JPH05320694A - 汚染物除去用組成物およびその製造法 - Google Patents

汚染物除去用組成物およびその製造法

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JPH05320694A
JPH05320694A JP4156098A JP15609892A JPH05320694A JP H05320694 A JPH05320694 A JP H05320694A JP 4156098 A JP4156098 A JP 4156098A JP 15609892 A JP15609892 A JP 15609892A JP H05320694 A JPH05320694 A JP H05320694A
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Hiroshi Ebara
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Yoshifumi Matsuda
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一英 桃井
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昌宏 松田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】広範な用途に適用出来、溶液型から固形型まで
の広い形態を有し、特に従来困難であったその中間型の
形態を有する汚染物除去用組成物を開発すること。 【構成】組成式がC1016で表される非共役型二重結合
を二個有するテルペン系炭化水素、水溶性ポリサッカラ
イド、界面活性剤、水溶性アルカリ金属塩またはアルカ
リ土類金属塩および水もしくは水−ポリオール混合物か
らなる組成物が汚染物除去用組成物として極めて好適な
ものであること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、汚染物除去用組成物お
よびその製造法に関し、更に詳しくは油性インキ、油性
ペンキ、食用油、機械油、タール、ピッチ、ガム状物、
グリース、接着剤残留物、アスファルト、鳥獣類の汚
物、食物汁・残渣ならびに各種のしみ類を効果的に除去
出来る組成物に関し、プラスチックス工業、皮革工業、
金属工業、陶磁器工業、繊維工業、車輌工業、印刷工
業、建築・土木工業等において有用なものであるほか、
日用品、事務用品或いは病院用品等としても便利に用い
られる。
【0002】
【従来の技術】従来から汚染物除去用物質としては、溶
液型のものとしてはシンナー、フロン類、トリハロエタ
ン、トリクレン、パークレン、界面活性剤を含む水溶液
等が用いられており、固形型のものとしては石鹸、粉末
洗剤或いは磨き砂等が使用されている。
【0003】この溶液型と固形型の中間の製品としては
液体洗剤、シャンプー或いは界面活性剤入りの磨き砂、
軟石鹸、界面活性剤入りペースト等が知られている。こ
れらのその使用法については油性型汚染物用と水性型汚
染物用とに大別されており、その用法を誤ると効果が減
殺されて目的を達しない場合が多かった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ここにおいて本発明者
等は広範囲な用途に適応出来、例えば繁用されている油
性インキとか接着剤等に対しても簡単に使用出来る汚染
物除去用組成物およびその製造法に関して鋭意研究を行
い、水性液中における界面活性剤のミセル状態と有機溶
剤のこのミセル領域への安定分散という、新しい超微散
系の物性を解明することが重要であることを知った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は多数の実験
を通じて、前記した有機溶剤としては特定のテルペン系
炭化水素、つまり適当なシクロヘキセン環を有する化合
物が物理的にも、安全性からみても最も適合しており、
しかもこのテルペン系炭化水素に相互作用を及ぼす分散
用高分子としては分子中にピラノーズ環を有する水溶性
ポリサッカライドが最適であることを解明した。
【0006】本発明者等は、上記新事実に基づき、更に
研究を続けた結果、組成式がC1016で表される非共役
型二重結合を二個有するテルペン系炭化水素20〜60
重量部、水溶性ポリサッカライド0.5〜5.0重量
部、界面活性剤0.5〜30.0重量部、水溶性無機塩
0.01〜3.00重量部および水もしくは水−ポリオ
ール混合物30〜70重量部よりなる組成物が、汚染物
除去用組成物として極めて優れたものであることを見出
したのである。
【0007】また、組成式がC1016で表される非共役
型二重結合を二個有するテルペン系炭化水素20〜60
重量部を、界面活性剤0.5〜30.0重量部の存在下
で、水もしくは水−ポリオール混合物に分散した後、水
溶性ポリサッカライド0.5〜5.0重量部を溶解した
水もしくは水−ポリオール混合物の溶液に加え、水溶性
無機塩0.01〜3.00重量部の存在下において、増
粘もしくはゲル化させる時には、極めて品質の良好な汚
染物除去用組成物の得られることを明らかにした。
【0008】
【発明の構成並びに作用】組成式がC1016で表される
テルペン系炭化水素には、分子中に含まれる二個の二重
結合が共役になっている場合と、非共役になっている場
合とがある。共役しているテルペン系炭化水素は溶解力
が非共役のものに較べてやや大きいのが、一方水等に対
する親和性も大きすぎて却って汚染物への転移・除去性
に問題があることが認められた。
【0009】例えば、組成式C1016で表される共役型
テルペン系炭化水素としてはミルセン、アロオシメン、
α−テルピネン、α−フェランドレン、γ−フェランド
レン、メノゲン等があるが、これらよりも、本発明にい
う非共役型のテルペン系炭化水素、例えばリモネン、ジ
ペンテン、β−テルピネン、γ−テルピネン、イソリモ
ネン、テルピノーレン、カルベストレン、シルベストレ
ン等は水等に対する親和性は若干弱いけれども、水系ミ
セル内での汚染物への転移性ならびに溶解性が良好であ
り、汚染物の除去効果はこれらの方が好ましいことが認
められた。
【0010】本発明に用いられる水溶性ポリサッカライ
ドとしてはデキストリン、カチオン化デンプン、アルギ
ン酸またはその塩、カラギーナン、ジェランガム、ロー
カストビーンガム、グアーガム、アラビアガム、トラガ
ントガム、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースまたはその塩、カルボキシメチルデンプン
またはその塩、グルコマンナン、ザレツプマンナン、植
物(トロロアオイ、海藻、トロロイモ、ガンビル、ネ
ギ、ヤブガラシ、ワラビ、タブノキ、オレンジ内皮等)
粘液質の中から選ばれるもので、単独もしくは複数の混
合物で用いられることが多い。
【0011】この水溶性ポリサッカライドのかわりにピ
ラノーズ環を含まない水溶性ポリマーであるポリビニル
アルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸、
ポリメタアクリル酸、ヒドロキシエチルアクリレートポ
リマー、ヒドロキシプロピルアクリレート、エチレン・
アクリル酸共重合体のアルカリ塩、ポリアクリル酸ナト
リウム、ポリアクリルアミド、ポリエチレンイミン、メ
チロール化ナイロン、カゼイン、ポリエチレンオキシ
ド、ポリプロピレンオキシドおよび水溶性ポリエステル
等の水溶性ポリマーは、上記の本発明にいうテルペン系
炭化水素との親和性が大きすぎるため、汚染物除去作用
が減殺されるのである。そしてこれらのビニル系とかポ
リアミド系の水溶性合成高分子ではチキソトロピー現象
が発現する場合があり、本発明の用途向け製品としては
不適当であった。
【0012】本発明に於いて使用する界面活性剤として
は、イオン界面活性剤(アニオン型、カチオン型または
両性イオン型)または非イオン界面活性剤の何れでも使
用出来るが、本発明の組成物調製時には、通常高速撹拌
が採用されるため、著しい発泡を防止する見地より、例
えばサポニンのようなグルコシド類とか蛋白質類は好ま
しくない。
【0013】水溶性アルカリ金属塩またはアルカリ土類
金属塩としては、アルカリ金属(Li、Na、K、C
s)またはアルカリ土類金属(Ca、Mg、Ba、S
r)の塩化物、臭化物、硝酸塩、亜硝酸塩、硼フッ化水
素酸塩、珪フッ化水素酸塩が例示出来、その他水溶性の
フッ化物、珪酸塩、硼酸塩、リン酸塩、硫酸塩、有機酸
塩、スルホン酸塩の単独或いは混合物が用いられる。も
っともポリサッカライドが予めアルカリ塩(例えばアル
ギン酸ナトリウム、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム)になっている場合とか、界面活性剤がアルカリ塩
(例えばアルキル硫酸ナトリウム、アルキルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム)になっている場合、これらのアル
カリ塩は水溶性アルカリ金属塩またはアルカリ土類金属
塩としては勘定しなくてよいが、これらに含まれる不純
物(ビルダーを含む)はアルカリ塩と見なされる。
【0014】水溶性アルカリ金属塩またはアルカリ土類
金属塩の金属分とは、これらに含有されるアルカリ金属
イオンまたはアルカリ土類金属イオンを常法に従って定
量分析し、それらを夫々酸化アルカリ金属(例えばNa
2O、K2O等)、または酸化アルカリ土類金属(例えば
CaO、MgO、BaO等)として計算された値であ
る。
【0015】金属分(酸化物として)0.01〜3.0
0重量部という量は、本発明の増粘液〜ゾル〜ゲル中に
おけるミセル・マトリックスを安定化させるのに役立
ち、しかも水溶性ポリサッカライド等を凝集沈殿させる
程度の量であってはならない量である。この適量が0.
01〜3.00重量部であり、特に好ましくは0.07
〜2.50重量部である。即ち0.01重量部未満で
は、ミセル・マトリックスにゆらぎを生じて安定化せ
ず、3.00重量部より多くなると、液中ミセルが破壊
され相分離を起こして凝集沈殿する原因となることが多
くの実験から確かめられた。
【0016】本発明は上記のような各成分が溶剤として
の水もしくは水−ポリオール中に分散乃至乳化した状態
となっているものであり、この適当量は30〜70重量
部、特に好ましくは40〜60重量部であることが実験
的に判明した。
【0017】この際のポリオールとしては例えばエチレ
ングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレング
リコール、テトラエチレングリコール、プロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コール、グリセリン、ジグリセリン、ペンタエリスリト
ール、ジペンタエリスリトール、トリメチロールプロパ
ン、エチレンプロピレングリコール、ブチレングリコー
ル、ヘキシレングリコール、ジエタノールアミン、トリ
エタノールアミン、チオジグリコール等を例示出来、こ
れ等は水に1〜30重量%溶解した水溶液として使用さ
れる。これらのポリオールは水の蒸発遅延ならびにミセ
ル・マトリックスのゆらぎ現象防止の目的で使用出来る
ものである。
【0018】尚、汚染物の除去作用を機械的に増粘する
目的で適当な無機物が微粉末またはゾルとして加えられ
ることがある。その無機成分としては、例えばシリカ、
タルク、珪酸アルミニウム、粘土、カオリン、炭粉、ベ
ントナイト、アタパルジヤイト、アルミナ、ジルコニ
ヤ、チタニア、亜鉛華、硫酸バリウム、硫酸カルシウ
ム、酸化鉄、炭酸カルシウム、ドロマイト、緑泥石、ハ
イドロアパタイト等がある。また同じ目的で有機フィラ
ー微粉末例えば木粉、木の実の殻粉末、繊維素粉末、皮
革粉末、豆類粉末、デンプン、蛋白質粉末、石炭粉末等
を若干量含有させてもよい。但し、本発明の特徴とする
各成分の相互作用や配合物の安定性を阻害しないよう、
溶解度、比重、表面酸度(又は塩基度)、等電点、粒子
形状、平均粒径、吸油性、吸水性並びに添加量について
は充分なる配慮をすることが好ましい。
【0019】本発明の組成物を製造するに際しては、前
記組成式がC1016で表される非共役型テルペン系炭化
水素20〜60重量部、特に好ましくは25〜50重量
部を、先ず界面活性剤0.5〜30.0重量部、特に好
ましくは0.7〜20.0重量部の存在下で、水または
水−ポリオール混合物に高速撹拌下で乳液状に分散し、
これを上記した水溶性ポリサッカライド0.5〜5.0
重量部、特に好ましくは1.0〜4.0重量部を溶解し
た水及び水−ポリオール混合物と混合する。
【0020】この混合は高速撹拌下(例えば500〜
5,000rpm)で行われる。水溶性アルカリ金属塩
またはアルカリ土類金属塩(これは多くの場合予め水溶
液にしておく)の添加は、水溶性ポリサッカライドの溶
液、界面活性剤が加えられた溶液或いは全部が加えられ
た乳化分散液のいずれかに一時にあるいは若干量ずつ分
割して加えられ、最後に強く撹拌する。水溶性ポリサッ
カライドの水溶液の濃厚なものを調製するには溶解、撹
拌は室温〜100℃、特に好ましくは30〜90℃で行
われるが、この溶液に対するテルペン系炭化水素の乳化
液の添加は、多くの場合70℃以下、特に好ましくは6
0℃以下で行われた後放冷される。
【0021】この放冷中に於いて、ミセルの形成とテル
ペン系炭化水素との微粒子分散が達成され、石鹸様のも
の、食用コンニャク様のもの、ゼリー様のもの、クリー
ム様のもの、あるいはドレッシング様の固さのものまで
含まれる。これ等半固体から流動体に至る形態は、その
使用目的に応じて選択出来る。
【0022】本発明者等は各成分の量的な関係、特にこ
れと製品の安定性並びに用途との関係についても多くの
研究を行った結果、本発明組成物の最終的な市場への提
供形態としては極めて広い範囲で決定出来ることが判明
した。例えば、スティック状固形物、プラスチックス容
器入りゲル状物、金属缶入りゲル状物、プラスチックス
袋入りゾル状物、金属チューブ入りゾル状物、プラスチ
ックスチューブ入りゾル状物、プラスチックス袋入りク
リーム状物、金属チューブ入りクリーム状物、プラスチ
ックスチューブ入りクリーム状物、瓶入りクリーム状物
あるいはスプレー用ドレッシング状物等の形態となしう
るものである。本発明の製品は、これを汚染物の上にこ
すり付け、ついで紙、布あるいはモップ等で擦拭すれば
汚染物が除かれるので、その使用が極めて容易である。
【0023】
【実施例】本発明者等は本発明に関して多くの実験を行
い、本発明の優秀性を明らかにしたのであるが、更に本
発明の技術的内容を解説するため、代表的なものを以下
に実施例として示すことにする。従って、本発明は以下
に示された実施例に限定されて解釈されるべきではな
く、本発明の趣旨と精神とを逸脱しない限り、任意にそ
の実施態様を変更して実施し得ることは当然である。
【0024】
【実施例1】精製水300mlにカラギーナン19g及
びカルボキシメチルデンプンナトリウム5g及びグアー
ガム1gを投入し、85℃に加温して高速撹拌(2,2
00rpm)して溶解し、これを(A)液とする。
【0025】精製水300mlにノニルフェノールエチ
レンオキシド・プロピレンオキシド付加物25g及びド
デシルベンゼンスルホン酸ナトリウム5gを溶解して、
この水溶液にリモネン320gを加えて高速撹拌(70
0rpm)し、完全に乳化させて、これを(B)液とす
る。
【0026】(A)液を60℃に冷却して、これに
(B)液を加えて高速撹拌(2,000〜3,000r
pm)しつつ、塩化カリウム4gを含む飽和水溶液を加
えて全体が均一になれば暫時放置後、プラスチックス枠
型に流し込んで10℃まで冷却し、成型する。この成型
品は白色のコンニャク様のゲルであり、マジックイン
キ、タール、ピッチの付着した金属製品の清浄化に用い
ると、よく清浄化された。
【0027】
【実施例2】実施例1に於いて(B)液の精製水のかわ
りにジグリセリンを30%含む水溶液を用いて同様に処
理した。やや弾力性のあるゲル化物が得られ、これを口
紅用の空ケースに充填した。これは主としてマジックイ
ンキの消去に用いられる。このスティックによりマジッ
クインキ塗布物を摩擦した後、ティッシュペーパーで拭
き去れば金属面、プラスチックス面、大理石面、ゴム面
あるいはセラミック面のインキが除去された。
【0028】
【実施例3】精製水300gにジェランガム6.0g、
カルボキシメチルセルロースナトリウム0.5g及びデ
キストリン0.2gを加えて高速撹拌(2,000rp
m)しつつ、90℃に加熱し溶解させ、これを(A)液
とする。
【0029】一方、ジペンテン300gを10%のグリ
セリンを含む水溶液350mlにドデシル硫酸ナトリウ
ム3.0g、塩化カリウム1.0gを用いて乳化し、こ
れを(B)液とする。
【0030】(A)液と(B)液とを50〜60℃にお
いて高速撹拌(1,600rpm)した後、プラスチッ
クス容器に流し込むと、軟らかい石鹸状のしかも弾力性
のあるゲルが得られた。このものは接着剤残留物、アル
ファルト付着物等自動車用品の汚染物除去用として最適
であり、また印刷工場の器物やポリウレタンフロアーの
汚点除去用として優秀であった。また織物のしみ抜きに
も応用出来た。
【0031】
【実施例4】蒸留水40mlにカルボキシメチルセルロ
ースナトリウム0.5g、ローカストビーンガム0.2
g及びアラビアガム0.3gを室温で溶解して(A)液
とする。
【0032】一方、蒸留水30mlにラウリル硫酸ナト
リウム6g、硫酸ナトリウム0.5gおよびβ−テルピ
ネン30gを分散させ、これを(B)液とする。
【0033】(A)液に、(B)液とアエロジルシリカ
3.0gを加えて高速撹拌(2,000rpm)を行っ
た後、この混合物ゾルをプラスチックスチューブに充填
する。このゲル化物はペーストゲル状でチューブより圧
出され、プラスチックス成型物やフィルムの汚染除去に
用いられる。ポリエチレンテレフタレート、ポリアミ
ド、ポリブチレンテレフタレート、ABS樹脂、ポリエ
チレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、(メタ)
アクリレート樹脂板等に付着した油類、手垢、指紋等を
効果的に除去出来た。これは油汚れた皮膚の清浄にも用
いられた。
【0034】
【実施例5】蒸留水350mlに、ヒドロキシプロピル
セルロース5g及びザレップマンナン5gを高速撹拌
(1,500rpm)して溶解し、これにアエロジルア
ルミナ8gを加えて更によく分散して、これを(A)液
とする。
【0035】一方、蒸留水300mlに局方塩化ベンゼ
トニウムの50%液100g、局方塩化ベンザルコニウ
ムの50%液100gを撹拌して溶解し、これを(B)
液とする。
【0036】次いで(B)液を室温で高速撹拌(1,0
00rpm)しつつ、オレンジ果皮油(d−リモネン9
0%含有)200gとレモン果皮油(d−リモネン87
%含有)100gを徐々に加えて乳化した後、これに
(A)の50℃に加温した混合物ならびに亜硝酸カルシ
ウム5gを加えて高速撹拌(2,500rpm)すると
非常に芳香性の良い塗布し易いペーストゾルが得られ
た。このものは汚染物除去性と殺菌効果があるため、
畳、会議場、電車、駅舎、病院等の壁とか器物の清浄化
のために用いられ、実際に使用した所、よく清浄化が達
成された。
【0037】
【実施例6〜10、および比較例1〜5】リモネン50
g、ラウリル硫酸ナトリウム5g、塩化カリウム1.0
gを精製水50gに投入して、充分撹拌して乳化し、こ
れを(A)液とする。
【0038】一方、表1に示す水溶性高分子4gを精製
水50gに投入し、よく混合して50〜60℃の(B)
液を作製しておく。(B)液を高速撹拌(1,800r
pm)しつつ(A)液を添加し20分後に冷却する。こ
こに得られたゾル〜ゲル化物について油性インキの塗布
物の除去作用を調べた結果は表1の通りである。評価基
準は以下の通り。尚、除去作業は実施例2と同じであ
る。 ◎:優 ○:良 △:可 ×:不可
【0039】
【表1】
【0040】
【実施例12〜17および比較例6〜10】実施例6〜
11に於いて、塩化カリウムのかわりに、表2に示す所
定の成分を加えた場合と、無添加の場合を調べた。その
結果は表2の通りであった。
【0041】
【表2】
【0042】
【実施例18〜21および比較例11〜15】蒸留水3
00gに、ジェランガム粉末6.0g、カルボキシメチ
ルセルロースナトリウム0.4gおよびグアーガム0.
3gを加えて高速撹拌(2,000rpm)しつつ、8
5℃に加熱して溶解させ、これを(A)液とする。
【0043】一方、表3に示すC1016なる組成の所定
のテルペン系炭化水素300g、ドデシルベンゼンスル
ホン酸ナトリウム3.0g、塩化カリウム0.7gおよ
び塩化カルシウム0.7gを蒸留水400gに投入して
撹拌して乳化し、(B)液を作製しておく。
【0044】この(A)液と(B)液とを50〜60℃
で混合して高速撹拌(2,000rpm)を30秒間行
い、アルミニウム容器に流し込んで冷却し、ゲルを生成
させる。このゲルを厚さ2mm程度にスライスしたもの
を、チューインガムの粘着した鉄板に重ね、室温で1時
間放置後、綿布で擦拭する。この結果は表3の通りであ
る。ガムの除去程度の評価は◎、○、△、×印で示し
た。この評価基準は実施例6〜10、および比較例1〜
5の表1と同じである。
【0045】
【発明の効果】本発明は汚染物除去用組成物とその製造
法に関するものであって、油性インキ、油類あるいはガ
ム類から接着剤等に至るまでの各種の汚染物を除去する
ための粘液〜ゾル〜固体形状の新しい組成物の商品化に
係るものである。本発明の完成によって、日用品から工
業用品に至るまでの広い応用が期待され、産業上に及ぼ
す本発明の効果は絶大なものであると言い得る。
【表3】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松永 藤尚 和歌山県和歌山市関戸2丁目10番8号 (72)発明者 加門 弘臣 和歌山県那賀郡岩出町紀泉台426−45番地 (72)発明者 江原 博 和歌山県那賀郡貴志川町長山277−801番地 (72)発明者 松田 善文 和歌山県那賀郡那賀町名手西野311番地 (72)発明者 桃井 一英 和歌山県和歌山市宇須3丁目3番39号 (72)発明者 松田 昌宏 兵庫県加古川市加古川町中津149番38号 (72)発明者 北野 尚男 大阪府大阪市阿倍野区播磨町3丁目1の6 −205

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】組成式がC1016で表される非共役型二重
    結合を二個有するテルペン系炭化水素20〜60重量
    部、水溶性ポリサッカライド0.5〜5.0重量部、界
    面活性剤0.5〜30.0重量部、水溶性アルカリ金属
    塩またはアルカリ土類金属塩の金属分(酸化物として)
    0.01〜3.00重量部および水もしくは水−ポリオ
    ール混合物30〜70重量部よりなることを特徴とする
    汚染物除去用組成物。
  2. 【請求項2】組成式がC1016で表される非共役型二重
    結合を二個有するテルペン系炭化水素20〜60重量部
    を、界面活性剤0.5〜30.0重量部の存在下で、水
    もしくは水−ポリオール混合物に分散した後、水溶性ポ
    リサッカライド0.5〜5.0重量部を溶解した水もし
    くは水−ポリオール混合物の溶液に加え、水溶性アルカ
    リ金属塩またはアルカリ土類金属塩の金属分(酸化物と
    して)0.01〜3.00重量部の存在下において、増
    粘もしくはゲル化させることを特徴とする、汚染物除去
    用組成物の製造法。
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