JPH05320322A - ポリチオフェン誘導体およびその製造法 - Google Patents

ポリチオフェン誘導体およびその製造法

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JPH05320322A
JPH05320322A JP13107292A JP13107292A JPH05320322A JP H05320322 A JPH05320322 A JP H05320322A JP 13107292 A JP13107292 A JP 13107292A JP 13107292 A JP13107292 A JP 13107292A JP H05320322 A JPH05320322 A JP H05320322A
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JP
Japan
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chemical
formula
polymer
film
thiophene derivative
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Application number
JP13107292A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Awaji
弘 淡路
Jun Takada
純 高田
Masanori Koshioka
雅則 越岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP13107292A priority Critical patent/JPH05320322A/ja
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  • Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 自己保持可能で、高導電性を有し、かつ液晶
性と配向性を示すポリチオフェン誘導体を提供する。 【構造】 一般式(I): 【化131】 または一般式(II): 【化132】 で示される繰り返し単位を有するポリチオフェン誘導体
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】液晶性を示すポリチオフェン誘導
体およびその製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリチオフェン、ポリピロールおよびポ
リアニリンは導電性、エレクトロクロミズムなど興味深
い機能を有する高分子材料として注目されている。最近
では、導電性高分子の可逆的酸化還元機能を利用した二
次電池の開発、電解コンデンサの電解質への応用などが
実施されている。
【0003】しかし、これらの重合体は不溶不融である
ため成型が困難であるという問題点があり、その応用に
おいても電解酸化重合により電極上に電着させる方法が
主体となっていた。
【0004】この欠点を補う方法として、主鎖骨格の側
鎖として長鎖アルキル基を導入して可溶性を付与するこ
とが見出された(佐藤ら、ジャーナル オブ ケミカル
ソサイアティ、ケミカル コミュニケーション、873
頁、1986年、エルゼンバウマーラ、シンセチック メタ
ルズ、15巻、169 頁、1986年、杉本ら、ケミストリーイ
クスプレス、1巻、635 頁、1986年、吉野ら、ジャパニ
ーズ ジャーナルオブ アプライド フィジクス、23
巻、899 頁、1986年および吉野ら、ジャパニーズ ジャ
ーナル オブ アプライド フィジクス、26巻、1038
頁、1987年参照)。
【0005】またアルコキシ基を導入したポリチオフェ
ンとして特開平3-174436、特開平3-179023が知られてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記のポリチ
オフェン類は配向性および液晶性が充分でないという問
題点がある。本発明は、自己保持可能な、高導電性を有
し、かつ液晶性と配向性を示すフィルムとしてのポリチ
オフェン誘導体および、側鎖に液晶基を有するチオフェ
ン誘導体を電解酸化重合または化学酸化重合することに
よる該ポリチオフェン誘導体の簡便な製造法を提供する
ものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは置換ポリチ
オフェンの性質について詳細に検討した結果、3、4位
に特定の液晶基を有するチオフェン誘導体からなるポリ
チオフェンは汎用有機溶媒に可溶で、しかもフィルム化
が容易で、液晶性を示し、さらに従来の材料よりもすぐ
れた配向性を示すことを見出し、本発明を完成するにい
たった。
【0008】すなわち、本発明は、一般式(I):
【0009】
【化7】
【0010】(式中、kは1〜30の整数、R1 は水素原
子または炭素数1〜30のアルキル基を表わし、R2
【0011】
【化8】
【0012】
【化9】
【0013】(式中、R3 は−CN、−NO2 、−(C
2 m CH3 (m=0〜29)または−O−(CH2
n CH3 (n=0〜29)を示す)のうちから選ばれるも
のを示す)で表わされる繰り返し単位を有するポリチオ
フェン誘導体、一般式(II):
【0014】
【化10】
【0015】(式中、kおよびR2 は前記と同じ)で表
わされる繰り返し単位を有するポリチオフェン誘導体、
一般式(III) :
【0016】
【化11】
【0017】(式中、k、R1 およびR2 は前記と同
じ)で表わされるチオフェン誘導体を電解酸化重合また
は化学酸化重合することを特徴とする前記一般式(I)
のポリチオフェン誘導体の製造法および一般式(IV):
【0018】
【化12】
【0019】(式中、kおよびR2 は前記と同じ)で表
わされるチオフェン誘導体を電解酸化重合または化学酸
化重合することを特徴とする前記一般式(II)のポリチ
オフェン誘導体の製造法に関する。
【0020】
【実施例】本発明のチオフェン誘導体は、一般式
(I):
【0021】
【化13】
【0022】および一般式(II):
【0023】
【化14】
【0024】で表わされる繰り返し単位を有する。
【0025】前記一般式(I)および(II)におけるk
は1〜30、好ましくは4〜20の整数である。kが30をこ
えると、前記高分子が、本発明の目的とする液晶性を示
さなくなる。
【0026】前記一般式(I)におけるR1 は水素原子
または炭素数1〜30、好ましくは炭素数1〜20の直鎖状
または分枝鎖状のアルキル基を表わす。R1 が30をこえ
ると前記高分子が本発明の目的とする液晶性を示さなく
なる。具体的なアルキル基としては、たとえば−C
3 、−CH2 CH3 、−(CH2 2 CH3 、−(C
2 3 CH3 、−(CH2 5 CH3 、−(CH2
7 CH3 、−(CH2 9CH3 、−(CH2 11CH
3 、−(CH2 13CH3 、−(CH2 17CH3、−
(CH2 24CH3 などの(CH2 j CH3 (jは0
〜29の整数を表わす)で示されるもの、−CH(C
3 2 、−CH2 CH(CH3 2 、−(CH2 2
CH(CH3 2 、−CH2 C(CH3 2 CH2 −、
−(CH2 3 CH(CH3 2 、−(CH2 4 CH
(CH3 2 、−(CH2 5 CH(CH3 2 などが
あげられるが、−CH3 、−CH2 CH3 、−(C
2 2 CH3、−(CH2 3 CH3 、−(CH2
5 CH3 、−(CH2 7 CH3 、−(CH2 9 CH
3 、−(CH2 11CH3 、−(CH2 17CH3 、−
CH(CH3 2 、−CH2 CH(CH3 2 、−(C
2 2 CH(CH3 2 などが好ましい。
【0027】前記一般式(I)および(II)におけるR
2
【0028】
【化15】
【0029】
【化16】
【0030】で表わされる基である。
【0031】式中、R3 は−CN、−NO2 、−(CH
2 m CH3 または−O(CH2 n CH3 である。こ
こでmおよびnは0〜29の整数を表わす。
【0032】前記R2 の具体例としては、たとえば
【0033】
【化17】
【0034】
【化18】
【0035】
【化19】
【0036】
【化20】
【0037】
【化21】
【0038】
【化22】
【0039】
【化23】
【0040】
【化24】
【0041】
【化25】
【0042】などがあげられる。
【0043】これらにおいて、mおよびnはいずれも、
好ましくは0〜19である。
【0044】一般式(I)で表わされる繰り返し単位の
好ましい具体例としては、たとえば
【0045】
【化26】
【0046】
【化27】
【0047】
【化28】
【0048】
【化29】
【0049】
【化30】
【0050】
【化31】
【0051】
【化32】
【0052】
【化33】
【0053】
【化34】
【0054】
【化35】
【0055】
【化36】
【0056】
【化37】
【0057】
【化38】
【0058】
【化39】
【0059】
【化40】
【0060】
【化41】
【0061】
【化42】
【0062】
【化43】
【0063】
【化44】
【0064】
【化45】
【0065】
【化46】
【0066】
【化47】
【0067】
【化48】
【0068】
【化49】
【0069】
【化50】
【0070】
【化51】
【0071】
【化52】
【0072】
【化53】
【0073】などがあげられる。
【0074】これらにおいて、mおよびnはいずれも、
好ましくは0〜19であり、jは好ましくは0、1、2、
3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、15、1
7、19、kは好ましくは4、5、6、7、8、9、10、1
2、14、16、18、20である。
【0075】一般式(II)で表わされる繰り返し単位の
好ましい具体例としては、たとえば
【0076】
【化54】
【0077】
【化55】
【0078】
【化56】
【0079】
【化57】
【0080】
【化58】
【0081】
【化59】
【0082】
【化60】
【0083】
【化61】
【0084】
【化62】
【0085】
【化63】
【0086】
【化64】
【0087】
【化65】
【0088】
【化66】
【0089】
【化67】
【0090】
【化68】
【0091】
【化69】
【0092】
【化70】
【0093】
【化71】
【0094】
【化72】
【0095】
【化73】
【0096】などがあげられる。
【0097】これらにおけるm、n、kの好ましい具体
例は、一般式(I)で表わされる繰り返し単位における
のと同じである。
【0098】本発明のポリチオフェン誘導体の数平均分
子量は通常1,500 から1,000,000 、好ましくは3,000 か
ら400,000 である。数平均分子量が1,500 未満では該高
分子のフィルムとしての成型性に支障を生じるばあいが
あり、一方、1,000,000 をこえると液晶性を示す温度が
上昇するなどの好ましくない効果が現われることがあ
る。また、数平均分子量が3,000 から400,000 の範囲内
にあるものは、機械的製膜法を用いたばあいでも製膜性
がとくに良好であり、延伸倍率を高めることができ、そ
の結果、ポリマー主鎖および側鎖の液晶基の配向度を高
めることができる。
【0099】このような本発明のポリマーはその相転移
温度の測定から、
【0100】
【化74】
【0101】という相転移挙動を示し、スメクチックあ
るいはネマチック液晶状態が常温付近の温度で実現する
ことが確認されている。
【0102】本発明の高分子液晶は、通常の製膜法、た
とえばキャスティング法、延伸法などによってフィルム
に形成して用いることができる。厚さ数十〜数百μmの
フィルム状のポリマーは、2枚の通常のガラス基板はも
とより、大型のガラス基板、曲面状のガラス基板、ポリ
エステルフィルムなどの間に挟んで液晶ディスプレー、
電気光学シャッターなどの種々のオプトエレクトロニク
スの分野に利用することができる。また適当な溶媒に溶
解したポリマー溶液をガラス基板などの基板面に塗布
し、溶媒を蒸発させることによって、直接基板面上に密
着した状態でフィルム化することもできる。
【0103】本発明のポリマーは、ネマチック相または
スメクチック相を発現する液晶性と成型が容易であると
いう典型的なポリマーの性質とを有しているためオプト
エレクトロニクス、情報記憶の分野に数多くの応用可能
性がある。たとえば、種々の形状のディジタル表示ディ
スプレイなどの液晶ディスプレイ、電気光学シャッター
および調光材などの種々の電気光学デバイスとして使用
することができる。
【0104】なお、本発明のポリマーには必要に応じて
前記ポリマーどうしの混合、他のポリマーとの混合、安
定剤、可塑剤などを含めた種々の無機、有機化合物や金
属類などの添加物の添加など当業界においてよく知られ
ている種々の処理方法により改善することができる。
【0105】つぎに、前記一般式(I)および(II)で
表わされる繰り返し単位を有する本発明の高分子液晶の
製造法について具体的に説明する。
【0106】一般式(III) および一般式(IV)で表わさ
れるチオフェン誘導体の製造法は、本出願と同時に提出
した特許出願明細書(発明の名称:チオフェン誘導体お
よびその製造法)に記載されている。
【0107】本発明の電解酸化法による一般式(I)お
よび(II)で表わされる重合体の製造法において、支持
電解質は、(a)H+ 、Li+ 、Na+ 、K+ 、R4 4
+ およびR4 2 + (ここでR4は相互に無関係に水
素原子、アルキル基、シクロアルキル基またはアリール
基を表わす)よりなる群から選ばれた少なくとも1種の
陽イオンと(b)BF4 - 、AsF4 - 、AsF6 -
SbF6 - 、AbCl6 - 、PF6 - 、ClO4 - 、H
SO4 - およびSO4 2-よりなる群から選ばれた少なく
とも1種の陰イオンとの塩である。
【0108】該電解酸化方法において、前記支持電解質
を0.001 〜1 mol/l溶解した溶液を電解液とし、この
電解液に0.001 〜1 mol/lのチオフェン誘導体(III)
【0109】
【化75】
【0110】あるいはチオフェン誘導体(IV):
【0111】
【化76】
【0112】で表わされる化合物を加え、直流電流を印
加することにより重合体が陽極面上に析出、成長しフィ
ルムとしてえられる。
【0113】電解液の溶剤は、一般式(III) あるいは
(IV)で表わされる化合物を溶解しうるものであればよ
く、たとえば、アセトニトリル、ベンゾニトリル、ジメ
チルホルムアミド、テトラヒドロフラン、ニトロベンゼ
ンなどの有機溶剤、水またはそれらの混合物が使用でき
る。
【0114】支持電解質および溶剤の種類、印加電流
値、電圧値などは原料の化合物の種類により異なる。
【0115】一方、化学酸化法による一般式(I)およ
び(II)で表わされる化合物の重合体の製造法におい
て、酸化剤は、一般式(III) および(IV)で表わされる
チオフェン誘導体の酸化電位より高い酸化電位を有する
ものであればとくに制限なく使用できる。たとえばFe
3+化合物、H2 2 、S2 4 2-化合物、Cl2 、Br
2 などの強酸化剤またはRuO4 2-化合物、OsO4 -
化合物、MnO4 2-化合物などの高酸化オキシ酸イオン
供与体、もしくはIrCl6 - 化合物、PtCl6 2-
合物、PdCl4 2-化合物、AuCl4 2-化合物などの
貴金属酸イオン供与化合物があげられる。とくに、ルテ
ニウム(III) トリス(バソフェナンスロリンスルホン
酸)、ルテニウム(III) トリス(ビピリジンスルホン
酸)などは好ましい例である。
【0116】化学酸化法において、反応は溶剤系、非溶
剤系のいずれでも行なうことができ、重合体は粉末また
はフィルム状固体としてえられる。
【0117】反応溶剤として、酸化剤と反応しない溶剤
であれば、とくに制限されることなく使用できる。好ま
しくは、水、低級アルコール類、アセトニトリル、クロ
ロホルムまたはそれらの混合溶剤を使用する。
【0118】溶剤系の反応において原料化合物および酸
化剤の濃度はとくに限定はなく、それぞれ0.001mol/l
ないし飽和溶液の範囲で反応を行なうことができる。
【0119】一般式(III) で表わされるチオフェン誘導
体の好ましい具体例としては、たとえば
【0120】
【化77】
【0121】
【化78】
【0122】
【化79】
【0123】
【化80】
【0124】
【化81】
【0125】
【化82】
【0126】
【化83】
【0127】
【化84】
【0128】
【化85】
【0129】
【化86】
【0130】
【化87】
【0131】
【化88】
【0132】
【化89】
【0133】
【化90】
【0134】
【化91】
【0135】
【化92】
【0136】
【化93】
【0137】
【化94】
【0138】
【化95】
【0139】
【化96】
【0140】
【化97】
【0141】
【化98】
【0142】
【化99】
【0143】
【化100】
【0144】
【化101】
【0145】
【化102】
【0146】
【化103】
【0147】
【化104】
【0148】などがあげられる。
【0149】一般式(IV)で表わされるチオフェン誘導
体の好ましい具体例としては、たとえば
【0150】
【化105】
【0151】
【化106】
【0152】
【化107】
【0153】
【化108】
【0154】
【化109】
【0155】
【化110】
【0156】
【化111】
【0157】
【化112】
【0158】
【化113】
【0159】
【化114】
【0160】
【化115】
【0161】
【化116】
【0162】
【化117】
【0163】
【化118】
【0164】
【化119】
【0165】
【化120】
【0166】
【化121】
【0167】
【化122】
【0168】
【化123】
【0169】
【化124】
【0170】などがあげられる。
【0171】つぎに、本発明を実施例よりさらに詳細に
説明するが、本発明はこれらの例によって何ら限定され
るものではない。なお、えられた化合物の構造は、NM
R、IRにより確認し、分子量の測定はGPCにより行
ないポリスチレン換算値で示した。
【0172】転移温度の測定および液晶相の確認はそれ
ぞれDSCおよび偏光顕微鏡により行なった。また、耐
熱性の評価はTG−DTAにより行なった。
【0173】相転移挙動を示す式において、相状態はつ
ぎの略号を用いて示した。
【0174】glass :ガラス状態、N:ネマチック相液
晶状態、S:スメクチック相液晶状態、I:等方相状態 また、数字は相転移点の温度を℃で表わしたものであ
る。
【0175】なお、電界応答速度およびコントラスト比
は、つぎのような方法で測定した。
【0176】電界応答速度の測定:20×10mmのITO付
きガラス基板の間にポリマーを挟みスペーサーで厚みを
10μmに調整し、電場5×106 V/mをかけ、その際の
透過光量の変化(0→90%)の応答時間を測定した。
【0177】コントラスト比の測定:偏光顕微鏡でクロ
スニコル下、サンプルに正電界を印加しながらサンプル
を回転させて消光位を捜し、このときの透過光量を1と
して、つぎに負電界を印加したときの透過光量をnとし
てコントラスト比=n:1とした。
【0178】実施例1 式:
【0179】
【化125】
【0180】で表わされる繰り返し単位からなるポリチ
オフェン誘導体の合成
【0181】
【化126】
【0182】で表わされるチオフェン誘導体 0.417g
(10.0mmol)をFeCl3 0.486 g(3.0mmol )を含む
テトラヒドロフラン10mlの溶媒中に加え、均一混合液を
えた。この混合液をガラス板上に塗布し溶媒を徐々に蒸
発させることによりガラス板上に重合膜が形成された。
この重合膜をエタノールで洗浄液が着色しなくなるまで
充分に洗浄し、乾燥した。フィルムの重合収率は82%で
あった。
【0183】この乾燥重合膜はテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ジエチルエーテル、酢酸エチル、
アセトンなど汎用有機溶媒に溶解した。
【0184】えられたポリマーを 1H−NMR分析、I
Rスペクトル分析により同定し、目的物であることを確
認した。
【0185】1H−NMRスペクトル分析結果(δ、p
pm、CDCl3 ): 0.80〜2.00(18H) 、4.00(2H)、6.99(2H)、7.00(1H)、 7.59(4H)、8.09(2H) IRスペクトル分析結果(cm-1、KBr): シアノに由来する吸収 :2240 エーテルに由来する吸収:1100 このポリマーの分子量をGPC(テトラヒドロフラン)
により測定した結果、ポリスチレン換算で数平均分子量
はMn=4100であった。
【0186】相転移挙動はつぎのとおりであった。
【0187】
【化127】
【0188】また、テトラヒドロフラン高分子溶液(2
重量%)をガラス板にキャストし、溶媒を除去後フィル
ムをえた。
【0189】このポリマーを130 ℃で200 %に1cm/秒
の速度で一軸延伸配向させたフィルムに交流電界2×10
6 V/mを印加し、透過光量の変化を測定したところ、
コントラスト比は20:1、50℃での応答時間は0.7 sで
あった。
【0190】実施例2 式:
【0191】
【化128】
【0192】で表わされる繰り返し単位からなるポリチ
オフェン誘導体の合成 式:
【0193】
【化129】
【0194】で表わされるチオフェン誘導体 0.750g
(10.0mmol)をFeCl3 0.486 g(3.0mmol )を含む
テトラヒドロフラン10mlの溶媒中に加え、均一混合液を
えた。この混合液をガラス板上に塗布し溶媒を徐々に蒸
発させることによりガラス板上に重合膜が形成された。
この重合膜をエタノールで洗浄液が着色しなくなるまで
充分に洗浄し、乾燥した。フィルムの重合収率は72%で
あった。
【0195】この乾燥重合膜はテトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド、ジエチルエーテル、酢酸エチル、
アセトンなど汎用有機溶媒に溶解した。
【0196】えられたポリマーを 1H−NMR分析、I
Rスペクトル分析により同定し、目的物であることを確
認した。
【0197】1H−NMRスペクトル分析結果(δ、p
pm、CDCl3 ): 0.80〜2.00(36H) 、4.00(4H)、6.99(4H)、7.59(8H)、 8.09(4H) IRスペクトル分析結果(cm-1、KBr): シアノに由来する吸収 :2240 エーテルに由来する吸収:1100 このポリマーの分子量をGPC(テトラヒドロフラン)
により測定した結果、ポリスチレン換算で数平均分子量
はMn=5300であった。
【0198】相転移挙動はつぎのとおりであった。
【0199】
【化130】
【0200】また、テトラヒドロフラン高分子溶液(2
重量%)をガラス板にキャストし、溶媒を除去後フィル
ムをえた。
【0201】このポリマーを130 ℃で200 %に1cm/秒
の速度で一軸延伸配向させたフィルムに交流電界2×10
6 V/mを印加し、透過光量の変化を測定したところ、
コントラスト比は20:1、50℃での応答時間は0.6 sで
あった。
【0202】
【発明の効果】本発明のポリチオフェン誘導体は側鎖に
特定の液晶基を有するために汎用有機溶媒に可溶で、広
い温度域で液晶性を示す。さらにロール製膜法などによ
って数十μm以下の薄くしかも平面性が良好でかつ安定
なフィルムを容易にえることができ、また、高倍率延伸
が容易であり、その結果、ポリマー中の液晶基の配向性
の向上、さらにはコントラスト比などの液晶性を著しく
向上させることができるなど、実用上有利なポリチオフ
ェンである。したがって、本発明のポリマーは大画面や
屈曲画面の表示素子や光シャッターおよび調光材などと
しても有利に使用することができ、種々の電気光学デバ
イスとして有用である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I): 【化1】 (式中、kは1〜30の整数、R1 は水素原子または炭素
    数1〜30のアルキル基を表わし、R2 は 【化2】 【化3】 (式中、R3 は−CN、−NO2 、−(CH2 m CH
    3 (m=0〜29)または−O−(CH2 n CH3 (n
    =0〜29)を示す)のうちから選ばれるものを示す)で
    表わされる繰り返し単位を有するポリチオフェン誘導
    体。
  2. 【請求項2】 一般式(II): 【化4】 (式中、kおよびR2 は前記と同じ)で表わされる繰り
    返し単位を有するポリチオフェン誘導体。
  3. 【請求項3】 一般式(III) : 【化5】 (式中、k、R1 およびR2 は前記と同じ)で表わされ
    るチオフェン誘導体を電解酸化重合または化学酸化重合
    することを特徴とする請求項1記載のポリチオフェン誘
    導体の製造法。
  4. 【請求項4】 一般式(IV): 【化6】 (式中、kおよびR2 は前記と同じ)で表わされるチオ
    フェン誘導体を電解酸化重合または化学酸化重合するこ
    とを特徴とする請求項2記載のポリチオフェン誘導体の
    製造法。
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