JPH0532026B2 - - Google Patents
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- JPH0532026B2 JPH0532026B2 JP1203707A JP20370789A JPH0532026B2 JP H0532026 B2 JPH0532026 B2 JP H0532026B2 JP 1203707 A JP1203707 A JP 1203707A JP 20370789 A JP20370789 A JP 20370789A JP H0532026 B2 JPH0532026 B2 JP H0532026B2
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- cyclodextrin
- enzyme
- beta
- range
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C12—BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
- C12N—MICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
- C12N9/00—Enzymes; Proenzymes; Compositions thereof; Processes for preparing, activating, inhibiting, separating or purifying enzymes
- C12N9/10—Transferases (2.)
- C12N9/1048—Glycosyltransferases (2.4)
- C12N9/1051—Hexosyltransferases (2.4.1)
- C12N9/1074—Cyclomaltodextrin glucanotransferase (2.4.1.19)
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
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- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Enzymes And Modification Thereof (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は広いPH範囲で良好な活性を示し、その
活性を実質的に失わずに容易に精製でき、その活
性の保有に捕捉因子又は金属を必要とせずに容易
に固定化でき、40℃で数週間の半減期を有する新
規シクロデキストリングリコシル基転移酵素に関
するものである。 〔従来の技術〕 シクロデキストリンはα−D−グリコピラノー
ス単量体が1−4結合した環状分子よりなつてい
る。環を形成して結合した6−、7−及び8−グ
リコース単位を含んでいる。α,β,γ−シクロ
デキストリンとして一般に知られているシクロデ
キストリンは異なつた環サイズのシクロデキスト
リンに比較して有用性が大きいため今日で最も重
要なシクロデキストリンである。これらのシクロ
デキストリンの有用なことは多数の型の化合物と
包装複合体又は包接化合物を可逆的に形成する能
力を有することによる。包接複合体はシクロデキ
ストリンのような主分子が客分子をフアンデルワ
ールスの力のような弱い相互作用によつて結合で
きる内部穴を有する構造によつて生成するもので
ある。その結合は、一般にソリツドコンプレツク
スのような明確な配列を与えるに充分な強さの狭
い範囲の力である。しかしこの複合体を主及び客
分子に容易に解離するに十分な弱い力でもある。 シクロデキストリンは内部穴を持つたドーナツ
形分子である。その穴の大きさ及び形状はその環
を形成するグリコース単位の数により決められ
る。α−シクロデキストリンにおいては大部分の
シリンダー状穴は約7オングストロームの深さで
径は約5オングストロームである。β−シクロデ
キストリンにおいては深さは同じであり径は7オ
ングストロームである。そしてγ−シクロデキス
トリンの穴は7オングストロームの深さに対して
9オングストロームの径である。シクロデキスト
リンは穴の縁を囲んだグルコースの多くの水酸基
のために水に溶ける。しかしながら、穴それ自体
の内部は疎水性である。そしてこれらの疎水性穴
は、もし有機物が正しい形状及び疎水性の性質を
持つていたら水性溶液から有機分子を抽出する。 シクロデキストリンの複合体形成能は種々の用
途に役立つものである。例えば、シクロデキスト
リンは希望する風味及び芳香をカプセル化して長
時間保存し、製造された食品に配合するに用いら
れる。反対に、シクロデキストリンは希望しない
風味及び芳香をこれと複合させることによつて食
品から除くのに使用することもできる。シクロデ
キストリンはまた食品の酸化、光化学的分解及び
熱分解の保護に用いられる。これらのそして他の
利用は「スターチ(Starch)」J.Szejtle、34、379
−385(1982)によりまとめられている。 〔発明が解決しようとする課題〕 シクロデキストリンの商業的利用は現在の方法
の制約によりコストが比較的高いことで妨げられ
ている。シクロデキストリンは一般に澱粉から比
較的低収率、50%以下、しばしば25〜35%の範囲
で澱粉転換で生成される。原料として比較的低固
形分のものを使用する必要があり、更に生産性を
制約し、そしてそれらの分離を更に煩雑にする希
釈されたシクロデキストリンが生産される。 シクロデキストリングリコシル基転移酵素生産
物として知られた微生物の不利なことは我々が優
れた微生物を探索する刺激となつた。要求を満足
させる微生物の基準はコストと酵素生産の容易性
の実用的観点から決定した。微生物中の特性は簡
単な倍地で速やかに生育すること、微生物はまた
広いPH範囲、換言すれば、倍地条件の変化にも酵
素生産に比較的感受性がない細胞外で酵素を高水
準で生産すること、そしてまた、生産された酵素
は容易に分離しそして精製できることも必要とし
た。 本研究において、シクロデキストリングリコシ
ル基転移酵素は数個の基準を満すことを必要とし
た。酵素は広いPH範囲で作用することが望まし
く、或程度浅いPH最適値を現わすことは一層は望
ましいことである。酵素は容易に精製されねばな
らず、そして精製によつて活性が実質的に減少を
示してはならない。酵素はまた半減期が40℃で数
週間、特に固定化した場合は必要である。 更にそれ以上の基準により、酵素は可溶酵素の
みならず、適宜の担体上に固定化しても使用され
ることを考えると、酵素は容易に固定され、そし
て、その高活性を持続するためにいかなる補足因
子又は金属を必要としないことが必要とされる。 〔課題を解決する手段〕 我々の研究の結果、多くの細菌を含む土壌を分
離しシクロデキストリングリコシル基転移酵素活
性を示す微生物を分離した。数種を一層精密に試
験し、そしてこれらのうちの3種の微生物が数種
の観点において最も優れたシクロデキストリング
リコシル基転移酵素を生産することを見出した。 本発明は広いPH範囲で良好な活性を示し、活性
を実質的に失わずに容易に精製でき、その活性の
保有に捕捉因子又は金属を必要とせずに容易に固
定化でき、40℃で数週間の半減期を有する新規シ
クロデキストリングリコシル基転移酵素である。 本発明の一つの態様はNRRLB−18373により
生産される酵素である。そして他の態様はシクロ
デキストリングリコシル基転移酵素がNRRLB−
18374によつて生産される。最良の態様は、この
酵素がNRRLB−18375により生産されることで
ある。 本発明に使用する微生物は1988年6月7日にエ
ヌ アール アール エル (NRRL)に寄託
し、バシルス(Bacillus)SP430はNRRL B−
18373、バシルス(Bacillus)SP860はNRRL B
−18374、シユードモナス(Pseudomonas)
SP170はNRRL B−18375として寄託番号を受け
ている。 本発明は公知のシクロデキストリングリコシル
基転移酵素と数種の重要な点において劇的に区別
され、そして相違する数種のシクロデキストリン
グリコシル基転移酵素の発見である。これらの酵
素は土壌から分離した3種の従来未知の細菌によ
り生産される。しかしながら、同一又は類似の酵
素が他の微生物により生産されるであろう。要す
るに、本シクロデキストリングリコシル基転移酵
素は公知のシクロデキストリングリコシル基転移
酵素に比し前述のように多くの望ましい特性を有
し有用である。 以下の記載は本発明に関する微生物からシクロ
デキストリングリコシル基転移酵素の生産の代表
的なものである。12リツトルの標準培養におい
て、特定菌株の5%接種材料を加え、のち下記を
含む澱粉/塩培養基中で30℃で1夜生育する。 4mM MgSO4 10mM NH2Cl 0.03mM MnSO4 0.06mM (NH4)2SO4 6.8mM NaCl 0.06mM FeSO4 5.4mM KCl 1%(w/vol)澱粉、及び0.01%
イースト抽出物 14.6mM K2HPO4 1.6mM クエン酸塩 1mM CaCl2 培養基を十分な通気を行つて30℃に保持し、そ
して約2時間毎に試料の生育、PH及びシクロデキ
ストラナーゼ活性(KI分析法による)を監視す
る。シクロデキストラナーゼ活性の測定におい
て、活性は培養物自体を「酵素」として直接使用
して決定した。培養の後段(約24時間から)で培
養液の試料を遠心分離して細胞を除き、そして試
験は培養液の上澄液を用いて行う。培養は4時間
の間活性のレベルが一定になつた時又は減少が観
察された時に終了する。酵素を用いた代表的な培
養において、酵素の精製は下記のようにして行
う。酵素の回収は50%に近ずく、そして特殊の活
性(mg蛋白当りの単位)は128000(培養液の上澄
を0.2μ過材を通す)から最終の精製酵素である
580000に増加する。 遊離酵素KI試験は5mM CaCl2及び100mM
イミダゾールを含む0.2%可溶性澱粉を基質とし
て用いPH7.0でシクロデキストラナーゼに対して
行う。40℃で基質の0.30mLに酵素の10μlを加え
る。10分間培養した後反応を0.2MHCl及び0.5m
Lの0.02%I2及び0.02%KIを含む溶液を加えて停
止する。背後の対照は0.2MHClの4.0mL続いて
酵素10μl及びI2−KI混合物の0.5mLを基質の0.3
mLに加えることにより行われる。mL当りの活
性単位は下記式により決められる。 活性(単位/mL)=ODB−ODS/〔0.01×ODB〕×100 式中のODB及びODSは背景(対照)と試料の
700+1メータによる光学密度の比較である。背
景と試料の間の光学密度の差は吸光単位で0.1及
び0.4の間でなければならない。活性表示は1250
及び5000、単位mL当りの間である。もし、値が
この範囲になかつたら、酵素を希釈して後計算の
因子にする。 各菌株により生産されたシクコデキストラナー
ゼは細胞外酵素であつた。それは最初の遠心分離
による菌の除去により酵素の回収に極めて有効で
ある。細胞を除いた上澄みを下記の操作を通して
4℃に保持する。上澄みを常時撹拌して硫酸アン
モニウム(50g/L)を徐々に加え、次いで不溶
性のさらさらした澱粉(50g/L)を加える。こ
の混合物を約1時間ゆるやかに撹拌し、その間不
溶性澱粉を過により集めそして空気で乾燥す
る。澱粉固型物を後に10ミリモルK2HPO4、3M
NaCl及び0.1Mマルトースの溶液中に7.5のPHの懸
濁しそして室温で約1時間攪拌する。澱粉からシ
クロデキストラナーゼを遊離するに使用するこの
溶液の容積は厳格ではなく望む酵素の最終の濃度
により変えることができる。さらさらした澱粉は
0.2μ過材を容易に通し、澄明な溶液になるまで
反復して過する段階で除去される。この溶液は
次に5mMグリシンと5mM CaCl2、PH7に対
して広く透析させ最も多くの研究に使用される精
製された酵素が得られる。 「精製された」酵素はその分子量を下記の方法
により決定する前に更に精製される。分析のため
に一層精製された酵素を得るには、原培地から細
胞を除く望ましい方法はガラス容器中で4℃で細
胞を一夜放置しそしてのち、濁つた液浮遊物を
0.2μ過カセツトを通して過する。この方法は
細胞の混入のない酵素の調製を確保する方法であ
る。更にその上の濃縮工程はタンジエンシアル膜
過ユニツトを用いそして10000分子量を過で
除く。この方法において約10000ダルトンより大
きな蛋白質のみが原料の1/10の容積に濃縮され
る。この濃縮酵素の調製は次のように変形された
上述の方法に従つて精製される。加えられる澱粉
の量は原培養上澄み液の容積の基として計算され
ない。しかし精製のための濃縮酵素溶液の容量の
2倍はある。即ち、10リツトルの培養液が1リツ
トルに濃縮されるに対し、さらさらした澱粉の量
は100gである。更にその上、この方法は3回繰
り返し、各回毎に液に澱粉のみ加えそして酵素
の全部が不溶性澱粉に最後には結合するようにす
る。次に各過材上に集まつた澱粉固形物を合し
そして同じマルトース、リン酸塩及び食塩溶液と
混合し固定形化された酵素を遊離する。この加え
られる溶液の容量はゆるやかに攪拌される澱粉の
スラリーを形成するに必要な最少の量である。続
いて、このスラリーの過で得られた澱粉固形物
に同様の溶離工程を行いそして、この工程で酵素
が僅かかまたは溶離しなくなるまで多数回繰り返
す。過されたシクロデキストラーゼ活性の高水
準を示す溶液を合しそして透析しそして分析に使
用する。或る場合において、沈殿物が電気泳動に
より分析用に濃縮される。これらの目的のために
酵素は凍結乾燥により約10倍に濃縮されそして適
宜のゲル充填緩衝液中で復元させる。 精製した酵素試料の或るものは分子量測定用に
ポリアクリルアミドゲル上に装填する前に濃縮に
より調製される。精製及び濃縮操作はB.シルク
ランス、ストレイン(Circulans、strains)170、
430及び860;B.マセランス(macerans)酵素試
料で試験したのと同様である。供給者(アマノ)
により提供された粗製造物及び供給者により提供
されたデータは我々の分析の確認に使用した。全
試料それが濃縮されていてもいなくても、を装填
緩衝液(溶液として加える場合1/10容)に加え
そしてラエミリ(Laemmli)により記述された
方法(U.K.Laemmli、ネイチヤー(Nature)
222、p680、1979)に従つて調製した10%ドデシ
ル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル上に装
填する。異なつた試料、多種の試料が次々に相互
に動くように装填しゲルを通してマイグレーシヨ
ンの正確な比較をする。電気泳動後、ゲルをクマ
シーブルー一染料で着色しそして後、7%酢酸
(氷酢酸)、染料を含まない30%メタノール中で脱
色する。分子量は酵素試料の動きと分子量標準蛋
白との動きを同時に比較して決定する。 等電点を測定するために使用する試料は分子量
測定で記載したようにして調製する。そしてPH
3.5〜9.5の範囲の既製のゲル(LKBフアルマシ
ア)上に装填する。ゲルは陽極及び陰極に1Mリ
ン酸及び1M NaOH溶液と共にそれぞれに移動
する。初めの電圧は520ボルトでありそして終り
のそれは、1520ボルトであつた。同様に、電流は
60mA乃至6.5mAであつた。移動後、ゲルの正
確なPHを測定しそして3.8乃至8.1の範囲であつ
た。ゲルは後4%スルホサリチル酸、12.5%トリ
クロロ酢酸及び30%メタノール中に固定しそして
0.04%クマシーブルー、10%酢酸、27%エタノー
ル及び0.5%CuSO4中で着色する。 本酵素の最適PHの測定のために標準試験溶液
〔2%マルトリン(maltrin)150、5mM
CaCl2〕を緩衝PHをクエン酸塩、イミダゾール及
びグリシンの緩衝剤を用いて2と9の間に変える
ことを除いて使用する。精製された酵素を基質の
1モルに加えそして40℃で3時間培養する。試料
を密封容器(前もつて蒸発により水分を除く)中
で2分間沸騰し、そして冷却する。アルフアアミ
ラーゼの過剰量を加えそして試料を60℃で30〜60
分培養し基質中の未反応澱粉を分解する。試料は
後、アルフア、ベーター及びガンマーシクロデキ
ストリンのその材料の標準品と比較によつて測定
するためのHPLCによる分析に用いるまで冷凍保
存する。 ベーターシクロデキストリンへの最高コンバー
ジヨンは2%マルトリン150、5mM Cacl2、5
mMイミダゾールのPH7の基質及び10%(v/
v)エタノールを用い40℃で精製酵素試料を使用
して、各酵素について決めた。 本酵素の重要なそして区別される劇点な特性の
幾つかを表1に摘要する。シクロデキストリング
リコシル基転移酵素の少くとも二つの原型がある
ことは既に知られている。転移反応の少くとも始
期の相で、そのうちの一つは主にアルフア生成体
でありそして他は主にビーター生成体である。
H.ベンダー(Bender)、アドバンス イン バイ
オテクノロジカル プロセス(Advance in
Biotechnological Process)6 Alan R.Liss、
Inc.、1986、37頁。B.マセランス(macerans)
及びNRRL B−18375からの酵素は第1の級で
あり、一方、B.サーキユランス(Circulans)、
NRRL B−18375及びB−18374からの酵素は第
2の種類であると見ることができる。酵素の分子
量は65又は73キロダルトンの何れかである。そし
て等電点は前者は略々8.5を示すに拘らず後者は
それぞれ異なつた本質的に異なる等電点を有す
る。 【表】
活性を実質的に失わずに容易に精製でき、その活
性の保有に捕捉因子又は金属を必要とせずに容易
に固定化でき、40℃で数週間の半減期を有する新
規シクロデキストリングリコシル基転移酵素に関
するものである。 〔従来の技術〕 シクロデキストリンはα−D−グリコピラノー
ス単量体が1−4結合した環状分子よりなつてい
る。環を形成して結合した6−、7−及び8−グ
リコース単位を含んでいる。α,β,γ−シクロ
デキストリンとして一般に知られているシクロデ
キストリンは異なつた環サイズのシクロデキスト
リンに比較して有用性が大きいため今日で最も重
要なシクロデキストリンである。これらのシクロ
デキストリンの有用なことは多数の型の化合物と
包装複合体又は包接化合物を可逆的に形成する能
力を有することによる。包接複合体はシクロデキ
ストリンのような主分子が客分子をフアンデルワ
ールスの力のような弱い相互作用によつて結合で
きる内部穴を有する構造によつて生成するもので
ある。その結合は、一般にソリツドコンプレツク
スのような明確な配列を与えるに充分な強さの狭
い範囲の力である。しかしこの複合体を主及び客
分子に容易に解離するに十分な弱い力でもある。 シクロデキストリンは内部穴を持つたドーナツ
形分子である。その穴の大きさ及び形状はその環
を形成するグリコース単位の数により決められ
る。α−シクロデキストリンにおいては大部分の
シリンダー状穴は約7オングストロームの深さで
径は約5オングストロームである。β−シクロデ
キストリンにおいては深さは同じであり径は7オ
ングストロームである。そしてγ−シクロデキス
トリンの穴は7オングストロームの深さに対して
9オングストロームの径である。シクロデキスト
リンは穴の縁を囲んだグルコースの多くの水酸基
のために水に溶ける。しかしながら、穴それ自体
の内部は疎水性である。そしてこれらの疎水性穴
は、もし有機物が正しい形状及び疎水性の性質を
持つていたら水性溶液から有機分子を抽出する。 シクロデキストリンの複合体形成能は種々の用
途に役立つものである。例えば、シクロデキスト
リンは希望する風味及び芳香をカプセル化して長
時間保存し、製造された食品に配合するに用いら
れる。反対に、シクロデキストリンは希望しない
風味及び芳香をこれと複合させることによつて食
品から除くのに使用することもできる。シクロデ
キストリンはまた食品の酸化、光化学的分解及び
熱分解の保護に用いられる。これらのそして他の
利用は「スターチ(Starch)」J.Szejtle、34、379
−385(1982)によりまとめられている。 〔発明が解決しようとする課題〕 シクロデキストリンの商業的利用は現在の方法
の制約によりコストが比較的高いことで妨げられ
ている。シクロデキストリンは一般に澱粉から比
較的低収率、50%以下、しばしば25〜35%の範囲
で澱粉転換で生成される。原料として比較的低固
形分のものを使用する必要があり、更に生産性を
制約し、そしてそれらの分離を更に煩雑にする希
釈されたシクロデキストリンが生産される。 シクロデキストリングリコシル基転移酵素生産
物として知られた微生物の不利なことは我々が優
れた微生物を探索する刺激となつた。要求を満足
させる微生物の基準はコストと酵素生産の容易性
の実用的観点から決定した。微生物中の特性は簡
単な倍地で速やかに生育すること、微生物はまた
広いPH範囲、換言すれば、倍地条件の変化にも酵
素生産に比較的感受性がない細胞外で酵素を高水
準で生産すること、そしてまた、生産された酵素
は容易に分離しそして精製できることも必要とし
た。 本研究において、シクロデキストリングリコシ
ル基転移酵素は数個の基準を満すことを必要とし
た。酵素は広いPH範囲で作用することが望まし
く、或程度浅いPH最適値を現わすことは一層は望
ましいことである。酵素は容易に精製されねばな
らず、そして精製によつて活性が実質的に減少を
示してはならない。酵素はまた半減期が40℃で数
週間、特に固定化した場合は必要である。 更にそれ以上の基準により、酵素は可溶酵素の
みならず、適宜の担体上に固定化しても使用され
ることを考えると、酵素は容易に固定され、そし
て、その高活性を持続するためにいかなる補足因
子又は金属を必要としないことが必要とされる。 〔課題を解決する手段〕 我々の研究の結果、多くの細菌を含む土壌を分
離しシクロデキストリングリコシル基転移酵素活
性を示す微生物を分離した。数種を一層精密に試
験し、そしてこれらのうちの3種の微生物が数種
の観点において最も優れたシクロデキストリング
リコシル基転移酵素を生産することを見出した。 本発明は広いPH範囲で良好な活性を示し、活性
を実質的に失わずに容易に精製でき、その活性の
保有に捕捉因子又は金属を必要とせずに容易に固
定化でき、40℃で数週間の半減期を有する新規シ
クロデキストリングリコシル基転移酵素である。 本発明の一つの態様はNRRLB−18373により
生産される酵素である。そして他の態様はシクロ
デキストリングリコシル基転移酵素がNRRLB−
18374によつて生産される。最良の態様は、この
酵素がNRRLB−18375により生産されることで
ある。 本発明に使用する微生物は1988年6月7日にエ
ヌ アール アール エル (NRRL)に寄託
し、バシルス(Bacillus)SP430はNRRL B−
18373、バシルス(Bacillus)SP860はNRRL B
−18374、シユードモナス(Pseudomonas)
SP170はNRRL B−18375として寄託番号を受け
ている。 本発明は公知のシクロデキストリングリコシル
基転移酵素と数種の重要な点において劇的に区別
され、そして相違する数種のシクロデキストリン
グリコシル基転移酵素の発見である。これらの酵
素は土壌から分離した3種の従来未知の細菌によ
り生産される。しかしながら、同一又は類似の酵
素が他の微生物により生産されるであろう。要す
るに、本シクロデキストリングリコシル基転移酵
素は公知のシクロデキストリングリコシル基転移
酵素に比し前述のように多くの望ましい特性を有
し有用である。 以下の記載は本発明に関する微生物からシクロ
デキストリングリコシル基転移酵素の生産の代表
的なものである。12リツトルの標準培養におい
て、特定菌株の5%接種材料を加え、のち下記を
含む澱粉/塩培養基中で30℃で1夜生育する。 4mM MgSO4 10mM NH2Cl 0.03mM MnSO4 0.06mM (NH4)2SO4 6.8mM NaCl 0.06mM FeSO4 5.4mM KCl 1%(w/vol)澱粉、及び0.01%
イースト抽出物 14.6mM K2HPO4 1.6mM クエン酸塩 1mM CaCl2 培養基を十分な通気を行つて30℃に保持し、そ
して約2時間毎に試料の生育、PH及びシクロデキ
ストラナーゼ活性(KI分析法による)を監視す
る。シクロデキストラナーゼ活性の測定におい
て、活性は培養物自体を「酵素」として直接使用
して決定した。培養の後段(約24時間から)で培
養液の試料を遠心分離して細胞を除き、そして試
験は培養液の上澄液を用いて行う。培養は4時間
の間活性のレベルが一定になつた時又は減少が観
察された時に終了する。酵素を用いた代表的な培
養において、酵素の精製は下記のようにして行
う。酵素の回収は50%に近ずく、そして特殊の活
性(mg蛋白当りの単位)は128000(培養液の上澄
を0.2μ過材を通す)から最終の精製酵素である
580000に増加する。 遊離酵素KI試験は5mM CaCl2及び100mM
イミダゾールを含む0.2%可溶性澱粉を基質とし
て用いPH7.0でシクロデキストラナーゼに対して
行う。40℃で基質の0.30mLに酵素の10μlを加え
る。10分間培養した後反応を0.2MHCl及び0.5m
Lの0.02%I2及び0.02%KIを含む溶液を加えて停
止する。背後の対照は0.2MHClの4.0mL続いて
酵素10μl及びI2−KI混合物の0.5mLを基質の0.3
mLに加えることにより行われる。mL当りの活
性単位は下記式により決められる。 活性(単位/mL)=ODB−ODS/〔0.01×ODB〕×100 式中のODB及びODSは背景(対照)と試料の
700+1メータによる光学密度の比較である。背
景と試料の間の光学密度の差は吸光単位で0.1及
び0.4の間でなければならない。活性表示は1250
及び5000、単位mL当りの間である。もし、値が
この範囲になかつたら、酵素を希釈して後計算の
因子にする。 各菌株により生産されたシクコデキストラナー
ゼは細胞外酵素であつた。それは最初の遠心分離
による菌の除去により酵素の回収に極めて有効で
ある。細胞を除いた上澄みを下記の操作を通して
4℃に保持する。上澄みを常時撹拌して硫酸アン
モニウム(50g/L)を徐々に加え、次いで不溶
性のさらさらした澱粉(50g/L)を加える。こ
の混合物を約1時間ゆるやかに撹拌し、その間不
溶性澱粉を過により集めそして空気で乾燥す
る。澱粉固型物を後に10ミリモルK2HPO4、3M
NaCl及び0.1Mマルトースの溶液中に7.5のPHの懸
濁しそして室温で約1時間攪拌する。澱粉からシ
クロデキストラナーゼを遊離するに使用するこの
溶液の容積は厳格ではなく望む酵素の最終の濃度
により変えることができる。さらさらした澱粉は
0.2μ過材を容易に通し、澄明な溶液になるまで
反復して過する段階で除去される。この溶液は
次に5mMグリシンと5mM CaCl2、PH7に対
して広く透析させ最も多くの研究に使用される精
製された酵素が得られる。 「精製された」酵素はその分子量を下記の方法
により決定する前に更に精製される。分析のため
に一層精製された酵素を得るには、原培地から細
胞を除く望ましい方法はガラス容器中で4℃で細
胞を一夜放置しそしてのち、濁つた液浮遊物を
0.2μ過カセツトを通して過する。この方法は
細胞の混入のない酵素の調製を確保する方法であ
る。更にその上の濃縮工程はタンジエンシアル膜
過ユニツトを用いそして10000分子量を過で
除く。この方法において約10000ダルトンより大
きな蛋白質のみが原料の1/10の容積に濃縮され
る。この濃縮酵素の調製は次のように変形された
上述の方法に従つて精製される。加えられる澱粉
の量は原培養上澄み液の容積の基として計算され
ない。しかし精製のための濃縮酵素溶液の容量の
2倍はある。即ち、10リツトルの培養液が1リツ
トルに濃縮されるに対し、さらさらした澱粉の量
は100gである。更にその上、この方法は3回繰
り返し、各回毎に液に澱粉のみ加えそして酵素
の全部が不溶性澱粉に最後には結合するようにす
る。次に各過材上に集まつた澱粉固形物を合し
そして同じマルトース、リン酸塩及び食塩溶液と
混合し固定形化された酵素を遊離する。この加え
られる溶液の容量はゆるやかに攪拌される澱粉の
スラリーを形成するに必要な最少の量である。続
いて、このスラリーの過で得られた澱粉固形物
に同様の溶離工程を行いそして、この工程で酵素
が僅かかまたは溶離しなくなるまで多数回繰り返
す。過されたシクロデキストラーゼ活性の高水
準を示す溶液を合しそして透析しそして分析に使
用する。或る場合において、沈殿物が電気泳動に
より分析用に濃縮される。これらの目的のために
酵素は凍結乾燥により約10倍に濃縮されそして適
宜のゲル充填緩衝液中で復元させる。 精製した酵素試料の或るものは分子量測定用に
ポリアクリルアミドゲル上に装填する前に濃縮に
より調製される。精製及び濃縮操作はB.シルク
ランス、ストレイン(Circulans、strains)170、
430及び860;B.マセランス(macerans)酵素試
料で試験したのと同様である。供給者(アマノ)
により提供された粗製造物及び供給者により提供
されたデータは我々の分析の確認に使用した。全
試料それが濃縮されていてもいなくても、を装填
緩衝液(溶液として加える場合1/10容)に加え
そしてラエミリ(Laemmli)により記述された
方法(U.K.Laemmli、ネイチヤー(Nature)
222、p680、1979)に従つて調製した10%ドデシ
ル硫酸ナトリウムポリアクリルアミドゲル上に装
填する。異なつた試料、多種の試料が次々に相互
に動くように装填しゲルを通してマイグレーシヨ
ンの正確な比較をする。電気泳動後、ゲルをクマ
シーブルー一染料で着色しそして後、7%酢酸
(氷酢酸)、染料を含まない30%メタノール中で脱
色する。分子量は酵素試料の動きと分子量標準蛋
白との動きを同時に比較して決定する。 等電点を測定するために使用する試料は分子量
測定で記載したようにして調製する。そしてPH
3.5〜9.5の範囲の既製のゲル(LKBフアルマシ
ア)上に装填する。ゲルは陽極及び陰極に1Mリ
ン酸及び1M NaOH溶液と共にそれぞれに移動
する。初めの電圧は520ボルトでありそして終り
のそれは、1520ボルトであつた。同様に、電流は
60mA乃至6.5mAであつた。移動後、ゲルの正
確なPHを測定しそして3.8乃至8.1の範囲であつ
た。ゲルは後4%スルホサリチル酸、12.5%トリ
クロロ酢酸及び30%メタノール中に固定しそして
0.04%クマシーブルー、10%酢酸、27%エタノー
ル及び0.5%CuSO4中で着色する。 本酵素の最適PHの測定のために標準試験溶液
〔2%マルトリン(maltrin)150、5mM
CaCl2〕を緩衝PHをクエン酸塩、イミダゾール及
びグリシンの緩衝剤を用いて2と9の間に変える
ことを除いて使用する。精製された酵素を基質の
1モルに加えそして40℃で3時間培養する。試料
を密封容器(前もつて蒸発により水分を除く)中
で2分間沸騰し、そして冷却する。アルフアアミ
ラーゼの過剰量を加えそして試料を60℃で30〜60
分培養し基質中の未反応澱粉を分解する。試料は
後、アルフア、ベーター及びガンマーシクロデキ
ストリンのその材料の標準品と比較によつて測定
するためのHPLCによる分析に用いるまで冷凍保
存する。 ベーターシクロデキストリンへの最高コンバー
ジヨンは2%マルトリン150、5mM Cacl2、5
mMイミダゾールのPH7の基質及び10%(v/
v)エタノールを用い40℃で精製酵素試料を使用
して、各酵素について決めた。 本酵素の重要なそして区別される劇点な特性の
幾つかを表1に摘要する。シクロデキストリング
リコシル基転移酵素の少くとも二つの原型がある
ことは既に知られている。転移反応の少くとも始
期の相で、そのうちの一つは主にアルフア生成体
でありそして他は主にビーター生成体である。
H.ベンダー(Bender)、アドバンス イン バイ
オテクノロジカル プロセス(Advance in
Biotechnological Process)6 Alan R.Liss、
Inc.、1986、37頁。B.マセランス(macerans)
及びNRRL B−18375からの酵素は第1の級で
あり、一方、B.サーキユランス(Circulans)、
NRRL B−18375及びB−18374からの酵素は第
2の種類であると見ることができる。酵素の分子
量は65又は73キロダルトンの何れかである。そし
て等電点は前者は略々8.5を示すに拘らず後者は
それぞれ異なつた本質的に異なる等電点を有す
る。 【表】
Claims (1)
- 1 (1)NRRLB−18373により生産されそして更
に分子量73キロダルトン、等電点6.8、約7.8の
PH、40℃で最高の酵素活性を現わし、その酵素活
性の約90%を約6.4乃至約9.0のPH範囲で保有し、
そして75%を約5.25乃至約9のPH範囲で保有し、
約2.5:9:1の割合のアルフア、ベーター、ガ
ンマーシクロデキストリン混合物を生産し、そし
て標準条件下で22.5%のベーターシクロデキスト
リンの最高コンバージヨンを示す特性を有するシ
クロデキストリングリコシル基転移酵素;(2)
NRRLB−18374により生産されそして更に分子
量73キロダルトン、等電点7.8、約7.2のPH、40℃
で最高の酵素活性を現わし、その酵素活性の約90
%を約5.75乃至約7.7のPH範囲で保有し、そして
75%を約4.8乃至約8.2のPH範囲で保有し、約3:
12:1の割合のアルフア、ベーター、ガンマーシ
クロデキストリン混合物を生産し、そして標準条
件下で23%のベーターシクロデキストリンの最高
コンバージヨンを示す特性を有するシクロデキス
トリングリコシル基転移酵素;(3)NRRLB−
18375により生産されそして更に分子量65キロダ
ルトン、等電点8.5、約6.5のPH、40℃で最高の酵
素活性を現わし、その酵素活性の約90%が約5.5
乃至7.6のPH範囲で保有し、そして75%を約4.6乃
至約8.3のPH範囲で保有し、約1:1.5:<1の割
合のアルフア、ベーター、ガンマーシクロデキス
トリン混合物を生産し、そして標準条件下で17%
のベーターシクロデキストリン最高コンバージヨ
ンを示す特性を有するシクロデキストリングリコ
シル基転移酵素よりなる群から選択されたシクロ
デキストリングリコシル基転移酵素。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US22864788A | 1988-08-05 | 1988-08-05 | |
| US228647 | 1988-08-05 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0286775A JPH0286775A (ja) | 1990-03-27 |
| JPH0532026B2 true JPH0532026B2 (ja) | 1993-05-14 |
Family
ID=22858056
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1203707A Granted JPH0286775A (ja) | 1988-08-05 | 1989-08-05 | 新規シクロデキストリングリコシル基転移酵素 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| EP (1) | EP0356048A3 (ja) |
| JP (1) | JPH0286775A (ja) |
| FI (1) | FI893708L (ja) |
| HU (1) | HUT53933A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5874261A (en) * | 1988-09-02 | 1999-02-23 | The Trustees Of The University Of Pennsylvania | Method for the purification of glycosyltransferases |
| HU216881B (hu) * | 1990-04-16 | 1999-09-28 | Trustees Of The University Of Pennsylvania | Eljárás és berendezés szaharidkészítmények glikozil transzferáz által katalizált előállítása |
-
1989
- 1989-08-03 EP EP19890307938 patent/EP0356048A3/en not_active Withdrawn
- 1989-08-04 HU HU893977A patent/HUT53933A/hu unknown
- 1989-08-04 FI FI893708A patent/FI893708L/fi not_active Application Discontinuation
- 1989-08-05 JP JP1203707A patent/JPH0286775A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| HUT53933A (en) | 1990-12-28 |
| FI893708A7 (fi) | 1990-02-06 |
| JPH0286775A (ja) | 1990-03-27 |
| FI893708L (fi) | 1990-02-06 |
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| EP0356048A3 (en) | 1990-11-14 |
| FI893708A0 (fi) | 1989-08-04 |
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