JPH05320357A - 粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置 - Google Patents

粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置

Info

Publication number
JPH05320357A
JPH05320357A JP5008042A JP804293A JPH05320357A JP H05320357 A JPH05320357 A JP H05320357A JP 5008042 A JP5008042 A JP 5008042A JP 804293 A JP804293 A JP 804293A JP H05320357 A JPH05320357 A JP H05320357A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotary
blades
rotating
container
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5008042A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Yoshikawa
尚志 吉川
Kazuo Ihara
一夫 井原
Nobuo Kimura
信夫 木村
Chikao Oda
親生 小田
Hidekazu Nakamoto
英和 中元
Atsumitsu Kanzaki
淳光 神崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Techno Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Techno Engineering Co Ltd
Priority to JP5008042A priority Critical patent/JPH05320357A/ja
Publication of JPH05320357A publication Critical patent/JPH05320357A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
  • Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
  • Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】粘度5kPa・s程度までの処理液を、剪断速
度1000/s程度以下、かつ、滞留時間0.5〜2.
0h程度で処理できる撹拌装置を提供する。 【構成】容器10に設けた平行な軸11a,11bに、
それぞれ軸芯に対し直角に翼12a,12bを設け、互
いの軸の隣接する翼を交差させる。これにより、剪断面
を広くとり、短時間に撹拌混合、剪断力を付与できる。
またそれぞれの翼間のクリアランスを小さくとり、回転
数を大きくすることにより、剪断速度を大きくすること
ができる。さらに撹拌翼12a,12bは、非円板状で
あるため、容器10内の翼のない部分に、処理液を保持
することにより、張り込み量を大きくして、滞留時間を
長くとることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高粘度物質に強い剪断
力を与えて撹拌混合し、高分子系樹脂、エンジニアリン
グプラスチック等を連続的に製造するのに好適な撹拌処
理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高分子系樹脂、エンジニアリング
プラスチック等の、プラスチック材料は種々の要求を満
たすものが開発されつつある。そのため、これらの材料
の製造法も多様化している。例えば、高い耐撃性を有す
る材料を得るためには、反応の最終工程において、処理
液に粘度を高める添加剤を加える。このとき、反応を促
進させるために、この高粘度の液を撹拌しなければなら
ない。従って、撹拌処理装置には、混練力を増すため
に、大きな剪断速度を付与する必要がある。
【0003】一方、耐絶縁、耐薬品性等の多機能を有す
る材料を得るためには、既存の高分子系樹脂を再溶解
し、処理液に添加剤の投入の後、異種の高分子を再反応
させる。あるいは、既存の高分子鎖を切断し、異種の分
子を組み入れたりする。そのため、撹拌処理装置には、
高粘度液の撹拌及び高い剪断速度の付与の機能とともに
反応に必要な滞留時間を長くする機能が要求される。
【0004】この種の従来の撹拌処理装置の一例とし
て、特開昭62−112624号公報に記載のものがあ
る。この従来装置では、処理物を処理物入口ノズルより
容器内に投入し、一対の回転軸に取付けられた一対の撹
拌翼により、処理物を連続撹拌し、処理物出口ノズルよ
り排出する。容器の内部壁面と撹拌翼の隙間は小さく、
また、容器内の空間容積を大きくして滞留時間を長くと
れる構造となっている。
【0005】他の従来装置として、「プラスチックス」
(工業調査会発行)Vol.39.No.5に記載され
たものがある。この装置では、処理物を処理物投入口よ
りシリンダー内に投入し、ヒーターにより加熱しつつス
クリューにより連続処理する。この装置は、剪断面をシ
リンダー内全面にとり、また、回転数を高くすることに
より、剪断速度を大きくしたものである。
【0006】同様な撹拌処理装置の例として、「化学装
置」(工業調査会発行)1992年6月号P77〜P8
1に記載のスクリュー式の押出機タイプのものが挙げら
れる。
【0007】あるいはまた、特公昭50−21514号
公報に記載のような、メガネフレーム状の翼を備えたロ
ータ式の撹拌装置も知られている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術として最
初に挙げた撹拌装置では、剪断面が小さく、かつ、剪断
速度が小さいために混練力が不足するという問題があ
る。すなわち、処理物に剪断力を与える所は、容器本体
の内部底面に限られており、また、回転数が一般的に低
いため、剪断速度の小さいものとなっている。従って、
この装置は、高粘度物質の撹拌処理には適さない。
【0009】上記従来技術の2番目や3番目に挙げたス
クリュー式の撹拌装置は、剪断力が大きい。しかし、処
理液の張り込み量を多くするという点について配慮がさ
れておらず、反応に必要な滞留時間を長くとれないとい
う問題がある。必要な反応時間を確保するためには、2
〜3機直列に連続して設置しなければならず、設置面積
を広く必要とし、コストも高くなる。また、スクリュー
を高速で回転するため、処理液が撹拌に伴う熱で温度上
昇し、処理物の反応温度の制御が困難となる問題があ
る。
【0010】また、上記ロータ式の撹拌処理装置は、容
器本体の内部の空間容積が大きく、被処理液を多く張り
込むことができるので、滞留時間は長くとることができ
る。しかし、剪断力が大きく作用する場としては容器本
体の内部壁面と処理液掻き取り部の間だけであり、従っ
て、2種以上の高粘度物質を混合させるのには、効率が
悪い。
【0011】このように、従来の撹拌装置には、高粘度
の物質を充分に混練できると共に、種々の反応に適した
長い滞留時間を確保するという二つの要件を同時に満た
すものがなかった。
【0012】本発明の目的は、上記欠点を除去し、剪断
速度が大きくて高粘度液を処理可能であり、かつ、容器
内の滞留時間を長くとれる撹拌処理装置を提供すること
にある。
【0013】本発明の他の目的は、高粘度の被処理液の
保持量を増し、容積効率を高め、反応の温度制御が容易
な高粘性物質の連続処理装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、筒状容器内に回転自由な複数の回転軸及
びこれらの回転軸に取り付けた回転翼を設けた撹拌処理
装置において、容器内の平行な複数の回転軸に各々軸芯
に直角方向に伸びる回転翼を設け、隣接した回転軸上の
対向する回転翼と回転翼の側面間並びに各回転翼外周と
容器内面に各々剪断場を形成することを特徴とする。ま
た、回転翼は、狭角が180度以下の扇形、雫形あるい
は矩形の板部材で構成し、容器内の空間部を大きくす
る。
【0015】上記他の目的は、回転翼の回転数すなわち
剪断速度を可変にしたり、あるいは、容器内に剪断作用
の異なる撹拌区間を設けることによって達成される。
【0016】
【作用】隣接する回転軸上の回転翼を交差させることに
より、広い剪断場を確保し、かつ大きな剪断力を付与で
きる。回転翼は、狭角が180度以下の扇形または雫形
状になっているため、容器内における回転翼の占めるス
ペースが少なくなる。換言すると、処理液を収容する空
間部が大きくなり、処理液を多量に保持することができ
る。従って張り込み量を大きくし、滞留時間を長くとる
ことが可能となる。本発明によれば、処理液に与えられ
る剪断速度を100〜1000/sとし、容器内に処理
液を滞留させる時間を0.5〜2.0hとすることがで
きる。
【0017】また、回転翼の回転数を変化させたり、あ
るいは装置内に剪断作用の弱い撹拌区間を設けることに
より、撹拌熱による処理液の急激な温度上昇を抑制する
ことができる。さらに、回転翼部材の一部分を切り欠く
ことにより回転翼部材間の微小な隙間へ処理液を流れ込
ませ易くし、より多くの処理液に剪断力を与え、混練力
を高めることができる。
【0018】
【実施例】本発明の撹拌処理装置の一実施例を図1、図
2により説明する。図において、10は筒状容器を示
し、この筒状容器10の下部には、処理物入口ノズル1
4、処理物出口ノズル15が設けられ、また上部には揮
発物出口ノズル16が設けられている。筒状容器10の
内部には、2本の回転軸11a,11bがそれぞれ軸受
13a,13bによって平行に、かつ回転可能に支えら
れている。回転軸11a,11bには、それぞれ扇形状
の回転翼12a(12a1〜12a6),12b(12
b1〜12b6)が長手方向に回転軸11a,11bに
対し直角に、所定の間隔をもって配置されている。隣合
う回転翼12aと回転翼12bは各々180°の位相差
をもって設けられている。筒状容器10の内面には、複
数個の扇形形状の固定翼18a(18a1〜18a
6),18b(18b1〜18b6)が隣合う回転翼1
2a,12bとの間に所定の間隔dをもって設けられて
いる。
【0019】なお、筒状容器10の縦断面は、図2から
も明らかなように、上側部分が1つの半円弧、下側部分
が各々軸11a,11bを中心とする2つの半円弧の組
合せからなる、全体が略ハート形の形状となっている。
【0020】筒状容器10の内壁面と回転翼12a,1
2bの間には一定のクリアランスCがあり、これによっ
て、剪断力の作用する場(第1の剪断場)を得られる構
造となっている。
【0021】また、回転翼12a1と12b1は狭い間
隙Dを介して対面しており、剪断力の作用する場(第2
の剪断場)を得られる構造となっている。回転翼12a
2〜12a6と回転翼12b2〜12b6の間でも各々
同様な剪断場が形成される。
【0022】固定翼18a1と回転体12a1は狭い間
隙dを介して対面し、剪断力の作用する場(第3の剪断
場)が形成される構造となっている。固定翼18a2〜
18a6と回転体12a2〜12a6の間にも、各々同
様な剪断力の作用する場が形成される。
【0023】以上述べたような装置において、処理液を
処理物入口ノズル14より投入し、回転軸11a,11
bの中心付近まで送り込む。処理液は、駆動装置によっ
て回転軸11a,11bが駆動されるのに伴い、回転翼
12a,12bと筒状容器10の内壁間(第1の剪断
場)、回転翼12aと回転翼12b(第2の剪断場)、
または、回転翼12a,12bと固定翼18a,18b
間(第3の剪断場)で剪断力を受けながら、撹拌混合さ
れ処理物出口ノズル15へ向かう。今、回転軸が11
a,bが同方向に回転するとすると、回転翼12aの外
周は容器内壁面と、また回転翼12aの側面は、固定翼
18aの側面、相手側の回転翼12bの側面と周期的に
交差し、順次剪断面を形成する。この間反応に伴って発
生する揮発物は揮発物出口ノズル16より排出される。
【0024】ここで、回転軸の回転角速度ω、回転翼の
半径r、回転翼の外周と容器内壁面との隙間C、回転軸
11a,11b間の距離をL、回転翼12aと12bの
交差時点での軸方向の隙間をD、回転翼と固定翼18a
または18bとの交差時点での軸方向の距離をdとする
と、剪断速度Vはそれぞれ次のように表される。
【0025】回転翼外周と容器内壁面との間の第1の剪
断場では、 V1=r・ω/C (1) 相対する回転翼と回転翼の間の第2の剪断場では、両回
転軸の軸心を結ぶ線上において V2=L・ω/D (2) 回転翼と固定翼の間の第3の剪断場では、 V3=r・ω/d (3) 但し、この場合のrは半径方向の任意の距離を示す。
【0026】処理液は入口ノズル14より容器10内に
入り回転翼でそれぞれ(1)〜(3)式で示す3種類の
剪断速度V1〜V3を受けて混練され、軸方向に進んで
出口ノズル15より外部へ排出される。回転翼12a、
12bの端面に設けている角度αの勾配部17a,bは
処理液を軸方向に押しやる効果を生み出す。角度αは4
5度程度が望ましい。
【0027】各剪断場を形成する部分の隙間C,D,d
は、各々5mm以下の値が望ましい。これらの隙間をで
きるだけ小さくし、回転速度を上げることにより高い剪
断速度を生み出すことができる。
【0028】次に容器10内での処理液の滞留時間を確
保するために、容器10内の回転翼12a,12bや固
定翼18a,18bに空隙部を設ける。すなわち、回転
翼12a,12bや固定翼18a,18bは、完全な円
板状ではなく、扇形状にする。翼部分の狭角θは、18
0度以下とするのが望ましい。これによって、容器内の
空隙スペースを増大させることができる。処理液は、容
器内の空隙部、あるいは回転翼間に長時間滞留し所定の
滞留時間を確保することが可能となる。
【0029】本発明の装置を使用して反応を行なう処理
液としては、例えばシリコン系樹脂があり、粘度130
0Pa・s、剪断速度100/s、滞留時間1hで反応
を行なっている。また、PET系樹脂の場合、粘度10
00Pa・s、剪断速度100/s、滞留時間1.5h
で反応を行なっている。また、PET系樹脂では、粘度
1000Pa・s、剪断速度56/s、滞留時間1〜
1.7hで反応を行なう例もある。以上のような各種の
エンジニアリングプラスチックスを処理するためには、
撹拌処理装置が、粘度最高5kPa・s、剪断速度最大
1000/s、滞留時間0.5〜2.0hの条件を満た
すものであることが必要と考えられる。
【0030】本発明の効果を図3により説明する。図3
において、縦軸に剪断速度軸1、横軸に滞留時間軸2、
紙面と垂直方向に粘度軸3をとり、それぞれの単位を
(1/s),(h),(kPa・s)とする。高い耐撃
性を有する材料を得るためには、反応の最終工程におい
て、処理液に粘度を高める添加剤を加え、反応を促進さ
せる必要がある。この工程では、高粘度液の撹拌と、大
きな剪断速度が要求されるので、撹拌装置の混練力を増
す必要がある。従来の撹拌装置は、図3に(A)で示す
ように、粘度5kPa・sの高い粘度を有する処理液が
撹拌できても、剪断速度が小さいために混練力が不足す
る。
【0031】また、耐絶縁、耐薬品性等、多機能を有す
る材料を得るためには、既存の高分子系樹脂を再溶解
し、異種の高分子を任意の添加剤の投入の後、再反応さ
せたり、既存の高分子鎖を切断し、異種の分子を組み入
れたりする。このような処理を行うために撹拌装置は、
高粘度液の撹拌、高い剪断速度の付与とともに反応に必
要な滞留時間を長くすることが要求される。従来の撹拌
装置は、図3に(B)で示すように、高粘度5kPa・
s、剪断速度最大1000/sが確保できても、反応に
必要な滞留時間が0.2hと短く、満足できないもので
あった。このように、従来の撹拌装置は、図3の(A)
または(B)のいずれか一方の範囲の条件しか満たせな
いものであった。
【0032】一方、本発明の撹拌装置によれば、剪断速
度1000/s〜100/s程度、対象処理液粘度5k
Pa・s程度以下、滞留時間0.2〜2.0hで処理で
きる。すなわち、本発明の撹拌装置は図3の(A),
(B),(C)のすべての領域をカバーできる。
【0033】例えば、図1の実施例において、C=2
(mm)、r=130(mm)、回転数N=147(r
pm)とすると、式(1)式により、剪断速度V1=1
000(1/s)が得られる。
【0034】同様に、L=150mm,D=2mmとす
ると式(2)より、回転翼と固定翼間の剪断速度V2=
1154(1/s)となる。さらに、d=2mmとする
と、式(3)より回転翼の周縁部の剪断速度V3=10
00(1/s)となる。
【0035】このように、広い場所で大きな剪断力を得
ることができる。また、筒状容器10内の空間部と送液
量から決定される滞留時間については、空間部容積を小
さくすることにより滞留時間を短くし、容積を大きくと
ることにより滞留時間を長くすることができる。
【0036】回転翼の狭角θの大きさを小さくすること
により容器内の空隙が増加するので、処理液の張り込み
量を多くでき、滞留時間の長い連続処理装置を提供でき
る。この狭角θを極限まで小さくし、同時に回転翼に必
要な剪断強度を持たせた回転翼の形状として、軸径と同
じ幅の矩形の平行平板からなる回転翼や、軸部から半径
方向外側へ向けて先細りとなる雫形板状の回転翼が考え
られる。
【0037】このような回転体の例として雫形回転翼を
用いた実施例を図4、図5により説明する。図において
30は筒状容器を示し、この筒状容器30の下部には、
処理物入口ノズル36、処理物出口ノズル37、また上
部には揮発物出口ノズル38が設けられている。筒状容
器30の内部に2本の回転軸35a,35bが軸受によ
って平行、かつ、回転可能に支えられている。回転軸3
5a,35bには、それぞれ雫形(もしくは葉形)板状
の回転翼(31a,31b,32a,32b,33a,
33b,34a,34b)が長手方向に回転軸35a,
35bに対し垂直にかつ多段に設けられている。雫形板
状回転体は、半円弧状の軸部分から半径方向外側へ雫形
もしくは葉形状に伸びた一対の放物線によって構成され
ている。このような、雫形回転体は、半径rの扇形回転
体の狭角θ(換言すると先端の円弧部分の長さ)が実質
上ゼロとなったものと考えることができる。そして、軸
部分から先端部分までは、剪断力を確保すべく、一対の
放物線によって結ばれている。一例として、回転翼の長
さ(半径)r=130mm、軸部分の半径R=30mm
とするのがよい。
【0038】それぞれの回転翼の位相は、同じ段の1組
の回転翼31aと回転翼31bにおいては同位相であ
る。そして、この回転翼31a,31bに対し次の段の
1組の回転翼32a,32bは180°の位相差を有す
る。またこの2段目の回転翼32a、32bに対し3段
目の1組の回転翼33a,33bは90°の位相差であ
る。同様に、この3段目の回転翼33a,33bに対
し、4段目の1組の回転翼34a,34bは180°の
位相差を有する。
【0039】筒状容器30の内面と各回転翼(31a,
31b,32a,32b,33a,33b,34a,3
4b)の先端面とにより、各々剪断力の作用する場(第
1の剪断場)が得られる。また、一対の回転翼の側面間
(回転翼31aと回転翼32b、回転翼31bと回転翼
32a、回転翼33aと回転翼34b、回転翼33bと
回転翼34a)においても剪断力の作用する場(第2の
剪断場)が得られる。
【0040】例えば、筒状容器30内面と回転体31
a,32bの先端の隙間をC(mm)、回転軸35a,
35bの回転数をN(rpm)、回転軸12a,12b
の中心と回転翼35a,35bの先端の距離をr(m
m)として、C=2(mm)、r=130(mm)、N
=147(rpm)とすると、前述の式(1)より、剪
断速度V1=1000(1/s)を得ることが可能とな
る。また、筒状容器30内の空間部と送液量から決定さ
れる滞留時間については、空間部容積を小さくすること
により滞留時間を短く、容積を大きくとることにより滞
留時間を長くすることができる。
【0041】次に図6に本発明の他の実施例を示す。こ
の実施例は図4で述べた回転翼と同様の構成要素を使用
し、一組の回転翼同士の取付け角度を90度とした場合
である。容器40内の回転軸42aには撹拌翼部材45
a,45b,46a,46bが取り付けられている。撹
拌翼部材45a,45b及び46a,46bは雫形の頭
部の部分を180度の位相で重ね合わせて各一組の回転
翼(第1の回転翼)を構成する。又、他方の軸42bに
も撹拌翼部材45c,45d,46a,46bにより雫
形の頭部の部分を180度の位相で組み合わせて一組の
回転翼(第2の回転翼)を構成し、これと上記一方の軸
に設けた第1の回転翼で一段の回転翼を構成する。本実
施例の場合はさらに、一方の軸42aの回転翼と他方の
軸42bの撹拌翼を90度の位相を持って取り付ける。
この時、一段の撹拌翼のうち雫形の撹拌翼部材45aと
45c、45bと45dは同一回転面内にあり、お互い
は交錯しない。しかし、45dと46a回転軸42a,
42bの間で微小な間隔ですれ違う構造となる。この時
には三段の回転翼で、軸が1回転する間に撹拌翼部材は
2回すれ違うことになる。この場合、段間の取付け角度
は90度である。
【0042】以上の構成の装置において入口ノズル47
より連続して供給された処理液は撹拌翼部材45,46
で撹拌されて重合反応等の処理が行われ、高粘度の液と
なる。この過程で生成される副成物は揮発物除去ノズル
により系外に排出される。本装置を用いてポリマーアロ
イやポリマーブレンド等の操作を行う場合、入口ノズル
47から供給された数種類のポリマーや添加剤、相溶化
剤等の物質は撹拌翼部材45,46によって撹拌混合さ
れるが、撹拌翼は高速で回転しているので容器本体40
と回転翼の間及び対をなす回転翼相互間で強い剪断作用
を受ける。
【0043】このように軸の長手方向に高密度に回転翼
を設置すると、処理液に十分な剪断作用を与えることが
でき、ポリマーアロイやポリマーブレンド等の操作には
最適な状態となる。また、容器内において、軸の横断面
内には厚肉状の撹拌翼部材が一対あるだけであり、容器
の全横断面に占める撹拌翼の面積が小さく従って、処理
液からの副成物除去性能が良くなる。さらに、容器の容
積効率が良いために処理液量が増加し、装置内における
処理液の滞留時間を長くすることが容易に出来る利点が
ある。さらに、一組の撹拌翼は一回の回転で容器の壁面
と相手の軸表面を掻き取るために完全なセルフクリーニ
ングが行われ、製造物の品質低下を防止できる利点があ
る。
【0044】次に図7により本発明の他の実施例を説明
する。この実施例の撹拌翼48(a,b),49(a,
b)は雫形の撹拌翼部材の外周端部を回転方向と逆方向
に後退させたもので、このような構造にすることにより
処理液の噛み込みを良くし、剪断作用を効率良く出来る
利点がある。
【0045】以上述べた各実施例によれば、雫形状の厚
肉状の撹拌翼部材を90度あるいは180度の位相差で
重ね合わせて一組の回転翼を構成し、これらを多段に組
み合わせて回転翼を構成している。これにより、処理液
に広く、強い剪断作用を与えると共に、装置内において
必要な滞留時間を確保し、しかも高品質の製造物を生産
できる利点がある。
【0046】本発明の他の実施例を図8により説明す
る。この実施例は、図4,図5に示した実施例の一部を
変更したものである。すなわち、図8において、回転軸
35aには撹拌翼部材31a,32aが取り付けられ、
撹拌翼部材31a,32aは雫形の頭部の部分を180
度の位相で重ね合わせて一組の撹拌翼を構成する。又、
他方の軸にも撹拌翼部材31b,32bにより雫形の頭
部の部分を180度の位相で組み合わせて一組の撹拌翼
を構成し、一方の軸に設けた一組の撹拌翼とで一段の撹
拌翼を構成するが、この場合、一方の軸の撹拌翼と他方
の軸の撹拌翼は同一の位相で取り付ける。
【0047】この時、各段の撹拌翼部材31,32間の
隙間Dは処理液の入口ノズル36側と出口ノズル37側
で隙間の量を変えている。すなわち、撹拌翼部材31,
32間の剪断力の大きさを翼部材間の隙間Dの値により
調整している。本実施例では、入口側の隙間量D1を小
さく設定し、出口側ではD2を大きく設定している。装
置の入口側では、処理液は反応やブレンドの操作が開始
されたばかりであるので、反応やブレンドの条件に早く
到達させるために隙間D1を小さく設定するのがよい。
一方、装置の出口側では目的の操作を終えた処理液の調
整段階にあるので、隙間D2を大きくして剪断作用によ
る発熱を少なくし、処理液の熱劣化を防止するのがよ
い。
【0048】本実施例では隙間を入口側で小さく、出口
側で大きくした例を説明したが、反応操作の目的に応じ
て、撹拌翼部材間の隙間Dの設定を調整しても良い。例
えば、処理液に強い剪断作用を与えかつ処理液の発熱を
抑制したい場合には、翼隙間の大きさを小さい設定と大
きい設定とを交互に設定して、強い剪断作用が連続しな
いような配置にすることも可能である。さらに、本撹拌
装置に翼隙間の大きさを回転中に自動的に調整出来るよ
うな装置を取り付けると、反応操作条件に応じて理想的
な剪断強さを選択出来、高品質のポリマーを製造するこ
とが出来る。
【0049】本発明の他の実施例を図9及び図10で説
明する。図9はその全体構成図を示すものであり、30
は図4、図5に示したような撹拌装置、50は2軸の撹
拌翼に動力を伝えるギアボックス、51は撹拌装置の回
転軸の駆動源、52は駆動装置の回転数を制御する制御
装置、53は装置内の温度変化を検出するセンサでその
信号を制御装置52へ伝える。
【0050】また、図10は図9の装置の運転特性を示
すグラフである。本装置は、高速回転N2と低速回転N1
を、運転周期T2とT1でそれぞれ繰返すパターン55に
従って運転される。高速回転での運転中に発生した撹拌
熱を低速回転で運転することにより、全体で発生する撹
拌熱の量を押えることができる。これにより装置30内
の急激な温度上昇を抑制することができる。この時、温
度センサ53により検知された槽内の温度変化に基づい
て、槽内の温度を所定の範囲に維持すべく、制御装置4
2により運転周期T2とT1が、決定される。
【0051】次に、本発明の他の実施例について図11
により説明する。この実施例は図4〜図5に示した実施
例の装置に対して、装置の中間部に仕切60で仕切られ
た室61を設け、この室に、前後の撹拌翼31〜34よ
り剪断作用の小さい撹拌翼62を取り付けたものであ
る。本実施例では掻き取り部材のついた円板状の撹拌翼
62を組み込んである。円板型の撹拌翼62は処理液に
与える剪断作用はあまり大きくないが表面更新性能に優
れた撹拌翼である。従って、上流側の撹拌翼31〜34
で強い剪断作用を受けた液はこの部分で表面更新作用を
受けて反応が進むと共に、緩い剪断作用のために液の温
度上昇が押えられる。またこの部分の撹拌翼はホールド
アップも大きく装置の壁面との伝熱性能も良いので、処
理液の冷却効果が大きくなる利点がある。
【0052】なお、図11に示した実施例の装置の中間
部に設けた円板62に代えて棒状の撹拌部材を設けても
よい。この場合は、棒状部材による撹拌作用で処理液の
放熱を図るものである。このように、上流側で発生した
撹拌熱をこの中間部で積極的に放熱することにより、処
理液の温度上昇を防止することができる。また、装置中
間部の仕切60は必要に応じて両側、あるいは前段か後
段のどちらかに設けてもよく、あるいはまた取り付けな
くても良い。さらに、本実施例では装置の中間部に剪断
作用の弱い撹拌区間を設けたが、操作条件によっては装
置の上流側あるいは下流側のみに剪断作用の強い撹拌区
間を設け、これと剪断作用の弱い撹拌区間を組み合せる
ようにしてもよい。
【0053】次に、図12〜図14において、図4の撹
拌装置における撹拌翼部材32a,31bの変形例の詳
細を示す。撹拌翼部材32aと撹拌翼部材31bの向か
い合う面内において、雫形の頭部から回転軸の中心へ向
かう線70から、撹拌翼部材31bの回転方向にある面
内の線71へ向けて直線的に切り欠いた線72がある。
すなわちこれらの線70,71,72によって囲まれる
部分73が切り欠いてある。これにより、第2剪断場の
面積は半減し、発熱量がおさえられる。また、処理液は
この切り欠いた部分を通るので、撹拌翼部材31b,3
2bの間への噛み込みが良くなり、剪断作用を効率良く
出来る利点がある。
【0054】本発明の他の実施例を図15により説明す
る。この実施例において、回転翼80aは軸の径と同じ
幅の矩形の平行平板である。筒状容器10、処理物入口
ノズル14、処理物出口ノズル15、揮発物出口ノズル
16及び扇形状の固定翼18a,18bの構造は前述の
図1において説明した構造と同じである。処理物入口付
近では、被処理液の粘度が低粘度であるため、剪断面の
大きい回転体、すなわち、扇形状の回転体12a,12
bを用いる。一方、処理物出口付近では、被処理液の粘
度が高粘度であるため、剪断面の比較的小さい回転体、
すなわち、平行平板状の回転体80a,80bを用い
る。このように剪断面の異なる異種の回転体の組み合わ
せで構成することにより、被処理液の状態に応じた剪断
力を与えることができる。
【0055】あるいはまた、処理物入口付近では、被処
理液の粘度が低粘度であるため、剪断面の大きい回転
体、例えば図16に示すような平行板状の回転部材80
a,80bと扇形形状の回転体12a,12bの組み合
わせを用い、一方、処理物出口付近では、処理液の粘度
が高粘度であるため、剪断面の比較的小さい回転体、例
えば平行板状の回転体80a,80bだけを用いてもよ
い。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば、一般のリアクターでは
得られなかった剪断速度1000/s程度を容易に得る
ことができるので、高分子系樹脂、エンジニアリングプ
ラスチック等の高粘度物質を処理できる。また、滞留時
間の長い撹拌装置を提供することができるため、一般の
押出機では2〜3機連続して設置しなければならなかっ
たものを、一機ですませられ、設置面積、コスト共に低
減できる。
【0057】さらに、多段に組み合わせた撹拌翼を構成
し、あるいは撹拌翼部材間の隙間量を調整することによ
り、用途に応じて、剪断強さを制御したり、発熱による
温度上昇を抑制しながら、しかも高品質の製造物を生産
できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例になる撹拌装置の横断面を示
す図である。
【図2】図1のA−A断面図である。
【図3】本発明の効果を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例の撹拌装置の横断面を示す
図である。
【図5】図4のC−C断面図である。
【図6】本発明の他の実施例になる撹拌装置の縦断面図
である。
【図7】本発明の他の実施例になる撹拌装置の縦断面図
である。
【図8】本発明の他の実施例の撹拌装置の横断面を示す
図である。
【図9】本発明の撹拌装置を制御するシステムの一例を
示す図である。
【図10】図9の装置における制御パターンを示す図で
ある。
【図11】本発明の他の実施例の撹拌装置の横断面を示
す図である。
【図12】本発明の撹拌装置における撹拌翼の変形例を
示す平面図である。
【図13】図12の翼をB−B方向から見た図である。
【図14】図12のC−C断面図である。
【図15】本発明の他の実施例になる撹拌装置の縦断面
図である。
【図16】本発明の他の実施例になる撹拌装置の縦断面
図である。
【符号の説明】
1…剪断速度軸、2…滞留時間軸、3…粘度軸、10…
筒状容器、11a,11b…回転軸、12a,12b…
回転体、13a,13b…回転体軸受、14…処理物入
口ノズル、15…処理物出口ノズル、16…揮発物出口
ノズル、17a,17b…水平撹拌部、18a,18b
…扇形形状の板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木村 信夫 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 小田 親生 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 中元 英和 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 神崎 淳光 山口県下松市東豊井794番地 日立テクノ エンジニアリング株式会社笠戸事業所内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】処理物の入口と出口を有する筒状容器内
    に、平行に配置された複数の回転軸と、各回転軸に設け
    られた複数個の回転翼と、回転軸の駆動装置とを備えた
    粘性物質の撹拌装置において、 前記各回転翼が、180度以下の狭角を有する板状部材
    によって構成され、 隣接する2つの前記回転軸上に、半径方向に相互に重な
    り、軸方向に狭い間隙を有する一対の回転翼が多段に配
    置され、 前記各回転翼の外周と前記容器の内壁面との間に各々第
    1の剪断場を有し、 前記隣接する回転軸上の一対の回転翼の側面間に各々第
    2の剪断場を有することを特徴とする撹拌装置。
  2. 【請求項2】前記各回転翼が、扇形の板状部材によって
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の撹拌装
    置。
  3. 【請求項3】前記各回転翼が、雫形の板状部材によって
    構成されていることを特徴とする請求項1記載の撹拌装
    置。
  4. 【請求項4】前記各回転翼が、前記容器の入口近傍では
    扇形の板状部材によって構成され、前記容器の出口近傍
    では矩形の平板部材によって構成されていることを特徴
    とする請求項1記載の撹拌装置。
  5. 【請求項5】処理物の入口と出口を有する筒状容器内
    に、平行に配置された複数の回転軸と、各回転軸に設け
    られた複数個の回転翼と、回転軸の駆動装置とを備えた
    粘性物質の撹拌装置において、 前記各回転翼が、180度以下の狭角を有する板状部材
    によって構成され、 隣接する2つの回転軸上に、半径方向に相互に重なり、
    軸方向に狭い間隙を有する一対の回転翼が多段に配置さ
    れ、 前記筒状容器内でかつ前記隣接する2つの回転軸の外側
    に、前記一対の回転翼と対を成す扇形固定翼が多段に設
    けられ、 前記各回転翼の外周と前記容器の内壁面との間に各々第
    1の剪断場を有し、 前記隣接する回転軸上の一対の回転翼側面間に各々第2
    の剪断場を有し、 前記各一対の回転翼の側面と、前記各扇形固定翼との間
    に第3の剪断場を有することを特徴とする撹拌装置。
  6. 【請求項6】処理物の入口及び出口を有する筒状容器内
    に平行に配置された複数の回転軸と、これらの各回転軸
    にそれぞれ軸方向に多段に設けられた回転翼と、前記回
    転軸の駆動装置とを備え、前記回転翼によって容器内の
    処理物を撹拌する粘性物質の撹拌装置において、 2枚の雫形の板部材を180度ずらして1組の第1回転
    翼を構成し、該第1回転翼を前記一方の回転軸上に、順
    次一定の位相角を持たせて多段配置し、 前記第1回転翼と0度もしくは90度の位相角を持つ1
    組の第2回転翼を構成し、該第2回転翼を前記他方の回
    転軸上に、順次一定の位相角を持たせて多段配置し、 前記各回転翼の外周と前記容器の内壁面との間に各々第
    1の剪断場を有し、 前記各段の第1回転翼と第2回転翼の間に各々第2の剪
    断場を有することを特徴とする撹拌装置。
  7. 【請求項7】処理物の入口と出口を有する筒状容器内
    に、平行に配置された複数の回転軸と、各回転軸に設け
    られた複数個の回転翼と、回転軸の駆動装置とを備えた
    粘性物質の撹拌装置において、 前記各回転翼が、180度以下の狭角を有する板状部材
    によって構成され、 前記各回転翼の外周と前記容器の内壁面との間に各々狭
    い間隙の第1の剪断場が形成され、 隣接する2つの前記回転軸上に、半径方向に相互に重な
    り、軸方向に狭い間隙を有する一対の回転翼が多段に配
    置され、 前記隣接する回転軸上の一対の回転翼の側面間に、各
    々、間隙が前記入口から出口に向かって順次増大する第
    2の剪断場を有することを特徴とする撹拌装置。
  8. 【請求項8】処理物の入口及び出口を有する筒状容器内
    に平行に配置された複数の回転軸と、これらの各回転軸
    にそれぞれ軸方向に多段に設けられた回転翼と、前記回
    転軸の駆動装置とを備え、前記回転翼によって容器内の
    処理物を撹拌する撹拌装置において、 前記各回転翼が、180度以下の狭角を有する板状部材
    によって構成され、 前記各回転翼の外周と前記容器の内壁面との間に各々狭
    い間隙の第1の剪断場が形成され、 隣接する2つの前記回転軸上に、半径方向に相互に重な
    り、軸方向に狭い間隙を有する一対の回転翼が多段に配
    置され、 前記隣接する回転軸上の一対の回転翼の側面間に、各々
    狭い間隔の第2の剪断場を有し、 前記第2の剪断場は、前記入口付近及び出口付近におい
    て剪断作用が強く、中間部分で剪断作用の弱い構成であ
    ることを特徴とする撹拌装置。
  9. 【請求項9】筒状容器内に平行な2つの回転軸を設置
    し、これら2つの回転軸にそれぞれ多段に回転翼を設
    け、該回転翼の外周端が容器内周面と微小な隙間を保っ
    て回転する第1の剪断場を形成する様に構成された高粘
    性物質の連続処理装置において、 前記2つの回転軸上に雫形翼部材を多段に重ね合せて回
    転翼を構成し、 前記一方の回転軸には2枚の雫形翼部材を180度ずら
    して1組の第1回転翼を形成し、該回転翼を所定の位相
    角を持って軸方向に複数段設置し、 前記他方の軸には2枚の雫形翼部材を180度ずらして
    形成した1組の第2回転翼を前記一方の軸に取り付けた
    第1回転翼と0度あるいは90度の位相角を持つように
    構成した1段の回転翼とし、該回転翼を軸方向に微小の
    隙間を保って回転し第2の剪断場を形成するように複数
    段設置し、 前記雫形部材で構成された第1、第2の回転翼間に該回
    転翼より剪断作用の弱い第3の回転翼を取り付けて第4
    の剪断場を形成したことを特徴とする高粘性物質の連続
    処理装置。
  10. 【請求項10】前記第2の剪断場を形成する第1、第2
    の回転翼の一部を切り欠いて、前記間隔を増大させたこ
    とを特徴とする請求項9記載の高粘性物質の連続処理装
    置。
  11. 【請求項11】処理物の入口と出口を有する筒状容器内
    に、平行に配置された複数の回転軸と、各回転軸に設け
    られた複数個の回転翼と、回転軸の駆動装置とを備え、
    前記各回転翼が、180度以下の狭角を有する板状部材
    によって構成され、隣接する2つの前記回転軸上に、半
    径方向に相互に重なり、軸方向に狭い間隙を有する一対
    の回転翼が多段に配置され、前記駆動装置が前記各回転
    軸の回転数を制御する手段を備えた撹拌装置における高
    粘性物質の連続処理であって、 前記各回転軸を同方向に回転させることにより、前記各
    回転翼の外周と前記容器の内壁面との間に各々第1の剪
    断場を形成し、前記隣接する回転軸上の一対の回転翼の
    側面間に各々第2の剪断場を形成し、前記入口から導入
    された処理物を前記第1、第2の剪断場で連続的に混練
    し、前記出口へ送り出すことを特徴とする粘性物質の撹
    拌方法。
  12. 【請求項12】前記各回転軸の回転数を周期的に増減す
    ることを特徴とする請求項11記載の粘性物質の撹拌方
    法。
JP5008042A 1992-03-18 1993-01-21 粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置 Pending JPH05320357A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5008042A JPH05320357A (ja) 1992-03-18 1993-01-21 粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4-61866 1992-03-18
JP6186692 1992-03-18
JP5008042A JPH05320357A (ja) 1992-03-18 1993-01-21 粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05320357A true JPH05320357A (ja) 1993-12-03

Family

ID=13183476

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5008042A Pending JPH05320357A (ja) 1992-03-18 1993-01-21 粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPH05320357A (ja)
KR (1) KR100253760B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011053049A3 (ko) * 2009-10-29 2011-10-06 (주)Lg화학 교반장치 및 이에 구비되는 교반후크
CN115504663A (zh) * 2022-08-29 2022-12-23 炬石玄纤科技(安阳)有限公司 一种用于玄武岩全电熔窑炉加料系统装置

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101202216B1 (ko) 2010-08-31 2012-11-16 서울시립대학교 산학협력단 초파리를 이용한 실내 대기 유해물질의 검출 방법

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4230194C2 (de) * 1992-09-09 1995-07-27 Joerg Dr Med Gerlach Reaktor zur Züchtung und zur Nutzung von Stoffwechselleistungen und/oder zum Erhalt von Mikroorganismen

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2011053049A3 (ko) * 2009-10-29 2011-10-06 (주)Lg화학 교반장치 및 이에 구비되는 교반후크
CN102725061A (zh) * 2009-10-29 2012-10-10 Lg化学株式会社 搅拌器和设置于该搅拌器中的搅拌钩
JP2013509289A (ja) * 2009-10-29 2013-03-14 エルジー・ケム・リミテッド 撹拌装置及びそれに備えられる撹拌フック
TWI392541B (zh) * 2009-10-29 2013-04-11 Lg Chemical Ltd 攪拌裝置及其之攪拌鈎
US8961001B2 (en) 2009-10-29 2015-02-24 Lg Chem, Ltd. Agitator and agitating hook provided therein
CN102725061B (zh) * 2009-10-29 2015-07-15 Lg化学株式会社 搅拌器和设置于该搅拌器中的搅拌钩
US9144776B2 (en) 2009-10-29 2015-09-29 Lg Chem, Ltd. Agitator and agitating hook provided therein
CN115504663A (zh) * 2022-08-29 2022-12-23 炬石玄纤科技(安阳)有限公司 一种用于玄武岩全电熔窑炉加料系统装置

Also Published As

Publication number Publication date
KR100253760B1 (ko) 2000-06-01
KR930019366A (ko) 1993-10-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR0173472B1 (ko) 교반기
US3471131A (en) Continuous mixing apparatus
CN1272096C (zh) 连续搅拌装置和聚合物树脂的连续缩聚方法
JP2008506512A (ja) ダイナミックミキサー
CN102164660B (zh) 通过强剪切力进行连续分散的装置
KR100539400B1 (ko) 다중 날개를 가진 교반스크류 및 교반장치
US6863432B2 (en) Dynamic mixer
JPH05320357A (ja) 粘性物質の撹拌方法及び撹拌装置
US6260995B1 (en) Mixing apparatus
Todd Mixing of highly viscous fluids, polymers, and pastes
US7964059B2 (en) Large volume reactor or thin film evaporator with a premixing unit
JPS6362532A (ja) 撹拌混合装置
JPH06218260A (ja) 高粘性物質の連続処理装置
JPH0871395A (ja) 横型2軸を備えた高粘度液連続処理装置の使用方法
JP7751287B2 (ja) 製造装置
JP3197179B2 (ja) 攪拌装置
JP2004106439A (ja) 石膏スラリー撹拌機
JPH0699429A (ja) 高粘性物質の連続処理装置
EP0487310A1 (en) Mixing device and mixing method
KR101340712B1 (ko) 드래프트 튜브를 구비한 혼합 장치
JP2000204164A (ja) 連続重縮合装置及び方法
JP3197194B2 (ja) 攪拌装置
EP4085994B1 (en) Mixing device
JPH0732355A (ja) 高粘性物質の連続処理装置
JP2020044536A (ja) 混練撹拌装置用撹拌翼構造