JPH05318676A - ガスバリアー積層体 - Google Patents
ガスバリアー積層体Info
- Publication number
- JPH05318676A JPH05318676A JP13273792A JP13273792A JPH05318676A JP H05318676 A JPH05318676 A JP H05318676A JP 13273792 A JP13273792 A JP 13273792A JP 13273792 A JP13273792 A JP 13273792A JP H05318676 A JPH05318676 A JP H05318676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- gas barrier
- barrier laminate
- elastic
- laminate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Diaphragms And Bellows (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 層構成が簡単で、しかも耐屈曲性およびガス
バリアー性の双方に優れたガスバリアー積層体を提供す
る。 【構成】 バリアー層1の両面に弾性層2が形成された
ガスバリアー積層体である。そして、上記バリアー層1
が曲げ弾性率18000〜33000kgf /cm2のエチ
レン−ビニルアルコール共重合体によって形成され、か
つ上記弾性層2が曲げ弾性率1000〜10000kgf
/cm2 の形成材料によって形成されている。
バリアー性の双方に優れたガスバリアー積層体を提供す
る。 【構成】 バリアー層1の両面に弾性層2が形成された
ガスバリアー積層体である。そして、上記バリアー層1
が曲げ弾性率18000〜33000kgf /cm2のエチ
レン−ビニルアルコール共重合体によって形成され、か
つ上記弾性層2が曲げ弾性率1000〜10000kgf
/cm2 の形成材料によって形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水素ガス,酸素ガ
ス,窒素ガス等のガスバリアー性の必要なダイヤフラ
ム,ガスバネ容器等に用いられるガスバリアー積層体に
関するものである。
ス,窒素ガス等のガスバリアー性の必要なダイヤフラ
ム,ガスバネ容器等に用いられるガスバリアー積層体に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、気体等の流体圧力を伝達するア
キュムレータ等に用いられ、流体を透過させることなく
流体の圧力に応じて変形するように形成されているダイ
ヤフラム等は、所定の形状、厚みの形成された弾性材料
の薄膜積層体からなる。
キュムレータ等に用いられ、流体を透過させることなく
流体の圧力に応じて変形するように形成されているダイ
ヤフラム等は、所定の形状、厚みの形成された弾性材料
の薄膜積層体からなる。
【0003】上記薄膜積層体としては、例えば、バリア
ー層であるエチレン−ビニルアルコール共重合体の両面
に、接着剤層を介してポリエチレン,ポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂層が積層されたものが用いられ
ている。そして、上記エチレン−ビニルアルコール共重
合体としては、通常、エチレン含有量が26〜47重量
%のものが用いられている。
ー層であるエチレン−ビニルアルコール共重合体の両面
に、接着剤層を介してポリエチレン,ポリプロピレン等
のポリオレフィン系樹脂層が積層されたものが用いられ
ている。そして、上記エチレン−ビニルアルコール共重
合体としては、通常、エチレン含有量が26〜47重量
%のものが用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記薄
膜積層体をダイヤフラム等に用いると、上記バリアー層
の両面に接着剤層を介して形成されたポリオレフィン系
樹脂層が柔軟性に乏しいために、薄膜積層体の屈曲運動
に起因して上記ポリオレフィン系樹脂層に亀裂が生じ、
さらにこの亀裂に伴い上記バリアー層にまで亀裂が発生
してしまう。このように、薄膜積層体に亀裂が生じる
と、その亀裂を通じて気体が透過してしまうという問題
が生じる。
膜積層体をダイヤフラム等に用いると、上記バリアー層
の両面に接着剤層を介して形成されたポリオレフィン系
樹脂層が柔軟性に乏しいために、薄膜積層体の屈曲運動
に起因して上記ポリオレフィン系樹脂層に亀裂が生じ、
さらにこの亀裂に伴い上記バリアー層にまで亀裂が発生
してしまう。このように、薄膜積層体に亀裂が生じる
と、その亀裂を通じて気体が透過してしまうという問題
が生じる。
【0005】一方、屈曲性(低温特性)を良好なものに
するために、上記バリアー層形成材料に可塑剤を添加す
るということが行われている。例えば、医療用としての
軟質塩化ビニル樹脂(PVC)に可塑剤を10〜40重
量%程度添加したものや、ポリビニルアルコールにグリ
セリンを添加したものが用いられている。しかし、可塑
剤を含有すると、これがガスの透過性を助けるためにガ
スバリアー性が低下してしまう。このため、ガスバリア
ー性を向上させるためには全体の厚みを厚くしなければ
ならず、このように厚みを厚く形成すると耐屈曲性が低
下するという問題が生じる。さらに、添加した可塑剤が
気散し柔軟性が低下するという問題が生じる。
するために、上記バリアー層形成材料に可塑剤を添加す
るということが行われている。例えば、医療用としての
軟質塩化ビニル樹脂(PVC)に可塑剤を10〜40重
量%程度添加したものや、ポリビニルアルコールにグリ
セリンを添加したものが用いられている。しかし、可塑
剤を含有すると、これがガスの透過性を助けるためにガ
スバリアー性が低下してしまう。このため、ガスバリア
ー性を向上させるためには全体の厚みを厚くしなければ
ならず、このように厚みを厚く形成すると耐屈曲性が低
下するという問題が生じる。さらに、添加した可塑剤が
気散し柔軟性が低下するという問題が生じる。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、耐屈曲性およびガスバリアー性に優れ、しか
も層構成の簡単なガスバリアー積層体の提供をその目的
とする。
たもので、耐屈曲性およびガスバリアー性に優れ、しか
も層構成の簡単なガスバリアー積層体の提供をその目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明は、バリアー層とこれに接して弾性層が形
成された層構造を膜構成要素として含むガスバリアー積
層体であって、上記バリアー層が、曲げ弾性率1800
0〜33000kgf/cm2 のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体によって形成され、かつ上記弾性層が、曲げ
弾性率1000〜10000kgf/cm2 の形成材料によ
って形成されているという構成をとる。
め、この発明は、バリアー層とこれに接して弾性層が形
成された層構造を膜構成要素として含むガスバリアー積
層体であって、上記バリアー層が、曲げ弾性率1800
0〜33000kgf/cm2 のエチレン−ビニルアルコー
ル共重合体によって形成され、かつ上記弾性層が、曲げ
弾性率1000〜10000kgf/cm2 の形成材料によ
って形成されているという構成をとる。
【0008】
【作用】すなわち、この発明者は、耐屈曲性およびガス
バリアー性の双方に優れたバリアー体を得るため一連の
研究を重ねた。その結果、エチレン−ビニルアルコール
共重合体からなるバリアー層に接して弾性層を形成した
3層構造を有する積層体を形成する際に、上記バリアー
層および弾性層の形成材料として、それぞれ特定の曲げ
弾性率を有するものを用い、これらを使用して形成する
と、屈曲運動に際しても亀裂等が生じないことを突き止
めた。また、バリアー層に接して、直接弾性層を形成す
るために、従来のように接着剤層の形成工程を省略する
ことができ、層形成の工程が簡略化できることを見出し
この発明に到達した。
バリアー性の双方に優れたバリアー体を得るため一連の
研究を重ねた。その結果、エチレン−ビニルアルコール
共重合体からなるバリアー層に接して弾性層を形成した
3層構造を有する積層体を形成する際に、上記バリアー
層および弾性層の形成材料として、それぞれ特定の曲げ
弾性率を有するものを用い、これらを使用して形成する
と、屈曲運動に際しても亀裂等が生じないことを突き止
めた。また、バリアー層に接して、直接弾性層を形成す
るために、従来のように接着剤層の形成工程を省略する
ことができ、層形成の工程が簡略化できることを見出し
この発明に到達した。
【0009】つぎに、この発明を詳しく説明する。
【0010】この発明のガスバリアー積層体は、バリア
ー層を形成する特定の曲げ弾性率を有するエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体と、特定の曲げ弾性率を有する
弾性層形成材料を用いて構成される。
ー層を形成する特定の曲げ弾性率を有するエチレン−ビ
ニルアルコール共重合体と、特定の曲げ弾性率を有する
弾性層形成材料を用いて構成される。
【0011】上記エチレン−ビニルアルコール共重合体
としては、エチレン含有量が32重量%(以下「%」と
略す)で残りがビニルアルコールのものを用いるのが好
ましい。すなわち、エチレン含有量が32%を下回る
(ビニルアルコール含有量が68%を超える)と、ガス
バリアー性は向上するが、エチレン−ビニルアルコール
共重合体自身が固くなって柔軟性が低下してしまい屈曲
運動を有する用途に適さなくなる傾向がみられるからで
ある。
としては、エチレン含有量が32重量%(以下「%」と
略す)で残りがビニルアルコールのものを用いるのが好
ましい。すなわち、エチレン含有量が32%を下回る
(ビニルアルコール含有量が68%を超える)と、ガス
バリアー性は向上するが、エチレン−ビニルアルコール
共重合体自身が固くなって柔軟性が低下してしまい屈曲
運動を有する用途に適さなくなる傾向がみられるからで
ある。
【0012】そして、上記エチレン−ビニルアルコール
共重合体として、曲げ弾性率が18000〜33000
kgf /cm2 の範囲のものを用いる必要がある。すなわ
ち、曲げ弾性率が18000kgf /cm2 未満ではガスバ
リアー性が乏しくなり、逆に33000kgf /cm2 を超
えると柔軟性に乏しくなるからである。
共重合体として、曲げ弾性率が18000〜33000
kgf /cm2 の範囲のものを用いる必要がある。すなわ
ち、曲げ弾性率が18000kgf /cm2 未満ではガスバ
リアー性が乏しくなり、逆に33000kgf /cm2 を超
えると柔軟性に乏しくなるからである。
【0013】上記特定の特性を有する弾性層形成材料と
しては、曲げ弾性率が1000〜10000kgf /cm2
の範囲のものを用いる必要がある。特に好ましくは30
00〜5000kgf /cm2 である。すなわち、曲げ弾性
率が1000kgf /cm2 未満では上記エチレン−ビニル
アルコール共重合体との曲げ弾性率の差が大きくなり、
エチレン−ビニルアルコール共重合体からなるバリアー
層に屈曲時に負荷が大きくなる。逆に10000kgf /
cm2 を超えると柔軟性に乏しくなる傾向がみられるから
である。そして、上記弾性層形成材料としては、ポリア
ミド樹脂が好適に用いられ、なかでも従来公知のナイロ
ンよりも柔軟な性質を有するスーパータフナイロンが特
に好適に用いられる。
しては、曲げ弾性率が1000〜10000kgf /cm2
の範囲のものを用いる必要がある。特に好ましくは30
00〜5000kgf /cm2 である。すなわち、曲げ弾性
率が1000kgf /cm2 未満では上記エチレン−ビニル
アルコール共重合体との曲げ弾性率の差が大きくなり、
エチレン−ビニルアルコール共重合体からなるバリアー
層に屈曲時に負荷が大きくなる。逆に10000kgf /
cm2 を超えると柔軟性に乏しくなる傾向がみられるから
である。そして、上記弾性層形成材料としては、ポリア
ミド樹脂が好適に用いられ、なかでも従来公知のナイロ
ンよりも柔軟な性質を有するスーパータフナイロンが特
に好適に用いられる。
【0014】この発明のガスバリアー積層体は、例えば
つぎのようにして製造される。すなわち、3層の押出成
形機の各材料投入部に、エチレン−ビニルアルコール共
重合体、弾性層形成材料を投入し、所定の構造である3
層構造の、いわゆるサンドイッチ構造に押出成形するこ
とにより図1に示すように、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体からなるバリアー層1の上下両面に弾性層2
の形成されたガスバリアー積層体が製造される。このと
き、エチレン−ビニルアルコール共重合体からなるバリ
アー層1とこの両面に形成される弾性層2とは、押出成
形時の熱で溶融接着される。
つぎのようにして製造される。すなわち、3層の押出成
形機の各材料投入部に、エチレン−ビニルアルコール共
重合体、弾性層形成材料を投入し、所定の構造である3
層構造の、いわゆるサンドイッチ構造に押出成形するこ
とにより図1に示すように、エチレン−ビニルアルコー
ル共重合体からなるバリアー層1の上下両面に弾性層2
の形成されたガスバリアー積層体が製造される。このと
き、エチレン−ビニルアルコール共重合体からなるバリ
アー層1とこの両面に形成される弾性層2とは、押出成
形時の熱で溶融接着される。
【0015】このようにして得られるガスバリアー積層
体は、上記エチレン−ビニルアルコール共重合体からな
るバリアー層1の厚みは、要求されるガス透過性により
適宜に設定されるが、特に200μm以下の範囲に設定
することが好ましい。すなわち、バリアー層1の厚みが
200μmを超えると耐屈曲性が低下する傾向がみられ
るからである。また、上記弾性層2の厚みは、300μ
m以下に設定することが好ましい。さらにバリアー層1
の上下両面に形成される各弾性層2は同一の厚みに設定
することが好ましい。すなわち、各弾性層2の厚みを同
一にすることで、中心層となるバリアー層1が屈曲運動
の際の中心となり、発生応力が小さくなるからである。
上記3層構造のガスバリアー積層体において、上下の弾
性層2の各層厚み(α)とバリアー層1の層厚み(β)
の比はα/β≧1に設定することが効果の点から好適で
ある。
体は、上記エチレン−ビニルアルコール共重合体からな
るバリアー層1の厚みは、要求されるガス透過性により
適宜に設定されるが、特に200μm以下の範囲に設定
することが好ましい。すなわち、バリアー層1の厚みが
200μmを超えると耐屈曲性が低下する傾向がみられ
るからである。また、上記弾性層2の厚みは、300μ
m以下に設定することが好ましい。さらにバリアー層1
の上下両面に形成される各弾性層2は同一の厚みに設定
することが好ましい。すなわち、各弾性層2の厚みを同
一にすることで、中心層となるバリアー層1が屈曲運動
の際の中心となり、発生応力が小さくなるからである。
上記3層構造のガスバリアー積層体において、上下の弾
性層2の各層厚み(α)とバリアー層1の層厚み(β)
の比はα/β≧1に設定することが効果の点から好適で
ある。
【0016】さらに、上記エチレン−ビニルアルコール
共重合体からなるバリアー層1の有する曲げ強度Mv
と、弾性層2の有する曲げ強度Mとは、下記の不等式を
満足するのが好ましい。すなわち、バリアー層1と弾性
層2の曲げ強度の比が下記の不等式を満足すると、積層
体に亀裂が生じずガスバリアー積層体として好ましいも
のが得られるからである。なお、曲げ強度MvおよびM
は、それぞれ下記の式(1)および(2)により算出さ
れる。
共重合体からなるバリアー層1の有する曲げ強度Mv
と、弾性層2の有する曲げ強度Mとは、下記の不等式を
満足するのが好ましい。すなわち、バリアー層1と弾性
層2の曲げ強度の比が下記の不等式を満足すると、積層
体に亀裂が生じずガスバリアー積層体として好ましいも
のが得られるからである。なお、曲げ強度MvおよびM
は、それぞれ下記の式(1)および(2)により算出さ
れる。
【0017】Mv/M≦3
【0018】Mv=16EvL3 …(1) 〔上記式(1)において、Evはバリアー層1形成材料
の有する曲げ弾性率であり、Lはバリアー層1の厚みで
ある。〕
の有する曲げ弾性率であり、Lはバリアー層1の厚みで
ある。〕
【0019】M=16EL3 …(2) 〔上記式(2)において、Eは弾性層2形成材料の有す
る曲げ弾性率であり、Lは弾性層2の厚みである。〕
る曲げ弾性率であり、Lは弾性層2の厚みである。〕
【0020】また、上記3層構造のガスバリアー積層体
の上下両面に、図2に示すように、さらに接着剤層5を
介してゴム層3が形成された多層構造のガスバリアー積
層体があげられる。上記多層構造のガスバリアー積層体
の形成方法としては、上記弾性層2面上に接着剤層5を
形成し、これにゴム層3形成材料をプレス成形して加硫
接着する方法があげられる。上記ゴム層3形成材料とし
ては、例えば曲げ弾性率が100kgf/cm2 以下のアク
リロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)等があげられ
る。通常、このような多層構造からなるガスバリアー積
層体に形成したものは、例えばダイヤフラム等に用いら
れる。
の上下両面に、図2に示すように、さらに接着剤層5を
介してゴム層3が形成された多層構造のガスバリアー積
層体があげられる。上記多層構造のガスバリアー積層体
の形成方法としては、上記弾性層2面上に接着剤層5を
形成し、これにゴム層3形成材料をプレス成形して加硫
接着する方法があげられる。上記ゴム層3形成材料とし
ては、例えば曲げ弾性率が100kgf/cm2 以下のアク
リロニトリル−ブタジエンゴム(NBR)等があげられ
る。通常、このような多層構造からなるガスバリアー積
層体に形成したものは、例えばダイヤフラム等に用いら
れる。
【0021】なお、この発明のガスバリアー積層体で
は、図1に示すように、バリアー層1の上下両面に弾性
層2が形成されたものに限定するものではなく、弾性層
2を中心層とし、この弾性層2の上下両面にバリアー層
1を形成してもよい。
は、図1に示すように、バリアー層1の上下両面に弾性
層2が形成されたものに限定するものではなく、弾性層
2を中心層とし、この弾性層2の上下両面にバリアー層
1を形成してもよい。
【0022】さらに、この発明のガスバリアー積層体
は、上記図1および図2に示すような層構造に限定する
ものではなく、さらに層形成された多層構造であっても
よい。
は、上記図1および図2に示すような層構造に限定する
ものではなく、さらに層形成された多層構造であっても
よい。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明のガスバリアー
積層体は、エチレン−ビニルアルコール共重合体からな
るバリアー層とこれに接して弾性層が形成された層構造
を膜構成成分として含み、しかも上記バリアー層および
弾性層の形成材料として、それぞれ特定の曲げ弾性率を
有するもので形成され構成されている。このため、屈曲
運動に際しても亀裂等が生じない。また、バリアー層と
弾性層とを直接形成するために、従来のように接着剤層
の形成工程を省略することができ、層形成の工程が簡略
化できる。さらに、上記ガスバリアー積層体の上下両面
に接着剤層を介してそれぞれゴム層を形成することによ
って多層構造のガスバリアー積層体が構成される。した
がって、耐屈曲性およびガスバリアー性に優れたものが
得られ、屈曲運動によっても亀裂等が生じず、例えばダ
イヤフラム等に好適に用いられる。
積層体は、エチレン−ビニルアルコール共重合体からな
るバリアー層とこれに接して弾性層が形成された層構造
を膜構成成分として含み、しかも上記バリアー層および
弾性層の形成材料として、それぞれ特定の曲げ弾性率を
有するもので形成され構成されている。このため、屈曲
運動に際しても亀裂等が生じない。また、バリアー層と
弾性層とを直接形成するために、従来のように接着剤層
の形成工程を省略することができ、層形成の工程が簡略
化できる。さらに、上記ガスバリアー積層体の上下両面
に接着剤層を介してそれぞれゴム層を形成することによ
って多層構造のガスバリアー積層体が構成される。した
がって、耐屈曲性およびガスバリアー性に優れたものが
得られ、屈曲運動によっても亀裂等が生じず、例えばダ
イヤフラム等に好適に用いられる。
【0024】つぎに、実施例について比較例と併せて説
明する。
明する。
【0025】
【実施例1〜6、比較例1〜4】まず、バリアー層形成
材料としてエチレン−ビニルアルコール共重合体(エチ
レン含有量32%、クラレ社製F−101)を準備し
た。また、弾性層形成材料としてポリアミド樹脂(デュ
ポン社製,スーパータフナイロンST811HS)を準
備した。そして、この材料を押出成形機に投入し押出成
形することにより、図1に示す3層構造のガスバリアー
積層体を作製した。なお、上記バリアー層および弾性層
の厚み,曲げ強度および曲げ弾性率を下記の表1および
表2に示す。
材料としてエチレン−ビニルアルコール共重合体(エチ
レン含有量32%、クラレ社製F−101)を準備し
た。また、弾性層形成材料としてポリアミド樹脂(デュ
ポン社製,スーパータフナイロンST811HS)を準
備した。そして、この材料を押出成形機に投入し押出成
形することにより、図1に示す3層構造のガスバリアー
積層体を作製した。なお、上記バリアー層および弾性層
の厚み,曲げ強度および曲げ弾性率を下記の表1および
表2に示す。
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】このようにして得られたガスバリアー積層
体を、屈曲試験機に設置して、図3(A)および(B)
に示す状態に交互に変化させてガスバリアー積層体4に
生じた亀裂の発生を測定した。上記屈曲試験での測定条
件は、室温で5Hzで30万回のサイクル変化させた。
なお、図3(A)において、t1 =76mmに設定し、図
3(B)において、t2 =31mmに設定した。また、上
記ガスバリアー積層体を用いて屈曲試験後の窒素ガス透
過性を測定した。そして、透過量が小さかったものを
○、大きかったものを×として評価した。これらの試験
結果を上記の表1および表2に併せて示す。
体を、屈曲試験機に設置して、図3(A)および(B)
に示す状態に交互に変化させてガスバリアー積層体4に
生じた亀裂の発生を測定した。上記屈曲試験での測定条
件は、室温で5Hzで30万回のサイクル変化させた。
なお、図3(A)において、t1 =76mmに設定し、図
3(B)において、t2 =31mmに設定した。また、上
記ガスバリアー積層体を用いて屈曲試験後の窒素ガス透
過性を測定した。そして、透過量が小さかったものを
○、大きかったものを×として評価した。これらの試験
結果を上記の表1および表2に併せて示す。
【0029】上記表1および表2の結果から、比較例品
は全てに亀裂が発生した。これに対して、実施例品はガ
スバリアー性が良好で、しかも亀裂が発生しなかった。
は全てに亀裂が発生した。これに対して、実施例品はガ
スバリアー性が良好で、しかも亀裂が発生しなかった。
【0030】
【実施例7〜12、比較例5〜10】上記と同様の製法
により図1に示す3層構造のガスバリアー積層体を作製
し、さらにこのガスバリアー積層体の両面に接着剤層を
介してNBRを加硫接着することにより図2に示すよう
な厚み2mmの多層構造のガスバリアー積層体を得た。な
お、上記NBRの厚み,曲げ強度および曲げ弾性率をバ
リアー層および弾性層のそれと併せて下記の表3および
表4に示す。
により図1に示す3層構造のガスバリアー積層体を作製
し、さらにこのガスバリアー積層体の両面に接着剤層を
介してNBRを加硫接着することにより図2に示すよう
な厚み2mmの多層構造のガスバリアー積層体を得た。な
お、上記NBRの厚み,曲げ強度および曲げ弾性率をバ
リアー層および弾性層のそれと併せて下記の表3および
表4に示す。
【0031】
【表3】
【0032】
【表4】
【0033】このようにして得られた多層構造のガスバ
リアー積層体を用いて、上記と同様の屈曲試験方法によ
りガスバリアー積層体に生じた亀裂の発生箇所数を測定
し耐屈曲性を評価し、さらに上記と同様にガス透過性を
測定し評価した。その結果を上記の表3および表4に示
す。
リアー積層体を用いて、上記と同様の屈曲試験方法によ
りガスバリアー積層体に生じた亀裂の発生箇所数を測定
し耐屈曲性を評価し、さらに上記と同様にガス透過性を
測定し評価した。その結果を上記の表3および表4に示
す。
【0034】上記表3および表4の結果から、比較例品
は全てに多くの亀裂箇所が生じた。これに対して実施例
品はガスバリアー性が良好で、しかも亀裂が発生しなか
った。
は全てに多くの亀裂箇所が生じた。これに対して実施例
品はガスバリアー性が良好で、しかも亀裂が発生しなか
った。
【図1】この発明のガスバリアー積層体の一実施例を示
す断面図である。
す断面図である。
【図2】上記3層構造のガスバリアー積層体の上下両面
に接着剤層を介してゴム層が形成された多層構造のガス
バリアー積層体を示す断面図である。
に接着剤層を介してゴム層が形成された多層構造のガス
バリアー積層体を示す断面図である。
【図3】(A)および(B)はガスバリアー積層体の屈
曲試験の状態を示す説明図である。
曲試験の状態を示す説明図である。
1 バリアー層 2 弾性層 3 ゴム層 4 ガスバリアー積層体 5 接着剤層
Claims (3)
- 【請求項1】 バリアー層とこれに接して弾性層が形成
された層構造を膜構成要素として含むガスバリアー積層
体であって、上記バリアー層が、曲げ弾性率18000
〜33000kgf/cm2 のエチレン−ビニルアルコール
共重合体によって形成され、かつ上記弾性層が、曲げ弾
性率1000〜10000kgf/cm2の形成材料によっ
て形成されていることを特徴とするガスバリアー積層
体。 - 【請求項2】 弾性層が、ポリアミド樹脂によって形成
されている請求項1記載のガスバリアー積層体。 - 【請求項3】 ガスバリアー積層体において、最外層は
ゴム層が形成され、このゴム層に、接着剤層を介して弾
性層が形成されている請求項1または2記載のガスバリ
アー積層体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13273792A JPH05318676A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | ガスバリアー積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13273792A JPH05318676A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | ガスバリアー積層体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05318676A true JPH05318676A (ja) | 1993-12-03 |
Family
ID=15088422
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13273792A Pending JPH05318676A (ja) | 1992-05-25 | 1992-05-25 | ガスバリアー積層体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH05318676A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003020023A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | プラスチック多層容器 |
| US7291369B2 (en) | 2001-10-03 | 2007-11-06 | 3M Innovative Properties Company | Multi-layer articles including a fluoroelastomer layer and a barrier layer and method of making the same |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03255290A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-14 | Kuraray Co Ltd | 冷媒ガス用ホース |
-
1992
- 1992-05-25 JP JP13273792A patent/JPH05318676A/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH03255290A (ja) * | 1990-03-02 | 1991-11-14 | Kuraray Co Ltd | 冷媒ガス用ホース |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003020023A (ja) * | 2001-07-03 | 2003-01-21 | Toyo Seikan Kaisha Ltd | プラスチック多層容器 |
| US7291369B2 (en) | 2001-10-03 | 2007-11-06 | 3M Innovative Properties Company | Multi-layer articles including a fluoroelastomer layer and a barrier layer and method of making the same |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2054228B1 (en) | Flexible multilayer vinylidene fluoride tubes | |
| KR100723898B1 (ko) | 플루오로플라스틱층을 포함하는 다층 물품 | |
| AU685156B2 (en) | Multilayer halogen-free barrier film | |
| JP3554323B2 (ja) | グルタルイミド基を有する接着バインダー | |
| US4905734A (en) | Refrigerant transporting hose | |
| EP1971485B1 (en) | Multi-layer fluoropolymer films | |
| JP2010120386A (ja) | フルオロポリマー物品 | |
| US3836425A (en) | Thin, flexible barrier material | |
| MXPA06000506A (es) | Laminado para envasado con barrera para gas, de plastico. | |
| US5798158A (en) | Layered molding including fluoroplastic layer crosslinked with rubber layer | |
| EP0158533A2 (en) | Heat-resistant laminate film | |
| JPH04224939A (ja) | 燃料配管用樹脂チューブ | |
| JPH05318676A (ja) | ガスバリアー積層体 | |
| JP4906569B2 (ja) | 燃料ホース及びその製造方法 | |
| US6037062A (en) | Layered molding | |
| JP4276425B2 (ja) | 離型性クッションシート | |
| JP2700592B2 (ja) | ガスバリアー積層体 | |
| US5645922A (en) | Impermeable elastic membrane | |
| JP2006326887A (ja) | 多層積層体 | |
| JPH05177785A (ja) | ガスバリアー積層体 | |
| JPH05278180A (ja) | ガスバリアー積層体 | |
| JP2700594B2 (ja) | アキュムレータおよびそれに用いるアキュムレータ用ブラダ | |
| JPH05254077A (ja) | ガスバリアー積層体 | |
| JPH09314763A (ja) | 積層体 | |
| JPWO2004011252A1 (ja) | 積層包装材料及び包装袋 |