JPH05314901A - 偏向用コイルおよびその製造方法 - Google Patents
偏向用コイルおよびその製造方法Info
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- JPH05314901A JPH05314901A JP4141009A JP14100992A JPH05314901A JP H05314901 A JPH05314901 A JP H05314901A JP 4141009 A JP4141009 A JP 4141009A JP 14100992 A JP14100992 A JP 14100992A JP H05314901 A JPH05314901 A JP H05314901A
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F5/00—Coils
- H01F5/06—Insulation of windings
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
- H01F41/06—Coil winding
- H01F41/08—Winding conductors onto closed formers or cores, e.g. threading conductors through toroidal cores
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- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J9/00—Apparatus or processes specially adapted for the manufacture, installation, removal, maintenance of electric discharge tubes, discharge lamps, or parts thereof; Recovery of material from discharge tubes or lamps
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向コイルのコイル導線として多心平行導線
を用いることにより線がずれたり、線の順番が入れ替わ
ったりすることがなく、ノズルの摩耗やボビンの変形や
絶縁層の剥がれ等がない寸法精度の良好な偏向用コイル
およびその製造方法を提供する。 【構成】 鞍型偏向用コイルを形成するための3本の多
心平行導線15A,15B,15Cを重ね合わせ、図示しない
自動巻線機のノズルから繰り出して上記多心平行導線15
A,15B,15Cを重ね合わせた状態で、コイル巻き溝5
内に挿入して積層巻回し、鞍型偏向用コイルを形成す
る。
を用いることにより線がずれたり、線の順番が入れ替わ
ったりすることがなく、ノズルの摩耗やボビンの変形や
絶縁層の剥がれ等がない寸法精度の良好な偏向用コイル
およびその製造方法を提供する。 【構成】 鞍型偏向用コイルを形成するための3本の多
心平行導線15A,15B,15Cを重ね合わせ、図示しない
自動巻線機のノズルから繰り出して上記多心平行導線15
A,15B,15Cを重ね合わせた状態で、コイル巻き溝5
内に挿入して積層巻回し、鞍型偏向用コイルを形成す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機やデ
ィスプレイ装置等に装着される偏向ヨークの偏向用コイ
ルおよびその製造方法に関するものである。
ィスプレイ装置等に装着される偏向ヨークの偏向用コイ
ルおよびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン受像機のハイビジョ
ン化や高精細度ディスプレイ装置の出現によって、これ
ら装置の陰極線管の画面の色ずれ、即ちコンバージェン
ス等の規格がますます厳しいものになっており、これに
伴い、偏向磁界のますますの精密な制御が望まれる。
ン化や高精細度ディスプレイ装置の出現によって、これ
ら装置の陰極線管の画面の色ずれ、即ちコンバージェン
ス等の規格がますます厳しいものになっており、これに
伴い、偏向磁界のますますの精密な制御が望まれる。
【0003】図10には一般的な偏向ヨークに使用される
鞍型偏向コイルのボビンの一例が示されている。このボ
ビン2には複数のコイル巻き溝5が設けられており、こ
のコイル巻き溝5に、例えば、図9に示されるように捲
線11が積層巻回され、偏向コイルが形成される。この捲
線11としては絶縁層4が施された導線(リッツ線を含
む)の外周に接着剤を塗布したものが用いられている。
鞍型偏向コイルのボビンの一例が示されている。このボ
ビン2には複数のコイル巻き溝5が設けられており、こ
のコイル巻き溝5に、例えば、図9に示されるように捲
線11が積層巻回され、偏向コイルが形成される。この捲
線11としては絶縁層4が施された導線(リッツ線を含
む)の外周に接着剤を塗布したものが用いられている。
【0004】前記コイル巻き溝5内に捲線11を巻回する
際に、この捲線11は束ねられないばらばらの単線のまま
1本〜数本づつ自動巻線機で積層巻回され、これによっ
て偏向コイルが形成される。次いで、この積層巻回され
たコイルに通電し、絶縁層4の外側に塗布された接着剤
を加熱溶融して捲線相互を接着して偏向コイルが形成さ
れる。
際に、この捲線11は束ねられないばらばらの単線のまま
1本〜数本づつ自動巻線機で積層巻回され、これによっ
て偏向コイルが形成される。次いで、この積層巻回され
たコイルに通電し、絶縁層4の外側に塗布された接着剤
を加熱溶融して捲線相互を接着して偏向コイルが形成さ
れる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、捲線11
を巻くときに張力の方向が変化する等によって、図9に
示すように、捲線11はずれて片寄って巻かれたり、捲線
11の順番が入れ替わったりして、設計指示通りに巻くこ
とができないという問題が生じ、しかも量産される各偏
向コイルの捲線11の片寄りの状態も個々の製品毎にばら
つきを生じ、偏向磁界を精度よく制御することができな
いという問題があった。また、量産される製品がばらつ
くので、歩留り低下を生ずるという問題もあり、この従
来の捲線方式ではコスト的に対応できないという問題が
ある。この従来方式でもコイル巻き溝幅をどんどん狭く
して行けば捲線11のずれや片寄り等は少なくなって設計
指示に近づくことはできるが、この場合、インダクタン
スLと抵抗Rとの比L/Rは小さくなり、コイル性能が
低下するという問題がある。
を巻くときに張力の方向が変化する等によって、図9に
示すように、捲線11はずれて片寄って巻かれたり、捲線
11の順番が入れ替わったりして、設計指示通りに巻くこ
とができないという問題が生じ、しかも量産される各偏
向コイルの捲線11の片寄りの状態も個々の製品毎にばら
つきを生じ、偏向磁界を精度よく制御することができな
いという問題があった。また、量産される製品がばらつ
くので、歩留り低下を生ずるという問題もあり、この従
来の捲線方式ではコスト的に対応できないという問題が
ある。この従来方式でもコイル巻き溝幅をどんどん狭く
して行けば捲線11のずれや片寄り等は少なくなって設計
指示に近づくことはできるが、この場合、インダクタン
スLと抵抗Rとの比L/Rは小さくなり、コイル性能が
低下するという問題がある。
【0006】本出願人はこのような問題を解決するため
に、従来の1本、1本の単線のコイル導線に替えて図8
に示すようなリボン線等の多心平行導線を用いて形成す
る偏向コイルを提案している。
に、従来の1本、1本の単線のコイル導線に替えて図8
に示すようなリボン線等の多心平行導線を用いて形成す
る偏向コイルを提案している。
【0007】前記多心平行導線15としては図8の(a)
に示すように、絶縁層4で被覆された銅やアルミニウム
等の導体線8を接着剤6を用いて平行に配列して接着し
たものや、同図(b)に示すように、樹脂等の絶縁シー
ト7の片面に絶縁層4で被覆された導体線8を複数本平
行に配列して接着剤6を用いて接着したものや、同図の
(c)に示すように、絶縁層4と接着層9が形成された
複数の導体線8を平行に配列して接着したものや、同図
の(d)に示すように、絶縁層4の外側に熱可塑性接着
層20が形成された複数の導体線8を平行に配列して接着
したものが使用される。
に示すように、絶縁層4で被覆された銅やアルミニウム
等の導体線8を接着剤6を用いて平行に配列して接着し
たものや、同図(b)に示すように、樹脂等の絶縁シー
ト7の片面に絶縁層4で被覆された導体線8を複数本平
行に配列して接着剤6を用いて接着したものや、同図の
(c)に示すように、絶縁層4と接着層9が形成された
複数の導体線8を平行に配列して接着したものや、同図
の(d)に示すように、絶縁層4の外側に熱可塑性接着
層20が形成された複数の導体線8を平行に配列して接着
したものが使用される。
【0008】上記多心平行導線15の導体線8はそれぞれ
の多心平行導線15内で順序よく固定されており、したが
って、導体線8はそれぞれの多心平行導線15内で線がず
れたり、また、線の順番が入れ替わったりすることがな
いので、これらの多心平行導線15を用い、図示しない自
動巻線機のノズルから多心平行導線15を繰り出して、例
えば図7に示すように鍔3を有するコイル巻き溝5に多
心平行導線15を挿入して積層巻回することにより、前記
導体線8の大幅なずれ等を解消し得る偏向コイルを作製
することができる。この多心平行導線15を用いて形成し
た偏向コイルは従来に比べて特性を大幅に改善すること
が可能となる。
の多心平行導線15内で順序よく固定されており、したが
って、導体線8はそれぞれの多心平行導線15内で線がず
れたり、また、線の順番が入れ替わったりすることがな
いので、これらの多心平行導線15を用い、図示しない自
動巻線機のノズルから多心平行導線15を繰り出して、例
えば図7に示すように鍔3を有するコイル巻き溝5に多
心平行導線15を挿入して積層巻回することにより、前記
導体線8の大幅なずれ等を解消し得る偏向コイルを作製
することができる。この多心平行導線15を用いて形成し
た偏向コイルは従来に比べて特性を大幅に改善すること
が可能となる。
【0009】ところが、提案例の多心平行導線15を用い
て偏向コイルを作製する場合、1本の多心平行導線を用
いてコイル巻きする方式なので、コイル巻きが完了する
までに非常に多くの回数巻かなければならないので、作
業時間がかかり、巻線作業の作業効率が悪い。また、低
インピーダンスの水平偏向コイルを作製する場合には、
太い径(例えば直径0.7 mm)の導体線8を用いる必要が
あり、この太い径の導体線8によって形成された多心平
行導線15を自動巻線機のノズルを介してコイル巻き溝5
内に積層巻回する際に、線が太いため巻粋型の形状に馴
染まないので、大きなテンションを加えて巻かないと巻
粋型の形状に沿って巻くことができず、かつ、非常に巻
きにくい。しかも、大きなテンションで巻くと、多心平
行導線15自体および巻線機のノズルやボビンにストレス
が加わり、絶縁層4が剥がれたり、場合によっては線が
切断する虞があり、かつ、ノズルの摩耗やボビンの変形
等が発生し、また、ボビンの変形に伴って不正確な形状
の偏向コイルが形成される虞がある。
て偏向コイルを作製する場合、1本の多心平行導線を用
いてコイル巻きする方式なので、コイル巻きが完了する
までに非常に多くの回数巻かなければならないので、作
業時間がかかり、巻線作業の作業効率が悪い。また、低
インピーダンスの水平偏向コイルを作製する場合には、
太い径(例えば直径0.7 mm)の導体線8を用いる必要が
あり、この太い径の導体線8によって形成された多心平
行導線15を自動巻線機のノズルを介してコイル巻き溝5
内に積層巻回する際に、線が太いため巻粋型の形状に馴
染まないので、大きなテンションを加えて巻かないと巻
粋型の形状に沿って巻くことができず、かつ、非常に巻
きにくい。しかも、大きなテンションで巻くと、多心平
行導線15自体および巻線機のノズルやボビンにストレス
が加わり、絶縁層4が剥がれたり、場合によっては線が
切断する虞があり、かつ、ノズルの摩耗やボビンの変形
等が発生し、また、ボビンの変形に伴って不正確な形状
の偏向コイルが形成される虞がある。
【0010】さらに、巻線機の構造上や導体線8の絶縁
層4の強度等によってあまり大きいテンションで多心平
行導線15を巻けない場合には巻粋型の角等で多心平行導
線15が正確に曲がらず、正確な形状のコイルを巻回する
ことができない虞があった。
層4の強度等によってあまり大きいテンションで多心平
行導線15を巻けない場合には巻粋型の角等で多心平行導
線15が正確に曲がらず、正確な形状のコイルを巻回する
ことができない虞があった。
【0011】さらにまた、太い線で巻回するときに、所
定の幅に所定の導体線の本数を挿入すると、線が太くな
ればなるほど近接効果によるロスが増加する。一方、表
皮効果によっても線が太くなるほど交流ロスが増加し、
高周波に使用できない虞があった。
定の幅に所定の導体線の本数を挿入すると、線が太くな
ればなるほど近接効果によるロスが増加する。一方、表
皮効果によっても線が太くなるほど交流ロスが増加し、
高周波に使用できない虞があった。
【0012】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、偏向コイルのコイル導線と
して多心平行導線を用いることにより、線がずれたり、
線の順番が入れ替わったりすることがなく、ノズルの摩
耗やボビンの変形や絶縁層の剥がれがなく、かつ、巻回
作業が容易で寸法精度が良好な偏向用コイルおよびその
製造方法を提供することにある。
たものであり、その目的は、偏向コイルのコイル導線と
して多心平行導線を用いることにより、線がずれたり、
線の順番が入れ替わったりすることがなく、ノズルの摩
耗やボビンの変形や絶縁層の剥がれがなく、かつ、巻回
作業が容易で寸法精度が良好な偏向用コイルおよびその
製造方法を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の偏向用コイルの製造方法は2本以上の多心平行導
線を重ね合わせた状態で1個のノズルから繰り出して鞍
型形状をした巻粋型のコイル巻き溝内に積層巻回し、鞍
型形状のコイルを形成することを特徴として構成されて
いる。また、第1の発明に係る偏向用コイルは2本以上
の多心平行導線を重ね合わせて積層して鞍型形状のコイ
ルとしたことを特徴として構成されている。さらに、第
2の発明に係る偏向用コイルは2本以上の多心平行導線
が積層巻回されて鞍型形状のコイルが形成されており、
この各多心平行導線には互いの多心平行導線を識別する
ための識別表示が施されていることを特徴として構成さ
れている。さらに、第3の発明に係る偏向用コイルは3
本以上の多心平行導線が積層巻回されて鞍型形状のコイ
ルが形成されており、この3本以上の多心平行導線のう
ち最下層と最上層に挟まれた多心平行導線は最下層と最
上層の多心平行導線よりも絶縁耐圧が低く設定されてい
ることを特徴として構成されている。
するために、次のように構成されている。すなわち、本
発明の偏向用コイルの製造方法は2本以上の多心平行導
線を重ね合わせた状態で1個のノズルから繰り出して鞍
型形状をした巻粋型のコイル巻き溝内に積層巻回し、鞍
型形状のコイルを形成することを特徴として構成されて
いる。また、第1の発明に係る偏向用コイルは2本以上
の多心平行導線を重ね合わせて積層して鞍型形状のコイ
ルとしたことを特徴として構成されている。さらに、第
2の発明に係る偏向用コイルは2本以上の多心平行導線
が積層巻回されて鞍型形状のコイルが形成されており、
この各多心平行導線には互いの多心平行導線を識別する
ための識別表示が施されていることを特徴として構成さ
れている。さらに、第3の発明に係る偏向用コイルは3
本以上の多心平行導線が積層巻回されて鞍型形状のコイ
ルが形成されており、この3本以上の多心平行導線のう
ち最下層と最上層に挟まれた多心平行導線は最下層と最
上層の多心平行導線よりも絶縁耐圧が低く設定されてい
ることを特徴として構成されている。
【0014】
【作用】鞍型形状をした偏向コイルの巻粋型のコイル巻
き溝内に2本以上の多心平行導線を重ね合わせた状態
で、1個のノズルから繰り出しながら積層巻回し、鞍型
形状の偏向用コイルを作製する。また、必要に応じ、上
記各多心平行導線には互いの多心平行導線を識別するた
めの識別表示を施す。
き溝内に2本以上の多心平行導線を重ね合わせた状態
で、1個のノズルから繰り出しながら積層巻回し、鞍型
形状の偏向用コイルを作製する。また、必要に応じ、上
記各多心平行導線には互いの多心平行導線を識別するた
めの識別表示を施す。
【0015】さらに、3本以上の多心平行導線を用いて
偏向コイルを形成するときに、多心平行導線の最下層と
最上層に挟まれた多心平行導線には最下層と最上層の多
心平行導線よりも絶縁耐圧の低い線を用いることもでき
る。
偏向コイルを形成するときに、多心平行導線の最下層と
最上層に挟まれた多心平行導線には最下層と最上層の多
心平行導線よりも絶縁耐圧の低い線を用いることもでき
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、提案例と同一の
名称部分には同一符号を付し、その詳細な重複説明は省
略する。図1には本実施例に係わる鞍型偏向コイルの多
心平行導線の斜視説明図が示されている。本実施例の特
徴的なことは、細線の導体線からなる2本以上(この実
施例では3本)の多心平行導線を重ね合わせた状態で1
個のノズルから繰り出し、鞍型形状の巻粋型のコイル巻
き溝内に積層巻回し、鞍型形状のコイルを形成すること
である。
する。なお、本実施例の説明において、提案例と同一の
名称部分には同一符号を付し、その詳細な重複説明は省
略する。図1には本実施例に係わる鞍型偏向コイルの多
心平行導線の斜視説明図が示されている。本実施例の特
徴的なことは、細線の導体線からなる2本以上(この実
施例では3本)の多心平行導線を重ね合わせた状態で1
個のノズルから繰り出し、鞍型形状の巻粋型のコイル巻
き溝内に積層巻回し、鞍型形状のコイルを形成すること
である。
【0017】図1において、この多心平行導線15A,15
B,15Cの1本、1本は絶縁層4で被覆された導体線8
をそれぞれ12本平行に配列し、接着剤6を用いて接着し
たものである。この実施例では提案例の1本の厚肉の多
心平行導線を3分割した薄肉の多心平行導線としてお
り、導体線も単線の細い導体線を用い、導体線相互間は
提案例に比べて広くなっている。また、この3本の多心
平行導線15A,15B,15Cを互いに識別するために、そ
れぞれの多心平行導線に識別表示(この実施例では各々
に赤、黒、緑の色別け)が施されている。この色別けと
して、前記接着剤6に着色を施した方法が採られてい
る。例えば、多心平行導線15Aには赤、15Bには黒、15
Cには緑が着色されている。
B,15Cの1本、1本は絶縁層4で被覆された導体線8
をそれぞれ12本平行に配列し、接着剤6を用いて接着し
たものである。この実施例では提案例の1本の厚肉の多
心平行導線を3分割した薄肉の多心平行導線としてお
り、導体線も単線の細い導体線を用い、導体線相互間は
提案例に比べて広くなっている。また、この3本の多心
平行導線15A,15B,15Cを互いに識別するために、そ
れぞれの多心平行導線に識別表示(この実施例では各々
に赤、黒、緑の色別け)が施されている。この色別けと
して、前記接着剤6に着色を施した方法が採られてい
る。例えば、多心平行導線15Aには赤、15Bには黒、15
Cには緑が着色されている。
【0018】図2には本実施例の偏向用コイルを巻回形
成するための巻線装置の説明図が示されている。この巻
線装置は多心平行導線15A,15B,15Cがそれぞれ巻か
れた3つのボビン25A,25B,25C(25B,25Cは図示
されない)と、ボビン回転機構12とボビン保持材31とテ
ンション付加手段16A,16B,16C(16B,16Cは図示
されない)を有している。前記、3本の多心平行導線15
A,15B,15Cはそれぞれボビン25A,25B,25Cから
繰り出され、テンション付加手段16A,16B,16Cによ
って、1本、1本個別に張力調整され、重ね合わせた状
態で1個のノズルシャフト27のノズル溝に導かれてい
る。ノズルシャフト27はノズル支持台26に支持されてお
り、ノズル支持台26にはノズル回転機構28が設けられ、
このノズル回転機構28によりノズルシャフト27は正逆所
望方向に回転自在となっている。前記ノズル支持台26は
ノズル支柱35に上下のY方向に移動自在に取り付けられ
ており、このノズル支柱35は装置基台1上に固定されて
いるノズルベッド23にスクリュー等の駆動機構によりX
方向(水平横方向)に移動自在に立設されている。
成するための巻線装置の説明図が示されている。この巻
線装置は多心平行導線15A,15B,15Cがそれぞれ巻か
れた3つのボビン25A,25B,25C(25B,25Cは図示
されない)と、ボビン回転機構12とボビン保持材31とテ
ンション付加手段16A,16B,16C(16B,16Cは図示
されない)を有している。前記、3本の多心平行導線15
A,15B,15Cはそれぞれボビン25A,25B,25Cから
繰り出され、テンション付加手段16A,16B,16Cによ
って、1本、1本個別に張力調整され、重ね合わせた状
態で1個のノズルシャフト27のノズル溝に導かれてい
る。ノズルシャフト27はノズル支持台26に支持されてお
り、ノズル支持台26にはノズル回転機構28が設けられ、
このノズル回転機構28によりノズルシャフト27は正逆所
望方向に回転自在となっている。前記ノズル支持台26は
ノズル支柱35に上下のY方向に移動自在に取り付けられ
ており、このノズル支柱35は装置基台1上に固定されて
いるノズルベッド23にスクリュー等の駆動機構によりX
方向(水平横方向)に移動自在に立設されている。
【0019】前記ノズルシャフト27の下端側にはノズル
(図示せず)が取り付けられており、前記多心平行導線
15A,15B,15Cが重ね合わせた状態でノズルから繰り
出され、鞍型形状をした巻粋型43のコイル巻き溝内に挿
入されるようになっている。この巻粋型43は支持台41に
載っており、アーム40を介して金型側支柱37に支えられ
ている。この金型側支柱37の上端側には第1の金型回転
機構38が設けられている。
(図示せず)が取り付けられており、前記多心平行導線
15A,15B,15Cが重ね合わせた状態でノズルから繰り
出され、鞍型形状をした巻粋型43のコイル巻き溝内に挿
入されるようになっている。この巻粋型43は支持台41に
載っており、アーム40を介して金型側支柱37に支えられ
ている。この金型側支柱37の上端側には第1の金型回転
機構38が設けられている。
【0020】また、巻粋型43の支持台41には枠型保持部
42が設けられ、この枠型保持部42はZ方向(図2の
(b)の紙面に直交する方向)に移動自在となってい
る。この枠型保持部42には第2の金型回転機構44が設け
られ、前記巻粋型43は第1の金型回転機構38の回転動作
によりX軸を中心として回転自在となっており、また、
第2の金型回転機構44の駆動によりZ軸を中心として回
転自在となっている。
42が設けられ、この枠型保持部42はZ方向(図2の
(b)の紙面に直交する方向)に移動自在となってい
る。この枠型保持部42には第2の金型回転機構44が設け
られ、前記巻粋型43は第1の金型回転機構38の回転動作
によりX軸を中心として回転自在となっており、また、
第2の金型回転機構44の駆動によりZ軸を中心として回
転自在となっている。
【0021】また、ボビン回転機構12の回転とノズル回
転機構28は周期が取られて同一回転を行うように連動さ
れており、ノズルの回転によってボビン25A,25B,25
Cから繰り出される多心平行導線15A,15B,15Cに捩
じれが生じないように工夫されている。
転機構28は周期が取られて同一回転を行うように連動さ
れており、ノズルの回転によってボビン25A,25B,25
Cから繰り出される多心平行導線15A,15B,15Cに捩
じれが生じないように工夫されている。
【0022】上記、各々の回転駆動機構は図示されない
制御装置によって制御されており、多心平行導線が巻粋
型のコイル巻き溝に円滑に積層巻回されて偏向用コイル
が形成されるようになっている。
制御装置によって制御されており、多心平行導線が巻粋
型のコイル巻き溝に円滑に積層巻回されて偏向用コイル
が形成されるようになっている。
【0023】次に、本実施例の鞍型偏向コイルの作製作
業の動作について説明する。まず、図2に示されるよう
にボビン25A,25B,25Cにそれぞれ巻かれている多心
平行導線15A,15B,15Cはそれぞれ個別にテンション
付加手段16A,16B,16Cによって張力調整されなが
ら、重ね合わされた状態で1個のノズルシャフト27のノ
ズル溝(図示せず)に挿通される。この重ね合わせた状
態の多心平行導線15A,15B,15Cをノズルから繰り出
して図示しない制御装置の制御により多心平行導線15
A,15B,15Cを鞍型形状をしたボビン又は金型の巻粋
型のコイル巻き溝内に挿入して積層巻回する。これによ
り、鞍型形状のコイルが形成される。コイル形成後、多
心平行導線15A,15B,15Cの端末処理を行い、並列接
続する。なお、上記多心平行導線15A,15B,15Cをボ
ビン2に積層巻回してコイルを形成した場合には、コイ
ル形成後、多心平行導線15A,15B,15Cを通電加熱し
て融着一体化するか、この積層コイルに注型樹脂を注入
して硬化一体化することにより図3に示されるような鞍
型偏向コイルが形成される。また、多心平行導線15A,
15B,15Cを巻線金型に積層巻回してコイルを形成する
場合には、コイル形成後、積層コイルを融着一体化する
か、あるいは注型樹脂で硬化一体化した後、一体化した
積層コイルを金型から離型して図4に示されるような鞍
型形状の偏向用コイルを形成する。
業の動作について説明する。まず、図2に示されるよう
にボビン25A,25B,25Cにそれぞれ巻かれている多心
平行導線15A,15B,15Cはそれぞれ個別にテンション
付加手段16A,16B,16Cによって張力調整されなが
ら、重ね合わされた状態で1個のノズルシャフト27のノ
ズル溝(図示せず)に挿通される。この重ね合わせた状
態の多心平行導線15A,15B,15Cをノズルから繰り出
して図示しない制御装置の制御により多心平行導線15
A,15B,15Cを鞍型形状をしたボビン又は金型の巻粋
型のコイル巻き溝内に挿入して積層巻回する。これによ
り、鞍型形状のコイルが形成される。コイル形成後、多
心平行導線15A,15B,15Cの端末処理を行い、並列接
続する。なお、上記多心平行導線15A,15B,15Cをボ
ビン2に積層巻回してコイルを形成した場合には、コイ
ル形成後、多心平行導線15A,15B,15Cを通電加熱し
て融着一体化するか、この積層コイルに注型樹脂を注入
して硬化一体化することにより図3に示されるような鞍
型偏向コイルが形成される。また、多心平行導線15A,
15B,15Cを巻線金型に積層巻回してコイルを形成する
場合には、コイル形成後、積層コイルを融着一体化する
か、あるいは注型樹脂で硬化一体化した後、一体化した
積層コイルを金型から離型して図4に示されるような鞍
型形状の偏向用コイルを形成する。
【0024】本実施例によれば、多心平行導線を積層巻
回して鞍型偏向用コイルを形成したので、多心平行導線
内でのコイル導線がずれたり、導線の順番が入れ替わっ
たりせず、また、細い導体線を用いた多心平行導線を1
本、1本個別に張力調整しながら3本を重ね合わせた状
態で積層巻回する構成としたので、この3本の各多心平
行導線を弱いテンションで積層巻回することができ、し
かも、弱いテンションで巻いてもボビンあるいは金型の
曲面や角に線が追随して巻かれ、正確な寸法形状の偏向
用コイルを積層巻回することができる。したがって、大
きいテンションが不要のため、ボビンの変形やノズルの
摩耗の心配がなく、また、絶縁層4にストレスが加わら
ないので、絶縁層4の剥がれ等の機械的劣化がない。こ
れによって、作製された鞍型偏向コイルは偏向磁界の精
密な制御が可能となる。
回して鞍型偏向用コイルを形成したので、多心平行導線
内でのコイル導線がずれたり、導線の順番が入れ替わっ
たりせず、また、細い導体線を用いた多心平行導線を1
本、1本個別に張力調整しながら3本を重ね合わせた状
態で積層巻回する構成としたので、この3本の各多心平
行導線を弱いテンションで積層巻回することができ、し
かも、弱いテンションで巻いてもボビンあるいは金型の
曲面や角に線が追随して巻かれ、正確な寸法形状の偏向
用コイルを積層巻回することができる。したがって、大
きいテンションが不要のため、ボビンの変形やノズルの
摩耗の心配がなく、また、絶縁層4にストレスが加わら
ないので、絶縁層4の剥がれ等の機械的劣化がない。こ
れによって、作製された鞍型偏向コイルは偏向磁界の精
密な制御が可能となる。
【0025】さらに、3本の多心平行導線を色別けして
識別するようにしたので、線の順番や線の捩じれ等の目
視管理が容易となる。
識別するようにしたので、線の順番や線の捩じれ等の目
視管理が容易となる。
【0026】さらにまた、ボビンの変形やノズルの摩耗
がなくなるので、メンテナンス費用の削減が図れる。
がなくなるので、メンテナンス費用の削減が図れる。
【0027】さらにまた、3本の多心平行導線15A,15
B,15Cを積層巻回後、これら多心平行導線を端末処理
して並列接続する構成としたので、この3本の多心平行
導線の積層コイル33は同電位となるが、図6に示される
ようにコイル層33は前に積層巻回されたコイル層32およ
び次に積層巻回されるコイル層34とは同電位とならず、
前のコイル層32や次のコイル層34と接する多心平行導線
15A,15Cは絶縁耐圧の高い線が必要となる。しかし、
中間層の多心平行導線15Bは15A,15Cと同電位であ
り、かつ、前後のコイル層32,34と直接接することがな
いので、絶縁耐圧を低く設定することができる。したが
って、中間層の絶縁耐圧の低い多心平行導線のコスト低
減ができるので、偏向コイル自体のコストダウンが図れ
る。
B,15Cを積層巻回後、これら多心平行導線を端末処理
して並列接続する構成としたので、この3本の多心平行
導線の積層コイル33は同電位となるが、図6に示される
ようにコイル層33は前に積層巻回されたコイル層32およ
び次に積層巻回されるコイル層34とは同電位とならず、
前のコイル層32や次のコイル層34と接する多心平行導線
15A,15Cは絶縁耐圧の高い線が必要となる。しかし、
中間層の多心平行導線15Bは15A,15Cと同電位であ
り、かつ、前後のコイル層32,34と直接接することがな
いので、絶縁耐圧を低く設定することができる。したが
って、中間層の絶縁耐圧の低い多心平行導線のコスト低
減ができるので、偏向コイル自体のコストダウンが図れ
る。
【0028】さらにまた、導体線8を細くし、かつ、単
線を平行に配列した多心平行導線15を積層巻回する構成
としたので、この多心平行導線は巻粋型の形状に馴染み
易く、巻回し易くなり、かつ、近接効果が改善されて、
交流ロスの増加を防止することができる。さらにまた、
3本の多心平行導線を端末処理によって並列接続するこ
とにより、3本の多心平行導線は同電位となって分布容
量も増加することがないので、電気的特性を大幅に改善
することができる。
線を平行に配列した多心平行導線15を積層巻回する構成
としたので、この多心平行導線は巻粋型の形状に馴染み
易く、巻回し易くなり、かつ、近接効果が改善されて、
交流ロスの増加を防止することができる。さらにまた、
3本の多心平行導線を端末処理によって並列接続するこ
とにより、3本の多心平行導線は同電位となって分布容
量も増加することがないので、電気的特性を大幅に改善
することができる。
【0029】なお、本発明は上記実施例に限定されるこ
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、多心平行導線の識別表示手段として、多心
平行導線15A,15B,15Cのそれぞれの導体線8の接着
層全体に着色を施したが、それぞれの多心平行導線15
A,15B,15Cに、例えば図5の(a)のような別々の
色の横線(A,B,C)あるいは図5の(b)に示すよ
うな縦線(D,E,F)を施してもよく、目視で容易に
識別できるものであれば他の手段でもよい。また、幅方
向に色別けすれば、捩れ又は幅方向の線の順番も判断で
き、幅方向で線を分け、直列接続することもできる。
とはなく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記
実施例では、多心平行導線の識別表示手段として、多心
平行導線15A,15B,15Cのそれぞれの導体線8の接着
層全体に着色を施したが、それぞれの多心平行導線15
A,15B,15Cに、例えば図5の(a)のような別々の
色の横線(A,B,C)あるいは図5の(b)に示すよ
うな縦線(D,E,F)を施してもよく、目視で容易に
識別できるものであれば他の手段でもよい。また、幅方
向に色別けすれば、捩れ又は幅方向の線の順番も判断で
き、幅方向で線を分け、直列接続することもできる。
【0030】また、上記実施例では、3本の多心平行導
線を積層巻回後端末処理(例えばショート)して並列接
続としたが、端末処理により直列接続としてもよい。こ
の場合には、1本の多心平行導線を積層巻回して偏向用
コイルを形成するときと比べ、3本に重ね合わせた多心
平行導線を用いる場合は1/3の巻き回数でコイルを形
成することができ、n本に重ね合わせた場合には1/n
の巻き回数でコイルが形成できるので、巻回作業を極め
て短時間で完了することができる。しかし、この場合に
は中間層の多心平行導線15Bは最上層の多心平行導線15
A、最下層の多心平行導線15Cと同一の絶縁耐圧を必要
とする。
線を積層巻回後端末処理(例えばショート)して並列接
続としたが、端末処理により直列接続としてもよい。こ
の場合には、1本の多心平行導線を積層巻回して偏向用
コイルを形成するときと比べ、3本に重ね合わせた多心
平行導線を用いる場合は1/3の巻き回数でコイルを形
成することができ、n本に重ね合わせた場合には1/n
の巻き回数でコイルが形成できるので、巻回作業を極め
て短時間で完了することができる。しかし、この場合に
は中間層の多心平行導線15Bは最上層の多心平行導線15
A、最下層の多心平行導線15Cと同一の絶縁耐圧を必要
とする。
【0031】さらに、上記実施例では3本の多心平行導
線を重ね合わせて積層巻回して偏向用コイルを形成した
が、2本以上の多心平行導線でもよく、その数は問わな
い。
線を重ね合わせて積層巻回して偏向用コイルを形成した
が、2本以上の多心平行導線でもよく、その数は問わな
い。
【0032】さらにまた、上記実施例では多心平行導線
15の導体線8に単線を用いたが、この導体線8にリッツ
線を用いてもよい。しかし、単線の場合にはコストも安
価なため、コスト面でも有利である。
15の導体線8に単線を用いたが、この導体線8にリッツ
線を用いてもよい。しかし、単線の場合にはコストも安
価なため、コスト面でも有利である。
【0033】
【発明の効果】本発明は多心平行導線を積層巻回して鞍
型偏向用コイルを形成したので、多心平行導線内でのコ
イル導線がずれたり、導線の順番が入れ替わったりせ
ず、また、2本以上の多心平行導線を重ね合わせた状態
で積層巻回する構成としたので、提案例の1本の厚肉の
多心平行導線を複数本に分割した薄肉の多心平行導線に
することができ、かつ、提案例に比べて極めて細い線を
用いることができるため、上記多心平行導線は弱いテン
ションでも容易に巻回することができる。しかも弱いテ
ンションで巻いてもボビンあるいは金型の曲面や角に線
が追随して巻かれ、正確な寸法の偏向コイルを積層巻回
することができる。したがって、大きいテンションが不
要のため、ボビンの変形やノズルの摩耗や絶縁層の剥が
れ等の心配がなく、正確な寸法形状の偏向用コイルを作
製することができる。これによって作製された鞍型偏向
コイルは偏向磁界の精密な制御が可能となる。
型偏向用コイルを形成したので、多心平行導線内でのコ
イル導線がずれたり、導線の順番が入れ替わったりせ
ず、また、2本以上の多心平行導線を重ね合わせた状態
で積層巻回する構成としたので、提案例の1本の厚肉の
多心平行導線を複数本に分割した薄肉の多心平行導線に
することができ、かつ、提案例に比べて極めて細い線を
用いることができるため、上記多心平行導線は弱いテン
ションでも容易に巻回することができる。しかも弱いテ
ンションで巻いてもボビンあるいは金型の曲面や角に線
が追随して巻かれ、正確な寸法の偏向コイルを積層巻回
することができる。したがって、大きいテンションが不
要のため、ボビンの変形やノズルの摩耗や絶縁層の剥が
れ等の心配がなく、正確な寸法形状の偏向用コイルを作
製することができる。これによって作製された鞍型偏向
コイルは偏向磁界の精密な制御が可能となる。
【0034】また、重ね合わせたそれぞれの多心平行導
線を色別けして識別するように構成したものにあって
は、線の順番や、線の捩じれ等の目視管理が容易とな
る。
線を色別けして識別するように構成したものにあって
は、線の順番や、線の捩じれ等の目視管理が容易とな
る。
【0035】さらに、3本以上の多心平行導線を積層巻
回して偏向用コイルを形成する際に、最下層と最上層の
多心平行導線に挟まれた多心平行導線を最下層と最上層
の多心平行導線よりも絶縁耐圧を低く設定した構成のも
のにあっては、その中間層の絶縁耐圧の低い多心平行導
線のコストを低減できるので、偏向用コイル自体のコス
トダウンが図れる。
回して偏向用コイルを形成する際に、最下層と最上層の
多心平行導線に挟まれた多心平行導線を最下層と最上層
の多心平行導線よりも絶縁耐圧を低く設定した構成のも
のにあっては、その中間層の絶縁耐圧の低い多心平行導
線のコストを低減できるので、偏向用コイル自体のコス
トダウンが図れる。
【0036】さらにまた、提案例の1本の厚肉の多心平
行導線を複数本に分割した薄肉の多心平行導線を用いる
ことができるので、提案例に比べて細い線を用いること
が可能となり、近接効果が良好となり、また、この多心
平行導線を積層巻回後、多心平行導線を端末処理して並
列接続することにより、重ね合わせた多心平行導線間に
は電位差がなくなるので、分布容量の増加がなく、電気
的特性の大幅な改善が図れる。
行導線を複数本に分割した薄肉の多心平行導線を用いる
ことができるので、提案例に比べて細い線を用いること
が可能となり、近接効果が良好となり、また、この多心
平行導線を積層巻回後、多心平行導線を端末処理して並
列接続することにより、重ね合わせた多心平行導線間に
は電位差がなくなるので、分布容量の増加がなく、電気
的特性の大幅な改善が図れる。
【図1】本実施例に係わる偏向用コイルを作製する多心
平行導線の斜視説明図である。
平行導線の斜視説明図である。
【図2】本実施例の偏向用コイルを巻回形成するための
巻線装置の説明図である。
巻線装置の説明図である。
【図3】本実施例に係わる鞍型偏向コイル用ボビンに多
心平行導線を積層巻回した状態の説明図である。
心平行導線を積層巻回した状態の説明図である。
【図4】巻線金型から離型した鞍型偏向コイル形状のコ
イルの説明図である。
イルの説明図である。
【図5】多心平行導線の他の識別手段の説明図である。
【図6】重ね合わせた3本の多心平行導線の積層状態を
示す説明図である。
示す説明図である。
【図7】1本の多心平行導線を積層して偏向用コイルを
作製する提案例の説明図である。
作製する提案例の説明図である。
【図8】多心平行導線の各種形態の説明図である。
【図9】従来の偏向コイルのコイル巻き状態の説明図で
ある。
ある。
【図10】従来の偏向コイルのボビンの一例の説明図であ
る。
る。
2 ボビン 4 絶縁層 5 コイル巻き溝 8 導体線 12 ボビン回転機構 15(15A,15B,15C) 多心平行導線 27 ノズルシャフト 28 ノズル回転機構 43 巻枠型
Claims (4)
- 【請求項1】 2本以上の多心平行導線を重ね合わせた
状態で1個のノズルから繰り出して鞍型形状をした巻粋
型のコイル巻き溝内に積層巻回し、鞍型形状のコイルを
形成する偏向用コイルの製造方法。 - 【請求項2】 2本以上の多心平行導線を重ね合わせて
積層して鞍型形状のコイルとした偏向用コイル。 - 【請求項3】 2本以上の多心平行導線が積層巻回され
て鞍型形状のコイルが形成されており、この各多心平行
導線には互いの多心平行導線を識別するための識別表示
が施されている偏向用コイル。 - 【請求項4】 3本以上の多心平行導線が積層巻回され
て鞍型形状のコイルが形成されており、この3本以上の
多心平行導線のうち最下層と最上層に挟まれた多心平行
導線は最下層と最上層の多心平行導線よりも絶縁耐圧が
低く設定されている偏向用コイル。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14100992A JP3269116B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 偏向用コイルおよびその製造方法 |
| EP93303495A EP0569231B1 (en) | 1992-05-06 | 1993-05-05 | Deflection coil and fabrication method thereof |
| DE69306650T DE69306650T2 (de) | 1992-05-06 | 1993-05-05 | Ablenkspule und Herstellungsverfahren |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14100992A JP3269116B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 偏向用コイルおよびその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05314901A true JPH05314901A (ja) | 1993-11-26 |
| JP3269116B2 JP3269116B2 (ja) | 2002-03-25 |
Family
ID=15282072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14100992A Expired - Fee Related JP3269116B2 (ja) | 1992-05-06 | 1992-05-06 | 偏向用コイルおよびその製造方法 |
Country Status (3)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0569231B1 (ja) |
| JP (1) | JP3269116B2 (ja) |
| DE (1) | DE69306650T2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2521619C2 (ru) * | 2012-10-29 | 2014-07-10 | Открытое акционерное общество "Омский научно-исследовательский институт приборостроения" (ОАО "ОНИИП") | Кольцевая катушка индуктивности |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2355060C2 (ru) * | 2007-03-28 | 2009-05-10 | Владимир Петрович Янчук | Катушка |
| RU2351032C1 (ru) * | 2007-08-22 | 2009-03-27 | Открытое акционерное общество "Всероссийский научно-исследовательский и проектно-конструкторский институт электровозостроения" (ОАО "ВЭлНИИ") | Способ намотки тороидальных высокочастотных трансформаторов |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1311482A (en) * | 1969-06-20 | 1973-03-28 | Emi Ltd | Production of scanning coils |
| DE2744048C2 (de) * | 1977-09-30 | 1979-08-23 | Licentia Patent-Verwaltungs-Gmbh, 6000 Frankfurt | Ablenkeinheit für einen Fernsehempfänger |
| DE3669008D1 (de) * | 1985-04-04 | 1990-03-15 | Philips Nv | Zusammengesetzter draht fuer hf-anwendungen, mit solch einem draht gewickelte spule und solch eine spule enthaltende ablenkeinheit. |
| JP3110724U (ja) | 2005-04-01 | 2005-06-30 | 医療法人社団 和敬会 | 病室案内板 |
-
1992
- 1992-05-06 JP JP14100992A patent/JP3269116B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1993
- 1993-05-05 DE DE69306650T patent/DE69306650T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-05-05 EP EP93303495A patent/EP0569231B1/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| RU2521619C2 (ru) * | 2012-10-29 | 2014-07-10 | Открытое акционерное общество "Омский научно-исследовательский институт приборостроения" (ОАО "ОНИИП") | Кольцевая катушка индуктивности |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| DE69306650D1 (de) | 1997-01-30 |
| JP3269116B2 (ja) | 2002-03-25 |
| EP0569231B1 (en) | 1996-12-18 |
| DE69306650T2 (de) | 1997-05-28 |
| EP0569231A1 (en) | 1993-11-10 |
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