる営みを広義の生産と名付ける。この生産は、機械
や人が原材料となる素材に対して、少なくとも一度、一
般的には数百や数万の働きかけ、すなわち、加工を、連
続であるいは並行して実行した後、達成させる。このこ
とは、食べ物等の形ある物に限らず、計算機に特定の反
応や計算を実行させるプログラムに対しても同様な定義
が可能である。すなわち、目的とする機能を実現するた
めに、計算機が理解できるプログラム言語(例えばC言
語)を所望の数(計算機で言うところのステップ数)だ
け、磁気的なあるいは光学的なあるいは電子的な記録と
して並べたものを作ることとなるが、これは複数の、場
合によっては一人の、いわゆるプログラマーが上記のプ
ログラム言語で記述された計算機への実行命令を所定の
規則に従って並べていくことであり、これも一種の生産
とみなすことができる。
【0003】以下の説明においては簡略化のために、代
表的な事例であるLSI生産を例とするが、このような
形あるものの生産に限定されず、上述のソフト生産をも
含むものであることは言うまでもない。
表的な事例であるLSI生産を例とするが、このような
形あるものの生産に限定されず、上述のソフト生産をも
含むものであることは言うまでもない。
【0004】従来の事例に見られる代表的なLSI生産
の考え方とその運用手法を説明する。LSIの一般的な
生産手順、すなわち、工程は例えば「日立にみる半導体
工場の現場経営:1990年、日刊工業新聞社刊、坂本
雄三郎著」等に詳しい。この中で述べられているよう
に、所望の機能を有するLSIを生産するためには、以
下の大まかな手順を踏襲する。まず、機能を実現するた
めに必要な微小電子部品の組合せ、いわゆる回路を決定
する。この回路を半導体基板の上に実現するためには、
個々の電子部品の配列を寸部違わず半導体基板の上に転
写する手法が必要である。
の考え方とその運用手法を説明する。LSIの一般的な
生産手順、すなわち、工程は例えば「日立にみる半導体
工場の現場経営:1990年、日刊工業新聞社刊、坂本
雄三郎著」等に詳しい。この中で述べられているよう
に、所望の機能を有するLSIを生産するためには、以
下の大まかな手順を踏襲する。まず、機能を実現するた
めに必要な微小電子部品の組合せ、いわゆる回路を決定
する。この回路を半導体基板の上に実現するためには、
個々の電子部品の配列を寸部違わず半導体基板の上に転
写する手法が必要である。
【0005】現在はいわゆるフォトリソグラフィの技
術、拡散の技術、エピタキシャルの技術、酸化の技術、
蒸着やスパッタの技術、エッチングの技術、アロイの技
術、検査の技術、スクライビング(分割)の技術、マウ
ント(ケースへの組み込み)の技術、ボンディング(電
気的な結線)の技術、等が少なくとも一度、ある技術に
至っては十度を越えて用いられる結果、目的とする機能
が半導体基板の中に作り込まれる。この機能が作り込ま
れた“もの”は生産の産物であり、製品と呼ぶことが多
い。この様子を図7に示した。なお、図中、実線の矩形
で囲まれた項目は、前記の技術を用いて半導体基板を加
工することを意味しており、通常“工程”と呼ばれるこ
とが多い。これらの工程は、半導体基板中に所望の半導
体デバイスを作り込むいわゆる基板工程とこれらのデバ
イスを相互に電気的に接続する配線を作り込む配線工程
に大別することもある。また、バイポーラLSIおよび
MOS LSIの記述があるが、これらを複合したBi
CMOS LSI等の生産も行われ、その場合は、両者
の工程を複合したものとなる。
術、拡散の技術、エピタキシャルの技術、酸化の技術、
蒸着やスパッタの技術、エッチングの技術、アロイの技
術、検査の技術、スクライビング(分割)の技術、マウ
ント(ケースへの組み込み)の技術、ボンディング(電
気的な結線)の技術、等が少なくとも一度、ある技術に
至っては十度を越えて用いられる結果、目的とする機能
が半導体基板の中に作り込まれる。この機能が作り込ま
れた“もの”は生産の産物であり、製品と呼ぶことが多
い。この様子を図7に示した。なお、図中、実線の矩形
で囲まれた項目は、前記の技術を用いて半導体基板を加
工することを意味しており、通常“工程”と呼ばれるこ
とが多い。これらの工程は、半導体基板中に所望の半導
体デバイスを作り込むいわゆる基板工程とこれらのデバ
イスを相互に電気的に接続する配線を作り込む配線工程
に大別することもある。また、バイポーラLSIおよび
MOS LSIの記述があるが、これらを複合したBi
CMOS LSI等の生産も行われ、その場合は、両者
の工程を複合したものとなる。
【0006】図7中に示した工程を実行するためには、
半導体基板の加工に用いる各種の装置を所定の領域に集
め、それらを人あるいはコンピュータで管理し運用する
必要がある。この所定の領域に集められた、人、コンピ
ュータ、装置の集合を生産のための“ライン”と呼ぶ。
ラインは、集められた装置の種類と数、運転のために配
置された人やコンピュータの数等で、単位時間(期間)
当りに生産できる製品の数量(スループット)が決ま
る。また、当該の製品が、生産開始から完成までどれだ
けの期間を要するか(要したか)を表すリードタイム
(TAT:TurnAround Time)等ライン
の能力を表すパラメータも決まることとなる。当然のこ
とであるが、スループットとTATは相互に密接な関係
があり、一般的には、スループットを大きくするとTA
Tは長くなる傾向がある。
半導体基板の加工に用いる各種の装置を所定の領域に集
め、それらを人あるいはコンピュータで管理し運用する
必要がある。この所定の領域に集められた、人、コンピ
ュータ、装置の集合を生産のための“ライン”と呼ぶ。
ラインは、集められた装置の種類と数、運転のために配
置された人やコンピュータの数等で、単位時間(期間)
当りに生産できる製品の数量(スループット)が決ま
る。また、当該の製品が、生産開始から完成までどれだ
けの期間を要するか(要したか)を表すリードタイム
(TAT:TurnAround Time)等ライン
の能力を表すパラメータも決まることとなる。当然のこ
とであるが、スループットとTATは相互に密接な関係
があり、一般的には、スループットを大きくするとTA
Tは長くなる傾向がある。
【0007】さて、LSI生産を目的としたラインで、
複数の品種を生産する場合を例に取り説明を進める。説
明を簡単にするため、LSI生産の一部をなす、“回路
の決定”は既に済み、所望の加工に必要なフォトマスク
や加工条件は決定されているとする。すなわち、LSI
の生産は図7に示すように、半導体基板である単結晶ウ
エハのラインへの投入で始まり、いくつかの工程を経て
信頼度試験を行い、製品となる。これらの工程を実行す
る手順の概略は図8に示した。この図において、必要に
して十分な数と種類を備えた装置群(図中、単純化して
一台で表示)、これらの装置を配置する低塵性(例えば
1ft3 中に0.3μm径以上の浮遊塵芥が10個以
下)のクリーンルーム(図では表現せず)、装置の動作
や加工に必要な、純水、各種ガス、電力、冷却水、排
水、排気等のいわゆるユーティリティ設備(図では表現
せず)、これらの集団をLSI生産のためにコントロー
ルする人およびコンピュータ(図中、実線で概念的に表
示)、等から構成される生産ラインに対して、 LSI生産計画を決定 LSIの生産単位であるロットの投入計画を決定 ロット投入計画に基づきラインの稼動(装置、人、ロ
ットの組合せで所定の工程を実行)計画を作成。ライン
稼動計画は、ラインを管理する人が時によっては計算機
をその手段に用いて作成する。加工する手順を明記した
ものは工程表と呼ぶ。
複数の品種を生産する場合を例に取り説明を進める。説
明を簡単にするため、LSI生産の一部をなす、“回路
の決定”は既に済み、所望の加工に必要なフォトマスク
や加工条件は決定されているとする。すなわち、LSI
の生産は図7に示すように、半導体基板である単結晶ウ
エハのラインへの投入で始まり、いくつかの工程を経て
信頼度試験を行い、製品となる。これらの工程を実行す
る手順の概略は図8に示した。この図において、必要に
して十分な数と種類を備えた装置群(図中、単純化して
一台で表示)、これらの装置を配置する低塵性(例えば
1ft3 中に0.3μm径以上の浮遊塵芥が10個以
下)のクリーンルーム(図では表現せず)、装置の動作
や加工に必要な、純水、各種ガス、電力、冷却水、排
水、排気等のいわゆるユーティリティ設備(図では表現
せず)、これらの集団をLSI生産のためにコントロー
ルする人およびコンピュータ(図中、実線で概念的に表
示)、等から構成される生産ラインに対して、 LSI生産計画を決定 LSIの生産単位であるロットの投入計画を決定 ロット投入計画に基づきラインの稼動(装置、人、ロ
ットの組合せで所定の工程を実行)計画を作成。ライン
稼動計画は、ラインを管理する人が時によっては計算機
をその手段に用いて作成する。加工する手順を明記した
ものは工程表と呼ぶ。
【0008】決められた稼動計画は、予定表や作業指
示の形で装置のオペレーションを担当する人に伝達。
示の形で装置のオペレーションを担当する人に伝達。
【0009】各装置担当者は、指示や予定表に基づ
き、ライン投入されたロットに所定の加工を実施。図8
で示したように“a”から“n”までの複数のロットが
ライン上に流れている時は、上記の手順で決定された指
示に基づき、順次、加工を実施。
き、ライン投入されたロットに所定の加工を実施。図8
で示したように“a”から“n”までの複数のロットが
ライン上に流れている時は、上記の手順で決定された指
示に基づき、順次、加工を実施。
【0010】所定の期間または工程の加工が済んだ時
点で、加工の進捗度、装置の稼動状態(正常か、メンテ
ナンスは必要か、等)等、ライン稼動基礎データをの
ロット投入計画にフィードバック。この時点でラインの
生産達成度を見る進捗管理も併せて実施。
点で、加工の進捗度、装置の稼動状態(正常か、メンテ
ナンスは必要か、等)等、ライン稼動基礎データをの
ロット投入計画にフィードバック。この時点でラインの
生産達成度を見る進捗管理も併せて実施。
【0011】新しいデータでラインの稼動予定を再度
スケジューリングし、の状態に戻る。
スケジューリングし、の状態に戻る。
【0012】上記からのループが繰り返される一
方、ロットの加工進捗から予測される納期、生産量は生
産管理の担当者、担当部署、またはこれらを管理するシ
ステムに報告される。
方、ロットの加工進捗から予測される納期、生産量は生
産管理の担当者、担当部署、またはこれらを管理するシ
ステムに報告される。
【0013】ラインで完成したウエハを入手し、評
価。商品の組立、出荷を実施。また、良品ではあるが出
荷に至らなかった製品を在庫として管理。当然のことで
あるが、出荷量が不足すれば(すると予測されれば)、
上記のステップに立ち返り、生産計画の見直しを実
施。
価。商品の組立、出荷を実施。また、良品ではあるが出
荷に至らなかった製品を在庫として管理。当然のことで
あるが、出荷量が不足すれば(すると予測されれば)、
上記のステップに立ち返り、生産計画の見直しを実
施。
【0014】を繰り返すこととなる。
【0015】図8に示された概略図においてラインの稼
動を決める手法は、大別して二つが知られている。一つ
はいわゆる「ダイナミックスケジューリング方式」と称
される。これは、工程に投入された全てのロットの所在
をトレーズし、状況に応じて工程や装置毎に最適の着手
計画を与えるものであり、この種の計算を効率的に行う
専用プログラム(スケジューラと呼ばれることが多い)
といわゆるワークステーション等に代表される大きな計
算機能力とを必要とする。また、各々のロットの処理順
序を厳密に指定することとなり、ロット処理に関するオ
ペレータの工夫をスケジューラに取り込むことが困難な
場合が多く、日本的なQC活動(ライン現場における処
理手順/処理形態の改善活動の総称であり、生産性向上
や能率化が狙い)による効率アップに大きな制約がもた
らされる。その反面、ラインの状況(故障、ロット待ち
等)を常に把握でき、製品の納期を規定するTAT管理
が容易になる。計算機能力を削減するため、工程や装置
をグループ化してグループ毎の入出力とする案もある
が、グループ内でのロットの探索に手間が掛かると共
に、各種変動に対するフレキシビリティが小さくなる。
膨大な計算機能力が必要なこともあり、これらの手法の
適用は数少ない。膨大な計算機能力を解決する具体的な
試みとしては、生産ラインを小さなサブラインに分割し
て当該サブライン毎にダイナミックスケジューリングを
行う手法が提案されているが、サブラインに分けたこと
による分割ロスやサブライン間のロットのやり取りが困
難であるなどの技術的な課題のために実用的な手法にな
るまでには至っていない。
動を決める手法は、大別して二つが知られている。一つ
はいわゆる「ダイナミックスケジューリング方式」と称
される。これは、工程に投入された全てのロットの所在
をトレーズし、状況に応じて工程や装置毎に最適の着手
計画を与えるものであり、この種の計算を効率的に行う
専用プログラム(スケジューラと呼ばれることが多い)
といわゆるワークステーション等に代表される大きな計
算機能力とを必要とする。また、各々のロットの処理順
序を厳密に指定することとなり、ロット処理に関するオ
ペレータの工夫をスケジューラに取り込むことが困難な
場合が多く、日本的なQC活動(ライン現場における処
理手順/処理形態の改善活動の総称であり、生産性向上
や能率化が狙い)による効率アップに大きな制約がもた
らされる。その反面、ラインの状況(故障、ロット待ち
等)を常に把握でき、製品の納期を規定するTAT管理
が容易になる。計算機能力を削減するため、工程や装置
をグループ化してグループ毎の入出力とする案もある
が、グループ内でのロットの探索に手間が掛かると共
に、各種変動に対するフレキシビリティが小さくなる。
膨大な計算機能力が必要なこともあり、これらの手法の
適用は数少ない。膨大な計算機能力を解決する具体的な
試みとしては、生産ラインを小さなサブラインに分割し
て当該サブライン毎にダイナミックスケジューリングを
行う手法が提案されているが、サブラインに分けたこと
による分割ロスやサブライン間のロットのやり取りが困
難であるなどの技術的な課題のために実用的な手法にな
るまでには至っていない。
【0016】他の手法は、いわゆる「自立生産管理方
式」と称される。これは、それぞれの装置は工程におい
て定められたルール通りロット処理を進めるものであ
り、良く知られたものとしては装置や工程に到着した複
数のロット(山)を到着した順に片付ける「山積み方
式」、到着したロットの過不足を目に見える形とした
「シグナル方式」や「看板方式」がある。これらの手法
は、装置の前に処理対象のロットが常に用意されること
から、装置や人が空くことはなく、ラインの稼動が最も
高くなる。さらに、日本的ないわゆるQC活動による効
率化で高い生産性(スループット)が見込まれると共
に、ダイナミックスケジューリングに比べて計算機能力
の削減を可能とするものである。しかし、大半の装置は
加工を実施中か、または実施予定のロットを抱えている
ので新たに到着するロットに対しては加工前に常に待ち
時間が設定されてしまう。このため、極めて短いTAT
のロットを得たり、個々のロットのTATを正確に管理
することは、一般に困難であるが、特別な管理体制やシ
ステムを作るなどの負担が避けられない。これらの利害
損失を合わせて図9に示した。
式」と称される。これは、それぞれの装置は工程におい
て定められたルール通りロット処理を進めるものであ
り、良く知られたものとしては装置や工程に到着した複
数のロット(山)を到着した順に片付ける「山積み方
式」、到着したロットの過不足を目に見える形とした
「シグナル方式」や「看板方式」がある。これらの手法
は、装置の前に処理対象のロットが常に用意されること
から、装置や人が空くことはなく、ラインの稼動が最も
高くなる。さらに、日本的ないわゆるQC活動による効
率化で高い生産性(スループット)が見込まれると共
に、ダイナミックスケジューリングに比べて計算機能力
の削減を可能とするものである。しかし、大半の装置は
加工を実施中か、または実施予定のロットを抱えている
ので新たに到着するロットに対しては加工前に常に待ち
時間が設定されてしまう。このため、極めて短いTAT
のロットを得たり、個々のロットのTATを正確に管理
することは、一般に困難であるが、特別な管理体制やシ
ステムを作るなどの負担が避けられない。これらの利害
損失を合わせて図9に示した。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上、述べたことから
明らかなように従来の生産管理方式では、ロットのトレ
ースを十分行って納期管理に必要なTATを制御するこ
とと、装置や工程の空きを作ることなく高い生産性を上
げることとは、両立するすべが無かった。これに対し
て、そこで、本発明の目的は、この相反する要求を一挙
に解決し、オペレータにかかる負担を軽減する新しい生
産管理システムおよび方法を提供することにある。
明らかなように従来の生産管理方式では、ロットのトレ
ースを十分行って納期管理に必要なTATを制御するこ
とと、装置や工程の空きを作ることなく高い生産性を上
げることとは、両立するすべが無かった。これに対し
て、そこで、本発明の目的は、この相反する要求を一挙
に解決し、オペレータにかかる負担を軽減する新しい生
産管理システムおよび方法を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、スケジューラを有し、生
産装置の生産能力を示す第1情報および前記生産装置の
生産処理の対象となる被処理体の状態量を示す第2情報
をスケジューラに入力し、前記スケジューラが、前記第
1情報および前記第2情報に基づき、前記生産装置の生
産スケジュールを作成する生産管理システムにおいて、
前記スケジューラは、前記生産装置の生産の進捗状況を
示す第3情報を入力する入力手段と、当該入力された第
3情報の示す進捗状況が作成された前記生産スケジュー
ルの許容範囲に有るか否かを判定する判定手段と、該判
定手段の判定結果が否定判定となった場合には、予め定
めた生産目標を達成するように、作成された前記生産ス
ケジュールの中の以後のスケジュールを、修正する情報
処理手段とを具えたことを特徴とする。
るために、請求項1の発明は、スケジューラを有し、生
産装置の生産能力を示す第1情報および前記生産装置の
生産処理の対象となる被処理体の状態量を示す第2情報
をスケジューラに入力し、前記スケジューラが、前記第
1情報および前記第2情報に基づき、前記生産装置の生
産スケジュールを作成する生産管理システムにおいて、
前記スケジューラは、前記生産装置の生産の進捗状況を
示す第3情報を入力する入力手段と、当該入力された第
3情報の示す進捗状況が作成された前記生産スケジュー
ルの許容範囲に有るか否かを判定する判定手段と、該判
定手段の判定結果が否定判定となった場合には、予め定
めた生産目標を達成するように、作成された前記生産ス
ケジュールの中の以後のスケジュールを、修正する情報
処理手段とを具えたことを特徴とする。
【0019】請求項2の発明は、前記スケジューラは、
作成された前記生産スケジュールの中の特定のスケジュ
ールを、新たな生産装置のスケジュールとして指示する
手段と、当該指示されたスケジュールを複写することに
より前記新たな生産装置の生産スケジュールを作成する
情報処理手段とを具えたことを特徴とする。
作成された前記生産スケジュールの中の特定のスケジュ
ールを、新たな生産装置のスケジュールとして指示する
手段と、当該指示されたスケジュールを複写することに
より前記新たな生産装置の生産スケジュールを作成する
情報処理手段とを具えたことを特徴とする。
【0020】請求項3の発明は、生産システムを構成す
る生産装置の各々の生産能力を示す第1情報および前記
生産装置の生産処理の対象となる被処理体の状態量を示
す第2情報をスケジューラに入力し、該スケジューラが
前記第1情報および前記第2情報に基づき、前記生産シ
ステム全体の生産スケジュールを作成する生産管理方法
において、特定の生産装置を指示し、当該指示された生
産装置単独の生産スケジュールを前記スケジューラによ
り作成し、前記指示された生産装置の生産進捗状況を示
す進捗情報を前記スケジューラに入力し、前記スケジュ
ーラは、当該入力された進捗情報の示す進捗状況が前記
単独の生産スケジュールの許容範囲内にあるか否かを判
定し、否定判定が得られた場合は、前記スケジューラは
前記生産システム全体の生産スケジュールを作成するこ
とを特徴とする。
る生産装置の各々の生産能力を示す第1情報および前記
生産装置の生産処理の対象となる被処理体の状態量を示
す第2情報をスケジューラに入力し、該スケジューラが
前記第1情報および前記第2情報に基づき、前記生産シ
ステム全体の生産スケジュールを作成する生産管理方法
において、特定の生産装置を指示し、当該指示された生
産装置単独の生産スケジュールを前記スケジューラによ
り作成し、前記指示された生産装置の生産進捗状況を示
す進捗情報を前記スケジューラに入力し、前記スケジュ
ーラは、当該入力された進捗情報の示す進捗状況が前記
単独の生産スケジュールの許容範囲内にあるか否かを判
定し、否定判定が得られた場合は、前記スケジューラは
前記生産システム全体の生産スケジュールを作成するこ
とを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1の発明は、生産装置の作成スケジュー
ルと実際の生産進捗状況の比較を行うことで生産状況を
モニタできる。また生産の遅れを検出した場合に、新た
なスケジュールを自動作成するので、オペレータの入力
操作労力が大幅に緩和される。
ルと実際の生産進捗状況の比較を行うことで生産状況を
モニタできる。また生産の遅れを検出した場合に、新た
なスケジュールを自動作成するので、オペレータの入力
操作労力が大幅に緩和される。
【0022】請求項2の発明は、作成済のスケジュール
をコピー(複写)使用することで新しいスケジュールの
作成時間を短縮する。
をコピー(複写)使用することで新しいスケジュールの
作成時間を短縮する。
【0023】請求項3の発明は、生産のシステムの中の
特定の生産の装置の生産管理を行うことでシステム全体
の生産進捗状況を把握する。
特定の生産の装置の生産管理を行うことでシステム全体
の生産進捗状況を把握する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明の実施例を詳
細に説明する。本発明に先立って生産ラインについて説
明する。
細に説明する。本発明に先立って生産ラインについて説
明する。
【0025】ラインにおける生産性(スループット)は
装置毎にどれだけの数のロットを単位時間に処理できる
か、それらの装置が各々何台ラインに配備されている
か、によって決まる。この様子を図2に模式的に示し
た。すなわち、ラインに3台のレジスト塗布装置(R
1,R2,R3)、3台のフォトリソグラフィ用露光装
置(S1,S2,S3)、5台の酸化熱処理装置(O
1,O2,O3,O4,O5)、不純物の添加と拡散に
用いる3台のイオン注入装置(I1,I2,I3)、6
台のいわゆるドライエッチング装置(D1,D2,D
3,D4,D5,D6)等から構成されているものと
し、露光装置とイオン注入装置で制限されるラインの処
理可能ロット数をT1とする。オペレータは予めこの処
理可能ロット数を複数の仮想のラインに割り振る。説明
を単純にするため、ここでは二つに分けて一方を処理可
能ロット数がT2の仮想レーン2、他方を処理可能ロッ
ト数が(T1−T2)の仮想レーン1とする。言うまで
もないことであるが、異なる処理可能ロット数を有する
複数のレーンに分けることも可能であるし、複数のライ
ンの能力を足し合わせてより多くのレーンに分割するこ
とも以下の発明の主旨を損なうものではない。また、仮
想のレーンという表現に捕らわれることなく、物理的に
独立した領域に設置されたラインに適用することも本発
明の主旨を損なうものではない。
装置毎にどれだけの数のロットを単位時間に処理できる
か、それらの装置が各々何台ラインに配備されている
か、によって決まる。この様子を図2に模式的に示し
た。すなわち、ラインに3台のレジスト塗布装置(R
1,R2,R3)、3台のフォトリソグラフィ用露光装
置(S1,S2,S3)、5台の酸化熱処理装置(O
1,O2,O3,O4,O5)、不純物の添加と拡散に
用いる3台のイオン注入装置(I1,I2,I3)、6
台のいわゆるドライエッチング装置(D1,D2,D
3,D4,D5,D6)等から構成されているものと
し、露光装置とイオン注入装置で制限されるラインの処
理可能ロット数をT1とする。オペレータは予めこの処
理可能ロット数を複数の仮想のラインに割り振る。説明
を単純にするため、ここでは二つに分けて一方を処理可
能ロット数がT2の仮想レーン2、他方を処理可能ロッ
ト数が(T1−T2)の仮想レーン1とする。言うまで
もないことであるが、異なる処理可能ロット数を有する
複数のレーンに分けることも可能であるし、複数のライ
ンの能力を足し合わせてより多くのレーンに分割するこ
とも以下の発明の主旨を損なうものではない。また、仮
想のレーンという表現に捕らわれることなく、物理的に
独立した領域に設置されたラインに適用することも本発
明の主旨を損なうものではない。
【0026】次に、ラインにおけるロット処理の様子を
説明する。レジスト塗布装置、フォトリソグラフィ用露
光装置、酸化熱処理装置、イオン注入装置、ドライエッ
チング装置等を用いてロットを加工する場合、加工の手
順を定義した工程表の順序に従い、仮想レーン1におい
ては、工程1の装置1(先の装置の中のいずれか1種、
以下同様)、工程2の装置2…,工程iの装置i,…工
程jの装置jに対してロット群A(A1,A2,…A
m,…An)が次々と投入された結果、先に投入された
ロットほど、工程表で後に記載される工程(装置)まで
処理が進むこととなる。同様に、仮想レーン2において
はロット群Bが投入されて加工されることとなる。
説明する。レジスト塗布装置、フォトリソグラフィ用露
光装置、酸化熱処理装置、イオン注入装置、ドライエッ
チング装置等を用いてロットを加工する場合、加工の手
順を定義した工程表の順序に従い、仮想レーン1におい
ては、工程1の装置1(先の装置の中のいずれか1種、
以下同様)、工程2の装置2…,工程iの装置i,…工
程jの装置jに対してロット群A(A1,A2,…A
m,…An)が次々と投入された結果、先に投入された
ロットほど、工程表で後に記載される工程(装置)まで
処理が進むこととなる。同様に、仮想レーン2において
はロット群Bが投入されて加工されることとなる。
【0027】この様子を図3に示した。さて、大まかに
言ってラインのTATは、それぞれの装置が目的のロッ
トを加工する時間と、装置が空いていない(他のロット
を加工中、故障中、等)ことで待つ時間との総和で決ま
るため、それぞれのロットに対して必要な装置を無駄な
く割り振る手順が重要である。この手順に関し、本発明
は、ラインのロットの一部のみに対して処理すべき時
間、用いる装置、担当者の組合せを決定することに大き
な特長がある。もちろん、膨大な順列組合せの演算を行
う必要があり、高性能なコンピュータ(ホスト装置)や
ワークステーションの類を補助的に用いることが実際的
である。
言ってラインのTATは、それぞれの装置が目的のロッ
トを加工する時間と、装置が空いていない(他のロット
を加工中、故障中、等)ことで待つ時間との総和で決ま
るため、それぞれのロットに対して必要な装置を無駄な
く割り振る手順が重要である。この手順に関し、本発明
は、ラインのロットの一部のみに対して処理すべき時
間、用いる装置、担当者の組合せを決定することに大き
な特長がある。もちろん、膨大な順列組合せの演算を行
う必要があり、高性能なコンピュータ(ホスト装置)や
ワークステーションの類を補助的に用いることが実際的
である。
【0028】この効果について言及する。図3におい
て、ロット群Aは、急ぎの製品化が要請されていたり、
ビジネスや研究開発の観点から極めて重要な位置付けを
与えられたり、少数の量で不良品となることが許されな
いなど、ラインとして優先順位の高いロットが、一方ロ
ット群Bは、類似のあるいは同一の製品となるいわゆる
大量生産のロットが、それぞれ投入されているものとす
る。このような状況において、A群は全てのロットを、
B群は同図において斜線の入ったロット(本例ではB
n,Bm,B2)のみを従来と同様な手順に従ってスケ
ジューリングする。スケジューリングされた結果はライ
ンへの具体的な加工を行う指示であり、これに即とって
各々のロットの加工が計画される。この時、群Bの斜線
を打ったロットを「マーカ(指標の意)」ロットと定義
し、以下に述べるようなロットの進捗管理の指標とす
る。これらのロット処理にはルールを設ける。いくつか
のルール設定が可能なことが判明しているが、単純で分
かりやすく効果的なルールの例としては (1)仮想レーン2においては、いずれのロットもマー
カロットを追い越してあるいは追い越されてロット処理
されない。
て、ロット群Aは、急ぎの製品化が要請されていたり、
ビジネスや研究開発の観点から極めて重要な位置付けを
与えられたり、少数の量で不良品となることが許されな
いなど、ラインとして優先順位の高いロットが、一方ロ
ット群Bは、類似のあるいは同一の製品となるいわゆる
大量生産のロットが、それぞれ投入されているものとす
る。このような状況において、A群は全てのロットを、
B群は同図において斜線の入ったロット(本例ではB
n,Bm,B2)のみを従来と同様な手順に従ってスケ
ジューリングする。スケジューリングされた結果はライ
ンへの具体的な加工を行う指示であり、これに即とって
各々のロットの加工が計画される。この時、群Bの斜線
を打ったロットを「マーカ(指標の意)」ロットと定義
し、以下に述べるようなロットの進捗管理の指標とす
る。これらのロット処理にはルールを設ける。いくつか
のルール設定が可能なことが判明しているが、単純で分
かりやすく効果的なルールの例としては (1)仮想レーン2においては、いずれのロットもマー
カロットを追い越してあるいは追い越されてロット処理
されない。
【0029】(2)レーン内への投入に際してロットに
通し番号を打ち、番号の若い順に処理を行う。
通し番号を打ち、番号の若い順に処理を行う。
【0030】(3)マーカロットと大量生産ロットの比
率が1:1程度の場合は、装置前で加工待ちになるロッ
トは高々1ロットなのでマーカロットの処理の間に大量
生産ロットを処理する。
率が1:1程度の場合は、装置前で加工待ちになるロッ
トは高々1ロットなのでマーカロットの処理の間に大量
生産ロットを処理する。
【0031】等を挙げることができる。この結果、ロッ
ト群においては、B1〜Bm〜Bnのロットが、B1と
B2(マーカ)、B3からBm(マーカ)、B(m+
1)からB(n−1)(マーカ)、Bn以降、の分割さ
れたロット群として管理されることになる。群Bは類似
あるいは同種のロット(製品)を対象としており、マー
カロットに挟まれたロットの中で以下に述べるようなQ
C活動等による効率化で個々のロットの加工進捗度が変
わっても実害はない。この分割された群内のロットの加
工の進捗度は工程表上でほとんど同じであり、分割され
たそれぞれの群の位置は各々のマーカロットの位置とし
てライン管理部署(担当者)やシステムに認識させるこ
とができる。
ト群においては、B1〜Bm〜Bnのロットが、B1と
B2(マーカ)、B3からBm(マーカ)、B(m+
1)からB(n−1)(マーカ)、Bn以降、の分割さ
れたロット群として管理されることになる。群Bは類似
あるいは同種のロット(製品)を対象としており、マー
カロットに挟まれたロットの中で以下に述べるようなQ
C活動等による効率化で個々のロットの加工進捗度が変
わっても実害はない。この分割された群内のロットの加
工の進捗度は工程表上でほとんど同じであり、分割され
たそれぞれの群の位置は各々のマーカロットの位置とし
てライン管理部署(担当者)やシステムに認識させるこ
とができる。
【0032】一方、ロット群Bの中でマーカロットの割
合を例えば10%に設定した場合は、ロット群Aがライ
ンに占める割合(例えば50%)と合わせたものが後述
の本発明に関わるスケジューリングすべき対象となり、
ここで挙げた事例では計算機能力が60%で済ませられ
ることとなり、大きな利点である。別のケースとして
は、第一優先順位のロットが生産されるラインが1本、
それ以外の優先順位のロットが生産されるラインが9
本、計10本の同一能力を有するラインが設定されてお
り、後者におけるマーカロットの割合がライン上のロッ
ト数の10%とした場合は、全数をスケジューリングす
る場合に較べて19%の計算機能力で全体の管理・制御
が可能である。
合を例えば10%に設定した場合は、ロット群Aがライ
ンに占める割合(例えば50%)と合わせたものが後述
の本発明に関わるスケジューリングすべき対象となり、
ここで挙げた事例では計算機能力が60%で済ませられ
ることとなり、大きな利点である。別のケースとして
は、第一優先順位のロットが生産されるラインが1本、
それ以外の優先順位のロットが生産されるラインが9
本、計10本の同一能力を有するラインが設定されてお
り、後者におけるマーカロットの割合がライン上のロッ
ト数の10%とした場合は、全数をスケジューリングす
る場合に較べて19%の計算機能力で全体の管理・制御
が可能である。
【0033】以上で述べた本技術の特徴をまとめると、
「優先すべきロットあるいはラインの管理に必要な特定
ロットの加工をラインの持てる全てのリソース(稼動可
能装置台数、オペレータ数、ラインの稼動時間総数等)
の一部を用いて行い、残余のリソースはライン上に同時
に存在するその他のロットの加工に割り振るライン運用
手法と、装置故障等を反映した実際のラインにおける加
工進捗をモニタし、優先すべきロットの進捗が目標に至
らない場合にはこれらを加速するために残余のリソース
をダイナミックに再分配するリソース管理手法とを組み
合わせたライン管理・運用技術」である。ラインにおけ
るダイナミックなリソース再分配によるTAT管理は発
明者らが開発した自動スケジューラの得意とするところ
であり、そのほかのロットに割り当てられる残余のリソ
ースの使い方にはQC活動による効率化が実践でき、両
者が矛盾なく組み合わせられたところに本技術の効果が
ある。
「優先すべきロットあるいはラインの管理に必要な特定
ロットの加工をラインの持てる全てのリソース(稼動可
能装置台数、オペレータ数、ラインの稼動時間総数等)
の一部を用いて行い、残余のリソースはライン上に同時
に存在するその他のロットの加工に割り振るライン運用
手法と、装置故障等を反映した実際のラインにおける加
工進捗をモニタし、優先すべきロットの進捗が目標に至
らない場合にはこれらを加速するために残余のリソース
をダイナミックに再分配するリソース管理手法とを組み
合わせたライン管理・運用技術」である。ラインにおけ
るダイナミックなリソース再分配によるTAT管理は発
明者らが開発した自動スケジューラの得意とするところ
であり、そのほかのロットに割り当てられる残余のリソ
ースの使い方にはQC活動による効率化が実践でき、両
者が矛盾なく組み合わせられたところに本技術の効果が
ある。
【0034】さて、以上述べたことを具体的なラインに
適用して検証した事例について述べる。
適用して検証した事例について述べる。
【0035】検証に用いたラインは、約50種で都合1
20台の生産装置群、2500m2のクリーンルーム、
これらの装置群やクリーンルームのオペレーションを担
当する3交替の18名4チーム(総計約70名)の要
員、等で構成されており、このような生産システムのシ
ステム構成を図1に示す。
20台の生産装置群、2500m2のクリーンルーム、
これらの装置群やクリーンルームのオペレーションを担
当する3交替の18名4チーム(総計約70名)の要
員、等で構成されており、このような生産システムのシ
ステム構成を図1に示す。
【0036】このシステムはいわゆる1μmのパターン
ルームを有する約10品種のASIC(Aplicat
ion Specific Integrated C
ircuits)−LSIを年間約1500ロット(一
品種平均150ロット/年)生産する能力がある。ライ
ンの制御は、本発明に関わるスケジューリング用プログ
ラム(約100kステップ)を搭載した市販ワークステ
ーション(計算機能力は10MPS)2台をホスト装置
31として用いて行う。
ルームを有する約10品種のASIC(Aplicat
ion Specific Integrated C
ircuits)−LSIを年間約1500ロット(一
品種平均150ロット/年)生産する能力がある。ライ
ンの制御は、本発明に関わるスケジューリング用プログ
ラム(約100kステップ)を搭載した市販ワークステ
ーション(計算機能力は10MPS)2台をホスト装置
31として用いて行う。
【0037】この他、ロットの進捗や加工指示を確認す
る端末として同種のワークステーション、約20台をネ
ットワーク接続し、当該ラインが存在するクリーンルー
ムに配備した。スケジューリングのためにワークステー
ションに入力する情報はオンラインまたはオフラインで
生産装置から転送される。
る端末として同種のワークステーション、約20台をネ
ットワーク接続し、当該ラインが存在するクリーンルー
ムに配備した。スケジューリングのためにワークステー
ションに入力する情報はオンラインまたはオフラインで
生産装置から転送される。
【0038】ラインにおける仮想レーンの設定は装置番
号等で分ける方法(例えば図2においてR3は仮想レー
ン1、R1は仮想レーン2、R3は共用と定義)、装置
の設置場所(例えば、クリーンルームIを仮想レーン
1、クリーンルームIIを仮想レーン2と定義)で分け
る方法等も考えられるが、本発明者らは別の方法を実践
したのでこれを説明する。以下にその具体例を示す。発
明者らは、仮想レーンの設定において、図8に示された
LSIの製造工程がフォトリソグラフィと他の工程の交
互の繰り返しであることに着目した管理・制御を試み
た。
号等で分ける方法(例えば図2においてR3は仮想レー
ン1、R1は仮想レーン2、R3は共用と定義)、装置
の設置場所(例えば、クリーンルームIを仮想レーン
1、クリーンルームIIを仮想レーン2と定義)で分け
る方法等も考えられるが、本発明者らは別の方法を実践
したのでこれを説明する。以下にその具体例を示す。発
明者らは、仮想レーンの設定において、図8に示された
LSIの製造工程がフォトリソグラフィと他の工程の交
互の繰り返しであることに着目した管理・制御を試み
た。
【0039】すなわち、実際にロット生産が行われてい
るラインにおいて、露光装置S1を仮想レーン1、露光
装置S2とS3を仮想レーン2に属すると定義した。ま
ず、露光装置S1と他の全ての装置を含めたスケジュー
リングを行う。仮想レーン1では、優先度の高いロット
を対象としてそれらの工程表上の現在の位置とその後の
目標達成に必要な進捗度を得るためにラインの装置や人
の稼動を割り当てるスケジューリングをホスト装置31
により行い、その結果(ロット加工に必要なライン上の
装置の占有時間、要員の稼動時間等:これをスケジュー
ル結果1と呼ぶ)を得る。
るラインにおいて、露光装置S1を仮想レーン1、露光
装置S2とS3を仮想レーン2に属すると定義した。ま
ず、露光装置S1と他の全ての装置を含めたスケジュー
リングを行う。仮想レーン1では、優先度の高いロット
を対象としてそれらの工程表上の現在の位置とその後の
目標達成に必要な進捗度を得るためにラインの装置や人
の稼動を割り当てるスケジューリングをホスト装置31
により行い、その結果(ロット加工に必要なライン上の
装置の占有時間、要員の稼動時間等:これをスケジュー
ル結果1と呼ぶ)を得る。
【0040】これを仮想レーン2における当該装置やオ
ペレータの非稼動時間(既に仮想レーン1を流れるロッ
ト処理に使用されることが決定されているため)と見な
して仮想レーン2用のスケジューリング用基礎データの
一部に加える。この後、ライン上の装置群と露光装置S
2を合わせた(S3を加えないことに注意)仮想ライン
2に対して、優先度が低い大量生産ロットの内、マーカ
ロットとする分(発明者らは全体の1/3とした)のス
ケジューリングをホスト装置31により行う。これをス
ケジューリング結果2と呼ぶことにする。この段階で
は、ラインの能力に対してスケジュール結果1と2では
全ての装置と人の稼動が埋まらないことに注意が必要で
ある。上述したようにLSIの工程は、フォトリソグラ
フィの処理可能ロットの制限(すなわち、利用可能な露
光装置台数の制限)を行うと次の工程の稼動が掛からな
いこととなる。図2において、露光装置S3で処理可能
なロット数(=T1−T3)に見合う稼動はライン上の
全ての装置が余力として残しているのである。これが図
3における仮想レーン2の「マーカロット(斜線で明
示)以外のロット」を処理する稼動として割り当てられ
る。
ペレータの非稼動時間(既に仮想レーン1を流れるロッ
ト処理に使用されることが決定されているため)と見な
して仮想レーン2用のスケジューリング用基礎データの
一部に加える。この後、ライン上の装置群と露光装置S
2を合わせた(S3を加えないことに注意)仮想ライン
2に対して、優先度が低い大量生産ロットの内、マーカ
ロットとする分(発明者らは全体の1/3とした)のス
ケジューリングをホスト装置31により行う。これをス
ケジューリング結果2と呼ぶことにする。この段階で
は、ラインの能力に対してスケジュール結果1と2では
全ての装置と人の稼動が埋まらないことに注意が必要で
ある。上述したようにLSIの工程は、フォトリソグラ
フィの処理可能ロットの制限(すなわち、利用可能な露
光装置台数の制限)を行うと次の工程の稼動が掛からな
いこととなる。図2において、露光装置S3で処理可能
なロット数(=T1−T3)に見合う稼動はライン上の
全ての装置が余力として残しているのである。これが図
3における仮想レーン2の「マーカロット(斜線で明
示)以外のロット」を処理する稼動として割り当てられ
る。
【0041】次に、図1のシステム動作を図4,図5を
参照して説明する。図4,図5はホスト装置31が実行
するスケジューリングの処理手順を示す。
参照して説明する。図4,図5はホスト装置31が実行
するスケジューリングの処理手順を示す。
【0042】(初期処理)オペレータはホスト装置31
のキーボードからシステム全体の初期データを入力する
(ステップS10,S11)。初期データとしては以下
のデータが用いられる。
のキーボードからシステム全体の初期データを入力する
(ステップS10,S11)。初期データとしては以下
のデータが用いられる。
【0043】装置データ: 種別、台数、稼動可能時間
帯、操作ができるオペレータ名、加工条件(請求項1の
発明の第1情報)、スケジュール作成対象の生産装置名
等 オペレータデータ: 人数、稼動時間帯等 被加工物データ: 加工手順、加工手順毎に用いる生産
装置の種別、加工条件、加工開始日、完成予定日(請求
項1の生産目標)、投入量(請求項1の第2情報) なお、スケジュール作成対象の生産装置名を入力するこ
とが請求項3の特定の生産装置を指示することに相当す
る。
帯、操作ができるオペレータ名、加工条件(請求項1の
発明の第1情報)、スケジュール作成対象の生産装置名
等 オペレータデータ: 人数、稼動時間帯等 被加工物データ: 加工手順、加工手順毎に用いる生産
装置の種別、加工条件、加工開始日、完成予定日(請求
項1の生産目標)、投入量(請求項1の第2情報) なお、スケジュール作成対象の生産装置名を入力するこ
とが請求項3の特定の生産装置を指示することに相当す
る。
【0044】説明を分かりやすくするため、以下の前提
を置く。すなわち、装置はAP−1(パタン形成装
置)、AP−2(パタン形成装置)、Ap−q(LSI
加工装置)の3台、被加工物であるLSIのロットがス
ケジューリング対象となるS1,S2,S3、ラインの
生産性を上げるために大量に流すM1,m1,m2,M
2,m3,m4の6ロット(但し、Mxはスケジュール
対象となるマーカロットを表現)とする。これらのLS
Iのロットは「パタン形成装置」、「LSI加工装
置」、「パタン形成装置」、「LSI加工装置」の順に
用いて4つの加工がなされる。ここに、パタン形成装置
は2台、LSI加工装置は1台、としている。このた
め、[パタン形成装置AP−1の全稼動とLSI加工装
置の7時から16時の稼動分]、[パタン形成装置AP
−2の全稼動とLSI加工装置の16時から24時の稼
動分]をそれぞれラインと見なす。前者のラインに特急
や急ぎのロットを、後者のラインにマーカロットを初め
とする大量生産ロットを流すことを計画する。なお、3
台の装置には各々2名のオペレータが付き、それぞれ7
時から16時、16時から24時までの交替勤務で装置
のオペレーションを実施する。
を置く。すなわち、装置はAP−1(パタン形成装
置)、AP−2(パタン形成装置)、Ap−q(LSI
加工装置)の3台、被加工物であるLSIのロットがス
ケジューリング対象となるS1,S2,S3、ラインの
生産性を上げるために大量に流すM1,m1,m2,M
2,m3,m4の6ロット(但し、Mxはスケジュール
対象となるマーカロットを表現)とする。これらのLS
Iのロットは「パタン形成装置」、「LSI加工装
置」、「パタン形成装置」、「LSI加工装置」の順に
用いて4つの加工がなされる。ここに、パタン形成装置
は2台、LSI加工装置は1台、としている。このた
め、[パタン形成装置AP−1の全稼動とLSI加工装
置の7時から16時の稼動分]、[パタン形成装置AP
−2の全稼動とLSI加工装置の16時から24時の稼
動分]をそれぞれラインと見なす。前者のラインに特急
や急ぎのロットを、後者のラインにマーカロットを初め
とする大量生産ロットを流すことを計画する。なお、3
台の装置には各々2名のオペレータが付き、それぞれ7
時から16時、16時から24時までの交替勤務で装置
のオペレーションを実施する。
【0045】このような特定装置のオペレーションにつ
いての初期データがホスト装置31に対して、ワークス
テーションまたはホスト装置31のキーボードから入力
されると、ホスト装置31は、まず、従来と同様の以下
の処理手順により指定された生産装置のスケジューリン
グを行う。すなわち、ホスト装置31はカットの割当
(ステップS12)、割当ロット数の確認(ステップS
13)、マーカロット数の確認(ステップS14)を試
行錯誤的に行う(ステップS12〜S14の間のループ
処理)。次にスケジュール対象期間の情報入力を受け付
けると(ステップS16)、ホスト装置31は、管理項
目の要素の組み合わせ数とスケジュール期間の順列組み
合わせで必要な計算機(ホスト装置)能力はシステムの
許容範囲であることを確認する(ステップS16)。こ
の確認処理で否定判定が得られた場合は、ステップS1
2へ戻り、ロットの割当てを再び行う。
いての初期データがホスト装置31に対して、ワークス
テーションまたはホスト装置31のキーボードから入力
されると、ホスト装置31は、まず、従来と同様の以下
の処理手順により指定された生産装置のスケジューリン
グを行う。すなわち、ホスト装置31はカットの割当
(ステップS12)、割当ロット数の確認(ステップS
13)、マーカロット数の確認(ステップS14)を試
行錯誤的に行う(ステップS12〜S14の間のループ
処理)。次にスケジュール対象期間の情報入力を受け付
けると(ステップS16)、ホスト装置31は、管理項
目の要素の組み合わせ数とスケジュール期間の順列組み
合わせで必要な計算機(ホスト装置)能力はシステムの
許容範囲であることを確認する(ステップS16)。こ
の確認処理で否定判定が得られた場合は、ステップS1
2へ戻り、ロットの割当てを再び行う。
【0046】この確認処理で肯定判定が得られた場合
は、ホスト装置31はスケジューリング対象のロット群
を優先順位に応じて分割する。次にホスト装置31は分
割されたロット群のうち、優先順位の高いロットから順
次生産のスケジューリングを実施する(ステップS1
8)。
は、ホスト装置31はスケジューリング対象のロット群
を優先順位に応じて分割する。次にホスト装置31は分
割されたロット群のうち、優先順位の高いロットから順
次生産のスケジューリングを実施する(ステップS1
8)。
【0047】初期データの設定時は生産が開始されてい
ないので、ロットの生産進捗状況は正常と、ステップS
19の進捗状況確認処理において判断され、マーカロッ
トを生産するレーンについての生産装置についてのスケ
ジューリングがホスト装置31によりステップS20,
S21において実行される。
ないので、ロットの生産進捗状況は正常と、ステップS
19の進捗状況確認処理において判断され、マーカロッ
トを生産するレーンについての生産装置についてのスケ
ジューリングがホスト装置31によりステップS20,
S21において実行される。
【0048】このようにして特定の個別生産装置のスケ
ジュールを作成すると、ホスト装置31は内蔵の表示装
置にスケジュールの作成結果を図6に示すように表示す
る。また、スケジュール作成結果はホスト装置31内の
記憶装置に一時記憶される。もし必要があれば、オペレ
ータの指示でホスト装置31はスケジュールの作成対象
となった装置に接続の端末(ワークステーション)にも
作成結果を送給する。
ジュールを作成すると、ホスト装置31は内蔵の表示装
置にスケジュールの作成結果を図6に示すように表示す
る。また、スケジュール作成結果はホスト装置31内の
記憶装置に一時記憶される。もし必要があれば、オペレ
ータの指示でホスト装置31はスケジュールの作成対象
となった装置に接続の端末(ワークステーション)にも
作成結果を送給する。
【0049】(スケジュールの修正)生産が開始され、
たとえば1日を経過した時点でホスト装置31では、ス
ケジュールに変更がなければ手順をステップS22へと
進める。ここでホスト装置31は1日前にスケジュール
を組んだロットについての進捗状況を示す進捗情報たと
えば、ロットの生産個数(請求項1の第3情報)等をワ
ークステーションを介して上記ロットに対応の生産装置
から入力し、生産進捗状況が許容範囲にある(スケジュ
ール通り)か否かの判定を行う。この判定に用いるしき
い値は、内蔵のスケジュール作成結果に許容値を加えた
値を用いる。スケジュール通りの判定が得られた場合
は、1日後に再びホスト装置31はスケジュールを組ん
だ装置のロットの生産進捗状況の確認を行う。
たとえば1日を経過した時点でホスト装置31では、ス
ケジュールに変更がなければ手順をステップS22へと
進める。ここでホスト装置31は1日前にスケジュール
を組んだロットについての進捗状況を示す進捗情報たと
えば、ロットの生産個数(請求項1の第3情報)等をワ
ークステーションを介して上記ロットに対応の生産装置
から入力し、生産進捗状況が許容範囲にある(スケジュ
ール通り)か否かの判定を行う。この判定に用いるしき
い値は、内蔵のスケジュール作成結果に許容値を加えた
値を用いる。スケジュール通りの判定が得られた場合
は、1日後に再びホスト装置31はスケジュールを組ん
だ装置のロットの生産進捗状況の確認を行う。
【0050】一方、生産進捗状況がスケジュール通りに
進行していない場合、ホスト装置31は、現在、稼動し
ているライン全ての生産装置から、生産しているロット
についてのスケジューリングのための情報、たとえば、
進捗情報、種類情報を、接続のワークステーションを介
して受け取る(ステップS22→S11)。
進行していない場合、ホスト装置31は、現在、稼動し
ているライン全ての生産装置から、生産しているロット
についてのスケジューリングのための情報、たとえば、
進捗情報、種類情報を、接続のワークステーションを介
して受け取る(ステップS22→S11)。
【0051】ホスト装置31は、受け取った情報および
予め内部記憶装置に格納してある、全体の装置関連情報
を用いて、進捗遅れが確認されたロットを正常に生産さ
せるための、すなわち生産目標に合致したシステム全体
のスケジュールを作成し、表示装置に表示する。またホ
スト装置は作成したスケジュールの中の、部分的に作成
されたスケジュールを新たに作成されたスケジュールの
中の対応スケジュールに更新する(ステップS12〜S
21)。
予め内部記憶装置に格納してある、全体の装置関連情報
を用いて、進捗遅れが確認されたロットを正常に生産さ
せるための、すなわち生産目標に合致したシステム全体
のスケジュールを作成し、表示装置に表示する。またホ
スト装置は作成したスケジュールの中の、部分的に作成
されたスケジュールを新たに作成されたスケジュールの
中の対応スケジュールに更新する(ステップS12〜S
21)。
【0052】図6の例では特急を要するロットS1〜S
3の装置AP−1の生産の遅れがホスト装置31におい
て検出されると、たとえばロットS1〜S3の一部の生
産が同種の生産装置AP−2に割当てられ、生産装置A
P−1,AP−2の生産結果を用いる生産装置AP−P
の生産スケジュールが組み変えられると共に新たに生産
装置AP−Pと同種の生産装置にロットS1〜S3が割
当てられる。
3の装置AP−1の生産の遅れがホスト装置31におい
て検出されると、たとえばロットS1〜S3の一部の生
産が同種の生産装置AP−2に割当てられ、生産装置A
P−1,AP−2の生産結果を用いる生産装置AP−P
の生産スケジュールが組み変えられると共に新たに生産
装置AP−Pと同種の生産装置にロットS1〜S3が割
当てられる。
【0053】このためのスケジューリングの手法には次
のような手法を用いることができる。
のような手法を用いることができる。
【0054】(1)従来から知られている全体システム
のスケジュールプログラムとやはり従来からしられてい
る個別装置毎のスケジュールプログラムとを選択使用す
る。なお、スケジュールプログラムは演算式、論理判別
式等によりスケジュール規則が記載されており、スケジ
ュール規則に従って、ホスト装置31は入力情報からス
ケジュールを作成する。
のスケジュールプログラムとやはり従来からしられてい
る個別装置毎のスケジュールプログラムとを選択使用す
る。なお、スケジュールプログラムは演算式、論理判別
式等によりスケジュール規則が記載されており、スケジ
ュール規則に従って、ホスト装置31は入力情報からス
ケジュールを作成する。
【0055】(2)従来から知られている全体システム
のスケジュールプログラムを使用するが、個別装置のス
ケジュールを作成する場合は、他の装置は実際には稼動
していてもホスト装置31の処理上では、他の装置は停
止しているものとして取り扱い特定の個別装置のみのス
ケジュールを作成する。
のスケジュールプログラムを使用するが、個別装置のス
ケジュールを作成する場合は、他の装置は実際には稼動
していてもホスト装置31の処理上では、他の装置は停
止しているものとして取り扱い特定の個別装置のみのス
ケジュールを作成する。
【0056】このような処理をホスト装置31の中央演
算処理装置(CPU)が実行することで、個別、システ
ム全体の生産スケジュールを作成、修正でき、この場合
の中央演算処理装置が請求項1の情報処理手段として動
作する。
算処理装置(CPU)が実行することで、個別、システ
ム全体の生産スケジュールを作成、修正でき、この場合
の中央演算処理装置が請求項1の情報処理手段として動
作する。
【0057】また、ステップS22の進捗状況判定処理
を行うときの上記中央演算処理装置が請求項1の判定手
段として動作する。
を行うときの上記中央演算処理装置が請求項1の判定手
段として動作する。
【0058】(スケジュールの変更)ロットの生産が正
常に進行していても装置の故障が発生した場合のよう
に、生産の遅れがホスト装置31において検出される前
にスケジュールの変更を要する場合がある。この場合
は、オペレータは、図4,図5の制御手順の起動をホス
ト装置31に指示し、スケジュールの組み変えをホスト
装置31に実行させることができる。
常に進行していても装置の故障が発生した場合のよう
に、生産の遅れがホスト装置31において検出される前
にスケジュールの変更を要する場合がある。この場合
は、オペレータは、図4,図5の制御手順の起動をホス
ト装置31に指示し、スケジュールの組み変えをホスト
装置31に実行させることができる。
【0059】この場合、故障した装置についての生産ス
ケジュールを作成して場合は、その生産スケジュールを
用いることでユーザの入力操作が大幅に簡略化される。
この場合は、図6の例ではオペレータは、たとえば装置
AP−1の故障発生の旨の情報をキーボード(請求項2
の指示手段)から入力する。ホスト装置31ではこの情
報の入力に応じて、装置AP−1と同種の装置を内部記
憶の装置情報を基に検索し、スケジュール作成対象の装
置をたとえば装置AP−2に設定する。また、次に、ホ
スト装置31は装置AP−1のスケジュールを内部記憶
装置から読出し、装置AP−2用のスケジュール記憶領
域に複写(書き込み)することで装置AP−2のスケジ
ュールを作成する。この複写処理はホスト装置31内の
中央演算処理により実行され、このときの中央演算処理
装置が請求項2の情報処理手段として動作する。
ケジュールを作成して場合は、その生産スケジュールを
用いることでユーザの入力操作が大幅に簡略化される。
この場合は、図6の例ではオペレータは、たとえば装置
AP−1の故障発生の旨の情報をキーボード(請求項2
の指示手段)から入力する。ホスト装置31ではこの情
報の入力に応じて、装置AP−1と同種の装置を内部記
憶の装置情報を基に検索し、スケジュール作成対象の装
置をたとえば装置AP−2に設定する。また、次に、ホ
スト装置31は装置AP−1のスケジュールを内部記憶
装置から読出し、装置AP−2用のスケジュール記憶領
域に複写(書き込み)することで装置AP−2のスケジ
ュールを作成する。この複写処理はホスト装置31内の
中央演算処理により実行され、このときの中央演算処理
装置が請求項2の情報処理手段として動作する。
【0060】生産装置の故障に限らず、現在、スケジュ
ールを作成した装置と同種の生産装置についてのスケジ
ュールの作成および生産の監視(モニタ)を行いたい場
合は、ユーザは作成したスケジュール情報のコピーを、
およびコピー情報に対する修正情報をホスト装置31に
指示し、ホスト装置31がコピー情報と修正情報に基づ
き新たな生産装置のスケジュールを作成するようにして
もよい。このことによりユーザの指示入力操作が簡略化
されるだけでなく、ホスト装置31側でも図5のスケジ
ューリング処理プログラムを用いた新たなスケジューリ
ング処理を実行する必要がないので、スケジューリング
処理時間が短縮化される。
ールを作成した装置と同種の生産装置についてのスケジ
ュールの作成および生産の監視(モニタ)を行いたい場
合は、ユーザは作成したスケジュール情報のコピーを、
およびコピー情報に対する修正情報をホスト装置31に
指示し、ホスト装置31がコピー情報と修正情報に基づ
き新たな生産装置のスケジュールを作成するようにして
もよい。このことによりユーザの指示入力操作が簡略化
されるだけでなく、ホスト装置31側でも図5のスケジ
ューリング処理プログラムを用いた新たなスケジューリ
ング処理を実行する必要がないので、スケジューリング
処理時間が短縮化される。
【0061】以上、述べたことをより高度に行う二、三
の事例について触れる。まず、ライン内の特定レーンの
ロットの進捗は、ラインに配置された端末(ワークステ
ーション)から処理を開始/終了する工程を入力するこ
とでシステムに認識させることができた。また、ロット
の進捗を入力する方法として、ロットに添付したバーコ
ードを読み取り、ワークステーション上に優れた工程を
いわゆるマウスでクリックしてシステムに入力するバー
コードシステムを用いたが、ロット加工の工程表を予め
記録したいわゆるICカードまたは磁気カードまたは光
学的記録カードまたはこれらの複合したものを用いてシ
ステムへのデータ入力を行うこともできる。例えば、そ
のカードが添付されるべきロットの名前と工程表とを記
録したICカード(通常、トラベラーと称する)がロッ
トに添付された状態で装置の側に近づくと、ICカード
から発射されたマイクロ波信号をラインの管理・制御シ
ステム(マイクロ波受信部が必要)が受け取り、所定の
工程開始を指示したり、ロットの加工進捗の早遅を判断
してシステム内の加工優先度を変更する、等の運用が可
能である。
の事例について触れる。まず、ライン内の特定レーンの
ロットの進捗は、ラインに配置された端末(ワークステ
ーション)から処理を開始/終了する工程を入力するこ
とでシステムに認識させることができた。また、ロット
の進捗を入力する方法として、ロットに添付したバーコ
ードを読み取り、ワークステーション上に優れた工程を
いわゆるマウスでクリックしてシステムに入力するバー
コードシステムを用いたが、ロット加工の工程表を予め
記録したいわゆるICカードまたは磁気カードまたは光
学的記録カードまたはこれらの複合したものを用いてシ
ステムへのデータ入力を行うこともできる。例えば、そ
のカードが添付されるべきロットの名前と工程表とを記
録したICカード(通常、トラベラーと称する)がロッ
トに添付された状態で装置の側に近づくと、ICカード
から発射されたマイクロ波信号をラインの管理・制御シ
ステム(マイクロ波受信部が必要)が受け取り、所定の
工程開始を指示したり、ロットの加工進捗の早遅を判断
してシステム内の加工優先度を変更する、等の運用が可
能である。
【0062】別の事例においては、ライン内の主要な装
置の稼動を管理・制御するスケジューラ搭載のワークス
テーションと主要な装置とを電気的に接続(例えば、R
S232CケーブルやEthernetケーブルを利
用)して一体化したシステムを構築することが可能であ
り、実際、ラインにおいてはこれを試行した。このよう
な事例においては、装置に組み込まれた制御コンピュー
タから装置の稼動データやロットの加工進捗度合を先の
ケーブルを介して直接ラインの管理・制御用コンピュー
タに送り込むことが可能である。このメリットとして
は、スケジューリングに必要なデータの大半を迅速に、
正確にライン管理・制御コンピュータに入力することが
可能であり、ラインの次のスケジューリングを迅速に、
かつ正確に行うことができる。
置の稼動を管理・制御するスケジューラ搭載のワークス
テーションと主要な装置とを電気的に接続(例えば、R
S232CケーブルやEthernetケーブルを利
用)して一体化したシステムを構築することが可能であ
り、実際、ラインにおいてはこれを試行した。このよう
な事例においては、装置に組み込まれた制御コンピュー
タから装置の稼動データやロットの加工進捗度合を先の
ケーブルを介して直接ラインの管理・制御用コンピュー
タに送り込むことが可能である。このメリットとして
は、スケジューリングに必要なデータの大半を迅速に、
正確にライン管理・制御コンピュータに入力することが
可能であり、ラインの次のスケジューリングを迅速に、
かつ正確に行うことができる。
【0063】ロットの進捗度が当初の目標管理線から外
れる(た)場合は、装置や人の稼動に関するレーン間の
占有割合を変更することとなる。特定レーンのロットが
遅れていたら、他のレーンに割当てられた装置や人の稼
動を特定レーンに振り分け、逆に予定より進んでいた
ら、他のレーンに特定レーンの稼動を割り振ればよい。
これらのことは、本発明のアルゴリズムを具現化する自
動スケジューラとトラベラーとが一体となったシステム
では容易に達成される。
れる(た)場合は、装置や人の稼動に関するレーン間の
占有割合を変更することとなる。特定レーンのロットが
遅れていたら、他のレーンに割当てられた装置や人の稼
動を特定レーンに振り分け、逆に予定より進んでいた
ら、他のレーンに特定レーンの稼動を割り振ればよい。
これらのことは、本発明のアルゴリズムを具現化する自
動スケジューラとトラベラーとが一体となったシステム
では容易に達成される。
【0064】以上述べたことでは、この種の手法やシス
テム化が最も進んだLSI生産ラインを例に取り上げた
が、本発明の適用対象はこれに限定されるものではな
い。例えば、冒頭に述べたプログラムに関しては、上記
の工程をプログラマーによるプログラミング作業、LS
I加工装置をプログラミングに用いる計算機(コンピュ
ータ)、検査をデバッグ等と読み変えれば全く同様に適
用できることは自明の理である。
テム化が最も進んだLSI生産ラインを例に取り上げた
が、本発明の適用対象はこれに限定されるものではな
い。例えば、冒頭に述べたプログラムに関しては、上記
の工程をプログラマーによるプログラミング作業、LS
I加工装置をプログラミングに用いる計算機(コンピュ
ータ)、検査をデバッグ等と読み変えれば全く同様に適
用できることは自明の理である。
【0065】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1の発明
では、生産スケジュールの自動修正が可能となるので、
オペレータはその都度スケジュールの作成処理を実行す
ることはない。
では、生産スケジュールの自動修正が可能となるので、
オペレータはその都度スケジュールの作成処理を実行す
ることはない。
【0066】請求項2の発明では、スケジューラに作成
済の生産スケジュールの複写機能を持たせたので、スケ
ジューラは新規に装置情報を基にスケジューリングを行
う必要はなく、スケジュール作成時間が短縮される。
済の生産スケジュールの複写機能を持たせたので、スケ
ジューラは新規に装置情報を基にスケジューリングを行
う必要はなく、スケジュール作成時間が短縮される。
【0067】請求項3の発明は、システム全体のモニタ
に代り特定の生産装置により行うので、スケジュール作
成のためのオペレータが入力する情報量が大幅に減少す
る。
に代り特定の生産装置により行うので、スケジュール作
成のためのオペレータが入力する情報量が大幅に減少す
る。
【図1】本発明実施例のシステム構成を示すブロック図
である。
である。
【図2】本発明実施例の生産内容を示す説明図である。
【図3】本発明実施例の生産内容を示す説明図である。
【図4】図1のホスト装置31内の中央演算処理装置
(CPU)が実行する処理手順を示すフローチャートで
ある。
(CPU)が実行する処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図5】図1のホスト装置31内の中央演算処理装置
(CPU)が実行する処理手順を示すフローチャートで
ある。
(CPU)が実行する処理手順を示すフローチャートで
ある。
【図6】作成スケジュールの一例を示す説明図である。
【図7】生産工程を示す説明図である。
【図8】生産計画の内容を示す説明図である。
【図9】生産管理手法の特徴を示す説明図である。
10 生産装置 21〜23 ワークステーション(端末) 31 ホスト装置
Claims (3)
- 【請求項1】 スケジューラを有し、生産装置の生産能
力を示す第1情報および前記生産装置の生産処理の対象
となる被処理体の状態量を示す第2情報をスケジューラ
に入力し、前記スケジューラが、前記第1情報および前
記第2情報に基づき、前記生産装置の生産スケジュール
を作成する生産管理システムにおいて、 前記スケジューラは、 前記生産装置の生産の進捗状況を示す第3情報を入力す
る入力手段と、 当該入力された第3情報の示す進捗状況が作成された前
記生産スケジュールの許容範囲に有るか否かを判定する
判定手段と、 該判定手段の判定結果が否定判定となった場合には、予
め定めた生産目標を達成するように、作成された前記生
産スケジュールの中の以後のスケジュールを、修正する
情報処理手段とを具えたことを特徴とする生産管理シス
テム。 - 【請求項2】 前記スケジューラは、 作成された前記生産スケジュールの中の特定のスケジュ
ールを、新たな生産装置のスケジュールとして指示する
手段と、 当該指示されたスケジュールを複写することにより前記
新たな生産装置の生産スケジュールを作成する情報処理
手段とを具えたことを特徴とする生産管理システム。 - 【請求項3】 生産システムを構成する生産装置の各々
の生産能力を示す第1情報および前記生産装置の生産処
理の対象となる被処理体の状態量を示す第2情報をスケ
ジューラに入力し、該スケジューラが前記第1情報およ
び前記第2情報に基づき、前記生産システム全体の生産
スケジュールを作成する生産管理方法において、 特定の生産装置を指示し、 当該指示された生産装置単独の生産スケジュールを前記
スケジューラにより作成し、 前記指示された生産装置の生産進捗状況を示す進捗情報
を前記スケジューラに入力し、 前記スケジューラは、当該入力された進捗情報の示す進
捗状況が前記単独の生産スケジュールの許容範囲内にあ
るか否かを判定し、 否定判定が得られた場合は、前記スケジューラは前記生
産システム全体の生産スケジュールを作成することを特
徴とする生産管理方法。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11915192A JPH05314144A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 生産管理システムおよび方法 |
| US08/058,175 US5442561A (en) | 1992-05-12 | 1993-05-10 | Production management system and its application method |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11915192A JPH05314144A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 生産管理システムおよび方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05314144A true JPH05314144A (ja) | 1993-11-26 |
Family
ID=14754185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11915192A Pending JPH05314144A (ja) | 1992-05-12 | 1992-05-12 | 生産管理システムおよび方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05314144A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998010890A1 (en) * | 1996-09-12 | 1998-03-19 | Amada Company, Limited | Machine tool control system |
-
1992
- 1992-05-12 JP JP11915192A patent/JPH05314144A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998010890A1 (en) * | 1996-09-12 | 1998-03-19 | Amada Company, Limited | Machine tool control system |
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