JPH0531920A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPH0531920A
JPH0531920A JP3193189A JP19318991A JPH0531920A JP H0531920 A JPH0531920 A JP H0531920A JP 3193189 A JP3193189 A JP 3193189A JP 19318991 A JP19318991 A JP 19318991A JP H0531920 A JPH0531920 A JP H0531920A
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JP
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ink
head
black
color
printing
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JP3193189A
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English (en)
Inventor
Miyuki Matsubara
美由紀 松原
Hiromitsu Hirabayashi
弘光 平林
Hitoshi Sugimoto
仁 杉本
Kiichiro Takahashi
喜一郎 高橋
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/46Colour picture communication systems
    • H04N1/52Circuits or arrangements for halftone screening
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/21Ink jet for multi-colour printing
    • B41J2/2121Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter
    • B41J2/2128Ink jet for multi-colour printing characterised by dot size, e.g. combinations of printed dots of different diameter by means of energy modulation
    • HELECTRICITY
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    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
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    • H04N1/50Picture reproducers

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイムコスト、色合い及び異色境界にじみを
抑えた状態で、ブラック濃度を他色に比べ強調すること
が可能となるインクジェット記録装置を提供すること。 【構成】 一定領域内全ての画素に前記マルチヘッドが
単体でインク着弾を行った場合に、前記領域内において
エリアファクターが100%未満である1吐出当たりの
インク量(b)で、1つの画像データに対し同位置に同
一のスキャンで複数の前記マルチノズルによる吐出を行
うと共に、1色のマルチヘッドの1吐出当たりのインク
量を他よりも多くする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録装置
の印字方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写装置や、ワードプロセッサ、コンピ
ュータ等の情報処理機器、さらには通信機器の普及に伴
い、それらの機器の画像形成(記録)装置の一つとし
て、インクジェット方式による記録ヘッドを用いてデジ
タル画像記録を行うものが急速に普及している。更に、
前記情報機器、通信機器のカラー化、低コスト化にとも
ない、記録装置においてもカラー対応及び普通紙に印字
対応したものの需要が増えてきている。このような記録
装置においては、記録速度の向上のため、複数の記録素
子を集積配列してなる記録ヘッド(以下、マルチヘッド
という)として、インク吐出口および液路を複数集積し
たものを用い、さらにカラー対応として複数個の上記マ
ルチヘッドを備えたものが一般的である。
【0003】図6は上記マルチヘッドで紙面上を印字し
ていく際のプリンタ部の構成を示したものである。この
図において、501はインクカートリッジである。これ
らは、4色のカラーインク、ブラック、シアン、マゼン
タ、イエローがそれぞれ詰め込まれたインクタンクと、
502のマルチヘッドより構成されている。このマルチ
ヘッド上に配列するマルチノズルの様子をz方向から示
したものが図7であり、601はマルチヘッド502上
に配列するマルチノズルである。再び図6に戻る。50
3は紙送りローラで、504の補助ローラとともに印字
紙507を抑えながら図の矢印の方向に回転し、印字紙
507をy方向に随時送っていく。また、505は給紙
ローラーであり印字紙の給紙を行うとともに、503、
504と同様、印字紙507を抑える役割も果たす。5
06は4つのインクカートリッジを支持し、印字ととも
にこれらを移動させるキャリッジである。このキャリッ
ジ506は、印字を行っていないとき、あるいはマルチ
ヘッドの回復作業などを行うときには図の点線で示した
位置のホームポジション(h)に待機するようになって
いる。
【0004】印字開始前、図の位置(ホームポジショ
ン)にあるキャリッジ(506)は、印字開始命令がく
ると、x方向に移動しながらマルチヘッド(502)上
のn個のマルチノズル(601)により、紙面上に幅D
だけの印字を行う。紙面端部までデータの印字が終了す
るとキャリッジは元のホームポジションに戻り、再びx
方向への印字を行う。この最初の印字が終了してから2
回目の印字が始まる前までに、紙送りローラ(503)
が矢印方向への回転することにより幅Dだけのy方向へ
の紙送りを行う。この様にしてキャリッジ1スキャンご
とにマルチヘッド幅Dだけの印字と紙送りを行う繰り返
しにより、一紙面上のデータ印字が完成する。
【0005】この様なカラー対応のプリンタに於いて
は、カラーバランスを整える為、1ドット当たりのイン
ク吐出量は全色揃えて設計してあるのが一般的である。
更に、普通紙印字の際に問題となる異色境界部のにじみ
に対応するために、各色単独で印字を行った場合には、
ある一定領域において100%デューティー(ベタ)の
印字データで吐出した場合でも、エリアファクターが1
00%を満たせない状態で印字を完成させている場合も
ある。しかし、この様な吐出量設計は、カラーのイメー
ジデータを基にしているので、通常のモノクロプリンタ
として使用する場合には、キャラクターや罫線におい
て、どうしても濃度が低くなり、鮮明度に欠けるという
問題点があった。
【0006】この問題を解決するために、同一領域に対
しマルチヘッドを2回ずつスキャンして、2回目のスキ
ャンではブラックのみ印字を行うという方法が提案され
ている。この様にすれば、ブラックのみ通常の2倍のイ
ンクが打ち込まれるので、その分の濃度アップが可能と
なる。
【0007】しかしながら、この方法ではブラック位置
を強調するために、2回ずつマルチヘッドを同位置にス
キャンしなければならないので、通常の印字に対しタイ
ムコストが2倍かかってしまうこととなる。
【0008】そこで、このブラック強調を更にスピード
アップするために、ブラックの画像データ位置に他色の
インクもブラックと同スキャン時に同位置に印字すると
いう方法が本出願人から提案(特願平2−266881
号明細書)されている。この様にすれば、1スキャンの
みでブラック染料を通常の数倍、同着弾点に得られるこ
ととなる。
【0009】この様にして、通常と変わらぬタイムコス
トでブラックの濃度を強調することが可能であった。
【0010】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら上記
方法をそのまま用いると、エリアファクターは100%
を越えるものの、ブラックの吐出量に比べ他色の吐出量
が多くなるため、色合いがブラックとは異なってしま
う。また、上記方法をそのまま普通紙に用いると、「異
色境界部のにじみ」という普通紙対応に於ける大きな問
題点が、更に悪化してしまう傾向にある。この問題点
は、一定領域に一度に打ち込まれるインク量に依存する
ものである。従って、上記方法のように同時に同着弾点
に通常印字の数倍のインク量が着弾されてしまっては、
普通紙上で垂直方向に吸収しきれないインクが水平方向
へ広がり、他色で印字されるべき領域へにじんで行って
しまうのである。
【0011】そこで、本発明は上述の課題を解決するた
めになされたもので、タイムコスト、色合い及び異色境
界にじみを抑えた状態で、ブラック濃度を他色に比べ強
調することが可能となるインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決する手段及び作用】上記課題を解決するた
め本発明は、複数のマルチノズルよりインク滴を吐出さ
せ、記録を行うマルチヘッドを複数個備えたインクジェ
ット記録装置において、1つの画像データに対し同位置
に同一のスキャンで複数の前記マルチノズルによる吐出
を行うと共に、1色のマルチヘッドの1吐出当たりのイ
ンク量を他よりも多くすることにより、タイムコスト、
色合い及び異色境界にじみを抑えた状態で、ブラック濃
度を他色に比べ強調することが可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0014】(実施例1)まず、実施例1について説明
する。通常、コート紙においては異色境界部のにじみが
普通紙ほど問題とならず、又、にじみ率も大きめなの
で、図1(a)のように対角上に配置したドット同士で
も重なるように吐出量設計してあり、エリアファクター
100%を満たした状態になっている。しかし、本実施
例におけるインクジェットプリンタは普通紙のカラーに
対応しているため、通常のカラーグラフィック印字状態
では、図1(b)に示すようにエリアファクターが10
0%を満たさない状態に吐出量を設計している。本実施
例においては普通紙にじみ率α=2.0を想定し、この
状態で互いに対角位置同士のドットが重なり合わない吐
出量24.0pl/dotに吐出量設計してある。ここ
で、印字密度は360dpi(画素間距離は70.5μ
m)である。
【0015】よって、この様な吐出量状態でモノクロキ
ャラクタを印字してしまっては、一般の普通紙に対応し
たモノクロプリンタに比べ、かなり、ブラック濃度が低
い状態になり、モノクロ画像として好ましくないものと
なる。
【0016】本実施例においては、プリンタ内のバッフ
ァに転送されたデータをカウントし、c,m,yデータ
が混在しているか、或いはブラックデータのみであるか
をcpuで判断し、その判断によって、モノクロキャラ
クターモードとカラーグラフィックモードに自動判定、
及び実行するものである。
【0017】以上の制御を行う電気的ブロック図の例を
図8に示す。この図において、701はインクジェット
記録装置に画像データ信号を送るホスト、702は受信
回路の一部を構成し、ここに入力されてくるデータ数を
数えるカウンタであり、これにより入力データ信号は
k,c,m,yの色別にcpuに入力される。なお、カ
ウンタ702には1ライン毎(1ラスター毎)又は、1
画素毎(1ドット毎)に各色のデータが入力する。70
4はこのインクジェットプリンタのシーケンスを記憶し
たROM、705はカウンタ702からcpu703に
入力されたデータをその度メモリ化するRAM、cpu
703はこの705に入力されたデータを704に書か
れたシーケンスに従って処理し、706のキャリッジ
(CR)モーター、707の紙送り(LF)モーター、
及び710の4色のヘッドにそれぞれのドライバーを介
し、駆動命令を送る。
【0018】708のプリントバッファは、1行づつの
ヘッドの印字するべきデータがストックされている。本
実施例の場合、705のRAMにはホストより送られて
くる1ページ分のデータがメモリ出来るようになってい
る。従って、cpu703はこのRAM内メモリが満た
されるまでに、カウンタ702で1つでもcmyのカラ
ーデータが入力されていたら、すなわち、1ページ内に
少なくとも1つカラーデータが存在したら、これをカラ
ーグラフィックモードと判断する。一方、cmyが全く
カウントされず、全ての入力データがブラックのみであ
れば、これをモノクロキャラクターモードと自動判定
し、それぞれのモードに従ったシーケンスをROM70
4より読みとり、駆動命令を下す。
【0019】まず、後者のカラーグラフィックモードと
して、分割印字法を図9〜12を用いて説明する。この
分割印字とは普通紙において異色境界にじみと、マルチ
ノズルのバラツキに起因するヘッド内濃度ムラに効果の
あるもので、単位領域内の印字するべき画像データを2
回に分けて同領域に印字するものである。図9(a)に
おいて、81はマルチヘッドであり、これは図7のもの
と同様であるが、今は簡単のため8個のマルチノズル
(82)によって構成されているものとする。83はマ
ルチノズル82よって吐出されたインクドロップレット
であり、通常はこの図のように揃った吐出量で、揃った
方向にインクが吐出されるのが理想である。もし、この
様な吐出が行われれば、図9(b)に示したように紙面
上に揃った大きさのドットが着弾され、全体的にも濃度
ムラの無い一様な画像が得られるのである(同図
(c))。
【0020】しかし、実際には先にも述べたようにノズ
ル1つ1つにはそれぞれバラツキがあり、そのまま上記
と同じように印字を行ってしまうと、図10(a)に示
したようにそれぞれのノズルより吐出されるインクドロ
ップの大きさ及び向きにバラツキが生じ、紙面上に於い
ては図10(b)に示すように着弾される。この図によ
れば、ヘッド主走査方向に対し、周期的に大きな白紙の
部分が存在したり、また逆に必要以上にドットが重なり
合ったり、あるいはこの図中央に見られる様な白筋が発
生したりしている。この様な状態で着弾されたドットの
集まりはノズル並び方向に対し、図10(c)に示した
濃度分布となり、結果的には、通常人間の目でみた限り
で、これらの現象が濃度ムラとして感知される。
【0021】そこで、この濃度ムラ対策として次のよう
な方法で印字を行っている。図11及び図12によりそ
の方法を説明する。この方法によると図9及び図10で
示した印字領域を完成させるのにマルチヘッド81を3
回スキャンしているが、その半分4画素単位の領域は2
パスで完成している。この場合、マルチヘッドの8ノズ
ルは、上4ノズルと、下4ノズルのグループに分けら
れ、1ノズルが1回のスキャンで印字するドットは、規
定の画像データを、ある所定の画像データ配列(図12
に示す千鳥パターン)に従い、約半分に間引いたもので
ある。そして2回目のスキャン時に残りの半分の画像デ
ータへドットを埋め込み(図12に示す逆千鳥パター
ン)、4画素単位領域の印字を完成させる。以上の様な
記録法を以下、分割記録法と称す。
【0022】本実施例では、このカラーグラフィックモ
ードにおいて、上記分割記録法を用いることとする。た
だし、上記説明では8ノズルヘッドを用いたが、実際に
は64ノズルヘッドを用いる。従って、32ノズルづつ
の2つのグループにこのヘッドは分割され、紙送りは3
2画素分づつ行われる。そして、32画素単位づつ印字
領域が完成されて行くのである。以上により、カラーグ
ラフィックモードにおいては、普通紙カラーで最も問題
となる異色同士のにじみを防ぐとともに、マルチノズル
のバラツキによるヘッド内濃度ムラをも緩和し、普通紙
においても良好なカラーグラフィック画像を得ることが
できる。
【0023】しかし、上記従来例でも述べたように、こ
のカラーグラフィックモードそのままの設定でモノクロ
キャラクターの印字を行えば、通常の普通紙対応モノク
ロプリンタに比べ、吐出量設定が小さい分ブラック濃度
が低く、更に上記分割間引き印字を行う分、タイムコス
トが倍もかかってしまう。
【0024】本実施例では、先に述べたようにカラーグ
ラフィックモードに対し、これとは独立にモノクロキャ
ラクターデータ専用にモノクロキャラクターモードが設
けてある。このモードでは、キャラクターを印字するに
当たって、特にヘッド内濃度ムラは問題とならないし、
また、ブラックのみの印字であるから異色境界部のにじ
みが問題にならない。よって、タイムコストをかけずに
ブラック高濃度を得るためには、同一データ位置になる
べく多くのインクを1度で打ち込むことが好ましい。
【0025】そこで本実施例では、この条件を満たすた
めに、モノクロキャラクターモードでは分割印字は行わ
ず、ブラックの画像データ位置に対し、ブラック以外
に、cおよびmの印字も同スキャン時に行う。ただし、
c,mのインク吐出量はブラックよりも少ない20.0
pl/dotとしている。c,mを選んだ理由は、そも
そもc及びmを同時に混色したブルーという色はかなり
明度の低くブラックに近い色彩であることからである。
又、c,mを少なくしたのは、混色したブルーの色合い
をブラックに比べて落とすためである。この様にするこ
とによって、ブラック位置のインク打ち込み量は(2
4.0+20.0×2=64.0)pl/dotとな
り、通常のモノクロプリンタにおけるインク打ち込み
量,すなわち、図1(c)のようにエリアファクターを
満たすものとなり、1スキャン印字で、濃度アップも可
能である。更に、ブラック、c,mを同一吐出量で印字
した時に問題となるブルーの色合いについても、解決で
きる。
【0026】ここで、温調温度を利用し、ブラックのみ
他色より吐出量を常に多く設定する方法について説明す
る。図13はヘッド温度とその時の印字吐出量を示した
ものであり、ヘッド温度が高いほど吐出量も高くなって
いる。即ち、ヘッド温度は温調温度で制御可能な範囲で
ある限り、どんな環境においても各色ごとに目的の吐出
量を得ることができる。そこで、本実施例においてはブ
ラックのみ温調温度をbとし、他3色をbよりも低いa
とする。ヘッド温度aにより吐出量V1 を、ヘッド温度
bによりV2 (>V1 )という吐出量を得る。この値V
2 は、ブラックの濃度が目的値を満たす範囲の中で最も
にじみを防ぐ値、即ちエリアファクター100%未満の
最大値付近に設定されているものである。それぞれのヘ
ッドがそれぞれの温度a,bに達していない場合は、加
熱を加える。
【0027】この時の加熱時間とヘッド温度の様子を印
字開始前から示したものが図14である。印字開始ボタ
ンを押した瞬間に(t1 )ヘッド温度センサーが各色の
ヘッド温度を感知し、印字許容温度の下限値(a,b)
まで加熱を加える。この時、ヒーターのパワーをブラッ
クのみ大きくすることによって、温度上昇の傾きを大き
くし、印字を開始できる温調温度までの達成時間(t2
)を揃えることが可能となる。その後は、それぞれの
印字許容範囲内で温度調整されながら印字を行ってい
く。この様にすることによって、常に安定した吐出量で
印字を行い、ブラックの吐出量を他の色に比べ相対的に
多くすることができる。
【0028】この様なモノクロキャラクターモードと、
カラーグラフィックモードをそれぞれ独立に設け、それ
らを判断、実行する図8の様な電気的手段を設けること
により、普通紙においてもカラーグラフィックモードで
はにじみの無い画像、また、モノクロキャラクターモー
ドとしても、従来通りのブラック濃度が高く、色合いも
良好な画像を得ることができる。
【0029】尚、本実施例ではモノクロキャラクタデー
タとカラーグラフィックデータを選別する為に、1ペー
ジ分のデータ全てをチェックし、印字モードを1ページ
単位で自動切り替えするように設定した。しかし、1ペ
ージ内のデータの中に部分的にカラーグラフィックと、
モノクロキャラクターが存在する場合は良くある。この
様なときには全てをカラーグラフィックで印字すると、
タイムコストもかかり、キャラクターの濃度も低くなっ
てしまう。従って、1ライン毎のデータを図7のカウン
タ702でチェックし、1ライン毎にこれらのモードを
自動切り替えする方法を用いても良い。
【0030】又、更にユーザーが、本発明記録装置のデ
ィップスイッチにより、その印字の度毎にどちらのモー
ドに設定するかを選択できるようにしておく方法でも良
い。
【0031】(実施例2)次に、実施例2を再び図1を
用いて説明する。本実施例は比較的インクのにじみが実
施例1の時などよりも良好な場合について述べる。本実
施例の場合、図1において、(a)は、ブラック及び強
調を行わない色(c,m,y)の画像データ位置への印
字状態で、これは第一実施例と異なり、隣接したドット
は互いに重なり合い、エリアファクター100%を満た
している。通常一般のプリンタではこの様にエリアファ
クターを基本として吐出量設計されている。従って、本
実施例に於いても特に強調を行わないシアン、マゼン
タ、イエローに関しては同等にして、この様な印字を行
う。同図(b)は、強調を行うブラックの画像データ位
置へのブラック以外の3色のインク滴の印字状態であ
る。ただし、ブラック強調のためのこの様な3色の印字
は、ブラック画像データのある同位置に全てのインク色
で行われるものである。従って、実際には実施例1と同
様、同図(c)の様にかなりエリアファクターが大きな
着弾状態になる。
【0032】本実施例に於いては、各色単独で印字着弾
を行った場合には、同図(b)のようにエリアファクタ
ーが100%を満たせずに白紙の部分が残っているよう
な吐出量で、4色重ねることによって、インクにじみを
なるべく防ぎながら同図(c)に示す印字状態を得、濃
度の高いブラック画像を得ようと言うものである。
【0033】以上説明した印字を実現させるためには、
ブラックは同図(a)図に示した着弾を行うためのみの
吐出量に常に設定されていれば良いが、c,m,y,の
3色は同図(a)及び(b)の2種類の吐出量を可変な
状態にして於かなければならない。その方法として考え
られるPWM制御を、以下に示す。
【0034】PWM制御とは、ヘッドの吐出駆動時に与
えるダブルパルスの第一パルス幅を制御する方法であ
る。図2において、P1はPWMを行うプレヒートパル
ス、P3はインターバルパルスP2の後におかれたメイ
ンヒートパルスである。このP3パルスにより、インク
がマルチヘッドから吐出される訳であるが、この時、P
1にどのくらいヘッドが温められたかによって、吐出量
が大きく影響される。通常は、このPWM制御を行うこ
とによりヘッドの温度変化に応じた吐出量の安定化が行
われている。即ち、ヘッドの温度変化に応じてプレヒー
トパルスP1のパルス幅を変調することにより、メイン
ヒートパルスP3による吐出量の安定化を行っているの
である。図3にヘッド温度に対応したパルス幅テーブル
をa,bとして2種示したが、図4に示すように、ヘッ
ド温度に対し、吐出量がほぼリニアな関係になっている
領域において、このPWM制御は行われる。図3のテー
ブル(a)では常に吐出量Vaに、テーブル(b)では
Vbにそれぞれ設定されている。
【0035】この様に温度を検知し、テーブル設定によ
り吐出量を安定させておくことができるのであれば、こ
の図に示す様にテーブル内容を(a),(b)間で変更
することにより、吐出量目標値をVa、Vbの2種間で
変えることが可能である。本実施例では、c,m,yの
ヘッド制御において、PWMテーブル(a),(b)を
変換し吐出量を変えることにより、図1の様な状態に印
字して行こうとするものである。
【0036】つまり、c,m,y及びbkヘッドに於い
て、 ブラックデータがあり、c,m,yデータがない位置
ではbkデータに基づいて、bkヘッドで図1(a)の
吐出を行うとともに、c,m,yヘッドで図1(b)の
吐出を行う。また、 ブラック画像データに関係なく、c,m,yデータが
在る位置で はc,m,yヘッドでそれぞれのデータに
応じて、図1(a)の吐出を行う。
【0037】この様な印字を行うことにより、タイムコ
ストの無くブラック濃度の高い画像が得られることとな
る。更に、ブラックの色合いの良好な画像を得ることが
できる。
【0038】このようにPWM制御の幅を更に有効に使
い、各色のテーブル及び吐出量をそれぞれ独立に設定し
ても良い。理想的には、c,m,yのインクを同量づつ
混色すれば、ブラックインクと等しい発色になるのが好
ましいが、実際にはカラーバランスがどちらかへ傾いて
しまうのが一般である。その様な傾きが特に著しい場合
などは、ブラックの発色に近くなるような割合にc,
m,yの吐出量をそれぞれ設定して、上記ブラック強調
印字を行っても良いし、あるいは実施例1でc,mのみ
ブラック強調に用いるといった様な方法を用いても良
い。又、吐出量制御として実施例1で説明した温調温度
による制御を行っても良い。
【0039】(実施例3)次に、実施例3として、普通
紙印字の際ににじみ及び濃度ムラに有効な印字法として
本発明者らが既に提案した特願平3−129502号明
細書をもとに、ブラック濃度を強調する印字法を説明す
る。
【0040】上記提案によれば、1/2画素単位の紙送
りと、実施例1でも説明したPWM制御などによる吐出
量制御により、1画素を吐出量の異なる2つのドットに
より形成し、印字状態を図5の様にする。
【0041】ここで簡単のために、実施例2のPWM制
御(図4)を用いて、Aドットは吐出量Vaにより印字
され、Bドットは吐出量Vbにより印字されるとする。
上記提案によれば全色のマルチヘッドが同様に図5の印
字を行うこととなっていたが、本実施例に於いてはこれ
はカラーグラフィックモードの場合だけとする。ブラッ
クを強調しなければならないモノクロキャラクターモー
ドでは、別の独立した印字シーケンスを用いる。これら
2つのモードを判別、実行する手段は実施例1と同様に
図8で説明したような方法を用いることとする。
【0042】ブラック強調を行うモノクロキャラクター
モードでは、ブラック画像データ位置にc,mをkと同
一スキャン時にBドットとして着弾する。ただし、c,
mはブラックよりも吐出量を少なくする。これによりB
ドットだけでインク打ち込み量が24.0+20.0×
2pl/dotとなり、互いに隣接するBドット同士の
重なりができ、エリアファクターが100%を満たせる
ようになる。
【0043】従って、Aドットを印字する必要がなくな
り、つまり、1/2画素単位の紙送りも必要無くなるの
で、単位領域当たり数回の分割印字を行っていたものが
1回のスキャンで印字が完成するようになる。この様に
すれば上記提案に於ける効果が、カラーグラフィックモ
ードにおいて実現できると同時に、モノクロキャラクタ
ーモードにおいてもタイムコスト無しに、ブラック濃度
の高い画像が得られることとなる。更に、ブラックの色
合いも良好となる。
【0044】また、本実施例によれば実施例2のように
同スキャン内でc,m,yのマルチヘッドの吐出量設定
を瞬間的に変えることがなくなるので、より安定した吐
出量設計が可能となり、にじみの無く濃度の高い画像が
安定して得られる。
【0045】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でも熱エネルギーを利用する方式の記録ヘッド、記録
装置に於いて、優れた効果をもたらすものである。その
代表的な構成や原理については、例えば、米国特許第4
723129号明細書、同第4740796号明細書に
開示されている基本的な原理を用いて行なうものが好ま
しい。この方式は所謂オンデマンド型、コンティニュア
ス型のいずれにも適用可能であるが、特に、オンデマン
ド型の場合には、液体(インク)が保持されているシー
トや液路に対応して配置されてい電気熱変換体に、記録
情報に対応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与
える少なくとも一つの駆動信号を印加することによっ
て、電気熱変換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘ
ッドの熱作用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号
に一対一対応し液体(インク)内の気泡を形成出来るの
で有効である。この気泡の成長,収縮により吐出用開口
を介して液体(インク)を吐出させて、少なくとも一つ
の滴を形成する。この駆動信号をパルス形状とすると、
即時適切に気泡の成長収縮が行なわれるので、特に応答
性に優れた液体(インク)の吐出が達成でき、より好ま
しい。このパルス形状の駆動信号としては、米国特許第
4463359号明細書、同第4345262号明細書
に記載されているようなものが適している。尚、上記熱
作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許第4313
124号明細書に記載されている条件を採用すると、更
に優れた記録を行なうことができる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、1つの画像データ
に対し同位値に複数回の前記マルチノズルによる吐出を
行うと共に、1色のマルチヘッドの1吐出当たりのイン
ク量を他よりも多くすることにより、タイムコスト、色
合い及び異色境界にじみを抑えた状態で、ブラック濃度
を他色に比べ強調することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1、2の印字状態を示す図であ
る。
【図2】本発明の実施例1、2におけるPWM制御を説
明するための図である。
【図3】PWM制御の温度制御を説明するためのテーブ
ルである。
【図4】PWM制御の温度制御を説明するための図であ
る。
【図5】本発明の実施例3の印字状態を示す図である。
【図6】本発明に適用可能なインクジェットプリンタの
記録部を示す外観斜視図。
【図7】図6のマルチヘッドの詳細を示す図である。
【図8】カラーグラフィクモードとモノクロキャラクタ
ーモードの自動判別を行う構成を示すブロック図であ
る。
【図9】マルチヘッドの印字例を示す図である。
【図10】マルチヘッドの印字例を示す図である。
【図11】実施例1における分割印字を説明するための
図である。
【図12】実施例1における分割印字を説明するための
図である。
【図13】実施例1のヘッド温度と吐出量の関係を示す
図である。
【図14】印字開始時のヘッド温調制御によるヘッド温
度上昇の状態を示す図である。
【符号の説明】
501 インクカートリッジ 502 マルチヘッド 503 紙送りローラ 505 給紙ローラ 506 キャリッジ 507 印字紙 701 ホストコンピュータ 702 カウンタ 703 CPU 705 RAM
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 喜一郎 東京都大田区下丸子3丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のマルチノズルよりインク滴を吐出
    させ、記録を行うマルチヘッドを複数個備えたインクジ
    ェット記録装置において、 1つの画像データに対し同位置に同一のスキャンで複数
    の前記マルチノズルによる吐出を行うと共に、1色のマ
    ルチヘッドの1吐出当たりのインク量を他よりも相対的
    に多くすることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 【請求項2】 前記マルチヘッドは、1吐出当たりのイ
    ンク量が、一定領域内全ての画素に前記マルチヘッド単
    体でインク着弾を行った場合に、前記領域内においてエ
    リアファクターが100%未満であることを特徴とする
    請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 ブラックの画像データ着弾点に対して、
    ブラック及びその他少なくとも1色のマルチヘッドによ
    りインク吐出を行うと共に、ブラックのマルチヘッドの
    1吐出当たりのインク量を他よりも相対的に多くしたこ
    とを特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装
    置。
  4. 【請求項4】 キャラクタ印字モードとグラフィック印
    字モードを有し、キャラクタ印字モードの時に、ブラッ
    クの画像データ着弾点に対して、ブラック及びその他少
    なくとも1色のマルチヘッドによりインク吐出を行うと
    共に、ブラックのマルチヘッドの1吐出当たりのインク
    量を他よりも相対的に多くしたことを特徴とする請求項
    1記載のインクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 前記マルチヘッドは、熱エネルギーによ
    ってインクに状態変化を生起させ、該状態変化に基づい
    てインクを吐出させることを特徴とする請求項1乃至4
    のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
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