JPH05317579A - 衣服のドライクリーニング機械において乾燥段階中に形成される塩化溶剤の残留物を接触水から除去する方法および装置 - Google Patents

衣服のドライクリーニング機械において乾燥段階中に形成される塩化溶剤の残留物を接触水から除去する方法および装置

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JPH05317579A
JPH05317579A JP4279061A JP27906192A JPH05317579A JP H05317579 A JPH05317579 A JP H05317579A JP 4279061 A JP4279061 A JP 4279061A JP 27906192 A JP27906192 A JP 27906192A JP H05317579 A JPH05317579 A JP H05317579A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 衣服のドライクリーニング機械において乾燥
段階で形成される塩化溶剤の残留物を接触水から除去し
て、その接触水の廃棄が生じていた環境問題を解消する
方法および装置の提供を目的とする 【構成】 本発明の方法は、デカンテーション後の塩化
溶剤残留物を含有する接触水を蒸発させ、その蒸気に紫
外線放射を照射して溶剤の塩素−炭素結合を破壊し、環
境汚染に無害な状態にして大気中に排出する。このため
の装置は、蒸発室7と、接触水および溶剤残留物を蒸発
させる手段9と、石英ガラス板で閉じられた窓10を通
して蒸発室と通じている該室外部のハウジング11内に
配置された紫外線ランプ12とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣服、特にスーツや一般
の布製品をクリーニングする分野に係わり、更に詳しく
は、衣服のドライクリーニング機械において乾燥段階中
に形成される塩化溶剤の残留物を接触水(contac
t water)から除去する方法に関する。
【0002】本発明はまた上述の方法に従って作動する
装置にも関する。
【0003】
【従来技術】周知のように、ドライクリーニング業や同
様な職業で普通使用されている衣服のドライクリーニン
グ機械は、テトラクロロエチレン(高揮発性洗濯剤)の
如き塩化溶剤を使用している。この種の最近の洗濯機に
おいては、溶剤や経済的理由並びにその汚染能力の故に
閉鎖サイクルにおいて使用され、また定期的に再生され
ている。
【0004】溶剤は衣服の洗濯および乾燥の両段階にお
いて回収される。実際には、洗濯溶剤の一部は洗濯段階
の終わりにおいて再び衣服に侵み込み、乾燥によって除
去され、その量は洗濯衣服1kg当たり溶剤約0.35
kgである。この段階において、全ての繊維が周囲環境
から様々の量で吸収した湿気が抽出される。大気の湿度
の関数として衣服1kg当たり0.03〜0.04kg
の量で繊維から抽出された水即ちいわゆる接触水と溶剤
はタンクに貯められ、この中でそれらの比重の相違によ
って2相分離が生じる。溶剤よりも軽い接触水はタンク
の上部に集まり、溢水してタンクから流出する。この接
触水はかなりの量即ち約400〜500ppmの塩化溶
剤の残留物を未だ含有しているので、それを廃棄するこ
とは溶剤濃度が現在施行されている汚染防止法で許可さ
れている濃度よりも高いと云う点で問題となる。それ故
に現在、接触水はそのまま周囲環境に散逸させることは
できず、収集されてそれらの処理を行う専門工場へ定期
的に引渡されねばならない。
【0005】
【本発明が達成しようとする課題】本発明の目的は、上
述の接触水を浄化して、その化学物理特性が現在施行さ
れている法律で指示されている限度内に低下しそれ故に
問題なく散逸され得るようにする方法を提供することで
ある。
【0006】本発明の更なる目的は、上述の接触水を、
その化学物理特性が現行法規によって要請される数値に
適合しそれ故に接触水が不都合なく廃棄できる状態にな
るように、浄化する装置を提供することである。本発明
の他の目的は、本発明の方法に従って作動し、且つ塩化
溶剤を使用して運転される衣服のドライクリーニング機
械に取り付けるのにあるいは何れにしても接続するのに
適している、接触水を浄化する装置を提供することであ
る。
【0007】
【課題を達成するための手段】これらの目的は本発明に
よる方法によって達成され、この方法においては、デカ
ンテーション(傾斜法)によって塩化溶剤から分離され
しかし該溶剤の残留物を未だ含有している乾燥段階で発
生される接触水が、溶剤残留物と共に蒸発され、大気中
へ排出される前に紫外線で照射される。このようにし
て、紫外線照射の結果、塩素−炭素結合の破壊が達成さ
れ、原子状および分子状塩素がエタンおよび炭素の分子
と共に形成され、その一部は大気中の酸素と反応し、僅
かなパーセントで存在する限りその大気中への排出は許
容限度内に留まる。
【0008】本発明による装置は、接触水から溶剤を分
離する分離手段と、発生される蒸気をその大気中への排
出の前に照射するのに適する紫外線放射源と協同して接
触水およびその中に未だ含有されている溶剤残留物を蒸
発させる蒸発手段とを含んでいる。
【0009】本発明による衣服のドライクリーニング工
程において接触水から塩化溶剤の残留物を除去する方法
および装置の更なる特徴および利点は、添付図面を参照
して一例として与えられしかし限定するものではない実
行可能な実施例の1つに関する以下の説明において明白
にされるであろう。
【0010】
【実施例】添付図面を参照すれば、符号1は、図示して
いない通常型のドライクリーニング機械においてある量
の衣服を乾燥することで発生する接触水および塩化溶剤
のための収集タンクを示している。この分野の技術者に
は周知なように、分離タンク1は従来のドライクリーニ
ング機械に既に存在している。比重が相違する結果とし
て、タンク1の内容物は、塩化溶剤で構成され符号Sで
示された有機相と、繊維の接触水および塩化溶剤の残留
物を含有し符号Aで示された水相とに分離する。有機相
はサイフォン2を通して排出されて溶剤タンク(図示せ
ず)にリサイクルされるが、水相は溢水ダクト3を通し
てバッファータンク4へ送られる。このバッファータン
クは、電気バルブ6で遮断される導管5を通して、バッ
ファータンク4の下方に配置されている蒸発室7に通じ
ている。タンク4から蒸発室7への接触水の流入を制御
する電気バルブ6の開閉は、蒸発室の内部に配置されて
いるレベル・コントローラー8によって制御される。蒸
発室7の床には電気抵抗9が備えられており、この電気
抵抗は接触水およびその中に含有されている溶剤残留物
を沸騰させるのに十分な熱量を与えることができる。蒸
発室7の側壁には石英ガラス板によって閉じられている
窓10が形成されており、この窓に対応して紫外線ラン
プ12(例えばモデルBTG.110cp、250n
m、13w、または出力が違う場合でもそれの等価装
置)のためのハウジング11が外部に取り付けられてい
る。この窓10は蒸発室7の床に関して、該室7内のレ
ベル・コントローラー8によって許される液体最高レベ
ルよりも高いレベルにおいて配置されている。このよう
にして、ランプ12から発せられる紫外線放射は、Vで
示され室7の天井に向って上昇する水蒸気および溶剤蒸
気の流れを横方向に照射する。紫外線で照射された塩化
溶剤(例えばテトラクロロエチレン)の分子は解離して
ガス状塩素を遊離する。
【0011】蒸気排出導管13が備えられている蒸発室
7の上部には、大気中へ排出される蒸気を過熱するため
に別の電気抵抗14が取り付けられている。排出導管1
3には、過熱蒸気を室7から吸入して排気管16へ送る
ために吸引器15が取り付けられている。
【0012】蒸発室7から流れてくる蒸気は、過熱され
る前に矢印Bで示す新鮮な空気と混合されるのが有利で
あり、この新鮮な空気は、排気管16内での凝縮物の形
成を最小限に減少させる目的で、室7の天井に抵抗14
に隣接して形成されたスリットを通して吸入される。
【0013】非限定的例として、吸引器は10〜11m
3 /hの能力を有することができ、一方、凝縮を避ける
ための空気/水蒸気の流れに対しては100℃の温度で
十分である。このために、上部電気抵抗14の表面温度
は140℃以下であってはならない。蒸気流の紫外線放
射に対する十分な露出を得るために、1.5リットル/
時の蒸発能力を有するように装置が設計された。衣服1
0kgまでの能力を有する洗濯機に対する上述の条件に
おいて、接触水の蒸発は10回の洗濯サイクルごとに実
施することができる。明らかに、より大きな能力を有す
る洗濯機に対しては、それ相応に頻度が低下される。ま
た、各サイクルごとに蒸発を実施することもできる。
【0014】本発明による装置は、新規な衣服ドライク
リーニング機械に組み込むこと、あるいは既存の機械に
対しては導管3によってそれらに連結される別個のユニ
ットとして提供することができる。何れの場合において
も、この装置は特に有利であることが立証され、その理
由は据え付けおよび運転費用の非常に僅かな上昇だけで
接触水の廃棄に係わる厄介な問題が解決されるからであ
る。
【0015】様々な変形形態および/または改良形態
が、本発明自体の範囲から逸脱することなしに、本発明
による衣服のドライクリーニング機械における乾燥段階
で形成される塩化溶剤残留物を接触水から除去する方法
および装置に対してもたらされ得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の目的である装置の概略的な切断図であ
る。
【符号の説明】
1 分離タンク 2 サイフォン 3 溢水ダクト 4 バッファータンク 5 導管 6 電気バルブ 7 蒸発室 8 レベル・コントローラー 9,14 電気抵抗 10 窓 11 ハウジング 12 紫外線ランプ 13 蒸気排出導管 15 吸引器 16 排気管 17 スリット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣服のドライクリーニング工程において
    乾燥段階中に衣服から塩化溶剤と共に抽出され引続いて
    デカンテーションによって前記溶剤から分離される接触
    水から塩化溶剤の残留物を除去する方法であって、塩化
    溶剤の残留物を含有するデカンテーションされた水が蒸
    発せしめられ、このようにして発生された蒸気が紫外線
    で照射され、しかる後に大気中へ排出されることを特徴
    とする方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の方法であって、照射さ
    れた蒸気はその大気中への排出の前に過熱されることを
    特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の方法で
    あって、照射された蒸気はその過熱および大気中への排
    出の前に新鮮な空気と混合されることを特徴とする方
    法。
  4. 【請求項4】 衣服のドライクリーニング機械において
    乾燥段階中に衣服から塩化溶剤と共に抽出される接触水
    から前記塩化溶剤の残留物を除去する装置であって、前
    記接触水から溶剤を分離する分離手段を含んでおり、当
    該装置は前記分離手段と通じている蒸発室の内部に位置
    する前記接触水を蒸発させる蒸発手段と、前記室の内部
    で発生した蒸気に紫外線を照射する紫外線放射源とを含
    み、更に照射された蒸気を排気管へ送る移送手段を備え
    ていることを特徴とする装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の装置であって、前記蒸
    発手段は前記室の床に据え付けられた電気抵抗を含んで
    いることを特徴とする装置。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5に記載の装置で
    あって、前記紫外線放射源は、前記室内で前記接触水が
    達し得る最高レベルよりも高いレベルにおいて側壁の1
    つに形成された窓に対応して、前記室の外部のハウジン
    グ内に配置されていることを特徴とする装置。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の装置であって、前記窓
    は石英ガラスによって保護されていることを特徴とする
    装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から請求項7までの何れか1項
    に記載の装置であって、前記室の上部には該室内で発生
    した蒸気を過熱する過熱手段が備えられていることを特
    徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項4から請求項8までの何れか1項
    に記載の装置であって、前記室の上部には前記過熱手段
    の近くに、前記蒸気が過熱される前に該蒸気と混合され
    るべき外気の流入する通路が備えられていることを特徴
    とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項4から請求項9までの何れか1
    項に記載の装置であって、前記蒸発室と前記分離手段と
    の間には接触水のためのバッファータンクが備えられて
    いることを特徴とする装置。
JP4279061A 1992-05-14 1992-10-19 衣服のドライクリーニング機械において乾燥段階中に形成される塩化溶剤の残留物を接触水から除去する方法および装置 Expired - Lifetime JP2572189B2 (ja)

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