JPH05318975A - 情報記録担体および情報記録媒体のデータ隠蔽方法 - Google Patents

情報記録担体および情報記録媒体のデータ隠蔽方法

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JPH05318975A
JPH05318975A JP4157383A JP15738392A JPH05318975A JP H05318975 A JPH05318975 A JP H05318975A JP 4157383 A JP4157383 A JP 4157383A JP 15738392 A JP15738392 A JP 15738392A JP H05318975 A JPH05318975 A JP H05318975A
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JP4157383A
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Tomoyuki Tamura
知之 田村
Kazumi Nagano
和美 長野
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 剥れやクラック等の構造上の欠陥が生じた
場合、直に目視で判定し、情報に欠陥・破損が生じる前
に警告することができる情報記録担体を提供する。情
報記録媒体の記録データを、該媒体を破壊焼却すること
なしに完全に隠蔽する方法を提供する。 【構成】 光学的に情報の記録再生を行なう情報記録
担体の記録領域の周囲に、空気に触れると変色する変色
部を設けることにより、剥れやクラック等の構造上の欠
陥が生じた場合、変色部が変色し、直にその変色による
欠陥を目視上判定すことができ、欠陥のために記録領域
が悪影響を受けることを防止する。光学的に情報の記
録・再生を行なう情報記録媒体に於いて、該情報記録媒
体を構成する少なくとも一つの層に熱、圧力、高周波、
マイクロ波等の外部作用によって変化する部材を含有せ
しめ、該外部作用を加えて部材を変化せしめて情報記録
媒体上の記録データを隠蔽する方法。外部作用により変
化する層を情報記録媒体を構成する一つの層として積層
してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の第一の発明は、光学的に
情報の記録再生を行なう情報記録媒体に関する。
【0002】本発明の第二の発明は、光学的に情報の記
録・再生を行なう情報記録媒体の記録情報の隠蔽方法に
関するものである。
【0003】
【従来の技術】
【0004】○本発明の第一の発明の従来の技術 近年、社会の情報化が進み、多種多様の情報を効率良く
取扱う手段として、光ディスク、光カード、光テープ等
の光学的に情報の記録又は再生を行う情報記録担体及び
光学的情報記録再生装置が多く提案されている。前記情
報記録担体には、二値化された情報を、反射率の変化、
ピット(穴)の有無の様な表面形状の変化に伴なう反射
光強度の変化、磁気光学効果による偏光面の変化などの
強度変化に変換して検出できるものがある。前途した情
報記録担体の特徴としては、記録密度が高く、且つ非接
触で記録再生が可能な為に、寿命が長い等の優れた点が
ある。
【0005】そして、携帯性に優れ、且つ大きさに比べ
て大容量であるカード状の情報記録担体(以下、光カー
ドと記す。)についても最近盛んに研究、開発されてお
り、提案もされ始めている。
【0006】以下、光学的に情報の記録・再生を行う情
報記録担体として、光カードを取り上げて説明する。図
3は従来の一般的な光カードの構成を示す断面概略図で
ある。すなわち、光カードの基本的構成は、記録層3が
設けられている透明基板(透明カード基材)1に、裏基
材4を接着層2を介して貼り合わせることによって構成
されている。場合によっては、キズ防止の為に保護層を
透明基板1の上に設けたり又は透明基板1と記録層2と
の間に反射層を設けることも可能である。
【0007】次に、光学的な情報の記録・再生方法につ
いて述べると、たとえばエネルギービームにより磁化方
向を反転させる光磁気記録、また凹凸ビット形成による
記録、或は光学的反射率の高低による記録が行われる
が、通常、SN比が高く、製作の容易な光学的反射率の
高低による記録担体が広く用いられている。
【0008】光学的反射率の高低による記録担体として
は、例えば、銀粒子をゼラチンマトリックス中に分散し
てなる記録層を有するカード類が提案されている。この
記録層への情報の書込みは、レーザービームを記録層に
照射して記録ビットを形成して行なわれている。
【0009】一方また、記録層にレーザビームなどのエ
ネルギービームをスポット状に照射して、記録層の一部
を状態変化させて記録する、いわゆるヒートモード記録
材料が提案されている。これらの記録層としては、テル
ル、ビスマスなどの金属薄膜、ポリスチレン、ニトロセ
ルロースなどの有機薄膜、シアニン類などの色素薄膜、
或いは相転移を利用したテルル低酸化物膜などが用いら
れている。これらの記録材料は、情報の書込みの後現像
処理などの必要がなく、「書いた後直読する」ことので
きる、いわゆるDRAW(ダイレクト リード アフタ
ー ライト:direct read after w
rite)媒体であり、高密度記録が可能であり追加書
込みも可能である。
【0010】○本発明の第二の発明の従来の技術 近年、社会の情報化が進み多種多様の情報を効率よく取
り扱う手段として、コンパクトディスクや追記型ディス
クを利用した電子ファイルシステムあるいは、消去可能
な光磁気材料、相転移型材料を用いた光ディスクシステ
ム等の光学的情報の記録又は再生を行なう情報記録媒体
及び記録再生装置の研究開発が盛んに行なわれている。
また、携帯用光記録媒体、例えば、カード形態をした情
報記録媒体(以下、光カードと称す)による光カードシ
ステムも注目されている。
【0011】光カードは、大きさの割りに情報を大量に
記録できる上、携帯性に優れていることから、個人情報
を有効に管理する手段として医療カルテカードをはじめ
クレジットカード、キャッシュカード、バンクカード、
身分証明証、運転免許証、健康保健証、IDカードなど
への多岐にわたる実用化が期待されている。しかし、上
記のような用途での使用においては、光カードの再発
行、交換、または更新等の手続を経て利用される場合が
多く、重要な個人情報の記録された媒体を大量に且つ情
報のセキュリティーを確保しながら処理する必要が生じ
ている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
【0013】○本発明の第一の発明が解決しようとする
課題 上記に示した光カードを他の情報記録担体と比較した時
の最大の利点は、大きさに比べて大容量であり、且つ携
帯性に優れていることである。しかし、常に携帯して使
用されているにもかかわらず、光カードは、厚さ0.7
6mmのプラスチック製の積層板であるため、十分堅固
な構造を有するものとは言えず、例えば、カードを使用
中に人が手で曲げる等の外部ストレスにより、前記積層
体が剥れたり、カード外周部にクラックが発生する等の
カードの構造上に欠陥が生じるという問題があった。
【0014】特に、微小な欠陥の場合、例えば、微小な
剥れやマイクロクラック等の目では確認しにくい欠陥が
発生していても、通常、人は気ずかないために光カード
をそのまま使用しているうちに、その剥れや、クラック
の進行が進み、光カードの記録領域まで達する程成長し
た時点で気がつくことが多く、その場合、多くは情報が
損なわれてしまい回復不可能となっていた。
【0015】本発明は、この様な従来技術の欠点を改善
するためになされたものであり、カードに剥れやクラッ
ク等の構造上の欠陥が生じた場合、直に目視して判定す
ることができ、情報に欠陥・破損を生じる前に警告する
ことができる情報記録担体を提供することを目的とする
ものである。
【0016】○本発明の第二の発明が解決しようとする
課題 しかしながら、従来の情報記録媒体には、例えば、図8
に示すように、表面にプリフォーマットの凹凸が形成さ
れている透明基板11の上に光記録層12を設け、該光
記録層12を保護するために光記録層12の上に接着層
14を介して保護基板15を設けた構成のものが用いら
れている。
【0017】この様な従来例の情報記録媒体において
は、該媒体の光記録層に記録されている情報を隠蔽する
には、該媒体自体を破壊焼却する以外に手段はなかっ
た。しかし、大量にしかも短時間に処理することは不可
能であり、また光カードの基板材料が焼却時にガスを発
生する合成樹脂材料部材よりなる為、大量に廃却する場
合には特別に施設が必要となるため、即時に対応でき
ず、個人情報の漏洩防止、管理が重大な課題となってい
た。
【0018】本発明は上記問題点に鑑みなされたもので
あり、情報記録媒体の記録データを、該媒体を破壊焼却
することなしに完全に隠蔽する方法を提供することを目
的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
【0020】○本発明の第一の発明の課題を解決するた
めの手段 即ち、本発明の第一の発明は、光学的に情報の記録再生
を行なう情報記録担体において、記録領域の周囲に空気
に触れると変色する変色部を有することを特徴とする情
報記録担体である。
【0021】以下、本発明を詳細に説明する。本発明
は、光学的に情報の記録再生を行なう情報記録担体の記
録領域の周囲に、空気に触れると変色する変色部を設け
ることにより、光カードに、剥れやクラック等の構造上
の欠陥が生じた場合、変色部が変色し、直にその変色に
よる欠陥を目視上判定すことができる様にしたものであ
り、欠陥のために記録領域が悪影響を受けることを防止
したものである。
【0022】次に、本発明を図面を参照して説明する。
図1は本発明の光カードの一例を示す横断面模式図、図
2は図1の平面模式図である。同図においては、本発明
の光カードは、空気遮断用保護膜8を設けた透明基板1
上に記録領域の記録層3を設け、該記録層3の周囲に空
気に触れると変色する変色部5を設け、さらに記録層3
と変色部5を空気遮断用保護膜8aで被覆した上に、裏
基材4を接着層2を介して貼り合わせて成るものであ
る。勿論、この他にも透明基板1の裏面に保護層を設け
たり、必要に応じて反射層等を設けてもよい。
【0023】本発明において、変色部5は、カード内の
記録部面上で、記録領域の周囲に配置され、空気に触れ
ると変色する材料なら如何なるものでも用いることがで
きる。空気に触れると変色する材料としては、空気中に
含まれる、酸素、水を吸着することによって変色する材
料が好ましい。その具体的な例としては、酸素の場合に
は酸化第1鉄の粉末等があげられる。また、水の場合に
はシリカゲルの微粉末やマナック(株)製、モレキュラ
ーシーブ3A等の水分指示薬があげられる。
【0024】この空気に触れると変色する材料を光カー
ドに形成する方法としては、微粉末の場合には、低沸点
溶媒に分散させ、一般的な印刷技術によりカード基板上
に塗布した後、乾燥させればよい。
【0025】又、上記の様にして形成された変色部5
は、通常の使用状態の時に透明基板を通気する空気と接
するのを防ぐため、SiO2 膜等の空気遮断用保護膜
8,8aで変色部5を保護することが望ましい。
【0026】以上のように構成された光カードを使用す
ることにより、図4に示す様にカードに微小な剥れが発
生した場合や、図5に示す様にカードに微小なクラック
が発生した場合、カードの剥れやクラックの生じた変色
部5が空気に触れるために変色した変色部分5aに示す
様に変色が生じ、直にカードに不具合な状態が生じてい
ることを目視で判別でき、情報記録領域にまで剥れやク
ラックが達する前にカード利用者に警告を発し事故を未
前に防ぐことができる。
【0027】透明基板としては、光学的な記録・再生に
於いて、不都合の少ないものが好ましく、またトラック
溝を形成する場合には、その成形性が良い材料が好まし
く、例えばアクリル系樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポ
リエステル樹脂、ビニル系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポ
リアセタール樹脂、ポリオレフィン樹脂、ポリアミド樹
脂、セルロース誘導体などを用いることができる。ま
た、基板の厚さは通常0.1〜0.7mm、接着層の厚
さは20〜50μm程度が好ましい。
【0028】また、記録層には再生のエネルギービーム
の波長が650nm以上、特に700〜900nmであ
る場合には、記録部であるピットに於ける反射率と未記
録部のそれとの差が大きいものが好ましい。また、記録
のエネルギービームの照射によって反射率の変化が生ず
るのに必要とされるエネルギーが小さい方が好ましい。
更に、再生のエネルギービームによって記録部および未
記録部の反射率の変化し難いものが好ましい。
【0029】例えば、Te,Sb,Mo,Ge,V,S
n等の酸化物、Te−Sn,TeOx−Geなどの化合
物等はエネルギービームの照射により相転移を生じて反
射率が変化する。また、Te−CH4 ,Te−CS2
Te−スチレン,Sn−SO2 ,GeS−Sn,SnS
−Sなどの金属と有機化合物または無機硫化物との複合
物や、SiO2 /Ti/SiO2 /Alなどの多層膜も
使用可能である。更に、ニトロセルロース、ポリスチレ
ン、ポリエチレンなどの熱可塑性樹脂中に銀などの金属
粒子を分散させたもの、あるいはこの様な熱可塑性樹脂
の表面に金属粒子を凝集させたものなども使用可能であ
る。また、カルコゲン或は発色型のMoO3 −Cu,M
oO3 −Sn−Cu等も用いられ、場合によっては、泡
形成型の有機薄膜と金属薄膜との多層体も用いることが
できる。
【0030】また、エネルギービームで光学的な物性変
化可能な有機薄膜も使用可能で、例えば、アントラキノ
ン誘導体(特にインダスレン骨格を有する物)、ジオキ
サジン化合物及びその誘導体、トリフェノジチアジン化
合物、フェナンスレン誘導体、シアニン化合物、メロシ
アニン化合物、ピリリウム系化合物、キサンテン系化合
物、トリフェニルメタン系化合物、クロコニウム系色
素、クロコン類等の色素を挙げる事が出来、これらは溶
液塗布による連続製造が可能なことから、本発明には好
ましいものである。
【0031】○本発明の第二の発明の課題を解決するた
めの手段 すなわち、本発明の第二の発明は、光学的に情報の記録
・再生を行なう情報記録媒体に於いて、該情報記録媒体
を構成する少なくとも一つの層に熱、圧力、高周波、マ
イクロ波等の外部作用によって変化する部材を含有せし
め、該外部作用を加えて部材を変化せしめて情報記録媒
体上の記録を隠蔽することを特徴とする情報記録媒体の
データ隠蔽方法である。
【0032】本発明によれば、情報記録媒体に、加熱、
加圧、マイクロ波または高周波照射等の外部作用を加え
ることにより、溶解、発泡、変色、変形等の変化を生じ
る部材を混入、または積層させ、記録情報の隠蔽の必要
がある該媒体が生じた場合に、上記外部作用を加えるこ
とによって、該媒体自体を破壊焼却することなく、該媒
体の記録データーを完全に隠蔽することを可能にする方
法を提供する。
【0033】次に、本発明について図面を用いて詳細に
説明する。図6及び図7は各々本発明の情報記録媒体の
記録データー隠蔽方法の実施態様を示す断面図である。
【0034】図6に於いて、本発明の情報記録媒体10
は、透明基板11上に光記録層12を設け、次いで接着
層を兼ねた、加熱、加圧、マイクロ波または高周波照射
等の外部作用により変化を生じる部材を混合した変化層
13を介し、保護基板15を貼り合わせた構成からな
る。また、図7は、外部作用により変化する層13aを
情報記録媒体を構成する一つの層として積層してもよ
い。
【0035】本発明の記録データー隠蔽方法に於いて、
外部作用としては該媒体の変化層部材と対応して、該変
化層に作用するもの、具体的には熱、圧力、マイクロ
波、高周波等が挙げられる。また、外部作用に対応して
変化する層は、外部作用により変化を生じる部材を媒体
を構成する少なくとも一つの層に混合し、例えば記録
層、接着層を兼ねても良く、または変化する部材からな
る層を独立して設け、記録層、接着層と積層した形態で
も良い。
【0036】外部作用により変化を生じる層の部材とし
ては、外部作用である熱、圧力、マイクロ波、高周波等
により溶解、変形等の変化を生じ、記録層に記録してあ
るデーターをその変化によって完全に破壊できるものが
良い。例えば、熱により変形しやすい樹脂を接着層とす
るか又は接着層と積層しても良く、発泡材を接着層に混
合し一定温度で発泡する層を設けても良い。いずれも外
部作用を受けて変化する層を有することによって、記録
した情報ピットの解読が全く不可能となり情報を隠蔽す
ることが可能となる。
【0037】
【実施例】以下、実施例を示し本発明をさらに具体的に
説明する。
【0038】○本発明の第一の発明の実施例 実施例1 以下の様にして、図1,図2に示す光カードを作成し
た。透明基板1として、厚さ0.4mmのポリメチルメ
タクリレート基板を洗浄し乾燥した。次いで、スパッタ
法により厚さ300nmのSiO2 の薄膜8を形成し、
その後に、下記の構造式(I)で示されるポリメチン系
色素媒体の濃度3.0wt%のジアセトンアルコール溶
液を印刷塗布し、乾燥した後、厚さ900Åの記録層3
を形成した。
【0039】
【化1】
【0040】次に、水分指示薬付モレキュラーシーブ
(マナック(株)製)を濃度5wt%でジアセトンアル
コールに分散させた液を、記録層3の周囲に変色部5に
示す様に印刷塗布し、乾燥した後、厚さ100μmの変
色部5を形成した。さらに、再度スパッタ法により厚さ
300nmのSiO2 の薄膜8aを形成し、透明基板及
び裏基材を透過する空気(主に水分)を遮断する保護膜
とした。
【0041】次いで、これをホットメルトタイプのエチ
レン−酢酸ビニル共重合体からなる接着剤2により、厚
さ0.3mmのポリメチルメタクリレートの裏基材4と
貼り合わせ光カードを作製した。
【0042】実施例2 実施例1において、変色部5の材料として酸素による変
色材粉末の酸化第1鉄を使用し以外は、実施例1と同様
にして光カードを作製した。
【0043】以上の様に作製された光カードは、外的要
因による応力によって積層体がはがれた場合(図4)や
クラックが入った場合(図5)において、変色部5が空
気にふれることにより、変色した変色部分5aに示す様
に変色し、直ちにカードに欠陥が生じたことが判明で
き、又情報に欠陥・破損を生じる前に警告することがで
きた。
【0044】○本発明の第二の発明の実施例 実施例3 透明基板として、幅54mm、長さ85.6mm、厚さ
0.4mmのあらかじめ決められたプリフォーマットに
したがって凹凸パターンがコンプレッション法により型
押しされているキャスティングアクリル基板を用いた。
該透明基板には、ポリメチン系色素からなる厚さ900
Åの光記録層をその記録領域に設けた。
【0045】これに外部作用により変化する物質とし
て、マイクロ波照射によって発泡するEVA系ホットメ
ルト型接着剤(厚さ50μm)を介して厚さ0.3mm
のキャスティングアクリルからなる保護基板を積層し
た。このようにして積層した情報記録媒体を打ち抜き切
断により、86×54mmのカードサイズに切断した。
【0046】この情報記録媒体に、情報記録再生装置で
情報ピットをカードの約1/3に記録した。この情報の
書き込みをした情報記録媒体に5〜20分間、マイクロ
波(915〜2450MHz)を照射したところ記録層
が破壊されデーターの再生が不可能となった。
【0047】実施例4 実施例3と同様にプリグルーブ付き基板に光記録層を設
けた。実施例3と同様の厚さ0.3mmの保護基板に発
泡剤として5モルホリル−1,2,3,4−チアトリア
ゾールを塗布し、これを接着剤(ホットメルト系、厚さ
50μm)を介して記録層と貼り合わせた。
【0048】このようにして積層した情報記録媒体をカ
ードサイズに切断し、情報記録再生装置で情報ピットを
カードの約1/3に記録した。この情報の書き込みをし
た情報記録媒体を10〜30分間、80〜140℃のオ
ーブンで加熱したところ記録層が破壊されデーターの再
生が不可能となった。
【0049】
【発明の効果】
【0050】○本発明の第一の発明の効果 以上説明した様に、本発明の第一の発明によれば、光学
的に情報の記録再生を行なう光カードの記録領域の周囲
に、空気に触れると変色する変色部を設けることによ
り、光カードに、剥れやクラック等の構造上の欠陥が生
じた場合、変色部が変色し、直に目視して欠陥の発生を
判定することができ、また情報に欠陥・破損を生じる前
に警告することができる効果が得られる。
【0051】○本発明の第二の発明の効果 また、本発明の第二の発明によれば、該情報記録媒体を
構成する少なくとも一つの層に熱、圧力、高周波、マイ
クロ波等の外部作用によって変化する部材を含有せし
め、記録情報の隠蔽が必要となった情報記録媒体に該外
部作用を加えることによって情報記録媒体自体を破壊焼
却することなく、一括または個別にでも個人情報の記録
を完全に隠蔽する事が可能となった。そのために情報記
録媒体の廃却までの保管時にも個人情報が漏洩すること
がなく、光カードの情報セキュリティー面を著しく向上
させ、保管、管理を容易にすることが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光カードの一例を示す横断面模式図で
ある。
【図2】図1の平面模式図である。
【図3】従来の一般的な光カードの構成を示す断面概略
図である。
【図4】本発明の光カードに剥れが生じた状態を示す模
式図である。
【図5】本発明の光カードにクラックが生じた状態を示
す模式図である。
【図6】本発明の情報記録媒体の記録データーの隠蔽方
法の一実施態様を示す断面図である。
【図7】本発明の情報記録媒体の記録データーの隠蔽方
法の他の実施態様を示す断面図である。
【図8】従来の情報記録媒体の一例を示す説明図であ
る。
【符号の説明】
1 透明基板 2 接着層 3 記録層 4 裏基材 5 変色部 5a 変色した変色部分 6 剥れ部 7 クラック部 8,8a 空気遮断用保護膜 10 情報記録媒体 11 透明基板 12 光記録層 13,13a 外部作用により変化する層 14 接着層 15 保護基板 16 外部作用
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 7/24 538 P 7215−5D 571 M 7215−5D G 7215−5D A 7215−5D

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光学的に情報の記録再生を行なう情報記
    録担体において、記録領域の周囲に空気に触れると変色
    する変色部を有することを特徴とする情報記録担体。
  2. 【請求項2】 光学的に情報の記録・再生を行なう情報
    記録媒体に於いて、該情報記録媒体を構成する少なくと
    も一つの層に熱、圧力、高周波、マイクロ波等の外部作
    用によって変化する部材を含有せしめ、該外部作用を加
    えて部材を変化せしめて情報記録媒体上の記録を隠蔽す
    ることを特徴とする情報記録媒体のデータ隠蔽方法。
  3. 【請求項3】 前記情報記録媒体を構成する一つの層
    が、熱、圧力、高周波、マイクロ波等の外部作用によっ
    て変化する部材からなる層である請求項2記載の情報記
    録媒体のデータ隠蔽方法。
JP4157383A 1992-05-26 1992-05-26 情報記録担体および情報記録媒体のデータ隠蔽方法 Pending JPH05318975A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0925581B1 (en) * 1996-09-16 2006-03-15 FlexPlay Technologies Inc. Machine readable optical disc with reading-inhibit agent
JP2012022381A (ja) * 2010-07-12 2012-02-02 Nhk Spring Co Ltd 識別媒体、データの読み取り方法、識別装置および識別媒体の製造方法

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